JPH05306365A - リサイクル性が改良された樹脂組成物 - Google Patents
リサイクル性が改良された樹脂組成物Info
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Abstract
ーテル/ポリアミド樹脂組成物を提供する 。 【構成】 a)ポリフェニレンエーテル、b)ポリアミ
ドおよびd)アルカリ土金属酸化物からなることを特徴
とするリサイクル性が改良された樹脂組成物。
Description
の変化が少なく、リサイクルに好適なポリフェニレンエ
ーテル(PPE)とポリアミド(PA)からなる樹脂組
成物に関するものである。
安定性などの諸特性に優れた熱可塑性樹脂である。しか
し、PPE樹脂単独では衝撃特性、耐溶剤性が著しく悪
く、また、その溶融粘度が高いため加工性が悪い。一
方、PA樹脂は、優れた機械特性、耐溶剤性、加工性な
どに特長を持つ熱可塑性樹脂であるが、耐衝撃性、耐熱
性などが不良で、さらに吸水性が大きいことにより寸法
安定性が著しく悪く、また吸水による機械的特性の低下
も激しい。これらの樹脂の欠点をおぎなうため両者をブ
レンドする提案がなされている。
持っている良好な機械特性が失われる。そこで、PPE
樹脂とPA樹脂のブレンド時に、種々の相溶化剤を添加
して、分散性を改良し、機械的性質の向上を達成する工
夫がなされている。こうした手法は、特公昭60−11
966、特公昭61−10494、特開昭59−664
52、特開昭56−49753などに開示されている。
こうして得られたPPE/PA系樹脂組成物は、機械的
特性、耐熱性、耐溶剤性、加工性、寸法安定性、吸湿特
性に優れた材料として、電気・電子分野、自動車分野に
適用されつつある。近年、産業活動による自然環境破壊
が注目されるようになり省資源が重要な問題となってき
ている。樹脂の分野でも、リサイクルによる再利用が積
極的に進められている。
組成物等では、例えば射出成形によるリサイクルを行っ
た場合、樹脂の劣化により流動性が著しく上昇したり、
また、タルク等を配合した系では、逆に流動性が低下す
る現象がみられる。従って、非リサイクル樹脂にリサイ
クル樹脂を混合しながら成形した場合その混合比率が変
わることによって、成形しようとしている樹脂の溶融粘
度が著しく変化する。混合比率が変わる毎に成形条件を
調整しなければ、収縮の大きい成形品や、周囲にバリが
発生した成形不良品ができるため、品質管理上著しい問
題を生じることになる。このため、リサイクルを行って
も溶融流動性の変化が少ない樹脂が要求されるようにな
った。
前後の溶融粘度の変化が少なく、リサイクルに好適な、
良好な形状及び外観を有するPPE/ナイロン系樹脂組
成物を得ることである。
うな事情に鑑み鋭意検討した結果、PPE/PA系樹脂
組成物にアルカリ土金属酸化物を添加することにより、
リサイクルや射出成形機内での長時間の滞留によって
も、溶融流動性があまり変化せず、良好な外観を有する
成形品が安定的に得られることを見いだし本発明に至っ
た。
部の相溶性改良剤、 d)〔a)+b)〕100重量部に対し、アルカリ土金
属酸化物0.001〜10重量部、 e)〔a)+b)〕100重量部に対し、ゴム様物質0
〜100重量部、および f)〔a)+b)〕100重量部に対し、無機質充填材
0〜200重量部、 からなることを特徴とするリサイクル性が改良された樹
脂組成物に関するものである。
ーテルとは、一般式化1(式中、R 1 、R2 、R3 、R
4 、およびR5 は水素、ハロゲン原子、炭化水素基もし
くは置換炭化水素基から選ばれたものであり、そのう
ち、必ず1個は水素原子である。)で示されるフェノー
ル化合物の一種または二種以上を酸化カップリング触媒
を用い、酸素または酸素含有ガスで酸化重合せしめて得
られる重合体である。
R3 、R4 およびR5 の具体例としては、水素、塩素、
臭素、フッ素、ヨウ素、メチル、エチル、n−またはi
so−プロピル、pri−、sec−またはt−ブチ
ル、クロロエチル、ヒドロキシエチル、フェニルエチ
ル、ベンジル、ヒドロキシメチル、カルボキシエチル、
メトキシカルボニルエチル、シアノエチル、フェニル、
クロロフェニル、メチルフェニル、ジメチルフェニル、
エチルフェニル、アリルなどが挙げられる。
ール、o−,m−,またはp−クレゾール、2,6−、
2,5−、2,4−または3,5−ジメチルフェノー
ル、2−メチル−6−フェニルフェノール、2,6−ジ
フェニルフェノール、2,6−ジエチルフェノール、2
−メチル−6−エチルフェノール、2,3,5−、2,
3,6−または2,4,6−トリメチルフェノール、3
−メチル−6−t−ブチルフェノール、チモール、2−
メチル−6−アリルフェノールなどが挙げられる。さら
に、上記一般式化1以外のフェノール化合物、例えば、
ビスフェノール−A、テトラブロモビスフェノール−
A、レゾルシン、ハイドロキノン、ノボラック樹脂のよ
うな多価ヒドロキシ芳香族化合物と、上記一般式化1と
の共重合もよい。
は、2,6−ジメチルフェノールまたは2,6−ジフェ
ニルフェノールの単独重合体および大量部の2,6−キ
シレノールと小量部の3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノールまたは2,3,6−トリメチルフェノールの共重
合体が挙げられる。フェノール化合物を酸化重合せしめ
る際に用いられる酸化カップリング触媒は、特に限定さ
れるものではなく、重合能を有する如何なる触媒でも使
用しえる。
ンエーテルは、前述のポリフェニレンエーテルに、スチ
レン系重合体が混合されたもの、あるいは、他の重合体
がグラフトしているるものもふくまれる。上記スチレン
系樹脂とは、具体的にはスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン等から選ばれた一種または複数
種の重合単位からなる重合体であり、具体的にはポリス
チレン、ゴム補強ポリスチレン、ポリα−メチレルスチ
レン、ポリp−メチルスチレン、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体等が挙げられる。
量は、ポリフェニレンエーテル100重量部に対して、
500重量部以下が望ましい。スチレン系樹脂の混合あ
るいは、グラフト量が500重量部より大きくなると、
該熱可塑性樹脂組成物の耐熱性が著しく低下し好ましく
ない。
クタムあるいはアミノカルボン酸の重合およびジアミン
とジカルボン酸の重縮合によって得られるホモポリアミ
ドおよびコポリアミド等から選ばれた1種または2種以
上のポリアミドまたはその混合物である。具体的には、
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン64、ナイロン1
0、ナイロン11、ナイロン12、メタキシリレンジア
ミンとアジピン酸の共重合体であるナイロンMXD6、
ナイロン66/6共重合体、パラアミノメチル安息香酸
とε−カプロラクタムとの共重合ポリアミド(ナイロン
AHBA/6)、2,2,4−/2,4,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン・テレフタル酸塩を主成分と
するポリアミド(ナイロンTHDT、THDT/6
I)、等があげられるが、これらに限定されない。
ルとb)ポリアミドの配合比は、ポリフェニレンエーテ
ル5から95重量部に対し、ポリアミド95〜5重量部
の範囲である。好ましくは、ポリフェニレンエーテル2
0から80重量部に対し、ポリアミド80〜20重量部
の範囲である。
元来a)ポリフェニレンエーテルと、b)ポリアミドの
親和性が悪いため、同時に溶融混練してもPPE粒子が
約10ミクロン以上の粒子径でしか分散せず、極めて低
い機械的物性しか示さないという欠点を改良するために
配合するもので、次のA)〜F)からなる群から選ばれ
る一種またはそれ以上の化合物が例示される。
たは、炭素−炭素三重結合および、イ)カルボキシル
基、酸無水物基、アミノ基、酸アミド基、イミド基、エ
ポキシ基、カルボン酸エステル基、イソシアネート基、
メチロール基、オキサゾリン環を有する基もしくは水酸
基を同時に有する化合物。(具体例としては、マレイン
酸、無水マレイン酸、フマール酸、不飽和アミン、グリ
シジルメタクリレート等がありこれらの化合物の詳細
は、特開昭56−26913号、特開昭56−4975
3号公報等に記載されている。)
3 R4 )s 〔ここで、R:直鎖または分岐脂肪族炭化水素で炭素数
2〜20で好ましくは2〜10、R1 :水素、アルキ
ル基、アリール基、アシル基、またはカルボニルジオキ
シ基で特に好ましくは水素、R2 :水素、アルキル基、
またはアリール基で炭素数1〜20、好ましくは1〜1
0、R3 及びR4 :水素、アルキル基、またはアリール
基で炭素数1〜10、好ましくは1〜6、さらに好まし
くは1〜4、m=1、n+s:2以上の整数、好ましく
は2または3、n:0以上の整数、s:0以上の整数、
(R1 O)はカルボニル基のα位またはβ位に位置し、
少なくとも2つのカルボニル基の間には、2〜6個の炭
素が存在する。〕によって表わされる飽和脂肪族ポリカ
ルボン酸およびその誘導体化合物。(具体的には、飽和
脂肪族ポリカルボン酸のエステル化合物、アミド化合
物、無水物、水加物及び塩などを示す。飽和脂肪族ポリ
カルボン酸として、クエン酸、リンゴ酸、アガリシン酸
等である。これらの化合物の詳細は、特表昭61−50
2195号公報に記載されている。)
中Xは、F、Cl、B、I、OH、OR、または−O−
CO−Rで、RはH、アルキル基またはアリール基であ
る)の基、(II)は少なくともカルボン酸、酸無水物
基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、ア
ミノ基またはヒドロキシル基であり、(I)及び(II)
の基は、2価炭化水素である結合Zを介して共有結合し
ている。]で表わされる化合物。(具体的には、クロロ
ホルミルこはく酸無水物、クロロエタノイルこはく酸無
水物、トリメリット酸無水物酸クロライド、トリメリッ
ト酸無水物酢酸無水物、テレフタル酸酸クロライド等が
あげられる。)
て炭素原子に結合された少なくとも1つのケイ素原子、
及びイ)少なくともエチレン性炭素−炭素二重結合もし
くは炭素−炭素三重結合及び/またはアミノ基及びメル
カプト基から選ばれる官能基、の両方を有し、前期官能
基がケイ素原子に結合されていない、シラン化合物
ルボン酸もしくはジカルボン酸無水物の単位を有する共
重合体、またはビニル芳香族化合物の単位及びα、β−
不飽和ジカルボン酸のイミド化合物の単位を有する共重
合体。
ここに例示した化合物に限定されず、PPEとナイロン
の相溶性を改良する目的で使用される化合物であればよ
く、単独または複数の相溶性改良剤を同時に使用しても
よい。該相溶性改良剤c)の配合量は、a)ポリフェニ
レンエーテルとb)ポリアミドの合計量〔a)+b)〕
100重量部に対し、0から30重量部で、30重量部
を越えると耐熱性の低下や分解などによる著しい強度低
下などが起こるため好ましくない。好ましい配合量は、
0.05重量部から25重量部である。また、この相溶
性改良剤を配合するとき、有機パーオキサイド等のラジ
カル開始剤を併用してもよい。
とは、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシ
ウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化ラジウ
ム等の酸化物であるが、上記酸化物は、単独で用いても
よく、二種以上の混合物として用いてもよい。これらの
アルカリ土金属酸化物は、水と容易に反応して水酸化物
を作り、該水酸化物は、比較的高温でも安定である。
酸化物d)の量は、〔a)+b)〕100重量部に対し
0.001から10重量部である。0.001重量部未
満では、改良効果が少なく10重量部を越える場合、組
成物の物性の低下が大きいため好ましくない。さらに好
ましくは、0.01〜5重量部、最も好ましくは0.1
〜3重量部の範囲である。
性体である天然及び合成の重合体材料を含み、衝撃特性
を改良するためにPPE/PA系樹脂組成物に使用され
るゴム様樹脂であればなんでもよい。特に好ましいゴム
としては、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロ
ピレン−非共役ジエンゴム、エチレン−ブテンゴム、ポ
リブタジエン、スチレン−ブタジエンブロック共重合ゴ
ム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、部分水添スチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合ゴム、スチレ
ン−イソプレンブロックコポリマー、部分水添スチレン
−イソプレンブロックコポリマー、ポリウレタンゴム、
スチレングラフト−エチレン−プロピレン−非共役ジエ
ンゴム、スチレン−グラフト−エチレン−プロピレンゴ
ム、スチレン/アクリロニトリル−グラフト−エチレン
−プロピレン−非共役ジエンゴム、スチレン/アクリロ
ニトリル−グラフト−エチレン−プロピレンゴム等、あ
るいはこれらの混合物が用いられる。また、他の酸もし
くはエポキシなどをふくむ官能性単量体により変性した
変性ゴムを用いてもよい。
b)〕100重量部に対し、0〜100重量部である。
該ゴム様物質の配合量が100重量部を越えると、該樹
脂組成物の剛性の低下が著しく好ましくない。
るf)充填剤は、一般に剛性の改良や硬度の改良等を目
的に配合される。適当な充填剤として、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸、
含水ケイ酸カルシウム、含水ケイ酸アルミニウム、マイ
カ、鉱物繊維、ゾノトライト、チタン酸カリウム・ウイ
スカ、マグネシウムオキシサルフェート、ガラスバル
ン、ガラス繊維、ガラスビーズ、カーボン繊維、ステン
レス繊維等の無機繊維、アラミド繊維、カーボンブラッ
ク等があるが、これらの充填剤を一種以上配合すること
が可能である。また、配合する充填剤は、これらに限定
されない。
b)〕100重量部に対し、0〜200重量部である。
充填剤の配合量が200重量部を越えると、該組成物の
耐衝撃性が著しく低下したり、成形加工時の流動性が著
しく低下するため好ましくない。
〜f)成分を公知の方法で配合し、溶融混練して得られ
るがその際の配合混練順序は任意であり、各成分の組合
せを別々に混練したのち各組あわせをすべて配合して混
練してもよいし、一つの押し出し機において複数のフィ
ード口をもうけシリンダーに沿って一種以上の各成分を
順次フィードしてもよい。なお、本発明の組成物にさら
に慣用の添加剤たとえば難燃剤、可塑剤、酸化防止剤、
耐候剤等を添加してもよい。特にポリフェニレンエーテ
ルまたはナイロンの添加剤として公知の物を使用した場
合さらにこのましい効果が得られる。
るが、これは単なる例示であり、本発明はこれに限定さ
れるものではない。各実施例および比較例は、まずポリ
フェニレンエーテルと相溶性改良剤、ゴム及び場合によ
ってはラジカル発生剤を東芝機械製TEM50二軸混練
機の第一フィード口に投入し260℃のシリンダー温度
にて溶融混練した後さらに第一フィード口とダイスの間
に設けた第二フィード口より残りの成分を投入しもう一
度溶融混練した。さらにダイスより押し出した溶融樹脂
を水槽にて冷却後ストランドカッターによりペレット化
した。こうして得たペレットを120℃2時間熱風乾燥
した後、住友重機械製住友ネスタール射出成形機サイキ
ャップ110/50によりシリンダー温度290℃、射
出圧力1200kg/cm2 、金型温度80℃の条件で
テストピースを成形した。こうして得たペレット及びテ
ストピースを下記の方法によって試験し、各データを得
た。
の成形前のペレット及び、同一のペレットを使用して射
出成形した成形品をニッパーにて約5mm角にしたペレ
ットを140度摂氏で4時間真空乾燥後280度摂氏に
て10kg荷重でのメルトインデクスを求めた。 (成形品外観)射出成形にて得た3.2mmtのアイゾ
ット試験用テストピースの成形品表面を目視により観察
した。
たり次に示す原料を準備した。 (ポリフェニレンエーテル:PPE)本実施例では、
2,6−ジメチルフェノールを単独重合することによっ
て得られた、クロロホルム溶液(濃度:0.5g/d
l)、30℃で測定した対数粘度が0.46であるポリ
フェニレンエーテルを使用した。 (ポリアミド:PA)数平均分子量12500のナイロ
ン6。 (ゴム様物質)シェル化学社製スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体カリフレックス TR110
1。 (相溶性改良剤)無水マレイン酸(MAH)。 (ラジカル開始剤:PO)ジクミルパーオキサイド。 (アルカリ土金属酸化物)酸化カルシウム(CaO)、
酸化マグネシウム(MgO)。 (無機充填剤) マイカ:クラライトマイカ400w(クラレ社製)。 タルク:ミクロンホワイト#5000(林化成社製)。
れた試料の性能を表2に示す。
に、本発明による樹脂組成物は、成形前後の溶融粘度の
変化が少なく、したがって、リサイクルに好適であるこ
とがわかる。
フェニレンエーテル/ポリアミド系樹脂組成物にアルカ
リ土金属酸化物を配合することにより、射出成形前後の
樹脂組成物の溶融流動性の変化が著しく少なくなり、リ
サイクル成形性が良好な樹脂組成物を提供することがで
きる。また、充填材配合系では、射出性形品の表面にシ
ルバーといわれる不良現象が発生しやすいが、アルカリ
土金属酸化物の配合によりシルバーの発生がなくなり成
形品の品質向上に非常に有効であることが明かである。
Claims (2)
- 【請求項1】a)ポリフェニレンエーテル 5〜95重
量部、 b)ポリアミド 95〜5重量部、 c)〔a)+b)〕100重量部に対し、0〜30重量
部の相溶性改良剤、 d)〔a)+b)〕100重量部に対し、アルカリ土金
属酸化物0.001〜10重量部、 e)〔a)+b)〕100重量部に対し、ゴム様物質0
〜100重量部、および f)〔a)+b)〕100重量部に対し、無機質充填材
0〜200重量部、 からなることを特徴とするリサイクル性が改良された樹
脂組成物。 - 【請求項2】d)アルカリ土金属酸化物が、酸化カルシ
ウムおよび/または酸化マグネシウムである請求項1記
載の樹脂組成物。
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