JP2554809Y2 - 光導波路と光ファイバの接続構造 - Google Patents
光導波路と光ファイバの接続構造Info
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- JP2554809Y2 JP2554809Y2 JP1990117487U JP11748790U JP2554809Y2 JP 2554809 Y2 JP2554809 Y2 JP 2554809Y2 JP 1990117487 U JP1990117487 U JP 1990117487U JP 11748790 U JP11748790 U JP 11748790U JP 2554809 Y2 JP2554809 Y2 JP 2554809Y2
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- optical
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光導波路と光ファイバの接続構造に関する
ものである。
ものである。
従来、基板の表面或いは内部に光導波路を形成したも
のが各種光学機器の分野で使用されている。
のが各種光学機器の分野で使用されている。
そしてこの光導波路中に光ファイバから光を導入する
には、光ファイバの端面を光導波路の端面に対向させる
ことによって行なう。
には、光ファイバの端面を光導波路の端面に対向させる
ことによって行なう。
ここで従来の光導波路と光ファイバの接続構造として
は、以下のようなものがあった。
は、以下のようなものがあった。
第5図に示すように、基板80上に設けた光導波路81の
端面に、直接光ファイバ83の端面を接続する構造のもの
(BUTT-JOINT法)。
端面に、直接光ファイバ83の端面を接続する構造のもの
(BUTT-JOINT法)。
第6図に示すように、光導波路85の端部近傍にガイド
86,86を設けることによってコの字型の溝87を形成し、
該ガイド86,86中に光ファイバ88を挿入することによっ
て、光導波路85の端面に光ファイバ88のコア(図示せ
ず)を接続する構造のもの。このとき光ファイバ88の側
面はガイド86,86によって位置決めされる。
86,86を設けることによってコの字型の溝87を形成し、
該ガイド86,86中に光ファイバ88を挿入することによっ
て、光導波路85の端面に光ファイバ88のコア(図示せ
ず)を接続する構造のもの。このとき光ファイバ88の側
面はガイド86,86によって位置決めされる。
しかしながら上記各従来例には、以下のような問題点
があった。
があった。
(1)上記の従来例においては、光ファイバ83と光導
波路81のアライメントが難しく、このため常に安定した
光の結合効率が得られない。
波路81のアライメントが難しく、このため常に安定した
光の結合効率が得られない。
(2)上記の従来例においては、光ファイバ88はガイ
ド86,86によって位置決めされるが、該2つのガイド86,
86間の間隔は光ファイバ88の直径よりも若干大きい場合
があるためガタが生じ、光ファイバ88と光導波路85間に
位置ズレを生じることがある。またこの従来例において
は光ファイバ88の回転方向に対しては何ら規制がなされ
ていないので、該光ファイバ88に回転が生じてしまう。
特に光ファイバとして方向性を有する光ファイバ(例え
ば偏波保存光ファイバ)を用いた場合、これをある決ま
った回転方向で固定することは困難である。
ド86,86によって位置決めされるが、該2つのガイド86,
86間の間隔は光ファイバ88の直径よりも若干大きい場合
があるためガタが生じ、光ファイバ88と光導波路85間に
位置ズレを生じることがある。またこの従来例において
は光ファイバ88の回転方向に対しては何ら規制がなされ
ていないので、該光ファイバ88に回転が生じてしまう。
特に光ファイバとして方向性を有する光ファイバ(例え
ば偏波保存光ファイバ)を用いた場合、これをある決ま
った回転方向で固定することは困難である。
本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、光導
波路と光ファイバを接続する場合に、その接続が容易且
つ確実であり、また偏波保存光ファイバを用いる場合の
ようにある決まった回転方向で両者を接続することが容
易且つ確実な光導波路と光ファイバの接続構造を提供す
ることにある。
波路と光ファイバを接続する場合に、その接続が容易且
つ確実であり、また偏波保存光ファイバを用いる場合の
ようにある決まった回転方向で両者を接続することが容
易且つ確実な光導波路と光ファイバの接続構造を提供す
ることにある。
上記問題点を解決するため本考案は、光ファイバ1端
部のクラッド12の外周面上に該光ファイバ1のコア11と
平行に直線状の凹溝(V溝13)を形成し、一方光導波路
3設けた基板5の端部に、該光導波路3の端面を露出し
且つ前記光ファイバ1の端面を当接する第1面51と光フ
ァイバ1の外周面を当接する第2面52とを有する段部50
を設け、該段部50の第2面52上に前記光導波路3と平行
な方向に直線状に延び且つ前記光ファイバ1の凹溝(V
溝13)と係合する形状の凸条53を設け、前記光ファイバ
1の凹溝(V溝13)を前記基板5の凸条53に係合せしめ
た状態で、該光ファイバ1のコア11端面を前記光導波路
3の端面に結合するように構成した。
部のクラッド12の外周面上に該光ファイバ1のコア11と
平行に直線状の凹溝(V溝13)を形成し、一方光導波路
3設けた基板5の端部に、該光導波路3の端面を露出し
且つ前記光ファイバ1の端面を当接する第1面51と光フ
ァイバ1の外周面を当接する第2面52とを有する段部50
を設け、該段部50の第2面52上に前記光導波路3と平行
な方向に直線状に延び且つ前記光ファイバ1の凹溝(V
溝13)と係合する形状の凸条53を設け、前記光ファイバ
1の凹溝(V溝13)を前記基板5の凸条53に係合せしめ
た状態で、該光ファイバ1のコア11端面を前記光導波路
3の端面に結合するように構成した。
光ファイバ1の凹溝(V溝13)と基板5上の凸条53を
係合せしめることによって光ファイバ1と光導波路3が
所定の位置関係で確実にぴったりと接続され、位置ズレ
や回転ズレが生じない。
係合せしめることによって光ファイバ1と光導波路3が
所定の位置関係で確実にぴったりと接続され、位置ズレ
や回転ズレが生じない。
このため光ファイバ1と光導波路3の接続アライメン
トが容易になり、安定した結合効率を得ることができ
る。
トが容易になり、安定した結合効率を得ることができ
る。
また偏波保存光ファイバ等の方向性を有する光ファイ
バを接続する場合、目的とする所定の回転角度で該偏波
保存光ファイバを光導波路3に接続することができる。
バを接続する場合、目的とする所定の回転角度で該偏波
保存光ファイバを光導波路3に接続することができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案に用いる光ファイバ1の端部近傍を示
す斜視図である。
す斜視図である。
同図に示すようにこの光ファイバ1端部のクラッド12
の外周面上には、該光ファイバ1のコア11と平行な方向
に向けてV溝13が設けられている。
の外周面上には、該光ファイバ1のコア11と平行な方向
に向けてV溝13が設けられている。
このV溝13は、エッチング、切削等によって形成され
る。
る。
第2図は前記光ファイバ1の端面を接続する光導波路
3の端部近傍を示す斜視図である。
3の端部近傍を示す斜視図である。
同図に示すように光導波路3は、基板5上に設けられ
ている。
ている。
そして該基板5の端部には段部50が設けられている。
この段部50は、前記光ファイバ1の端面を当接する第1
面51と、該光ファイバ1の外周面を当接させる第2面52
とを有し、該段部50の第2面52上には、前記光ファイバ
1に設けたV溝13に係合する逆V字型の凸条53が設けら
れている。
この段部50は、前記光ファイバ1の端面を当接する第1
面51と、該光ファイバ1の外周面を当接させる第2面52
とを有し、該段部50の第2面52上には、前記光ファイバ
1に設けたV溝13に係合する逆V字型の凸条53が設けら
れている。
またこの段部50の深さl(第1面51の高さ)は、光導
波路3の端面と光ファイバ1のコア11の端面がぴったり
合う深さ、即ち光の接続損失が最も少くなるような深さ
とされている。
波路3の端面と光ファイバ1のコア11の端面がぴったり
合う深さ、即ち光の接続損失が最も少くなるような深さ
とされている。
なおこの段部50及び凸条53は、エッチング、切削等に
よって形成される。
よって形成される。
そして光ファイバ1を光導波路3に接続するには、光
ファイバ1のV溝13を基板5の第2面52上の凸条53に係
合せしめながら、該光ファイバ1の端面を該基板5の第
1面51に当接して接続するだけでよい。接続したときの
状態を第3図に示す。このとき光ファイバ1のコア11の
端面は光導波路3の端面にぴったりと接続され結合され
ている。
ファイバ1のV溝13を基板5の第2面52上の凸条53に係
合せしめながら、該光ファイバ1の端面を該基板5の第
1面51に当接して接続するだけでよい。接続したときの
状態を第3図に示す。このとき光ファイバ1のコア11の
端面は光導波路3の端面にぴったりと接続され結合され
ている。
なお光ファイバ1に設けるV溝13の角度と基板5に設
ける凸条53の角度を、いずれも同一としておけば、両者
はぴったりガタなく結合し、コア11の端面と光導波路3
の端面間はズレなくぴったり合うように接続され結合さ
れる。
ける凸条53の角度を、いずれも同一としておけば、両者
はぴったりガタなく結合し、コア11の端面と光導波路3
の端面間はズレなくぴったり合うように接続され結合さ
れる。
ところで一般に光導波路3は偏波依存性を有すること
が多く、このためこの光導波路3に接続する光ファイバ
に偏波保存光ファイバを用いることがあるが、この場合
は両者の偏波方向を合致せしめるように接続する必要が
ある。
が多く、このためこの光導波路3に接続する光ファイバ
に偏波保存光ファイバを用いることがあるが、この場合
は両者の偏波方向を合致せしめるように接続する必要が
ある。
このような場合は第4図に示すように、偏波保存光フ
ァイバ1′外周のある決まった回転方向位置にV溝13を
設ければ、光導波路3に対して該偏波保存光ファイバ
1′をある決まった回転方向位置で接続でき、両者の偏
波方向を確実に合致せしめることができる。ここで同図
に示す16,16はクラッド12中の応力付与部である。
ァイバ1′外周のある決まった回転方向位置にV溝13を
設ければ、光導波路3に対して該偏波保存光ファイバ
1′をある決まった回転方向位置で接続でき、両者の偏
波方向を確実に合致せしめることができる。ここで同図
に示す16,16はクラッド12中の応力付与部である。
なお偏波保存光ファイバはこの構造のものに限られ
ず、他のどのような構造のものを用いてもよい。
ず、他のどのような構造のものを用いてもよい。
ところで、上記実施例においては光ファイバ1に設け
るV溝13と基板5に設ける凸条53はいずれもV字状とし
たが、本考案はこれに限られず、例えば4角形状等、他
の種々の形状を用いてもよい。但し凹溝13と凸条53の形
状は両者が確実に合致するように合わせておく必要があ
る。
るV溝13と基板5に設ける凸条53はいずれもV字状とし
たが、本考案はこれに限られず、例えば4角形状等、他
の種々の形状を用いてもよい。但し凹溝13と凸条53の形
状は両者が確実に合致するように合わせておく必要があ
る。
以上詳細に説明したように、本考案に係る光導波路と
光ファイバの接続構造によれば、以下のような優れた効
果を有する。
光ファイバの接続構造によれば、以下のような優れた効
果を有する。
光ファイバの凹溝と基板上の凸条とを係合せしめた状
態で光ファイバの端面を光導波路の第1面に当接するだ
けで光ファイバと光導波路が、両者の直線方向と回転方
向の両方の位置ズレ、回転ズレが生じず所望の位置に確
実にぴったりと接続される。従って光ファイバと光導波
路の接続アライメントが容易になり、しかも安定した結
合効率を得ることができる。
態で光ファイバの端面を光導波路の第1面に当接するだ
けで光ファイバと光導波路が、両者の直線方向と回転方
向の両方の位置ズレ、回転ズレが生じず所望の位置に確
実にぴったりと接続される。従って光ファイバと光導波
路の接続アライメントが容易になり、しかも安定した結
合効率を得ることができる。
特に偏波保存光ファイバなどの方向性を有する光ファ
イバを接続する場合、目的とする回転角度で接続できる
ので、効果的である。
イバを接続する場合、目的とする回転角度で接続できる
ので、効果的である。
また光ファイバと光導波路を設けた基板の2部品のみ
で構成できるので、部品点数が少なく、コストダウンが
図れる。
で構成できるので、部品点数が少なく、コストダウンが
図れる。
第1図は本考案に用いる光ファイバ1の端部近傍を示す
斜視図、第2図は前記光ファイバ1の端面を接続する光
導波路3の端部近傍を示す斜視図、第3図は前記光ファ
イバ1と光導波路3とを接続したときの状態を示す斜視
図、第4図は本考案に用いる偏波保存光ファイバ1′の
端部近傍を示す斜視図、第5図,第6図はいずれも従来
の光導波路と光ファイバの接続構造を示す斜視図であ
る。 図中、1……光ファイバ、11……コア、12……クラッ
ド、13……V溝(凹溝)、3……光導波路、5……基
板、50……段部、51……第1面、52……第2面、53……
凸条、1′……偏波保存光ファイバ、である。
斜視図、第2図は前記光ファイバ1の端面を接続する光
導波路3の端部近傍を示す斜視図、第3図は前記光ファ
イバ1と光導波路3とを接続したときの状態を示す斜視
図、第4図は本考案に用いる偏波保存光ファイバ1′の
端部近傍を示す斜視図、第5図,第6図はいずれも従来
の光導波路と光ファイバの接続構造を示す斜視図であ
る。 図中、1……光ファイバ、11……コア、12……クラッ
ド、13……V溝(凹溝)、3……光導波路、5……基
板、50……段部、51……第1面、52……第2面、53……
凸条、1′……偏波保存光ファイバ、である。
Claims (1)
- 【請求項1】光ファイバ端部のクラッドの外周面上に該
光ファイバのコアと平行に直線状の凹溝を形成し、 一方光導波路を設けた基板の端部に、該光導波路の端面
を露出し且つ前記光ファイバの端面を当接する第1面と
光ファイバの外周面を当接する第2面とを有する段部を
設け、該段部の第2面上に前記光導波路と平行な方向に
直線状に延び且つ前記光ファイバの凹溝と係合する形状
の凸条を設け、 前記光ファイバの凹溝を前記基板の凸条に係合せしめた
状態で、該光ファイバのコア端面を前記光導波路の端面
に結合したことを特徴とする光導波路と光ファイバの接
続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990117487U JP2554809Y2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 光導波路と光ファイバの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990117487U JP2554809Y2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 光導波路と光ファイバの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0475305U JPH0475305U (ja) | 1992-07-01 |
JP2554809Y2 true JP2554809Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=31865386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990117487U Expired - Fee Related JP2554809Y2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 光導波路と光ファイバの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554809Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50137046U (ja) * | 1974-04-25 | 1975-11-12 | ||
JPS60241002A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | Fujitsu Ltd | 光導波路と偏波保存フアイバとの光結合構造 |
JPS60221708A (ja) * | 1985-03-27 | 1985-11-06 | Hitachi Ltd | 光フアイバの結合装置 |
JPH01261604A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-18 | Hitachi Ltd | 光結合装置 |
-
1990
- 1990-11-08 JP JP1990117487U patent/JP2554809Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0475305U (ja) | 1992-07-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |