JP2555024B2 - 無ひ織機 - Google Patents

無ひ織機

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JP2555024B2
JP2555024B2 JP61101275A JP10127586A JP2555024B2 JP 2555024 B2 JP2555024 B2 JP 2555024B2 JP 61101275 A JP61101275 A JP 61101275A JP 10127586 A JP10127586 A JP 10127586A JP 2555024 B2 JP2555024 B2 JP 2555024B2
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フリッツ、ゲーリング
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グリッパロッドに支持されたよこ糸挿入用
グリッパによりひ道中によこ糸を挿入する無ひ織機に関
する。
(従来の技術と問題点) この種の無ひ織機においては、よこ糸をつかみひ道に
挿入するために、グリッパを備えたグリッパロッドがひ
道の外側に配設されている。グリッパは、よこ糸を保持
し移送するよう構成されている。この目的のために、グ
リッパは、ひ道の外部に配置された制御レバーまたは制
御レールによって作動される。よこ糸送入装置は、挿入
されるべきよこ糸を供給ローラから送り出される複数の
よこ糸から選び、その選択したよこ糸をグリッパに導
く。よこ糸送入装置は、糸目を設けた針を複数備えて構
成され、針に設けた糸目を通して該当するよこ糸を案内
する。糸目を設けた針は、よこ糸を休止位置から前進中
のグリッパによって捕捉される位置まで送る。ひ道に挿
入されたよこ糸は、おさ打ちされ、形成される織布の耳
の近くに配置された切断装置により切断される。よこ糸
が切断された後、針に設けた糸目を通して供給ローラに
連結したよこ糸の自由端は、新しいよこ糸挿入のために
準備される。このような無ひ織機は,例えば,アメリカ
特許第4,143,684号明細書から公知である。
また、西ドイツ特許第3,243,628号明細書には、クラ
ンプ装置を備えたよこ糸挿入用グリッパと可動糸案内を
備えたよこ糸送入装置とを具備し、選ばれたよこ糸をよ
こ糸挿入用グリッパのクランプ装置に対して特定位置に
導きクランプ装置に保持させるように構成した無ひ織機
が開示されている。上記無ひ織機は、挿入されたよこ糸
を供給リールまたはスプールから切断する切断装置と、
この切断装置とよこ糸挿入用グリッパの通路の間に配置
されて切断されたよこ糸の自由端を保持する保持装置を
備えている。可動糸案内は、糸案内部すなわち糸目が他
の可動糸案内が作動位置に移動した時、同一位置になる
ように位置される。さらに、上記無ひ織機には、選ばれ
たよこ糸の自由端を保持装置から一定長さ引っぱる装置
が備えられている。
上述したよこ糸挿入グリッパを通してよこ糸を挿入す
る無ひ織機においては、よこ糸挿入グリッパの所期運動
の間、よこ糸送入装置によって送入されるよこ糸は、よ
こ糸挿入グリッパによって把持されている。これは、よ
こ糸挿入グリッパが前進した時に、よこ糸がよこ糸挿入
グリッパのクランプ装置によって捕捉されることを必要
とする。よこ糸挿入グリッパが動いている間によこ糸を
把持することはいくつかの欠点が生じる。たとえば、よ
こ糸が移送する時に、よこ糸が衝撃的な加速を受け、よ
こ糸が強い緊張を受ける。このような緊張は、よこ糸が
遅く引き受けられるほど、また、その場合に前進させら
れたよこ糸挿入グリッパの速度が高いほど強い。
他の欠点としては、よこ糸が前進するよこ糸挿入グリ
ッパによって確実に把持するようにするため、よこ糸挿
入グリッパのクランプ装置は高いクランプ力を必要とす
るが、クランプ装置の高いクランプ力は、クランプ板に
よってよこ糸に強い締め付け力が加えることになり、そ
の結果、強い締め付け力を受けたよこ糸部分が損傷を受
けたり、その後のよこ糸送入に際して切断されることが
ある。
無ひ織機の作動速度の増大に伴って、よこ糸の挿入速
度が増大し、よこ糸挿入グリッパのクランプ装置の閉鎖
に必要なばね応力も増大し、クランプレバーが速度上昇
に際しても制御レールの制御曲線に従うように、また、
よこ糸が短い時間内に確実に捕捉されるように、クラン
クレバーの慣性モーメントを低下させなければならな
い。
さらに、他の欠点は、クランプ装置がよこ糸挿入グリ
ッパの運動中に作動されなければならず、そのため、ク
ランクレバーが上述の制御曲線または制御レールに沿っ
て滑動しなければならない。その結果、特に速度の増大
に伴って、制御レールとクランクレバーの摩耗の増大す
る。この磨耗は、制御レールが移動している間、グリッ
パヘッドのスライドシューがスライドシューと制御レー
ルの間の接触圧により制御レールに沿って比較的高い摩
擦応力を受けるため、クランクレバーや制御レールに発
生し、スライドシュー自体にも摩耗が生じる。
クランプ装置は、たて糸がよこ糸挿入グリッパのまだ
完全に閉鎖されていないクランプ装置によって損傷され
ないように、よこ糸挿入グリッパがひ道中に入る前に完
全に閉鎖されるか、または、同様に被覆されなければな
らない。クランプ装置の完全に閉鎖は、よこ糸挿入グリ
ッパのひ道中への進入の直前に生じるほど、それだけよ
こ糸を進入側の縁から切断するためによこ糸切断器に利
用される時間が短くなる。
よこ糸切断器の切断に際して、よこ糸挿入グリッパの
クランプ装置と切断箇所との間に生じるよこ糸端部の長
さは、よこ糸の番手の相違に対応して相違する。これ
は、クランプ装置の閉鎖段階中におけるクランプ板のク
ランプ作用がよこ糸の番手によって早くなったり遅くな
ったりするからである。しかしながら、切断されるよこ
糸長さは、同じにすることが望ましい。
〔発明の目的及び効果〕
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、前進す
るよこ糸挿入グリッパによるよこ糸の捕捉とクランプに
際して発生する問題と欠点を防止する無ひ織機を提供す
ることを目的とする。
本発明の無ひ織機によれば、よこ糸挿入グリッパの静
止状態においてよこ糸の受け取りとクランプが行なわれ
るので、最小限のクランプ応力においてよこ糸のクラン
プが可能となり、よこ糸挿入グリッパはよこ糸の衝撃的
応力を伴わずに加速が保証される。
〔発明の概要〕
本発明の無ひ織機は、クランプ装置を備えたよこ糸挿
入用グリッパと、クランプ装置を備えたよこ糸受取用グ
リッパと、よこ糸を案内するためのよこ糸送入装置と、
挿入されたよこ糸を切断するためのよこ糸切断装置と、
織布上の結節点とよこ糸挿入用グリッパの案内通路の間
に配置され切断されたよこ糸の自由端を保持するための
よこ糸保持装置と、保持装置に保持されたよこ糸の自由
端を保持装置から引き戻すためのよこ糸引き戻し装置と
を有する無ひ織機において、上記よこ糸保持装置は、吸
引開口とこの吸引開口から長手方向に延びる案内スリッ
トを具備する吸引管を有し、吸引管に設けた吸引開口は
よこ糸切断装置のよこ糸切断箇所の近傍に位置し、かつ
よこ糸送入装置から織布上の結節点まで案内されるよこ
糸の走行方向に対応し、案内スリットは、吸引開口から
引き込まれたよこ糸挿入用グリッパのクランプ装置の位
置まで延び、よこ糸保持装置の吸引管の案内スリットの
下流側端に機械式補助クランプを配設したことを特徴と
する。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明
する。
第1図において、符号Fはよこ糸を示す。このよこ糸
Fは、たて糸Kによって形成されるひ道の外側で、織布
Gの縁部に位置する結節点16からよこ糸切断器10を介し
て吸引管により構成される空気式保持装置8の吸引開口
8aを通り、可動糸案内針7の糸目およびよこ糸制動器17
を通り、図示されていない巻き枠またはスプールに至っ
ている。上記吸引管8の吸引開口8aは、よこ糸Fの走行
方向に延びるスロットであり、この吸引管8によこ糸切
断器10により符号15の位置で切断されたよこ糸Fの端部
が把持される。切断されたよこ糸端の把持は、吸引開口
8aに対応した長さのよこ糸部分を吸引することで行なわ
れる。吸引管8の吸引方向は、第1図において左から右
の方向である。
吸引管8に設けた吸引開口8aは,第1図に示すよう
に、長手方向軸線に対して傾斜して延びている。吸引管
8の長手方向軸線は、よこ糸挿入グリッパ1の軌道に平
行である。よこ糸挿入グリッパ1は、それ自体公知のク
ランプレバーを有するクランプ装置2を備えている。ク
ランプ装置2は、制御レール4に固着された揺動レバー
5の動きに応じてよこ糸挿入グリッパ1の先端に設けた
クランプ板3を開閉する。制御レール4は、図示しない
偏心制御カムの作動に応じてクランプレバーを作動す
る。制御レール4は、それ自体公知の手段であるのでク
ランプ装置の制御についてこれ以上説明しない。
よこ糸挿入グリッパ1は、ひ道Kの外側の所定位置に
ある時、制御レール4により発生する力の当接部として
作用する支持体6の上に乗る。よこ糸挿入グリッパ1
は、側面案内レール11によって側面を案内される。よこ
糸挿入グリッパ1のよこ糸F送入方向は、第1図におい
て支持体6上の矢印で示されている。
よこ糸Fは、新しいよこ糸の送入前によこ糸切断器10
によって切断される。よこ糸切断器10は、よこ糸Fの切
断箇所15が織布縁に近接するような位置に配置される。
織布Gと連結したよこ糸Fの端部は、織布縁16′からわ
ずか外側に突出する。よこ糸Fの端部のその後の処理は
本発明の本質に係わるものでないので、これ以上の説明
を省略する。よこ糸Fの他方の切断端部F′は、可動糸
案内針7の糸目を介して図示されていない巻き枠に連結
されている。このよこ糸Fの切断端部F′は、吸引管8
の吸引開口8aの中に吸引される。吸引開口8aはよこ糸F
の走行方向に対して傾斜しているので、よこ糸Fの切断
端部F′は、吸引管8の吸引開口8aに固定保持される。
吸引管8は、第3図に示すように、吸引開口8aに連な
る長手方向スリット8bを有する。そのため、よこ糸Fの
切断端部F′は、第1図において、吸引流により右側に
吸引され、その際に、吸引開口8aから長手方向スリット
8bに達し、最終的に鎖線で示す位置を取る。この場合、
よこ糸Fの切断端部F′の自由端は、吸引管8の吸引作
用により第3図に示す位置に置かれる。長手方向スリッ
ト8bの右側端は、よこ糸挿入グリッパ1が最も後退した
位置、すなわち、静止位置にある時、よこ糸挿入グリッ
パ1のクランプ板3の区域に位置される。よこ糸挿入グ
リッパ1のクランプ板3は、この端位置において開かれ
ている。したがって、よこ糸Fの切断端部F′は、第1
図に示す位置では可動糸案内針7の糸目とよこ糸Fの切
断端部F′の自由端との間である。その結果、よこ糸F
の切断端部F′は、よこ糸挿入グリッパ1の開かれたク
ランプ板3の間の空間に自動的に位置される。
この時、よこ糸引きもどし装置のフィンガ12は、制御
装置Sにより作動レバー13を介して作動する。作動レバ
ー13は、第2図に示すように、回転点12a回りを作動位
置12′まで揺動し、これにより、よこ糸端F′は、吸引
管8から少し引き戻される。しかしながら、吸引管8の
吸引は、よこ糸の自由端を保持している。よこ糸引き戻
し装置の作動は、西ドイツ特許第3,243,628号明細書か
ら公知であるから、ここでは、これ以上詳細に説明しな
い。吸引管8の吸引作用の継続は、よこ糸端を直線と
し、切断端部を位置Fxから位置Fyに引き戻す。この位置
においては、よこ糸挿入グリッパ1のクランプ装置のク
ランプ板3を越えて突出するよこ糸端部は非常に短いの
で、よこ糸屑は実質的に減少する。
望ましくは、巻き枠とよこ糸送入装置7との間に制御
可能の糸制動器17を配置する。この糸制動器17は、よこ
糸引き戻し装置のフィンガ12により一定の糸長が巻き枠
から引き出されないようにする。この種の糸制動器17は
それ自体公知であって、本発明の目的を成すものではな
い。第1図では、糸制動器17が制御可能であること、す
なわち、糸の種類や糸の太さに応じて制動作用を増減で
きることが示されている。糸制動器17は、レバー13によ
り作動するブレーキスイッチ13aにより動作するブレー
キ作動部17aによって制御される。場合によっては、糸
制動器17は、よこ糸引きもどし作用が吸引管8の中にあ
るよこ糸Fの自由端部F′に対してのみ与えることがで
きる。
偏心制御装置Sは、揺動レバー5を作動するための偏
心カムを有する。揺動レバー5は、よこ糸挿入グリッパ
1のクランプ装置2の制御レール4を作動する。制御レ
ール4はクランプ装置2を開放すると、クランプ板3
は、よこ糸挿入グリッパ1が静止状態にある時、図示し
ないばね手段により閉じられる。したがって、制御レー
ル4は必ずしも特別の制御カーブを備える必要はなく、
場合によっては、通常の制御フィンガーより短い制御フ
ィンガーとして形成することができる。
このようなよこ糸挿入グリッパ1によるよこ糸Fの引
受けに際しては、よこ糸Fは、よこ糸挿入グリッパ1の
静止状態において引受けられ、そこで初めてよこ糸挿入
グリッパ1は矢印方向に前進させられる。その際に、先
に述べたように、クランプ板3に対して僅かなばね応力
のみが必要であって、従って支持面に対するよこ糸挿入
グリッパ1の圧着応力が減少し、またこれによりクラン
プ板3のよこ糸Fが大事に扱われ、よこ糸挿入グリッパ
1と支持体の面との間の摩擦力が低下する。
よこ糸挿入グリッパ1のクランプ板3による糸引受け
が全面的によこ糸挿入グリッパ1の静止状態において生
じるのでなく、よこ糸挿入グリッパ1の開かれた静止状
態のクランプ装置の中に挿入されてもクランプ装置が遅
くともよこ糸挿入グリッパ1の軌道と同時に、例えばク
ランクレバー2が制御レール4の下方を出ると同時に閉
鎖される糸引受調時に、行程を変換することができる。
これは、例えば、偏心制御装置Sのプログラムによって
実施することができ、また場合によっては、クランプ装
置の制御が偏心制御装置Sから揺動レバー5と制御レー
ル4を介して生じるのではなく、制御レール4を変更す
ることによって行なうことができる。
機械的補助クランプ9を、第1図に示すように、吸引
管8の吸引スリット8bの端部に配備することができる。
この機械的補助クランプ9は、たとえば、非制御型クラ
ンプである。機械的補助クランプ9は、吸引管8の吸引
スリット8bの端部方向収斂したクランプバー9aである
(第3図参照)。したがって、吸引管8の中への吸引に
際して、よこ糸Fの自由端部F′は、補助クランプ9の
中に自動的に導入される。これにより、補助クランプ9
は、よこ糸の戻り運動に際して、吸引管8の保持作用を
支持する。よこ糸挿入グリッパ1がひ道に導入される
時、新たに閉じられたクランプ板3がよこ糸Fの端部を
補助クランプ9から引き出す。好ましくは、補助クラン
プ9のクランプ部材9aは、吸引方向に集中するのみなら
ず、この方向に対して横方向、すなわち。よこ糸挿入グ
リッパ1の方向、言い換えれば糸引きもどし方向にも集
中することができるようにされる。したがって、補助ク
ランプ9のクランプ力は、糸引きもどし行程に際して引
きもどされるべきよこ糸端部F′に対して補助クランプ
9によって余分の制動作用が加えられるように選ばれ
る。この特徴は、よこ糸端部の長さが短いときでさえ、
吸引管8の吸引によりよこ糸端部を適当に保持する。
制御されない補助クランプ9の代わりに、制御型補助
クランプ9を配備し、例えば、糸引きもどしフィンガ12
が少なくともその休止位置から作動位置まで揺動される
間、この制御型補助クランプ9が閉鎖されるように糸引
きもどしフィンガ12と連結することができる。
制御型補助クランプ9は、第1図に示すように、2ア
ーム型作動レバー14によって制御される。作動レバー14
は、制御レバー13によって揺動される。制御レバー13
は、糸引きもどしフィンガ12の制御と2アーム型作動レ
バー14の制御を同時に行なう。補助クランプ9の制御時
点を制御可能に成すことができる。また、すでに、よこ
糸端部F′を吸引管8の中に引きこむ際に補助クランプ
9を閉鎖することもできる。
第3図は、吸引管8の詳細を示す側面図であり、吸引
管8の吸引方向は左から右に向かう方向である。巻き枠
からよこ糸送入装置7によって案内されるよこ糸Fが実
線で示されている。このよこ糸Fは、よこ糸送入装置7
と織布縁の結節点との間を吸引開口8aを通して案内され
る。吸引管8の長手方向スリット8bは、吸引開口8aから
補助クランプ部材9aに近い位置まで延びている。よこ糸
Fが切断されると、よこ糸の切断端F′は、吸引作用に
より長手方向スリット8bの右端で曲げられ、そのよこ糸
の切断端F′は、第3図で鎖線で示す位置に置かれる。
この場合、切断された糸端はFxにある。切断された糸端
Fxは、引き戻し作用により位置Fyに戻される。
補助クランプ部材9aを備えた補助クランプ9が制御型
補助クランプである場合、作動レバー14は、枢軸を中心
に揺動する揺動レバーとして構成される。この作動レバ
ー14は、吸引管8のスリット8bの端に配置されている。
この補助クランプ9においても、補助クランプ部材9aは
空気式保持装置8の吸引方向に集中型の構成することが
できる。補助クランプ9の制御のため、2アーム型作動
レバー14が備えられる。この作動レバー14は戻しばねの
作用に対向して図示の作動レバー13によって作動される
(第1図参照)。先に述べたように、よこ糸引きもどし
装置によってよこ糸Fが僅かに引きもどされる時、切断
されたよこ糸端部F′は、吸引流の保持力低下と補助ク
ランプ9の保持制動により位置Fyに来る。
第4図は本質的に第3図の構造に対応するものであっ
て、機械的補助クランプ9を備えた空気式保持装置8の
側面を示す。この場合にも、制御型補助クランプ9が採
用され、2アーム型作動レバー14と作動レバー13による
その制御が図示されている。第4図においては、よこ糸
送入装置7が省略されているが、空気式保持装置8の近
傍によこ糸挿入グリッパ1がその最後退位置、いわゆる
静止位置において図示されている。補助クランプ9の位
置をより分りやすくするため、よこ糸挿入グリッパ1が
幾分右方に向かって押されたように示されている。実際
は、よこ糸挿入グリッパ1のクランプ板3が、補助クラ
ンプ9の近傍、望ましくはスリット8b端に位置される。
第3図において空気式保持装置8によって吸引されたよ
こ糸は、自由よこ糸端部F′がスリット8bに沿って後方
に引張られて吸引されるだけでなく、スリット8bの案内
によってよこ糸挿入グリッパ1の開かれたクランプ板3
の中に直接に導入される。よこ糸挿入グリッパ1のクラ
ンプ板3の制御装置は図示されていない。第1図と第2
図にはこの制御装置の構造部分が図示されている。また
クランプ板3の作動はそれ自体公知であって詳細に説明
する必要はない。
第5図は同じく第3図乃至第4図に対応している。こ
の場合、空気式保持装置8の近傍によこ糸引きもどし装
置とよこ糸送入装置7とが図示されている。よこ糸引き
もどし装置は揺動自在のフィンガ12からなり、このフィ
ンガ12は揺動軸回りに実線で示す作動位置12と鎖線で示
す作動位置12′の間を揺動する。この揺動のために制御
レバー13aが使用される。巻き枠から引き出されるよこ
糸Fは実線で示され、このよこ糸Fはよこ糸送入装置7
の目を通して案内されて、スリット8bの端部をまわって
補助クランプ9に達している。よこ糸Fはスリット8bの
端部において方向転換されて位置F′を取る。切断端部
はFxで示されている。よこ糸引きもどし装置の作動に際
してフィンガ12は鎖線で示された位置12′を取る。その
場合、空気式保持装置8の内部にあるよこ糸端部F′
は、その末端Fxが切断位置Fyに来る。このようにして、
よこ糸Fの挿入に際してよこ糸挿入グリッパ1のクラン
プ板3の上方にあるよこ糸端部F′が短かくされ、これ
により、よこ糸屑が減少する。
第6図は第3図、第4図および第5図のすべての構成
部材を組み合わせた状態を示す。この場合、よこ糸挿入
グリッパ1は鎖線で示されている。挿入されたよこ糸が
よこ糸切断器により切断されたのちに自由よこ糸端部が
空気式保持装置8の側面スリット8bを通して、よこ糸挿
入グリッパ1の開かれたクランプ板3と補助クランプ9
の中に導入される。開かれたクランプ板3の中のよこ糸
端部F′の位置は、フィンガ12がその位置12′まで揺動
することによるよこ糸引きもどしによって変更されな
い。よこ糸挿入グリッパ1の静止状態に際してクランプ
装置が上述のように、それ自体公知の制御装置によって
閉鎖され、捕捉されたよこ糸Fがひ道の中に導入される
ことができる。最初に述べた従来公知の装置の欠点がす
べて避けられるように、クランプ装置3によるよこ糸F
の捕捉とクランプは特に慎重に実施される。クランプ装
置3の閉鎖の時点は制御装置Sによって最適値に調整す
ることができ、あるいはクランプ装置の開閉が固定制御
レバーによって生じるようにし、このレールの制御カー
ブがよこ糸挿入グリッパの前進開始時点とともにクラン
プ装置3の閉鎖を生じるようにする。この場合、よこ糸
Fはよこ糸挿入グリッパ1の正確な静止状態において捕
捉されるのではなく、最小限速度のよこ糸挿入グリッパ
始動時に捕捉されるのであるが、本発明による利点は顕
著な影響を受けることがない。補助クランプの配置と構
成は本発明の主旨にとって二次的意義を有するに過ぎな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は無ひ織機のよこ糸導入側のひ道外側にある構造
部分の平面図、第2図はよこ糸挿入方向に見た第1図の
構造部分の断面図、第3図は空気式保持装置の側面図、
第4図はクランプ装置を備えたよこ糸挿入グリッパと空
気式保持装置を示す側面図、第5図はよこ糸引きもどし
装置を配設した空気式保持装置の側面図、第6図は空気
式保持装置とよこ糸挿入グリッパとよこ糸引きもどし装
置を組み合わせた状態を示す側面図である。 1……よこ糸挿入グリッパ、2……クランクレバー、3
……クランプ板、7……よこ糸送入装置、8……空気式
保持装置、9……補助クランプ、10……よこ糸切断器、
12……フィンガ、16……結節点、8a……吸引開口、8b…
…スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−100745(JP,A) 特公 昭57−17101(JP,B2) 実公 昭45−8370(JP,Y1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランプ装置を備えたよこ糸挿入用グリッ
    パと、クランプ装置を備えたよこ糸受取用グリップと、
    よこ糸を案内するためのよこ糸送入装置と、挿入された
    よこ糸を切断するためのよこ糸切断装置と、織布上の結
    節点とよこ糸挿入用グリッパの案内通路の間に配置され
    切断されたよこ糸の自由端を保持するためのよこ糸保持
    装置と、保持装置に保持されたよこ糸の自由端を保持装
    置から引き戻すためのよこ糸引き戻し装置とを有する無
    ひ織機において、上記よこ糸保持装置は、吸引開口とこ
    の吸引開口から長手方向に延びる案内スリットを具備す
    る吸引管を有し、吸引管に設けた吸引開口はよこ糸切断
    装置のよこ糸切断箇所の近傍に位置し、かつよこ糸送入
    装置から織布上の結節点まで案内されるよこ糸の走行方
    向に対応し、案内スリットは、引き込まれたよこ糸挿入
    用グリッパのクランプ装置の位置まで延び、よこ糸保持
    装置の吸引管の案内スリットの下流側端に機械式補助ク
    ランプを配設したことを特徴とする無ひ織機。
  2. 【請求項2】機械式補助クランプが非制御型であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の無ひ織機。
  3. 【請求項3】機械的補助クランプが空気流方向に集中す
    るように延在するクランプバーを備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の無ひ織機。
  4. 【請求項4】クランプバーがよこ糸引き戻し方向におい
    て、その長手方向に対して垂直方向に集中するように延
    在することを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
    無ひ織機。
  5. 【請求項5】機械式補助クランプが補助型であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の無ひ織機。
  6. 【請求項6】機械式補助クランプをよこ糸引き戻し装置
    に連結させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第5項に記載の無ひ織機。
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