JPH1072095A - キャップ締め付け具 - Google Patents

キャップ締め付け具

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Publication number
JPH1072095A
JPH1072095A JP22625196A JP22625196A JPH1072095A JP H1072095 A JPH1072095 A JP H1072095A JP 22625196 A JP22625196 A JP 22625196A JP 22625196 A JP22625196 A JP 22625196A JP H1072095 A JPH1072095 A JP H1072095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
grip
grip ring
holder
hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22625196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Suzuki
雅夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
Priority to JP22625196A priority Critical patent/JPH1072095A/ja
Publication of JPH1072095A publication Critical patent/JPH1072095A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ締め付け具について、手作業を補う
簡便で廉価な構造によって、ほぼ等しいトルクでキャッ
ピングができ、しかも締め付け完了後に無理な力を加え
ることなく容易にキャップ1から取り外すことができる
ようにする。 【解決手段】 中心部のグリップ孔2に差し込まれたキ
ャップ1を保持するグリップリング4を、その中心軸回
りに回転可能にホルダー5に保持させ、このホルダー5
に、グリップリング4の係止用凹部3に嵌り合うボール
6を有するボールプランジャー7を設けると共に、押圧
した時にグリップ孔2内に押圧部15を突出させて、グ
リップ孔2内に差し込まれているキャップ1の頂面を押
圧するプッシュボタン8を設けたキャップ締め付け具と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばペットボト
ル、瓶類等の容器へのキャッピングに用いられるもの
で、キャップをほぼ同じトルクでねじ込むためのキャッ
プ締め付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャップ締め付け具としては、キ
ャップ保持部に保持したキャップを、内蔵したモータで
回転させてねじ込むと共に、所定の締め付け強さに達し
た時に、モータからの回転力を介在するトルクリミッタ
で遮断できるようにした、電動式のものが知られている
(特開平6−80195公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動式のキャップ締め付け具は、モータ、トルクリ
ミッタの他、モータの回転を適宜に調整して伝達するた
めの歯車類や減速機、スイッチ類等、種々の部品を要す
るので、価格的に高く、少量生産しか行っていない中小
企業では、経済的に準備しにくいものである。このた
め、手作業でキャッピングを行っている結果、作業者が
不慣れであると、キャップの締め付け力にばらつきを生
じやすい問題がある。
【0004】また、キャップ保持部が、キャップの外形
に合わせた大きさ及び形状で、キャップが嵌め込まれる
凹部や孔の場合、キャップ保持部の構造は単純で安上が
りなものとなるが、締め付け完了後、キャップから外れ
にくくなりやすい問題がある。キャップから外れにくく
なった時に不用意にこじると、キャップを損傷してしま
ったり、場合によってはキャップ締め付け具を壊してし
まうことも生じる。キャップ保持部を、キャップの把持
と解放を簡単に行えるチャック式にすればこのような問
題は解消できるが、構造が複雑になり、コストアップが
避けられなくなる。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、キャップ締め付け具について、手作
業を補う簡便で廉価な構造によって、ほぼ等しいトルク
でキャッピングができ、しかも締め付け完了後に無理な
力を加えることなく容易にキャップから取り外すことが
できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本発明では、
図1に示されるように、中心部のグリップ孔2に差し込
まれたキャップ1を保持する環状体であって、しかも係
止用凹部3を有するグリップリング4と、上記グリップ
リング4を、グリップ孔2の一端を外部に露出させ、し
かもその中心軸回りに回転可能に保持したホルダー5
と、ホルダー5に設けられていて、グリップリング4の
係止用凹部3と嵌り合う位置にボール6が位置するボー
ルプランジャー7と、ホルダー5に設けられていて、押
圧した時にグリップ孔2内に押圧部を突出させて、グリ
ップ孔2内に差し込まれてグリップリング4に保持され
ているキャップ1の頂面を押圧するプッシュボタン8と
を備えているキャップ締め付け具としているものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るキャップ締め付け具
の一例を図1〜図4に基づいて説明する。
【0008】図1に示されるように、本キャップ締め付
け具は、キャップ1を保持するグリップリング4と、ボ
ールプランジャー7及びプッシュボタン8を備えたホル
ダー5とから構成されているものである。
【0009】グリップリング4は、中心部を貫通するグ
リップ孔2を有する環状体である。図示されるグリップ
リング4は、例えばシリコンゴム等の弾性材料で構成さ
れており、グリップ孔2が、外部に露出された一端から
ホルダー5側の他端に向かって径が徐々に縮小されたも
のとなっている。このグリップリング4は、キャップ1
へ押し付けられることで、グリップ孔2に差し込まれた
キャップ1の頭部を押さえ付けて、キャップ1が空回り
しないように保持するものである。特にグリップ孔2が
テーパ孔であることから、その最大径から最小径の範囲
内であれば、径の異なるキャップ1に対して適用できる
と共に、キャップ1から抜きやすい利点がある。
【0010】グリップリング4は、通常の合成樹脂等の
硬質材料製とし、グリップ孔2をキャップ1に合わせた
形状及び大きさの孔として、差し込まれたキャップ1の
頭部を嵌合保持するものとすることもできる。但し、こ
の場合、径や形状が異なるキャップ1毎に、それに応じ
た径や形状のグリップ孔2を有するものを用意しなけれ
ばならなくなると共に、キャップ1から抜きにくくなり
やすいことから、上記のような弾性材料製で、しかもグ
リップ孔2をテーパ孔とすることが好ましい。特にグリ
ップ孔2をこのテーパ孔とする場合、そのテーパ開口度
は、中心軸に対して2〜5度であることが好ましい。2
度未満ではテーパ孔とした効果が薄く、逆に5度を超え
るとキャップ1を押えにくくなる。
【0011】また、グリップリング4には、後述するボ
ールプランジャー7のボール6が嵌り合う係止用凹部3
が形成されている。この係止用凹部3は、グリップリン
グ4の平面図である図2に明示されているように、グリ
ップ孔2の小径側が開口しているグリップリング4の端
面に、同心円上ほぼ等間隔で3箇所設けられているもの
である。尚、この係止用凹部3の個数は、図示されるよ
うな3箇所のみではなく、1箇所以上であれば任意に選
択することができる。
【0012】ホルダー5は、上記グリップリング4を、
その中心軸回りに回転可能な状態で保持しているもので
ある。ホルダー5は、グリップリング4の外径とほぼ等
しい外径の本体部9と、本体部9の周側からグリップリ
ング4側に突出した側壁部10とから構成されている。
側壁部10の先端部は内側に屈曲された保持部11とな
っており、この保持部11と本体部9の間に挟むように
してグリップリング4を保持している。グリップリング
4は、そのグリップ孔2の小径側をホルダー5の本体部
9側に向け、グリップ孔2の大径側を外部に露出させて
ホルダー5に保持されているものである。
【0013】ホルダー5の本体部9には、ボールプラン
ジャー7と、プッシュボタン8が設けられている。
【0014】ボールプランジャー7は、圧縮保持されて
いるスプリング12でその先端部のボール6をグリップ
リング4側へ押圧しているもので、ボール6は本体部9
からやや突出して、グリップリング4に設けられている
係止用凹部3に嵌り合っている。スプリング12による
ボール6への押圧力は調整ねじ13をねじ込んだり緩め
たりすることで調整可能で、これによってボール6と係
止用凹部3による係止力を調整することができるように
なっている。
【0015】また、プッシュボタン8は、本体部9のほ
ぼ中心部に位置しておりスプリング14に逆らって押圧
することで、グリップリング4のグリップ孔2内に押圧
部15を突出させ、グリップ孔2内に差し込まれたキャ
ップ1の頂面をこの押圧部15で押圧するものとなって
いる。
【0016】次に、図1、図3及び図4に基づいて、本
キャップ締め付け具の使用方法を説明する。
【0017】まず、図1に示されるように、グリップリ
ング4のグリップ孔2内にキャップ1を頭部から差し込
む。このとき、キャップ1は、図示はされていないが、
キャップ1をねじ込むべき容器の口部に宛てがわれてい
るものである。
【0018】この状態で、本キャップ締め付け具をキャ
ップ1へ押し付けながら、キャップ1のねじ込み方向に
回す。この回転は、ホルダー5を指先で押さえながら行
われることになる。ホルダー5を回転させると、ボール
プランジャー7のボール6と、グリップリング4の係止
用凹部3が嵌り合っていることから、グリップリング4
がホルダー5と共に回転され、これによってキャップ1
が回転されてねじ込まれることになる。
【0019】上記のようにしてキャップ1がねじ込ま
れ、ある強さまで締め付けられると、キャップ1が回り
にくくなることで、グリップリング4も回りにくくな
る。より強い力で本キャップ締め付け具を回そうとする
と、図3に示されるように、ボールプランジャー7のボ
ール6がスプリング12の押圧力に抗して係止用凹部3
から離脱し、ホルダー5のみが空転するようになる。こ
の空転の発生は手応えで分かることから、これが生じた
ときにキャップ1の締め付けを終了し、本キャップ締め
付け具をキャップ1から抜いて作業を完了する。
【0020】ところで、上記締め付け作業中に、本キャ
ップ締め付け具を強くキャップ1に押し付けると、キャ
ップ1がグリップリング4のグリップ孔2と強く嵌り合
って、本キャップ締め付け具が抜きにくくなることが生
じる。このとき、手のひらを上にして、人差し指と中指
をその間でキャップ1を挟むようにして本キャップ締め
付け具の下側に宛てがい、親指でプッシュボタン8を押
圧して、押圧部15でキャップ1の頂面を押えながら人
差し指と中指で本キャップ締め付け具を持ち上げるよう
にすると、図4に示されるように、無理な力を加えるこ
となく容易に本キャップ締め付け具をキャップ1から抜
くことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、次の効果を奏するものである。
【0022】(1)手作業を補助する簡便な装置であっ
て、グリップリング4、ホルダー5、ボールプランジャ
ー7及びプッシュボタン8で構成された部品点数の少な
いものであることから、廉価で、少量生産しか行ってい
ない中小企業でも準備しやすい。
【0023】(2)一定の締め付けトルクに達すると、
ホルダー5が空回りしてそれ以上の締め付けができなく
なるので、未経験者でも容易に一定の締め付け力でキャ
ッピングを行うことができる。
【0024】(3)万一グリップ孔2にキャップ1が強
く嵌り合って、本キャップ締め付け具がキャップ1から
抜きにくくなっても、プッシュボタン8を利用して容易
に抜き取ることができるので、無理な力を加えてこじる
ことによるキャップ1の損傷やキャップ締め付け具自体
の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップ締め付け具の一例を示す
断面図である。
【図2】グリップリングの平面図である。
【図3】ボールプランジャーのボールが係止用凹部から
離脱し、ホルダーのみが空回りしている状態の断面図で
ある。
【図4】プッシュボタンを押圧して、押圧部でキャップ
の頂面を押圧している状態の断面図である。
【符号の説明】 1 キャップ 2 グリップ孔 3 係止用凹部 4 グリップリング 5 ホルダー 6 ボール 7 ボールプランジャー 8 プッシュボタン 9 本体部 10 側壁部 11 保持部 12 スプリング 13 調整ねじ 14 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部のグリップ孔に差し込まれたキャ
    ップを保持する環状体であって、しかも係止用凹部を有
    するグリップリングと、 上記グリップリングを、グリップ孔の一端を外部に露出
    させ、しかもその中心軸回りに回転可能に保持したホル
    ダーと、 ホルダーに設けられていて、グリップリングの係止用凹
    部と嵌り合う位置にボールが位置するボールプランジャ
    ーと、 ホルダーに設けられていて、押圧した時にグリップ孔内
    に押圧部を突出させて、グリップ孔内に差し込まれてグ
    リップリングに保持されているキャップの頂面を押圧す
    るプッシュボタンとを備えていることを特徴とするキャ
    ップ締め付け具。
  2. 【請求項2】 グリップリングが弾性材料で構成されて
    おり、しかもグリップ孔が、外部に露出された一端から
    他端に向かって、径が徐々に縮小されていることを特徴
    とする請求項1のキャップ締め付け具。
  3. 【請求項3】 ホルダーが、グリップリングの外径とほ
    ぼ等しい外径の本体部と、本体部の周側からグリップリ
    ング側に突出した側壁部とから構成されており、側壁部
    の先端部が内側に屈曲された保持部となっていて、この
    保持部と本体部の間にグリップリングが挟まれて保持さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2のキャップ締
    め付け具。
JP22625196A 1996-08-28 1996-08-28 キャップ締め付け具 Withdrawn JPH1072095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22625196A JPH1072095A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 キャップ締め付け具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22625196A JPH1072095A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 キャップ締め付け具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1072095A true JPH1072095A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16842271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22625196A Withdrawn JPH1072095A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 キャップ締め付け具

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JP (1) JPH1072095A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054688A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Shibuya Kogyo Co Ltd バキュームチャック
JP2005178858A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Japan Crown Cork Co Ltd キャップ締め付け具
JP2015525720A (ja) * 2012-08-07 2015-09-07 スィドラクス アー・エスCedrex A/S テストチューブ蓋着脱装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054688A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Shibuya Kogyo Co Ltd バキュームチャック
JP2005178858A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Japan Crown Cork Co Ltd キャップ締め付け具
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104