JP2553361Y2 - 特殊車輛用サスペンションシート - Google Patents

特殊車輛用サスペンションシート

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Publication number
JP2553361Y2
JP2553361Y2 JP1992000956U JP95692U JP2553361Y2 JP 2553361 Y2 JP2553361 Y2 JP 2553361Y2 JP 1992000956 U JP1992000956 U JP 1992000956U JP 95692 U JP95692 U JP 95692U JP 2553361 Y2 JP2553361 Y2 JP 2553361Y2
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JP
Japan
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base frame
seat
cushion
frame
suspension
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992000956U
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English (en)
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JPH0556589U (ja
Inventor
篤樹 佐々木
Original Assignee
高島屋日発工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォークリフトやトラ
クター等のような振動の大きい特殊車輛の運転席に用い
られる特殊車輛用サスペンションシートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトやトラクター等の特殊車
輛に使用される椅子は、使用時に生ずる大きな衝撃を緩
和する必要があるためシートクッション下部にスプリン
グ等を配置したサスペンション機構を有するものや、シ
ートバック背面部にショックアブソーバやスプリング等
を配置したサスペンション機構を有するものが広く用い
られている。(例えば、実開昭63ー128138号)
【0003】ところで、この種特殊車輛用サスペンショ
ンシートは衝撃を緩和する効果の外に背もたれ部の傾斜
角度を任意に調整して楽な運転姿勢を確保できることも
要求されるが、シートクッション下部にサスペンション
機構を設けてシートバック背面部にシートバックの傾斜
角を調整する機構を付加しようとすると背もたれ部の傾
斜角度を任意に調整できるものの下部のサスペンション
機構によりシートクッションの高さが高くなって運転席
のスペースが大きくなるという問題点があり、一方、シ
ートバック背面部に懸架式のサスペンション機構を設け
た場合には背面部が複雑な機構となってシートバックの
傾斜角を調整する機構を付加させることが困難となり、
最適な運転姿勢の確保ができず乗り心地が悪くなるとい
う問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記のような
従来の問題点を解決して、運転中に発生した衝撃を十分
に緩和することができることは勿論のこと、シートクッ
ションの高さを低く抑えることができて運転席のスペー
スを極力小さくすることができるとともに、シートバッ
クの傾斜角も任意に調整することができて最適な運転姿
勢の確保をし乗り心地性能を大幅に向上させることがで
きる特殊車輛用サスペンションシートを提供することを
目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解消するための手段】前記のような課題を解決
するためになされた本考案の特殊車輛用サスペンション
シートは、シートクッションにシートバックを続かせた
座席本体をベースフレームに懸架式のサスペンション機
構をもって弾発支持させた特殊車輛用サスペンションシ
ートにおいて、シートバックはバックフレームの下端を
もってシートクッションのクッションフレームの後端に
回動自在に連結されており、また、前記ベースフレーム
は、前記バックフレームとクッションフレームとの連結
点の延長線上を枢支点としてその下方に該枢支点を回転
中心とする弧状の案内溝を設けたクッションベースフレ
ームに対しバックベースフレームの下方の連結端を前記
枢支点において回動自在に連結するとともに該バックベ
ースフレームに設けたガイドピンを前記案内溝にガイド
させたものとし、さらに、前記バックフレームとバック
ベースフレームとはリンクを介して連結してシートバッ
クの傾斜角が自在に調整できるようにしてあることを特
徴とするものである。
【0006】
【実旋例】次に、本考案を図示の実旋例に基づいて詳細
に説明する。1はシートクッション2aをクッションフレ
ーム2に取付けたシートクッションとシートバック3aを
バックフレーム3に取付けたシートバックとからなる座
席本体、4 はこの座席本体1を弾発支持するベースフレ
ーム、5は前記クッションフレーム2とバックフレーム
3とを回動自在に連結するヒンジ5である。6はバック
フレーム3の上方部において水平に架設されたリーンホ
ースで、該リーンホース6の中央部には座席本体を弾発
下で支持するショックアブソーバ7が設けられている。
【0007】ベースフレーム4はクッションベースフレ
ーム8とバックベースフレーム10からなり、このベー
スフレーム4に対して前記座席本体1がリンク機構を介
して支持されている。即ち、クッションベースフレーム
8にはリンク9を介して前記クッションフレーム2が取
り付けられ、一方、バックベースフレーム10には前記
ショックアブソーバ7の両側部においてリンク11を介
して前記バックフレーム3が取り付けられるよう構成さ
れている。また、これらクッションベースフレーム8と
バックベースフレーム10とはクッションベースフレー
ム8の後端に形成された略扇形の連結部12の上方にお
いてバックベースフレーム10の下方の連結端をヒンジ
12a により回動自在に連結させてある。なお、このヒ
ンジ12a はその中心軸が前記クッションフレーム2と
バックフレーム3とを連結するヒンジ5の回転軸の延長
線上となるよう構成されている。また、この連結部12
には回転軸を中心とする円弧状の案内溝13が設けら
れ、また、バックベースフレーム10の下部には該案内
溝13内を移動するガイドピン14と、該ガイドピン1
4を任意の位置で固定する例えば締結式ナットのような
ロック部材15とからなる傾斜角調整機構16が設けら
れている。
【0008】なお、前記バックフレーム3の下方部には
リーンホース17が水平に架設され、バックベースフレ
ーム10に突設されたブラケット18との間に前記ショ
ックアブソーバ7を挟んで2本のスプリング19が張設
されており、バックフレーム3が如何なる傾斜角となっ
た場合にもバックベースフレーム10との間に介在する
スプリング19の弾発力により衝撃を吸収緩和できるよ
う構成されている。
【0009】
【作用】このように構成されたものは、バックフレーム
3の背面部にあるショックアブソーバ7やスプリング1
9などの懸架式のサスペンション機構により運転中に発
生した衝撃が十分に緩和されるものであるが、シートバ
ックの傾斜角を調整したいときには、傾斜角調整機構1
6のロック部材15によるクッションベースフレーム8
とバックベースフレーム10とのロックを解いてベース
フレーム4をヒンジ12a において回動自在としたうえ
シートバックまたはバックベースフレーム10を前方ま
たは後方に傾動させれば、枢支点であるヒンジ12a を
回転中心としてバックベースフレーム10が案内溝13
に挿入されているガイドピン14のガイド下に円滑に回
動されてクッションベースフレーム8に対するバックベ
ースフレーム10の傾斜角度は調整されるとともに、該
バックベースフレーム10に対してリンク11により連
結されているクッションフレーム2もヒンジ5を中心と
して従動されることとなってシートバックの傾斜角度を
任意の位置とすることができる。
【0010】このようにしてシートバックを所要の傾斜
角とすることができたならば再びロック部材15により
ベースフレーム4のクッションベースフレーム8とバッ
クベースフレーム10とが一体化されるようロックした
うえで着席すれば、シートバックも所定の角度に保持さ
れることとなるから運転者は最も楽な姿勢を保つことが
できることとなり、長時間の運転を行っても疲労するこ
となく快適に運転作業を続けることができる。また、前
記した独特な傾斜角調整機構16の調整によりシートバ
ックが如何なる角度に傾斜させられたとしても、バック
フレーム3とバックベースフレーム10とは同軸上を中
心に回動するよう構成され常に平行状態を保持している
とともに、両者間にはスプリング19が介在され常に所
定の弾発力が作用しているので安定した乗り心地性能を
保持することとなる。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の説明より明らかなよう
に、運転中に発生した衝撃を十分に緩和することができ
ることは勿論のこと、シートクッションの高さを低く抑
えることができて運転席のスペースを極力小さくするこ
とができるとともに、ベースフレーム本体のクッション
ベースフレームとバックベースフレームとの連結部にバ
ックフレームの傾斜角を自在に調整できる特殊な傾斜角
調整機構を設けることによりシートバックの傾斜角も任
意に調整することができて最適な運転姿勢の確保をし乗
り心地性能を大幅に向上させることができるものであ
り、更には簡単な構造で廉価に生産できるという利点も
有する。従って、本考案は従来の問題点を一掃した特殊
車輛用サスペンションシートとして、実用的価値の極め
て大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の実施例を示す背面図である。
【符号の説明】
1 座席本体 2 クッションフレーム 3 バックフレーム 4 ベースフレーム 8 クッションベースフレーム 10 バックベースフレーム 11 リンク 13 案内溝 14 ガイドピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションにシートバックを続か
    せた座席本体(1) をベースフレーム(4) に懸架式のサス
    ペンション機構をもって弾発支持させた特殊車輛用サス
    ペンションシートにおいて、シートバックはバックフレ
    ーム(3) の下端をもってシートクッションのクッション
    フレーム(2) の後端に回動自在に連結されており、ま
    た、前記ベースフレーム(4) は、前記バックフレーム
    (3) とクッションフレーム(2) との連結点の延長線上を
    枢支点としてその下方に該枢支点を回転中心とする弧状
    の案内溝(13)を設けたクッションベースフレーム(8) に
    対しバックベースフレーム(10)の下方の連結端を前記枢
    支点において回動自在に連結するとともに該バックベー
    スフレーム(10)に設けたガイドピン(14)を前記案内溝(1
    3)にガイドさせたものとし、さらに、前記バックフレー
    ム(3) とバックベースフレーム(10)とはリンク(11)を介
    して連結してシートバックの傾斜角が自在に調整できる
    ようにしてあることを特徴とする特殊車輛用サスペンシ
    ョンシート。
JP1992000956U 1992-01-14 1992-01-14 特殊車輛用サスペンションシート Expired - Lifetime JP2553361Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0556589U JPH0556589U (ja) 1993-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6050846U (ja) * 1983-09-17 1985-04-10 日本発条株式会社 リクライニング機構を有するサスペンシヨンシ−ト装置
JPH0434107Y2 (ja) * 1987-02-16 1992-08-14
JPH0545555Y2 (ja) * 1989-03-20 1993-11-22

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