JP2555370Y2 - コレットホルダ - Google Patents
コレットホルダInfo
- Publication number
- JP2555370Y2 JP2555370Y2 JP10614891U JP10614891U JP2555370Y2 JP 2555370 Y2 JP2555370 Y2 JP 2555370Y2 JP 10614891 U JP10614891 U JP 10614891U JP 10614891 U JP10614891 U JP 10614891U JP 2555370 Y2 JP2555370 Y2 JP 2555370Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collet
- nut
- holder
- ring
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械のコレットホ
ルダに関する。
ルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の刃物を着脱するための
コレットホルダは、図2及び図3に示されるように、ホ
ルダ本体1と、該ホルダ本体1の中心部に挿入されたコ
レット2と、前記ホルダ本体1の雄ネジ3と螺合して前
記コレット2の締付け及び解放を行うナット4とを備え
ている。
コレットホルダは、図2及び図3に示されるように、ホ
ルダ本体1と、該ホルダ本体1の中心部に挿入されたコ
レット2と、前記ホルダ本体1の雄ネジ3と螺合して前
記コレット2の締付け及び解放を行うナット4とを備え
ている。
【0003】このコレットホルダにより刃物5を保持す
るには、刃物5をコレット2の中心の穴に差し込み、ナ
ット4に引掛スパナ6を引っ掛けて回せばよく、これに
よりコレット2が刃物5を押圧保持することとなる。
るには、刃物5をコレット2の中心の穴に差し込み、ナ
ット4に引掛スパナ6を引っ掛けて回せばよく、これに
よりコレット2が刃物5を押圧保持することとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コレットホルダにおいては、引掛スパナ6でナット4を
回すと、ナット4のバックラッシュ等によるガタツキ分
だけナット4が傾いて締め付けられてしまう。このよう
にナット4が傾くと、刃物5をコレットホルダの中心に
チャックすることができない。
コレットホルダにおいては、引掛スパナ6でナット4を
回すと、ナット4のバックラッシュ等によるガタツキ分
だけナット4が傾いて締め付けられてしまう。このよう
にナット4が傾くと、刃物5をコレットホルダの中心に
チャックすることができない。
【0005】本考案は、係る問題点を解決することをそ
の目的とする。
の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ホルダ本体と、該ホルダ本体の中心部に挿入された
コレットと、前記ホルダ本体の雄ネジと螺合して前記コ
レットの締付け及び解放を行うナットとを備えたコレッ
トホルダにおいて、前記ホルダ本体には前記ナットに隣
接するリングが回動可能に装着され、該リングと前記ナ
ットとの間には複数個の爪を持ったクラッチが設けられ
た構成を採用している。
め、ホルダ本体と、該ホルダ本体の中心部に挿入された
コレットと、前記ホルダ本体の雄ネジと螺合して前記コ
レットの締付け及び解放を行うナットとを備えたコレッ
トホルダにおいて、前記ホルダ本体には前記ナットに隣
接するリングが回動可能に装着され、該リングと前記ナ
ットとの間には複数個の爪を持ったクラッチが設けられ
た構成を採用している。
【0007】
【作用】リングを引掛スパナ等により回すと、クラッチ
を介してナットが回転する。ナットには、引掛スパナ等
に加えられる力のうち回転力のみが伝達されるので、ナ
ットは傾くことなくコレットを締め付ける。
を介してナットが回転する。ナットには、引掛スパナ等
に加えられる力のうち回転力のみが伝達されるので、ナ
ットは傾くことなくコレットを締め付ける。
【0008】従って、コレットは刃物をその回りから均
等に締め付けることになり、刃物はコレットホルダの中
心に位置することとなる。
等に締め付けることになり、刃物はコレットホルダの中
心に位置することとなる。
【0009】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基いて説明
する。図1に示されるように工作機械のコレットホルダ
は、ホルダ本体7と、該ホルダ本体7の中心部に挿入さ
れたコレット8と、ホルダ本体7の雄ネジ9と螺合して
コレット8の締付け及び解放を行うナット10とを備え
ている。
する。図1に示されるように工作機械のコレットホルダ
は、ホルダ本体7と、該ホルダ本体7の中心部に挿入さ
れたコレット8と、ホルダ本体7の雄ネジ9と螺合して
コレット8の締付け及び解放を行うナット10とを備え
ている。
【0010】ホルダ本体7の中心には穴が設けられてお
り、該穴内にコレット8が挿入され、固定されている。
また、ホルダ本体7の先端部にはナット10と螺合する
雄ネジ9が形成されている。
り、該穴内にコレット8が挿入され、固定されている。
また、ホルダ本体7の先端部にはナット10と螺合する
雄ネジ9が形成されている。
【0011】コレット10は、その中心穴に差し込まれ
る刃物11を把持するようになっている。ナット10
は、コレット8の傾斜面に接する内側ナット部分10a
と、該内側ナット部分10aを保持し、前記雄ネジ9と
螺合した外側ナット部分10bとからなり、外側ナット
部分10bが雄ネジ9の回りを回動して前後動すると、
内側ナット部分10aは同様に前後動をしながらコレッ
ト8を刃物11側に押圧したり、その押圧を解いたりす
る。
る刃物11を把持するようになっている。ナット10
は、コレット8の傾斜面に接する内側ナット部分10a
と、該内側ナット部分10aを保持し、前記雄ネジ9と
螺合した外側ナット部分10bとからなり、外側ナット
部分10bが雄ネジ9の回りを回動して前後動すると、
内側ナット部分10aは同様に前後動をしながらコレッ
ト8を刃物11側に押圧したり、その押圧を解いたりす
る。
【0012】前記ホルダ本体7には前記ナット10に隣
接するリング12が回動可能に装着されている。また、
該リング12には、引掛スパナ13を引っ掛けるための
穴14が形成されている。
接するリング12が回動可能に装着されている。また、
該リング12には、引掛スパナ13を引っ掛けるための
穴14が形成されている。
【0013】該リング12が装着されるホルダ本体部分
の表面は、リング12が円滑に回動しうるよう平滑とな
っている。そして、該平滑な表面と前記雄ネジ9との境
界部にはリング12が雄ネジ9側に抜け出るのを防止す
るための止め具15が取り付けられている。また、前記
平滑な表面の雄ネジ9と反対側は段差16となってお
り、該段差16と前記リング12との間には圧縮コイル
バネ17が介装されている。
の表面は、リング12が円滑に回動しうるよう平滑とな
っている。そして、該平滑な表面と前記雄ネジ9との境
界部にはリング12が雄ネジ9側に抜け出るのを防止す
るための止め具15が取り付けられている。また、前記
平滑な表面の雄ネジ9と反対側は段差16となってお
り、該段差16と前記リング12との間には圧縮コイル
バネ17が介装されている。
【0014】これにより、リング12は常時止め具15
及びナット10の方に付勢されることとなっている。前
記リング12と前記ナット10との間には、両者間での
回転力の伝達を断続するクラッチ18が設けられてい
る。
及びナット10の方に付勢されることとなっている。前
記リング12と前記ナット10との間には、両者間での
回転力の伝達を断続するクラッチ18が設けられてい
る。
【0015】該クラッチ18は、リング12と一体化さ
れた爪19と、該爪19と係合する前記ナット10の溝
20とからなっている。爪19はホルダ本体7の中心軸
と平行に止め具15の上を越えてナット10側に突出し
ている。溝20は外側ナット部分10bの外周面にホル
ダ本体7の中心軸と平行に形成され、前記爪19が各溝
20内を滑り得るようになっている。爪19は、リング
12が前記圧縮コイルバネ17によりナット10側に付
勢されることから、溝20と常時係合している。
れた爪19と、該爪19と係合する前記ナット10の溝
20とからなっている。爪19はホルダ本体7の中心軸
と平行に止め具15の上を越えてナット10側に突出し
ている。溝20は外側ナット部分10bの外周面にホル
ダ本体7の中心軸と平行に形成され、前記爪19が各溝
20内を滑り得るようになっている。爪19は、リング
12が前記圧縮コイルバネ17によりナット10側に付
勢されることから、溝20と常時係合している。
【0016】しかして、刃物11の取り付けに際し、引
掛スパナ13をリング12の穴14に引っ掛けて回す
と、リング12がホルダ本体7の回りを回動する。ナッ
ト10は、爪19と溝20との係合によりリング12と
連動して回転する。
掛スパナ13をリング12の穴14に引っ掛けて回す
と、リング12がホルダ本体7の回りを回動する。ナッ
ト10は、爪19と溝20との係合によりリング12と
連動して回転する。
【0017】その際、ナット10には、リング12に加
えられる力のうち回転力のみが伝達され、ホルダ本体7
の中心軸方向に押されることはない。従って、ナット1
0は傾くことなくコレット8を締め付け、コレット8は
刃物11をその回りから均等に締め付けることになり、
刃物11はコレットホルダの中心に位置することとな
る。
えられる力のうち回転力のみが伝達され、ホルダ本体7
の中心軸方向に押されることはない。従って、ナット1
0は傾くことなくコレット8を締め付け、コレット8は
刃物11をその回りから均等に締め付けることになり、
刃物11はコレットホルダの中心に位置することとな
る。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上のような構成であるか
ら、簡易かつ迅速に刃物をコレットホルダの中心に取り
付けることができる。
ら、簡易かつ迅速に刃物をコレットホルダの中心に取り
付けることができる。
【図1】本考案に係るコレットホルダの半断面図であ
る。
る。
【図2】従来のコレットホルダの半断面図である。
【図3】上記従来のコレットホルダの正面図である。
7…ホルダ本体 8…コレット 9…ホルダ本体の雄ネジ 10…ナット 11…刃物 12…リング 18…クラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 ホルダ本体と、該ホルダ本体の中心部に
挿入されたコレットと、前記ホルダ本体の雄ネジと螺合
して前記コレットの締付け及び解放を行うナットとを備
えたコレットホルダにおいて、前記ホルダ本体には前記
ナットに隣接するリングが回動可能に装着され、該リン
グと前記ナットとの間には複数個の爪を持ったクラッチ
が設けられていることを特徴とするコレットホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10614891U JP2555370Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | コレットホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10614891U JP2555370Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | コレットホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551517U JPH0551517U (ja) | 1993-07-09 |
JP2555370Y2 true JP2555370Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=14426266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10614891U Expired - Lifetime JP2555370Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | コレットホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555370Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5207187B2 (ja) * | 2009-03-13 | 2013-06-12 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | 工具の組立装置 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP10614891U patent/JP2555370Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0551517U (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |