JP2556170B2 - 自動演奏記録装置 - Google Patents
自動演奏記録装置Info
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- JP2556170B2 JP2556170B2 JP2083708A JP8370890A JP2556170B2 JP 2556170 B2 JP2556170 B2 JP 2556170B2 JP 2083708 A JP2083708 A JP 2083708A JP 8370890 A JP8370890 A JP 8370890A JP 2556170 B2 JP2556170 B2 JP 2556170B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、演奏情報の作成および編集に用いられる
自動演奏記録装置に関する。
自動演奏記録装置に関する。
「従来の技術」 鍵盤等の操作子の操作に対応した演奏情報を記録媒体
に記録すると共に、記録媒体に記憶された演奏情報を読
み出し、楽音を再生する自動演奏記録装置が知られてい
る。最近の自動演奏記録装置の殆どの機種は、いわゆる
クオンタイズ機能を備えており、楽曲における拍あるい
は小節線に正確に同期して楽曲が発音されるように、記
録媒体に記録された演奏情報におけるノートオン時刻の
量子化を行うことができる。
に記録すると共に、記録媒体に記憶された演奏情報を読
み出し、楽音を再生する自動演奏記録装置が知られてい
る。最近の自動演奏記録装置の殆どの機種は、いわゆる
クオンタイズ機能を備えており、楽曲における拍あるい
は小節線に正確に同期して楽曲が発音されるように、記
録媒体に記録された演奏情報におけるノートオン時刻の
量子化を行うことができる。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、従来の自動演奏記録装置は、クオンタイズ
の基準となる時刻、すなわち、拍あるいは小節線の発生
間隔が等間隔に固定されている。このため、楽曲の中に
リタルダントあるいはフェルマータ等が存在すると、そ
の箇所以降の演奏情報のクオンタイズが適正に行われ
ず、各演奏情報が本来の小節とずれた小節に移ってしま
ったり、本来同一の発生時刻に量子化されるべき各演奏
情報に対し、異なった発生時刻が割り当てられてしまう
恐れがあるという問題があった。
の基準となる時刻、すなわち、拍あるいは小節線の発生
間隔が等間隔に固定されている。このため、楽曲の中に
リタルダントあるいはフェルマータ等が存在すると、そ
の箇所以降の演奏情報のクオンタイズが適正に行われ
ず、各演奏情報が本来の小節とずれた小節に移ってしま
ったり、本来同一の発生時刻に量子化されるべき各演奏
情報に対し、異なった発生時刻が割り当てられてしまう
恐れがあるという問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであ
り、楽曲のテンポが変化する場合においても、演奏情報
のクオンタイズを適正に行うことができる自動演奏記録
装置を提供することを目的としている。
り、楽曲のテンポが変化する場合においても、演奏情報
のクオンタイズを適正に行うことができる自動演奏記録
装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 第1の発明は、発生すべき楽音の指示として発生時刻
を情報に持つ演奏情報を発生する演奏情報発生手段と、
楽曲における各拍の発生時刻を任意に指定する拍情報を
入力する拍情報入力手段と、前記演奏情報および前記拍
情報を記録する記録手段と、前記演奏情報および前記拍
情報における発生時刻情報を比較することにより、前記
演奏情報における発生時刻情報を、前記拍情報における
時刻情報の内の最も近い値に修正する修正手段と を具備することを特徴としている。
を情報に持つ演奏情報を発生する演奏情報発生手段と、
楽曲における各拍の発生時刻を任意に指定する拍情報を
入力する拍情報入力手段と、前記演奏情報および前記拍
情報を記録する記録手段と、前記演奏情報および前記拍
情報における発生時刻情報を比較することにより、前記
演奏情報における発生時刻情報を、前記拍情報における
時刻情報の内の最も近い値に修正する修正手段と を具備することを特徴としている。
第2の発明は、前記拍情報が小節を区分する拍の発生
時刻を指定する情報およびその他の拍の発生時刻を指定
する情報からなることを特徴としている。
時刻を指定する情報およびその他の拍の発生時刻を指定
する情報からなることを特徴としている。
「作用」 上記第1乃至第2の発明によれば、演奏情報に基づく
楽音の発生時刻が、入力された拍情報の時刻情報の内、
最も近い値に修正される。したがって、拍の発生間隔を
任意に設定することができ、楽曲のテンポが変化する場
合においても適正な演奏情報のクオンタイズを行うこと
ができる。
楽音の発生時刻が、入力された拍情報の時刻情報の内、
最も近い値に修正される。したがって、拍の発生間隔を
任意に設定することができ、楽曲のテンポが変化する場
合においても適正な演奏情報のクオンタイズを行うこと
ができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、本発明の一実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例による自動演奏記録装置
の構成を示すブロック図である。同図において、1は鍵
盤であり、多くの鍵が配備されると共に、各鍵の押鍵お
よび離鍵を検出する検出部を有する。また、2はROM
(リードオンリメモリ)によって実現され、この自動演
奏記録装置の動作を制御する制御プログラムを記憶して
なるプログラムメモリである。3はこの自動演奏記録装
置によって作成される演奏情報を記憶する演奏メモリで
あって、半導体メモリによって実現されている。この演
奏メモリ3は、第2図に示すように、拍の発生を指示す
る情報を記録するリズムトラックRHと、鍵盤演奏による
演奏情報を記録するメロディトラックMEL1,…とを有す
る。また、第2図において、リズムトラックRHに記録さ
れた符号Aは小節を区分する拍を示しており、符号Bは
その他の拍を示している。4は操作パネルであり、動作
モードを設定するためのモードスイッチ、演奏メモリ3
における記録/再生を行うトラックを指定するトラック
指定スイッチ、小節を区分する拍の発生を指示するため
のスイッチA、その他の拍の発生を指示するためのスイ
ッチB等が配備されている。5は鍵盤1における操作情
報および演奏メモリ4から読み出された演奏情報に基づ
く楽音を形成し、サウンドシステムに供給するトーンジ
ェネレータである。6はこの自動演奏記録装置全体の動
作を制御するCPU(中央処理ユニット)である。SBは以
上の各構成要素を相互に接続するシステムバスである。
また、7は所定周期毎に割込パルスを発生し、CPU6に供
給するタイマである。
の構成を示すブロック図である。同図において、1は鍵
盤であり、多くの鍵が配備されると共に、各鍵の押鍵お
よび離鍵を検出する検出部を有する。また、2はROM
(リードオンリメモリ)によって実現され、この自動演
奏記録装置の動作を制御する制御プログラムを記憶して
なるプログラムメモリである。3はこの自動演奏記録装
置によって作成される演奏情報を記憶する演奏メモリで
あって、半導体メモリによって実現されている。この演
奏メモリ3は、第2図に示すように、拍の発生を指示す
る情報を記録するリズムトラックRHと、鍵盤演奏による
演奏情報を記録するメロディトラックMEL1,…とを有す
る。また、第2図において、リズムトラックRHに記録さ
れた符号Aは小節を区分する拍を示しており、符号Bは
その他の拍を示している。4は操作パネルであり、動作
モードを設定するためのモードスイッチ、演奏メモリ3
における記録/再生を行うトラックを指定するトラック
指定スイッチ、小節を区分する拍の発生を指示するため
のスイッチA、その他の拍の発生を指示するためのスイ
ッチB等が配備されている。5は鍵盤1における操作情
報および演奏メモリ4から読み出された演奏情報に基づ
く楽音を形成し、サウンドシステムに供給するトーンジ
ェネレータである。6はこの自動演奏記録装置全体の動
作を制御するCPU(中央処理ユニット)である。SBは以
上の各構成要素を相互に接続するシステムバスである。
また、7は所定周期毎に割込パルスを発生し、CPU6に供
給するタイマである。
以下、この自動演奏記録装置の動作を説明する。ま
ず、演奏者は操作パネル4におけるモードスイッチを操
作して動作モードを記録モードとすると共に、トラック
指定スイッチを操作して記録を行うメロディトラック、
例えばMEL1を指定する。そして、鍵盤1を操作して演奏
を行う。この結果、鍵盤1の操作情報がトーンジェネレ
ータ5に送られ、楽音が発音される。
ず、演奏者は操作パネル4におけるモードスイッチを操
作して動作モードを記録モードとすると共に、トラック
指定スイッチを操作して記録を行うメロディトラック、
例えばMEL1を指定する。そして、鍵盤1を操作して演奏
を行う。この結果、鍵盤1の操作情報がトーンジェネレ
ータ5に送られ、楽音が発音される。
一方、CPU6では、鍵盤1における最初のキーオンイベ
ントが検出された時点で時刻カウンタのカウント値が
「0」に設定され、以後、タイマ7から割込パルスが供
給される毎に、内蔵の時刻カウンタのカウントが行われ
る。また、各時点において、CPU6に鍵盤1から操作情報
が供給されると、その操作情報に対し、CPU6によって時
刻カウンタのカウント値がノートオン時刻を指定する時
間情報として付加され、演奏メモリ3の指定されたメロ
ディトラックMEL1に演奏情報として書き込まれる。第3
図(a)は演奏メモリ3のメロディトラックMEL1に書き
込まれた各メロディ音C,D,E,…のノートオン時刻を例示
したものである。
ントが検出された時点で時刻カウンタのカウント値が
「0」に設定され、以後、タイマ7から割込パルスが供
給される毎に、内蔵の時刻カウンタのカウントが行われ
る。また、各時点において、CPU6に鍵盤1から操作情報
が供給されると、その操作情報に対し、CPU6によって時
刻カウンタのカウント値がノートオン時刻を指定する時
間情報として付加され、演奏メモリ3の指定されたメロ
ディトラックMEL1に演奏情報として書き込まれる。第3
図(a)は演奏メモリ3のメロディトラックMEL1に書き
込まれた各メロディ音C,D,E,…のノートオン時刻を例示
したものである。
次に演奏者は操作パネルのモードスイッチを操作し、
演奏メモリ3の演奏情報の再生、および演奏メモリ3へ
の演奏情報の記録を同時に行う再生記録モードにモード
設定する。また、上記鍵盤演奏の演奏情報を記録したメ
ロディトラックMEL1を再生トラックとして指定し、リズ
ムトラックRHを記録トラックとして指定する。そして、
操作パネル2における図示しないスタートボタンを押下
する。この結果、CPU6内の時計カウンタがクリアされ、
以後、演奏メモリ3のメロディトラックMEL1から演奏情
報が逐次読み出され、時計カウンタのカウント値が当該
演奏情報の時間情報に一致した時点でノートオン信号が
トーンジェネレータ5に送られ、演奏情報に対応したメ
ロディ音が発音される。
演奏メモリ3の演奏情報の再生、および演奏メモリ3へ
の演奏情報の記録を同時に行う再生記録モードにモード
設定する。また、上記鍵盤演奏の演奏情報を記録したメ
ロディトラックMEL1を再生トラックとして指定し、リズ
ムトラックRHを記録トラックとして指定する。そして、
操作パネル2における図示しないスタートボタンを押下
する。この結果、CPU6内の時計カウンタがクリアされ、
以後、演奏メモリ3のメロディトラックMEL1から演奏情
報が逐次読み出され、時計カウンタのカウント値が当該
演奏情報の時間情報に一致した時点でノートオン信号が
トーンジェネレータ5に送られ、演奏情報に対応したメ
ロディ音が発音される。
そして、演奏者は、再生されるメロディ音を聴きなが
ら楽曲のテンポを把握し、小節を区分する拍としたいタ
イミングで操作パネル4のスイッチAを押下し、その他
の拍としたいタイミングでスイッチBを押下する。
ら楽曲のテンポを把握し、小節を区分する拍としたいタ
イミングで操作パネル4のスイッチAを押下し、その他
の拍としたいタイミングでスイッチBを押下する。
このように楽曲の進行に合わせてスイッチA,Bが押下
され、それらのONイベントが操作パネル4からCPU6に順
次供給される。この間、CPU6では、第4図に示すリズム
トラック作成処理が実行される。すなわち、スイッチA
のONイベントおよびスイッチBのONイベントが共に検出
されない場合はステップS1およびS2の判断結果が共に
「NO」となって再びステップS1,S2が繰り返される。ま
た、スイッチAのONイベントが検出された場合、ステッ
プS1の判断結果が「YES」となり、その時点における時
刻カウンタのカウント値tがレジスタtaに格納されると
共に、書込イベントレジスタCiに小節を区分する拍の発
生を指示するイベントAが格納される(ステップS3)。
次いで書込イベントレジスタCiの内容およびレジスタta
の内容が演奏メモリ3のリズムトラックRHに書き込まれ
(ステップS5)、ステップS1に戻る。また、スイッチB
のONイベントが検出された場合、ステップS1を介してス
テップS2に進んで、その判断結果が「YES」となり、そ
の時点における時刻カウンタのカウント値tがレジスタ
tbに格納されると共に、書込イベントレジスタCiに小節
を区分する拍以外の拍の発生を指示するイベントBが格
納される(ステップS4)。次いで書込イベントレジスタ
Ciの内容およびレジスタtbの内容が演奏メモリ3のリズ
ムトラックRHに書き込まれ(ステップS5)、ステップS1
に戻る。
され、それらのONイベントが操作パネル4からCPU6に順
次供給される。この間、CPU6では、第4図に示すリズム
トラック作成処理が実行される。すなわち、スイッチA
のONイベントおよびスイッチBのONイベントが共に検出
されない場合はステップS1およびS2の判断結果が共に
「NO」となって再びステップS1,S2が繰り返される。ま
た、スイッチAのONイベントが検出された場合、ステッ
プS1の判断結果が「YES」となり、その時点における時
刻カウンタのカウント値tがレジスタtaに格納されると
共に、書込イベントレジスタCiに小節を区分する拍の発
生を指示するイベントAが格納される(ステップS3)。
次いで書込イベントレジスタCiの内容およびレジスタta
の内容が演奏メモリ3のリズムトラックRHに書き込まれ
(ステップS5)、ステップS1に戻る。また、スイッチB
のONイベントが検出された場合、ステップS1を介してス
テップS2に進んで、その判断結果が「YES」となり、そ
の時点における時刻カウンタのカウント値tがレジスタ
tbに格納されると共に、書込イベントレジスタCiに小節
を区分する拍以外の拍の発生を指示するイベントBが格
納される(ステップS4)。次いで書込イベントレジスタ
Ciの内容およびレジスタtbの内容が演奏メモリ3のリズ
ムトラックRHに書き込まれ(ステップS5)、ステップS1
に戻る。
このような処理が行われることにより、小節を区分す
る拍の発生指示Aおよびその他の拍の発生の指示Bがリ
ズムトラックRHに順次記録される。第3図(b)はこの
ようにしてリズムトラックに記録された各拍の発生時刻
を例示するものであり、楽曲の進行に伴ってそのテンポ
が緩やかに変化する場合の各拍の発生時刻が例示されて
いる。
る拍の発生指示Aおよびその他の拍の発生の指示Bがリ
ズムトラックRHに順次記録される。第3図(b)はこの
ようにしてリズムトラックに記録された各拍の発生時刻
を例示するものであり、楽曲の進行に伴ってそのテンポ
が緩やかに変化する場合の各拍の発生時刻が例示されて
いる。
そして、演奏者が操作パネルにおける所定の操作子を
操作し、クオンタイズを行うトラックとしてメロディト
ラクMEL1を指定し、クオンタイズの開始の指示を行う
と、第5図に示すクオンタイズ処理がCPU6によって実行
される。
操作し、クオンタイズを行うトラックとしてメロディト
ラクMEL1を指定し、クオンタイズの開始の指示を行う
と、第5図に示すクオンタイズ処理がCPU6によって実行
される。
まず、メロディトラックMEL1から制御レジスタiによ
って指定される順位の演奏情報が読み出され、そのノー
トオン時刻がレジスタtnに格納される(ステップS1
1)。ここで、制御レジスタiはこのクオンタイズ処理
の起動時に「1」に設定されている。従って、この場
合、メロディトラックMEL1に記録された第1番目のメロ
ディ音Cのノートオン時刻がレジスタtnに格納される。
次に、リズムトラックRHに記録された各拍AあるいはB
の各発生時刻の内、レジスタtnの内容に最も近い時刻が
検索される(ステップS12)。次に上記検索によって求
められた時刻が第1番目のメロディ音Cのクオンタイズ
されたノートオン時刻として元のメロディトラックMEL1
に書き込まれる(ステップS13)。そして、制御レジス
タiがインクリメントされ(ステップS14)、ステップS
11に戻る。以下、第2番目以降のメロディ音D,E,…につ
いて上述と同様のクオンタイズ処理が行われる。
って指定される順位の演奏情報が読み出され、そのノー
トオン時刻がレジスタtnに格納される(ステップS1
1)。ここで、制御レジスタiはこのクオンタイズ処理
の起動時に「1」に設定されている。従って、この場
合、メロディトラックMEL1に記録された第1番目のメロ
ディ音Cのノートオン時刻がレジスタtnに格納される。
次に、リズムトラックRHに記録された各拍AあるいはB
の各発生時刻の内、レジスタtnの内容に最も近い時刻が
検索される(ステップS12)。次に上記検索によって求
められた時刻が第1番目のメロディ音Cのクオンタイズ
されたノートオン時刻として元のメロディトラックMEL1
に書き込まれる(ステップS13)。そして、制御レジス
タiがインクリメントされ(ステップS14)、ステップS
11に戻る。以下、第2番目以降のメロディ音D,E,…につ
いて上述と同様のクオンタイズ処理が行われる。
このような処理が行われた結果、メロディトラックME
L1に記録された各メロディ音のノートオン時刻は第3図
(c)に示すようにクオンタイズされる。従って、この
クオンタイズされたメロディトラックの演奏情報を再生
した場合、第1番目のメロディ音Cが第1小節の第1拍
に、第2番目のメロディ音Dが第1小節の第3拍に、第
3番目のメロディ音Eが第2小節の第2拍に、第4番目
のメロディ音Fが第2小節の第4拍に、第5番目のメロ
ディ音Gが第3小節の第1拍に、第6番目のメロディ音
Hが第3小節の第3拍に、というように拍に正確に同期
したタイミングで各メロディ音が発音される。また、こ
の場合、リズムトラックRHに記録した各拍の発生時刻は
楽曲の進行に合わせて演奏者が入力したものであるか
ら、記録時の楽曲のテンポが変化する場合においても、
それに忠実なテンポで楽曲が再生される。また、この自
動演奏記録装置では、小節を区分する拍の発生指示Aと
その他の拍の発生指示Bとを区別して演奏メモリ3のリ
ズムトラックに記録するようにしたので、これらの発生
指示A,Bの時間軸方向の並びに基づいて楽譜表示等を行
うことも可能である。なお、上記実施例では、量子化し
た時間情報をそのままメロディトラックMEL1に書き込ん
だが、メロディトラックMEL1はそのまま保存しておき、
他のトラックにメロディトラックMEL1からのキーコード
およびリズムトラックRHからの時間情報を書き込むよう
にしても良い。
L1に記録された各メロディ音のノートオン時刻は第3図
(c)に示すようにクオンタイズされる。従って、この
クオンタイズされたメロディトラックの演奏情報を再生
した場合、第1番目のメロディ音Cが第1小節の第1拍
に、第2番目のメロディ音Dが第1小節の第3拍に、第
3番目のメロディ音Eが第2小節の第2拍に、第4番目
のメロディ音Fが第2小節の第4拍に、第5番目のメロ
ディ音Gが第3小節の第1拍に、第6番目のメロディ音
Hが第3小節の第3拍に、というように拍に正確に同期
したタイミングで各メロディ音が発音される。また、こ
の場合、リズムトラックRHに記録した各拍の発生時刻は
楽曲の進行に合わせて演奏者が入力したものであるか
ら、記録時の楽曲のテンポが変化する場合においても、
それに忠実なテンポで楽曲が再生される。また、この自
動演奏記録装置では、小節を区分する拍の発生指示Aと
その他の拍の発生指示Bとを区別して演奏メモリ3のリ
ズムトラックに記録するようにしたので、これらの発生
指示A,Bの時間軸方向の並びに基づいて楽譜表示等を行
うことも可能である。なお、上記実施例では、量子化し
た時間情報をそのままメロディトラックMEL1に書き込ん
だが、メロディトラックMEL1はそのまま保存しておき、
他のトラックにメロディトラックMEL1からのキーコード
およびリズムトラックRHからの時間情報を書き込むよう
にしても良い。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、演奏情報に
基づく楽音の発生時刻が、入力された拍情報の時刻情報
の内、最も近い値に修正されるので、拍の発生間隔を任
意に設定することができ、楽曲のテンポが変化する場合
においても演奏情報のクオンタイズを適正に行うことが
できる。また、拍情報により、小節を区分する拍と、そ
れ以外の拍とが判別可能であるため、記録手段に記録さ
れた各拍情報の記録順序に基づいて、楽譜表示等が容易
に可能となる。
基づく楽音の発生時刻が、入力された拍情報の時刻情報
の内、最も近い値に修正されるので、拍の発生間隔を任
意に設定することができ、楽曲のテンポが変化する場合
においても演奏情報のクオンタイズを適正に行うことが
できる。また、拍情報により、小節を区分する拍と、そ
れ以外の拍とが判別可能であるため、記録手段に記録さ
れた各拍情報の記録順序に基づいて、楽譜表示等が容易
に可能となる。
第1図はこの発明の一実施例による自動演奏記録装置の
構成を示すブロック図、第2図は同実施例における演奏
メモリ3の内容を示す図、第3図は同実施例によって行
われるクオンタイズ処理を説明する図、第4図および第
5図は同実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。 1……鍵盤、2……プログラムメモリ、3……演奏メモ
リ、A,B……拍入力スイッチ、4……操作パネル、5…
…トーンジェネレータ、6……CPU、7……タイマ。
構成を示すブロック図、第2図は同実施例における演奏
メモリ3の内容を示す図、第3図は同実施例によって行
われるクオンタイズ処理を説明する図、第4図および第
5図は同実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。 1……鍵盤、2……プログラムメモリ、3……演奏メモ
リ、A,B……拍入力スイッチ、4……操作パネル、5…
…トーンジェネレータ、6……CPU、7……タイマ。
Claims (2)
- 【請求項1】発生すべき楽音の指示として発生時刻を情
報に持つ演奏情報を発生する演奏情報発生手段と、 楽曲における各拍の発生時刻を任意に指定する拍情報を
入力する拍情報入力手段と、 前記演奏情報および前記拍情報を記録する記録手段と、 前記演奏情報および前記拍情報における発生時刻情報を
比較することにより、前記演奏情報における発生時刻情
報を、前記拍情報における時刻情報の内の最も近い値に
修正する修正手段と を具備することを特徴とする自動演奏記録装置。 - 【請求項2】前記拍情報が小節を区分する拍の発生時刻
を指定する情報およびその他の拍の発生時刻を指定する
情報からなることを特徴とする請求項第1記載の自動演
奏記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2083708A JP2556170B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動演奏記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2083708A JP2556170B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動演奏記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03282595A JPH03282595A (ja) | 1991-12-12 |
JP2556170B2 true JP2556170B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=13809999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2083708A Expired - Fee Related JP2556170B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動演奏記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556170B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5121487B2 (ja) * | 2008-02-12 | 2013-01-16 | 任天堂株式会社 | 楽曲修正プログラムおよび楽曲修正装置 |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2083708A patent/JP2556170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03282595A (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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