JP2547449Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2547449Y2
JP2547449Y2 JP1990103491U JP10349190U JP2547449Y2 JP 2547449 Y2 JP2547449 Y2 JP 2547449Y2 JP 1990103491 U JP1990103491 U JP 1990103491U JP 10349190 U JP10349190 U JP 10349190U JP 2547449 Y2 JP2547449 Y2 JP 2547449Y2
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JP
Japan
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seat
spring
back frame
support shaft
support
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孝行 田島
悠 土屋
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用シート、特にそのシートバックの構造
に関するものである。
[従来技術] 車両用シートは、振動乗心地が良好であることが要求
される。振動乗心地をよくするために、シートバックに
ついては、シートバックを保持するバックフレームの両
脚部間にS字ばね等のシートばねを張架し、これにより
乗員の振動を吸収する対策が一般になされている(特開
昭61−226340号)。
しかしながら、上記シートばねや、シートバックに内
設したパッド等では、着座者のピッチング振動を充分に
吸収できない。なお、振動吸収性を上げるために上記シ
ートばねのばね定数を下げ、撓みストロークを大きくす
る対策も考えられるが、このようにすると、着座者の着
座姿勢の安定性および腰部の支持性が低下し長時間走行
での疲労が大きくなる。特に積載重視のトラックにおい
ては、荷台下のサスペンションのばね定数を高く設定す
るので、空車走行時のピッチング振動が大きくなる。従
って空車走行時を考えた場合、張架したS字ばね等のば
ね定数を低くするよりは、高周波での乗心地は犠牲にな
るが、ばね定数を大きくとり、ばねの底着きをなくする
ように設定して振動を抑えているのが実情である。
このように、バックフレームに張架したシートばねの
チューニングでは、着座者の振動吸収性および着座安定
性の両方を満足させることはできない。
また、シートバック全体を、その下端を中心に弾性的
に揺動せしめる構造としたものもあるが、この場合も、
上記振動吸収および着座安定性の両方を満足させること
は困難である。
[本考案が解決しようとする課題] そこで、本考案は、着座者の着座安定性を確保し、か
つピッチング振動の吸収性にも良好なリクライニング式
のシートバックを備えた車両用シートを提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、シートフレームにシートバック支持アーム
の基端をリクライニング可能に支持せしめ、上記支持ア
ームの上端には乗員の腰部の直上高さ位置に支軸を設け
て該支軸にバックフレームの脚端を軸支し、上記支軸と
脚端との間にばね部材を設けて上記バックフレームを上
記支軸を中心に弾性的に揺動可能とし、かつ上記ばね部
材のばね定数を上記バックフレームに張架したシートば
ねのそれよりも大きく設定したことを特徴とする。
[作用効果] 本考案のシートでは、小さいピッチング振動は、バッ
クフレーム間に張架した従来のシートばねにより吸収さ
れる。大きいピッチング振動時はバックフレームが揺動
することで、振動が吸収される。このとき着座安定性は
支持アームで保持されたシートバックの下部で確保され
る。
[実施例] 第1図ないし第4図に示す実施例において、シートラ
ック1に前後移動可能に支持された左右のシートフレー
ム2にはそれぞれブラケット3が固定され、該ブラケッ
ト3にはシートバック支持アーム4の基端が軸支せしめ
てある。軸支部にはリクライニング装置5が設けてあ
る。リクライニング装置5は周知のもので、例えば第3
図に示すように上記支持アーム4の下端に固定したギヤ
51に先端に形成した爪が係脱可能に噛合するハンドル5
2、支持アーム4を前傾方向に付勢するコイルばね53を
備えている。
左右の支持アーム4には、門型をなすバックフレーム
6の両脚端がそれぞれ軸支せしめてある。軸支部の構造
の詳細は第4図に示す如くであって、支持アーム4の上
部には支軸71が突設してあり、これにバックフレーム6
の脚端が回転自在に支持せしめられている。バックフレ
ーム6の脚端軸支部の直上にはばね引掛け用ピン72が突
設してある。そして上記支軸71とピン72との間には内端
を支軸71に係止し、外端をピン72に引掛けたコイルばね
73が設けてある。このばね73はバックフレーム6を前傾
方向へ付勢している。なお、コイルばね73の内端を係止
した支軸71の先端にはかしめワッシャ74が取付けてあ
る。上記支軸71の高さ位置はシート着座者の腰部直上の
位置、通常はヒップポイントH・P(第1図)の上方、
約130mm程度ないしそれよりも若干上方としてある。
バックフレーム6には、上記ばね引掛け用ピン72の上
方にストッパーピン75が挿通せしめてある。一方、上記
支持アーム4の上端にはストッパーピン75と対応する位
置に円弧状のガイド溝76が形成してあり、これに上記ス
トッパーピン75が貫通せしめてある。ガイド溝76を貫通
したストッパーピン75の先端にはワッシャ77およびナッ
ト78が取付けてある。
第1図に示すように、バックフレーム6の左右の脚部
間には上下二段にS字ばね(シートばね)9が張架して
ある。また左右の上記支持アーム4間にもS字ばね9が
張架してある。上記コイルばね73のばね定数はS字ばね
9のばね定数よりも大きく設定してある。
上記シートフレーム2はパット材および外皮にて被覆
されてシートクッションS1を形成し、上記支持アーム
4、バックフレーム6およびS字ばね9は同じくパッド
材および外皮にて被覆されてシートバックS2を構成して
いる。
上記の構造をもつ車両用シートにおいて、着座者は着
座時、リクライニング装置のハンドル52を操作し、支持
アーム4を回動させることで、所定のシートバック傾斜
角度に調整することができる。
車両の通常走行時、着座者に作用する小さいピッチン
グ振動は支持アーム4およびバックフレーム6に張架さ
れたS字ばね9およびパッド材により吸収される。
車両の悪路走行時、トラックの空車走行時などにおい
て大きいピッチング振動が作用すると、その基端と支持
アーム4との間にコイルばね73を介在せしめたバックフ
レーム6は着座者の背の動きに同調して弾性的に揺動
し、この揺動により着座者の振動が吸収されて着座者の
背中のシートバックによるたたかれ感は緩和される。こ
のとき、支持アーム4は揺動しないから、着座者のヒッ
プおよび腰部はその上部に比べ位置および姿勢の安定性
が確保される。
上記実施例では、バックフレーム6を揺動せしめるば
ね部材としてコイルばね73を用いたが、他のばね部材を
用いることができる。第5図はナイトハルトゴム装置を
用いた実施例を示すものである。
支持アーム4には、根元を断面四角形とした支軸81が
突設してある。一方、バックフレーム6には、断面四角
形の筒体821の内部の四隅に三角形のゴム部材822を係合
してゴム部材822にて上記支軸81の根元部と合致する断
面四角形の通孔を形成したナイトハルトゴム装置82が固
着してある。そして上記支軸81は、これを上記通孔に嵌
入するとともに先端部をアーム6に貫通させ、ナット83
にて抜け止めがしてある。他の構造は先の実施例と同じ
である。
本実施例においても、振動する着座者の荷重が作用す
ると、ゴム部材822がねじられ、アーム6を揺動させる
ことで、先の実施例と同様の作用効果が奏される。
上記の如く、本考案のシートでは、特に大きなピッチ
ング振動時、バックフレームが揺動することで着座者の
背中のシートバックによるたたかれ感を緩和し、かつ着
座安定性も確保することができる。
本考案のシートは、特にトラックのシートに用いて有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1の実施例を示すもの
で、第1図はシート全体の正面図、第2図はシート全体
の側面図、第3図はリクライニング装置を示す図、第4
図はバックフレーム支持部の分解斜視図、第5図は第2
の実施例におけるバックフレーム支持部の分解斜視図で
ある。 S1……シートクッション S2……シートバック 2……シートフレーム 3……ブラケット 4……シートバック支持アーム 5……リクライニング装置 6……バックフレーム 71……支軸 73……ばね部材(コイルばね) 82……ばね部材(ナイトハルトゴム) 9……シートばね(S字ばね)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リクライニング式車両用シートにおいて、
    シートクッションを支持するシートフレームの左右後端
    にシートバック支持アームの基端をリクライニング可能
    に支持せしめ、上記支持アームの上端には乗員の腰部の
    直上高さ位置に支軸を設けて該支軸にシートバックを保
    持するバックフレームの脚端を軸支し、上記支軸と上記
    脚端との間にばね部材を設けて上記バックフレームを上
    記支軸を中心に弾性的に揺動可能とし、かつ、上記ばね
    部材のばね定数を上記バックフレームに張架したシート
    ばねのそれよりも大きく設定したことを特徴とする車両
    用シート。
JP1990103491U 1990-10-01 1990-10-01 車両用シート Expired - Fee Related JP2547449Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183683A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具

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JP5381300B2 (ja) * 2009-05-07 2014-01-08 トヨタ紡織株式会社 車両用シート

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