JPH0729214Y2 - 強制空冷縦軸エンジン - Google Patents
強制空冷縦軸エンジンInfo
- Publication number
- JPH0729214Y2 JPH0729214Y2 JP1986202010U JP20201086U JPH0729214Y2 JP H0729214 Y2 JPH0729214 Y2 JP H0729214Y2 JP 1986202010 U JP1986202010 U JP 1986202010U JP 20201086 U JP20201086 U JP 20201086U JP H0729214 Y2 JPH0729214 Y2 JP H0729214Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carburetor
- crankcase
- vertical axis
- air
- forced air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、強制空冷縦軸エンジンのクランクケースの上
側に冷却フアン及びフアンケースを配置するとともに、
その側部に吸気管及び気化器を配置して構成した強制空
冷縦軸エンジンに関する。
側に冷却フアン及びフアンケースを配置するとともに、
その側部に吸気管及び気化器を配置して構成した強制空
冷縦軸エンジンに関する。
上記縦軸エンジンとしては、例えば、特開昭61-81522号
公報で開示されているように、エンジン本体のシリンダ
軸線に対して一側方に排気管、マフラ等を含む排気系
を、他方側にエヤークリーナ、気化器等の吸気系を配設
したものがある。
公報で開示されているように、エンジン本体のシリンダ
軸線に対して一側方に排気管、マフラ等を含む排気系
を、他方側にエヤークリーナ、気化器等の吸気系を配設
したものがある。
上記のようにエンジン本体の側部に吸気系が並設された
縦軸エンジンでは、吸気系がエンジン本体からの放熱を
受けやすく、吸気の加熱によるエヤーロック、パーコレ
ーション、出力低下などの現象を招きやすい。
縦軸エンジンでは、吸気系がエンジン本体からの放熱を
受けやすく、吸気の加熱によるエヤーロック、パーコレ
ーション、出力低下などの現象を招きやすい。
本考案は、エンジン空冷手段に簡単な改造を施こすだけ
で、エンジン本体からの放熱が吸気系に及ぼす悪影響を
抑制して、上記不具合を解消しようとしたものである。
で、エンジン本体からの放熱が吸気系に及ぼす悪影響を
抑制して、上記不具合を解消しようとしたものである。
上記目的を達成するための本考案の特徴構成は、強制空
冷縦軸エンジンのクランクケースの上側に冷却フアン及
びフアンケースを配置するとともに、その側部に吸気管
及び気化器を配置して構成した強制空冷縦軸エンジンに
おいて、ファンケースの周壁の気化器に近い周壁部分を
クランクケース外縁よりも外方に膨出形成し、ファンケ
ース内の冷却風の一部をクランクケースと気化器との間
の気化器対面隙間に吹き出す分風口を、上記周壁部分の
下部とクランクケースとの間に開口した点にある。
冷縦軸エンジンのクランクケースの上側に冷却フアン及
びフアンケースを配置するとともに、その側部に吸気管
及び気化器を配置して構成した強制空冷縦軸エンジンに
おいて、ファンケースの周壁の気化器に近い周壁部分を
クランクケース外縁よりも外方に膨出形成し、ファンケ
ース内の冷却風の一部をクランクケースと気化器との間
の気化器対面隙間に吹き出す分風口を、上記周壁部分の
下部とクランクケースとの間に開口した点にある。
上記構成によると、フアンケースの周壁部分の一部に形
成した分風口から吹き出した冷却風がシリンダブロック
と気化器との間のエヤーカーテンとして作用し、シリン
ダブロックからの放熱が遮断される。又、分風口からの
冷却風は吸気管及び気化器に直接触れてこれを冷却する
ことにもなる。
成した分風口から吹き出した冷却風がシリンダブロック
と気化器との間のエヤーカーテンとして作用し、シリン
ダブロックからの放熱が遮断される。又、分風口からの
冷却風は吸気管及び気化器に直接触れてこれを冷却する
ことにもなる。
第１図乃至第３図は本考案に係る強制空冷縦軸エンジン
を示し、前部にシリンダブロック１を連設したクランク
ケース２にクランク軸３が縦向きに貫通支承され、この
クランク軸３の下方突出部が出力軸に構成されるととも
に、クランク軸３の上方突出部に冷却フアン４を備えた
フライホイール５が連結されている。
を示し、前部にシリンダブロック１を連設したクランク
ケース２にクランク軸３が縦向きに貫通支承され、この
クランク軸３の下方突出部が出力軸に構成されるととも
に、クランク軸３の上方突出部に冷却フアン４を備えた
フライホイール５が連結されている。
そして、クランクケース２の後部には燃料タンク６が配
設されるとともに、クランクケース２の横一側にエヤー
クリーナ７と気化器８が上下に配置され、シリンダブロ
ック１の横一側にマフラー９が配置されている。
設されるとともに、クランクケース２の横一側にエヤー
クリーナ７と気化器８が上下に配置され、シリンダブロ
ック１の横一側にマフラー９が配置されている。
又、クランクケース２の上側には、エンジン本体及び燃
料タンク６を覆うボンネット兼用のフアンケース10が設
けられ、フアンケース10の上面中央にリコイルスタータ
ケース11が付設されている。
料タンク６を覆うボンネット兼用のフアンケース10が設
けられ、フアンケース10の上面中央にリコイルスタータ
ケース11が付設されている。
このフアンケース10の内面に、シリンダブロック１及び
クランクケース２の外形に沿う周壁12が環状に付設さ
れ、冷却ファン４によってリコイルスタータケース11の
空気取入口13から吸入した外気をエンジン冷却風として
シリンダブロック１及びシリンダヘッド14へ導くよう構
成されている。
クランクケース２の外形に沿う周壁12が環状に付設さ
れ、冷却ファン４によってリコイルスタータケース11の
空気取入口13から吸入した外気をエンジン冷却風として
シリンダブロック１及びシリンダヘッド14へ導くよう構
成されている。
そして、本考案においては、前記周壁12の気化器８に近
い周壁部分12aをクランクケース２外縁よりも外方に膨
出形成して、クランクケース２と周壁部分12aとの間に
分風口15を開口し、フアンケース10内の冷却風Ｗの一部
Waをこの分風口15から下方に向けて取り出してクランク
ケース２と気化器８との間の隙間に吹き出させ、この分
風冷却風Waによってクランクケース２と気化器８との間
にエヤーカーテンを形成するとともに、分風冷却風Waに
よってエヤークリーナ７、気化器８、吸気管16等の吸気
系を直接冷却するように構成されている。
い周壁部分12aをクランクケース２外縁よりも外方に膨
出形成して、クランクケース２と周壁部分12aとの間に
分風口15を開口し、フアンケース10内の冷却風Ｗの一部
Waをこの分風口15から下方に向けて取り出してクランク
ケース２と気化器８との間の隙間に吹き出させ、この分
風冷却風Waによってクランクケース２と気化器８との間
にエヤーカーテンを形成するとともに、分風冷却風Waに
よってエヤークリーナ７、気化器８、吸気管16等の吸気
系を直接冷却するように構成されている。
以上説明したように、本考案は、ファンケースの周壁の
気化器に近い周壁部分をクランクケース外縁よりも外方
に膨出形成するだけの簡単な改造で、エンジン冷却風の
一部を分風口から取出して気化器とクランクケースとの
間の気化器対面隙間に吹き出すように構成したので、吸
気系がエンジン本体からの放熱を受けることが抑制でき
るとともに、吸気系を直接冷却することができ、もっ
て、吸気系の温度上昇によるエヤーロック、パーコレー
ション、出力低下等の発生を抑制することができるよう
になった。
気化器に近い周壁部分をクランクケース外縁よりも外方
に膨出形成するだけの簡単な改造で、エンジン冷却風の
一部を分風口から取出して気化器とクランクケースとの
間の気化器対面隙間に吹き出すように構成したので、吸
気系がエンジン本体からの放熱を受けることが抑制でき
るとともに、吸気系を直接冷却することができ、もっ
て、吸気系の温度上昇によるエヤーロック、パーコレー
ション、出力低下等の発生を抑制することができるよう
になった。
第１図は本考案に係る強制空冷縦軸エンジンの一部切欠
き後面図、第２図はその一部切欠き平面図、第３図はそ
の一部切欠き側面図である。 ２……クランクケース、４……冷却フアン、８……気化
器、10……フアンケース、12……周壁、12a……周壁部
分、16……吸気管。
き後面図、第２図はその一部切欠き平面図、第３図はそ
の一部切欠き側面図である。 ２……クランクケース、４……冷却フアン、８……気化
器、10……フアンケース、12……周壁、12a……周壁部
分、16……吸気管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 秀紀 大阪府堺市石津北町64 久保田鉄工株式会 社堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭61−81522（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−29148（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−122205（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−173756（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−122766（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】強制空冷縦軸エンジンのクランクケース
（２）の上側に冷却ファン（４）及びファンケース（1
0）を配置するとともに、その側部に吸気管（16）及び
気化器（８）を配置して構成した強制空冷縦軸エンジン
において、 ファンケース（10）の周壁（12）の気化器（８）に近い
周壁部分（12a）をクランクケース（２）外縁よりも外
方に膨出形成し、 ファンケース（10）内の冷却風の一部をクランクケース
（２）と気化器（８）との間の気化器対面隙間に吹き出
す分風口（15）を、上記周壁部分（12a）の下部とクラ
ンクケース（２）との間に開口したことを特徴とする強
制空冷縦軸エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986202010U JPH0729214Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 強制空冷縦軸エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986202010U JPH0729214Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 強制空冷縦軸エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63102927U JPS63102927U (ja) | 1988-07-04 |
| JPH0729214Y2 true JPH0729214Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31165999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986202010U Expired - Lifetime JPH0729214Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 強制空冷縦軸エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729214Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012202389A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両の駆動モータユニットの冷却構造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2569514Y2 (ja) * | 1992-03-05 | 1998-04-28 | 川崎重工業株式会社 | 汎用エンジン |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4318414Y1 (ja) * | 1964-06-16 | 1968-07-30 | ||
| JPS56122766U (ja) * | 1980-02-18 | 1981-09-18 | ||
| JPS5829148U (ja) * | 1981-08-21 | 1983-02-25 | スズキ株式会社 | 気化器の冷却装置 |
| JPS58186120U (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-10 | 本田技研工業株式会社 | 水冷内燃機関の吸排気系冷却装置 |
| JPS6181522A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-25 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP1986202010U patent/JPH0729214Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012202389A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両の駆動モータユニットの冷却構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63102927U (ja) | 1988-07-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0729214Y2 (ja) | 強制空冷縦軸エンジン | |
| JP2571975Y2 (ja) | エンジン吸気取入構造 | |
| JPH08151917A (ja) | ブリーザ装置付きエンジン | |
| JPH035454Y2 (ja) | ||
| JPS6196268U (ja) | ||
| JPH02115915U (ja) | ||
| JPS6211752Y2 (ja) | ||
| JPS6114623Y2 (ja) | ||
| JPH0424102Y2 (ja) | ||
| JPS6429218U (ja) | ||
| JPH077542Y2 (ja) | 部分油冷式空冷エンジンの冷却装置 | |
| JPH0736126Y2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
| JPS6129935Y2 (ja) | ||
| JPS6023456Y2 (ja) | 空冷式エンジンにおけるそらせ板の取付装置 | |
| JPH0231550Y2 (ja) | ||
| JPH041656U (ja) | ||
| JPS593135Y2 (ja) | 汎用エンジンに於ける排気装置 | |
| JP2512632B2 (ja) | 作業機用水冷エンジンの冷却装置 | |
| JPS6132104Y2 (ja) | ||
| JPH0449631U (ja) | ||
| JPH0239853Y2 (ja) | ||
| JPH0972217A (ja) | 作業車 | |
| JPH0220427A (ja) | 横型水冷エンジンを搭載した移動作業車輛 | |
| JPH0292037U (ja) | ||
| JPH0479929U (ja) |