JP2554752B2 - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JP2554752B2
JP2554752B2 JP1250953A JP25095389A JP2554752B2 JP 2554752 B2 JP2554752 B2 JP 2554752B2 JP 1250953 A JP1250953 A JP 1250953A JP 25095389 A JP25095389 A JP 25095389A JP 2554752 B2 JP2554752 B2 JP 2554752B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多量の薬剤が溶解され、そして薬剤の放出
性が高い粘着剤層が設けられた貼付剤に関する。この貼
付剤の粘着剤層は、皮膚への貼付性に優れ、粘着性およ
び凝集性のバランスが良好である。
(従来の技術) 薬剤を含有する粘着剤の粘着性を利用して皮膚に貼付
し、薬剤の薬効を発現させる貼付剤は、以前から多く提
案されている。この種の貼付剤は、一般に、裏打支持体
層と、粘着剤および薬剤を含有する粘着剤層とから構成
される。薬剤は、粘着剤層に、溶解状態、分散状態、マ
イクロカプセル化された分散状態、隔壁容器中に封入さ
れた状態などで存在する。このような貼付剤の例には、
抗炎症性コルチコステロイドおよび特定のアクリル系共
重合体を含有する接着層と基材とからなる皮膚疾患治療
貼付剤(特公昭52−18813号公報、帝人社)、抗炎症性
ステロイドおよびアクリル系共重合体を含有する感圧接
着性材料を、不透過性支持体フィルム上に形成した接着
テープ(特公昭52−31405号公報、イーライ・リリー
社)、裏打部材および感圧接着剤層を有し、さらに薬剤
貯蔵層が設けられた医薬包帯(特公昭54−16566号公
報、スチーブン・デビット・ゴールドビイ)、特定のア
クリル酸エステル共重合物を主体とする薬物含有貼付剤
層と担持体を構成要素とする医薬部材(特開昭56−4541
2号、日東電工社)、およびガラス転移温度(Tg)が−7
0℃〜−10℃の重合物およびプロパチルニトレートを含
む基剤を担持体上に形成してなる医薬製剤(特開昭57−
183714号公報、日東電工社)が挙げられる。
しかしながら、これらの貼付剤で用いられている粘着
剤の物理的性質は、他の通常の粘着テープ(例えば、一
般の文具テープ、包装用テープ、絶縁ビニルなどのプラ
スチックテープ、工業用テープ)に用いられる粘着剤と
全く変わらない。例えば、この種の粘着剤のガラス転移
温度(Tg)は、ほぼ−70℃〜−15℃の範囲である。この
範囲をはずれるガラス転移温度(Tg)をもった粘着剤
は、粘着性や保持性などの点で、実用に供し得ないと考
えられている。しかし、この範囲のTgを有する粘着剤
は、一般に薬剤との相溶性が悪いため充分な量の薬剤を
含有し得ない。多量の薬剤を粘着剤中に含有させようと
試みても、この粘着剤は薬剤を充分に溶解し得ない。溶
解した少量の薬剤も粘着剤中に移行・拡散されにくい。
それゆえ、粘着剤層の薬剤放出性は低く、薬剤が皮膚面
に到達して皮膚に吸収される割合が小さい。従って、こ
のような粘着剤層を有する貼付剤を皮膚に適用しても、
充分な薬効が得られない。また、例えば、裏打支持体上
に形成された粘着剤層の表面に薬剤を塗布または噴霧す
る貼付剤製造工程を採用する場合、この粘着剤層が薬剤
を充分に吸収し得ない。それゆえ、粘着剤層の表面に貯
留された薬剤が、粘着剤の表面粘着性を低下させる。ま
た、得られた貼付剤を人体皮膚に貼付したとき、表面に
存在する大量の薬剤のために、異常な薬効を呈するおそ
れもある。さらに、この粘着剤層は軟らかさに乏しいた
め、得られた貼付剤は、皮膚への馴染みが少なく、付着
性が悪い。従って、この貼付剤を人体の皮膚に貼付する
と、貼付剤の周辺部にて浮き上がり現象(すなわち、剥
がれ)が生じる。この現象は、貼付剤の薬効低下につな
がる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的は、多量の薬剤が溶解され、そして薬剤の放出性
が高い粘着剤層を有する貼付剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、皮膚への馴染みが良好であり、付
着性に優れる貼付剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は、粘着性および凝集性のバランスが良好
な貼付剤を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、これまでに使用されていなかったガラス転
移温度(Tg)が−71℃以下の粘着剤を用いることによ
り、粘着剤と薬剤との相溶性が著しく向上しているため
多量の薬剤が粘着剤層に溶解され得る;粘着剤層に溶解
された薬剤は、移行・拡散しやすいため高い放出性を有
する;この粘着剤層は皮膚への馴染みが良好であり、粘
着性や付着性に優れる(例えば、皮膚を伸びちじみして
も、貼付剤がずれにくい);そして、紫外線照射によっ
てこの粘着剤層を構成するポリマーの少なくとも一部に
架橋を施すことにより、Tgの低い粘着剤を用いる欠点が
改善され、粘着剤層の粘着性および凝集性のバランスが
維持される;との発明者の知見に基づいて完成された。
本発明の貼付剤は、粘着剤と薬剤とを含有する粘着剤
層が、裏打支持体上に設けられている貼付剤において、
該粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルポリマーから
主として構成され、該粘着剤層は紫外線照射されて該ポ
リマーの少なくとも一部が架橋されており、架橋後の粘
着剤のガラス転移温度(Tg)が−71℃以下であり、 該粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)は
以下のa式およびb式の関係を満足し、そのことにより
上記目的が達成される。
H/F>0.3(秒/g) … a F>200(g) … b ただし、粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値
(F)は、以下のようにして測定される。
保持力値(H) 次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237に従っ
て、粘着剤層の保持力値(H)を試験する。
試料の大きさ:幅25±0.5mm 試験板への試料の貼付面積:25mm×25mm 吊り下げ荷重:1000g 試験中の温度:30±1℃ 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。
粘着力値(F) 次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237に従っ
て、粘着力層の粘着力値(F)を試験する。
試料の大きさ:幅25±0.5mm 試験中の温度:23±2℃ 測定値:引きはがしがなされる荷重のg(グラム)で表
示する。
上記粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルポリマー
から主として構成される。貼付剤の粘着剤としては、一
般に、低刺激性または無刺激性、皮膚への粘着性、耐劣
化性、多くの薬剤との相溶性、成形容易性などに優れて
いるため、アクリル系化合物が最適と考えられている。
ガラス転移温度(Tg)が−71℃以下の粘着剤を得るに
は、Tgが−71℃以下の上記(メタ)アクリル酸アルキル
エステルポリマーを用いることがまず考えられる。しか
し、実際には、Tgが−71℃を越える上記(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルポリマーに、Tg低下効果を有する
軟化剤(Tg低下剤)などを添加することにより、Tgが−
71℃以下の粘着剤が調製される。得られる粘着剤の物性
を維持するべく、このTg低下剤の添加量を少なくするた
めに、Tgが−71℃以上であっても−71℃に近い(メタ)
アクリル酸アルキルエステルポリマーが用いられる。な
お、本発明で規定されるTgは、JISK−7121−1987に基づ
いてDSC法により測定されたものである。
上記ポリマーの構成成分としては、(メタ)アクリル
酸エステルが用いられる。アクリル酸アルキルエステル
は、エステル残基として、炭素原子数が4〜9の直鎖状
アルキル基を有するエステル、および炭素原子数が6〜
9の非第3級の分岐鎖アルキル基を有するエステルなど
が適している。また、メタクリル酸アルキルエステルに
は、炭素原子数が10〜12の直鎖状アルキル基を有するエ
ステルが好ましい。これらのアクリル酸アルキルエステ
ルおよびメタクリル酸アルキルエステルは、ポリマー全
体の70重量%以上を構成するのが望ましい。また、この
アクリル酸アルキルエステルおよびメタクリル酸アルキ
ルエステルのみから構成されるポリマーのTgは、少なく
とも−50℃以下であることが好ましい。
上記粘着剤層で用いられるアクリル酸エステルポリマ
ーのエステル残基としては、n−プロピル、n−ブチ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシ
ル、イソオクチル、n−ノニル、イソノニルなどが挙げ
られる。メタクリル酸エステルポリマーのエステル残基
としては、n−デシル、n−ドデシル、n−テトラデシ
ルなどがある。
本発明の貼付剤用粘着剤層は、紫外線の照射により、
その中の(メタ)アクリル酸エステルポリマーが架橋さ
れ、またはこのポリマーと共存するプレポリマーやモノ
マー成分が架橋され重合される。それにより、粘着剤層
の凝集性が向上する。従って、この粘着剤層には、光反
応開始剤(増感剤を含む)が含有される。この開始剤に
は、例えば、ジアセチル、ベンジル、ベンゾイン、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゼンジアゾニウムクロライド、ベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、5−ニトロアセナフテン、アント
ラキノン、2−メチルアントラキノン、ジブチルアント
ラキノン、ジスルフィド、2−クロロチオキサントンが
ある。この開始剤の添加量は、用いられる全ポリマーお
よびモノマー量の0.2〜8%の範囲とされる。
粘着剤のTgを−71℃以下に調節するために添加される
Tg低下剤には、(メタ)アクリル酸エステルポリマーと
相溶性のある軟化剤(または樹脂性タツキファイヤ
ー)、液状可塑剤などが用いられる。このTg低下剤に
は、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
トのようなフタル酸エステル系可塑剤;ジブチルセバケ
ート、ジオクチルセバケートのようなセバチン酸エステ
ル系可塑剤;ジオクチルアジペートのようなアジピン酸
エステル系可塑剤;トリブチルホスフェートのようなリ
ン酸エステル系可塑剤:ひまし油、オリーブ油、綿実油
のような天然植物油;流動パラフィン;脂肪族や脂環族
のプロセス油;ミリスチン酸イソプロピルやクエン酸ト
リエチルのようなエスル系液状可塑剤;およびエステル
ガムのようなタツキファイヤー類などがある。また、
(メタ)アクリル酸エステルオリゴマーのような液状ポ
リマーも、(メタ)アクリル酸エステルポリマーのTgを
低下させ得る。他のTg低下剤には、例えば、側鎖炭素数
が8〜14個のポリビニルアルキルエステル(例えば、常
温で液状のポリビニルラウレート)、常温で液状の1,4
−シスブタジエン骨格を有するポリマー、常温で液状の
ポリウレタンがある。
また、粘着剤層には、必要に応じて、架橋剤、薬剤、
充填剤、薬剤移行促進剤および吸収促進剤、界面活性
剤、老化防止剤、安定化剤、香料または形体保持剤(紫
外線照射前にて、粘着剤層の粘度を一定以上に維持する
ための増粘剤)などが添加されてもよい。これらの添加
剤は、ふつうは、紫外線照射前に、粘着剤溶液中に混合
される。しかし、紫外線照射により分解されるような添
加剤は、粘着剤を形成し紫外線を照射した後、添加剤の
溶液が噴霧または塗布される。
本発明の粘着剤層に加えられ得る薬剤には、例えば、
鎮痛消炎剤、ステロイドホルモン剤、抗アレルギー剤、
抗ヒスタミン剤、冠血管拡張剤、カルシウム拮抗剤、抗
・殺菌剤、抗生物質類、解毒剤、鎮咳剤、鎮痒剤、催眠
剤、精神活力剤、精神安定剤、血圧調整剤、利尿剤、ぜ
んそく剤、抗てんかん剤、ホルモン分泌促進剤、抗潰瘍
剤、結石溶解剤、制癌剤、ビタミン剤、血行促進剤、麻
酔剤などが挙げられる。
裏打支持体層の支持体には、皮膚の伸びちじみに応じ
た柔軟性や伸長性を有し、さらに貼付日数(通常、1〜
3日程度)に耐えるシート状物質とされる。これには、
プラスチックフィルムやスポンジシート、柔軟な織布、
編布、不織布、またはそれらの積層体が好ましい。支持
体の素材には、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)、ポリブタジエン、ナイロン、ポリウレ
タン、ポリエステル、熱可塑性ブロック共重合体などが
用いられる。支持体の厚さは、フィルムでは30〜300μ
m、スポンジシートや織布、編布、不織布では、0.3〜3
mmとされる。
粘着剤層を形成するには、まず、所定のモノマーか
ら、好ましくは、溶液重合法によりポリマー溶液が合成
される。このポリマー溶液に適当な添加剤が加えられ、
濃度や粘度が調整されて、粘着剤溶液が調製される。こ
の粘着剤溶液から、例えば、以下の2つの方法により、
粘着剤層が形成される。
(i)裏打支持体上に、粘着剤溶液(または、液状の粘
着剤)を塗布し乾燥して、粘着剤層を形成する。この粘
着剤層に、紫外線が照射された後、薬剤溶液が噴霧また
は塗布される。但し、粘着剤溶液にあらかじめ薬剤が含
有されている場合には、この工程は必要ではない。再び
粘着剤層を乾燥した後、粘着剤層の表面に剥離性保護紙
が付着せられ、切断・包装して使用に供される。
(ii)剥離性保護紙の剥離性面上に、粘着剤溶液(また
は、液状の粘着剤)を塗布し乾燥して、粘着剤層を形成
する。この粘着剤層に、紫外線が照射された後、薬剤溶
液が噴霧または塗布される。但し、粘着剤溶液にあらか
じめ薬剤が含有されている場合には、この工程は必要で
はない。再び粘着剤層を乾燥した後、粘着剤層の表面に
裏打支持体が積層され圧着されて、切断・包装して使用
に供される。
このように、(i)または(ii)により形成された粘
着剤層には、その表面に紫外線が照射されており、それ
により粘着剤層中のポリマーの架橋やその光重合が進行
する。紫外線照射がなされた粘着剤層には、さらに、必
要に応じて、薬剤、助剤、可塑剤などが添加されてもよ
い。最後に、粘着剤層表面に剥離性保護紙が付着せら
れ、包装・滅菌などが施されて、使用に供される。
このようにして設けられた粘着剤層の保持力値(H)
および粘着力値(F)は、上述のように、以下のa式お
よびb式の関係を有する。
H/F>0.3(秒/g) … a F>200(g) … b ここで、条件aは、粘着剤層に凝集破壊が生じないこ
とを、そして条件bは、粘着剤層が充分な粘着力を有す
ることを示す。粘着剤層の保持力値(H)および粘着力
値(F)は、以下のようにして測定される: (a)保持力値(H) 次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237(保持
力)に従って、粘着剤層の保持力値(H)を試験した。
試料の大きさ:幅25±0.5mm 試験板への試料の貼付面積:25mm×25mm 吊り下げ荷重:1000g 試験中の温度:30±1℃(加温) 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。但し、測定は、18000秒(5
時間)までとする。
(b)粘着力値(F) 次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237(180度
引きはがし法粘着力)に従って、粘着剤層の粘着力値
(F)を試験した。
試料の大きさ:幅25±0.5mm 試験中の温度:23±2℃(室温) 測定値:引きはがしがなされる荷重のg(グラム)で表
示する。
上記保持力値(H)および粘着力値(F)は、それぞ
れ、粘着剤の凝集力および粘着力の基準となる。例え
ば、この保持力値(H)が低ければ、粘着剤は凝集破壊
を起こし易くなり、粘着力値(F)が低ければ、粘着剤
は皮膚への貼付に必要かつ充分な粘着力を有しなくな
る。しかし、凝集力と粘着力とは互いに相関関係にある
ため、粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)
が一定以上の値を示しても、それが必ずしも実用に適す
るとは限らない。例えば、粘着剤層の保持力値(H)が
高い値を示しても、それがさらに高い粘着力値(F)を
有していれば、粘着剤は凝集破壊を起こす。逆に、粘着
剤層を保持力値(H)が低くても、粘着力値(F)も同
様に低ければ、粘着剤は凝集破壊を起こさない。このよ
うなことから、粘着剤層が一定の粘着力を有するべく、
上記の条件bを設定し、そして粘着剤が凝集破壊を起こ
さない程度に粘着剤層の粘着性および凝集性のバランス
を保つべく、上記の条件aを設定した。ここで、上記の
条件aおよびbの数値は、その値を境として貼付剤の物
性が著しく変わることを意味しない。しかし、少なくと
も上記の条件aおよびbに適合する貼付剤は充分な粘着
力を有し、かつ実用に耐えられないような凝集破壊を起
こさない(すなわち、粘着性と凝集性のバランスに優れ
ている)。
また、本発明の貼付剤を貼付けした後に、剥離したと
きに、粘着剤層に凝集破壊現象が生じるかどうかは、以
下のように判定される。
まず、前述のように貼付剤の粘着力値を測定する際
に、引き剥された試験面に、層状または部分的に粘着剤
が残留するかどうかを目視観察する。粘着剤の残留程度
により、粘着剤層の凝集破壊の程度を判定する。この方
法にて、粘着剤層の凝集破壊が判別できないときは、次
のようなチョーク粉試験を採用する。すなわち、貼付剤
を剥離した試験面上に、チョーク粉(特に、着色チョー
ク粉)をふりかけ、粉の付着状況を観察する。チョーク
粉が試験面に著しく付着する場合には、貼付剤の粘着剤
層が凝集破壊を起こしたと認められる。
このようにして得られた貼付剤において、上記紫外線
照射後の粘着剤層に含まれる粘着剤は−71℃以下のガラ
ス転移温度(Tg)を有するため、粘着剤層は多量の薬剤
を溶解し得る。粘着剤層に溶解された薬剤は、移行・拡
散しやすいため、高い放出性も有する。これは、Tgの低
い粘着剤中では、薬剤分子が自由で活発に運動し得るた
めであると考えられる。このような低いTgの粘着剤を含
有する粘着剤層は、柔軟であるため皮膚への馴染みが良
好であり付着性に優れる。これは、この粘着剤を主とし
て構成するポリマー分子やその集団が、セグメント単位
で動き易くなるためであると推測される。それにより、
ポリマー分子の運動の自由度が大きくなり、薬剤分子と
の相溶性が高まるうえに、皮膚との馴染みが向上する。
さらに、Tgの低下に伴って粘着剤の凝集力が低下するた
め、凝集力を維持するべく、紫外線照射により、この粘
着剤層を構成するポリマーの少なくとも一部に架橋が施
される。それにより、凝集力の低下により粘着剤層に発
生する種々の欠点(例えば、滲み出し、ずれ、糸引き、
粘着剤の皮膚への残留)が改善される。また、架橋が施
された箇所は、ポリマー全体の分子鎖の数に比べると、
極めて僅か(例えば、分子鎖数百〜数千に対し、架橋点
が1個)であるため、ポリマー分子の運動が妨げられる
ことはない。この架橋により、粘着剤のTgが著しく高く
なることもない。その結果、薬剤溶解性や放出性、皮膚
への馴染みなどを良好に保ちつつ、粘着性と凝集性のバ
ランスが維持された粘着剤層が得られる。さらに、粘着
剤および薬剤の組成や含有量と紫外線照射量とを選択す
ることにより架橋密度を変えることができ、目的に応じ
た種々の異なる物性を有する貼付剤が提供される。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示す。
実施例1 (1−1)粘着剤の調製 アクリル酸−n−オクチル 92重量部 メタクリル酸−n−デシル 106重量部 酢酸エチル 100重量部 n−ヘキサン 20重量部 上記処方を、撹拌式・還流式反応容器に仕込み、N2
流中にて、60℃で8時間、70℃で8時間、そして系の還
流温度(約75℃)で8時間にわたり、各反応物を撹拌し
重合させた。反応容器には、重合触媒として、上記モノ
マーの全量の0.25モル%の過酸化ベンゾイルを、18時間
以内に8回に分けて加えた。全反応時間24時間のうち、
最後の6時間で撹拌および還流を行い、触媒を充分に分
解させて、反応を完結させた。重合反応後、粘稠なポリ
マーが得られた。このポリマーの極限粘度(30℃、トル
エン溶媒系)は1.661であった。得られたポリマーのガ
ラス転移温度(Tg)は、DSC法により、約−67℃であっ
た。
上記ポリマーの50%酢酸エチル溶液 200 重量部 1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(架橋剤) 15
重量部 セバチン酸ジオクチル(可塑剤) 35 重量部 ベンゾフェノン(光重合触媒) 4 重量部 ミヒラーケトン(光重合触媒) 1.5重量部 上記処方を混合して、粘着剤溶液(61%濃度)を調製
した。
(1−2)粘着剤層の形成 表面にシリコーン剥離処理がなされた剥離紙の剥離性
表面に、(1−1)で得られた粘着剤溶液を、乾燥後の
厚さが約65μmとなるように塗布し乾燥して、粘着剤層
を形成した。次いで、塗布面に対し、その幅15cmあたり
125Wの水銀ランプ(東芝HK 1016N型)1個の割合で、10
cm離れたところから紫外線を照射した。この水銀ランプ
は、10cm/分の速度で、塗布面を移動させた。
この紫外線照射により、粘着剤層が復元現象を呈し
た。それにより粘着剤層の付着性や粘着性が向上した。
例えば、紫外線照射前の粘着剤層を指先で触れると、粘
着剤が糸引き現象を起こして、粘着剤が指表面に移動し
た。これに対して、紫外線照射後の粘着剤層を指先で触
れても、粘着剤は一旦引き伸ばされるものの、徐々に弾
性力を増していき、最後には指先から離れて粘着剤層に
戻った。粘着剤層が糸状になって凝集破壊を起こすこと
はなかった。
また、紫外線照射後の粘着剤層のTgは−85℃であっ
た。
(1−3)粘着シートの作製 裏打支持体として、厚さ100μmの軟質無可塑ポリ塩
化ビニルフィルム(エスメディカV;積水化学社製)を使
用した。(1−2)で得られた粘着剤層に、この裏打支
持体を接触させて積層し、粘着シートを作製した。この
粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着剤層上に薬剤溶液
を塗布または噴霧すれば、貼付剤として供し得る。
(1−4)粘着剤層の貼付性試験 (1−3)で作製された粘着シートから、1cm×1cmの
正方形の試験片を8枚切り取り、各試料を人体の両上腕
の外側および内側、左右胸部、左右腹部の計8箇所に貼
付した。2日間(48時間)後の粘着シートの貼付状態お
よび糊残り現象を、以下のようにして評価した。この結
果を表1に示す。
<貼付状態> A:貼付剤は、剥がれまたはその兆候は全く見られず、人
体によく付着している。
B:約40cm離れた距離から観察して、貼付剤の少なくとも
一部分に、剥がれまたは浮きが生じている。
C:貼付剤は、完全に剥がれて脱落しているか、位置ずれ
を生じている。
<糊残り現象> A:糊残り現象が全く見られない。
B:貼付剤の周辺部分(少なくとも一部)にのみ、粘着剤
のはみ出しや糊残り現象が認められるものの、その中央
部分には認められない。
C:貼付剤の周辺部分だけでなく、中央部分にも糊残り現
象が認められる。
(1−5)粘着剤層の保持力試験 (1−3)で得られた粘着シートから、幅25mmの試料
を切り出し、次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0
237(保持力)に従って、粘着剤層の保持力値(H)を
試験した。
試験板への試料の貼付面積:25mm×25mm 吊り下げ荷重:1000g 試験中の温度:30±1℃(加温) 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。保持力値は655(秒)であっ
た。
(1−6)粘着剤層の粘着力試験 (1−3)で得られた粘着シートから、幅25mmの試料
を切り出し、次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0
237(180度引きはがし法粘着力)に従って、粘着剤層の
粘着力値(F)を試験した。
試験中の温度:23±2℃(室温) 測定値:引きはがしがなされる荷重のg(グラム)で表
示する。粘着力値は、580(g/25mm)であった。
(1−5)の保持力試験およびこの粘着力試験でそれ
ぞれ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基
づいて、H/Fの値を算出した。H/Fは1.13であった。ま
た、この粘着力試験で引きはがしがなされた後の粘着剤
の凝集破壊状況について目視観察したところ、粘着剤の
凝集破壊は認められなかった。この結果を表2に示す。
実施例2 (2−1)粘着剤の調製 メタクリル酸オクタデシル 88 重量部 メタクリル酸ブチル 105 重量部 1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート 0.05重量部 酢酸エチル 450 重量部 上記処方を、撹拌式・還流式反応容器に仕込み、N2
流中にて、実施例1の(1−1)と同様の方法により、
各反応物を重合させてポリマーを合成した。重合反応
後、粘稠なポリマーが得られた。このポリマーの極限粘
度(30℃、トルエン溶媒系)は1.715であった。得られ
たポリマーのガラス転移温度(Tg)は、DSC法により、
−59℃であった。
上記ポリマーの60%酢酸エチル溶液 100重量部 アクリル酸−n−オクチル(添加モノマー) 92重量部 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(架橋剤) 4重
量部 2−クロロチオキサントン(光重合開始剤) 1重量部 ベンゾフェノン(光重合触媒) 3重量部 ベンゾインエチルエーテル(光重合触媒) 1重量部 フタール酸ジオクチル(可塑剤) 30重量部 微粉末状無水ケイ酸(粒径0.01〜0.1μm) 5重量部 上記処方を混合して、ややチクソトロピー性を帯びた
溶液を調製した(見かけ粘度:約1万cps)。
(2−2)粘着剤層の形成 表面にシリコーン剥離処理がなされた剥離紙の剥離性
表面に、(2−1)で得られた粘着剤溶液を、乾燥後の
厚さが約65μmとなるように塗布し乾燥して、粘着剤層
を形成した。次いで、片方の表面がシリコーン剥離処理
された透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム(厚さ25μm)の剥離性面を、上記塗工表面に重ねた
この表面に対し、その幅15cmあたり125Wの水銀ランプ
(東芝HK1016N型)1個の割合で、10cm離れたところか
ら紫外線を照射した。この水銀ランプは、8cm/分の速度
で、塗布面を移動させた。
この紫外線照射により、粘着剤層中のアクリル酸−n
−オクチルは重合して架橋状態となっていた。その結
果、この粘着剤層に、指圧触・再剥離試験を行っても、
糸引き現象や粘着剤の指への移行は認められなかった。
粘着剤層のTgは−82℃であった。
(2−3)粘着シートの作製 (2−2)で得られた粘着剤層を用いたこと以外は、
実施例1の(1−3)と同様の方法により、粘着シート
を作製した。
(2−4)粘着剤層の貼付性試験 (2−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外
は、実施例1の(1−4)と同様の方法により、粘着剤
層の貼付性を試験した。これらの結果を表1に示す。
(2−5)粘着剤層の保持力試験 (2−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外
は、実施例1と同様にして、粘着剤層の保持力値(H)
を測定した。保持力値は653(秒)であった。
(2−6)粘着剤層の粘着力試験 (2−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外
は、実施例1と同様にして、粘着剤層の粘着力値(H)
を測定した。粘着力値は413(g/25mm)であった。
(2−5)の保持力試験およびこの粘着力試験でそれ
ぞれ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基
づいて、H/Fの値を算出した。H/Fは1.58であった。ま
た、この粘着力試験で引きはがしがなされた後の粘着剤
の凝集破壊状況について目視観察したところ、粘着剤の
凝集破壊は認められなかった。この結果を表2に示す。
比較例 (1′)粘着剤の調製 アクリル酸−2−エチルヘキシル 152重量部 メタクリル酸ブチル 60重量部 酢酸ビニル 20重量部 メタクリル酸 8重量部 上記処方を、撹拌式・還流式反応容器に仕込み、酢酸
エチルの40%溶液として、N2気流中に、60℃で6時間、
70℃で10時間、そして系の沸点(約77℃)で14時間にわ
たり、各反応物を撹拌し重合させた。反応容器には、重
合触媒として、上記モノマーの全量の0.4モル%の過酸
化ラウロイルを使用し、0.04モル%ずつ3時間ごとに5
回、そして0.05モル%ずつ3時間ごとに4回に分けて加
えた。重合反応後、粘稠なポリマーが得られた。このポ
リマーの極限粘度(30℃、トルエン溶媒系)は1.577で
あった。得られたポリマーのガラス転移温度(Tg)は、
DSC法により、−38℃であった。
(2′)粘着剤層の形成 (1′)で得られた粘着剤溶液を、表面シリコーン剥
離紙の剥離性表面上に、厚さが70μmとなるようにし
て、塗布し乾燥することにより、粘着剤層を形成した。
(3′)粘着シートの作製 (2′)で得られた粘着剤層を用いたこと以外は、実
施例1の(1−3)と同様の方法により、粘着シートを
作製した。
(4′)粘着剤層の貼付性試験 (3′)で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1の(1−4)と同様の方法により、粘着剤層の
貼付性を試験した。これらの結果を表1に示す。
(5′)粘着剤層の保持力試験 (3′)で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤層の保持力値(H)を測
定した。保持力値は233(秒)であった。
(6′)粘着剤層の粘着力試験 (3′)で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤層の保持力値(H)を測
定した。保持力値は348(g/25mm)であった。
(5′)の保持力試験およびこの粘着力試験でそれぞ
れ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基づ
いて、H/Fの値を算出した。H/Fは0.67であった。また、
この粘着力試験で引きはがしがなされた後の粘着剤の凝
集破壊状況について目視観察したところ、粘着剤の凝集
破壊は認められなかった。この結果を表2に示す。
実施例および比較例から明らかなように、本実施例の
粘着剤層は、−71℃以下のガラス転移温度(Tg)を有す
るため、柔軟で皮膚の動きに追随しやすく、粘着性に優
れている。この粘着剤層を有する粘着シートを、人体の
皮膚に貼付しても、粘着剤層の皮膚への馴染みおよび付
着性に優れるため、シートの剥離や位置ずれ、糸引き、
粘着剤の滲み出しは全く見られない。この粘着剤層は、
薬剤を多量に含有し得、しかも薬剤放出性が高い。ま
た、この粘着剤層は、紫外線照射によりポリマー分子間
に架橋が施されているため、粘着性と凝集性のバランス
に優れている。このことは、この粘着剤を含有する粘着
剤層の粘着力値(F)が200g以上であると共に、保持力
値(H)と粘着力値(F)の比:H/F>0.3であることか
ら、証明される。従って、この粘着剤層から得られる粘
着シートを人体の皮膚に貼付しても、粘着シートが剥が
れることはない。粘着シートの剥離後に、人体の皮膚に
粘着剤が残留することもない。
ガラス転移温度(Tg)が−71℃より高くポリマー分子
間に架橋を有しない粘着剤層は、皮膚への付着性や粘着
性に欠ける。この粘着剤層から得られる粘着シートを、
人体の皮膚に貼付すると、皮膚との馴染みが悪いため、
シートを剥がれや位置ずれが起こりやすい。この粘着剤
は、薬剤の溶解性が低く、また薬剤放出性にも劣る。ま
た、この粘着剤層は、粘着性と凝集性のバランスも悪
い。
(発明の効果) 本発明は、このように粘着剤のガラス転移温度(Tg)
が−71℃以下であり、かつ粘着剤層を構成するポリマー
分子間に紫外線照射により架橋が施されているため、皮
膚との馴染みが良好であり、付着性や粘着性にも優れ
る。この粘着剤層は、Tgが低いにもかかわらず、ポリマ
ー分子間の架橋のために、粘着性と凝集性のバランスに
も優れている。また、この粘着剤層は、多量の薬剤を溶
解し得、そして薬剤の放出性も高い。従って、この粘着
剤層から得られる貼付剤を人体の皮膚に貼付しても、粘
着剤層の剥離や位置ずれが少ない。貼付剤の剥離後に、
粘着剤が皮膚に残留することもない。従って、この貼付
剤によれば、患者は、痛みや不快感を感じることがなく
なる。粘着剤層のTg値と、紫外線照射量とを組合せるこ
とにより、粘着剤の素材として用いられる物質の選択範
囲も広げられる。また、この粘着剤層は薬剤放出性が高
いため、この粘着剤層を有する貼付剤を用いれば、薬効
が高まり薬剤の利用効率が増大する。1つの粘着剤層に
多量の薬剤が含有され得るため、経済的でもある。粘着
剤層のTg値と、ポリマーの架橋密度とを組合せることに
より、粘着剤の素材として用いられる物質の選択範囲も
広げられる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着剤と薬剤とを含有する粘着剤層が、裏
    打支持体上に設けられている貼付剤において、 該粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルポリマーから
    主として構成され、該粘着剤層は紫外線照射されて該ポ
    リマーの少なくとも一部が架橋されており、架橋後の粘
    着剤のガラス転移温度(Tg)が−71℃以下であり、 該粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)は以
    下のa式およびb式の関係を満足する貼付剤。 H/F>0.3(秒/g) … a F>200(g) … b
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