JP2000160528A - 土工車両用のアイスバーン切削装置 - Google Patents

土工車両用のアイスバーン切削装置

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JP2000160528A
JP2000160528A JP10341965A JP34196598A JP2000160528A JP 2000160528 A JP2000160528 A JP 2000160528A JP 10341965 A JP10341965 A JP 10341965A JP 34196598 A JP34196598 A JP 34196598A JP 2000160528 A JP2000160528 A JP 2000160528A
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JP
Japan
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blade
road surface
support
cylinder
vehicle
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Pending
Application number
JP10341965A
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English (en)
Inventor
Shigeru Morita
茂 森田
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時に支持体や昇降用のシリンダと路面と
の間に適切な間隔を確保して変形や損傷を生じ難くし、
ホイールローダのメンテナンスを容易にする。 【解決手段】 車両本体11が前輪側フレーム4と後輪
側フレーム5とを備えたホイールローダ1において、前
輪側フレーム4に支持体7の基端部を枢着し、支持体7
の先端部にアイスバーン切削用のブレード9を装着し、
支持体9と前輪側フレーム4との間にブレード昇降用の
シリンダ8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寒冷地の路面上に
生成されるアイスバーンを切削して剥離させ除去するた
めの、土工車両用のアイスバーン切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】路面上の積雪が加圧され氷結してアイス
バーンになると、除雪用のプラウを装備した土工車両で
は除去することが困難になる。そこで、アイスバーン切
削用のブレードが装着された支持体を、ホイールローダ
等の土工車両の後輪側フレームの下方に、前後の支持腕
で支持し、支持体と後輪側フレームとの間に昇降用のシ
リンダを設けて支持体とブレードを昇降可能とし、ブレ
ードを下降させて土工車両を走行させることにより、ア
イスバーンを切削するよう構成した土工車両用のアイス
バーン切削装置が提案されている(特開昭62−260
908号、特開平1−190836号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような土
工車両用のアイスバーン切削装置は、後輪側フレームの
下方に長大な構造物を介在させることになり、しかも作
業時にはアイスバーン切削用のブレードのみでなく、支
持体やシリンダがアイスバーンとなっている路面近くに
下降しているので、衝突による装置の変形や損傷を生じ
やすい。また、構造が複雑で部品点数も多くなり、高価
となる。しかも、後輪側フレームには、通常エンジン、
トルコンミッション、リヤアクスル等が装着されている
ので、アイスバーン切削装置が下方に介在していると土
工車両のメンテナンスがやり難くなるという問題があ
る。
【0004】本発明は、作業時においても支持体や昇降
用のシリンダと路面との間に適切な間隔が確保でき変形
や損傷が生じにくく、構造が簡単で、土工車両のメンテ
ナンスも容易な土工車両用のアイスバーン切削装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の土工車両用のア
イスバーン切削装置は、車両本体が前輪側フレームと後
輪側フレームとを備えた土工車両において、前輪側フレ
ームに支持体の基端部を枢着し、支持体の先端部にアイ
スバーン切削用のブレードを装着し、支持体と車両本体
との間にブレード昇降用のシリンダを設けている。
【0006】アイスバーンの切削作業を行う場合には、
シリンダを伸縮して支持体を前輪側フレームへの枢着点
を中心として回動させ、支持体の先端部に装着されてい
るアイスバーン切削用のブレードを下降させて氷結した
路面に押しつける。この状態で土工車両を走行させるこ
とにより、アイスバーンをブレードで切削して路面から
剥離させ除去する。
【0007】本発明のアイスバーン切削装置では、作業
時に路面近くまで下降するのは、支持体の先端部に装着
されているブレードのみであり、支持体やブレード昇降
用のシリンダと路面との間に適切な間隔が確保されるの
で変形や損傷が生じにくい。また、構造が簡単で部品点
数も少なく安価である。エンジン、トルコンミッショ
ン、リヤアクスル等が装着されている後輪側フレームの
下方には、アイスバーン切削装置が介在していないの
で、土工車両のメンテナンスが容易である。
【0008】支持体の先端部に車幅方向に延在するブレ
ード装着部を形成し、ブレードを取付角度が調整可能な
回動部材を介して、ブレード装着部に装着すると、路面
の状況に応じてブレードの切削角度を選択できるので、
より効果的な切削が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す土工車両用のアイスバーン切削装置を設けたホイール
ローダの側面図、図2はアイスバーン切削装置の側面
図、図3はアイスバーン切削装置の平面図、図4はアイ
スバーン切削装置の正面図、図5はアイスバーン切削装
置の分解斜視図、図6は図3のA−A線断面図、図7は
ブレードの取付角度調整の説明図、図8はブレードのビ
ット取付の説明図である。
【0010】ここで、ホイールローダ1は、車両本体1
1が、前輪2を設けた前輪側フレーム4と後輪3を設け
た後輪側フレーム5とを中央部で左右に屈曲可能に連結
したアーティキュレートタイプの土工車両である。ホイ
ールローダ1の前輪側フレーム4の後部の左右両側面に
は、アイスバーン切削装置6を取付けて支持するための
支持部材10が固設されている。
【0011】アイスバーン切削装置6は、アイスバーン
切削用のブレード9と、ブレード9を支持する支持体7
と、ブレード9昇降用のシリンダ8とで構成されてい
る。支持体7は、左右一対の支持腕12の先端部にブレ
ード装着部13が形成されたものであり、支持腕12の
基端部が前輪側フレーム4の支持部材10にブッシュ2
2とピン23を用いて枢着されている。ブッシュ22に
は、球面ブッシュを使用すると左右の芯狂いを吸収する
ことができる。この支持体7の支持腕12の先端部のブ
レード装着部13よりやや上方に、シリンダ8の一端が
ピン24で枢着され、シリンダ8の他端が支持部材10
にピン25で枢着されている。
【0012】ブレード装着部13は、車幅方向に中央よ
り左右両側がやや後方へ向かうように延在しており、こ
のブレード装着部13の後面には、ブレード9を装着す
るための複数のブラケット14が所定間隔で突設されて
いる。ブラケット14の間には、筒状の回動部材15が
配置され、取付軸17でブラケット14に取付けられて
いる。回動部材15には取付片16が設けられており、
この取付片16にブレード9がボルト20とナット21
で固定されている。ブレード9の下端縁には小型のビッ
ト29が嵌着されている。ブレード9の下端縁は、ブレ
ード9を下降させて路面Rに押しつけたとき水平となる
よう、若干テーパがつけられている。
【0013】ブレード装着部13の左右両端部のブラケ
ット14Eは、中間のブラケット14より大きく、その
後縁側にブレードの取付角度を調整するための角度調整
孔26A、26B、26Cが穿設されている。また、左
右両端部の回動部材15Eには角度調整板27が設けら
れており、この角度調整板27にはブラケット14Eの
角度調整孔26A、26B、26Cとは異なる間隔で角
度調整孔28D、28E、28Fが穿設されている。
【0014】角度調整板27の角度調整孔28Dをブラ
ケット14Eの角度調整孔26Aに合わせて、ピン30
を挿入しナット31で固定すると、ブレード9は図7上
のA位置となる。角度調整孔28Eを角度調整孔26B
に合わせると、ブレード9は図7上のB位置となる。角
度調整孔28Fを角度調整孔26Cに合わせると、ブレ
ード9は図7上のC位置となる。また、角度調整孔28
Eを角度調整孔26Aに合わせると、ブレード9は図7
上のD位置となる。D位置はブレード9の収納位置であ
る。このようにブレード9は、取付角度が調整可能にな
っている。
【0015】通常、ブレード9は、支持体7によって前
輪2と後輪3との間に支持されており、図3に鎖線で示
すように、最大旋回状態でもアイスバーン切削装置6に
よって走行に支障をきたさないようになっている。アイ
スバーンの切削作業を行う場合には、シリンダ8を伸長
して支持体7を前輪側フレーム4への枢着点であるピン
23を中心として回動させ、支持体7の先端部に装着さ
れているアイスバーン切削用のブレード9を下降させて
氷結した路面Rに押しつける。この状態でホイールロー
ダ1を走行させることにより、アイスバーンをブレード
9のビット29で切削して路面Rから剥離させ除去す
る。
【0016】ブレード9は、前輪2と後輪3との間に支
持されており、シリンダ8を伸長させると下向きに強く
路面Rに押しつけることができるので、車両本体11の
重量を有効に利用でき、効率良くアイスバーンを切削す
ることができる。また、路面Rの状況に応じてブレード
9の切削角度を選択できるので、より効果的な切削が可
能となる。
【0017】このアイスバーン切削装置6では、作業時
に路面R近くまで下降するのは、支持体7の先端部に装
着されているブレード9のみであり、支持体7やブレー
ド昇降用のシリンダ8と路面Rとの間に適切な間隔が確
保されるので変形や損傷が生じにくい。また、構造が簡
単で部品点数も少なく安価である。エンジン、トルコン
ミッション、リヤアクスル等が装着されている後輪側フ
レーム5の下方には、アイスバーン切削装置6が介在し
ていないので、ホイールローダ1のメンテナンスも容易
である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアイスバ
ーン切削装置では、作業時に路面近くまで下降するの
は、支持体の先端部に装着されているブレードのみであ
り、支持体やブレード昇降用のシリンダと路面との間に
適切な間隔が確保されるので変形や損傷が生じにくい。
また、構造が簡単で部品点数も少なく安価である。エン
ジン、トルコンミッション、リヤアクスル等が装着され
ている後輪側フレームの下方には、アイスバーン切削装
置が介在していないので、土工車両のメンテナンスが容
易である。
【0019】支持体の先端部に車幅方向に延在するブレ
ード装着部を形成し、ブレードを取付角度が調整可能な
回動部材を介して、ブレード装着部に装着すると、路面
の状況に応じてブレードの切削角度を選択できるので、
より効果的な切削が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す土工車両用のアイ
スバーン切削装置を設けたホイールローダの側面図であ
る。
【図2】アイスバーン切削装置の側面図である。
【図3】アイスバーン切削装置の平面図である。
【図4】アイスバーン切削装置の正面図である。
【図5】アイスバーン切削装置の分解斜視図である。
【図6】図3のA−A線断面図である。
【図7】ブレードの取付角度調整の説明図である。
【図8】ブレードのビット取付の説明図である。
【符号の説明】
1 ホイールローダ 2 前輪 3 後輪 4 前輪側フレーム 5 後輪側フレーム 6 アイスバーン切削装置 7 支持体 8 シリンダ 9 ブレード 10 支持部材 11 車両本体 12 支持腕 13 ブレード装着部 14 ブラケット 15 回動部材 16 取付片 17 取付軸 23 ピン 27 角度調整板 30 ピン R 路面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体が前輪側フレームと後輪側フレ
    ームとを備えた土工車両において、前輪側フレームに支
    持体の基端部を枢着し、支持体の先端部にアイスバーン
    切削用のブレードを装着し、支持体と車両本体との間に
    ブレード昇降用のシリンダを設けたことを特徴とする土
    工車両用のアイスバーン切削装置。
  2. 【請求項2】 支持体の先端部に車幅方向に延在するブ
    レード装着部を形成し、ブレードを取付角度が調整可能
    な回動部材を介して、ブレード装着部に装着したことを
    特徴とする請求項1記載の土工車両用のアイスバーン切
    削装置。
JP10341965A 1998-12-01 1998-12-01 土工車両用のアイスバーン切削装置 Pending JP2000160528A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104762914A (zh) * 2015-04-09 2015-07-08 吉林大学 一种安装在小型拖拉机上的破冰推雪滚铲
CN107794879A (zh) * 2017-11-07 2018-03-13 东北大学 一种破冰装置
SE543650C2 (sv) * 2019-05-10 2021-05-18 Martti Tiainen Vägunderhållsplog

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN107794879A (zh) * 2017-11-07 2018-03-13 东北大学 一种破冰装置
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