JPH0630376Y2 - 釘打機の釘保持装置 - Google Patents
釘打機の釘保持装置Info
- Publication number
- JPH0630376Y2 JPH0630376Y2 JP11339089U JP11339089U JPH0630376Y2 JP H0630376 Y2 JPH0630376 Y2 JP H0630376Y2 JP 11339089 U JP11339089 U JP 11339089U JP 11339089 U JP11339089 U JP 11339089U JP H0630376 Y2 JPH0630376 Y2 JP H0630376Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- valve
- trigger
- piston
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、拡径頭部を有する釘(特に、連結釘)を直線
状のノーズの軸方向に形成された釘射出孔から打出す釘
打機において、作業者に目視できる状態でノーズ先端か
ら釘打込前に釘先端および釘胴部の一部を突出させ、か
つ、この状態で釘を固定的に保持する釘打機の釘保持装
置に関する。
状のノーズの軸方向に形成された釘射出孔から打出す釘
打機において、作業者に目視できる状態でノーズ先端か
ら釘打込前に釘先端および釘胴部の一部を突出させ、か
つ、この状態で釘を固定的に保持する釘打機の釘保持装
置に関する。
〈従来の技術〉 実開昭64−71076号に示されているように、従
来、圧縮エアによって駆動され、釘打込前に釘先端部を
釘チャック先端から突出し状態に保持する空気圧式釘打
機は、釘の打撃機構と、釘突出し装置と、これらの動作
のシーケンスを空気圧により制御する制御機構とを有す
る。
来、圧縮エアによって駆動され、釘打込前に釘先端部を
釘チャック先端から突出し状態に保持する空気圧式釘打
機は、釘の打撃機構と、釘突出し装置と、これらの動作
のシーケンスを空気圧により制御する制御機構とを有す
る。
上記釘の打撃機構は、打撃シリンダと、打撃シリンダ内
に往復動自在に配装された打撃ピストンと、打撃シリン
ダの一端から該打撃シリンダと同軸に突出し、打撃シリ
ンダと同軸に延びた釘射出孔を有するノーズと、打撃ピ
ストンにピストンロッドとして一体結合され釘射出孔内
を往復動し、往動の釘打込ストロークにおいて釘の頭部
を打撃するドライバとを有する。
に往復動自在に配装された打撃ピストンと、打撃シリン
ダの一端から該打撃シリンダと同軸に突出し、打撃シリ
ンダと同軸に延びた釘射出孔を有するノーズと、打撃ピ
ストンにピストンロッドとして一体結合され釘射出孔内
を往復動し、往動の釘打込ストロークにおいて釘の頭部
を打撃するドライバとを有する。
上記釘突出し装置は、打撃シリンダに並列して釘打機本
体に内装された釘プッシュシリンダと、釘プッシュシリ
ンダ内に往復動自在に配装された釘プッシュピストン
と、釘プッシュピストンにピストンロッドとして一体結
合された釘プッシャ連結ロッドと、ノーズに沿って往復
動し、釘打込ストロークにおいて、釘送り装置によりノ
ーズの釘射出孔内に予め供給されていた釘の頭部に当接
し該釘を連結釘の他の部分から切離してノーズ先端の方
へ押す釘プッシャと、ノーズ先端に設けられ、作業者に
目視できる状態でノーズ先端から釘打込前に釘先端およ
び釘胴部の一部を突出させ、かつ、この状態で釘射出孔
の軸と同軸に釘プッシャと共働して釘を固定的に保持す
る釘チャックとを有する。
体に内装された釘プッシュシリンダと、釘プッシュシリ
ンダ内に往復動自在に配装された釘プッシュピストン
と、釘プッシュピストンにピストンロッドとして一体結
合された釘プッシャ連結ロッドと、ノーズに沿って往復
動し、釘打込ストロークにおいて、釘送り装置によりノ
ーズの釘射出孔内に予め供給されていた釘の頭部に当接
し該釘を連結釘の他の部分から切離してノーズ先端の方
へ押す釘プッシャと、ノーズ先端に設けられ、作業者に
目視できる状態でノーズ先端から釘打込前に釘先端およ
び釘胴部の一部を突出させ、かつ、この状態で釘射出孔
の軸と同軸に釘プッシャと共働して釘を固定的に保持す
る釘チャックとを有する。
上記制御機構は、作業者が手動操作するトリガレバー
と、トリガレバーにより操作されるトリガバルブと、ト
リガバルブに接続され、釘打機本体内のメインエアチャ
ンバと打撃シリンダ上室との間および打撃シリンダ上室
との大気との間を開閉するヘッドバルブと、トリガバル
ブに接続され、釘突出し装置の復動ストローク完了後、
一定時間後にヘッドバルブが開いて、ドライバの釘打込
ストロークが開始するようにタイミングを設定するエア
タイマとを有する。
と、トリガレバーにより操作されるトリガバルブと、ト
リガバルブに接続され、釘打機本体内のメインエアチャ
ンバと打撃シリンダ上室との間および打撃シリンダ上室
との大気との間を開閉するヘッドバルブと、トリガバル
ブに接続され、釘突出し装置の復動ストローク完了後、
一定時間後にヘッドバルブが開いて、ドライバの釘打込
ストロークが開始するようにタイミングを設定するエア
タイマとを有する。
一般に、釘突出し装置を備えた空気圧式釘打機において
は、釘の打撃機構の釘打込ストロークが開始する前に、
トリガレバーおよびトリガバルブからの釘打ち指令空気
圧信号によって、釘プッシャおよび釘ホルダによる釘の
固定的保持状態を解除するとともに、釘プッシャをノー
ズの釘射出孔内から退避させる必要がある。また、釘プ
ッシャの退避とともに、釘プッシュピストンもその上死
点まで復帰する必要がある。
は、釘の打撃機構の釘打込ストロークが開始する前に、
トリガレバーおよびトリガバルブからの釘打ち指令空気
圧信号によって、釘プッシャおよび釘ホルダによる釘の
固定的保持状態を解除するとともに、釘プッシャをノー
ズの釘射出孔内から退避させる必要がある。また、釘プ
ッシャの退避とともに、釘プッシュピストンもその上死
点まで復帰する必要がある。
上記従来の空気圧式釘打機の釘突出し装置においては、
作業者がトリガレバーを引き、トリガバルブを釘打込ス
トロークに切換えることによって、釘打ち指令空気圧信
号が、まず、釘プッシュシリンダに伝達され、これによ
り、釘プッシュピストンがその上死点まで復帰するとと
もに釘ホルダおよび釘プッシャが解除状態となる。
作業者がトリガレバーを引き、トリガバルブを釘打込ス
トロークに切換えることによって、釘打ち指令空気圧信
号が、まず、釘プッシュシリンダに伝達され、これによ
り、釘プッシュピストンがその上死点まで復帰するとと
もに釘ホルダおよび釘プッシャが解除状態となる。
上記釘打ち指令空気圧信号は、エアタイマを経由して一
定時間遅延後にヘッドバルブに伝達される。エアタイマ
による遅延時間は、釘プッシュピストンの摺動抵抗およ
び/またはその他の原因で釘プッシュピストンの戻りが
遅れることを想定して、これらの原因がない場合におけ
る、釘プッシュピストンの上死点までの戻りの時間にあ
る程度の余裕時間を含めた長さに設定されている。
定時間遅延後にヘッドバルブに伝達される。エアタイマ
による遅延時間は、釘プッシュピストンの摺動抵抗およ
び/またはその他の原因で釘プッシュピストンの戻りが
遅れることを想定して、これらの原因がない場合におけ
る、釘プッシュピストンの上死点までの戻りの時間にあ
る程度の余裕時間を含めた長さに設定されている。
上記釘チャックは、ノーズ先端の前後位置においてそれ
ぞれ前後に回動する一対の釘ホルダを有している。釘ホ
ルダは、捩りコイルバネにより互いに閉じる方向に常時
付勢され、釘胴部に接触係合することにより釘プッシャ
と共働して釘を釘射出孔の軸と同軸に支持しているが、
釘打込時に釘の拡径頭部の通過を許容するため互いに開
く方向に回動される。
ぞれ前後に回動する一対の釘ホルダを有している。釘ホ
ルダは、捩りコイルバネにより互いに閉じる方向に常時
付勢され、釘胴部に接触係合することにより釘プッシャ
と共働して釘を釘射出孔の軸と同軸に支持しているが、
釘打込時に釘の拡径頭部の通過を許容するため互いに開
く方向に回動される。
また、作業が目視てきる状態でノーズ先端から突出した
釘先端および釘胴部の一部で、釘の打込位置となる緊結
金具に形成された孔を探る際に、釘先端が緊結金具と接
触することにより釘に作用する外力によって釘が釘射出
孔の軸に対して傾斜するのを防止するため、釘ホルダ
は、釘プッシュピストンによって移動される釘プッシャ
のハウジングが釘ホルダ間に挿入され、該釘ホルダと接
触係合することにより互いに閉じた位置にロックされて
いる。
釘先端および釘胴部の一部で、釘の打込位置となる緊結
金具に形成された孔を探る際に、釘先端が緊結金具と接
触することにより釘に作用する外力によって釘が釘射出
孔の軸に対して傾斜するのを防止するため、釘ホルダ
は、釘プッシュピストンによって移動される釘プッシャ
のハウジングが釘ホルダ間に挿入され、該釘ホルダと接
触係合することにより互いに閉じた位置にロックされて
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記釘プッシュピストンは、ドライバによる釘頭部の実
際の打撃が行われる前に釘の保持位置(下死点)から上
死点の方へ退避しなければならない。しかし、釘に上述
した外力が加わった場合、釘ホルダは、釘プッシャのハ
ウジングを強力な力で挟み付けることになり、釘プッシ
ャおよび釘プッシュピストンの戻りストロークを阻止す
ることになり、釘プッシュピストンが上死点まで戻らな
い状態でドライバば下降し、釘プッシャを打撃する事故
を生じる。
際の打撃が行われる前に釘の保持位置(下死点)から上
死点の方へ退避しなければならない。しかし、釘に上述
した外力が加わった場合、釘ホルダは、釘プッシャのハ
ウジングを強力な力で挟み付けることになり、釘プッシ
ャおよび釘プッシュピストンの戻りストロークを阻止す
ることになり、釘プッシュピストンが上死点まで戻らな
い状態でドライバば下降し、釘プッシャを打撃する事故
を生じる。
本考案の目的は、釘プッシャと釘ホルダとに固定的に保
持された釘の傾斜が確実に防止されるとともに釘プッシ
ュピストンの戻りストロークを阻止しない釘打機の釘保
持装置を提供することである。
持された釘の傾斜が確実に防止されるとともに釘プッシ
ュピストンの戻りストロークを阻止しない釘打機の釘保
持装置を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、拡径頭部を有する釘を直線状ノーズの軸方向
に形成された釘射出孔から打出す空気圧式釘打機であっ
て、釘射出孔に沿って往復動且つ釘射出孔に対して進出
および退避可能であり、往動ストロークにおいてノーズ
内に供給された釘の釘頭部に当接して該釘をノーズ先端
方向に移動させる釘プッシャと、ノーズの先端に回動可
能に設けられるとともに、釘胴部と当接して釘を釘射出
孔の軸と同軸に弾力的に保持する保持位置と、釘頭部の
通過を許容する解放位置との間で移動自在な釘ホルダと
を有するものにおいて、釘打機の非作動時には釘ホルダ
を保持位置にロックさせ、釘打機の作動時には前記ロッ
クを解除するようにしたエア圧により駆動される釘ホル
ダロック機構を備えたことを特徴とするものである。
に形成された釘射出孔から打出す空気圧式釘打機であっ
て、釘射出孔に沿って往復動且つ釘射出孔に対して進出
および退避可能であり、往動ストロークにおいてノーズ
内に供給された釘の釘頭部に当接して該釘をノーズ先端
方向に移動させる釘プッシャと、ノーズの先端に回動可
能に設けられるとともに、釘胴部と当接して釘を釘射出
孔の軸と同軸に弾力的に保持する保持位置と、釘頭部の
通過を許容する解放位置との間で移動自在な釘ホルダと
を有するものにおいて、釘打機の非作動時には釘ホルダ
を保持位置にロックさせ、釘打機の作動時には前記ロッ
クを解除するようにしたエア圧により駆動される釘ホル
ダロック機構を備えたことを特徴とするものである。
〈作用〉 ロック手段は、釘プッシャの往復動と独立的に移動され
ることにより釘ホルダをロックし解放するので、ロック
位置にある釘ホルダに該釘ホルダを解放位置に移動させ
るような外力が強制的に加えられても、釘プッシャは、
釘ホルダの状態に妨害されることなく釘射出孔外へ退避
する。
ることにより釘ホルダをロックし解放するので、ロック
位置にある釘ホルダに該釘ホルダを解放位置に移動させ
るような外力が強制的に加えられても、釘プッシャは、
釘ホルダの状態に妨害されることなく釘射出孔外へ退避
する。
〈実施例〉 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。第1図は、本考案の釘保持装置を有する空気圧
式釘打機の要部縦断面図であって、打撃ピストンが上死
点で静止している状態を示している。
明する。第1図は、本考案の釘保持装置を有する空気圧
式釘打機の要部縦断面図であって、打撃ピストンが上死
点で静止している状態を示している。
第1図に示されているように、釘打機本体1の内部に打
撃シリンダ2が配設され、打撃シリンダ2の内部に打撃
ピストン3が往復動自在に配装されている。釘打機本体
1の下端部には、打撃シリンダ2の一端から該打撃シリ
ンダ2と同軸に突出し、打撃シリンダ2と同軸に延びた
釘射出孔4を有するノーズ5が設けられている。打撃ピ
ストン3の下面側には、ピストンロッドとして釘の頭部
を激するドライバ6が打撃ピストン3に一体連結されて
いる。ドライバ6は、ノーズ5の釘射出孔4内を往復動
する。
撃シリンダ2が配設され、打撃シリンダ2の内部に打撃
ピストン3が往復動自在に配装されている。釘打機本体
1の下端部には、打撃シリンダ2の一端から該打撃シリ
ンダ2と同軸に突出し、打撃シリンダ2と同軸に延びた
釘射出孔4を有するノーズ5が設けられている。打撃ピ
ストン3の下面側には、ピストンロッドとして釘の頭部
を激するドライバ6が打撃ピストン3に一体連結されて
いる。ドライバ6は、ノーズ5の釘射出孔4内を往復動
する。
上記打撃シリンダ2内において、打撃ピストン3を往復
動させるための圧縮エアは、釘打機本体1の内部におい
て、打撃シリンダ2の周囲に形成されたメインエアチャ
ンバ7から供給される。メインエアチャンバ7は、釘打
機の外部に存在する圧縮エア源(図示せず)に接続さ
れ、該圧縮エア源から圧縮エアを補充される。
動させるための圧縮エアは、釘打機本体1の内部におい
て、打撃シリンダ2の周囲に形成されたメインエアチャ
ンバ7から供給される。メインエアチャンバ7は、釘打
機の外部に存在する圧縮エア源(図示せず)に接続さ
れ、該圧縮エア源から圧縮エアを補充される。
上記打撃シリンダ2の上端部の外周には、環状に構成さ
れたヘッドバルブ8が配置されている。ヘッドバルブ8
は、釘打機本体1のキャップ9の一部により構成された
上側ヘッドバルブシリンダ要素10、およびキャップ9
と打撃シリンダ2との間に介装され、かつ、固定された
下側ヘッドバルブシリンダ要素11と、上側および下側
ヘッドバルブシリンダ要素10および11によって形成
されるほぼ環状のヘッドバルブボア12内において、打
撃シリンダ2の軸方向に往復動自在に配装されたヘッド
バルブボデー13と、上側ヘッドバルブシリンダ要素1
0内に配装された弁バネ12aとから成る。釘打機本体
1のキャップ9において、打撃シリンダ2の上端面と対
向する部位には、弾性材料から成るピストンストップ1
4が固定されている。ピストンストップ14は、打撃ピ
ストン3が上死点に復帰した時、打撃ピストン3のリバ
ウンドを防止する状態で打撃ピストン3を保持する。
れたヘッドバルブ8が配置されている。ヘッドバルブ8
は、釘打機本体1のキャップ9の一部により構成された
上側ヘッドバルブシリンダ要素10、およびキャップ9
と打撃シリンダ2との間に介装され、かつ、固定された
下側ヘッドバルブシリンダ要素11と、上側および下側
ヘッドバルブシリンダ要素10および11によって形成
されるほぼ環状のヘッドバルブボア12内において、打
撃シリンダ2の軸方向に往復動自在に配装されたヘッド
バルブボデー13と、上側ヘッドバルブシリンダ要素1
0内に配装された弁バネ12aとから成る。釘打機本体
1のキャップ9において、打撃シリンダ2の上端面と対
向する部位には、弾性材料から成るピストンストップ1
4が固定されている。ピストンストップ14は、打撃ピ
ストン3が上死点に復帰した時、打撃ピストン3のリバ
ウンドを防止する状態で打撃ピストン3を保持する。
上記ヘッドバルブボデー13は、その下部にメインエア
チャンバ7と打撃シリンダ2の打撃ピストン上室2aと
の間を開閉する主開閉弁部15を有し、中間部内側に打
撃ピストン上室2aと大気との間を開閉する環状の排気
弁部16を有し、中間部外側にトリガバルブ17からの
釘打ち指令空気圧信号および釘打ち終了空気圧信号を受
ける環状の制御部18を有し、上部に上側ヘッドバルブ
シリンダ要素10と摺動係合し、ヘッドバルブボデー1
3の軸方向移動を案内する短円筒状の案内部19を有す
る。
チャンバ7と打撃シリンダ2の打撃ピストン上室2aと
の間を開閉する主開閉弁部15を有し、中間部内側に打
撃ピストン上室2aと大気との間を開閉する環状の排気
弁部16を有し、中間部外側にトリガバルブ17からの
釘打ち指令空気圧信号および釘打ち終了空気圧信号を受
ける環状の制御部18を有し、上部に上側ヘッドバルブ
シリンダ要素10と摺動係合し、ヘッドバルブボデー1
3の軸方向移動を案内する短円筒状の案内部19を有す
る。
上記主開閉弁部15の下端には、該主開閉弁部15の周
方向に分散して複数本のスリット20が設けられてい
る。また、排気弁部16の上面には、該排気弁部16の
周方向に分散して複数本の溝21が設けられている。
方向に分散して複数本のスリット20が設けられてい
る。また、排気弁部16の上面には、該排気弁部16の
周方向に分散して複数本の溝21が設けられている。
上記ヘッドバルブボデー13が下死点に静止している
時、主開閉弁部15の内周壁は、スリット20よりも上
方位置で下側ヘッドバルブシリンダ要素11の下端外周
面に嵌着されたOリング22と接触し、メインエアチャ
ンバ7と打撃ピストン上室2aとの間を閉鎖する。ま
た、排気弁部16は、溝21を有する部位において、O
リング22の上方位置、かつ、下側ヘッドバルブシリン
ダ要素11の外周面に嵌着されたOリング23と接触
し、打撃ピストン上室2aを大気に開放する。
時、主開閉弁部15の内周壁は、スリット20よりも上
方位置で下側ヘッドバルブシリンダ要素11の下端外周
面に嵌着されたOリング22と接触し、メインエアチャ
ンバ7と打撃ピストン上室2aとの間を閉鎖する。ま
た、排気弁部16は、溝21を有する部位において、O
リング22の上方位置、かつ、下側ヘッドバルブシリン
ダ要素11の外周面に嵌着されたOリング23と接触
し、打撃ピストン上室2aを大気に開放する。
他方、ヘッドバルブボデー13が上死点に静止している
時、主開閉弁部の内周壁は、スリット20を有する部位
において、Oリング22と接触し、メインエアチャンバ
7と打撃ピストン上室2aとの間を開放する。また、排
気弁部16は、溝21よりも下方位置でOリング23と
接触し、打撃ピストン上室2aと大気との間を閉鎖す
る。
時、主開閉弁部の内周壁は、スリット20を有する部位
において、Oリング22と接触し、メインエアチャンバ
7と打撃ピストン上室2aとの間を開放する。また、排
気弁部16は、溝21よりも下方位置でOリング23と
接触し、打撃ピストン上室2aと大気との間を閉鎖す
る。
上記打撃シリンダ3の周壁の軸方向、ほぼ中間部位に
は、打撃シリンダ3の周方向に分散して多数の小孔24
が設けられている。これらの小孔24は、打撃シリンダ
3の周壁外面に嵌着されたゴムバンド等の逆止弁25を
介して、打撃シリンダ3の下部外周に形成されたリター
ン用エアチャンバ26に連通している。打撃シリンダ2
の更に下方部分の周壁には、上記リターン用エアチャン
バ26と打撃ピストン下室2bとを常時接続している連
通孔2cが設けられている。
は、打撃シリンダ3の周方向に分散して多数の小孔24
が設けられている。これらの小孔24は、打撃シリンダ
3の周壁外面に嵌着されたゴムバンド等の逆止弁25を
介して、打撃シリンダ3の下部外周に形成されたリター
ン用エアチャンバ26に連通している。打撃シリンダ2
の更に下方部分の周壁には、上記リターン用エアチャン
バ26と打撃ピストン下室2bとを常時接続している連
通孔2cが設けられている。
上記釘打機本体1のグリップ部27の基端部(第1図
中、グリップ部27の左端)には、釘打ち指令空気圧信
号および釘打ち終了空気圧信号を発するためのトリガバ
ルブ17が設けられ、トリガバルブ17に対向して釘打
機本体1の下部外面には、トリガ28が設けられてい
る。
中、グリップ部27の左端)には、釘打ち指令空気圧信
号および釘打ち終了空気圧信号を発するためのトリガバ
ルブ17が設けられ、トリガバルブ17に対向して釘打
機本体1の下部外面には、トリガ28が設けられてい
る。
上記トリガバルブ17は、グリップ部27の基端部に形
成された孔27aに挿入、かつ、固定されたほぼ円筒状
のトリガバルブハウジング29のの下端開口部に嵌込ま
れたキャップ30と、トリガバルブハウジング29とキ
ャップ30とにより形成される室内に摺動自在に配装さ
れたほぼ円筒上のトリガバルブピストン31と、キャッ
プ30とトリガバルブピストン31とにより形成される
室内に配装されるとともに、下端部がトリガ28の方へ
突出したトリガバルブステム32とから成る。
成された孔27aに挿入、かつ、固定されたほぼ円筒状
のトリガバルブハウジング29のの下端開口部に嵌込ま
れたキャップ30と、トリガバルブハウジング29とキ
ャップ30とにより形成される室内に摺動自在に配装さ
れたほぼ円筒上のトリガバルブピストン31と、キャッ
プ30とトリガバルブピストン31とにより形成される
室内に配装されるとともに、下端部がトリガ28の方へ
突出したトリガバルブステム32とから成る。
上記トリガバルブハウジング29の周壁のほぼ中間部位
には、トリガバルブハウジング29の周方向に分散して
複数個の連通孔33が設けられている。連通孔33は、
釘打機本体1の下部およびノーズ5を貫通して延びたエ
ア通路34に接続している。エア通路34は、第4図〜
第6図に示されているように、釘チャック35の釘ホル
ダロックピストン・シリンダ機構101のロックシリン
ダ105の内部に接続している。
には、トリガバルブハウジング29の周方向に分散して
複数個の連通孔33が設けられている。連通孔33は、
釘打機本体1の下部およびノーズ5を貫通して延びたエ
ア通路34に接続している。エア通路34は、第4図〜
第6図に示されているように、釘チャック35の釘ホル
ダロックピストン・シリンダ機構101のロックシリン
ダ105の内部に接続している。
上記連通孔33は、釘打機本体1の上部内に延び、最終
的にヘッドバルブ8の上側ヘッドバルブシリンダ要素1
0内に形成された制御室40に接続するエア通路38に
接続している。エア通路38は釘打機本体1の前部上端
に設けられた逆止弁41、タイミングバルブ42および
エア通路39を経由して制御室40に接続している。
的にヘッドバルブ8の上側ヘッドバルブシリンダ要素1
0内に形成された制御室40に接続するエア通路38に
接続している。エア通路38は釘打機本体1の前部上端
に設けられた逆止弁41、タイミングバルブ42および
エア通路39を経由して制御室40に接続している。
上記キャップ30とトリガバルブハウジング29との間
には、常時、大気に開放された排気通路43が設けられ
ている。
には、常時、大気に開放された排気通路43が設けられ
ている。
上記トリガバルブピストン31は、連通孔33に対して
上下位置にそれぞれ給気弁部31aおよび排気弁部31
bを有する。給気弁部31aは、その外周面にOリング
44を有し、メインエアチャンバ7とトリガバルブハウ
ジング29の内部との間をOリング44により開閉す
る。排気弁部31bは、その外周にOリング45を有
し、トリガバルブハウジング29の内部(すなわち、連
通孔33)と排気通路43との間を開閉する。トリガバ
ルブピストン31が上死点に静止している時は、Oリン
グ44は、トリガバルブハウジング29の孔壁面から離
れており、メインエアチャンバ7と連通孔33との間を
連通させている。この時、Oリング45は、トリガバル
ブハウジング29の孔壁面に密着しており、連通孔33
と排気通路43との間を閉鎖している。他方、トリガバ
ルブピストン31が下死点に静止している時は、Oリン
グ44は、メインエアチャンバ7と連通孔33との間を
とじている。この時、Oリング45は、トリガバルブハ
ウジング29の孔壁面から離れ、連通孔33を排気通路
43を介して大気に開放する。
上下位置にそれぞれ給気弁部31aおよび排気弁部31
bを有する。給気弁部31aは、その外周面にOリング
44を有し、メインエアチャンバ7とトリガバルブハウ
ジング29の内部との間をOリング44により開閉す
る。排気弁部31bは、その外周にOリング45を有
し、トリガバルブハウジング29の内部(すなわち、連
通孔33)と排気通路43との間を開閉する。トリガバ
ルブピストン31が上死点に静止している時は、Oリン
グ44は、トリガバルブハウジング29の孔壁面から離
れており、メインエアチャンバ7と連通孔33との間を
連通させている。この時、Oリング45は、トリガバル
ブハウジング29の孔壁面に密着しており、連通孔33
と排気通路43との間を閉鎖している。他方、トリガバ
ルブピストン31が下死点に静止している時は、Oリン
グ44は、メインエアチャンバ7と連通孔33との間を
とじている。この時、Oリング45は、トリガバルブハ
ウジング29の孔壁面から離れ、連通孔33を排気通路
43を介して大気に開放する。
上記給気弁部31aの中心軸部には、メインエアチャン
バ7とトリガバルブピストン31の内部との間を常時連
通する連通孔46が設けられている。トリガバルブピス
トン31の内部には、トリガバルブステム32をトリガ
28の方へ付勢するリターンバネ47が配装されてい
る。
バ7とトリガバルブピストン31の内部との間を常時連
通する連通孔46が設けられている。トリガバルブピス
トン31の内部には、トリガバルブステム32をトリガ
28の方へ付勢するリターンバネ47が配装されてい
る。
上記トリガバルブステム32において、キャップ30に
設けられた孔48の壁面と摺動する部位には、Oリング
49および50が嵌着されている。第1図に示されてい
るように、トリガバルブステム32が下死点に静止して
いる場合には、Oリング49および50は、孔48の壁
面に密着し、トリガバルブステム32とキャップ30と
の隙間(図示せず)を閉じ、トリガバルブピストン31
の内部と大気との間をトリガ28ノトリガレバー51に
より上死点まで押上げられた場合には、Oリング49お
よび50は、孔48の壁面から離れ、トリガバルブステ
ム32とキャップ30との隙間を開き、トリガバルブピ
ストン31の内部を大気に開放する。
設けられた孔48の壁面と摺動する部位には、Oリング
49および50が嵌着されている。第1図に示されてい
るように、トリガバルブステム32が下死点に静止して
いる場合には、Oリング49および50は、孔48の壁
面に密着し、トリガバルブステム32とキャップ30と
の隙間(図示せず)を閉じ、トリガバルブピストン31
の内部と大気との間をトリガ28ノトリガレバー51に
より上死点まで押上げられた場合には、Oリング49お
よび50は、孔48の壁面から離れ、トリガバルブステ
ム32とキャップ30との隙間を開き、トリガバルブピ
ストン31の内部を大気に開放する。
上記トリガバルブ17は、釘打機本体1内のメインエア
チャンバ7が圧縮エア源と接続された状態では、メイン
エアチャンバ7内の圧縮エアが連通孔46を経由してト
リガバルブピストン31の下方に形成されたキャップ3
0内の室内に供給され、該室内の圧縮エアの圧力によっ
てトリガバルブピストン31が上死点に静止するよう
に、動作する。上記トリガ28は、トリガレバー51と
安全装置としてのトリガロック52とから構成されてい
る。トリガレバー51は、一端51aにおいて釘打機本
体1に枢支され、一端51aの外周の一部にラッチ爪5
5が設けられている。トリガレバー51は、一端51a
の近傍に開口53を有するとともに、開口53よりもト
リガレバー51の自由端に近い側にトリガレバーストッ
プ54を有する。
チャンバ7が圧縮エア源と接続された状態では、メイン
エアチャンバ7内の圧縮エアが連通孔46を経由してト
リガバルブピストン31の下方に形成されたキャップ3
0内の室内に供給され、該室内の圧縮エアの圧力によっ
てトリガバルブピストン31が上死点に静止するよう
に、動作する。上記トリガ28は、トリガレバー51と
安全装置としてのトリガロック52とから構成されてい
る。トリガレバー51は、一端51aにおいて釘打機本
体1に枢支され、一端51aの外周の一部にラッチ爪5
5が設けられている。トリガレバー51は、一端51a
の近傍に開口53を有するとともに、開口53よりもト
リガレバー51の自由端に近い側にトリガレバーストッ
プ54を有する。
上記トリガロック52は、釘打機本体1に固定された支
持フレーム56と、支持フレーム56に枢軸57を介し
て枢支されたトリガロックレバー58と、トリガロック
レバー58を第1図中反時計方向に付勢する圧縮バネ5
9と、支持フレーム56に枢軸57を介して枢支され、
トリガロックレバー58と別体のL字形トリガラッチレ
バー60と、トリガラッチレバー60を第1図中反時計
方向に付勢する捩りコイルバネ61とを有する。
持フレーム56と、支持フレーム56に枢軸57を介し
て枢支されたトリガロックレバー58と、トリガロック
レバー58を第1図中反時計方向に付勢する圧縮バネ5
9と、支持フレーム56に枢軸57を介して枢支され、
トリガロックレバー58と別体のL字形トリガラッチレ
バー60と、トリガラッチレバー60を第1図中反時計
方向に付勢する捩りコイルバネ61とを有する。
上記トリガロックレバー58は、枢軸57の下方に延び
た部位にバネ受け片58aを有している。圧縮バネ59
がバネ受け片58aと支持フレーム56との間に介装さ
れており、トリガロックレバー58を第1図中反時計方
向に常時付勢している。トリガロックレバー58の上端
は、トリガレバー51の開口53を突抜けてトリガレバ
ー51の上方に位置する。トリガロックレバー58の上
端には、トリガレバー51の一端部51a近傍において
トリガレバー51の上面と係脱するトリガロック爪63
が設けられている。トリガレバー51の近傍に配置され
る。指掛け部58bを備えたトリガロック操作レバー5
8cが支持フレーム56に枢軸58dによって回動自在
に設けられている。トリガロック操作レバー58cに
は、トリガロックレバー58の上端に支持されているピ
ン58eの突出端部と係合する操作端58fが形成され
ている。作業者は、トリガロック操作レバー58cを第
2図中反時計方向に回動することにより操作端58fを
介してピン58eを第2図中右方に押し、トリガロック
レバー58を第2図中時計方向に回動させる。第1図に
示された状態からトリガレバー51のみを引こうとして
も、トリガロック爪63がトリガレバー51の上面と係
合してトリガレバー51をロックするので、実際には、
トリガレバー51を引くことができない。トリガバルブ
17に釘打ち指令空気圧信号を発するように切換えられ
るためには、まず、トリガロック操作レバー58cの指
掛け部58bを操作し、これにより、トリガロックレバ
ー58を第1図中時計方向に回動して、トリガレバー5
1のロックを解除し、次いで、トリガレバー51を引
き、トリガバルブステム32を上死点まで押上げる。こ
の間、トリガレバー51のラッチ爪55は、トリガラッ
チレバー60の上端面と当接して、トリガラッチレバー
60を反時計方向に回動し、その後捩りコイルバネ61
の力でラッチ爪55とトリガラッチレバー60の自由端
とがラッチされる。従って、トリガバルブステム32が
一旦上死点まで押上げられると、これを下死点まで戻す
場合には、作業者は、トリガロック操作レバー58cの
指掛け部58bから指を離してトリガロック操作レバー
58cを解放し、これにより、トリガロックレバー58
を圧縮バネ59の付勢力で反時計方向に回動させて、ラ
ッチ爪55とトリガラッチレバー60のラッチ状態を解
除した後、トリガレバー51から指を離さなければなら
ない。
た部位にバネ受け片58aを有している。圧縮バネ59
がバネ受け片58aと支持フレーム56との間に介装さ
れており、トリガロックレバー58を第1図中反時計方
向に常時付勢している。トリガロックレバー58の上端
は、トリガレバー51の開口53を突抜けてトリガレバ
ー51の上方に位置する。トリガロックレバー58の上
端には、トリガレバー51の一端部51a近傍において
トリガレバー51の上面と係脱するトリガロック爪63
が設けられている。トリガレバー51の近傍に配置され
る。指掛け部58bを備えたトリガロック操作レバー5
8cが支持フレーム56に枢軸58dによって回動自在
に設けられている。トリガロック操作レバー58cに
は、トリガロックレバー58の上端に支持されているピ
ン58eの突出端部と係合する操作端58fが形成され
ている。作業者は、トリガロック操作レバー58cを第
2図中反時計方向に回動することにより操作端58fを
介してピン58eを第2図中右方に押し、トリガロック
レバー58を第2図中時計方向に回動させる。第1図に
示された状態からトリガレバー51のみを引こうとして
も、トリガロック爪63がトリガレバー51の上面と係
合してトリガレバー51をロックするので、実際には、
トリガレバー51を引くことができない。トリガバルブ
17に釘打ち指令空気圧信号を発するように切換えられ
るためには、まず、トリガロック操作レバー58cの指
掛け部58bを操作し、これにより、トリガロックレバ
ー58を第1図中時計方向に回動して、トリガレバー5
1のロックを解除し、次いで、トリガレバー51を引
き、トリガバルブステム32を上死点まで押上げる。こ
の間、トリガレバー51のラッチ爪55は、トリガラッ
チレバー60の上端面と当接して、トリガラッチレバー
60を反時計方向に回動し、その後捩りコイルバネ61
の力でラッチ爪55とトリガラッチレバー60の自由端
とがラッチされる。従って、トリガバルブステム32が
一旦上死点まで押上げられると、これを下死点まで戻す
場合には、作業者は、トリガロック操作レバー58cの
指掛け部58bから指を離してトリガロック操作レバー
58cを解放し、これにより、トリガロックレバー58
を圧縮バネ59の付勢力で反時計方向に回動させて、ラ
ッチ爪55とトリガラッチレバー60のラッチ状態を解
除した後、トリガレバー51から指を離さなければなら
ない。
上記トリガバルブハウジング29の連通孔33に接続し
たエア通路38は、図示しない連結釘を装填するマガジ
ン64に設けられ、ノーズ5の釘射出孔4とマガジン6
4との間に連結釘が装填される時、作業者により開閉さ
れるドア(図示せず)の開閉動作によりエア通路38を
釘突出し装置71の釘プッシュシリンダ73中の釘プッ
シュピストン上室73aに対して開閉するドアバルブ6
5の内部に接続している。ドアバルブ65は、上側環状
エア通路85とエア通路38との間に配置されており、
連結釘装填操作等のためドアを開放した時に釘プッシュ
ピストン67を上死点へ復帰させるために、上側環状エ
ア通路85とエア通路38とを遮断すると同時に該上側
環状エア通路85を大気に接続する。他方、ドアバルブ
65は、ドアが閉じられている時には、上側環状エア通
路85をエア通路38に接続する。釘打ち作業前(すな
わち、メインエアチャンバ7に圧縮エアが供給されてい
るが、トリガレバー51が引かれていない時)のドア閉
鎖時に、ドアバルブ65を経由して供給される圧縮エア
圧によって、釘プッシュピストン67は、下死点方向へ
ピストンロッド68および釘プッシャ69を移動させ、
釘プッシャ69を釘射出口4内へ進出させ、連結釘のう
ちノーズ5の釘射出孔4内に装填された1本の釘を連結
釘の他の部分から切離して釘チャック35にチャックさ
せる。この間、釘プッシャ69は、釘射出孔4内で釘頭
部に当接する。マガジン64とノーズ5との間には、釘
送りピストン・シリンダ機構(図示せず)によって駆動
される釘送り装置70が設けられている。
たエア通路38は、図示しない連結釘を装填するマガジ
ン64に設けられ、ノーズ5の釘射出孔4とマガジン6
4との間に連結釘が装填される時、作業者により開閉さ
れるドア(図示せず)の開閉動作によりエア通路38を
釘突出し装置71の釘プッシュシリンダ73中の釘プッ
シュピストン上室73aに対して開閉するドアバルブ6
5の内部に接続している。ドアバルブ65は、上側環状
エア通路85とエア通路38との間に配置されており、
連結釘装填操作等のためドアを開放した時に釘プッシュ
ピストン67を上死点へ復帰させるために、上側環状エ
ア通路85とエア通路38とを遮断すると同時に該上側
環状エア通路85を大気に接続する。他方、ドアバルブ
65は、ドアが閉じられている時には、上側環状エア通
路85をエア通路38に接続する。釘打ち作業前(すな
わち、メインエアチャンバ7に圧縮エアが供給されてい
るが、トリガレバー51が引かれていない時)のドア閉
鎖時に、ドアバルブ65を経由して供給される圧縮エア
圧によって、釘プッシュピストン67は、下死点方向へ
ピストンロッド68および釘プッシャ69を移動させ、
釘プッシャ69を釘射出口4内へ進出させ、連結釘のう
ちノーズ5の釘射出孔4内に装填された1本の釘を連結
釘の他の部分から切離して釘チャック35にチャックさ
せる。この間、釘プッシャ69は、釘射出孔4内で釘頭
部に当接する。マガジン64とノーズ5との間には、釘
送りピストン・シリンダ機構(図示せず)によって駆動
される釘送り装置70が設けられている。
釘突出し装置71は、釘打機本体1の前部において、打
撃シリンダ2の軸に対して傾斜して設けられたほぼ円筒
状の釘突出し装置ハウジング72と、釘突出し装置ハウ
ジング72内に嵌込まれた釘プッシュシリンダ73と、
釘突出し装置ハウジング72内において、釘プッシュシ
リンダ73の下方位置からノーズ5の方へ突出、かつ、
固定された円筒状のアジャスタガイド74と、アジャス
タガイド74に内装され、該アジャスタガイド74に対
して軸方向、かつ、周方向に移動自在であり、釘の長さ
が異なる少なくとも2種類の連結釘に対して釘突出し装
置71が対応できるように、釘チャック35からの釘突
出し量をいずれの連結釘に対しても一定に調整する釘突
出し量アジャスタ75と、釘プッシュシリンダ73に内
装された釘プッシュピストン67と、釘プッシュピスト
ン67を上死点へ戻す圧縮バネ67aと、釘プッシュピ
ストン67に一体結合されたピストンロッド68と、ピ
ストンロッド68の下端と釘プッシャ69とを連結する
コネクタ76と、ノーズ5に対してその軸方向にスライ
ド自在となるようにノーズ5に組み付けられ、ノーズ5
の釘射出孔4に対して進出および退避する釘プッシャ6
9と、ノーズ5の先端に設けられた釘チャック35とか
ら成る。
撃シリンダ2の軸に対して傾斜して設けられたほぼ円筒
状の釘突出し装置ハウジング72と、釘突出し装置ハウ
ジング72内に嵌込まれた釘プッシュシリンダ73と、
釘突出し装置ハウジング72内において、釘プッシュシ
リンダ73の下方位置からノーズ5の方へ突出、かつ、
固定された円筒状のアジャスタガイド74と、アジャス
タガイド74に内装され、該アジャスタガイド74に対
して軸方向、かつ、周方向に移動自在であり、釘の長さ
が異なる少なくとも2種類の連結釘に対して釘突出し装
置71が対応できるように、釘チャック35からの釘突
出し量をいずれの連結釘に対しても一定に調整する釘突
出し量アジャスタ75と、釘プッシュシリンダ73に内
装された釘プッシュピストン67と、釘プッシュピスト
ン67を上死点へ戻す圧縮バネ67aと、釘プッシュピ
ストン67に一体結合されたピストンロッド68と、ピ
ストンロッド68の下端と釘プッシャ69とを連結する
コネクタ76と、ノーズ5に対してその軸方向にスライ
ド自在となるようにノーズ5に組み付けられ、ノーズ5
の釘射出孔4に対して進出および退避する釘プッシャ6
9と、ノーズ5の先端に設けられた釘チャック35とか
ら成る。
上記釘プッシュシリンダ73の上端面は、釘打機本体1
のキャップ9において、タイミングバルブ42が挿入さ
れた部位に配置されたスペーサ80に当接されている。
また、釘プッシュシリンダ73の上端外周には、釘突出
し装置ハウジング72の内壁面に密封的に当接する円環
状の外向きフランジ84が設けられている。釘プッシュ
シリンダ73の上端内周には、短円筒状のブッシュ77
aが嵌着されている。ブッシュ77aの上端および下端
には、該ブッシュ77aの周壁を貫通するそれぞれ複数
本の溝77bおよび77cが設けられている。ブッシュ
77aは、釘プッシュシリンダ73の内径よりも小さな
外径を有する小径部77dと、釘プッシュシリンダ73
の内径と等しい外径を有し、Oリング77eを嵌着した
大径部77fとを有する。
のキャップ9において、タイミングバルブ42が挿入さ
れた部位に配置されたスペーサ80に当接されている。
また、釘プッシュシリンダ73の上端外周には、釘突出
し装置ハウジング72の内壁面に密封的に当接する円環
状の外向きフランジ84が設けられている。釘プッシュ
シリンダ73の上端内周には、短円筒状のブッシュ77
aが嵌着されている。ブッシュ77aの上端および下端
には、該ブッシュ77aの周壁を貫通するそれぞれ複数
本の溝77bおよび77cが設けられている。ブッシュ
77aは、釘プッシュシリンダ73の内径よりも小さな
外径を有する小径部77dと、釘プッシュシリンダ73
の内径と等しい外径を有し、Oリング77eを嵌着した
大径部77fとを有する。
上記釘プッシュシリンダ73の上端近傍には、上から下
の方へ順に連通孔77、78および79が設けられてい
る。連通孔78および79が設けられた釘プッシュシリ
ンダ73の部位には、環状のゴムバンド78aおよび7
9aが嵌着され、釘プッシュシリンダ73の内部から外
部への圧縮エア流出のみが可能な逆止弁を構成してい
る。連通孔77および78は、ブッシュ77aの小径部
77dと釘プッシュシリンダ73との隙間に接続し、連
通孔79は、ブッシュ77aの溝77を介してブッシュ
77aの内部に接続する。釘プッシュシリンダ73の中
間高さ位置より若干下側には、釘突出し装置ハウジング
72の内壁面に密封的に当接する円筒状の外向きフラン
ジ81が設けられている。釘プッシュシリンダ73の下
端にも、釘突出し装置ハウジング72の内壁面に当接す
る円筒状の外向きフランジ82が設けられている。外向
きフランジ82の下面および釘プッシュシリンダ73の
周壁を径方向に貫通して複数本の溝83が形成されてい
る。
の方へ順に連通孔77、78および79が設けられてい
る。連通孔78および79が設けられた釘プッシュシリ
ンダ73の部位には、環状のゴムバンド78aおよび7
9aが嵌着され、釘プッシュシリンダ73の内部から外
部への圧縮エア流出のみが可能な逆止弁を構成してい
る。連通孔77および78は、ブッシュ77aの小径部
77dと釘プッシュシリンダ73との隙間に接続し、連
通孔79は、ブッシュ77aの溝77を介してブッシュ
77aの内部に接続する。釘プッシュシリンダ73の中
間高さ位置より若干下側には、釘突出し装置ハウジング
72の内壁面に密封的に当接する円筒状の外向きフラン
ジ81が設けられている。釘プッシュシリンダ73の下
端にも、釘突出し装置ハウジング72の内壁面に当接す
る円筒状の外向きフランジ82が設けられている。外向
きフランジ82の下面および釘プッシュシリンダ73の
周壁を径方向に貫通して複数本の溝83が形成されてい
る。
上述したところから理解できるように、釘突出し装置ハ
ウジング72内において、外向きフランジ84と81と
の間に釘プッシュシリンダ73の上部を取巻く上側環状
エア通路85が形成され、該上側環状エア通路85は、
上述したドアバルブ65を介してエア通路38に接続し
ている。他方、外向きフランジ81と82との間に、釘
プッシュシリンダ73の下部を取巻く下側環状エア通路
86は、メインエアチャンバ7に接続している。
ウジング72内において、外向きフランジ84と81と
の間に釘プッシュシリンダ73の上部を取巻く上側環状
エア通路85が形成され、該上側環状エア通路85は、
上述したドアバルブ65を介してエア通路38に接続し
ている。他方、外向きフランジ81と82との間に、釘
プッシュシリンダ73の下部を取巻く下側環状エア通路
86は、メインエアチャンバ7に接続している。
上記釘プッシュピストン67は、2段ピストン形状に構
成されており、上側に小径ピストン87を有し、下側に
大径ピストン88を有する。第1図に示されているよう
に、釘プッシュピストン67が上死点に静止している時
には、小径ピストン87は、ブッシュ77aと係合して
おり、大径ピストン88は、ブッシュ77aの下面位置
で釘プッシュシリンダ73と係合している。
成されており、上側に小径ピストン87を有し、下側に
大径ピストン88を有する。第1図に示されているよう
に、釘プッシュピストン67が上死点に静止している時
には、小径ピストン87は、ブッシュ77aと係合して
おり、大径ピストン88は、ブッシュ77aの下面位置
で釘プッシュシリンダ73と係合している。
第1図および第3図に示されているように、コネクタ7
6は、釘プッシュピストン67およびピストンロッド6
8が上死点および下死点間を移動する場合、打撃シリン
ダ2の軸に対して傾斜したピストンロッド68の下端部
がノーズ5に対して離間又は近接するのを補償するため
に、打撃シリンダ2の軸に対してほぼ横軸方向に延びた
長孔89には、ネジ付ボルト90が遊嵌されている。
6は、釘プッシュピストン67およびピストンロッド6
8が上死点および下死点間を移動する場合、打撃シリン
ダ2の軸に対して傾斜したピストンロッド68の下端部
がノーズ5に対して離間又は近接するのを補償するため
に、打撃シリンダ2の軸に対してほぼ横軸方向に延びた
長孔89には、ネジ付ボルト90が遊嵌されている。
第3図に示されているように、ボルト90は、ノーズ5
の外面に設けられた軸方向溝91にスライド自在に取付
けられたスライダ92に螺着されている。スライダ92
は、ピン93によってノーズ5に固定されたスライダ押
え94により、溝91から外れないように保持されてい
る。
の外面に設けられた軸方向溝91にスライド自在に取付
けられたスライダ92に螺着されている。スライダ92
は、ピン93によってノーズ5に固定されたスライダ押
え94により、溝91から外れないように保持されてい
る。
第4図に示されているように、スライダ92には、レバ
ー状の釘プッシャ69が枢軸95を介して枢支されてい
る。釘プッシャ69の自由端の先端面は、釘の頭部上面
に当接する釘頭部当接面69aを形成する。釘プッシャ
69の枢支端には、スライダ92に形成された釘プッシ
ャストップ92aと係合して、釘頭部当接面69aがノ
ーズ5の釘射出孔4内の釘の頭部上面に重なるように釘
プッシャ69の姿勢を保つ(第4図中、二点鎖線で示さ
れた部分参照)ストップ当り面69bが形成されてい
る。釘プッシャ69は、捩りコイルバネ96によって、
第4図中、反時計方向(釘射出孔4から釘プッシャ69
が退避する向き)に常時付勢されている。第4図に示さ
れているように、釘プッシャ69は、スライダ92が上
死点に静止している時、ノーズ5の上端部から下方へ突
出した突起部97に当たって、釘射出孔4内から強制的
に退避させられる。
ー状の釘プッシャ69が枢軸95を介して枢支されてい
る。釘プッシャ69の自由端の先端面は、釘の頭部上面
に当接する釘頭部当接面69aを形成する。釘プッシャ
69の枢支端には、スライダ92に形成された釘プッシ
ャストップ92aと係合して、釘頭部当接面69aがノ
ーズ5の釘射出孔4内の釘の頭部上面に重なるように釘
プッシャ69の姿勢を保つ(第4図中、二点鎖線で示さ
れた部分参照)ストップ当り面69bが形成されてい
る。釘プッシャ69は、捩りコイルバネ96によって、
第4図中、反時計方向(釘射出孔4から釘プッシャ69
が退避する向き)に常時付勢されている。第4図に示さ
れているように、釘プッシャ69は、スライダ92が上
死点に静止している時、ノーズ5の上端部から下方へ突
出した突起部97に当たって、釘射出孔4内から強制的
に退避させられる。
第1図および第4図〜第6図に示されているように、釘
チャック35は、ノーズ5の先端部においてノーズ5の
前後に設けられた一対の枢軸ピン98によりそれぞれ前
後に回動自在の一対の釘ホルダ99および100と、こ
れらの釘ホルダ99および100と釘プッシャ69とが
釘をノーズ5の軸と同軸に保持した状態で、釘ホルダ9
9および100をロックするための釘ホルダロックピス
トン・シリンダ機構101とを有する。
チャック35は、ノーズ5の先端部においてノーズ5の
前後に設けられた一対の枢軸ピン98によりそれぞれ前
後に回動自在の一対の釘ホルダ99および100と、こ
れらの釘ホルダ99および100と釘プッシャ69とが
釘をノーズ5の軸と同軸に保持した状態で、釘ホルダ9
9および100をロックするための釘ホルダロックピス
トン・シリンダ機構101とを有する。
上記一対の釘ホルダ99および100は、閉じられた状
態において釘射出孔4に連続するテーパ孔102を形成
する。テーパ孔102の傾斜壁面が釘胴部の側面に当接
する。各釘ホルダ99および100の上端には、釘ホル
ダロックピストン・シリンダ機構101のピストンロッ
ド103および104と係脱するロック操作端99aお
よび100aが設けられている。
態において釘射出孔4に連続するテーパ孔102を形成
する。テーパ孔102の傾斜壁面が釘胴部の側面に当接
する。各釘ホルダ99および100の上端には、釘ホル
ダロックピストン・シリンダ機構101のピストンロッ
ド103および104と係脱するロック操作端99aお
よび100aが設けられている。
上記釘ホルダロックピストン・シリンダ機構101は、
第3図に示されているように、ノーズ5の軸に対して直
角方向に延びたボア105aを有し、ノーズ5と一体形
成されたロックシリンダ105と、ロックシリンダ10
5に内装された一対のロックピストン106および10
7と、ロックピストン106および107からそれぞれ
釘ホルダ99および100のロック操作端99aおよび
100akの方へ突出したピストンロッド103および
104と、ロックシリンダ105に段差部とスナップリ
ング108とにより固定された一対のシリンダキャップ
109とからなる。第5図および第6図において、図示
省略されているが、ロックピストン106および107
は、Oリングを有している。シリンダキャップ109
は、ピストンロッド103および104の移動をガイド
するための円筒状スライドガイド部を有する。
第3図に示されているように、ノーズ5の軸に対して直
角方向に延びたボア105aを有し、ノーズ5と一体形
成されたロックシリンダ105と、ロックシリンダ10
5に内装された一対のロックピストン106および10
7と、ロックピストン106および107からそれぞれ
釘ホルダ99および100のロック操作端99aおよび
100akの方へ突出したピストンロッド103および
104と、ロックシリンダ105に段差部とスナップリ
ング108とにより固定された一対のシリンダキャップ
109とからなる。第5図および第6図において、図示
省略されているが、ロックピストン106および107
は、Oリングを有している。シリンダキャップ109
は、ピストンロッド103および104の移動をガイド
するための円筒状スライドガイド部を有する。
上記エア通路34は、ロックシリンダ105の長さ方向
の中間位置でロックシリンダ105の内部に開口してお
り、エア通路34内のエア圧は、前側のロックピストン
106の後面および後側のロックピストン107の前面
に作用する。第4図に示されているように、エア通路3
4に圧縮エアが供給されている場合には、各ロックピス
トン106および107は、それぞれ前後のシリンダキ
ャップ109に当接する位置まで進出し、ピストンロッ
ド103および104の先端がそれぞれ釘ホルダ99お
よび100のロック操作端99aおよび100aに圧接
されている。これにより、釘ホルダ99および100
は、釘頭部に当接する釘プッシャ69と共働して、テー
パ孔102の壁面が釘の胴部に圧接された状態で釘を釘
射出孔4の軸と同軸に保持、かつ、固定する。
の中間位置でロックシリンダ105の内部に開口してお
り、エア通路34内のエア圧は、前側のロックピストン
106の後面および後側のロックピストン107の前面
に作用する。第4図に示されているように、エア通路3
4に圧縮エアが供給されている場合には、各ロックピス
トン106および107は、それぞれ前後のシリンダキ
ャップ109に当接する位置まで進出し、ピストンロッ
ド103および104の先端がそれぞれ釘ホルダ99お
よび100のロック操作端99aおよび100aに圧接
されている。これにより、釘ホルダ99および100
は、釘頭部に当接する釘プッシャ69と共働して、テー
パ孔102の壁面が釘の胴部に圧接された状態で釘を釘
射出孔4の軸と同軸に保持、かつ、固定する。
上記タイミングバルブ42は、釘打機本体1のキャップ
9内において、釘プッシュシリンダ73の上方位置に設
けられている。タイミングバルブ42は、タイミングバ
ルブシリンダ110と、タイミングバルブシリンダ11
0に内装され、下端部から突出し、軸方向貫通孔112
を有するタイミングバルブステム111と、タイミング
バルブステム111を下死点方向に付勢するバルブスプ
リング113とを有する。タイミングバルブシリンダ1
10は、エア通路38と接続する連通孔114と、エア
通路39と接続する連通孔115とを有する。タイミン
グバルブステム111の下端部は、釘プッシュピストン
67の上面(第1図の場合は、ピストンロッド68の上
端面)と係脱する。第1図に示されているように、釘プ
ッシュピストン67が上死点に静止している時、タイミ
ングバルブステム111の下端部が釘プッシュピストン
67の上面と当接し、タイミングバルブステム111
は、上死点まで押し上げられている。この時、タイミン
グバルブステム111の大径部117に嵌着されたOリ
ング116は、タイミングバルブシリンダ110の内壁
面から離脱しており、連通孔114と115とが接続
し、これにより、エア通路38と39とが接続する。釘
プッシュピストン67が上死点から下死点へ移動してい
る途中において、タイミングバルブステム111もバル
ブスプリング13により上死点から下死点方向へ移動す
る。タイミングバルブステム111が下死点に達する
と、Oリング116は、タイミングバルブシリンダ11
0の壁面に圧接され、連通孔114と115との間を閉
鎖する。これにより、エア通路38と39との間が閉鎖
される。このように、タイミングバルブステム111
は、釘プッシュピストン67との接触および離間関係に
より操作されるから、釘プッシュピストン67が上死点
に達した後、ヘッドバルブ8が開くシーケンスが確保さ
れる。
9内において、釘プッシュシリンダ73の上方位置に設
けられている。タイミングバルブ42は、タイミングバ
ルブシリンダ110と、タイミングバルブシリンダ11
0に内装され、下端部から突出し、軸方向貫通孔112
を有するタイミングバルブステム111と、タイミング
バルブステム111を下死点方向に付勢するバルブスプ
リング113とを有する。タイミングバルブシリンダ1
10は、エア通路38と接続する連通孔114と、エア
通路39と接続する連通孔115とを有する。タイミン
グバルブステム111の下端部は、釘プッシュピストン
67の上面(第1図の場合は、ピストンロッド68の上
端面)と係脱する。第1図に示されているように、釘プ
ッシュピストン67が上死点に静止している時、タイミ
ングバルブステム111の下端部が釘プッシュピストン
67の上面と当接し、タイミングバルブステム111
は、上死点まで押し上げられている。この時、タイミン
グバルブステム111の大径部117に嵌着されたOリ
ング116は、タイミングバルブシリンダ110の内壁
面から離脱しており、連通孔114と115とが接続
し、これにより、エア通路38と39とが接続する。釘
プッシュピストン67が上死点から下死点へ移動してい
る途中において、タイミングバルブステム111もバル
ブスプリング13により上死点から下死点方向へ移動す
る。タイミングバルブステム111が下死点に達する
と、Oリング116は、タイミングバルブシリンダ11
0の壁面に圧接され、連通孔114と115との間を閉
鎖する。これにより、エア通路38と39との間が閉鎖
される。このように、タイミングバルブステム111
は、釘プッシュピストン67との接触および離間関係に
より操作されるから、釘プッシュピストン67が上死点
に達した後、ヘッドバルブ8が開くシーケンスが確保さ
れる。
上記逆止弁41は、エア通路38および39に対してタ
イミングバルブ42と並列に配置されている。逆止弁4
1は、釘打機本体1のキャップ9に形成されたボア12
2に挿入された逆止弁シリンダ118と、ゴムバンド状
の逆止弁体119とから成る。逆止弁シリンダ118
は、底付円筒状であって、ボア112の径よりも小さい
外径の小径部123を有する。逆止弁シリンダ118
は、その周壁の上下位置に連通孔120および121を
有する。連通孔120は、小径部123に設けられてお
り、該小径部123の外周に嵌着された逆止弁体119
を介してエア通路39と接続し得る。連通孔121は、
エア通路38を開放状態に維持するためのものである。
従って、第7図に示されているように、逆止弁シリンダ
の形状を変更すれば、不要となる。逆止弁41は、タイ
ミングバルブ42の開閉にかかわりなく、順に、エア通
路38、連通孔121、逆止弁シリンダ118の内部、
連通孔120およびエア通路39を経てトリガバルブ1
7からヘッドバルブ8の制御室40へ至る一方向圧縮エ
ア通路を成立させ、逆にヘッドバルブ8の制御室40か
らトリガバルブ17へ至る圧縮エア通路の成立を阻止す
るように機能する。
イミングバルブ42と並列に配置されている。逆止弁4
1は、釘打機本体1のキャップ9に形成されたボア12
2に挿入された逆止弁シリンダ118と、ゴムバンド状
の逆止弁体119とから成る。逆止弁シリンダ118
は、底付円筒状であって、ボア112の径よりも小さい
外径の小径部123を有する。逆止弁シリンダ118
は、その周壁の上下位置に連通孔120および121を
有する。連通孔120は、小径部123に設けられてお
り、該小径部123の外周に嵌着された逆止弁体119
を介してエア通路39と接続し得る。連通孔121は、
エア通路38を開放状態に維持するためのものである。
従って、第7図に示されているように、逆止弁シリンダ
の形状を変更すれば、不要となる。逆止弁41は、タイ
ミングバルブ42の開閉にかかわりなく、順に、エア通
路38、連通孔121、逆止弁シリンダ118の内部、
連通孔120およびエア通路39を経てトリガバルブ1
7からヘッドバルブ8の制御室40へ至る一方向圧縮エ
ア通路を成立させ、逆にヘッドバルブ8の制御室40か
らトリガバルブ17へ至る圧縮エア通路の成立を阻止す
るように機能する。
以下、本考案の釘打機の動作について説明する。釘打機
本体1内のメインエアチャンバ7が圧縮エア源に接続さ
れ、連結釘がマガジン64とノーズ5の釘射出孔4との
間に装填され、ドアが閉じられた釘打作業前において
は、トリガバルブ17のトリガバルブステム32は、下
死点に静止しており、トリガバルブピストン31は、キ
ャップ30内に導入された圧縮エア圧によって上死点に
静止している。従って、エア通路34および38にはメ
インエアチャンバ7内の圧縮エアが供給されている。こ
のため、釘射出孔4内の釘は、釘プッシュピストン67
の下死点への移動により連結釘の他の部分から切離さ
れ、釘プッシャ69および釘チャック35により釘射出
孔4の軸と同軸に保持され、釘チャック35の釘ホルダ
99および100は、釘ホルダロックピストン・シリン
ダ機構101によりロックされている。
本体1内のメインエアチャンバ7が圧縮エア源に接続さ
れ、連結釘がマガジン64とノーズ5の釘射出孔4との
間に装填され、ドアが閉じられた釘打作業前において
は、トリガバルブ17のトリガバルブステム32は、下
死点に静止しており、トリガバルブピストン31は、キ
ャップ30内に導入された圧縮エア圧によって上死点に
静止している。従って、エア通路34および38にはメ
インエアチャンバ7内の圧縮エアが供給されている。こ
のため、釘射出孔4内の釘は、釘プッシュピストン67
の下死点への移動により連結釘の他の部分から切離さ
れ、釘プッシャ69および釘チャック35により釘射出
孔4の軸と同軸に保持され、釘チャック35の釘ホルダ
99および100は、釘ホルダロックピストン・シリン
ダ機構101によりロックされている。
他方、タイミングバルブ42のタイミングバルブステム
111は、下死点にあり、連通孔114と115の間は
閉じられている。従って、エア通路38と39とは、逆
止弁41を介して接続しており、トリガバルブ17から
ヘッドバルブ8の方へは、圧縮エアが供給されている
が、ヘッドバルブ8からトリガバルブ17の方への圧縮
エアの抜けは、阻止されている。従って、釘プッシュピ
ストン67が上死点まで復帰しない限り、トリガレバー
51が引かれてもヘッドバルブ8の制御室40から圧縮
エアは抜けず、ヘッドバルブ8は、開かない。
111は、下死点にあり、連通孔114と115の間は
閉じられている。従って、エア通路38と39とは、逆
止弁41を介して接続しており、トリガバルブ17から
ヘッドバルブ8の方へは、圧縮エアが供給されている
が、ヘッドバルブ8からトリガバルブ17の方への圧縮
エアの抜けは、阻止されている。従って、釘プッシュピ
ストン67が上死点まで復帰しない限り、トリガレバー
51が引かれてもヘッドバルブ8の制御室40から圧縮
エアは抜けず、ヘッドバルブ8は、開かない。
この状態から、トリガレバー51を引くと、トリガバル
ブステム32は、下死点から上死点へ移動し、エア通路
34および38内の圧縮エアがトリガバルブ17の排気
通路43を経て大気中に放出される。このため、釘ホル
ダロックピストン・シリンダ機構101のロックピスト
ン106および107のロック作用が解除され、釘プッ
シュシリンダ73内の釘プッシュピストン上室内の圧縮
エアも大気中に放出され、釘プッシュピストン67は、
下死点から上死点へ復帰し、上死点でタイミングバルブ
111を上死点まで押上げる。このため、連通孔114
と115とが接続し、ヘッドバルブ8の制御室40内の
圧縮エアがエア通路39、連通孔114、タイミングバ
ルブ42の内部、連通孔115およびエア通路38を経
て大気中に放出される。これにより、ヘッドバルブ8
は、開き、打撃ピストン3が下降し、ドライバ6の先端
部が釘を被打込材に打込む。
ブステム32は、下死点から上死点へ移動し、エア通路
34および38内の圧縮エアがトリガバルブ17の排気
通路43を経て大気中に放出される。このため、釘ホル
ダロックピストン・シリンダ機構101のロックピスト
ン106および107のロック作用が解除され、釘プッ
シュシリンダ73内の釘プッシュピストン上室内の圧縮
エアも大気中に放出され、釘プッシュピストン67は、
下死点から上死点へ復帰し、上死点でタイミングバルブ
111を上死点まで押上げる。このため、連通孔114
と115とが接続し、ヘッドバルブ8の制御室40内の
圧縮エアがエア通路39、連通孔114、タイミングバ
ルブ42の内部、連通孔115およびエア通路38を経
て大気中に放出される。これにより、ヘッドバルブ8
は、開き、打撃ピストン3が下降し、ドライバ6の先端
部が釘を被打込材に打込む。
次いで、トリガレバー51が解放されると、トリガバル
ブステム32は、上死点から下死点へ移動し、釘打ち終
了圧縮エア圧信号を発し、連通孔33を排気通路43に
対して閉鎖すると同時にメインエアチャンバ7と接続す
る。このため、エア通路34および38に圧縮エアが供
給され、ヘッドバルブ8が打撃ピストン上室2aをメイ
ンエアチャンバ7から遮断すると同時に大気に対して解
放し、打撃ピストン3を上死点までリターンエアチャン
バ26内の圧縮エアによって復帰させ、釘プッシュピス
トン67を上死点から下死点まで移動させ、その過程で
釘プッシャ69は、釘送り装置70によりノーズ5の釘
射出孔4内へ送り込まれた連結釘の先頭の釘を連結釘の
他の部分から切離し、釘胴部が釘チャック35に保持さ
れるまで押す。この後、釘ホルダロックピストン・シリ
ンダ機構101のロックピストン106および107
は、それぞれ前後に進出し、釘ホルダ99および100
をロックしている。従って、釘は、次の釘打作業のた
め、釘ホルダ99および100と釘プッシャ69とによ
って固定的に一定長さ釘チャック35先端から突出した
状態で保持される。
ブステム32は、上死点から下死点へ移動し、釘打ち終
了圧縮エア圧信号を発し、連通孔33を排気通路43に
対して閉鎖すると同時にメインエアチャンバ7と接続す
る。このため、エア通路34および38に圧縮エアが供
給され、ヘッドバルブ8が打撃ピストン上室2aをメイ
ンエアチャンバ7から遮断すると同時に大気に対して解
放し、打撃ピストン3を上死点までリターンエアチャン
バ26内の圧縮エアによって復帰させ、釘プッシュピス
トン67を上死点から下死点まで移動させ、その過程で
釘プッシャ69は、釘送り装置70によりノーズ5の釘
射出孔4内へ送り込まれた連結釘の先頭の釘を連結釘の
他の部分から切離し、釘胴部が釘チャック35に保持さ
れるまで押す。この後、釘ホルダロックピストン・シリ
ンダ機構101のロックピストン106および107
は、それぞれ前後に進出し、釘ホルダ99および100
をロックしている。従って、釘は、次の釘打作業のた
め、釘ホルダ99および100と釘プッシャ69とによ
って固定的に一定長さ釘チャック35先端から突出した
状態で保持される。
〈考案の効果〉 本考案によれば、釘ホルダのロック手段は、釘プッシャ
と別体にノーズの先端に設けられ、ロック手段による釘
ホルダのロックおよび解放はエア圧により行われるので
釘プッシャの釘射出孔外へ退避は、釘ホルダの状態にか
かわらずスムースに行われ、ドライバにより釘プッシャ
を打激する事故が生じない。
と別体にノーズの先端に設けられ、ロック手段による釘
ホルダのロックおよび解放はエア圧により行われるので
釘プッシャの釘射出孔外へ退避は、釘ホルダの状態にか
かわらずスムースに行われ、ドライバにより釘プッシャ
を打激する事故が生じない。
第1図は、本考案の空気圧式釘打機の縦断面図、第2図
は、第1図の空気圧式釘打機の外観図、第3図は、第1
図におけるIII−III線断面図、第4図は、第3図におけ
るIV−IV線断面図、第5図は、第4図におけるV−V線
断面図であって、釘チャックがアンロックされている状
態を示し、第6図は、第5図と同様の断面図であって、
釘チャックがロックされている状態を示し、第7図は、
第1図におけるタイミングバルブ近傍の拡大図である
が、逆止弁の一部は設計変更されている。 4……釘射出孔、 5……ノーズ、 67……釘プッシュピストン、 69……釘プッシャ、 99および100……釘ホルダ、 101……釘ホルダロックピストン・シリンダ機構。
は、第1図の空気圧式釘打機の外観図、第3図は、第1
図におけるIII−III線断面図、第4図は、第3図におけ
るIV−IV線断面図、第5図は、第4図におけるV−V線
断面図であって、釘チャックがアンロックされている状
態を示し、第6図は、第5図と同様の断面図であって、
釘チャックがロックされている状態を示し、第7図は、
第1図におけるタイミングバルブ近傍の拡大図である
が、逆止弁の一部は設計変更されている。 4……釘射出孔、 5……ノーズ、 67……釘プッシュピストン、 69……釘プッシャ、 99および100……釘ホルダ、 101……釘ホルダロックピストン・シリンダ機構。
Claims (1)
- 【請求項1】拡径頭部を有する釘を直線状ノーズの軸方
向に形成された釘射出孔から打出す空気圧式釘打機であ
って、釘射出孔に沿って往復動且つ釘射出孔に対して進
出および退避可能であり、往動ストロークにおいてノー
ズ内に供給された釘の釘頭部に当接して該釘をノーズ先
端方向に移動させる釘プッシャと、ノーズの先端に回動
可能に設けられるとともに、釘胴部と当接して釘を釘射
出孔の軸と同軸に弾力的に保持する保持位置と、釘頭部
の通過を許容する解放位置との間で移動自在な釘ホルダ
とを有するものにおいて、釘打機の非作動時には釘ホル
ダを保持位置にロックさせ、釘打機の作動時には前記ロ
ックを解除するようにしたエア圧により駆動される釘ホ
ルダロック機構を備えたことを特徴とする釘打機の釘保
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11339089U JPH0630376Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 釘打機の釘保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11339089U JPH0630376Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 釘打機の釘保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0355168U JPH0355168U (ja) | 1991-05-28 |
JPH0630376Y2 true JPH0630376Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31661806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11339089U Expired - Lifetime JPH0630376Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 釘打機の釘保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630376Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP11339089U patent/JPH0630376Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0355168U (ja) | 1991-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |