JPH0278614A - 医療用貼付剤 - Google Patents

医療用貼付剤

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JPH0278614A
JPH0278614A JP23084388A JP23084388A JPH0278614A JP H0278614 A JPH0278614 A JP H0278614A JP 23084388 A JP23084388 A JP 23084388A JP 23084388 A JP23084388 A JP 23084388A JP H0278614 A JPH0278614 A JP H0278614A
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skin
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Takashi Kishi
岸 高司
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、裏打支持体の片側面に粘着剤層が設けられて
いる医療用貼付剤に関し、さらに詳しくは絆創膏、粘着
ドレープ、ハツカゴム膏、パップ剤などとして用いられ
る医療用貼付剤に関する。
(従来の技術) 裏打支持体の片側面に粘着剤層が設けられている医療用
貼付剤は、従来から種々提案されている。
例えば、特開昭61−284252号公報、特公昭62
−54506号公報、特開昭62−77315号及び特
開昭62−77316号には、裏打支持体の片側面に薬
剤を含有する粘着剤層を設けて成る医療用貼付剤が開示
されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、これらの医療用貼付剤において、皮膚に対す
る粘着力を上げるために、粘着剤層の粘着剤組成を柔ら
かいもの(ガラス転移点が低いもの)で作成した場合に
は、貼付剤を皮膚面に貼付けた際に、粘着剤層が流動現
象によって裏打支持体の周辺に広がり皮膚面を汚す欠点
があり、また貼付剤を皮膚面から剥がす際には、粘着剤
層の一部が皮膚に残るという糊残り現象の問題がある。
本発明は上記欠点を解決するものであり、その目的は、
皮膚に対する粘着性が良い上に、貼付中に粘着剤層が周
辺に広がって皮膚を汚したり、皮膚面から剥がす際には
、糊残りの問題を生じない医療用貼付剤を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明の医療用貼付剤は、裏打支持体の片側面に粘着剤
層が設けられている医療用貼付剤であって、該粘着剤層
に、伸縮性のポリウレタン繊維から主として形成される
伸縮性部材の少なくとも一部が埋設されていることを特
徴としており、そのことにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図及び第2図に示すように、医療用貼付剤は、裏打
支持体■と、この裏打支持体Iの片側表面の略全面に亘
って設けられた粘着剤層2と、この粘着剤層2に少なく
とも一部が埋設された伸縮性部材3と、粘着剤層2の表
面に剥離可能に貼付けられた保護紙4とを有している。
そして、保護紙4を粘着剤層2の表面から剥離すること
により、粘着剤層2を露出させて使用に供される。
上記裏打支持体1は、テープ状、シート状に形成されて
おり、柔軟で適度な強度を有しているものが一般的には
望ましい。この裏打支持体1としては従来の救急絆創膏
や経皮吸収性貼付剤等に用いられているもの全てを使用
することができる。
具体的には、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
塩化ビニリデン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニリデン、ポリブタジェン、ナイロン、ポリウレ
タン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
スチレン・イソプレン・スチレン、又はスチレン・ブタ
ジェン・スチレン等のブロックコポリマー、シリコーン
、不溶性ポリビニルアルコール、ビニロン等から成るフ
ィルム類、天然繊維又は合成繊維から成る織布、絹布、
不織布、紙材等又はそれらの複合シート等があげられる
。裏打支持体1の厚さは50μm〜200μmが好まし
い。
上記裏打支持体1の片側表面に設けられた粘着剤層2に
使用し得る粘着剤としては、この種救急絆創膏や貼付剤
などに従来から使用されているポリマー又はその組成物
を使用することができる。
それには、例えばゴム(主として天然又は合成ポリイソ
プレン)・樹脂混合系、スチレン・イソプレン・スチレ
ン又はスチレン・ブタジェン・スチレン等のブロックコ
ポリマー・ゴム・樹脂混合系、ポリ (メタ)アクリル
酸エステルを主成分とする重合アクリル系、ポリビニー
ルエーテル系、ポリイソブチレン系、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体系、ポリウレタン系、シリコーン系等から
成る疎水性感圧性接着剤群、及び水溶性及び/又はアル
コール可溶性ポリマー(例えばポリビニールピロリドン
、ポリアクリル酸、プルラン等)と親水性軟化剤(例え
ば、グリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、還元麦芽糖、果糖等
)との混合系から成る親水性感圧性接着剤群があげられ
る。
上記粘着剤層2には、経皮吸収性の薬剤を含有させるの
が好ましい。それには、例えば、鎮痛消炎剤、ステロイ
ドホルモン剤、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、冠血
管拡張剤、カルシウム拮抗剤、抗菌剤、抗生物質類、解
毒剤、鎮痛剤、鎮咳剤、鎮静催眠剤、精神活力剤、精神
安定剤、血圧調整剤、喘息薬、−抗てんかん剤、ホルモ
ン分泌促進剤、抗潰瘍剤、制癌剤、ビタミン剤、血行促
進剤等があげられる。
上記粘着剤層2に埋設される伸縮性部材3は、主として
伸縮性ポリウレタン繊維から成る織布、絹布、不織布を
用いることができる。この伸縮性部材3の縦及び横方向
の伸び率はそれぞれ100%以上であるものが好ましい
。第1図に示すように伸縮性部材3は上記粘着剤層2中
に埋設され、粘着剤層2はこの伸縮性部材3で表層2a
と内層2bとに分けられている。この表層2aと内層2
bに使用される粘着剤組成は、同一のものでもよく、あ
るいは異種のものでもよい。また、表層2a及び内層2
bの厚さは適宜変更することができる。
上記剥離性の保護紙4としては、従来から剥離シートと
して使用されている全てのものが使用でき、具体的には
表面が剥離性処理剤で処理されている紙、表面樹脂加工
紙、セロハン、プラスチックシート類等、又はそれらの
積層体、例えば、フィルム貼り合わせ紙、セロハン貼り
合わせ紙等があげられる。
このようにして構成された医療用貼付剤は、外装紙に包
装され、その後HOG 、または放射線等の非加熱殺菌
手段によって滅菌処理が施された後便用に供される。
医療用貼付剤を使用するには、保護紙4を粘着剤層2の
表面から剥がし取り、粘着剤層2を皮膚の所定部位に貼
付ける。このように貼付剤を皮膚面に貼付けると、粘着
剤層2に含有される薬剤が皮膚に吸収される。ここで、
粘着剤層2中には、伸縮性部材3が埋設されているので
、粘着剤層2を伸縮性部材3で補強することができ、裏
打支持体l自体の強度が少々不足していても、あるいは
裏打支持体1が紙材のように吸湿し易い材質で形成され
ていて貼付は中の発汗水分の吸収等によって強度が低下
するものでも、貼付剤の強度が大きく低下するのを防止
することができる。
また、皮膚への粘着性を上げるために、特に柔らかい(
ガラス転移点の低い、例えば、−60度以下のTgを有
する)粘着剤組成で粘着剤層2を形成した場合において
も、伸縮性部材3で粘着剤層2の内部凝集力を向上する
ことができ、糊残りの現象を防止することができる。す
なわち、粘着剤層2の粘着剤組成をガラス転移点の低い
もので形成した場合には、粘着剤層2を皮膚から剥がす
際に糊残りの現象が生じたり、あるいは貼付は中でも体
温による粘着剤層2の軟化や皮膚の伸縮によって貼付は
部の周辺にまで粘着剤層2が流動現象によってはみ出し
、その結果非常に見苦しくなるのであるが、本実施例に
おいては粘着剤層2中に伸縮性部材3が存在することに
よって、皮膚への付着性を損なうことなく、周辺へのは
み出しや糊残りの現象が生じないのである。
また、粘着剤層2の内層2bと表層2aの組成が実質的
に異なる場合でも、その中間に伸縮性部材3が存在する
ことによって、内層2bと表層2a間の機械的接続が強
固となり、貼付は時その他の使用時において、2層間で
剥離したり、糊残り現象を生じることが防止される。つ
まり、伸縮性部材3を織布、絹布、不織布等で形成する
ことにより、その内部には連続する空間部が形成され、
この空間部内に内層2b及び表層2aが入り込むことに
より、両層2b、2aが伸縮性部材3で接続されて剥離
するのが防止される。従って、粘着剤層2が実質的に組
成の異なる2成分以上の不定形状、小塊状又は粒状の混
合体であり、そのことにより普通では粘着剤層2の内部
凝集力が低下して貼付は後、糊残り現象等が生じ易い場
合でも、本実施例のように粘着剤層2内に伸縮性部材3
が存在することによって、上記のような糊残りの問題を
生じることがないのである。
さらに、伸縮性部材3は主として伸縮性のポリウレタン
で形成されてい舌ので、その伸縮性は他の樹脂に比較し
て非常に優れており、かつ粘着剤層2との相互の親和力
が大きいことにより、貼付剤は皮膚の屈伸によくなじん
で突っ張り感を与えることなく使用でき、しかも粘着剤
層2の内層2bと表層2aとの間で剥離現象を起こすこ
とがない。
第2図には他の実施例が示されている。この実施例では
伸縮性部材3は粘着剤層2の表面側に埋設され、伸縮性
部材3の表面が粘着剤層2の表面に露出している。伸縮
性部材3の表面には粘着剤層2が伸縮性部材3内に入り
込んだ状態で存在しているので、粘着性が低下すること
がない。また、伸縮性部材3は粘着剤層2の表面に露出
していなくてもよい。
この実施例では粘着剤層2の表面部位を特に伸縮性部材
3で補強することができ、糊残りを生じるのがさらに防
止される。
第3図にはさらに他の実施例が示されている。
この実施例では、粘着剤層2は互いに組成を異にする多
数から成る粒状乃至小塊状の集合体にて形成され、この
粘着剤層2中に2層の伸縮性部材31.32が略平行に
埋設されている。
なお、上記各実施例において、裏打支持体1の形状はテ
ープ状、シート状の他、適宜形状に変更することができ
る。また、本発明の医療用貼付剤は、長尺状絆創膏(例
えば、巻パン)、救急絆創膏、ハツカゴム膏等プラスタ
ー、貼付は型パップ剤、経皮吸収性薬剤を粘着剤層中に
含有している貼付は型製剤(局所性薬効、全身性薬効を
有するものを含む)等に適用することができる。
(発明の効果) このように、本発明の医療用貼付剤は、粘着剤層に、伸
縮性のポリウレタン繊維から主として形成される伸縮性
部材の少なくとも一部が埋設されているで、粘着剤層の
皮膚への粘着性を向上できると共に、貼付は中に粘着剤
層が周辺に広がったり、剥離時に皮膚面に糊残り現象が
生じることが防止できる。また、伸縮性部材を介して粘
着剤層を複数層に形成することができると共に、各粘着
剤層を伸縮性部材で接続することで両層が剥離したり、
粘着剤層の表層が皮膚面に残るのを防止することができ
る。しかも、粘着剤層を複数層に構成する°ことができ
、幅広い要求性能を充分に満たすことができる。例えば
、親油性粘着剤と親水性粘着剤、あるいは薬剤高含有可
能粘着剤と、皮膚高接着性粘着剤との2層、又はそれら
の混合を可能とし、そのことによって機能が向上し得る
貼付剤を得ることができる。
4、 ゛の   なU 第1図は本発明一実施例の貼付剤の断面図、第2図は他
の実施例の貼付剤の断面図、第3図はさらに他の実施例
の貼付剤の断面図である。
1・・・裏打支持体、2・・・粘着剤層、3・・・伸縮
性部材。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、裏打支持体の片側面に粘着剤層が設けられている医
    療用貼付剤であって、該粘着剤層に、伸縮性のポリウレ
    タン繊維から主として形成される伸縮性部材の少なくと
    も一部が埋設されていることを特徴とする医療用貼付剤
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08317948A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Sekisui Chem Co Ltd 火傷治療用貼付剤
JP2003507417A (ja) * 1999-08-25 2003-02-25 エルティエス ローマン テラピー−ズュステーメ アーゲー 少なくとも二つのポリマー含有層を含む、皮膚に塗布するための活性物質含有治療システム
JP2006204377A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Nitto Denko Corp 貼付材およびそれを用いた貼付製剤
CN104626703A (zh) * 2015-01-22 2015-05-20 江门新时代胶粘科技有限公司 复合无纺布及其制作工艺

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JPS62129029U (ja) * 1986-02-10 1987-08-15

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