JP2553505Y2 - 釘打機におけるロック装置 - Google Patents

釘打機におけるロック装置

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JP2553505Y2
JP2553505Y2 JP1995009997U JP999795U JP2553505Y2 JP 2553505 Y2 JP2553505 Y2 JP 2553505Y2 JP 1995009997 U JP1995009997 U JP 1995009997U JP 999795 U JP999795 U JP 999795U JP 2553505 Y2 JP2553505 Y2 JP 2553505Y2
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英男 太田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、釘打機において、釘打
ち動作を制御するトリガバルブを作動するためのトリガ
の引込み傾動を阻止するロック装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロック装置にあっては、
種々のものが案出されており、例えば、実開昭54−8
2989号公報に示すように、上下動するコンタクトア
ームとトリガとを連繋し、このコンタクトアームの一部
に該アームの上下動を許容したり、また阻止したりする
ロック手段を装設し、このロック手段はコンタクトアー
ム側に十字状の係合溝を形成し、この係合溝に係脱する
係合片を有した軸状の係止部材を回動及び押動可能に設
けて、該係合片をコンタクトアームの係合溝に係合して
該コンタクトアームの上動を阻止するとともに、このコ
ンタクトアームによりトリガの引込み傾動を阻止し、係
止部材の係合片と係合溝の係合を解除してコンタクトア
ームの上動を許容してトリガの引込み傾動を許容するよ
うに構成されたもの、また実開昭52−118290号
公報等に示すように、トリガに直接的にストッパ手段を
設けて該トリガの引込み傾動を阻止したり許容したりす
るものが案出されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものにあっては、係合部材の係合片をコンタクトアーム
の係合溝に係止したり、その係合を解除したりする場
合、該係合部材を軸方向に押動する動作と回動する動作
を行わなければならず、その操作が面倒なものとなり、
また、部材の点数も増加して構造が複雑となるものであ
った。そして、後者のものにあっては、ストッパ部材を
トリガの内面等を利用して行うものであるから、確動性
に欠ける等の問題点を有するものであった。そこで、本
考案は、上記した従来の問題点に鑑み、構造簡単にして
簡易な操作で確実にトリガの引込み傾動を阻止すること
ができる釘打機におけるロック装置を提供することを目
的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本考案は釘打込み用のドライバを往復駆動する
打込みピストン及びシリンダ機構と、引込み傾動可能な
トリガを介して手動操作されて前記打込みピストンの往
復動を制御するトリガバルブとを備えた釘打機であっ
て、前記トリガ近傍の本体ハウジングに設けられかつ該
トリガを引込み傾動不能にロックする第1の位置と同ト
リガを引込み傾動可能にする第2の位置とに手動操作可
能になした傾動支軸が、前記第1の位置と第2の位置に
回動可能でかつそれぞれの位置に定置可能となしたこと
を要旨とするものである。
【0005】
【作用】上記した構成によれば、傾動支軸を第1の位置
に回動定置することによって、トリガの引込み傾動を不
能にし、また、第2の位置に回動定置することによっ
て、該ドリガの引込み傾動を許容してトリガバルブによ
るピストンの往復動制御を行うものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図にしたがって詳
述する。図において、釘打機1は大別すると、エアー圧
によって往復動されかつ釘を打込むためのドライバ2を
内蔵したほぼ円筒状の本体ハウジング3と、該本体ハウ
ジング3に対して直交状に装設されかつ内部にエアー供
給源とエアーホース(図示しない)を介して接続される
エアー溜室4aが形成されたハンドル部4と、前記本体
ハウジング3の下端部に装設されかつ前記ドライバ2が
往復動可能に挿通されるとともに打込むべき釘を収容す
る釘案内路5が形成されたドライバガイド6と、一端部
が前記ドライバガイド6の釘案内路5内に対接されかつ
他端部が前記ハンドル部4の一端部から突設されたブラ
ケット7に装設された釘マガジン8とから構成されてい
る。
【0007】前記本体ハウジング3内のシリンダ部3a
には前記ドライバ2を装設したピストン9が往復摺動可
能に内蔵され、該本体ハウジング3とハンドル部4との
付け根部位には該ピストン9を往復動するためにエアー
溜室4a内からシリンダ部3a内へのエアーの供給をヘ
ッドバルブ10を介して制御するトリガバルブ11が装
設されている。また、本体ハウジング3には前記シリン
ダ部3a内の使用済のエアーを排気する排気通路12が
前記ハンドル部4の近傍まで形成され、該ハンドル部4
内には排気管13が同ハンドル部4の長手方向に沿って
設けられていて、一方端部が前記排気通路12と連通さ
れかつ他方端部が該ハンドル部4の後方(図1において
右側)に延出されている。
【0008】そして、ハンドル部4の後端部(図1にお
いて右側)にはキャップ状の排気カバー14がOリング
等のシール部材を介して回動可能に装設され、この排気
カバー14はその外周に排気口15が貫設されていて前
記排気管13の他方端部と連通されている。しかして、
この排気カバー14はハンドル部4の後端部に対して回
動することにより、その排気口15の向き(位置)を任
意に選定して排気方向を変えるように構成されている。
【0009】前記トリガバルブ11を開閉動作するトリ
ガ16は断面ほぼU字状に形成されていて、図1に示す
ようにその一方側のほぼ端部が本体ハウジング3から一
体的に突出形成されたブラケット17に対して傾動支軸
18により引込み傾動(回動)可能に支承されており、
その開放した上部には前記トリガバルブ11に常に対接
された補助トリガ19が支ピン20により傾動可能に支
承され、この補助トリガ19の一端部は止めピン21に
当接されて一方向への傾動が阻止されている。
【0010】前記傾動支軸18は前記ブラケット17に
対して回動及び軸方向の摺動可能に支持されていて、そ
のほぼ中央部を後述するセフティレバ29を支持するた
めの偏平軸部22が形成され、一端部は該ブラケット1
7から突出されて回動操作撮み23が設けられ、他端部
は同じくブラケット17から突出されて端部の止めリン
グ24と該ブラケット17との間に傾動支軸18を軸方
向に付勢するスプリング25が弾装されている。
【0011】前記回動操作撮み23の内面にはほぼ三角
形状の係合突部26が2箇所180°の位相をもって膨
出され、これに対向するブラケット17側にはリング部
材27が取付けられ、このリング部材27には該係合突
部26が係脱するほぼ三角形状の係合凹部28がほぼ9
0°の間隔で4箇所形成されている。しかして、この傾
動支軸18は回動操作撮み23により90°毎の回動状
態でその係合突部26が係合凹部28に係入して該傾動
支軸18の偏平軸部22を縦向き(垂直状)及び横向き
(水平状)に切換え変位するものである。
【0012】ほぼ逆L字状のセフティレバ29はその曲
折部位に円形穴部30a及び下方向に延びる長穴部30
bが連続する形状の係合穴30が形成されていて、この
係合穴30を介して前記傾動支軸18の偏平軸部22に
若干の傾動及び上下動可能に支持されており、そのほぼ
水平部の端部には横方向に延びる長穴状の支持穴31を
介して前記トリガ16に対して支ピン32で支承され、
ほぼ垂直部の下端が後述するストッパ部材36の上端に
連結されている。
【0013】しかして、セフティレバ29は傾動支軸1
8の偏平軸部22が横向き(水平状)に位置した状態に
おいては該偏平軸部22が係合穴30の長穴部30bへ
の嵌入を阻止されるので、その上下動が阻止される。こ
れによって、トリガ16はセフティレバ29に対して傾
動支軸18部位と支ピン32の部位でロックされた状態
となり、その傾動支軸18を支点とする引き込み傾動が
阻止されるものである。
【0014】一方、セフティレバ29は傾動支軸18の
偏平軸部22が縦向き(垂直状)に位置した状態におい
ては該偏平軸部22が係合穴30の長穴部30bへの嵌
入を許容されるので、その上下動を許容される。
【0015】しかして、トリガ16は傾動支軸18を支
点として支ピン32及び支持穴31を介してセフティレ
バ29を該傾動支軸16の偏平軸部22に沿って上動し
ながら引き込み傾動が可能に(許容)されるものであ
る。なお、トリガ16はトリガバルブ11に装備された
復帰用のスプリング11aにより常に該トリガバルブ1
1と補助トリガ19とが当接状態とされて復帰傾動方向
に付勢され、また、その必要以上の復帰傾動は該トリガ
16の傾動支軸18側に形出したストッパ片16aが本
体ハウジング3の外面一部に当接することによって規制
されている。
【0016】前記釘マガジン8には一方が前記ドライバ
ガイド6における釘案内路5に連通されかつ列状に連続
して連接された打込むべき釘群を収容する釘収容路33
が形成され、この釘収容路33内には同釘収容路33内
に収容された釘群の最後部を押圧するプッシャ部材34
が該釘群の収容方向に摺動可能に装設されている。この
プッシャ部材34は常にはスプリング35によって前記
釘案内路5側に付勢されていて、その先端面の上下部に
は前記ドライバガイド6における釘案内路5に形成され
た凹部5a,5aに係入可能な膨部34a,34aが膨
出されている。
【0017】しかして、プッシャ部材34はそのスプリ
ング35の付勢力によって釘収容路33内の釘群を押圧
しながらドライバガイド6の釘案内路5内に送込むよう
に構成されるとともに、最後の一本の釘が打込まれた後
該プッシャ部材34の膨部34a,34aが釘案内路5
の凹部5a,5a内に嵌入して最前進端に位置するもの
である。
【0018】前記セフティレバ29のほぼ垂直部の下端
に垂下状に取付けられたストッパ部材36はトリガ16
の引込み傾動前の状態においてそのほぼ下端部が前記釘
マガジン8内のプッシャ部材34の摺動軌跡に臨んでい
る。そして、このストッパ部材36はプッシャ部材34
に対し、釘収容路33内の釘群が収容されてプッシャ部
材34により該釘群を押圧している状態にあってはその
上下動が許容されてトリガ16の引込み傾動を可能とな
し、かつ釘収容路33内に釘が無くなりプッシャ部材3
4が最前進端に位置した状態にあっては該プッシャ部材
34と係合されてその上下動が阻止されてトリガ16の
引込み傾動を阻止状態となすように構成されている。
【0019】なお、釘マガジン8を装設するブラケット
7には釘打機1全体を作業者のベルト等に引っ掛け保持
するほぼL状のフック部材37がその水平片37aを該
ハンドル部4と平行状となしてボルト38により締着さ
れており、このフック部材37の水平片37aにはドラ
イバガイド6における釘打深さ調整ネジを操作する六角
レンチR等を着脱可能に収納保持する凹状の収納部39
が形成されている。
【0020】続いて、上述のように構成された本実施例
の作用について説明する。さて、釘マガジン8の釘収容
路33内に釘群が収容され、プッシャ部材34によって
その後端部、すなわち、最後に位置する釘が押圧されて
いる状態において、回動操作撮み23により傾動支軸1
8の偏平軸部22を縦向き(垂直状)状態に設定、すな
わち、該偏平軸部22がセフティレバ29における係合
穴30の長穴部30bに嵌入し得る状態に設定する。
【0021】そこで、トリガ16を引込み傾動すると、
該トリガ16の傾動支軸18を支点とする図示矢印方向
の傾動に伴ってセフティレバ29がその水平部の支持穴
31及び支ピン32を介して上方に引上げられるので、
前記偏平軸部22に対してその係合穴30の長穴部30
bを案内として上動される。したがって、トリガ16は
その引込み傾動が許容され、これと一体的に動作される
補助トリガ19によりトリガバルブ11を押動作するこ
とができ、通常の釘打動作に対応することができるもの
である。(図4参照)
【0022】この場合、セフティレバ29の上動ととも
にストッパ部材36が上動されるものである。
【0023】そして、回動操作撮み23により傾動支軸
18の偏平軸部22を横向き状態に設定すべく該回動操
作撮み23を前述の状態から90°回動すると、該偏平
軸部22が前述の縦向き(垂直状)状態から横向き(水
平状)状態となり、同偏平軸部22がセフティレバ29
における係合穴30の長穴部30bへの嵌入を阻止され
るので、トリガ16を該傾動支軸18を支点として引き
込み傾動しようとしても、この偏平軸部22が係合穴3
0の長穴部30bに当接して嵌入することができず、セ
フテイレバ29の上動が阻止される。
【0024】したがって、該トリガ16の引き込み傾動
が積極的に阻止されるものであり、これと一体的に動作
される補助トリガ19によりトリガバルブ11を押動作
することができないものである(図5参照)。このトリ
ガ16の引き込み傾動を阻止する、すなわちトリガ16
を積極的にロックすることによって、釘打機1の携帯に
際し、フック部材37の水平片37aを利用して作業者
のベルト等に引っ掛けて携帯する時の暴発を防ぐもので
ある。
【0025】この場合、回動操作撮み23の回動状態に
あっては、該回動操作撮み23を回動すると、その係合
突部26が今まで係合していた係合凹部28から外れて
次の係合凹部28に係合される際に、その間の山部分を
乗り上げて該次の係合凹部28に係合されるものであ
り、その乗り上げに伴って傾動支軸18がスプリング2
5の付勢力に抗して軸方向に若干移動してその乗り上げ
動作を許容するとともに、その後は該スプリング25の
付勢力によって傾動支軸18が軸方向に復帰移動して係
合突部26を係合凹部28内に自動的に係合するもので
ある。そして、その係合突部26と係合凹部28との係
合はスプリング25の付勢力によって常に弾力的係合状
態となり、その係合状態を確実に維持するものである。
【0026】また、上述のように釘打ち動作を行い、釘
収容路33内の最後の釘Sが打込まれてプッシャ部材3
4が最前進端に位置され、その膨部34a,34aがド
ライバガイド6の釘案内路5における凹部5a,5a内
に嵌入されると、この位置で下位状態にあるストッパ部
材36とプッシャ部材34とが係合されて該スットパ部
材36の上動を積極的に阻止する。したがって、この状
態では前述と同様にしてセフティレバ29が上動されな
いため、トリガ16の引込み傾動が阻止されるものであ
り、釘の空打ちを未然の防止するものである。
【0027】次に、本考案の別例を図7及び図8にした
がって説明すると、本実施例は前述した実施例における
トリガ16にかかる補助トリガ19を排除した場合であ
って、図8に示すように、トリガバルブ11を開閉動作
するトリガ16Aは断面ほぼU字状に形成されていて、
その一方側のほぼ端部が本体ハウジング3から一体的に
突出形成されたブラケット17に対してほぼ中央部位に
偏平軸部22を有する傾動支軸18により引込み傾動
(回動)可能に支承されており、その開放した上部には
後述するセフティレバ29Aが臨んでいる。
【0028】セフティレバ29Aは、ほぼ逆L字状のガ
イド部材40と該ガイド部材40のほぼ中央部に垂下さ
れたロック部材41とから構成され、このガイド部材4
0の2つの垂直片40a,40aのほぼ中央部から下部
にかけて縦方向に長穴状の支持穴42が形成され、この
支持穴42を介して前記傾動支軸18のほぼ両端部に若
干の傾動及び上下動可能に支持されていて、水平片40
bはその端部が前記トリガ16Aに対して該トリガ16
Aに形成された切起し突片43に支承されるとともにト
リガバルブ11に対し該トリガバルブ11の復帰用のス
プリングの付勢力によって常には当接状態で対向されて
いる。
【0029】前記ロック部材片41はガイド部材40の
垂直片40a,40aと平行状に垂下されていて、その
ほぼ中央部には円形穴部44a及び下方向に延びる長穴
部44bが連続する形状の係合穴44が形成されてい
て、この係合穴44を介して前記傾動支軸18の偏平軸
部22に若干の傾動及び上下動可能に支持され、下端部
の曲折片にはストッパ部材36が一体状に垂下されてい
る。
【0030】しかして、セフティレバ29Aは傾動支軸
18の偏平軸部22が横向き(水平状)に位置された状
態においては該偏平軸部22がロック部材41における
係合穴44の長穴部44bへの嵌入を阻止されるので、
その上下動が阻止される。これによって、トリガ16A
はセフティレバ29Aに対して傾動支軸18部位でロッ
クされた状態となり、その傾動支軸18を支点とする引
き込み傾動が阻止されるものである。また、セフティレ
バ29Aは傾動支軸18の偏平軸部22が縦向き(垂直
状)に位置された状態においては該偏平軸部22が係合
穴44の長穴部44bへの嵌入を許容してその上下動を
許容される。これによって、トリガ16Aは傾動支軸1
8を支点としてセフティレバ29Aを該傾動支軸18の
偏平軸部22に沿って上動しながら引き込み傾動が可能
に(許容)されるものである。なお、その余の構成は前
述した実施例と同様であるので、図中同一部材について
は同符号を付してその説明を省略する。
【0031】したがって、本実施例にあっては、回動操
作撮み23により傾動支軸18の偏平軸部22を縦向き
(垂直状)状態に設定、すなわち、該偏平軸部22がセ
フティレバ29Aのロック部材41における係合穴44
の長穴部44bに嵌入し得る状態において、トリガ16
Aを引込み傾動すると、該トリガ16Aの傾動支軸18
を支点とする図示矢印方向の傾動に伴ってセフティレバ
29A全体が切起し突片43によって上方に引上げられ
るので、前記偏平軸部22に対してそのロック部材41
及びガイド部材40が一体となって係合穴44の長穴部
44b及び支持穴42を案内として上動される。したが
って、トリガ16Aはその引込み傾動が許容されるとと
もに、セフティレバ29Aにおけるガイド部材40の水
平片40bによりトリガバルブ11を押動作することが
でき、通常の釘打動作に対応することができるものであ
る。(図7参照)
【0032】そして、回動操作撮み23により傾動支軸
18の偏平軸部22を横向き状態に設定すべく該回動操
作撮み23を前述の状態から90°回動すると、該偏平
軸部22が前述の縦向き(垂直状)状態から横向き(水
平状)状態となり、同偏平軸部22がセフティレバ29
Aのロック部材41における係合穴44の長穴部44b
への嵌入を阻止されるので、トリガ16Aを該傾動支軸
18を支点として引き込み傾動しようとしても、この偏
平軸部22が係合穴44の長穴部44bに当接して嵌入
することができず、セフテイレバ29A全体の上動が阻
止される。したがって、該トリガ16Aを引き込み傾動
してもその切起し突片43がロック状態にあるガイド部
材40の水平片40bによってその傾動が積極的に阻止
されるものであり、トリガバルブ11を押動作すること
ができないものである。
【0033】すなわち、本実施例にあっては、トリガ1
6Aに引込み傾動及びその解除に伴うトリガバルブ11
の押動作の制御を直接的にセフティレバ29Aにより行
うものであるから、部品点数の削減並びに構造の簡素化
を図ることができるものである。その余は前述の実施例
と同様の作用効果を享受するものである。
【0034】また、上述した実施例においてトリガ16
Aとセフティレバ29Aとを該トリガ16Aに形成した
切起し突片43によりセフティレバ29Aにおけるガイ
ド部材40の水平片40bを支承する構成としたが、図
9に示すように、前記切起し突片43を排し、セフティ
レバ29Aにおけるロック部材41の一部から舌片45
を一体的に垂下させ、この舌片45がトリガ16Aの内
面46に常に当接状態で対向位置させて、セフティレバ
29Aをトリガ16A自体と直接連繋するように構成し
てもよい。
【0035】なお、前述した実施例においては、セフテ
ィレバ29,29Aと釘マガジン8内の釘を押圧するプ
ッシャ部材34と連繋されたストッパ部材36と連結し
た構造となしたが、このストッパ部材36に代えて被打
込材に押当てられる先端部を有し、釘打機本体に対して
上下動自在に弾発支持されたコンタクトアームと連結す
るように構成してもよい。
【0036】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案は、傾動支
軸を第1の位置に回動定置することによって、トリガの
引込み傾動を不能にし、また、第2の位置に回動定置す
ることによって、該ドリガの引込み傾動を許容してトリ
ガバルブによるピストンの往復動制御を行うことによ
り、構造簡単にして簡易な操作で確実にトリガの引込み
傾動を阻止することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部破断を含む釘打機
全体を示す正面図である。
【図2】同じく図1のA−A線断面図である。
【図3】同じく図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】同じくトリガとセフティレバとの関係を示す作
動状態図である。
【図5】同じくトリガとセフティレバとの関係を示す作
動状態図である。
【図6】同じくaは図3のC−C線断面図、bはaのD
−D線断面図ある。
【図7】トリガとセフティレバとの別例を示す作動状態
図である。
【図8】図7のE−E線拡大断面図である。
【図9】トリガとセフティレバとを直接連繋した態様を
示す作動状態図である。
【符号の説明】
1 釘打機本体 11 トリガバルブ 16 トリガ 18 傾動支軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打込み用のドライバを往復駆動する打
    込みピストン及びシリンダ機構と、引込み傾動可能なト
    リガを介して手動操作されて前記打込みピストンの往復
    動を制御するトリガバルブとを備えた釘打機であって、
    前記トリガ近傍の本体ハウジングに設けられかつ該トリ
    ガを引込み傾動不能にロックする第1の位置と同トリガ
    を引込み傾動可能にする第2の位置とに手動操作可能に
    なした傾動支軸が、前記第1の位置と第2の位置に回動
    可能でかつそれぞれの位置に定置可能となしたことを特
    徴とする釘打機におけるロック装置。
JP1995009997U 1995-09-22 1995-09-22 釘打機におけるロック装置 Expired - Fee Related JP2553505Y2 (ja)

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