JP2001012144A - モータユニット - Google Patents

モータユニット

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JP2001012144A
JP2001012144A JP11182442A JP18244299A JP2001012144A JP 2001012144 A JP2001012144 A JP 2001012144A JP 11182442 A JP11182442 A JP 11182442A JP 18244299 A JP18244299 A JP 18244299A JP 2001012144 A JP2001012144 A JP 2001012144A
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motor unit
circuit board
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terminals
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Manabu Kato
加藤  学
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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  • Window Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォーム、ウォームホイール、センサ及び回
路基板を単一のハウジングに内蔵したモータユニットに
おいて、同モータユニットのウォームホイールと同心軸
線上に配置されて駆動連結された出力軸の軸線方向をで
きるだけコンパクト化することができるモータユニット
を提供する。 【解決手段】 パワーウィンド装置が備えるモータユニ
ット1のハウジング21には、ウィンドガラスの挟み込
みの検出信号を出力するための挟み込み検出リング25
と、同検出信号に基づき挟み込みを検出してモータユニ
ット1(アーマチャ回転軸)の駆動制御を行う回路が構
成された回路基板28とが内蔵されている。挟み込み検
出リング25及び回路基板28は、出力軸7の中心軸線
と直交する略同一平面上に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のウ
ィンドガラスを開閉するために設けられるパワーウィン
ドウ装置のモータユニットに係り、詳しくはセンサ及び
回路基板が内蔵されたモータユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のウィンドガラスの
開閉に用いられているパワーウィンド装置は、モータユ
ニットと同モータユニットに駆動連結された開閉機構と
を備えている。
【0003】上記モータユニットは、アーマチャ回転軸
に設けられたウォームと同ウォームに駆動連結されたウ
ォームホイールからなる減速機構を備えている。また、
モータユニットは、ウォームホイールと同心軸線上に配
置されて駆動連結された出力軸を有している。この出力
軸に固着された歯車部は上記開閉機構に駆動連結されて
いる。
【0004】従って、モータユニットが駆動されてアー
マチャ回転軸が回転すると、その回転はウォームを介し
て減速されてウォームホイールに伝達され、出力軸(歯
車部)を介して上記開閉機構に伝達される。そして、開
閉機構は、この出力軸(歯車部)の回転に応じて上記ウ
ィンドガラスを開閉する。
【0005】この種のモータユニットにおいては、例え
ば上記ウィンドガラスの閉動作に伴う挟み込みの検出信
号を出力するセンサと、同検出信号に基づき挟み込みを
検出してモータユニット(アーマチャ回転軸)の駆動制
御を行う回路が構成された回路基板を内蔵したものが知
られている。
【0006】従って、このようなモータユニットを備え
た場合、ウィンドガラスの閉動作に伴う挟み込みも好適
に防止されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にセンサ及び回路基板を内蔵したモータユニットにおい
ても、その外径をできるだけコンパクト化しておくこと
が好ましい。特に、パワーウィンド装置を構成するモー
タユニットの場合、同モータユニットは上記出力軸の中
心軸線がドアの厚さ方向に水平になるように配置される
ことが一般的であるため、同モータユニットの出力軸
(中止軸)線方向をできるだけコンパクト化しておくこ
とが好ましい。
【0008】本発明の目的は、ウォーム、ウォームホイ
ール、センサ及び回路基板を単一のハウジングに内蔵し
たモータユニットにおいて、同モータユニットのウォー
ムホイールと同心軸線上に配置されて駆動連結された出
力軸の軸線方向をできるだけコンパクト化することがで
きるモータユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ウォーム、ウォームホ
イール、センサ及び回路基板を単一のハウジングに内蔵
し、アーマチャ回転軸の回転をウォームを介してウォー
ムホイールに伝達し、該ウォームホイールに伝達された
回転を負荷に伝達するモータユニットにおいて、前記セ
ンサ及び前記回路基板は、前記ウォームホイール出力軸
の中心軸線と直交する略同一平面上に配置されているこ
とを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータユニットにおいて、前記回路基板に配設される
素子は、前記ウォームに対して前記ウォームホイールの
反対側に集中して配置されたことを要旨とする。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明の構成によ
れば、上記センサ及び回路基板は、上記出力軸の中心軸
線と直交する略同一平面上に配置されている。従って、
上記センサ及び回路基板の一方が、上記出力軸の中心軸
線方向に突出することはなく、モータユニットは全体と
して同方向のコンパクト化が図られる。
【0012】請求項2に記載の発明の構成によれば、上
記回路基板に配設される素子は、上記ウォームに対して
ウォームホイールの反対側に集中して配置されている。
従って、上記素子とウォームとが干渉することはなく、
上記回路基板は円滑に上記ハウジングに内蔵される。そ
して、モータユニットは上記出力軸の中心軸線方向の更
なるコンパクト化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のウィンド
ガラスを開閉するためのパワーウィンド装置のモータユ
ニットに具体化した一実施形態を図1〜図12に従って
説明する。
【0014】図12に示すように、パワーウィンド装置
のモータユニット1はドア2内に固設されている。モー
タユニット1はモータ本体5と出力部6を備えている。
モータ本体5の正逆回転は、出力部6の出力軸7に固着
した歯車7a(図3参照)に伝達され、その歯車7aは
公知のXアーム式レギュレータ8に設けた歯車部8aと
噛合している。従って、歯車7aの正逆回転に基づい
て、レギュレータ8はウィンドガラス9を開閉させる。
なお、上記出力部6の出力軸7は、モータユニット1が
ドア2に組み付けられた状態で、ドア2の厚さ方向にそ
の中心軸線が水平になるように配置されている。
【0015】パワーウィンド装置は、運転者によって操
作される操作スイッチ11からの指令信号に基づいて制
御される。操作スイッチ11は、自動車の適切な空間に
配置される電子制御ユニット12に対して電気的に接続
されている。電子制御ユニット12は、モータユニット
1に電気的に接続されている。又、モータユニット1に
は、図示しない電源用バッテリが接続されている。
【0016】図1及び図3に示されるように、前記モー
タ本体5は、略有底扁平円筒状に形成されたケーシング
16を備えており、その中心部には軸線方向に前記出力
部6の内部まで伸びるアーマチャ回転軸17が配置され
ている。このアーマチャ回転軸17の先端部には、ウォ
ーム18が形成されている。
【0017】図1〜図4に示されるように、前記出力部
6は、ハウジング21、ウォームホイール22、基台2
3、遊星歯車機構24、センサを構成する挟み込み検出
リング25、挟み込み検出端子26,27及び回路基板
28を備えている。
【0018】上記ハウジング21は、例えば樹脂材にて
一体成形されており、略有底四角筒状の基板収容部31
と、同基板収容部31に連続する略半円筒状のホイール
収容部32とが形成されている。また、上記ハウジング
21の基板収容部31側には、前記アーマチャ回転軸1
7(ウォーム18)を回転可能に収容する略円筒状のウ
ォーム収容部33(図2参照)が形成されている。な
お、このウォーム収容部33の上記ウォーム18の位置
に対応するホイール収容部32側は開口している。
【0019】又、上記ハウジング21(基板収容部3
1)の外壁面にはコネクタ部34が形成されている。こ
のコネクタ部34には、前記電子制御ユニット12から
の信号線、電源バッテリからの電源線を、前記回路基板
28、モータ本体5に接続するとともに、前記挟み込み
検出リング25からの信号線を同電子制御ユニット12
に接続するための複数の電気端子(ターミナル)35が
インサート成形で設けられている。
【0020】更に、上記ハウジング21の基板収容部3
1には、その底面から略四角筒状に立設された複数(2
つ)の筒状体としてのターミナルガイド36,37が形
成されている。図5(a)(b)にその平面図及び断面
図を示すように、このターミナルガイド36,37の上
端部(開口側端部)には、それぞれ四方全ての内側面に
沿って上方(開口側)に斜めに広がるテーパ状のガイド
手段としてのガイド面36a,37aが形成されてい
る。また、上記ターミナルガイド36,37には、それ
ぞれその底面の略中央部から立設された給電端子として
のオスターミナル38,39がインサート成形で設けら
れている。これらオスターミナル38,39は、上記タ
ーミナル35及び前記回路基板28を介して電源バッテ
リからの電源線を前記モータ本体5に接続するためのも
のである。
【0021】なお、図5(b)に示されるように、上記
オスターミナル38,39の上端の位置は、上記ターミ
ナルガイド36,37のガイド面36a,37aの下端
の位置よりも高さH1だけ下側に配置されるように設定
されている。ちなみに、上記オスターミナル38,39
の厚さ方向において同オスターミナル38,39の外側
面と、対向する上記ターミナルガイド36,37の内側
面との間の距離はW1に設定されている。
【0022】上記ハウジング21のホイール収容部32
には、前記ウォーム18と歯合するウォームホイール2
2が収容されている。このウォームホイール22には、
前記出力軸7が同心軸線上に配置されて駆動連結されて
いる(図3参照)。なお、これらウォーム18及びウォ
ームホイール22とからなるウォームギヤによって減速
機構が構成されている。
【0023】上記ウォームホイール22の上方は、断面
略D字状に形成された前記基台23によって覆われてい
る。そして、上記ホイール収容部32は、この基台23
によって前記基板収容部31と区画されている。
【0024】上記基台23の基板収容部31側の両側に
は、同基台23の上面よりも若干上方に突出する端子固
定部41,42が形成されている。これら端子固定部4
1,42にはそれぞれ略コの字状に配置された複数の端
子圧入孔41a,42aが形成されている。これら端子
固定部41,42は、それぞれ前記挟み込み検出端子2
6,27を固定するためのものである。
【0025】上記基台23には、前記遊星歯車機構24
が上記ウォームホイール22(出力軸7)と同心軸線上
に配置されている。この遊星歯車機構24は、上記出力
軸7と一体回転するサンギヤ46を備えており、同サン
ギヤ46の両側には第1、第2ギヤ47,48が駆動連
結されている。
【0026】さらに、上記基台23には、前記挟み込み
検出リング25が上記遊星歯車機構24(ウォームホイ
ール22)と同心軸線上に配置されている。この挟み込
み検出リング25は金属にて形成されており、その内側
面にはギヤ部25a(図2参照)が形成されている。そ
して、このギヤ部25aが上記遊星歯車機構24の第
1、第2ギヤ47,48に駆動連結されている。なお、
これら遊星歯車機構24(サンギヤ46及び第1、第2
ギヤ47,48)及び挟み込み検出リング25(ギヤ部
25a)によってセンサ側の減速機構が構成されてい
る。
【0027】上記挟み込み検出リング25には、その外
側面及び内側面に沿って略扇形状に形成された樹脂体埋
設孔49が形成されており、同樹脂体埋設孔49には絶
縁材からなる樹脂体50が埋設されている。
【0028】上記基台23の端子固定部41,42(端
子圧入孔41a,42a)には、前記挟み込み検出端子
26,27がそれぞれ固定されている。図1、図2及び
図6に示されるように、この挟み込み検出端子26,2
7は、それぞれ上記端子固定部41,42への固定のた
めの固定基板部51,52を有している。この固定基板
部51,52には、それぞれ上記端子固定部41,42
の端子圧入孔41a,42aの位置に対応して下方に突
出する端子圧入片51a,52aが形成されている。従
って、上記挟み込み検出端子26,27は、上記端子圧
入片51a,52aが上記端子圧入孔41a,42aに
圧入されて上記端子固定部41,42(基台23)に固
定されている。なお、図4に示されるように、上記端子
固定部41,42に固定された状態において上記挟み込
み検出端子26,27(固定基板部51,52)の上面
は、前記ハウジング21の上端面21aよりも若干下方
に配置されるように設定されている。
【0029】また、上記挟み込み検出端子26,27
は、前記端子固定部41,42に固定された状態におい
て上記固定基板部51,52からそれぞれ両端子固定部
41,42の中間部側に伸びる2本のセンサ側接続片5
3,54を有している。このセンサ側接続片53,54
には、それぞれその先端から下方に屈曲された圧接片5
3a,54aが形成されている。そして、上記挟み込み
検出端子26,27が上記端子固定部41,42に固定
された状態においてこの圧接片53a,54aは、上記
挟み込み検出リング25の上面に圧接されている。従っ
て、上記挟み込み検出リング25の回転に伴って同挟み
込み検出リング25の上面は、この圧接片53a,54
bに摺動する。
【0030】なお、上記センサ側接続片53,54の圧
接片53a,54aの少なくとも一方が上記挟み込み検
出リング25の樹脂体50の位置に配置されると、上記
挟み込み検出端子26,27間の電気的接続は遮断さ
れ、それ以外では上記挟み込み検出端子26,27間の
電気的接続は短絡される。このような挟み込み検出リン
グ25の回転に伴う挟み込み検出端子26,27間の電
気的接続の遮断・短絡態様を検出することにより同挟み
込み検出リング25の回転態様、すなわち前記出力軸7
の回転態様を検出し、前記ウィンドガラス9の閉動作に
伴う挟み込みを検出している。
【0031】さらに、上記挟み込み検出端子26,27
は、前記端子固定部41,42に固定された状態におい
て上記固定基板部51,52からそれぞれ前記基板収容
部31側に伸びる回路基板側接続片55,56を有して
いる。この回路基板側接続片55,56には、上記固定
基板部51,52からそれぞれ前記基板収容部31側に
上記基台23の外側面まで伸びる第1延出部57,5
8、同第1延出部57,58から下方に伸びる垂直部5
9,60、同垂直部59,60から更に同基板収容部3
1側に伸びる第2延出部61,62及び同第2延出部6
1,62から上方に突出する端子片61a,62aから
なる。そして、上記端子片61a,62aは、上記基台
23の上面23a(図4参照)よりも下側において上方
に突出している。
【0032】前記基板収容部31には、前記回路基板2
8が収容されている。この回路基板28は、上記基板収
容部31の平面形状に合わせて略四角形の板状に形成さ
れている。そして、上記回路基板28が上記基板収容部
31に収容された状態において、前記挟み込み検出端子
26,27の端子片61a,62aに対応する位置に
は、それぞれ端子挿入孔63,64が形成されている。
従って、図4に示すように、上記回路基板28は、上記
端子挿入孔63,64に上記挟み込み検出端子26,2
7の端子片61a,62aが挿通され、その先端がはん
だ付けされることで同挟み込み検出端子26,27と電
気的に接続されている。
【0033】また、図7及び図8に示されるように上記
回路基板28の底面側には、素子66及び接続端子とし
てのメスターミナル67,68等が配設されている。な
お、これら素子66及びメスターミナル67,68等に
よって構成される所定の回路により、前記出力軸7の回
転態様(ウィンドガラス9の閉動作に伴う挟み込み)の
検出及び前記モータ本体5の駆動制御を行っている。
【0034】図7及び図9に示されるように、上記メス
ターミナル67,68は、それぞれ前記ターミナルガイ
ド36,37の位置に合わせて配置された略四角筒状の
タブ収容部69,70及び同タブ収容部69,70に対
向配置に収容されてその開口側から突出する雌タブ7
1,72からなる。上記雌タブ71,72は内側に斜め
に曲成されており、先端における同雌タブ71,72間
の距離はW2となっている(図9参照)。なお、前記オ
スターミナル38,39の外側面と対向するターミナル
ガイド36,37の内側面との間の距離W1に対してこ
の距離W2は、 W2>W1 となるように設定されている。
【0035】図8に示されるように、上記回路基板28
は、上記素子66及びメスターミナル67,68等が上
記基板収容部31の底面側に配置された状態で、同基板
収容部31に収容されている。換言すると、上記回路基
板28を基板収容部31に収容した状態においては、同
基板収容部31よりも外側(図8の上側)に配置される
素子等はない。
【0036】また、上記基板収容部31内において、上
記素子66等は、前記ウォーム18が収容されたウォー
ム収容部33に対して、前記ホイール収容部32(ウォ
ームホイール22)の反対側(図8の左側)に集中して
配置されている。従って、上記基板収容部31の底面側
に配置された素子66等と上記ウォーム収容部33とが
干渉し、上記回路基板28の収容が妨げられることはな
い。
【0037】そして、上記雌タブ71,72間に上記オ
スターミナル38,39が圧入されることで、同オスタ
ーミナル38,39(モータ本体5)と上記回路基板2
8とが電気的に接続されている。
【0038】なお、既述のようにターミナルガイド3
6,37には、ガイド面36a,37aが形成されてい
る。従って、図10に示されるように、上記オスターミ
ナル38,39の位置に対して上記メスターミナル6
7,68の位置がずれて上記回路基板28が収容された
場合においても、同メスターミナル67,68は、上記
ガイド面36a,37aに沿って同オスターミナル3
8,39の位置に案内される。なお、前記オスターミナ
ル38,39の外側面と対向するターミナルガイド3
6,37の内側面との間の距離W1と前記雌タブ71,
72間の距離W2との間には、W2>W1の関係を有し
ていた。従って、上記オスターミナル38,39の外側
面と対向するターミナルガイド36,37の内側面との
間に、誤って上記メスターミナル67,68が挿入され
て接続不良が生じることもない。
【0039】また、上記オスターミナル38,39の上
端の位置は、上記ターミナルガイド36,37のガイド
面36a,37aの下端の位置よりも高さH1だけ下側
に配置されるように設定されている。従って、図11に
示されるように、上記オスターミナル38,39に対し
て上記メスターミナル67,68が若干傾いた状態で、
上記回路基板28が収容されようとした場合において
も、この高さH1の範囲でこの傾きの影響は補償され、
同メスターミナル67,68は、上記ガイド面36a,
37aに沿って同オスターミナル38,39の位置に案
内される。
【0040】以上により、上記メスターミナル67,6
8はそれぞれ上記オスターミナル38,39に確実に接
続され、上記回路基板28も上記基板収容部31に円滑
に収容される。また、上記回路基板28を上記基板収容
部31に収容する際に、上記オスターミナル38,39
の位置に対して上記メスターミナル67,68の位置が
ずれたまま無理な力を加えるなどして、例えば上記オス
ターミナル38,39を損傷させたり、あるいは上記メ
スターミナル67,68が倒れるなどしてオスターミナ
ル38,39との接続不良が生じたりすることも回避さ
れる。
【0041】ちなみに、図14に従来のオスターミナル
91、回路基板92及び同回路基板92に配設されたメ
スターミナル93を示すように、同回路基板92の上記
メスターミナル93の中間部に対応する位置には、開口
部94が形成されていた。そして、上記メスターミナル
93の雌タブ95間に上記オスターミナル91を圧入す
る際には、上記開口部94から上記オスターミナル91
の位置を目視で確認しながら行っていた。これにより、
従来においても同様に、上記オスターミナル91を損傷
したりすることなく、これらオスターミナル91及びメ
スターミナル93を電気的に接続して上記回路基板92
をその収容部に収容していた。
【0042】ところが、このように回路基板92に開口
部94を設けた場合、同回路基板92に素子等をはんだ
付けする作業に先立って、この開口部94に別途、手作
業でテーピングをするなどの作業が必要とされていた。
これは、上記回路基板92に素子等をはんだ付けするた
めに同回路基板92をはんだ槽に通す際に、上記開口部
94がはんだによって塞がれることを回避するためであ
る。このようなテーピングの作業は、製造工程の効率を
著しく低減するものであり、ひいてはコストの増大を余
儀なくされていた。
【0043】本実施形態においては、このようなテーピ
ングの作業も不要となるため、製造工程の効率は向上さ
れるとともに、コストの低減も可能となる。上記回路基
板28等を収容したハウジング21は、カバー21b
(図12参照)によって覆われている。
【0044】ここで、以上のように回路基板28が前記
挟み込み検出端子26,27及びオスターミナル38,
39(モータ本体5)と電気的に接続されて上記基板収
容部31に収容された状態においては、同回路基板28
は前記挟み込み検出端子26,27及び挟み込み検出リ
ング25よりも若干下側となる略同一面上に配置されて
いる。従って、上記モータユニット1の厚さ方向(出力
軸7の軸線方向)に部分的に突出することはなく、全体
として同方向のコンパクト化が図られる。この厚さ方向
(出力軸7の軸線方向)は、前記ドア2に固設された状
態において、同ドア2の厚さ方向に突出する方向であ
る。従って、上記モータユニット1のこの厚さ方向(出
力軸7の軸線方向)のコンパクト化を図ることで、上記
ドア2への組み付け性も向上される。
【0045】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、回路基板28と挟み込み検出端
子26,27及び挟み込み検出リング25とは略同一面
上に配置されている。従って、モータユニット1の厚さ
方向(出力軸7の軸線方向)に部分的に突出することは
なく、全体として同方向のコンパクト化を図ることがで
きる。
【0046】(2)本実施形態では、モータユニット1
がドア2に固設された状態において、同ドア2の厚さ方
向に一致する同モータユニット1の厚さ方向(出力軸7
の軸線方向)のコンパクト化を図ることで、同ドア2へ
の組み付け性を向上することができる。
【0047】(3)本実施形態では、回路基板28は、
素子66及びメスターミナル67,68等が基板収容部
31の底面側に配置された状態で、同基板収容部31に
収容されている。また、素子66等は、ウォーム18が
収容されたウォーム収容部33に対して、ホイール収容
部32(ウォームホイール22)の反対側に集中して配
置されている。従って、基板収容部31の底面側に配置
された素子66等とウォーム収容部33とが干渉するこ
とはなく、回路基板28は円滑に収容される。そして、
回路基板28を基板収容部31に収容した状態において
は、同回路基板28(基板収容部31)よりもの外側に
配置される素子等はないため、更にモータユニット1の
厚さ方向(出力軸7の軸線方向)のコンパクト化を図る
ことができる。
【0048】(4)本実施形態では、オスターミナル3
8,39の位置に対してメスターミナル67,68の位
置がずれて回路基板28が収容された場合においても、
同メスターミナル67,68を、ガイド面36a,37
aに沿って同オスターミナル38,39の位置に案内す
ることができる。
【0049】(5)本実施形態では、メスターミナル6
7,68をそれぞれオスターミナル38,39に確実に
接続することができる。そして、回路基板28も基板収
容部31に円滑に収容することができる。
【0050】また、回路基板28を基板収容部31に収
容する際に、オスターミナル38,39の位置に対して
メスターミナル67,68の位置がずれたまま無理な力
を加えるなどして、例えばオスターミナル38,39を
損傷させたり、あるいはメスターミナル67,68が倒
れるなどしてオスターミナル38,39との接続不良が
生じたりすることも回避することができる。
【0051】(6)本実施形態では、回路基板28を基
板収容部31に収容する際に、オスターミナル38,3
9の位置を目視で確認する必要はないため、例えば回路
基板28に位置確認用の開口部を形成したりする必要は
なく、製造工程の効率を向上し、コストの低減を図るこ
とができる。
【0052】(7)本実施形態では、オスターミナル3
8,39の上端の位置を、ターミナルガイド36,37
のガイド面36a,37aの下端の位置よりも高さH1
だけ下側に配置した。従って、オスターミナル38,3
9に対してメスターミナル67,68が若干傾いた状態
で、回路基板28が収容されようとした場合において
も、この高さH1の範囲でこの傾きの影響は補償され、
同メスターミナル67,68を、ガイド面36a,37
aに沿って同オスターミナル38,39の位置に案内す
ることができる。
【0053】(8)本実施形態では、オスターミナル3
8,39の外側面と対向するターミナルガイド36,3
7の内側面との間の距離W1と雌タブ71,72間の距
離W2との間に、W2>W1の関係を設定した。従っ
て、オスターミナル38,39の外側面と対向するター
ミナルガイド36,37の内側面との間に、誤ってメス
ターミナル67,68が挿入されて接続不良が生じるこ
とを回避することができる。なお、本発明の実施の形態
は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように
変更してもよい。
【0054】・前記実施形態においては、ターミナルガ
イド36,37の四方全ての内側面に沿って上方(開口
側)に斜めに広がるテーパ状のガイド面36a,37a
を形成した。これに対して、図13に示されるように、
ターミナルガイド36,37の四方全ての内側面に沿っ
て上方(開口側)に所定の曲率Rを有して広がるガイド
面81としてもよい。
【0055】・前記実施形態においては、ターミナルガ
イド36,37の四方全ての内側面に沿ってテーパ状の
ガイド面36a,37aを形成したが、これら内側面の
少なくとも1つの内側面に同様のガイド面36a,37
aを形成してもよい。
【0056】・前記実施形態においては、オスターミナ
ル38,39の上端の位置を、ターミナルガイド36,
37のガイド面36a,37aの下端の位置よりも高さ
H1だけ下側に配置したが、これらオスターミナル3
8,39の上端の位置とガイド面36a,37aの下端
の位置とを一致させてもよい。
【0057】・前記実施形態においては、ターミナルガ
イド36,37を略四角筒状に形成したが、例えば略円
筒状に形成してもよい。この場合、ターミナルガイドに
対応するメスターミナルのタブ収容部を略円筒状にす
る。
【0058】・前記実施形態においては、パワーウィン
ド装置に本発明に係るモータユニットを適用したが、そ
れ以外の装置に適用してもよい。次に、以上の実施形態
から把握することができる請求項以外の技術的思想を、
その効果とともに以下に記載する。
【0059】(イ)接続端子(67,68)が配設され
た回路基板(28)と、該回路基板(28)を収容し、
該接続端子(67,68)に接続されてモータ本体
(5)への給電を行う給電端子(38,39)が配設さ
れたハウジング(21)とを備えるモータユニットにお
いて、前記ハウジング(21)には、前記接続端子(6
7,68)を前記給電端子(38,39)に案内するガ
イド手段(36a,37a,81)を設けたことを特徴
とするモータユニット。
【0060】(ロ)上記(イ)に記載のモータユニット
において、前記ガイド手段(36a,37a,81)
は、前記給電端子(38,39)を包囲して筒状に突出
する筒状体(36,37)の内側面から開口側にテーパ
状に広がるガイド面(36a,37a)であることを特
徴とするモータユニット。
【0061】(ハ)上記(イ)に記載のモータユニット
において、前記ガイド手段(36a,37a,81)
は、前記給電端子(38,39)を包囲して略四角筒状
に突出する筒状体(36,37)の内側面から開口側に
テーパ状に広がるガイド面(36a,37a)であるこ
とを特徴とするモータユニット。
【0062】(ニ)上記(イ)に記載のモータユニット
において、前記ガイド手段(36a,37a,81)
は、前記給電端子(38,39)を包囲して略四角筒状
に突出する筒状体(36,37)の内側面から開口側に
所定の曲率を有して広がるガイド面(81)であること
を特徴とするモータユニット。
【0063】(ホ)上記(ハ)又は(ニ)に記載のモー
タユニットにおいて、前記ガイド面(36a,37a,
81)は、前記筒状体(36,37)の全内側面に形成
されたことを特徴とするモータユニット。
【0064】上記(イ)〜(ホ)に記載の発明の構成に
よれば、上記給電端子の位置に対して上記接続端子の位
置がずれて上記回路基板が収容された場合においても、
同接続端子は、上記ガイド手段によって同給電端子の位
置に案内される。そして、上記接続端子は上記給電端子
に確実に接続され、上記回路基板も上記ハウジングに円
滑に収容される。
【0065】また、上記回路基板を上記ハウジングに収
容する際に、上記給電端子の位置に対して上記接続端子
の位置がずれたまま無理な力を加えるなどして、例えば
上記給電端子を損傷したり、あるいは上記接続端子が倒
れるなどして給電端子との接続不良が生じたりすること
も回避される。
【0066】さらに、上記回路基板を上記ハウジングに
収容する際に、給電端子の位置を目視で確認する必要は
ないため、例えば回路基板に位置確認用の開口部を形成
したりする必要はなく、製造工程の効率が向上され、コ
ストの低減が図られる。
【0067】(ヘ)上記(ロ)〜(ホ)のいずれか1に
記載のモータユニットにおいて、前記ガイド面(36
a,37a,81)の基端部は、前記給電端子(38,
39)の先端部よりも前記筒状体(36,37)の開口
側に配置されていることを特徴とするモータユニット。
【0068】同構成によれば、上記ガイド面の基端部
は、上記給電端子の先端部よりも上記筒状体の開口側に
配置されている 従って、上記給電端子に対して上記接
続端子が若干傾いた状態で、上記回路基板が収容されよ
うとした場合においても、この配置設定の範囲でこの傾
きの影響は補償され、同接続端子は、上記ガイド面によ
って同給電端子の位置に案内される。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2に
記載の発明によれば、モータユニットの出力軸の中心軸
線方向のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態を示す平面図。
【図2】同実施形態を示す斜視図。
【図3】同実施形態を示す斜視図。
【図4】同実施形態を示す断面図。
【図5】同実施形態のターミナルガイド等を示す平面図
及び断面図。
【図6】同実施形態の挟み込み検出端子を示す斜視図。
【図7】同実施形態の回路基板を示す斜視図。
【図8】同実施形態の組み付け態様を示す正面図。
【図9】同実施形態の組み付け態様を示す部分断面図。
【図10】同実施形態の組み付け態様を示す部分断面
図。
【図11】同実施形態の組み付け態様を示す部分断面
図。
【図12】同実施形態を備えるパワーウィンド装置を示
す斜視図。
【図13】同実施形態の他の構成例を示す断面図。
【図14】従来の回路基板の組み付け態様を示す部分断
面図。
【符号の説明】
7…出力軸、17…アーマチャ回転軸、18…ウォー
ム、21…ハウジング、22…ウォームホイール、25
…センサを構成する挟み込み検出リング、28…回路基
板、66…素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 DA07 DB07 EA14 EB01 EC01 KA12 KA13 KA14 KA17 3D127 AA17 BB01 CB05 CC05 DF04 DF08 DF35 DF36 EE15 FF02 FF11 GG05 5H605 AA07 AA08 BB05 BB09 CC02 CC03 CC08 CC10 DD09 EA16 GG04 5H607 AA11 AA12 BB01 BB04 BB14 CC01 CC03 DD03 DD08 DD09 EE32 EE36 JJ05 JJ06 JJ07 5H611 AA03 BB01 BB03 TT01 UA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォーム(18)、ウォームホイール
    (22)、センサ(25)及び回路基板(28)を単一
    のハウジング(21)に内蔵し、アーマチャ回転軸(1
    7)の回転をウォーム(18)を介して減速してウォー
    ムホイール(22)に伝達し、該ウォームホイール(2
    2)に伝達された回転を該ウォームホイール(22)と
    同心軸線上に配置されて駆動連結された該ウォームホイ
    ール(22)と同心軸線上に配置されて駆動連結された
    出力軸(7)を介して負荷に伝達するモータユニットに
    おいて、 前記センサ(25)及び前記回路基板(28)は、前記
    出力軸(7)の中心軸線と直交する略同一平面上に配置
    されていることを特徴とするモータユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータユニットにお
    いて、 前記回路基板(28)に配設される素子(66)は、前
    記ウォーム(18)に対して前記ウォームホイール(2
    2)の反対側に集中して配置されたことを特徴とするモ
    ータユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181284A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kokusan Denki Co Ltd アクチュエータ
JP2014193080A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Mitsuba Corp モータ装置
CN110323887A (zh) * 2018-03-30 2019-10-11 日本电产三协株式会社 电动机
CN114504262A (zh) * 2020-11-16 2022-05-17 山东轶骋真空科技有限公司 便圈自动清洁装置、坐便器及便圈自动清洁方法

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