JP2512225Y2 - トラックグレ―ダ装置 - Google Patents

トラックグレ―ダ装置

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JP2512225Y2
JP2512225Y2 JP3611991U JP3611991U JP2512225Y2 JP 2512225 Y2 JP2512225 Y2 JP 2512225Y2 JP 3611991 U JP3611991 U JP 3611991U JP 3611991 U JP3611991 U JP 3611991U JP 2512225 Y2 JP2512225 Y2 JP 2512225Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトラックグレーダ装置に
係り、詳しくは、路面に凍結したアイスバーンを掻き起
こしながら道路脇に排除する作業等に用いられるブレー
ドが、車体に対して取出および格納可能にシャーシフレ
ームの下部に装備されているトラックグレーダ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】凍結氷雪に覆われた凍結路面でのアイス
バーンを掻き取る作業は、実開昭59−188554号
公報や特開昭60−173206号公報に記載されてい
るような除雪車両に装着されたグレーダ装置を使用して
行われる。このグレーダ装置に採用される長尺なブレー
ドは、平行四辺形リンクを形成する昇降機構を介してシ
ャーシフレームに格納自在に取り付けられる一方、除雪
車両の進行方向に対して所定の傾斜角となる姿勢に保持
されており、氷雪を掻き集めながら道路脇に能率よく排
除することができるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、トラックグ
レーダ装置に装備されるブレードは、トラックの進行方
向である車体中心線に対して60度の角度に傾斜して取
り付けられていると正常に機能することが確認されてい
る。詳述すると、ブレードの取付角度は、掻き集めた氷
雪の排除能力と密接な関係があり、例えば、進行角が6
2度ないし63度になっている場合、氷雪の排除能力が
低下して掻き集めている氷雪の一部がブレードの上方か
らオーバーフローし、後方道路に落下するなど都合の悪
い掻き取り作業となる。一方、進行角を60度以下にす
る場合、氷雪を掻きとる能力が不足して凍結路面の掻き
取り作業の能率を著しく低下させる。また、ブレードを
支持する平行四辺形リンクを形成した昇降機構において
は、ブレードの取出や格納時の昇降操作に支障をきたさ
ないような所定のリンク長が要求され、昇降機構の装着
スペースを比較的広く確保しておく必要がある。このよ
うに、リンク長などの重要寸法を設定して計画された昇
降機構を、各種の車両に搭載する場合に、車種によって
は、その昇降機構および長尺なブレードがシャーシフレ
ームに取り付けた燃料タンク,マフラー,バッテリーや
後輪などと干渉するなど、ブレードを最適な取付角度で
ある60度に装着できなくなることがある。図7に示す
ように、従来のトラックグレーダ装置における昇降機構
40にあっては、リンクサポート21の下部のブレード
1の接続支持点1Bが、リンクサポート21と水平な二
つのリンク部材9,10の後方に位置している。このた
め、上述したように、車種によってはブレードの取付角
度が60度に装着できないことが生じる問題がある。本
考案は上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は、
ブレードを支持する平行四辺形リンクの昇降機構におけ
る各リンク長を変更することなく、ブレードの車体への
装着におけるレイアウトの自由度を向上させることがで
きるようにしたトラックグレーダ装置を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、車両のシャー
シフレームの左右に昇降機構を介して支持されるブレー
ドが、車両の進行方向に対して所定の角度をなすように
取り付けられ、そのブレードが昇降機構に設けられた昇
降用シリンダーによって昇降操作されると、作業位置と
車体の格納位置とへ移動自在となっているトラックグレ
ーダ装置に適用される。その特徴とするところは、図1
に示すように、昇降機構2が、シャーシフレーム3に取
り付けられるリンクブラケット6と、そのリンクブラケ
ット6の上下の軸支部7,8に各前端が軸支されて後方
へ延びる上下二つのリンク部材9,10と、その両リン
ク部材9,10の各後端にほぼ垂直姿勢で軸支され下部
にブレード1の接続支持点1Bを有するリンクサポート
11とからなる平行四辺形リンクを構成して、車体4A
の左右に設置される。そして、リンクサポート11のブ
レード1の接続支持点1Bを、リンクサポート11と上
下二つのリンク部材9,10の軸支部16,17より前
方に位置させたことである。なお、図6に示す昇降機構
2Aのように、リンクサポート11のブレード1の接続
支持点1Bの位置と、リンクサポート11と上下二つの
リンク部材9,10の軸支部16,17との前後方向の
位置を、車体4Aの左右で図2に示した昇降機構2と異
ならせるようにしてもよい。
【0005】
【作用】昇降機構2は、リンクブラケット6、ほぼ水平
なリンク部材9,10、リンクサポート11からなる平
行四辺形リンクに形成されると共に、車体4Aの左右に
設けられている。そして、リンクサポート11の下部に
ブレード1を支持するブレード1の接続支持点1Bが、
リンクサポート11と上下二つのリンク部材9,10と
の軸支部16,17より前方に位置されている。したが
って、リンク部材9,10のリンク長を変更することな
く、昇降機構2を含めたブレード1の車体4Aへの装着
におけるレイアウトの自由度を向上させることができ
る。また、ブレード1の接続支持点1Bの位置と、リン
クサポート11と上下二つのリンク部材9,10の軸支
部16,17の前後方向の位置とを、車体4Aの左右で
異なるようにした昇降機構2と昇降機構2Aを採用する
と、ブレード1を配置する自由度がさらに向上する。
【0006】
【考案の効果】本考案によれば、昇降機構の上下二つの
リンク部材などのリンク長を変更することなく、リンク
サポートとリンクブラケットと上下のリンク部材とで平
行四辺形リンクを形成させると共に、リンクサポートに
ブレードを支持させ、そのブレードの接続支持点を、リ
ンクサポートと上下二つのリンク部材との軸支部より前
方に位置させたことから、従来の昇降機構が搭載される
とき、ブレードが適正な進行角に取り付けられないよう
な車種のトラックに対しても、所定リンク長さを備えた
昇降機構の搭載が可能になる。さらに、ブレードが適切
な進行角をもった姿勢となるように、また、シャーシフ
レームに装着された各種装備品と干渉することもなく搭
載することができ、ブレードの車体下部での装着上のレ
イアウトの自由度を向上させることができる。リンクサ
ポートのブレードの接続支持点の位置と、上下二つのリ
ンク部材の軸支部の前後方向の位置とを車体の左右で異
ならせれば、ブレードの進行角を最適にすることが容易
となり、ブレードのレイアウトの自由度が向上される。
【0007】
【実施例】以下に、本考案のトラックグレーダ装置を実
施例の図面を参照しながら、詳細に説明する。図1はト
ラックグレーダ装置の要部斜視図であり、除雪車両4
(図3および図4参照)のシャーシフレーム3の左右
に、昇降機構2,2を介して支持されるブレード1が、
車両の進行方向に対して所定の進行角例えば60度をな
すように取り付けられ、そのブレード1が昇降機構2に
設けた昇降用シリンダー5によって昇降操作され、作業
位置(図3の二点鎖線参照)と格納位置(図3の実線参
照)とに移動自在となっている。このようなアイスバー
ン掻き取り用のブレード1を上下させるための昇降機構
2は、図1に示す車体4Aのシャーシフレーム3から側
方(図示は左側方)に突出して設けられた支持ブラケッ
ト23にボルト36の締結によってほぼ垂直に取り付け
られる略コ字状のリンクブラケット6と、そのリンクブ
ラケット6の上下の軸支部7,8に後方へ向けて連結さ
れる上下一対のほぼ水平姿勢したリンク部材9,10
と、その両リンク部材9,10の後端にほぼ垂直姿勢に
取り付けられるリンクサポート11とからなる平行四辺
形リンクとなっている。図2において、上側のリンク部
材9の前端は、リンクブラケット6の上端に後方に向け
て凹状に形成された軸支部7に支持軸12を介して軸支
される一方、その後端は二又状に分岐し、その分岐内
に、リンクサポート11が配置される。そして、リンク
サポート11は下部にブレード1(図1参照)の接続支
持点1Bを有する本体11Aと、この本体11Aの後端
に形成された接続部11Bとより構成され、その接続部
11Bの上端の軸支部16に、上側のリンク部材9の後
端が支持軸13を介して軸支されている。下側のリンク
部材10は、一対のリンクアーム10A,10Bからな
り、その各前端をリンクブラケット6の下部に形成した
軸支部8の両側に支持軸14を介して軸支される。一
方、その後端は、接続部11Bの下端の軸支部17の両
側に支持軸15を介して軸支されている。なお、図中左
に示す30は、図1に示したシャーシフレーム3に突設
させている支持ブラケット23にリンクブラケット6を
取り付けるためのボルト孔で、それに、上述のボルト3
6が挿通される。このように、リンクサポート11のブ
レード1の接続支持点1Bを、リンクサポート11とリ
ンク部材9,10との軸支部16,17より前方に位置
させたので、従来の昇降機構を搭載することができない
ような配置スペースとなっている車種においても、図3
に示すブレード1が支持された昇降機構2を搭載するこ
とができ、昇降機構2やブレード1の車体4Aに対する
装着上のレイアウトの自由度を向上させ、また、適切な
個所への搭載が可能となる。なお、図7に示した従来の
昇降機構40では、リンクサポート21の下部のブレー
ド1の接続支持点1Bは、両リンク部材9,10と接続
ブラケット21B,21Bとの接続部である軸支部2
6,27より後方に位置している。ところで、本例で
は、上述したように、リンクサポート11(図2参照)
の上下の軸支部16,17をリンクサポート11の下部
のブレード1の接続支持点1Bより後側に設け、リンク
サポート11の本体11Aを両リンク部材9,10の内
側に配置している。すなわち、従来よりも前方の位置に
本体11Aが配置される。したがって、昇降機構2の配
置スペースの前後が制約される場合にも、後述するよう
に、車体4Aのシャーシフレーム3に装着されるブレー
ド1を、車体4Aの進行方向に対する取付角度が所望の
60度に維持されるように、設置することができる。
【0008】図1において、リンクサポート11の本体
11Aの下端には、ブレード1を支持するブレード把持
部材18を取り付けるための軸孔19(図2参照)が穿
設されている。そして、リンクサポート11の接続部1
1Bの上下方向中央の後端には、垂直な姿勢に装着され
た昇降用シリンダー5のロッド端を軸支するための軸孔
20(図2参照)を備えたブラケット22が固着され
る。そして、このブラケット22と昇降用シリンダー5
のピストンロッドの先端とがピン5aで接続され、昇降
用シリンダー5の伸縮で、リンクサポート11がリンク
ブラケット6の支持軸12,14を中心にして昇降され
ると共に、ブレード把持部材18も昇降されるようにな
っている。なお、シャーシフレーム3に固定した支持フ
レーム33に取り付けられている昇降用シリンダー5が
伸縮する際には、ピン5bを中心に昇降用シリンダー5
が前後方向へ揺動できるようになっている。ブレード把
持部材18は、板部材よりなる本体18Aの下面にブレ
ード取付面を備え、その本体18Aの上面両端にはブラ
ケット24,25が固定され、さらに、その上面中央に
は一対のブラケット28,28が固定されている。そし
て、油圧シリンダー29を格納しかつ軸29Bでそれを
枢支しているシリンダーブラケット31の前端に、ピン
31aを介して、上記のブラケット28,28およびそ
の側部に位置するブラケット24,25が軸支される。
一方、一対のブラケット28,28の前部に挿通される
ピン29cは、対面する両ブラケット28,28の間で
支持部材29bの前端下部を軸支し、支持部材29bの
後端下部は一対のブラケット28,28間で前記したピ
ン31aによって軸支されている。また、油圧シリンダ
ー29のピストンロッドの先端に取り付けられたクレビ
ス29Aにはピン29aが挿通され、ピン29aはクレ
ビス29Aにおいて支持部材29bの上端を軸支してい
る。図1に示した伸長状態にある油圧シリンダー29を
縮小させると、支持部材29bはピン31aを中心に時
計方向へ回動され、その回動に伴ってブレード把持部材
18の本体18Aが後下がりの姿勢となる。すなわち、
ブレード1は図3に一点鎖線で示す状態から二点鎖線で
示す状態に向けて回動されることになる。また、リンク
サポート11の本体11Aの下端に設けられた軸孔19
(図2参照)に、シリンダーブラケット31から内方へ
張り出された接続部31Aにボルト32が嵌挿されて、
リンクサポート11とシリンダーブラケット31とが接
続される。そして、昇降用シリンダー5が伸長される
と、ブレード把持部材18はシリンダーブラケット31
や本体18Aを介してブレード1と共に下降し、縮小さ
れると上昇するようになっている。このようにして、平
行四辺形リンクである昇降機構2は、昇降用シリンダー
5,ブレード把持部材18やブレード1と連結されてい
る。なお、ブレード1は、昇降用シリンダー5が伸長さ
れて下降するが、その後に油圧シリンダー29が作動さ
れると、上述の説明のようにブレード1はその傾きを変
える。ちなみに、油圧シリンダー29を伸長させた状態
で昇降用シリンダー5が縮小されると、水平姿勢のブレ
ード1は、図3中に実線で示したように格納される。
【0009】このように構成される昇降機構2がシャー
シフレーム3(図4参照)の左右両側にわたって配置さ
れると、ブレード1の接続支持点1B(図2参照)であ
る軸孔19を備えたリンクサポート11の本体11A
は、両リンク部材9,10の軸支部16,17よりも前
方に位置することから、ブレード1の接続支持点1Bが
従来に比べて前方へ移ったことになり、ブレード1を車
体4aに装着する場合に何らかの障害があっても、それ
を避けることができる。図5に示すように、除雪車両4
に従来の昇降機構40(図7参照)を搭載すると、それ
が、シャーシフレーム3の左右両側に配置されている燃
料タンク37,バッテリー38やマフラー39と干渉す
るような配置スペースとなるような車種の場合に、その
干渉を避けてブレード1を装着すると、その進行角が6
0度以上の過大な角度βとなってしまうことがあり、掻
き集めた氷雪をオーバフローさせるようになる。そこ
で、本考案の昇降機構2を装着すれば、ブレード1の右
側(図5においては上側)の一点鎖線で丸く示す接続支
持点1Bmを限度一杯となるように、前方の実線の1B
nの位置へ移動させることができる一方、図示のよう
に、左側(図では下側)の一点鎖線で示す接続支持点1
Bhをやや前方の実線の1Bkの位置へ移動させること
ができる。それによって、適正な所定のブレード進行角
の60度を確保したブレード1の配置とすることができ
る。なお、図3に示したように、除雪車両4の車体4A
の前面下部にはスノープラウ34が装着され、このスノ
ープラウ34で除雪すると共に、適正な所定のブレード
進行角に取り付けられたトラックグレーダ装置のブレー
ド1によって、アイスバーンを掻き取ることができる。
ちなみに、ブレード進行角の調整には、車種ごとに、レ
イアウトの自由度が許容される範囲で、ブレード1の左
右両側における接続支持点1Bm,1Bhの位置を、適
宜設定すればよい。例えば、ブレード1の左側の接続支
持点1Bhを移動させずに、右側の接続支持点1Bmを
前方へ移動させるようにしてもよい。また、ブレード進
行角βが60度より小さくなるようなスペースの制約を
受ける場合、ブレード1の左側における接続支持点1B
hが前方へ移動される距離を、右側における接続支持点
1Bmが前方へ移動される距離よりも大きくすることに
よって、ブレード1の姿勢を適正に設定することができ
る。
【0010】図6は異なる昇降機構2Aの実施例であ
り、リンクサポート11の接続部11Bの本体11Aか
らの張り出し量が、図2の場合よりも長くされている。
すなわち、リンクサポート11の接続支持点1Bの位置
と、リンクサポート11と上下二つのリンク部材9,1
0との軸支部16,17との前後方向の位置とが、図2
の場合よりも大きくずらされている。したがって、車体
4Aの一方の側で図2の昇降機構2を採用し、他方の側
で図6の昇降機構2Aを採用すれば、リンク部材9,1
0の長さは左右で同じであるにもかかわらず、接続支持
点1B,1Bの位置を車体4Aの左右で異ならせること
ができる。そのために、リンク部材9の軸支部16にお
ける分岐の深さが大きくなっている。このようにして、
接続支持点1Bの位置が異なる昇降機構2,2Aを左右
のいずれかに使い分けると、適正なブレード進行角を確
保するためのブレード1のレイアウトが可能となる。こ
れは、ブレード1の接続支持点1Bの位置と各軸支部1
6,17の位置の差が、一方の接続支持点1Bと他方の
接続支持点1Bの位置の差として現れ、ブレード進行角
の重要な調整要素となるからである。なお、場合によっ
ては、両リンク部材9,10の前端を軸支している左右
いずれかのリンクブラケット6の上下の軸支部7,8
を、他方より後方へ延長することによって、ブレード進
行角を調整することもできる。ちなみに、接続支持点1
Bの位置が左右で異なれば、左右の昇降用シリンダー5
が同一量ストロークしても、左右位置におけるブレード
1の下降量が若干相違することになる。その際には、左
右に配置される昇降用シリンダー5,5のストローク量
を調整するストッパーなどを設けると共に、ブレード1
の左右端が同一下降量となるように調整しておけばよ
い。
【0011】以上の説明から分かるように、本考案のト
ラックグレーダ装置にあっては、ブレードを上げ下げす
る昇降機構における上下二つのリンク部材などのリンク
長を従来の場合と同等にしておいたままで、ブレードの
車体への装着上のレイアウトの自由度を大きく向上させ
ることができる。上下二つのリンク部材などのリンク長
を従来の場合と同等にしておくということは、昇降機構
を構成する種々の部品のうちリンク部材の長さが変わる
と影響を受ける部品に対して、その変更を施す必要がな
くなり、構成品の製作上や車体への装着性や搭載性の面
で利便を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラックグレーダ装置の要部斜視図。
【図2】 トラックグレーダ装置における昇降機構の斜
視図。
【図3】 トラックグレーダ装置を装備した除雪車両の
側面図。
【図4】 除雪車両の平面図。
【図5】 ブレード進行角の調整を説明する模式的な平
面図。
【図6】 異なる昇降機構の斜視図。
【図7】 従来のトラックグレーダ装置の主要部の斜視
図。
【符号の説明】
1…ブレード、1B,1Bm,1Bn,1Bh,1Bk
…接続支持点、2,2A…昇降機構、3…シャーシフレ
ーム、4A…車体、5…昇降用シリンダー、6…リンク
ブラケット、7,8…軸支部、9,10…リンク部材、
11…リンクサポート、16,17…軸支部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシャーシフレームの左右に昇降機
    構を介して支持されるブレードが、車両の進行方向に対
    して所定の角度をなすように取り付けられ、そのブレー
    ドが上記昇降機構に設けられた昇降用シリンダーによっ
    て昇降操作されると、作業位置と格納位置とへ移動自在
    となっているトラックグレーダ装置において、前記した
    昇降機構が、上記シャーシフレームに取り付けられるリ
    ンクブラケットと、そのリンクブラケットの上下の軸支
    部に各前端が軸支されて後方へ延びる上下二つのリンク
    部材と、その両リンク部材の各後端にほぼ垂直姿勢で軸
    支され下部に上記ブレードの接続支持点を有するリンク
    サポートと、からなる平行四辺形リンクをなして、車体
    の左右に設けられ、前記リンクサポートのブレードの接
    続支持点を、リンクサポートと上下二つのリンク部材と
    の軸支部より前方に位置させたことを特徴とするトラッ
    クグレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記リンクサポートのブレードの接続支
    持点の位置と、リンクサポートと上下二つのリンク部材
    との軸支部との前後方向の位置が、車体の左右で異にさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載されたトラッ
    クグレーダ装置。
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