JP2556147Y2 - 汎用ガソリンエンジンの空冷装置 - Google Patents

汎用ガソリンエンジンの空冷装置

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JP2556147Y2
JP2556147Y2 JP4920192U JP4920192U JP2556147Y2 JP 2556147 Y2 JP2556147 Y2 JP 2556147Y2 JP 4920192 U JP4920192 U JP 4920192U JP 4920192 U JP4920192 U JP 4920192U JP 2556147 Y2 JP2556147 Y2 JP 2556147Y2
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carburetor
engine
cooling
air
actuator
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清信 飯田
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Kubota Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、汎用ガソリンエンジン
の空冷装置に関し、詳しくは、ガバナ装置に電子ガバナ
を用いた場合に、そのアクチュエータを気化器とともに
効率よく冷却できるものに関する。
【0002】
【従来技術】汎用ガソリンエンジンの空冷装置の従来技
術として、図3に示すものがある。これは、エンジン本
体101の前側に設けた冷却ファン102をファンカバ
ー103で覆い、上記冷却ファン102で起こした冷却
風を上記エンジン本体101に送風するように構成した
ものである。
【0003】ところで、汎用ガソリンエンジンは、農業
機械や建設機械等に搭載して用いられているが、このよ
うな用途では、高負荷で運転されることが多いうえ、エ
ンジンがボンネット内に収容されるため、エンジンの周
囲温度が高くなる。このため、エンジン本体101に付
設した気化器104が過熱しやすい。しかし、この従来
技術では、気化器104を冷却する手段を備えていな
い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術では、気
化器104が過熱しやすいにも拘わらずこれを冷却する
手段を備えていないので、気化器104内でパーコレー
ションが発生し、エンジンの回転が不安定になることが
ある。
【0005】ところで、汎用ガソリンエンジンでは、気
化器104の調量は、例外なく安価なメカニカルガバナ
105を介して行われているが、これにも次の問題があ
る。メカニカルガバナ105は、ガハナウェイト106
から出力されたガバナ力の微小な変動を増幅して気化器
104に伝達するため、ガバナレバー107の寸法が長
いうえ、各構成部品を機械的連結によって連結しなけれ
ばならないため、各構成部品の配置の自由度が低い。こ
のため、メカニカルガバナ105の存在により、排気マ
フラ等の周辺部品の配置が大きく制約され、エンジンの
コンパクト化が困難であった。
【0006】そこで、本考案者は、エンジンのコンパク
ト化を図るため、メカニカルガバナに代えて、各構成部
品の配置の自由度が高い電子ガバナを用いることにし
た。しかし、エンジンの周囲温度が高くなる汎用ガソリ
ンエンジンに電子ガバナを用いた場合には、気化器を連
動するアクチュエータが過熱により誤作動し、エンジン
の回転が更に不安定になるおそれがある。
【0007】本考案では、ガバナ装置に電子ガバナを用
いた場合に、そのアクチュエータを気化器とともに効率
よく冷却できる、汎用ガソリンエンジンの空冷装置を提
供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案では、図1(A)
に例示するように、エンジン本体1の前側に設けた冷却
ファン2をファンカバー3で覆い、上記冷却ファン2で
起こした冷却風を上記エンジン本体1に送風するように
構成した、汎用ガソリンエンジンの空冷装置において、
次のようにしたことを特徴とする。
【0009】上記ファンカバー3に後向きの分風開口部
4を設け、この分風開口部4の後方に気化器5を配置
し、この気化器5を連動する電子ガバナ6のアクチュエ
ータ7を上記気化器5の後方で、取付台8を介して上記
エンジン本体1に付設し、この取付台8の取付座面9と
上記エンジン本体1との間に、上記気化器5からの冷却
排風10を通過させる通風路11をあけ、上記取付座面
9から上記通風路11に放熱フィン12を突設した。
【0010】
【作用】図1(A)に示すように、ファンカバー3内の
冷却風の一部13が、分風開口部4から後方に吹き出
し、気化器5の熱を吸熱するが、内部で燃料の気化が起
こっている気化器5の表面温度はアクチュエータ7に比
べてかなり低くため、その冷却排風10の温度を低く押
さえることができる。そして、低い温度に押さえられ
た、気化器5からの冷却排風10が、通風路11を通過
し、取付座面9と放熱フィン12とから比較的高温のア
クチュエータ7の熱を吸熱する。
【0011】
【考案の効果】本考案では、低い温度に押さえられた、
気化器からの冷却排風が、通風路を通過し、取付座面と
放熱フィンとから比較的高温のアクチュエータの熱を吸
熱するので、アクチュエータが気化器とともに効率よく
冷却される。このため、気化器内でのパーコレーション
が抑制されるうえ、気化器を連動するアクチュエータの
誤作動が抑制され、エンジンの回転が安定する。
【0012】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の実施例に係る汎用ガソリンエンジンの空
冷装置を説明する図で、図1(A)はエンジンの一部切
欠平面図、図1(B)は図1(A)のエンジンで用いる
アクチュエータの取付台の斜視図である。また、図2は
図1(A)のエンジンの側面図である。
【0013】図2に示すように、汎用ガソリンエンジン
の構成は次の通りである。クランクケース14の上側に
シリンダ15を一体に形成し、その上側にシリンダヘッ
ド16を組み付けて、エンジン本体1を構成してある。
クランクケース14の前側にはフライホイルを兼用した
冷却ファン2をクランク軸(図外)に連結して設け、こ
れをファンカバー3で覆い、冷却ファン2で起こした冷
却風をエンジン本体1にその前側から吹き付けるように
してある。
【0014】また、シリンダ15の横側には気化器5を
付設してある。この気化器5の上側にはスロットルバル
ブ17に連結した連動レバー18を付設し、この連動レ
バー18を介してスロットルバルブ17の開度を調節
し、混合気の濃度を調節するようになっている。そし
て、この気化器5は電子ガバナ6を介して調速レバー1
9に連動連結してある。
【0015】電子ガバナ6は、設定回転数検出センサ2
0とコントローラ21とアクチュエータ7とを備えてい
る。設定回転数検出センサ20はクランクケース14の
横側に固定し、コントローラ21とアクチュエータ7と
はシリンダ15の横側に設けた遮熱板22に固定してあ
る。設定回転数検出センサ20にはポテンショメータを
用い、その入力回転軸23に調速レバー19を固定して
ある。アクチュエータ7にはロータリソレノイドを用
い、その出力回転軸24に出力レバー25を固定し、こ
の出力レバー25に連動ロッド26を介して気化器5の
連動レバー18を連動連結してある。尚、エンジンの実
回転数は、冷却ファン2の内側に設けたマグネト(図
外)内に組み込んだ検出コイルで検出するようにしてあ
る。
【0016】この電子ガバナ6では、設定回転数と実回
転数をコントローラ21で比較演算し、アクチュエータ
7を作動させて燃料調量を行い、エンジンにかかる負荷
の変動に拘わらず、エンジンの回転数を調速レバー19
で設定した設定回転数に維持する。
【0017】ところで、この実施例では、アクチュエー
タ7を気化器5とともに効率よく冷却するため、次のよ
うな構成を採用した。ファンカバー3の上部の横側を外
向きに膨出させ、図1(A)に示すように、その内部に
後向きの分風開口部4を設けてある。そして、分風開口
部4の後方に気化器5を配置し、ファンカバー3内の冷
却風の一部13が、分風開口部4から気化器5の表面に
沿いながら、エンジン本体1と気化器5のフロート室2
7の間を抜けて行くようにしてある。また、アクチュエ
ータ7を気化器5の後方で、取付台8を介してエンジン
本体1に付設してある。図1(B)に示すように、取付
台8は取付座面9の裏側に取付脚28とスペーサ脚29
とを突設し、取付座面9の裏側に通風路11が形成され
るようにしてある。そして、取付座面9から通風路11
に複数の放熱フィン12を突設してある。尚、取付台8
の素材にはアルミ合金を用いている。
【0018】このような構成によれば、図1(A)に示
すように、ファンカバー3内の冷却風の一部13が、分
風開口部4から後方に吹き出し、気化器5の熱を吸熱す
るが、内部で燃料の気化が起こっている気化器5の表面
温度はアクチュエータ7に比べてかなり低いため、その
冷却排風10の温度を低く押さえることができる。そし
て、低い温度に押さえられた、気化器5からの冷却排風
10が、通風路11を通過し、取付座面9と放熱フィン
12とから比較的高温のアクチュエータ7の熱を吸熱す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る汎用ガソリンエンジンの
空冷装置を説明する図で、図1(A)はエンジンの一部
切欠平面図、図1(B)は図1(A)のエンジンで用い
るアクチュエータの取付台の斜視図である。
【図2】図1(A)のエンジンの側面図である。
【図3】従来技術の図2相当図である。
【符号の説明】
1…エンジン本体、2…冷却ファン、3…ファンカバ
ー、4…分風開口部、5…気化器、6…電子ガバナ、7
…アクチュエータ、8…取付台、9…8の取付座面、1
0…5からの冷却排風、11…通風路、12…放熱フィ
ン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体(1)の前側に設けた冷却フ
    ァン(2)をファンカバー(3)で覆い、上記冷却ファン
    (2)で起こした冷却風を上記エンジン本体(1)に送風す
    るように構成した、汎用ガソリンエンジンの空冷装置に
    おいて、 上記ファンカバー(3)に後向きの分風開口部(4)を設
    け、この分風開口部(4)の後方に気化器(5)を配置し、
    この気化器(5)を連動する電子ガバナ(6)のアクチュエ
    ータ(7)を上記気化器(5)の後方で、取付台(8)を介し
    て上記エンジン本体(1)に付設し、この取付台(8)の取
    付座面(9)と上記エンジン本体(1)との間に、上記気化
    器(5)からの冷却排風(10)を通過させる通風路(11)
    をあけ、上記取付座面(9)から上記通風路(11)に放熱
    フィン(12)を突設した、ことを特徴とする汎用ガソリ
    ンエンジンの空冷装置。
JP4920192U 1992-06-19 1992-06-19 汎用ガソリンエンジンの空冷装置 Expired - Lifetime JP2556147Y2 (ja)

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JPH064327U JPH064327U (ja) 1994-01-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202389A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両の駆動モータユニットの冷却構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012202389A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両の駆動モータユニットの冷却構造

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JPH064327U (ja) 1994-01-21

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