JP2553279Y2 - 電池収納装置 - Google Patents

電池収納装置

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JP2553279Y2
JP2553279Y2 JP8199292U JP8199292U JP2553279Y2 JP 2553279 Y2 JP2553279 Y2 JP 2553279Y2 JP 8199292 U JP8199292 U JP 8199292U JP 8199292 U JP8199292 U JP 8199292U JP 2553279 Y2 JP2553279 Y2 JP 2553279Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電池収納装置に関
し、特に、その操作性を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】電池利用機器における電池収納装置とし
ては、従来から種々の構造が提案されており、例えば、
その一例が特公昭62−36204号公報に開示されて
いる。この公報に示されている電池収納装置は、装置本
体に設けられ、上端が開口した凹状の電池収納部と、こ
の電池収納部の前記開口を面一に閉塞する蓋体とを有し
ている。
【0003】そして、電池収納部の両側に凹溝を設ける
とともに、その奥壁側に係合部が形成されている。一
方、蓋体側には、その対向する両端側に前記凹溝と嵌合
する突片を形成するとともに、前端側に係合部と係止さ
れる弾性変形可能な係合爪部と、操作レバー部とが設け
られている。このように構成された電池収納装置では、
電池収納部側の凹溝に蓋体の突片を嵌合して、蓋体を奥
壁方向にスライド移動させて、係合爪部を係合部に係止
することにより電池収納部の開口が閉塞されるととも
に、操作レバーを後方に操作することで係合爪と係止部
との係止状態を解除しながら、蓋体を前方側にスライド
移動させることにより、蓋体が電池収納部から取り外さ
れる。しかしながら、このような電池収納装置には、以
下に説明する技術的課題があった。
【0004】
【考案が解決しょうとする課題】すなわち、上記公報に
開示されている電池収納装置では、凹溝と突片とを嵌合
させた状態でのスライド移動により蓋体の着脱操作が行
われるので、凹溝と突片との間にガタつかない程度の寸
法精度が要求されるとともに、その位置合わせが面倒な
ものとなっていた。また、蓋体のスライド移動は、これ
を平行に移動させなければならず、凹溝と突片との接触
面積が多いこともあって、蓋体の着脱が円滑に行えない
という問題もあった。
【0005】さらに、蓋体を取り外す際には、操作レバ
ーの操作と蓋体のスライド移動とをほぼ同時に行わなけ
ればならないので、蓋体の取り外し操作も面倒なものと
なっていた。この考案は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、着
脱作業が簡単に行える電池収納装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本校案は、装置本体に設けられ、前後方向に対向す
る奥壁と前壁とを有する上端が開口した凹状の電池収納
部と、この電池収納部の前記開口を面一に閉塞する蓋体
とを有する電池収納装置において、前記電池収納部に
は、前記奥壁に所定の間隔を隔てて一対の溝を貫通形成
するとともに、この溝にそれぞれ連続する一対の挿入孔
を貫通形成して、前記開口側が自由端となる前後方向に
弾性変形可能な弾性爪が設けるられるとともに、前記
壁側に係合部が設けられ、前記蓋体には、その一端側に
前記挿入孔に挿入された状態で前記弾性爪に当接してこ
れを後方に押圧する突片が設けられるとともに、対向す
る他端側に当該蓋体の押し下げ状態で、前記係合部と係
合する係止爪部が設けられたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成の電池収納装置によれば、電池収納部
の奥壁側に、一対の溝とこれに連続する一対の挿入孔と
により、開口側が自由端となる前後方向に弾性変形可能
な弾性爪が設けられるとともに、電池収納部の前壁側に
係合部が設けられ、この電池収納部を面一に閉塞する蓋
体には、その一端側に前記挿入孔に挿入された状態で前
記弾性爪に当接してこれを後方に押圧する突片が設けら
れるとともに、対向する他端側に当該蓋体の押し下げ状
態で前記係合部と係合する係止爪部が設けらているの
で、蓋体の突片を挿入孔に挿入して、突片で弾性爪を後
方に押し下げると、係止爪部と係合部とが係合し電池収
納部の開口が閉塞される
【0008】このとき、係止爪部と係合部との係合状態
は、弾性爪の弾性反力により蓋体が前方側に付勢される
ので、この付勢力により蓋体の閉塞状態が強固に確保さ
れる。一方、蓋体を電池収納部より脱着する際には、突
片とこれが挿入されている挿入孔との部分を支点とし
て、蓋体の他端側を引き上げるようにして、係止爪部と
係合部との係合状態を解除し、突片を挿入孔より抜き出
すことにより、蓋体が簡単に取り外せる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照にして詳細に説明する。図1から図3は、本考
案にかかる電池収納装置の一実施例を示している。同図
に示す電池収納装置は、電池利用電気機器、例えば、電
子式血圧計などの装置本体10に設けられ、各種の形状
の一次電池が収納される上端が開口した凹状の電池収納
部12と、この電池収納部12の開口を面一に閉塞する
蓋体14とから構成されている。
【0010】電池収納部12は、この実施例では、略円
弧状に湾曲形成された奥壁16と、これに対向する円弧
状に湾曲形成された前壁18と、左右の側壁20と底壁
22とを有しており、略長方形状の開口端部に沿って段
部23が形成されていて、この段部23に蓋体14が装
着されることにより、蓋体14と装置本体10との面が
面一になる。底壁22上には、複数列収納される電池を
列毎に分ける突起24が一体に突設されている。また、
底壁22は、左右の側壁20側から中心に向けて下方に
傾斜するように形成されている。
【0011】そして、奥壁16には、所定の間隔をおい
て一対の弾性爪26と挿入孔28とが形成されている。
この弾性爪26は、奥壁16に先端が挿入孔28に到達
する一対の溝30を貫通形成することで形成されてお
り、電池収納部12の開口側が自由端となっている。ま
た、弾性爪26は、その裏面側の湾曲した部分を切欠し
て、一部に薄肉化部27を設けることにより、前後方向
に弾性変形が可能になっており、弾性爪26との両側に
奥壁16を貫通する角形の挿入孔28が一対ずつ形成さ
れている。
【0012】また、弾性爪26の先端には、L字形に屈
折した起立片32が一体に形成されている。さらに、前
壁18側には、装置本体10の一部を切欠することによ
り凹部34が形成され、この凹部34の内端には、前壁
18の一部に貫通孔38を設けることにより、後述する
蓋体14の係止爪部と係合する係合部36が形成されて
いる。
【0013】一方、蓋体14は、上記電池収納部12の
開口に沿って形成された段部23に対応した略長方形状
に形成され、対向する長辺の一方端に、上記挿入孔28
にそれぞれ挿入される一対の突片40が、挿入孔28と
同じ間隔で一体に形成されている。この突片40は、蓋
体14の下面側に一体に形成されたものであって、両端
が挿入孔28内に挿入される一対の突起部42と、下面
側に設けられた一対の突条44とから構成されている。
【0014】この一対の突起部42の間隔aは、上記起
立片32の嵌合が可能な間隔に設定され、一対の突条4
4の間隔bは、その先端側が起立片32の幅cよりも小
さくなっている。また、蓋体14の突片40が設けられ
ている側の反対端には、その中央部に操作片46が、蓋
体14と面一状に突設されており、その操作片46の下
面には、先端に鉤部48が設けられた係止爪部50が外
方向に傾斜した状態で一体に突設されている。
【0015】さらに、蓋体14の下面には、その長手方
向と直交するように4本の突条突起52,54が形成さ
れており、中央側の2本の突条突起52は、その両側の
突条突起54よりも高さが高くなっている。さて、以上
のように構成された電池収納装置では、収納部12内に
電池を収納して、これを閉塞する際には、蓋体14の突
片40の突起部42を挿入孔28内に挿入する。この挿
入に当たっては、蓋体14を電池収納部12の斜め上方
に位置させ、この状態で突起部42が挿入孔28内に挿
入するようにすれば容易に行える。
【0016】突起部42が挿入孔28内に挿入される
と、突起部42間に弾性爪26の起立片32が、これに
挟まれるようにして位置決めされるとともに、突片40
の突条44の先端が起立片32に当接する。そして、こ
の状態で突片40を弾性爪26側に押圧すると、弾性爪
26が後方に弾性変形し、これにより、蓋体14の他端
側に設けられている係止爪部50が無理無く係合部36
と係合できる状態になるので、この押圧操作とともに、
蓋体14を下方に押し下げれば、係止爪部50の鉤部4
8が係合部36との間にクリック音を発しながら係合す
る。
【0017】このようにして係止爪部50の先端に設け
られている鉤部48が係合部36に係合されると、この
状態では、図3に示すように、弾性爪26は、その弾性
反力が蓋体14を前方に押圧するように作用するが、こ
の作用力の方向は、鉤部48と係合部36との係合状態
が強化される方向であって、この作用力により蓋体14
の閉塞状態が強固に確保される。
【0018】ところで、本実施例では、蓋体14により
電池収納部12を閉塞状態では、収納部12内に収納さ
れている電池の飛び出しも防止される。すなわち、一般
的にこの種の電池収納装置では、複数の電池を直列接続
した状態で収納し、その両端でバネ材で付勢された電極
を接触させているが、周知のように、電池の正極と負極
とはその形状が異なっていて、特に、直列接続した状態
で、これを両端から付勢すると、電池が中央部分で折れ
曲がるようにして飛びた出し、電池の接触状態を良好に
保つことが難しい。
【0019】ところが、本実施例の電池収納装置では、
電池収納部12の底壁22が側壁20側から中心方向に
傾斜しており、このため、電池収納部12内に電池を入
れると、中心側で電池の端部同士が傾斜した状態で接触
することになる。そして、この状態で蓋体14を開口部
に装着すると、蓋体14の下面に高さの異なる突条突起
52,54が設けられているので、これが収納されてい
る電池の上面に複数箇所で当接して、電池を下方に押し
下げることになり、この突条突起52,54の作用によ
り、収納されている電池の電気的な接触状態の悪化を防
止しつつ、その飛び出しも効果的に防止される。
【0020】一方、蓋体14を電池収納部12より脱着
する際には、突片40とこれが挿入されている挿入孔2
8との部分、すなわち、突起部42に起立片32が嵌合
されている部分を支点として、操作部46と凹部34と
の間に指を差し込んで、蓋体14の他端側を引き上げる
ようにして、係止爪部50と係合部36との係合状態を
解除し、突片40を挿入孔28より抜き出すことによ
り、蓋体14が簡単に取り外せる。
【0021】この場合、操作部46と凹部34との間に
指を差し込むと、この操作の際に、弾性爪26が後方に
弾性変形するので、これにより蓋体14が少し後方に移
動し、係止爪部50と係合部36との間の係合状態が容
易に解除され、蓋体14の着脱操作は、片手で簡単かつ
スムースに行える。なお、上記実施例では、突片40と
これが挿入される挿入孔28とをそれぞれ一対ずつ設け
たものを例示したが、本考案の実施はこれに限定される
ことはなく、例えば、操作部46と対向する位置にこれ
らを1つ設けた構成であってもよい。
【0022】
【考案の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本考案にかかる電池収納装置によれば、従来のこの種の
装置にように相互に摺接する部分がないので、着脱操作
が円滑に行えるとともに、片手での操作が簡単にでき、
しかも、蓋体の装着状態が強固に確保されるという優れ
た効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる電池収納装置の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の電池収納装置において蓋体を装着した状
態のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 12 電池収納部 14 蓋体 16 奥壁 18 前壁 26 弾性爪 28 挿入孔 36 係合部 40 突片 50 係止爪部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられ、前後方向に対向す
    る奥壁と前壁とを有する上端が開口した凹状の電池収納
    部と、この電池収納部の前記開口を面一に閉塞する蓋体
    とを有する電池収納装置において、 前記電池収納部には、前記奥壁に所定の間隔を隔てて
    対の溝を貫通形成するとともに、この溝にそれぞれ連続
    する一対の挿入孔を貫通形成して、前記開口側が自由端
    となる前後方向に弾性変形可能な弾性爪が設けるられる
    とともに、前記前壁側に係合部が設けられ、 前記蓋体には、その一端側に前記挿入孔に挿入された状
    態で前記弾性爪に当接してこれを後方に押圧する突片が
    設けられるとともに、対向する他端側に当該蓋体の押し
    下げ状態で、前記係合部と係合する係止爪部が設けられ
    たことを特徴とする電池収納装置。
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