JP2556119B2 - 制電性樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents

制電性樹脂組成物およびその製造方法

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JP2556119B2 JP63294895A JP29489588A JP2556119B2 JP 2556119 B2 JP2556119 B2 JP 2556119B2 JP 63294895 A JP63294895 A JP 63294895A JP 29489588 A JP29489588 A JP 29489588A JP 2556119 B2 JP2556119 B2 JP 2556119B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は永久帯電防止性を有し、かつ耐衝撃性に代表
される機械特性、耐熱性および成形加工性が均衡して優
れる制電性樹脂組成物およびその製造方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
ポリフェニレンエーテル樹脂は耐熱性の優れた熱可塑
性樹脂として知られているが、耐衝撃性に代表される機
械的性質およびそれ自体の溶融粘性が高いために成形加
工性が劣つている。
そこで成形加工性を改善する方法として、ポリフエニ
レンエーテルにゴム変性ポリスチレン樹脂を配合するこ
とが米国特許第3,383,435号に開示されている。
一方、ポリフエニレンエーテル樹脂の耐熱性を損うこ
となく耐衝撃性、成形加工性を改善するものとして、カ
ルボキシル基および/またはカルボン酸無水物構造を置
換基の一部として有するポリフエニレンエーテルの変性
物とポリアミドおよび芳香族ビニール系のA−B−A型
ブロツク共重合体との樹脂組成物が特開昭63−10656号
に開示されている。
又、制電性ポリフエニレンエーテル系樹脂組成物とし
ては、ポリフエニレンエーテル樹脂と飽和1価脂肪酸の
モノグリセリドとの樹脂組成物が知られている(特開昭
63−48355号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記、従来公知のポリフエニレンエー
テル系樹脂組成物は、いずれも絶縁体もしくは制電効果
が一時的なものであり、摩擦などにより容易に帯電し、
ホコリを付着させ易く静電気障害を生じ易い欠点を有し
ている。
このため用途によつては使用が制限されているのが現
状であり、これらの組成物に永久制電性が付与されれ
ば、その用途も大きく広げることができる。
本発明の課題は永久帯電防止性を有し、かつ耐衝撃性
に代表される機械的特性、耐熱性および成形加工性が均
衡して優れる制電性樹脂組成物及びその製造法を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討した
結果、ポリフエニレンエーテル樹脂とポリアミド樹脂の
組成物にポリアミドエラストマを配合し、更に必要に応
じてゴム質重合体を配合させることにより、上記課題が
解決されることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の制電性樹脂組成物は、 (A)ポリアミドエラストマ1〜50重量部、 (B)ポリフエニレンエーテル樹脂3〜90重量部、 (C)ポリアミド樹脂1〜85重量部、 (D)ゴム質重合体0〜50重量部 からなる樹脂組成物であり、(A)+(B)+(C)+
(D)の合計量が100重量部、かつ組成物中のゴム状重
合体の総量が0〜50重量%であることを特徴とするもの
であり、この制電性樹脂組成物を製造する方法として、
(A)ポリアミドエラストマ95〜20重量%、(B)ポリ
フエニレンエーテル樹脂、(C)ポリアミド樹脂および
(D)ゴム質重合体の中から選ばれた1種以上の樹脂5
〜80重量%を溶融混練したマスターペレツトを、ポルフ
エニレンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂およびゴム質重
合体から選ばれた1種以上の樹脂又は樹脂組成物に配合
することを特徴とするものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明における(A)ポリアミドエラストマとは、例
えば(a)ポリアミド形成成分と(b)ポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコールとの反応から得られるブロツク
またはグラフト共重合体などが挙げられる。
(a)ポリアミド成形成分とは具体的には、ω−アミ
ノカプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−アミノカプ
リン酸、ω−アミノペルゴン酸、ω−アミノカプリン酸
および11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸
などのアミノカルボン酸あるいはカプロラクタム、エナ
ントラクタム、カプリルラクタムおよびラウロラクタム
などのラクタムおよびヘキサメチレンジアミン−アジピ
ン酸塩、ヘキサメチレンジアミン−セバシン酸塩および
ヘキサメチレンジアミン−イソフタル酸塩などのジアミ
ン−ジカルボン酸の塩が挙げられ、特にカプロラクタ
ム、12−アミノドデカン酸、ヘキサメチレンジアミン−
アジピン酸塩が好ましく用いられる。
本発明で好ましく用いられる(b)ポリ(アルキレン
オキシド)グリコールの例としては、ポリ(エチレンオ
キシド)グリコール、ポリ(1,2−プロピレンオキシ
ド)グリコール、ポリ(1,3−プロピレンオキジド)グ
リコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ル、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコール、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドのブロツクまたはラ
ンダム共重合体およびエチレンオキシドとテトラヒドロ
フランのブロツクまたはランダム共重合体などが用いら
れる。これらの中でも、帯電防止性が優れる点で、特に
ポリ(エチレンオキシド)グリコールが好ましく用いら
れる。この場合ポリ(アルキレンオキシド)グリコール
の数平均分子量は200〜6,000、特に400〜4,000の範囲が
好ましい。
更に、(b)ポリ(アルキレンオキシド)グリコール
と組合せて次式(I)〜(III)で示されるジオール化
合物を用いることができる。
(ただし式中、R1、R2は、エチレンオキシド基およびプ
ロピレンオキシド基の少なくとも1を示し、Yは共有結
合、炭素数1〜6のアルキレン基、アルキリデン基、シ
クロアルキリデン基、アリールアルキリデン基、O、S
O、SO2、CO、S、CF2、C(CF3またはNHを示す。) 具体的な例としてはビスフエノールAのエチレンオキ
シド付加物、ビスフエノールAのプロピレンオキシド付
加物、ビスフエノールSのエチレンオキシド付加物、ビ
スフエノールSのプロピレンオキシド付加物、臭素化ビ
スフエノールAのエチレンオキシド付加物、臭素化ビス
フエノールAのプロピレンオキシド付加物等のビスフエ
ノール類のエチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキジド付加物、4,4′−ジヒドロキシベンゾフイノン
のエチレンオキシド付加物、4,4′−ジヒドロキベンゾ
フイノンのプロピレンオキシド付加物、ハイドロキノン
のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド
付加物、ジヒドロキシナフタレンのエチレンオキシドお
よび/またはプロピレンオキシド付加物およびそれらの
ブロツク(共)重合体、4,4′−(ヒドロキシ)ビフエ
ニルのエチレンオキシド付加物、4,4′−ビス(ヒドロ
キシ)ビフエニルのプロピレンオキシド付加物、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)スルフイドのエチレンオキ
シド付加物、ビス(4−ヒドロキシフエニル)スルフイ
ドのプロピレンオキシド付加物、ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)スルホキシドのエチレンオキシド付加物、ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)スルホキシドのプロピレ
ンオキシド付加物、ビス(4−ヒドロキシフエニル)メ
タンのエチレンオキシド付加物、ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)メタンのプロピレンオキシド付加物、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)エーテルのエチレンオキシ
ド付加物、ビス(4−ヒドロキシフエニル)エーテルの
プロピレンオキシド付加物、ビス(4−ヒドロキシフエ
ニル)アミンのエチレンオキシド付加物、ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)アミンのプロピレンオキシド付加
物、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)エタンのエ
チレンオキシド付加物、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)エタンのプロピレンオキシド付加物、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)シクロヘキサンのエチレ
ンオキシド付加物、1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)ヘキサンのプロピレンオキシド付加物等のビスフエ
ノール類を挙げることができる。
好ましいジオール化合物としては、ハイドロキノンの
エチレンオキシド付加物、ビスフエノールAのエチレン
オキシド付加物、臭素化ビスフエノールAのエチレンオ
キシド付加物、ビスフエノールSのエチレンオキシド付
加物、ジヒドロキシナフタレンのエチレンオキシド付加
物およびそのブロツク重合体であり、特にビスフエノー
ルAのエチレンオキシド付加物およびそのブロツク重合
体が好ましい。また、臭素化ビスフエノールAのエチレ
ンオキシド付加物、臭素化ビスフエノールSのエチレン
オキシド付加物などを用いることにより、樹脂組成物の
難燃性を向上させることができる。
これらのポリ(アルキレンオキシド)グリコールと一
般式(I)〜(III)で示されるジオール化合物は1種
もしくは必要に応じて2種以上用いることができる。
一般式(I)〜(III)で示されるジオール化合物の
量について特に制限はないが、ジカルボン酸と共重合し
て得られたポリエーテルエステル単位で0〜60重量%範
囲であるのが好ましい。
また本発明の効果を損なわない範囲内において、他の
ジオール化合物を共重合することができる。具体的に
は、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ヘキ
サンジオールなどの脂肪族ジオール、p−キシリレング
リコール、m−キシリレングリコールなどの芳香族ジオ
ール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シ
クロヘキサンジタノール、1,3−シクロヘキサンジメタ
ノールなどの脂環族ジオール化合物などを共重合するこ
とができる。
本発明のポリアミドエラストマの反応と例としては、
(a)ポリアミド形成成分と(b)ポリ(アルキレンオ
キシド)グリコールは(b)ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールの末端基に応じてエステル反応またはア
ミド反応が考えられる。
また、反応に応じてジカルボン酸やジアミンなどの第
3成分(C)を用いることもできる。
この場合、ジカルボン酸成分としては、炭素原子数4
〜20のものが好ましく用いられ、具体的にはテルフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカ
ルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフエニ
ル−4,4′−ジカルボン酸、ジフエノキシエタンジカル
ボン酸および3−スルホイソフタル酸ナトリウムのごと
き芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸およびジシク
ロヘキシル−4,4′−ジカルボン酸のごとき脂肪族ジカ
ルボン酸およびコハク酸、シユウ酸、アジピン酸、セバ
シン酸およびドデカンジ酸(デカンジカルボン酸)のご
とき脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ、特にテレフタ
ル酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、セバシン酸、アジピン酸およびドデカンジ酸が重合
性、色調および物性の点から好ましく用いられる。
ジアミン成分としては例えば芳香族、脂環族、脂肪族
ジアミンが挙げられる。その中で脂肪族ジアミンのヘキ
サメチレンジアミンが経済的な理由から好ましく用いら
れる。
ポリエーテルエステルまたはポリエーテル成分は、ポ
リアミドエラストマの構成単位で90〜10重量%範囲で用
いられ、90重量%を越える場合は、ポリアミドエラスト
マの機械的特性が劣り、10重量%未満では樹脂の帯電防
止性が劣り好ましくない。
(A)ポリアミドエラストマの製法に関しては特に限
定されず、例えば特開昭56−65026号公報、特開昭60−1
77022号公報などに開示されている方法を利用すること
ができる。
本発明において、(B)成分として用いられるポリフ
エニルエーテル樹脂とは、ポリフエニレンエーテル、ポ
リフエニレンエーテルの変性物、変性ポリフエニレンオ
キサイドおよびこれらを主成分とする樹脂をいう。
ポリフエニレンエーテル樹脂は、一般式(I)で示さ
れた。
(ここでR1、R2、R3、R4は水素原子、炭素数1〜10のア
ルキル基、アリール基、ハロゲン原子の内から選ばれ、
R1〜R4は互いに同じでも異なつていてもよい。) フエノール類を酸化重合することによつて得られる。
フエノール類の具体例としては、2,6−ジメチルフエ
ノール、2,6−ジエチルフエノール、2,6−ジブチルフエ
ノール、2,6−ジプロピルフエノール、2,6−ジフエニル
フエノール、2−メチル−6−エチルフエノール、2−
メチル−6−トリルフエノール、2−メチル−6−メト
キシフエノール、2−メチル−6−ブチルフエノール、
2,6−ジメトキシフエノール、2,3,6−トリメチルフエノ
ール、2,3,5,6−テトラメチルフエノールなどが挙げら
れる。これらフエノール類を単独で重合せしめたホモポ
リマあるいは二種以上の混合物を重合せしめたコポリマ
のいずれも本発明で使用可能である。とりわけ2,6−ジ
メチルフエノールを重合して得られるホモポリマや2,6
−ジメチルフエノールと2,3,6−トリメチルフエノール
の混合物を共重合して得られるコポリマは好適に用いら
れる。
また、(B)成分のポリフエニレンエーテルの変性物
は、上記方法で得られるポリフエニレンエーテルにラジ
カル発生剤およびカルボキシル基もしくはカルボン酸無
水物構造を有する1,2置換オレフイン化合物を加え、押
出機等を用いて加熱溶融することによつて得られる。
変性に用いられるカルボキシル基もしくはカルボン酸
無水物構造を有する1,2−置換オレフイン化合物の好ま
しい具体例としては無水マレイン酸、無水ハイミツク
酸、無水イタコン酸、無水グルタコン酸、無水シトラコ
ン酸、無水アコニツト酸、5−ノルボルネン2−メチル
−2−カルボン酸、フタル酸などが挙げられる。カルボ
キシル基もしくはカルボン酸無水物構造を有する1,2−
置換オレフイン化合物の使用量はポリフエニレンエーテ
ル100重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜1
0重量部の範囲である。
ラジカル発生剤としては公知の有機過酸化物、ジアゾ
化合物類が挙げられ、好ましい具体例としてはベンゾイ
ルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ジ−tert−ブ
チルパーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキシド、
tert−ブチルハイドロパーオキシド、クメンハイドロパ
ーオキシド、アゾビスイソブチロニトリルなどが挙げら
れる。ラジカル発生剤の使用量は、1,2−置換オレフイ
ン化合物100重量部に対し0.1〜30重量部、好ましくは1
〜20重量部の範囲である。
(B)成分のうち変性ポリフエニレンオキサイドは、
前記ポリフエニレンエーテルまたはその変性物にビニル
芳香族炭化水素系樹脂を溶融混練することにより得られ
る。
ビニル芳香族炭化水素樹脂とは、下記一般式(II)で
示される単量体構造単位、 一般式(II): (ここに、Rは水素原子又は低級アルキル基、Zはハロ
ゲン原子又は低級アルキル基を示し、pは0又は1〜3
の整数である。) をその重合体中に少なくとも25重量%以上含有する樹脂
であり、例えばポリスチレン、α−メチルスチレン−ス
チレンコポリマー、パラメチルスチレン−スチレンコポ
リマー、ポリパラメチルスチレン、ゴム変性ポリスチレ
ン(耐衝撃性ポリスチレン)、ゴム変性ポリパラメチル
スチレン、スチレン−ブタジエンコポリマー、パラメチ
ルスチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−ブタジ
エン−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−アクリ
ルゴム−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−ブタ
ジエンブロツクコポリマー等が挙げられ、これらは2種
以上混合して用いてもよい。中でもゴム変性ポリスチレ
ンが好適に用いられる。
又、ポリフエニレンエーテルのホモポリマまたはコポ
リマーにビニール芳香族化合物をグラフト重合して得ら
れるグラフト化(変性)ポリフエニレンオキサイドも用
いることができ、中でもポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
エニレン)エーテルまたは2,6−ジメチルフエノール/2,
3,6−トリメチルフエノール共重合体にスチレンをグラ
フトしたグラフト化(変性)ポリフエニレンオキサイド
が好ましく用いられる。
本発明で用いるポリアミド(C)としては、ε−カプ
ロラクタム、ω−ドデカラクタムなどのラクタム類の開
環重合によつて得られるポリアミド、6−アミノカプロ
ン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸
などのアミノ酸から導かれるポリアミド、エチレンジア
ミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミ
ン、2,2,4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、1,3−および−1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、ビス(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタ
ン、メタおよびパラキシリレンジアミンなどの脂肪族、
脂環族、芳香族ジアミンとアジピン酸、スベリン酸、セ
バシン酸、ドデカン二酸、1,3−および1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ダイ
マー酸などの脂肪族、脂環族、芳香族ジカルボン酸とか
ら導かれるポリアミドおよびこれらの共重合ポリアミ
ド、混合ポリアミドを挙げることができる。これらのう
ち通常はポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリウンデ
カアミド(ナイロン11)、ポリドデカンアミド(ナイロ
ン12)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)
およびこれらを主成分とする共重合ポリアミドが有用で
ある。ポリアミドの重合方法は通常公知の溶融重合、固
相重合およびこれらを組合せた方法を採用することがで
きる。またポリアミドの重合度は特に制限なく、相対粘
度(ポリマー1gを98%濃硫酸100mlに溶解し、25℃で測
定)が2.0〜50の範囲内にあるポリアミドを目的に応じ
て任意に選択できる。
本発明は特に、ゴム質重合体(D)を添加しなくても
耐衝撃性の優れた組成物を得ることができるが、更に耐
衝撃強度を向上させるために、ゴム質重合体(D)を添
加することが好ましい。ゴム質重合体とは、室温で弾性
体である天然および合成の重合体材料である。
その具体例としては、天然ゴム、ブタジエン重合体、
ブタジエン−スチレン共重合体(ランダム共重合体、ブ
ロツク共重合体、グラフト共重合体などすべて含まれ
る。)、イソプレン重合体、クロロブタジエン重合体、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、イソブチレン
重合体、イソブチレン−ブタジエン共重合体、イソブチ
レン−イソプレン共重合体、アクリル酸エステル重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体、チオコールゴム、多硫化ゴム、
ポリウレタンゴム、ポリエーテルゴム(たとえば、ポリ
プロピレンオキシドなど)、エピクロロヒドリンゴムな
どが挙げられる。
これらのゴム質重合体は、いかなる製造法(たとえ
ば、乳化重合、溶液重合)、いかなる触媒(たとえば、
過酸化物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化リチ
ウム、ニツケル系触媒)で作られたものでもよい。更
に、各種の架橋度を有するもの、各種の割合のミクロ構
造を有するもの(たとえば、シス構造、トランス構造、
ビニル基など)あるいは、各種の平均ゴム粒径を有する
ものも使われる。又、共重合体は、ランダム共重合体、
ブロツク共重合体、グラフト共重合体など、各種の共重
合体はいずれも本発明のゴム質重合体として用いられ
る。更には、これらのゴム質重合体をつくるに際し、他
のオレフイン類、ジエン類、芳香族ビニル化合物、アク
リル酸、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル
などの単量体との共重合も可能である。それらの共重合
の方法は、ランダム共重合、ブロツク共重合、グラフト
共重合など、いずれの手法も可能である。これらの単量
体の具体例としては、たとえば、エチレン、プロピレ
ン、スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレン、
ブタジエン、イソプレン、クロロブタジエン、ブテン、
イソブチレン、アクリル酸メチル、アクリル酸、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタアクリル酸メチ
ル、アクリロニトリルなどが挙げられる。更に、本発明
におけるゴム質重合体の部分変性したものも、本発明の
範囲内であり、たとえば、ヒドロキシ又はカルボキシ−
末端変性ポリブタジエン、部分水添スチレン−ブタジエ
ンブロツク共重合体などが挙げられる。
かくして得られた重合体は、(A)ポリアミドエラス
トマ1〜50重量部、好ましくは2〜40重量部、(B)ポ
リフエニレンエーテル樹脂3〜90重量部、好ましくは10
〜80重量部、(C)ポリアミド樹脂1〜85重量部、好ま
しくは2〜75重量部、(D)ゴム質重合体0〜50重量
部、好ましくは0〜40重量部の範囲で、(A)+(B)
+(C)+(D)の合計量が100重量部、かつ組成物中
のゴム状重合体の総量が0〜50重量%となる割合で配合
する。
(A)ポリアミドエラストマが1重量部未満では樹脂組
成物の帯電防止性が不足し、50重量部を越える場合、樹
脂組成物が柔軟になり機械的性質が劣るため好ましくな
い。
(B)ポリフエニレンエーテル樹脂が3重量部未満で
は、耐熱性が劣り、90重量部以上では、耐衝撃性が劣る
ため好ましくない。
(C)ポリアミド樹脂が1重量部未満では成形加工性が
劣り、85重量部を越える範囲では、熱変形温度などの耐
熱性が劣るため好ましくない。
(D)ゴム質重合体は添加しなくても耐衝撃性の優れた
組成物を得ることができるが、耐衝撃性を更に向上する
ためにはゴム質重合体を添加するのが好ましい。
組成物中のゴム状重合体の総量は0〜50重量%であ
る。ここでゴム状重合体とは、(D)ゴム質重合体及び
(B)ポリフエニレンエーテル樹脂中のゴム成分を総称
する。
つまり、(B)ポリフエニレンエーテル樹脂として変
性ポリフエニレンオキサイドを用い、この変性ポリフエ
ニレンオキサイドとしてたとえばポリフエニレンオキサ
イドとゴム変性ポリスチレンからなる樹脂組成物を用い
た場合には、本発明の制電性樹脂組成物の中には(D)
ゴム質重合体と(B)ポリフエニレンエーテル樹脂中の
ゴム成分の2種類が存在することになり、この両方を総
称して、本発明では「ゴム状重合体」と称する。
なお、(A)ポリアミドエラストマも、一般的にはゴ
ム状重合体であるが、本発明においては、これは「ゴム
状重合体」に含めないこととする。
ゴム状重合体が50重量%以上では、耐熱性が劣るため
好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、スルホン酸の金属塩やアニオ
ン系、カチオン系、非イオン系の界面活性剤などの帯電
防止剤を添加して帯電防止性を一層向上させることも可
能であり、更に必要に応じてオリゴマなどの相溶化剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤や顔料、染
料、滑剤および可塑剤、ガラス繊維、無機質フイラー、
難燃剤などを添加することもできる。
次に、本発明の樹脂組成物の製造方法について述べ
る。
本発明の樹脂組成物の製造方法は特に限定されず、例
えばポリフエニレンエーテル系樹脂、ポリアミド樹脂、
ゴム質重合体およびポリアミドエラストマの樹脂混合物
をエクストルーダー、バンバリーミキサー、ロール、ニ
ーダーなどで溶融混練することが可能であるが、以下に
述べるようなポリアミドエラストマのマスターペレツト
を用いて製造する方法は、本発明の樹脂組成物の特性を
飛躍的に改善するので、特に有効な方法である。
すなわち、マスターペレツトを用いる本発明の方法
は、(A)ポリアミドエラストマ95〜20重量%、(B)
ポリフエニレンエーテル樹脂、(C)ポリアミド樹脂お
よび(D)ゴム質重合体の中から選ばれた1種以上の樹
脂5〜80重量%を溶融混練したマスターペレツトを、ポ
リフエニレンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂およびゴム
質重合体から選ばれた1種以上の樹脂又は樹脂組成物に
配合し、前述の配合割合の制電性樹脂組成物を製造する
方法である。
マスターペレツトを構成する各重合体の組合せは、例
えば、 (1) (A)+(B) (2) (A)+(C) (3) (A)+(D) (4) (A)+〔(B)+(C)〕 (5) (A)+〔(B)+(D)〕 (6) (A)+〔(C)+(D)〕 (7) (A)+〔(B)+(C)+(D)〕 があり、いずれの組合せでも可能であるが、特に好まし
くは、(2)(A)+(C)、(4)(A)+〔(B)
+(C)〕、(5)(A)+〔(B)+(D)〕、
(7)(A)+〔(B)+(C)+(D)〕を挙げるこ
とができる。
(4)、(5)、(7)ではとくに、ポリフエニレン
エーテルの変性物を用いたとき、ポリアミドエラストマ
の分散性が向上するので好ましい。
又、(2)、(4)、(7)では、(C)ポリアミド
樹脂がポリアミドエラストマの分散助剤として有効に働
らくのでより好ましい。
本発明のマスターペレツトの製造法に関しては特に制
限はなく、例えばポリアミドエラストマとポリフエニレ
ンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂およびゴム質重合体の
なかから選ばれた重合体との混合物を押出機、バンバリ
ーミキサー、ロール、ニーダーなどで溶融混練すること
によつて製品化される。
本発明の制電性樹脂組成物は、静電気による障害を防
止したい複写機、テレビなどの電子・電気機器のハウジ
ング類、シヤシー、精密部品のキヤリヤー(ケース)な
どに好適な材料を提供する。
〔実施例〕
本発明を更に具体的に説明するために、以下、実施例
および比較例を挙げて説明する。なお、最終的に得られ
た樹脂組成物は射出成形法によつて成形されたのち、下
記の試験法により諸物性を測定した。
アイゾツト衝撃強度:ASTM D256−56A 曲げ弾性率:ASTM D790 熱変形温度:ASTM D648−56 体積固有抵抗値:2mm t×40mmφ円盤を用い、室温23℃、
湿度50%RH雰囲気下で測定した。測定には東亜電波工業
(株)製の超絶縁抵抗計SM−10型を用いた。
参考例1 (A)ポリアミドエラストマの調整 A−1:カプロラクタム50部、水平均分子量が1,000のポ
リエチレングリコール44.2部およびテレフタル酸7.6部
を“イルガノツクス"1098(酸化防止剤、チバ・ガイギ
ー社製)0.2部および三酸化アンチモン触媒0.1部と共に
ヘリカルリボン撹拌翼を備えた反応容器に仕込み、窒素
置換して260℃で60分間加熱撹拌して透明な均質溶液と
した後、260℃、0.5mmHg以下の条件で4時間重合し、粘
稠で透明なポリマを得た。
ポリマを冷却ベルト上にガツト状に吐出し、ペレタイ
ズすることによつて、ペレツト状のポリアミドエラスト
マ(A−1)を調製した。
A−2:ナイロン6・6塩(AH塩)60部、数平均分子量60
0のポリエチレングリコール33.8部およびアジピン酸8.7
部を用い、重合時間を4時間にした以外は(A−1)と
全く同じ方法でポリエーテルエステルアミド(A−2)
を調製した。
参考例2 (B)ポリフエニレンエーテル樹脂の調整 B−1:CPX−100L(三菱ガス化学社製)を用いた。
B−2:ポリフエニレンエーテルの変性物の調整 ポリフエニレンエーテルの粉末を該ポリフエニレンエ
ーテル100重量部に対して5重量部の無水マレイン酸と
該無水マレイン酸に対して10重量部の2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3ととも
に押出機中に仕込み、押出機に取付けられた排気口から
発生ガスを脱気しながら、押出温度320℃で押出を行い
ポリフエニレンエーテルの変性物(B−2)を製造し
た。得られたペレツト10gを採取し、粉砕機で微粉末に
した後、100mlのメタノールを用いてソツクスレー抽出
器で48時間加熱還流を行つた。次いで90℃で8時間減圧
乾燥して試料を得た。この試料の無水マレイン惨との反
応に由来する−CO2−構造の存在をフーリエ積算型赤外
吸収スペクトルの1600〜1800cm-1の吸収ピークの解析に
より確認した。
参考例3 (C)ポリアミドの製造 溶融重合法によつて、次のナイロン6、ナイロン66を
製造した。
ナイロン6:ε−カプロラクタムから濃硫酸相対粘度2.75
のナイロン6(C−1)を重合した。
ナイロン66:ヘキサメチレンジアミン・アジピン酸等モ
ル塩から濃硫酸相対粘度2.60のナイロン66(C−2)を
重合した。
参考例4 ゴム質重合体の調整 シエル・ケミカル・カンパニー社製不飽和ポリスチレ
ン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロツク共重合体
“カリフレツクス”(Cariflex)TR−1101(D−1)を
用いた。
実施例1〜12 参考例で調整したポリアミドエラストマ(A−1)あ
るいは(A−2)と、ポリフエニレンエーテル樹脂(B
−1)あるいはポリフエニレンエーテルの変性物(B−
2)とポリアミド樹脂(C−1)あるいは(C−2)お
よびゴム質重合体(D−1)を表−1に示した配合比で
混合し、30mmφ口径2軸の押出機を用いて、押出温度28
0℃で溶融混練した後ペレツト化した。このペレツトを
真空乾燥した後、射出成形機を用いてシリンダー温度28
0℃、金型温度80℃で試験片を成形し、各物性を測定し
た。
体積固有抵抗値は、射出成形した厚さ2mmの円盤を用
い、次の条件で測定した。
(1) 成形直後、洗剤“ママレモン”(ライオン油脂
(株)製)水溶液で洗浄し、続いて蒸留水で十分洗浄し
てから表面の水分を取除いた後、50%RH、23℃で24時間
調湿して測定した。
(2) 成形後50%RH、23℃中に200日放置した後、洗
剤“ママレモン”水溶液で洗浄し、続いて蒸留水で十分
洗浄してから表面の水分を取除いた後、50%RH、23℃で
24時間調湿して測定した。
測定結果を表−1に示した。
比較例1〜5 参考例で調整したポリアミドエラストマ(A−1)あ
るいは(A−2)とポリフエニレンエーテル樹脂(B−
1)あるいはポリフエニレンエーテルの変性物(B−
2)とポリアミド樹脂(C−1、C−2)およびゴム質
重合体(D−1)を表−1に示した配合比で混合し、実
施例と同様の方法で各物性を測定した。
測定結果を表−1に示した。
表1の結果から次のことが明らかである。
本発明の樹脂組成物(実施例1〜12)はいずれも衝撃
強度、曲げ弾性率に代表される機械的性質と耐熱性が均
衡してすぐれ、かつ低い体積固有抵抗値を有している。
しかも表面洗浄や経時変化によつても抵抗値はほとん
ど変化せず、すぐれた永久帯電防止性を発揮する。
一方、ポリアミドエラストマ(A)の配合量が1重量
%未満の場合、(比較例1)は帯電防止性(抵抗値)が
劣り、ポリアミドエラストマ(A)が75重量%を越える
場合、(比較例2)は耐熱性と曲げ弾性率が劣る。
ポリアミド樹脂(C)が85重量%を越える場合、(比
較例3)は耐熱性が劣る。
ポリフェニレンエーテル樹脂(B)が90重量%を越え
る場合(比較例4)は、耐衝撃性が劣る。
ゴム質重合体(D)が50重量%を越える場合(比較例
5)は、耐熱性が劣る。
参考例5 ポリアミドエラストマのマスターペレツトの調整 参考例で調整したポリアミドエラストマ(A−1)
と、ポリフエニレンエーテルの変性物(B−2)と、ポ
リアミド樹脂(C−1)およびゴム質重合体(D−1)
を表−2に示した配合比で混合し、30mmφ口径2軸押出
機で溶融混練し、ペレツト化した。このペレツトを真空
乾燥して、ポリアミドエラストマのマスターペレツト
(E−1〜3)を得た。
実施例13〜15 参考例で調整したポリアミドエラストマのマスターペ
レツト(E−1)、(E−2)あるいは(E−3)と、
ポリフエニレンエーテル樹脂(B−1)あるいはポリフ
エニレンエーテルの変性物(B−2)とポリアミド樹脂
(C−1)およびゴム質重合体(D−1)を表−3に示
した配合比で混合し、実施例1と同じ押出条件、成形条
件を用いて試験片を成形した。
体積固有抵抗値は、射出成形した厚さ2mmの円盤を用
い、次の条件で測定した。
(1) 成形直後、洗剤“ママレモン”(ライオン油脂
(株)製)水溶液で洗浄し、続いて蒸留水で十分洗浄し
てから表面の水分を取除いた後、50%RH、23℃で24時間
調湿して測定した。
(2) 成形後50%RH、23℃中に200日放置した後、洗
剤“ママレモン”水溶液で洗浄し、続いて蒸留水で十分
洗浄してから表面の水分を取除いた後、50%RH、23℃で
24時間調湿した。
結果を表−3に示した。
表−3の結果から次のことが明らかである。
マスターペレツトを用いて製造した本発明の樹脂組成
物(実施例13〜15)は、全組成物を一括添加し溶融混練
する一般的な製造方法で得た樹脂組成物(実施例10〜1
2)より低い体積固有抵抗値を有している。しかも表面
洗浄や経時変化によつても抵抗値が安定しており、すぐ
れた永久帯電防止性を有する。
〔発明の効果〕
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、永久帯電防止性、耐
衝撃性等の機械特性、耐熱性および成形加工性がともに
すぐれたものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリアミドエラストマ1〜50重量
    部、 (B)ポリフエニレンエーテル樹脂3〜90重量部、 (C)ポリアミド樹脂1〜85重量部、 (D)ゴム質重合体0〜50重量部 からなる樹脂組成物であり、(A)+(B)+(C)+
    (D)の合計量が100重量部、かつ組成物中のゴム状重
    合体の総量が0〜50重量%である制電性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(A)ポリアミドエラストマ95〜20重量
    %、(B)ポリフエニレンエーテル樹脂、(C)ポリア
    ミド樹脂および(D)ゴム質重合体の中から選ばれた1
    種以上の樹脂5〜80重量%を溶融混練したマスターペレ
    ツトを、ポリフエニレンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂
    およびゴム質重合体から選ばれた1種以上の樹脂又は樹
    脂組成物に配合することを特徴とする請求項1記載の制
    電性樹脂組成物の製造方法。
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