JP2555702Y2 - 防塵形配電盤 - Google Patents

防塵形配電盤

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JP2555702Y2
JP2555702Y2 JP1991045862U JP4586291U JP2555702Y2 JP 2555702 Y2 JP2555702 Y2 JP 2555702Y2 JP 1991045862 U JP1991045862 U JP 1991045862U JP 4586291 U JP4586291 U JP 4586291U JP 2555702 Y2 JP2555702 Y2 JP 2555702Y2
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JP
Japan
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switchboard
door
packing
doors
flange
Prior art date
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JP1991045862U
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JPH04137406U (ja
Inventor
善弘 脇田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、配電盤の内部に塵埃が
侵入することを防止した防塵形配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は両開扉を備えた配電盤の正面図
で、1は左側扉,2は右側扉、3はベースである。塵埃
が配電盤の内部に侵入しないように、開口部にパッキン
グを設けた防塵形配電盤の場合には、図3のイ〜イ断面
矢視図は図4のようになっている。
【0003】図4において、4は筐体、5は開口部を囲
んで設けられたフランジ枠、6は開口部の中央に上下に
わたって設けられた柱枠でフランジ部を有し、何れも筐
体4と一体に形成されている。フランジ枠5と柱枠6の
フランジ部にはパッキング7が貼着され、閉じられた扉
1aと2aの裏面に当接して塵埃の侵入を防止してい
る。8は扉用の蝶番である。
【0004】以上に述べた防塵形配電盤は筐体4に扉1
aと2aを取り付けた状態で運搬し、保管されるために
盤面数が多くなると運搬効率は悪く、大きく保管場所が
必要となる。
【0005】防塵形でない両開扉を備えた配電盤の図3
におけるイ〜イ断面矢視図は、図5のようになってお
り、扉1と2を閉じると扉の先端のフランジ部が重なり
合うようになっている。すなわち、左側扉1の先端折曲
部をさらに外側に折曲し、右側扉2の先端折曲部をさら
に内側に折曲して扉表面と平行なフランジ部11,12
を形成し、左側扉1を閉じた後右側扉2を閉じることに
よって両扉のフランジ部11と12とが重なり合う。左
側扉1のフランジ部11の少なくとも上下端部付近には
図6に示すゴムパッド13が取り付けられ、図示を省略
した天井枠や底枠とフランジ部11,フランジ部11と
フランジ部12との接触により塗装が傷つくことを防止
している。9は配電盤の四隅に設けられる柱枠、10は
側面板である。
【0006】最近は、予め量産された部材を必要に応じ
て組立て配電盤を形成する組立式配電盤が使用されるこ
とが多くなっている。組立式配電盤では天井枠,底枠,
柱枠,扉,側面板,背面板およびベース等がそれぞれ別
個に量産され、部材の形で運搬し、保管されるので箱の
形で運搬し、保管する防塵形配電盤の場合と比べると、
運搬効率が良く、保管場所も小さくて済む。
【0007】また最近は、種々のシール材が市販されて
おり、これら市販されているシール材を利用することに
より組立式配電盤は勿論のこと普通一般の配電盤を防塵
形配電盤として形成することが可能となる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】両開扉を備えた防塵形
配電盤の扉は、図4に示す扉1a,2aのように、図5
に示す配電盤の扉1,2と異なり、また、開口部の中央
には柱枠6が設けられている。従って、配電盤の製作途
中に仕様が変更されて防塵形が指定されると、筐体と扉
を作り直さなければならなくなる。
【0009】組立式配電盤の場合には、市販されている
シール材を利用することにより筐体部分は防塵形に変更
することができるが、防塵形用の扉と開口部中央に設け
る柱枠とは別に用意しなければならず、部材として防塵
形用扉と柱枠が増えることになり好ましくない。
【0010】図5に示す配電盤の扉1,2を防塵形配電
盤にも使用しようとすると、柱枠が扉1,2の先端に設
けられたフランジ部11,12により幅の広いものとな
り、開口部の有効面積が狭くなってしまう。
【0011】本考案は以上の点に鑑みてなされたもの
で、両開扉を備えた配電盤の扉を防塵形配電盤の両開扉
として使用することができ、かつ、開口部の中央に設け
られている柱枠を省いた防塵形配電盤を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】開口部を囲んで設けら
れ、第1のパッキングが貼着されたフランジ部の内、両
開扉を閉じたときに左右の扉の先端が重なり合う部分
、前面側を幅広とした台形の凹部とし、左右両扉の先
端折曲部の内側に前記凹部の傾斜面に当接する斜面を
有する第2,第3のパッキングを設けるとともに、右側
扉の先端折曲部をさらに内側に折曲して扉表面と平行に
したフランジ面の外側面に、第4のパッキングを貼着す
る。
【0013】
【作用】配電盤の両開扉を防塵用扉として使用すること
ができ、また、開口部の中央に設けられていた柱枠を省
くことができる。
【0014】
【実施例】図1,図2は本考案の一実施例を示す図で、
図1は要部を示す平面断面図、図2は正面図で右側扉を
取り外した状態を示している。なお、図3乃至図6と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0015】図1,図2において、14は開口部15を
囲んで設けられたフランジ枠で、第1のパッキング16
が貼着されている。17はフランジ枠14の内、左右の
扉1,2を閉じたときに扉の先端のフランジ部11と1
2が重なり合う部分に設けられ前面側を幅広とした台形
の凹部、18は左側扉1の先端折曲部の内側に設けられ
て、図1に示すように前記台形の凹部の傾斜面に当接す
る斜面を有する第2のパッキングで、第1のパッキング
16と当接する。19は右側扉2の先端折曲部の内側に
設けられ、図1に示すように前記台形の凹部の傾斜面に
当接する斜面を有する第3のパッキングで、第1のパッ
キング16と当接する。20は右側扉2の先端折曲部を
さらに内側に折曲した扉表面と平行なフランジ部12の
外側面に扉2の上端から下端までフランジ部12に沿っ
て貼着した第4のパッキングである。また、蝶番8がフ
ランジ枠14を貫通する部分はシール材が塗布されて塵
埃の侵入を防止している。
【0016】扉1を閉じた後扉2を閉じると、開口部1
5を囲んで設けられたフランジ枠14に貼着された第1
のパッキング16が、扉1,2の裏面に当接して塵埃の
侵入を防止し、扉1と2のフランジ部11と12が重な
り合う部分では、フランジ枠14の台形の凹部に貼着さ
れている第1のパッキング16と、扉1の先端折曲部の
内側に設けられた第2のパッキング18とが当接し、ま
た、扉2の先端折曲部の内側に設けられた第3のパッキ
ング19とが当接して塵埃の侵入を防止している。扉1
のフランジ部11と扉2のフランジ部12との間の隙間
は、扉2のフランジ部12に貼着された第4のパッキン
グによって塵埃の侵入を防止しており、図4に示す開口
部の中央に設けられている柱枠6は省かれているが、配
電盤内への塵埃の侵入を完全に防止することができるか
ら、扉1と2を防塵形配電盤用の扉として使用すること
ができる。なお、第1のパッキング16と第4のパッキ
ング20の厚さは図6に示したゴムパッド13の厚さに
等しくしてあり寸法的にな問題を生ずることはない。
【0017】従って、開口部を囲むフランジ枠と、第1
乃至第4のパッキングを使用することにより、普通一般
に使用される配電盤の両開扉を防塵形配電盤の扉として
使用することができ、配電盤の組立配線作業の途中で防
塵形とするよう仕様の変更が合ったとしても筐体や扉を
作り直すことなく速やかに仕様の変更に対応することが
できる。また、防塵形配電盤の開口部中央に設けられて
いた柱枠が省かれたことにより、配電盤内に設けられる
電気機器の盤内への搬入や搬出,着脱作業や配線接続作
業等の作業は容易となる。
【0018】さらに、組立式配電盤の場合にはフランジ
枠とパッキングが増えるのみで、柱枠,フランジ枠,左
側扉,右側扉と防塵形とするために多くの部材を揃える
必要がなく、運搬効率や保管場所の利用効率が高い組立
式配電盤の利点はそのまま生かすことができる。
【0019】
【考案の効果】本考案に係る防塵形配電盤は、開口部を
囲むフランジ枠とパッキングを用いて普通一般に使用さ
れる配電盤の両開扉を使用して防塵形配電盤を構成した
ものであるから、防塵形への仕様変更に速やかに対応す
ることができ、また、従来の防塵形配電盤と異なり開口
部中央に設けられていた柱枠が省かれたので盤内機器の
搬入,搬出,取り付け,取り外し,配線接続等の作業が
極め容易となり、さらに組立式配電盤の場合にはフラン
ジ枠とパッキングが増えるのみで部材の種類を増やすこ
となく防塵形配電盤とすることができる等種々の実用的
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面平面図。
【図2】図1に示す本考案の一実施例の要部正面図。
【図3】両開扉を備えた配電盤の正面図。
【図4】従来の防塵形配電盤の要部断面平面図。
【図5】図3に示す配電盤の要部断面平面図。
【図6】配電盤の扉先端のフランジ部に取り付けられた
ゴムパッド。
【符号の説明】
1…左側扉、2…右側扉、12…右側扉先端のフランジ
部、14…フランジ枠、15…開口部、16…第1のパ
ッキング、17…台形の凹部、18…第2のパッキン
グ、19…第3のパッキング、20…第4のパッキン
グ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両開扉を備えた防塵形配電盤において、
    開口部を囲んで設けられ、第1のパッキングが貼着され
    たフランジ枠の内、前記両開扉を閉じたときに左右の扉
    の先端が重なり合う部分を、前面側を幅広とした台形の
    凹部とし、左右両扉の先端折曲部の内側に、前記凹部の
    傾斜面に当接する斜面を有する第2,第3のパッキング
    を設けるとともに、右側扉の先端折曲部をさらに内側に
    折曲して扉表面と平行にしたフランジ部の外側面に第4
    のパッキングを貼着してなることを特徴とする防塵形配
    電盤。
JP1991045862U 1991-06-19 1991-06-19 防塵形配電盤 Expired - Lifetime JP2555702Y2 (ja)

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JPH04137406U JPH04137406U (ja) 1992-12-22
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JPH0440369Y2 (ja) * 1985-01-24 1992-09-22
JPH0613529Y2 (ja) * 1988-02-05 1994-04-06 日新電機株式会社 閉鎖配電盤両開き式扉のパッキン装置

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