JP2512632B2 - 作業機用水冷エンジンの冷却装置 - Google Patents

作業機用水冷エンジンの冷却装置

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JP2512632B2
JP2512632B2 JP2337581A JP33758190A JP2512632B2 JP 2512632 B2 JP2512632 B2 JP 2512632B2 JP 2337581 A JP2337581 A JP 2337581A JP 33758190 A JP33758190 A JP 33758190A JP 2512632 B2 JP2512632 B2 JP 2512632B2
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radiator
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cooling
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晨一 丹波
仁見 三宅
リー・ロイ・ハーデスティ
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ラジエーターを縦軸型エンジンの上側近傍
に配置し、ラジエーターとエンジンの間にラジエーター
冷却用ファンを設けた作業機用水冷エンジンの冷却装置
に関し、主としてトラクタ等のように狭いエンジンルー
ムを有する作業機に搭載する水冷エンジンの冷却装置に
関する。
(従来の技術及びその課題) トラクタ等の作業機や作業車両では、一般にエンジン
ルームの前方にラジエーターを配置し、後方にエンジン
を配置しているが、車両の走行による多量の風を期待で
きないことと、充分な広さのエンジンルームを確保でき
ないことと、エンジンルーム内の換気が充分でないこと
により、次のような課題がある。
(1)ラジエーター通過後の暖かい冷却風によりエンジ
ンルーム内の温度が上がり、特に燃料系を中心としてパ
ーコレイションやベーパーロック等のヒートトラブルが
発生することが多い。
(2)ラジエーター通過後の冷却風は周囲温度よりも30
度近く高い状態にあるため、この温風がエンジン近傍に
滞留すると、エンジン表面よりの放熱が充分に行われな
くなり、そのためにラジエーターの冷却機能の負担が増
え、より大きな冷却性能を有するラジエーターが必要と
なる。
(3)ラジエーターをエンジン前方に配置しているの
で、エンジンルームの前後方向のコンパクト化がむつか
しい。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明は、ラジエーター
を、クランク軸が垂直な縦軸型エンジンの上方近傍に倒
伏姿勢で配置し、ラジエーターとエンジンの間にラジエ
ーター冷却用ファンを設けた作業機用水冷エンジン冷却
装置において、ラジエーターとエンジンの間に、冷却フ
ァンの半径方向外周を囲むファンシュラウドと、該ファ
ンシュラウドの下端開口に連通すると共にエンジンの上
面の略全面を覆う偏平状の排風用ダクトを接続し、該排
風用ダクトを水平前方に延出して、作業機の前端排風口
から前方に排出するようにしている。
(実施例) 第1図は本発明を適用した縦軸型水冷エンジンをトラ
クタに搭載した場合の縦断面であり、この第1図におい
て、エンジン1はフロントアクスルブラケット2に固定
されると共に、トランクのボンネット3内に収納されて
いる。クランク軸10は垂直な姿勢でエンジン1に支持さ
れており、ラジエーター冷却用ファン5はエンジン上端
のフライホイール29にエクステンションブラケット6を
介して固定されている。ラジエーター4はエンジン1の
上方近傍に水平に配置され、適当なブラケット及びゴム
弾性部材によりエンジン1に弾性支持されている。ダク
ト22はラジエーター4とエンジン1の上面の間に水平姿
勢で配置されると共に、水平姿勢で前方に延出し、ボン
ネット3のダクト部21に接続している。ダクト部21の前
端は排風口20を介して大気に連通している。
ダクト22は水平分割面D2において上下に2分割されて
おり、上下両ダクト部材22c,22dはそれらの外周フラン
ジ部がボルトによって互いに接合されている。上側ダク
ト部材22cはファンシュラウド18と一体に樹脂成形され
ている。下側ダクト部材22dは適当なブラケット及びゴ
ム弾性部材を介してエンジン1に弾性支持されている。
エヤークリーナー13はダクト22の上面に設けられると
共に、上下2分割構造になっており、エヤークリーナー
13の下半ケース部分は上側ダクト部分22cと一体に成形
されている。吸気通路30はダクト22を上下に貫通してエ
ヤークリーナー13とキャブレター14を接続しており、吸
気通路30の周壁31はその上半分が上側ダクト部材22cと
一体に形成され、周壁31の下半分が下側ダクト部材22d
と一体に形成されている。冷却風取入れ口26はダッシュ
ボード25の側面に設けられると共に、ボンネット3の上
面及び側面にも形成されている。33はリザーブタンク、
34は燃料ポンプである。
第1図のII矢視図を示す第2図において、ダクト22は
その後半部分が半円状に形成されており、前半部は上方
から見て矩形状に形成されている。2つのシリンダー1a
は前開き状にV型に配列されている。
(作用) ボンネット3の上面及び側面の冷却風取入れ口並びに
ダッシュボード25の冷却風取入れ口26からボンネット3
内に取入れられる冷却風は、ラジエーター4を上方から
下方へと通過してファン5及びシュラウド18内を通り、
ダクト22内に入る。ダクト22内ではエンジン1に当接せ
ずに概ね水平にエンジン1の上方を前方へと案内され、
ダクト部21及び排風口20を通ってトラクタの前方に排出
される。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によると、 (1)ラジエーターと縦軸型エンジンの間に、ラジエー
ター通過後の冷却風をエンジンに当接せずにエンジンか
ら離れた箇所へと導いて排風する排風用ダクトを設けて
いるので、ラジエーター通過後の暖かい冷却風を、エン
ジンに当接せずに速やかに外部に排出することができ、
エンジン周囲の温度の上昇を防止し、それにより燃料系
のパーコレイションやペーパーロック等のヒートトラブ
ルの発生を防止でき、エンジン性能を良好に保つことが
できる。特にトラクタ等のようにエンジンルームの狭い
作業機に備える場合には、従来例に比べて上記効果はき
わめて顕著である。
(2)ラジエーター通過後の暖かい冷却風がエンジンの
周囲に滞留するのを防止できるので、エンジン表面より
の放熱による冷却は効率よく促進され、従ってラジエー
ターの冷却機能の負担を減少できる。それによりラジエ
ーターを小形化できる。
(2a)排風用ダクト22を偏平状に形成して、縦軸型エン
ジンの上方近傍のラジエーター4とエンジンの間に配置
しているので、ボンネット内構造をコンパクトにするこ
とができ、また、排風用ダクト22の排風方向を水平前方
としているので、オペレータに影響することがない。
(3)ダクトを2分割構造とすると共に、ファンシュラ
ウドを一方のダクト部材に一体成形すると、ダクトとシ
ュラウドの接続部分からの冷却風の洩れを減少させるこ
とができ、ダクトの導風性能が一層向上する。
(4)またシュラウドをダクトと一体成形することによ
り、部品点数を削減でき、製造コストを下げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した縦軸型水冷エンジンをトラク
タに搭載した場合の縦断面図、第2図は第1図のII−II
断面図である。1…エンジン、4…ラジエーター、5…
冷却用ファン、18…ファンシュラウド、22…ダクト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−3342(JP,U) 実開 昭54−66326(JP,U) 実開 昭47−17023(JP,U) 実開 昭51−129940(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエーターを、クランク軸が垂直な縦軸
    型エンジンの上方近傍に倒伏姿勢で配置し、ラジエータ
    ーとエンジンの間にラジエーター冷却用ファンを設けた
    作業機用水冷エンジン冷却装置において、ラジエーター
    とエンジンの間に、冷却ファンの半径方向外周を囲むフ
    ァンシュラウドと、該ファンシュラウドの下端開口に連
    通すると共にエンジンの上面の略全面を覆う偏平状の排
    風用ダクトを接続し、該排風用ダクトを水平前方に延出
    して、作業機の前端排風口から前方に排出するようにし
    たことを特徴とする作業機用水冷エンジンの冷却装置。
  2. 【請求項2】排風用ダクトを2分割構造とし、一方のダ
    クト部材にファンシュラウドを一体成形した特許請求の
    範囲第1項記載の作業機用水冷エンジンの冷却装置。
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