JP2554070Y2 - テレビジョンカメラ装置 - Google Patents
テレビジョンカメラ装置Info
- Publication number
- JP2554070Y2 JP2554070Y2 JP1421991U JP1421991U JP2554070Y2 JP 2554070 Y2 JP2554070 Y2 JP 2554070Y2 JP 1421991 U JP1421991 U JP 1421991U JP 1421991 U JP1421991 U JP 1421991U JP 2554070 Y2 JP2554070 Y2 JP 2554070Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- control unit
- circuit
- camera
- camera unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は映像信号および電源供給
を１本の同軸ケーブルで行うテレビジョンカメラ部と制
御部で構成されたテレビジョンカメラ装置に関するもの
である。
を１本の同軸ケーブルで行うテレビジョンカメラ部と制
御部で構成されたテレビジョンカメラ装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】図２はスイッチング方式電源回路を有し
たカメラ部と電源供給機能を有した制御部に分離され同
軸ケーブル１本で映像信号および電源を供給する従来の
テレビジョンカメラ装置のブロック図の一例である。以
下動作を説明する。
たカメラ部と電源供給機能を有した制御部に分離され同
軸ケーブル１本で映像信号および電源を供給する従来の
テレビジョンカメラ装置のブロック図の一例である。以
下動作を説明する。
【０００３】カメラ部１８と制御部１９の信号伝達は，
全て同軸ケーブル８で行っている。カメラ部１８の撮像
素子を含む映像回路２２で得られた映像信号は，直流し
ゃ断用コンデンサ６を通じ映像信号出力端子（電源入力
端子）７から同軸ケーブル８を通って制御部１９の電源
供給端子（映像信号出力端子）９へ供給され，直流しゃ
断用コンデンサ１０を通じ抵抗１１で終端された後，映
像出力端子１７より外部機器に出力される。
全て同軸ケーブル８で行っている。カメラ部１８の撮像
素子を含む映像回路２２で得られた映像信号は，直流し
ゃ断用コンデンサ６を通じ映像信号出力端子（電源入力
端子）７から同軸ケーブル８を通って制御部１９の電源
供給端子（映像信号出力端子）９へ供給され，直流しゃ
断用コンデンサ１０を通じ抵抗１１で終端された後，映
像出力端子１７より外部機器に出力される。
【０００４】一方，制御部１９の電源発生回路２５で発
生した電力は電源供給回路２３より電源供給端子９，同
軸ケーブル８を通じて映像信号出力端子７へ供給し，そ
の電力でスイッチング方式電源回路２１によりカメラ部
１８の全負荷２０を動作させている。
生した電力は電源供給回路２３より電源供給端子９，同
軸ケーブル８を通じて映像信号出力端子７へ供給し，そ
の電力でスイッチング方式電源回路２１によりカメラ部
１８の全負荷２０を動作させている。
【０００５】さらに制御部１９には，短絡保護回路２４
が備えられ，電源供給端子９に電圧が生じていない場
合，電源供給回路２３から電源供給端子９への電源の供
給を停止し，制御部１９の焼損等の不具合が生じない様
配慮してある。
が備えられ，電源供給端子９に電圧が生じていない場
合，電源供給回路２３から電源供給端子９への電源の供
給を停止し，制御部１９の焼損等の不具合が生じない様
配慮してある。
【０００６】しかしカメラ部１８は，ある一定時間（数
秒以下），定常電流値より高い起動電流を必要とするこ
とが多く，そのため常にカメラ部１８へ定常電流値より
高い電流値が供給されるよう制御部１９の電源供給回路
２３を構成していた。したがって定常時，定常電流値よ
り高い電流値が供給されたことによる余剰電流は，全負
荷２０では消費しきれず，電源回路２１内で熱として消
費されている。
秒以下），定常電流値より高い起動電流を必要とするこ
とが多く，そのため常にカメラ部１８へ定常電流値より
高い電流値が供給されるよう制御部１９の電源供給回路
２３を構成していた。したがって定常時，定常電流値よ
り高い電流値が供給されたことによる余剰電流は，全負
荷２０では消費しきれず，電源回路２１内で熱として消
費されている。
【０００７】また制御部１９の電源発生回路２５では，
カメラ部１８で熱として消費される不要な電力までの発
生容量を備えることとなり，電源発生回路２５の大容量
化の原因となっていた。このことはカメラ部１８，制御
部１９ともに熱に対する配慮が必要となり機器の原価高
の原因にもなっていた。
カメラ部１８で熱として消費される不要な電力までの発
生容量を備えることとなり，電源発生回路２５の大容量
化の原因となっていた。このことはカメラ部１８，制御
部１９ともに熱に対する配慮が必要となり機器の原価高
の原因にもなっていた。
【０００８】さらに制御部１９の短絡保護回路２４は，
通常，機器を動作させる前段階において，このテレビジ
ョン装置の接続，配線を行う時，誤接続，誤配線等によ
り電源供給端子９が短絡している場合に有効であるの
に，常に回路が動作しており，この回路の周囲の環境に
よる誤動作防止など配慮しなければならないことが多
く，回路が複雑になっていた。
通常，機器を動作させる前段階において，このテレビジ
ョン装置の接続，配線を行う時，誤接続，誤配線等によ
り電源供給端子９が短絡している場合に有効であるの
に，常に回路が動作しており，この回路の周囲の環境に
よる誤動作防止など配慮しなければならないことが多
く，回路が複雑になっていた。
【０００９】さらに電源供給端子９は短絡だけが異常事
態ではなく，外部機器例えばＴＶモニタの映像入力端子
に接続した場合，ＴＶモニタ内の終端抵抗に制御部１９
の設定電流が流れることにより終端抵抗を焼損する等の
事故を未然に防止することができないなどの欠点もあっ
た。
態ではなく，外部機器例えばＴＶモニタの映像入力端子
に接続した場合，ＴＶモニタ内の終端抵抗に制御部１９
の設定電流が流れることにより終端抵抗を焼損する等の
事故を未然に防止することができないなどの欠点もあっ
た。
【００１０】
【考案が解決しようとする課題】本考案は，前述の様
に，カメラ部１８，制御部１９の起動に必要な電流を定
常状態でも流しておくことによる消費電力の増大，及び
発熱の問題，さらに短絡防止回路が常時動作しているこ
とでの不具合の懸念及び短絡以外の誤接続の無検知状態
を解決したテレビジョンカメラ装置の実現を目的とす
る。
に，カメラ部１８，制御部１９の起動に必要な電流を定
常状態でも流しておくことによる消費電力の増大，及び
発熱の問題，さらに短絡防止回路が常時動作しているこ
とでの不具合の懸念及び短絡以外の誤接続の無検知状態
を解決したテレビジョンカメラ装置の実現を目的とす
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するため，電源オンから所定期間，カメラ部が起動す
るに必要とする電流値以上の電流をカメラ部へ供給し，
所定期間以降は定常電流を流すべく制御部の電源供給回
路を制御する。
成するため，電源オンから所定期間，カメラ部が起動す
るに必要とする電流値以上の電流をカメラ部へ供給し，
所定期間以降は定常電流を流すべく制御部の電源供給回
路を制御する。
【００１２】また，制御部の電源供給端子に生じる電圧
は，カメラ部が正常に動作していれば所定の電圧範囲内
にあるのでこれを検知し，それ以外の電圧が生じていれ
ば，異常と判断してカメラ部への電源供給を停止する保
護回路機能を設けたものである。
は，カメラ部が正常に動作していれば所定の電圧範囲内
にあるのでこれを検知し，それ以外の電圧が生じていれ
ば，異常と判断してカメラ部への電源供給を停止する保
護回路機能を設けたものである。
【００１３】
【作用】その結果，常にカメラ部で必要とする電流のみ
が供給されるため，カメラ部，制御部とも余剰電流によ
る発熱は最少限に押えられ，制御部の電源発生回路も小
容量化できる。
が供給されるため，カメラ部，制御部とも余剰電流によ
る発熱は最少限に押えられ，制御部の電源発生回路も小
容量化できる。
【００１４】また，短絡及び異種機器接続時の保護回路
は，カメラ部の起動期間のみ動作させているので，機器
の消費電力を低減することができる。
は，カメラ部の起動期間のみ動作させているので，機器
の消費電力を低減することができる。
【００１５】
【実施例】以下この考案の一実施例を図１，図３により
説明する。カメラ部１と制御部２の信号伝達は全て同軸
ケーブル８で行っている。カメラ部１の撮像素子を含む
映像回路５で得られた映像信号は直流しゃ断用コンデン
サ６を通じ映像信号出力端子７から同軸ケーブル８を通
って制御部２の電源供給端子９へ供給され，直流しゃ断
用コンデンサ１０を通じ抵抗１１で終端された後，映像
出力端子１７より外部機器に出力される。
説明する。カメラ部１と制御部２の信号伝達は全て同軸
ケーブル８で行っている。カメラ部１の撮像素子を含む
映像回路５で得られた映像信号は直流しゃ断用コンデン
サ６を通じ映像信号出力端子７から同軸ケーブル８を通
って制御部２の電源供給端子９へ供給され，直流しゃ断
用コンデンサ１０を通じ抵抗１１で終端された後，映像
出力端子１７より外部機器に出力される。
【００１６】一方，制御部２の電源発生回路１６で発生
した電力は電源供給回路１２より電源供給端子９，同軸
ケーブル８を通じて映像信号出力端子７へ供給しその電
力でスイッチング方式電源回路４によりカメラ部１の全
負荷３を動作させている。
した電力は電源供給回路１２より電源供給端子９，同軸
ケーブル８を通じて映像信号出力端子７へ供給しその電
力でスイッチング方式電源回路４によりカメラ部１の全
負荷３を動作させている。
【００１７】ここで，図３に示す如く，カメラ部１の動
作必要最少電流Ｉ1は電源オンから時刻ｔ1までの間に，
０から電流Ｉ3まで上昇し，その後時刻ｔ2までに下降し
電流Ｉ1で安定するので，カメラ部１はＩ3以上の電流が
０〜ｔ3の期間Δｔ（以下起動パルスという）に供給さ
れないと起動しない。
作必要最少電流Ｉ1は電源オンから時刻ｔ1までの間に，
０から電流Ｉ3まで上昇し，その後時刻ｔ2までに下降し
電流Ｉ1で安定するので，カメラ部１はＩ3以上の電流が
０〜ｔ3の期間Δｔ（以下起動パルスという）に供給さ
れないと起動しない。
【００１８】そのため，制御部２には起動パルス発生回
路１５を備え，起動パルス△ｔを電源供給回路１２，短
絡保護回路１３および異種機器誤接続保護回路（以下，
誤接続保護回路と呼ぶ）１４に供給し，そのパルス期間
中にそれぞれ次の動作を行う。
路１５を備え，起動パルス△ｔを電源供給回路１２，短
絡保護回路１３および異種機器誤接続保護回路（以下，
誤接続保護回路と呼ぶ）１４に供給し，そのパルス期間
中にそれぞれ次の動作を行う。
【００１９】まず，電源供給回路１２は，供給された起
動パルス△ｔにより，その期間中，カメラ部１の電源回
路４が起動に必要な電流値Ｉ4を流す様制御され，制御
部２の電源発生回路１６の負担を軽減している。次に短
絡保護回路１３は，供給された起動パルス△ｔにより，
その期間中に，電源供給端子９の電圧が異常に低いこと
を，検知した時，その電源供給端子９が短絡していると
限定し電源供給回路１２を制御し，電源供給を停止して
回路の焼損等の不具合が生じない様にする。
動パルス△ｔにより，その期間中，カメラ部１の電源回
路４が起動に必要な電流値Ｉ4を流す様制御され，制御
部２の電源発生回路１６の負担を軽減している。次に短
絡保護回路１３は，供給された起動パルス△ｔにより，
その期間中に，電源供給端子９の電圧が異常に低いこと
を，検知した時，その電源供給端子９が短絡していると
限定し電源供給回路１２を制御し，電源供給を停止して
回路の焼損等の不具合が生じない様にする。
【００２０】さらに，誤接続保護回路１４は，供給され
た起動パルス△ｔによりその期間中に，電源供給端子９
の電圧値がカメラ部１が正常に接続されている場合の電
圧値と異った電圧を示した時，異種機器誤接続と判断し
電源供給回路１２を制御し，電源供給を停止して異種機
器の内部部品等への不具合発生を防いでいる。
た起動パルス△ｔによりその期間中に，電源供給端子９
の電圧値がカメラ部１が正常に接続されている場合の電
圧値と異った電圧を示した時，異種機器誤接続と判断し
電源供給回路１２を制御し，電源供給を停止して異種機
器の内部部品等への不具合発生を防いでいる。
【００２１】ここで，起動パルス△ｔ期間中のみ各保護
回路を動作させることにより，主たる性能を要求される
回路への影響が短期間に終了し，あとは回路から電気的
に切離されるため保護回路の簡素化にもつながってい
る。
回路を動作させることにより，主たる性能を要求される
回路への影響が短期間に終了し，あとは回路から電気的
に切離されるため保護回路の簡素化にもつながってい
る。
【００２２】
【考案の効果】本考案によれば，起動後のカメラ部への
電流供給を必要最少限にしたことで，カメラ部および制
御部の消費電力の低減及び原価低減ができ，また発熱を
少くしたことで部品の長寿命化及び小形化が可能となっ
た。
電流供給を必要最少限にしたことで，カメラ部および制
御部の消費電力の低減及び原価低減ができ，また発熱を
少くしたことで部品の長寿命化及び小形化が可能となっ
た。
【００２３】また，各保護回路が起動パルス期間中のみ
動作することで，常時，動作状態にしておく方式より，
本装置の主たる回路への影響が少ないため回路が簡素化
された。
動作することで，常時，動作状態にしておく方式より，
本装置の主たる回路への影響が少ないため回路が簡素化
された。
【図１】本考案の一実施例を示すブロック図。
【図２】従来例を示すブロック図。
【図３】本考案の動作を説明するための電流−時間特性
図である。 １ カメラ部 ２ 制御部 ４ スイッチング方式電源回路 ５ 映像回路 ８ 同軸ケーブル １２ 電源供給回路 １３ 短絡保護回路 １４ 誤接続保護回路 １５ 起動パルス発生回路
図である。 １ カメラ部 ２ 制御部 ４ スイッチング方式電源回路 ５ 映像回路 ８ 同軸ケーブル １２ 電源供給回路 １３ 短絡保護回路 １４ 誤接続保護回路 １５ 起動パルス発生回路
Claims (1)
- 【請求項１】 電源供給回路を有するカメラ制御部（以
下制御部と略す）とスイッチング方式電源回路を有する
テレビジョンカメラ部（以下カメラ部と略す）を１本の
同軸ケーブルを用いて接続し，上記制御部から上記カメ
ラ部に電源を供給し，これと同時に該カメラ部から該制
御部に映像信号を送り出す方式において，該制御部の電
源スイッチオンによる動作開始から数秒以下の所定時間
の間のみ，上記カメラ部が起動するに必要な電流値以上
の電流を供給する手段と，該時間内に上記カメラ制御部
のカメラ部への電源供給端子電圧が所定範囲外の電圧値
である場合，上記カメラ部への電源供給を停止する手段
とを有したことを特徴とするテレビジョンカメラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1421991U JP2554070Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | テレビジョンカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1421991U JP2554070Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | テレビジョンカメラ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04105771U JPH04105771U (ja) | 1992-09-11 |
| JP2554070Y2 true JP2554070Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=31901844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1421991U Expired - Lifetime JP2554070Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | テレビジョンカメラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554070Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP1421991U patent/JP2554070Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04105771U (ja) | 1992-09-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |