JP2007075957A - 釘打機の単発打ち保持機構 - Google Patents

釘打機の単発打ち保持機構 Download PDF

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Abstract

【課題】連続打ちモードと単発打ちモードとが連続的に切り替わる釘打機を単発打ちモードに保持する。
【解決手段】トリガレバー16とコンタクトアーム17の操作により回動操作されるコンタクトレバー19によって起動バルブ11のバルブステム14を作動させて打撃機構を駆動させるようにした釘打機において、コンタクトアーム17の先端部に連続打ちモードと単発打ちモードとを切換え設定する切換作動部材23を設けるとともに、トリガレバー16にはコンタクトレバー19の回動を規制する回動規制部材27を設け、回動規制部材27によって、連続打ちモード時にトリガレバー16を操作することによりコンタクトレバー19が回動して起動バルブステム13を作動させたときのオン状態に保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続打ちモードと単発打ちモードとを切換え設定可能な釘打機で、単発打ちモードに保持することができる単発打ち保持機構に関する。
圧縮空気を動力源としてピストンをシリンダ内で衝撃的に駆動させて、ピストンに結合したドライバを摺動可能に案内させている射出口内に供給された釘を上記ドライバによって連続的に打ち込むようにした釘打機が知られており、このような釘打機では釘打機を把持するグリップ部の基部に形成されているトリガレバーの引き操作と、上記ノーズ部の先端に突出させて配置されているコンタクトアームを被打込み材へ押し付ける操作の、2つの部材の操作により釘打機を起動させて、上記シリンダ内へ導入した圧縮空気によりピストンを駆動させてピストンに連結されたドライバによって釘を打ち込むように構成されている。
このような釘打機での釘の打ち込み方式としては、最初にトリガレバーを引き操作した後にコンタクトアームを操作させて釘打機を起動させる連続打ちモードと、釘打機のノーズ部を被打込み材の打込み箇所に位置決めしてコンタクトアームを作動させてその後トリガレバーを引き操作して釘打機を起動させるようにした単発打ちモードとがある。連続打ちモードでは、トリガレバーを引き操作したままで釘打機のノーズ部を被打込み材へ打ち当てる毎に釘打機を連続して起動させて連続的に釘の打込みが行える。また、単発打ちモードでは、決められている打込み位置へ確実に釘打ちを行わせるとともに、釘打機が反動によって上動して再びノーズ部が被打込み材へ押しつけられてコンタクトアームが操作されることによる2度打ち等が発生しないようにしている。
従来の釘打機の起動装置として、同一の釘打機で上記連続打ちモードと単発打ちモードとを自動的に切換えてそれぞれのモードでの釘打ち作業が行なえるようにしたものがある。この釘打機は、コンタクトアームと一体に上下動するように切換作動部材を設け、コンタクトアームを作動させた後にトリガレバーを操作する単発打ちモード時に、トリガレバーによって上記切換作動部材とコンタクトアームを上方位置に保持させ、この上方に保持された切換作動部材又はコンタクトアームとコンタクトレバーとを係合させることによって起動バルブのバルブステムをオン作動状態に保持させるようにし、更に、上記トリガレバーの開放操作によって切換作動部材の保持を解消させて上記起動バルブのバルブステムをオフ位置まで作動できるようにしている。
特許第2727960号公報 特開2005−81515公報
しかしながら、例えば米国には、出荷時には単発打ちにおかなければならないとする安全規格(I−SANNTA規格)があり、また国内でも単発打ちしか認めないとするハウスメーカーもあるので、上述のように、打ち方によって自動的に切り替わってしまう釘打機では、上記条件を満足できない。ところが、建築の現場では自動切換え方式は広く受け入れられている。したがって、このような連単自動切換え方式の釘打機においては、連続打ち、単発打ちの各モードの切換え設定を自動的に行うことができるとともに、ユーザーが意識して単発打ちから連続打ちに切換える機構も備えることが必要である。
本発明は上記問題点を解消し、トリガレバーに設けられたコンタクトレバーを制御することにより、連続打ちモードと単発打ちモードとが連続的に切り替わる釘打機を単発打ちモードに保持することができる、釘打機の単発打ち保持機構を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、釘を打撃するドライバが一体に結合されたピストンと該ピストンを摺動自在に収容しているシリンダによって構成された打撃機構と、上記打撃機構を収容するとともに先端部に上記ドライバを摺動自在に案内するノーズ部が取り付けられたハウジングと、シリンダ内に圧縮空気を供給させて上記打撃機構を駆動させるとともにシリンダ内から圧縮空気を排気させて打撃機構を初期位置に復帰させるように作動させる起動バルブと、手動によって操作されるトリガレバーに一端側が回動自在に枢支され、他端がノーズ部を被打込み材へ押し込むことによって操作されるコンタクトアームの上端と対向して配置されたコンタクトレバーとから構成され、トリガレバーとコンタクトアームの操作により回動操作されるコンタクトレバーによって上記起動バルブのバルブステムを作動させて上記打撃機構を駆動させるようにした釘打機において、上記コンタクトアームの先端部に連続打ちモードと単発打ちモードとを切換え設定する切換作動部材を設けるとともに、上記トリガレバーには上記コンタクトレバーの回動を規制する回動規制部材を設け、この回動規制部材によって、連続打ちモード時に上記トリガレバーを操作することにより上記コンタクトレバーが回動して上記起動バルブステムを作動させたときのオン状態に保持することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記トリガレバーには、上記回動規制部材を着脱自在に設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記トリガレバーの側壁には上記コンタクトレバーの回転軸と上記回動規制部材の係合部とを設け、上記回動規制部材が、上記回転軸と係合部とに係合したときに、上記回動規制部材をコンタクトレバーに係合させることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、コンタクトアームの先端部に連続打ちモードとを切換え設定する切換作動部材を設けるとともに、切換作動部材が単発打ちモードに切換え設定された状態で、上記コンタクトアームを被打込み材に押し付けてコンタクトレバーを作動させた後、トリガレバーを操作することにより、同時に上記コンタクトレバーが回動して起動バルブステムを作動させるので、起動バルブが作動し、釘打ち込み作動が行なわれる。釘打ち込み作動が終了後に釘打機を被打込み材から離すと、通常はコンタクトアームが元の位置に復帰するので、コンタクトレバーも元の状態に戻る。ところが、トリガレバーには上記コンタクトレバーの回動を規制する回動規制部材が設けられているので、コンタクトレバーは復帰移動できない。このため、上記起動バルブステムを作動させたときのオン状態に保持する。したがって、トリガを引き操作したままでは、次にコンタクトアームを被打込み材に押し付けても釘打機は起動しない。つまり、連続打ちモードには切り替わらない。
以上のように、釘打機は単発打ちに保持されてしまうので、単発打ちから連続打ちに切換えるためには、ユーザーが意識して回動規制部材を外さなければならない。回動規制部材を外せば、連続打ち、単発打ちのモードの切換え設定を自動的に行うことができる。したがって、自動切換え方式でありながら、出荷時に単発打ちでなければならないとする安全規格や、単発打ちで作業しなければならないとする工事条件などをクリアすることができる。
請求項2に係る発明によれば、回動規制部材は着脱可能であるから、出荷条件をクリアするだけであれば、ユーザーが使用開始するときには取り外してしまえばよい。
請求項3に係る発明によれば、回動規制部材が、回転軸と係合部とに係合させることによりコンタクトレバーに係合するので、簡単な構造によってコンタクトレバーの回転を規制することができる。
図1において符号1は釘打機で、この釘打機1は後方に向けてグリップ部2が一体に形成されたハウジング3の内部に、下面に釘を打撃するドライバ4を結合したピストン5と該ピストン5を摺動自在に収容しているシリンダ6とにより構成されている打撃機構が収容されており、このハウジング3の先端部にはピストン5に結合されているドライバ4を摺動案内する射出口7が形成されたノーズ部8が取り付けられている。上記ハウジング3に形成されたグリップ部2の内部にはグリップ部2の後端に取り付けられているエアプラグを介して圧縮空気源から供給される圧縮空気を貯留させるためのエアチャンバ9が形成されており、エアチャンバ9内の圧縮空気を上記シリンダ6内に供給することによってピストン5を衝撃的に駆動させて、上記射出口7内に供給された釘をドライバ4によってノーズ部8の先端方向へ打ち出すようにしている。
上記ハウジング3内のシリンダ6の上方には、シリンダ6内へエアチャンバ内の圧縮空気を供給してピストン5を駆動させ、また、ピストン5を駆動させた後の圧縮空気をシリンダ6内から大気へ排出させてピストン5を復帰作動させるための環状のメインバルブ10が設けられている。
さらに、上記グリップ部2の基部には、上記メインバルブ10が収容されている環状チャンバ内の圧縮空気を制御してメインバルブ10を作動させて釘打機1を起動させる起動バルブ11が設けられている。
起動バルブ11は、中空状のパイロットバルブ12と、上端部が前記パイロットバルブ12の中空部内に収容されるとともに下端がバルブハウジング13から下方に突出されるように配置されているバルブステム14とにより構成されている。そして、バルブステム14が下死点位置から上方へ操作されてバルブステム14が上方に作動すると、パイロットバルブ12は下方向に作動して起動バルブ11がオン状態となる。このとき、メインバルブ10が上方へ作動してシリンダ6内をエアチャンバ9と連通させエアチャンバ9内の圧縮空気をシリンダ6内へ供給させる。同時にバルブチャンバ内に供給される圧縮空気を遮断させる。また、、起動バルブ11がオンした後、バルブステム14が下方向へ作動すると、パイロットバルブ12が上方へ作動して起動バルブがオフ状態となる。エアチャンバ9内圧縮空気のシリンダ6内への供給は遮断され、メインバルブ10は下方に作動する。
なお、上記打撃機構の作動およびこれに伴う起動バルブ11の構成や作動については、前記特許文献1、2に示されるように公知であるから詳説しない。要するに、起動バルブのバルブステム14が下死点位置から一定の距離だけ上方に移動することにより、パイロットバルブ12が下がったときに起動バルブ11がオン状態となって打撃機構が駆動され、また、上記オン状態からバルブステム14が一定の距離だけ下方に作動してパイロットバルブ12が上がったときに起動バルブ11がオフ状態となって打撃機構が初期状態に復帰させられる。
ところで、上記バルブステム14はトリガレバー16とコンタクトアーム17との協働によって作動する。すなわち、トリガレバー16は、グリップ部2を把持して手動によって操作できるようにグリップ部2の基部に回動可能に支持させて形成されている。トリガレバー16は断面U字状に形成され、その一端側がハウジング3に枢着軸18によって回動可能に枢支されており、該トリガレバー16の両側壁の間には上記起動バルブ11のバルブステム14の下端と係合して該バルブステム14を操作するためのコンタクトレバー19が配置されている。コンタクトレバー19の一端側がトリガレバー16の側壁間に回転軸20によって回動自在に支持され枢支部を形成しており、他端側がトリガレバー16の枢着軸18の方向に配置されて操作端を形成している。
コンタクトアーム17は、釘を打ち込み案内する射出口7が形成されたノーズ部8を被打込み材へ押し付けることによって作動するように、下端部が射出口7の先端方向に突出して配置されている。
コンタクトアーム17はノーズ部8に形成されている射出口7に沿って摺動できるようにノーズ部8に支持されており、このコンタクトアーム17の下端部が射出口7の先端方向に突出して配置されており、ノーズ部8の射出口7を被打込み材面に押し付けることによってコンタクトアーム17を釘打機1に対して上方へ摺動操作させるようにしている。また、コンタクトアーム17の上端部にはL字片21が固定されており、該L字片21の上方に向いた垂直部21aが上記コンタクトレバー19の操作端と対向して配置されている。これによりコンタクトアーム17が上方へ作動することによってコンタクトレバー19の操作端側を上方位置へ作動させるようにしている。上記L字片21の水平部にはバネ22が配置されており、これによりコンタクトアーム17の下端がノーズ部8の射出口7の先端方向へ突出されるように付勢されている。
次に、図2に詳しく示すように、上記コンタクトアーム17の上端に取り付けたL字片21の垂直部21aには連続打ちモードと単発打ちモードとを設定する切換作動部材23が摺動可能に担持されている。該切換作動部材23は上記L字片21の垂直部21aを収容するように筒状に形成されており、コンタクトアーム17との間に配置されているバネ24によって上方へ向けて付勢されている。上記切換作動部材23とトリガレバー16との間には、切換作動部材23から突出形成された係合突部25とトリガレバー16に突出形成された係合顎部26が形成されており、トリガレバー16が回動操作されたときにトリガレバー16の係合顎部26が切換作動部材23の係合突部25と上下方向に係合するように形成されている。
さらに、トリガレバー16の両側壁の内側には、作動レバー34が上記枢着軸18によって回動自在に支持されている。作動レバー34は切換作動部材23が上方へ作動されて単発打ちモードに設定された時に切換作動部材23の上端面と係合することによって回動されて、作動レバー34に形成された操作片35をトリガレバー16に枢支されているコンタクトレバー19の中途部分と係合させることによって、前記トリガレバー16が中途部まで操作された状態の時の前記コンタクトレバー19の回動量を規制させるようにしている。
次に、上記トリガレバー16には上記コンタクトレバー19の回動を規制する回動規制部材27が着脱自在に設けられている。この回動規制部材27は合成樹脂等によって全体が略長方形の板片状に形成され、中央部にはU字形の係合溝28が形成されている。係合溝28の基部は回転軸20に係合可能な大きさで、上記基部と開口端部とは絞られている。また、係合溝28を挟んで一方の側片27aの基部には指の爪などを引っ掛けるための凸部29が形成され、また先端には係合溝28と反対側に突出する係合突部30が形成されている。
これに関連し、上記トリガレバー16の側壁には上記コンタクトレバー19の回転軸20の近傍に、上記回動規制部材27の係合部31が形成されている。そして、コンタクトレバー19の基部の中央部から回転軸側に切欠き溝32が形成されている。
上記回動規制部材27を取付けるときは、図3(a)に示されるように、コンタクトレバー19の切欠き溝32から差し込み、その係合溝28を上記回転軸20と係合部31とに係合させればよい。これにより、回動規制部材27は回転軸20と係合部31とに安定に保持され、回動規制部材27の先端の係合突部30はコンタクトレバー19の切欠き溝32の上縁33に係合する。したがって、コンタクトレバー19の回動も規制される。
なお、回動規制部材27が不要のときは、差し込み方向とは逆の方向に引っ張り出せば簡単に取り外すことができる。また、図3(b)に示されるように、トリガレバー16の両側壁の内側空間に収納しておいてもよい。
次に、上記構成の釘打機1の起動装置による連続打ちモードと単発打ちモードの各作動態様を説明する。
単発打ちモードで釘打ちを行う場合は、まず釘打機1のノーズ部8を被打込み材に押し付けることによってコンタクトアーム17を上方に作動させる。これにより、図4に示すようにコンタクトアーム17の上端に固定されているL字片21の垂直部21aの先端がコンタクトレバー19の操作端側を突き上げて回動させる。このL字片21の上動に伴って切換作動部材23も上動し、作動レバー34が図中反時針方向に回動されてこの作動レバー34の操作片35がコンタクトレバー19の中途部に係合してコンタクトレバー19を回動させる。トリガレバー16が回動操作されていないのでこのコンタクトレバー19の回動のみでは、起動バルブ11のバルブステム14は全く操作されていない。
その後、トリガレバー16を引き操作することによってトリガレバー16が回動されて図5に示すようにコンタクトレバー19が上方へ押し上げられて操作端側を中心として回動し、バルブステム14がオン位置まで押し上げ作動されたときにパイロットバルブ12は下動し、起動バルブ11がオンされて打撃機構が駆動され釘打ち作動が行なわれる。
釘打ち込み終了後に釘打機のノーズ部8を被打込み材から離すと、コンタクトアームとともにL字片21が図6のように下がり、さらにトリガレバー16を解放して下方に回動させると、図3の初期状態に戻る。再び同じ動作を繰り返すことにより単発打ちを実行することができる。
次に、連続打ちモードを選択する場合を、回動規制部材27が無い場合と、回動規制部材27がある場合について説明する。
回動規制部材27が無いときは、図7に示すように、まずトリガレバー16を引き操作して、トリガレバー16を最大引き位置まで回動させる。この状態では、コンタクトレバー19の係合顎部25は切換作動部材23の係合突部25に当る。トリガレバー16の回動によってコンタクトレバー19の枢支部側が上方へ移動して操作端側を中心として回動されるが、起動バルブ11のバルブステム14がオン位置まで操作されることがなく釘打機1は起動されない。
次に、釘打機1のノーズ部8を被打込み材の上面に押し付けることによりコンタクトアーム17を相対的に上動させる。このとき、図8に示すように、切換作動部材23の係合突部25はトリガレバー16の係合顎部26の下面と係合して上方へ移動できないから、コンタクトアーム17の上端に固定されているL字片21の垂直部21aが上動して、コンタクトレバー19の操作端を押し上げしてコンタクトレバー19を枢支端側を中心として回動させ、これによりバルブステム14がオン位置まで移動したときにパイロットバルブ12が下動し、起動バルブ11がオン作動してメインバルブ10を介して打撃機構を作動させ、被打込み材に対して釘を打ち込む。
釘打ち終了後にトリガレバー16を引き操作したまま釘打機1を被打込み材面から離反させるとコンタクトアーム17がバネ22によって下方に復帰移動させられ、図9に示すように、コンタクトアーム17の下降に従ってコンタクトレバー19は枢支部を中心として下死点まで回動し、コンタクトレバー19によってオン位置に作動されていたバルブステム14が下死点位置まで作動し、パイロットバルブ12が上動して起動バルブ11をオフさせ、打撃機構が初期状態に復帰する。この状態から再び釘打機1を被打込み材に押し付けてコンタクトアーム17を作動させると、図8に示されるように、コンタクトアーム17の上動に伴ってコンタクトレバー19が回動されてバルブステム14を上死点まで押し上げるので、再度起動バルブ11がオン作動し打撃機構が駆動される。
このように、トリガレバー16を引き操作したまま釘打機1のノーズ部8を被打込み材に押し付け、また離反させる操作を繰り返し行うことによってコンタクトアーム17を操作する度に起動バルブ11がオン、オフ作動し、打撃機構が連続的に駆動されるから、連続打ちを行なうことができる。また、一連の連続した釘打ち作動が終了した後にトリガレバー16を解放操作すれば、起動バルブ11のバルブステム14が下死点まで作動して起動バルブ11がオフ作動して初期状態に復帰する。上記のようにトリガレバー16を開放した後ではコンタクトアーム17を操作してもバルブステム14は起動バルブ11をオンさせる位置までは操作されることはない。
次に、回動規制部材27が装着されているときは、図7、図8の場合と同様に、トリガレバー16を引き操作して回動させる。そして、釘打機1のノーズ部8を被打込み材の上面に押し当ててコンタクトアーム17を相対的に上動させる。このとき、切換作動部材23の係合突部25はトリガレバー16の係合顎部26の下面と係合して上方へ移動できないから、コンタクトアーム17の上端に固定されているL字片21の垂直部21aが上動して、コンタクトレバー19の操作端を押し上げしてコンタクトレバー19を枢支端側を中心として回動させ、これによりバルブステム14がオン位置まで操作されたときに起動バルブ11がオン作動されてメインバルブ10を介して打撃機構を作動させ、被打込み材に対して釘を打ち込む。
ところが、釘打ち終了後にトリガレバー16を引き操作したまま釘打機1を被打込み材面から離反させるとコンタクトアーム17がバネ22によって下方に復帰移動する。しかし、図10に示されるように、回動規制部材27の先端の係合突部30はコンタクトレバー19の切欠き溝32の上縁33に係合し、コンタクトレバー19の回動を規制するから、コンタクトレバー19は復帰作動できない。このため、バルブステム14は押し上げられたままで下降しないので、パイロットバルブ12も下降したままであり、起動バルブ11もオン状態に保持される。
したがって、この状態から再び釘打機1を被打込み材に押し付けてコンタクトアーム17を作動させても、バルブステム14は既に押し上げられているから、これをさらに押し上げても起動バルブ11がオン作動することはない。したがって、打撃機構も駆動されない。つまり、トリガレバー16を引いたままで一度コンタクトアーム17を下方に移動させた後、再びノーズ部8を被打込み材に押し当てても、打撃機構が駆動されることはない。この場合、連続打ちはできないのである。
再び釘打機1を駆動するためには、いったんトリガレバー16を解放し、その後に釘打機1を被打込み材から離してコンタクトアーム17を下方に作動させると、切換作動部材23も初期位置に復帰し、起動バルブ11も下方に移動してオフ状態となる。これにより、釘打機1は初期状態となる。
上述のように、単発打ちモードでは当然単発打ちが行なわれるが、連続打ちモードを選択しても、連続打ちモードには切り替わらないから、連続打ちはできない。単発打ち又は連続打ちのいずれのモードを選択しても、釘を単発的に打ち込むことはできるが、連続的に打ち込むことはできない。単発打ちモードに保持されてしまうのである。
釘打機1は単発打ちモードに保持された状態から単発打ちと連続打ちが切り替わる連単切換えモードにするためには、ユーザーが意識して回動規制部材27を外さなければならない。回動規制部材27を外せば、連続打ち、単発打ちのモードの切換え設定を自動的に行うことができる。したがって、自動切換え方式でありながら、出荷時に単発打ちでなければならないとする安全規格や、単発打ちで作業しなければならないとする工事条件などをクリアすることができる。
また、回動規制部材27は着脱可能であるから、出荷条件をクリアするだけであれば、ユーザーが使用開始するときには取り外してしまえばよい。もちろん、切換えをしない事情があるときは、回動規制部材27を装着すればよい。
さらに、回動規制部材27は、その係合溝28を回転軸と係合部31とに係合させることによりコンタクトレバー19に係合するので、簡単な構造によってコンタクトレバー19の回転を規制することができる。
なお、回動規制部材27は、実施例では、回動規制部材27に係合溝28を設けた構成で説明したが、回転軸及び係合部側に係合溝を設け、この溝に回動規制部材が挿入される構成でも良い。すなわち、コンタクトレバー19の回動を規制するものであればどのような構造でもよく、上述の実施形態の構造に限定されない。
本発明に係る釘打機の要部を示す縦断側面図である。 図1の釘打機の主要部を拡大した縦断側面図である。 (a)(b)はそれぞれ回動規制部材の取付態様と収納態様を示す縦断面図である。 図1の起動装置を単発打ちモードで作動させるためコンタクトアームを上死点まで操作した状態を示す断面図 トリガレバーを回動操作して起動バルブがオンされた瞬間の作動状態を示す断面図である。 釘打機の反動によりコンタクトアームが下死点方向に作動した状態を示す断面図である。 図1の起動装置の連続打ちモードでのトリガレバーを引き操作した作動状態を示す断面図である。 コンタクトアームが操作されて起動バルブがオンされた瞬間の作動状態を示す断面図である。 釘の打込み後にコンタクトアームを下死点まで作動させて起動バルブをオフ作動させた状態を示す断面図である。 コンタクトアームが下死点まで下降した状態でも、起動バルブがオン状態に保持された状態を示す断面図である。
符号の説明
1 釘打機
11 起動バルブ
14 バルブステム
16 トリガレバー
17 コンタクトアーム
19 コンタクトレバー
23 切換作動部材
27 回動規制部材

Claims (3)

  1. 釘を打撃するドライバが一体に結合されたピストンと該ピストンを摺動自在に収容しているシリンダによって構成された打撃機構と、上記打撃機構を収容するとともに先端部に上記ドライバを摺動自在に案内するノーズ部が取り付けられたハウジングと、シリンダ内に圧縮空気を供給させて上記打撃機構を駆動させるとともにシリンダ内から圧縮空気を排気させて打撃機構を初期位置に復帰させるように作動させる起動バルブと、手動によって操作されるトリガレバーに一端側が回動自在に枢支され、他端がノーズ部を被打込み材へ押し込むことによって操作されるコンタクトアームの上端と対向して配置されたコンタクトレバーとから構成され、トリガレバーとコンタクトアームの操作により回動操作されるコンタクトレバーによって上記起動バルブのバルブステムを作動させて上記打撃機構を駆動させるようにした釘打機において、
    上記コンタクトアームの先端部に連続打ちモードと単発打ちモードとを切換え設定する切換作動部材を設けるとともに、上記トリガレバーには上記コンタクトレバーの回動を規制する回動規制部材を設け、この回動規制部材によって、連続打ちモード時に上記トリガレバーを操作することにより上記コンタクトレバーが回動して上記起動バルブステムを作動させたときのオン状態に保持する
    ことを特徴とする釘打機の単発打ち保持機構。
  2. 上記トリガレバーには、上記回動規制部材を着脱自在に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の釘打機の単発打ち保持機構。
  3. 上記トリガレバーの側壁には上記コンタクトレバーの回転軸と上記回動規制部材の係合部とを設け、上記回動規制部材が、上記回転軸と係合部とに係合したときに、上記回動規制部材をコンタクトレバーに係合させることを特徴とする、請求項1に記載の釘打機の単発打ち保持機構。
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