JP2556446Y2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
- Publication number
- JP2556446Y2 JP2556446Y2 JP1992084433U JP8443392U JP2556446Y2 JP 2556446 Y2 JP2556446 Y2 JP 2556446Y2 JP 1992084433 U JP1992084433 U JP 1992084433U JP 8443392 U JP8443392 U JP 8443392U JP 2556446 Y2 JP2556446 Y2 JP 2556446Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- lamp
- inner lens
- lamp housing
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インナレンズを有する
車両用灯具に関するものであって、特に、ランプハウジ
ングの側壁に開口が設けられている車両用灯具に適用さ
れる。
車両用灯具に関するものであって、特に、ランプハウジ
ングの側壁に開口が設けられている車両用灯具に適用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】図2は、インナレンズを有する車両用灯
具の1例として示したコンビネーションランプの部分的
断面図である。ランプハウジング1の前面開口を覆って
アウタレンズ2が固着されている。上記ランプハウジン
グ1とアウタレンズ2とによって囲まれた灯室内に光源
バルブ4が設置され、かつ、上記光源バルブ4とアウタ
レンズ2との間にインナレンズ3が配設されている。上
記のように構成された灯具を車体5に装着するため、ラ
ンプハウジング1の底壁1aと車体5との間に車体シー
ル6が介装される。上記の車体シール6は、ランプハウ
ジングに対して有効な当接面積を有しなければならない
ので、該ランプハウジング1の側壁1bの肉厚寸法tが
大きく設定されている。この側壁1bが厚肉であると、
これを合成樹脂材料で射出成形したときヒケを生じ、水
漏れ,水浸入の原因となる。また、厚肉であると熱歪を
生じ易い。こうした不具合を防止するため、図3の構成
が考えられる。すなわち、側壁部を図示の側壁1cと1
dとの2重構造として、中空部1eを形成してある。し
かし、本図3のように中空部1eを形成しようとすると
射出成形の際にスライド型を用いなければならず、該ス
ライド型を矢印A方向にスライドさせて型抜きしなけれ
ばならないので、前記中空部1eに対応する部分はラン
プハウジングの底壁が欠落する。このため、図3から容
易に理解されるように車体シール6に充分な当接面積が
得られない。上記の中空部1eを形成して、しかも車体
シール6の当接面積を確保するには図4の構成が有効で
ある。すなわち、スライド型を矢印B方向に型抜きして
中空部1eを形成し、該中空部1eに対応する延長底壁
1fを、前記の底壁1aを延伸させた形に成形する。そ
の状態の斜視図を図5に示す。ランプハウジング1″の
側壁1cには、スライド型をスライドさせて型抜きする
ための開口1gが形成されている。そして、延長底壁1
f(図4)が車体シール6に対して充分な当接面積を与
えられている。
具の1例として示したコンビネーションランプの部分的
断面図である。ランプハウジング1の前面開口を覆って
アウタレンズ2が固着されている。上記ランプハウジン
グ1とアウタレンズ2とによって囲まれた灯室内に光源
バルブ4が設置され、かつ、上記光源バルブ4とアウタ
レンズ2との間にインナレンズ3が配設されている。上
記のように構成された灯具を車体5に装着するため、ラ
ンプハウジング1の底壁1aと車体5との間に車体シー
ル6が介装される。上記の車体シール6は、ランプハウ
ジングに対して有効な当接面積を有しなければならない
ので、該ランプハウジング1の側壁1bの肉厚寸法tが
大きく設定されている。この側壁1bが厚肉であると、
これを合成樹脂材料で射出成形したときヒケを生じ、水
漏れ,水浸入の原因となる。また、厚肉であると熱歪を
生じ易い。こうした不具合を防止するため、図3の構成
が考えられる。すなわち、側壁部を図示の側壁1cと1
dとの2重構造として、中空部1eを形成してある。し
かし、本図3のように中空部1eを形成しようとすると
射出成形の際にスライド型を用いなければならず、該ス
ライド型を矢印A方向にスライドさせて型抜きしなけれ
ばならないので、前記中空部1eに対応する部分はラン
プハウジングの底壁が欠落する。このため、図3から容
易に理解されるように車体シール6に充分な当接面積が
得られない。上記の中空部1eを形成して、しかも車体
シール6の当接面積を確保するには図4の構成が有効で
ある。すなわち、スライド型を矢印B方向に型抜きして
中空部1eを形成し、該中空部1eに対応する延長底壁
1fを、前記の底壁1aを延伸させた形に成形する。そ
の状態の斜視図を図5に示す。ランプハウジング1″の
側壁1cには、スライド型をスライドさせて型抜きする
ための開口1gが形成されている。そして、延長底壁1
f(図4)が車体シール6に対して充分な当接面積を与
えられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図5に示した従来例は
前記の開口1gが形成されているため、この開口1gが
次のようにして外観に影響を与える。すなわち、光源バ
ルブ4から矢印mのように出射して側壁1cで矢印nの
ように反射する光と、矢印iのように反射して開口1g
の奥で矢印jのように反射する光とは、色調も輝度も異
なる。このため、アウタレンズを通して灯具前面から見
たとき、該アウタレンズが全面均一に発光して見えず、
エッジ輝を感じる。本考案は上述の事情に鑑みて為され
たものであって、図5に示した従来例の車両用灯具を改
良し、「厚肉部が無いのでヒケや熱歪みを生じない」と
いう長所を損なうことなく、アウタレンズ全面が均一に
発光しているように感じられる車両用灯具を提供するこ
とを目的とする。詳しくは、ランプハウジングの側壁に
開口が設けられていても、該開口が外観に影響を与えな
い車両用灯具を提供しようとするものである。
前記の開口1gが形成されているため、この開口1gが
次のようにして外観に影響を与える。すなわち、光源バ
ルブ4から矢印mのように出射して側壁1cで矢印nの
ように反射する光と、矢印iのように反射して開口1g
の奥で矢印jのように反射する光とは、色調も輝度も異
なる。このため、アウタレンズを通して灯具前面から見
たとき、該アウタレンズが全面均一に発光して見えず、
エッジ輝を感じる。本考案は上述の事情に鑑みて為され
たものであって、図5に示した従来例の車両用灯具を改
良し、「厚肉部が無いのでヒケや熱歪みを生じない」と
いう長所を損なうことなく、アウタレンズ全面が均一に
発光しているように感じられる車両用灯具を提供するこ
とを目的とする。詳しくは、ランプハウジングの側壁に
開口が設けられていても、該開口が外観に影響を与えな
い車両用灯具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的(側壁の開口
を外観に現わさない)を達成するため本考案に係る車両
用灯具の構成は、ランプハウジングと、アウタレンズ
と、インナレンズと、光源バルブとを具備しており、か
つ、上記ランプハウジングの側壁に開口が設けられてい
る車両用灯具において、前記のインナレンズに、上記開
口を塞ぐ舌片が固着されていることを特徴とする。
を外観に現わさない)を達成するため本考案に係る車両
用灯具の構成は、ランプハウジングと、アウタレンズ
と、インナレンズと、光源バルブとを具備しており、か
つ、上記ランプハウジングの側壁に開口が設けられてい
る車両用灯具において、前記のインナレンズに、上記開
口を塞ぐ舌片が固着されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、インナレンズに設けられ
ている舌片が開口を塞ぐので、該開口が外観に現われな
い。さらに、上記の舌片が開口に係合されるように構成
すると、インナレンズの支持をより確実ならしめ、若し
くはインナレンズの組付所要工数を短縮することができ
る。
ている舌片が開口を塞ぐので、該開口が外観に現われな
い。さらに、上記の舌片が開口に係合されるように構成
すると、インナレンズの支持をより確実ならしめ、若し
くはインナレンズの組付所要工数を短縮することができ
る。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係る車両用灯具の1実施例を
模式的に描いた斜視図であって、ランプハウジング1″
に取り付けた状態のインナレンズ3′と、ランプハウジ
ング1″に組み付ける以前の状態のインナレンズ3″と
を併せて描いてある。
模式的に描いた斜視図であって、ランプハウジング1″
に取り付けた状態のインナレンズ3′と、ランプハウジ
ング1″に組み付ける以前の状態のインナレンズ3″と
を併せて描いてある。
【0007】本実施例のインナレンズ3″には、これを
ランプハウジング1に組み付けたとき開口1gに嵌合し
てこれを塞ぐように設定した舌片3aが一体に成形され
ている。そして、上記の舌片3aの灯室内に面している
表面には、表面処理fを施して側壁1cの内面と色調や
反射率など、外見を定める要因を揃えてある。本例にお
いては上記の表面処理としてホーニングを施して微小な
凹凸を形成した。
ランプハウジング1に組み付けたとき開口1gに嵌合し
てこれを塞ぐように設定した舌片3aが一体に成形され
ている。そして、上記の舌片3aの灯室内に面している
表面には、表面処理fを施して側壁1cの内面と色調や
反射率など、外見を定める要因を揃えてある。本例にお
いては上記の表面処理としてホーニングを施して微小な
凹凸を形成した。
【0008】本図1のインナレンズ3′に連設されてい
る舌片3aを見て容易に理解できるように、該舌片が開
口1gを塞いでいるので、該開口1gが外観に現われな
い。この開口1gや舌片3aを見る者はアウタレンズを
透して見るのであるから、上記開口1gと舌片3aとの
境界線は視認されない。また、側壁1cの内面と舌片3
cとが完全に色調・反射率を等しくしていなくても、僅
少の相異は外観に影響を与えない。本実施例の車両用灯
具は以上のようにして、アウタレンズの全面が均一に発
光しているように見える。
る舌片3aを見て容易に理解できるように、該舌片が開
口1gを塞いでいるので、該開口1gが外観に現われな
い。この開口1gや舌片3aを見る者はアウタレンズを
透して見るのであるから、上記開口1gと舌片3aとの
境界線は視認されない。また、側壁1cの内面と舌片3
cとが完全に色調・反射率を等しくしていなくても、僅
少の相異は外観に影響を与えない。本実施例の車両用灯
具は以上のようにして、アウタレンズの全面が均一に発
光しているように見える。
【0009】
【考案の効果】ランプハウジングの側壁に開口を有する
車両用灯具に本考案を適用すると、インナレンズに固着
された舌片が上記の開口を塞ぐので、該開口が外観に影
響を及ぼさず、アウタレンズの全面が均一に発光してい
るように見える。さらに、前記の舌片が開口に係合する
ように構成すると、インナレンズの取付作業を迅速・容
易に行い得るようになる。
車両用灯具に本考案を適用すると、インナレンズに固着
された舌片が上記の開口を塞ぐので、該開口が外観に影
響を及ぼさず、アウタレンズの全面が均一に発光してい
るように見える。さらに、前記の舌片が開口に係合する
ように構成すると、インナレンズの取付作業を迅速・容
易に行い得るようになる。
【図1】本考案に係る車両用灯具の1実施例を示し、要
部を模式的に描いた斜視図である。
部を模式的に描いた斜視図である。
【図2】インナレンズおよび車体シールを備えた車両用
灯具の従来例を示す断面図である。
灯具の従来例を示す断面図である。
【図3】上記従来例の車両用灯具におけるランプハウジ
ングを改良した試案を説明するための断面図である。
ングを改良した試案を説明するための断面図である。
【図4】図3に示した試案に係る車両用灯具をさらに改
良した第2の断面図である。
良した第2の断面図である。
【図5】図4に示した第2の試案における技術的課題を
説明するための要部斜視図である。
説明するための要部斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ランプハウジングと、アウタレンズと、
インナレンズと、光源バルブとを具備しており、かつ、
上記ランプハウジングの側壁に開口が設けられている車
両用灯具において、 前記のインナレンズに、上記の開口を塞ぐ舌片が固着さ
れていることを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084433U JP2556446Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084433U JP2556446Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 車両用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650112U JPH0650112U (ja) | 1994-07-08 |
JP2556446Y2 true JP2556446Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=13830456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992084433U Expired - Lifetime JP2556446Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556446Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP1992084433U patent/JP2556446Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650112U (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |