JP2554360Y2 - ケースへの電子部品取り付け構造 - Google Patents

ケースへの電子部品取り付け構造

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JP2554360Y2
JP2554360Y2 JP1991112707U JP11270791U JP2554360Y2 JP 2554360 Y2 JP2554360 Y2 JP 2554360Y2 JP 1991112707 U JP1991112707 U JP 1991112707U JP 11270791 U JP11270791 U JP 11270791U JP 2554360 Y2 JP2554360 Y2 JP 2554360Y2
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foot
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富男 北澤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケースに対し電子部品
を端子により取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサなどの比較的大きな電子部品
は、2つの足部を有しており、この足部によってケース
などに固定された一対の端子に接続される。このような
接続方式では、足部や端子の間隔寸法のばらつきによっ
て、コンデンサなどの押し込みの作業性が悪く、また足
部と端子との面接触が不安定になり、接触抵抗によって
電気的な信頼性が悪くなる。このような問題のために、
電子部品の足部や端子の寸法間隔に対して、特殊な管理
が必要であり、そのため製造者側でコスト高を招いてい
る。
【0003】
【考案の目的】したがって、本考案の目的は、電子部品
の足部のばらつきに影響されず、組み立て状態での保持
力や電気的な接続状態を安定化し、部品管理や信頼性を
向上させるとともに、寸法管理を簡素化することであ
る。
【0004】
【考案の解決手段】上記目的の下に、本考案は、コンデ
ンサなどの2本の足部を有する電子部品をケースに支持
するものにおいて、前記ケースに前記2本の足部のうち
一方の足部が圧入される孔を設けるとともに、前記ケー
スに端子を、前記2本の足部を結ぶ直線に対して平行な
方向に移動自在に設け、前記一方の足部は前記孔に圧入
するとともに、前記他方の足部は前記端子に圧接保持さ
せている。ここで、端子がケースに対して2本の足部を
結ぶ直線に対して平行な方向に移動自在に支持されてい
るため、両足部の間隔寸法にばらつきがあっても、その
ばらつきが吸収でき、組み立て時の機械的な保持力が充
分確保でき、また電気的な接続の信頼性も向上する。
【0005】
【実施例】図1ないし図4は、換気扇のシャッター駆動
用のモータアクチュエータ1に本考案のケースへの電子
部品取り付け構造を適用した例を示している。モータア
クチュエータ1は、2つ割型のケース2、3によって組
み立てられており、一方のケース2の外側面でシャッタ
ー駆動用のモータ4と結合している。このモータ4は減
速機5を内蔵しており、減速機5の途中でクラッチ6を
介在させながら出力軸7に回転力を伝達する。この出力
軸7は、ケース3から外部に突出しており、巻き取りプ
ーリ8によってワイヤ9を巻き込むことにより、換気扇
のシャッター31を開放する方向に駆動する。
【0006】なお、ワイヤ9は、先端に固定されたスト
ッパ10の部分で巻き取りプーリ8の中心側に設けられ
た溝82の内部に納められ、突起81によって浮き上が
り方向に抜けないようになっており、また先端部分で出
力軸7の面とり部71に当接している。ここでストッパ
10は、ワイヤ9の抜け止めの機能を果たしている。
【0007】そして、上記ケース2、3は、内部で電子
部品としてのコンデンサ11、ソレノイド12およびカ
ムスイッチ13を収納しており、これらはプリント基板
14の導電パターン15に対し端子22、あるいはリー
ド線17または直接接続されている。なお上記カムスイ
ッチ13は、出力軸7に対し小さな遊び角のもとに取り
付けられた溝付のカム18の外周に接し、オンの状態に
設定されているが、カム18の溝の部分に落ち込んだと
きにオフの状態に設定される。
【0008】上記電子部品としてのコンデンサ11は、
ファンモータ30のためのものであり、2つの足部1
9、20を例えば対向状態で備えており、一方の足部1
9は、ケース2に設けられた孔21に圧入状態で挿入さ
れ、外部に突出しており、また他方の足部20は、端子
22の圧接スリット23に対し交差状態で差し込まれ、
圧接している。端子22は、上から見てL字状に屈曲し
ており、端子片24の部分でケース2の長孔27から外
部に突出しており、また圧接スリット23の部分でケー
ス2の十字状の穴26の内部に入り込み、接続片25の
部分で導電パターン15に接続され、一対の突起16に
よって挟まれた状態で、2つの足部19、20を結ぶ直
線に対して平行な方向に移動自在に支持されている。
【0009】上記のように、電子部品としてのコンデン
サ11の一方の足部19が孔21の内部に挿入されるこ
とによって、コンデンサ11は、ケース2、3の内部で
位置決め状態となる。また、他方の足部20は、圧接ス
リット23の内部に互いに交差する方向で挿入されるこ
とによって、端子22と電気的な接触状態を保つ。この
とき、足部19、20の間隔寸法にばらつきがあると
き、端子22は、一対の突起16の間、穴26および長
孔27の内部で足部19、20を結ぶ直線に対して平行
方向に移動して、その誤差を許容する。したがって、
この端子22の移動可能な量は、足部19、20の間隔
寸法の許容誤差(ばらつき)に応じて設定される。
【0010】このように、電子部品としてのコンデンサ
11は、ケース2の内部に組み込まれ、それに支持され
る。この状態で、足部19は、ケース2の外部から直接
外部に出て、外部の回路に接続可能な状態となる。また
他方の足部20は、端子22を介してプリント基板14
の導電パターン15に接続され、また端子22の端子片
24を介してケース2の外部に突出し、外部の回路に接
続できる状態となる。
【0011】次に、図5は、電気的な部分の接続状態を
示している。電源28は、操作スイッチ29を介し、フ
ァンモータ30およびファンモータ用のコンデンサ1
1、ソレノイド12およびカムスイッチ13を介してシ
ャッター駆動用のモータ4に接続されている。前記のよ
うに、モータ4の回転は、減速機5その内部のクラッチ
6を介して出力軸7に固定された溝付のカム18および
巻き取りプーリ18に伝達される。
【0012】操作スイッチ29がオンの状態に設定され
ると、ファンモータ30は、直ちに回転し、またソレノ
イド12は、クラッチ6を回転力の伝達状態に設定す
る。同時に、カムスイッチ13が溝付のカム18の外周
に接していてオンの状態に設定されているため、操作ス
イッチ29のオンの時点で、モータ4の回転は、減速機
5および伝達状態のクラッチ6を介して出力軸7の巻き
取りプーリ8およびカムスイッチ13に伝達される。
【0013】このとき、巻き取りプーリ8は、ワイヤ9
をシャッター31の閉じる方向の付勢力に抗して巻き込
むことによって、シャッター31を開放状態に設定す
る。シャッター31が開放状態に設定されると、カムス
イッチ13がカム18の溝の部分に落ち込んでオフの状
態になるため、シャッター駆動用のモータ4は自動的に
停止する。この状態でも、クラッチ6がかみ合い状態の
ままに設定されているため、シャッター31は、減速機
5の部分の大きなトルクによって開放状態に保持されて
いる。
【0014】ここで、操作スイッチ29をオフの状態に
設定すると、ファンモータ30は、直ちに停止し、また
ソレノイド12は、クラッチ6を遮断状態とする。この
クラッチ6の遮断によって、減速機5の側でシャッター
の保持力が失われるため、シャッター31は、閉じる方
向の付勢力によって、巻き取りプーリ8を巻き戻しなが
ら閉じる方向に移動する。シャッター31が完全に閉じ
ると、溝付のカム18は、外周部分でカムスイッチ13
をオンの状態に設定し、次の動作に備える。
【0015】なお、電子部品は、コンデンサに限らず、
抵抗やダイオード、集積回路チップなどであってもよ
い。また、足部20と端子20との接続は、交差状態の
圧接でなく、一対の弾性的な挟み込み接片で接続する形
式であってもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案では、電子部品の一方の足部によ
って電子部品がケースの内部で位置決めされ、また他方
の足部がケース内で移動可能な端子に対し圧接状態で接
続されているため、足部間の寸法のばらつきが許容で
き、電子部品の取り付けや寸法管理が容易となり、しか
もそのばらつきにかかわらず足部と端子との電気的な接
続が状態が安定に確保できる。また電子部品の容量を変
更したいとき、足部間の寸法が違ってきても、端子の寸
法などに大きな変更が必要とされないため、ユニットの
寸法の変更や電圧変更などに対しても容易に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】換気扇のシャッター駆動用のモータアクチュエ
ータの平面図である。
【図2】巻き取りプーリに対するワイヤの取り付け部分
の一部拡大断面図である。
【図3】ケースの内部に取り付けられる電子部品などの
取り付け状態の平面図である。
【図4】ケースの内部に電子部品を支持した状態の拡大
断面図である。
【図5】電気的な接続部分のブロック線図である。
【符号の説明】
1 換気扇のシャッター駆動用のモータアクチュエータ 2 ケース 3 ケース 4 モータ 5 減速機 6 クラッチ 8 巻き取りプーリ 9 ワイヤ 10 ストッパ 11 電子部品としてのコンデンサ 19 足部 20 足部 21 孔 22 端子 23 圧接スリット 24 端子片 25 接続片 26 穴 27 長孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の足部を有する電子部品をケースに
    支持するものにおいて、前記ケースに前記2本の足部の
    うち一方の足部が圧入される孔を設けるとともに、前記
    ケースに端子を、前記2本の足部を結ぶ直線に対して平
    行な方向に移動自在に設け、前記一方の足部は前記孔に
    圧入するとともに、前記他方の足部は前記端子に圧接保
    持させたことを特徴とするケースへの電子部品の取り付
    け構造。
  2. 【請求項2】 端子に圧接スリットを形成し、この圧接
    スリットに対し他方の足部を交差状態で差し込むことに
    より圧接させることを特徴とする請求項1記載のケース
    への電子部品取り付け構造。
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JPH0555479U JPH0555479U (ja) 1993-07-23
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