JP3990748B2 - 乾電池ケース - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、たとえば、ガステーブルこんろ等のガス燃焼器具に好適な乾電池ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ガステーブルこんろ等のガス燃焼器具にあっては、一般に器具の底部前面又は後部の一側に乾電池ケースを設けているため、電池交換等に際しては、器具を持ち上げたり、器具を前方へ引き出したり、器具の後部をのぞき込んだりしなければならず、しかも、乾電池ケースに対する乾電池の脱着にも相当の困難性がともなうものである。
したがって、器具の正面から乾電池ケースの位置が確認し難いこともあって電池交換等に多くの手間がかかり、取扱い上甚だ不便、かつ、面倒なものであった。
【0003】
そこで、従来、ガステーブルこんろ等のガス燃焼器具の前面側に乾電池ケースを設け、器具前面からの電池交換等を可能として上記不具合を解消しようとする試みが提案されている。
【0004】
上記従来の器具前面からの電池交換等を可能としたものとしては、たとえば、図11に示されているように、ガイドレール100を備えたケース本体101に、前面カバー102と上面が開口された舟型の電池ケース103をスライド台104に一体に備えたスライド体を収納又は引きだし可能に設けた乾電池ケース(以下従来例1という)、或いは図12及び図13に示されているように、上ガイド板105と下ガイド板106及び接点金具107からなるケース本体に、把持108を有し両側が開口された電池ケース103を挿入、脱出可能に設け、かつ、別体の前面カバー102を備えた乾電池ケース(以下従来例2及び従来例3という)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例1の乾電池ケースは、電池交換に際しケース本体101からスライド体を中途まで引き出し、電池ケース103に収納されている使用済みの乾電池を上面開口から取り出し、新しい乾電池を上面開口から電池ケース103内に収容した後、スライド体を前面カバー102とともにケース本体101内に押し込んでセットするものであるが、ケース本体101に対する電池ケース103の収納位置における保持手段がないので、前面カバー102が器具の前面から突出、或いは内方に没入して段差を生じやすいばかりか、特に、乾電池及びその接続関係に安定性がなく通電不良が生ずることがあり、またケース本体101、前面カバー102、電池ケース103、スライド台104等の部品を必要とするから、部品点数が多くなり構造的にも複雑となるため、コスト的に高価となるという問題点があった。
【0006】
上記従来例2及び従来例3の乾電池ケースは、電池交換に際し、先ず、前面パネルのカバー102を外し、次いで、把手を摘んでケース本体101から電池ケース103を引き抜いて器外に持ち出し、電池ケース103に収納されている使用済みの乾電池を両側開口から取り外し、新しい乾電池を両側開口から電池ケース103内に装着した後、乾電池が収納された電池ケース103をケース本体に押し込み収納し、その後、前面カバー102を被せるものであるから、電池ケースと別体の前面カバー102は前面パネルと同一面に位置決めされて段部を生ずることがなく、把手を利用して電池ケース103の引き出し操作もしやすいが、外部からは確実にセットされたかどうかの確認ができないし、上記従来例1と同様に、ケース本体に対する電池ケース103の収納位置における保持手段がないので、電池ケース103と接点金具107との接続関係に安定性がなく通電不良が生ずることがあり、また、ケース本体は上ガイド板105、下ガイド板106、接点金具107等の部品の組合せからなり、その外、電池ケース103、前面カバー102等の部品をも必要とするから、部品点数が多くなり構造的に複雑となるため、コスト的にも高価となるといる問題点があった。
【0007】
この発明は、上記課題を解決し、電池交換等を簡易に行え、電池ケースを確実に収納でき、かつ電通不良をなくし、併せて、構造の簡略化とコストダウンをも図った乾電池ケースの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するこの発明の第1の乾電池ケースは、器具前面の電池収納部に取り付け固定された電池ボックスに、蓋付き電池ケースを器具の前面から挿脱可能に備えた電池ケースにおいて、上記蓋付き電池ケースを器具から取り出し方向に付勢する付勢手段と、その付勢手段による付勢力に抗して上記蓋付き電池ケースを収納位置で電池ボックスに対して係合保持するストッパーと、そのストッパーの係合を解除する解除操作部と、上記ストッパーの係合動作方向に上記蓋付き電池ケースを押し付ける押さえ手段とを備える一方、上記蓋付き電池ケースを樹脂で一体成形し、上記解除操作部は、上記蓋付き電池ケースの底面から弾性変形可能に一体延設され、その途中に上記ストッパーの係合部を形成したことを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するこの発明の第2の乾電池ケースは、上記付勢手段が、上記電池ボックスの奥側壁に設けられ、上記蓋付き電池ケースを収納位置に挿入すると、その挿入された蓋付き電池ケースに収容されている乾電池の一方の電極に直接接触して付勢する接続端子バネであることを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するこの発明の第3の乾電池ケースは、上記押さえ手段が、上記蓋付き電池ケースを収納位置に挿入すると、その挿入された蓋付き電池ケースに収容されている乾電池の他方の電極の端子板に直接接触して押し付ける接続端子バネであることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するこの発明の第4の乾電池ケースは、上記付勢手段の接続端子バネが、乾電池の負極に接触するコイルバネで構成され、上記押さえ手段の接続端子バネは、乾電池の正極端子板に接触する板バネで構成されていることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するこの発明の第5の乾電池ケースは、上記電池収納部がテーブルコンロの操作パネルにおける点火スイッチの隣に並べて設けられ、上記ストッパーの係合動作方向に上記蓋付き電池ケースを押し付ける押さえ手段とを備える一方、上記蓋付き電池ケースが収納位置にあるとき蓋面が上記操作パネル面と同一面上に位置決められていることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するこの発明の第4の乾電池ケースは、上記電池ボックスを上記テーブルコンロの配管に取りつけ支持したことを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記構成を有するこの発明の第1の乾電池ケースは、蓋付き電池ケースを電池ボックス内の所定位置まで収納すると、蓋付き電池ケースは押さえ手段で押圧された状態のもとに、付勢手段によって取り出し方向の付勢力が加わってストッパーで確実にロックされ、その結果、蓋付き電池ケースは予め決められた所定の収納位置に安定的に保持され、解除操作部を操作することによって、蓋付き電池ケースは付勢手段によって前方へ押し出される。
そして上記解除操作部は、弾性変形を利用することによって、途中に形成されている係合部の係合動作を確実に行なう。
また、蓋付き電池ケースが合成樹脂により一体成形されることで、部品点数が大幅に減少し、安価にて提供できる。
【0015】
上記構成を有するこの発明の第2の乾電池ケースは、蓋付き乾電池ケースをセットすれば、その蓋付き電池ケースに収容されている電池の一方の電極は接続端子バネと電気的に接続され、蓋付き電池ケース内のバネは不要となる。
【0016】
上記構成を有するこの発明の第3の乾電池ケースは、、蓋付き電池ケースをセットすれば、その蓋付き電池ケースに収容されている電池の両電極ともが接続端子バネと電気的に接続される。
【0017】
上記構成を有するこの発明の第4の乾電池ケースは、的確なバネの選択により機能的に優れる。
【0018】
上記構成を有するこの発明の第5の乾電池ケースは、前面より電池交換が可能で、蓋がパネルと同一面となっていることから電池ケースが確実に収納されたかどうかの確認ができる。
【0019】
上記構成を有するこの発明の第6の乾電池ケースは、電池ボックスを取り付け固定する際に、配管を位置決めに利用できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下この発明の乾電池ケースの実施例について図面を参照して説明する。
【0021】
図1〜図10において、1は電池ボックスで、前面を開口した箱状に形成され、その後壁に復元力をもち、前方への付勢手段を兼備する乾電池Aの負極側に接触する接続端子バネ2が設けられ、底壁前端には後述するストッパー17の係止凸起18が係脱する係止穴3を備え、かつ、下面には図7に例示されているように、器具Bのガスや水道の配管4に引掛けうる引掛け凹部5、6とネジ止め用の座7とを備えた取付座8を設けた構成となっている。
なお、上記接続端子バネ2には接続端子片2aが外部に突出して接続されている。
【0022】
9は蓋付き電池ケースで、内面に乾電池Aを安定的に支承するための複数の突条10を有し上面が開放されたケース主体11の前方寄りに乾電池Aの正極側に接する端子板12が取り付けられた凸壁13を備え、前端には器具Bの前面パネル14に穿った開口15に適合する蓋体16を有し、かつ、底壁前面に後述するストッパー17を有し側壁後端には後述する係合手段23の係合突部25を備えた構成となっている。
【0023】
17はストッパーで、上記電池ボックス1の係止穴3に対して係脱動作する係止凸起18を前方寄りの下面に有し、前端には解除操作部としての操作ツマミ19を備えた復元力をもつ板状体で形成され、図1〜図7に示した実施例は上記蓋付き電池ケース9の底壁前面を切り抜いて蓋付き電池ケースと一体に形成されており、図10に示した実施例では別体の係止凸起18を有する板状体を、蓋付き電池ケース9の底壁前面に取り付けている。
そして、操作ツマミ19の先端を上記蓋体16の下面に位置させ、蓋体16の下端には、上記操作ツマミ19の先端に対して間隔をあけて向かい合う位置に突部26が形成されていて、突部26に親指を、また操作ツマミ19に人差し指を掛けてそれら操作ツマミ19と突部26とを押し付け合うように摘むことにより、操作ツマミ19が持ち上げ操作されるようになしている。
また、係止凸起18は逆三角形状として係止時はその反力で係止穴3に自動的に係止してロックされ、ロック解除時は操作ツマミ19をその反力に抗して持ち上げることにより係止凸起18が係合穴3から容易に脱出してロックが解かれやすくしてある。
【0024】
20は、係合方向である下方への押さえ手段としての押さえ板で、上記蓋付き電池ケース9を電池ボックス1内の所定位置に収納したとき、その凸壁13の上面に圧接する押圧凸部21を有する復元力を持つ帯板体で形成され、上記電池ボックス1の上壁前面にその基端を固定して備えられ、上記押圧凸部21を有する帯板体を導電性をもつバネ板で形成し、その基端を延長して上部に突出させ、乾電池Aのプラス側の接続端子片22を兼備している。
【0025】
23は蓋付き電池ケース9が一定ストローク引き出されたところでその引き出しが一旦停止される係合手段で、電池ボックス1の側壁前端部に設けた切起片24に蓋付き電池ケース9の側壁後端に設けた係合突部25が蓋付き電池ケース9を一定ストローク引き出したところで係合されてその引き出しが規制され、蓋付き電池ケース9の前端側を持ち上げることによりその係合が外れる構成となっている。
【0026】
図8及び図9は、この発明の乾電池ケースをガステーブルこんろに適用した実施例であって、ガステーブルこんろBの前面一側の電池収納部に取り付け固定して器具前面からの電池交換等が容易に行えるようにしている。
なお、上記電池ボックス1と蓋付き電池ケース9はそれぞれ樹脂で一体形成され手いるので、ストッパーを蓋付き電池ケースと一体成形すれば、樹脂の弾力性を利用してストッパー17に復元力をもたせることができる。
また、押さえ板20には金属製の板バネを用いれば、それを電気的接続手段として利用できる。
【0027】
上記構成において、この発明の乾電池ケースをガステーブルこんろBの前面一側の電池収納部に設置する場合は、電池ボックス1をその取付座8の引掛け凹部5又は6を近くのガス配管4に嵌めつけて引掛け支持した後、ネジ止め用の座7を器体側の取付板(図示せず)にネジ止めすれば、電池ボックス1の所定位置への取り付け固定ができる(図7及び図9参照)。
【0028】
そこで、2個の乾電池Aをケース主体11に直列に配置して装着し、蓋付き電池ケース9を上記電池ボックス1に前面開口から挿入し、乾電池Aの負側に接する接続端子バネ2を圧縮して所定の収納位置にまで達すると、蓋付き電池ケース9の凸壁13の上面が押さえ板20の押圧部21による反力で下方へ押し付けられているから、ストッパー17の係止凸起18は電池ボックス1の係止穴3に自動係止される。
したがって、電池ボックス1に対し蓋付き電池ケース9は押さえ板20による下方への押圧作用と接続端子バネ2による前方への押圧作用とでストッパー17によるロックが確実となって所定の収納位置にセットされる。
その結果、乾電池Aは所定の位置にあってその端子板12への正極側の接触と接続端子バネ2への負極側の接触とが安定的に行われ、前端の蓋体16で前面パネル14の開口15が塞がれる(図1及び図7参照)。
【0029】
次に、電池交換に際し蓋付き電池ケース9を引き出すときは、ストッパー17に備えた操作ツマミ19と突部26とを親指と人差し指とで摘むことによって操作ツマミ19を復元力に抗して持ち上げると、係止凸起18が係止穴3から外れる(図4参照)。
この係止凸起18が係止穴3から外れると、蓋付き電池ケース9は接続端子バネ2による前方への押動力で僅かに押し出され、操作ツマミ19の持ち上げ力を解いてもストッパー17によるロックは解かれたままとなる。
その後、前端の蓋体16をもって蓋付き電池ケース9を前方へ引き出すと、蓋付き電池ケース9は一定のストローク引き出されたところで蓋付き電池ケース9の側壁後端の係合突部25が電池ボックス1の側壁前端部の切起片24に係合されてその引きだしが一旦停止される(図5の実線参照)。
そして、蓋付き電池ケース9の前端部を持ち上げて傾ければ、切起片24と係合突部25との係合が外れるため(図5の鎖線参照)、そのまま前方へ引き出すことによって電池ボックス1から蓋付き電池ケース9を取り出すことができる。
【0030】
そこで、蓋付き電池ケース9のケース主体11から使用済みの乾電池を取り出し、新しい乾電池を装着した後、蓋付き電池ケース9を電池ボックス1に前述の理により挿入セットすれば電池交換は完了する。
【0031】
上記蓋付き電池ケース9の挿脱操作において、下方への押さえ手段の押さえ板20を乾電池Aのプラス側の接続端子22に兼用すれば、電池ボックス1に対し蓋付き電池ケース9を所定の収納位置まで挿入したところで押さえ板20の押圧凸部21が凸壁13の上面にまで延設した端子板12に接して正極側の通電が可能となる。
また、蓋付き電池ケース9を電池ボックスから引き出せば、押さえ板20の押圧凸部21と端子板12との接触が解かれてその通電は断たれる。
【0032】
以上この発明の実施例について説明したが、この発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
たとえば、実施例は2個の乾電池を直列配置したものであるが、1個の乾電池の場合でも適用できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したこの発明の第1の乾電池ケースは、蓋付き電池ケースを電池ボックス内の所定位置まで押し込むと、蓋付き電池ケースは復元力をもつ押さえ手段で前方と下方へ押圧された状態のもとに弾性力をもつストッパーで確実にロックされるため、蓋付き電池ケースは予め決められた所定の収納位置において確実に保持され、乾電池及びその接続関係は安定するから、通電不良等が生ずるおそれはない。
また、蓋付き電池ケースが合成樹脂で一体成形されているので、成形が容易で部品点数の削減にもなるから安価にて提供でき、故障もなくなる。
さらに、蓋付き電池ケースを引き出す場合には、解除操作部を弾性変形させることにより係合部を動作させるから操作性に優れる。
【0034】
この発明の第2の乾電池ケースは、蓋付き電池ケースを電池ボックスにセットすれば、蓋付き電池ケースに収容されている乾電池の一方の電極と接続端子バネとの電気的接続が図られ、蓋付き電池ケースからバネをなくすことにより、乾電池が収容しやすくなる。
【0035】
この発明の第3の乾電池ケースは、乾電池を確実に保持するための押さえを電極と兼用できるため、構造が簡略化され、コストダウンも図られる。
【0036】
この発明の第4の乾電池ケースは、最適なバネの選択により、操作上及び機能的に優れたものとなる。
【0037】
この発明の第5の乾電池ケースは、蓋付き電池ケースを収納位置まで押し込むと、蓋体がパネルと同一面に位置決めされるから、パネル面がすっきりとするし、正確にセットされたかどうかの確認もできる。
【0038】
さらにこの発明の第6の乾電池ケースは、電池ボックスを、ガスや水道の配管に取り付け支持するから、配管を位置決めに利用でき、その取り付け作業は簡略化され、能率的に行いうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の乾電池ケースの一実施例を示した収納状態の断面図である。
【図2】蓋付き電池ケースの平面図である。
【図3】蓋付き電池ケースの底面図である。
【図4】ストッパーによるロックを外した場合の断面図である。
【図5】蓋付き電池ケースを一定ストローク引き出した状態の断面図である。
【図6】図2のX−X断面図である。
【図7】電池ボックスの取付座の一例を示した断面図である。
【図8】器具に対する乾電池ケースの取り付け設置状態の一例を示した全体斜視図である。
【図9】図8の一部平面図である。
【図10】ストッパーの異なる実施例の要部を示した断面図である。
【図11】従来例1の要部の分解斜視図である。
【図12】従来例2の要部の分解斜視図である。
【図13】従来例3の要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・電池ボックス
2・・接続端子バネ
4・・配管
9・・蓋付き電池ケース
16・・蓋体
17・・ストッパー
19・・操作ツマミ
20・・押さえ板
23・・係合手段
26・・突部
Claims (6)
- 器具前面の電池収納部に取り付け固定された電池ボックスに、蓋付き電池ケースを器具の前面から挿脱可能に備えた乾電池ケースにおいて、
上記蓋付き電池ケースを器具から取り出し方向に付勢する付勢手段と、その付勢手段による付勢力に抗して上記蓋付き電池ケースを収納位置で電池ボックスに対して係合保持するストッパーと、そのストッパーの係合を解除する解除操作部と、上記ストッパーの係合動作方向に上記蓋付き電池ケースを押し付ける押さえ手段とを備える一方、上記蓋付き電池ケースを樹脂で一体形成し、上記解除操作部は、上記蓋付き電池ケースの底面から弾性変形可能に一体に延設され、その途中に上記ストッパーの係合部を形成したことを特徴とする乾電池ケース。 - 上記付勢手段は、上記電池ボックスの奥側壁に設けられ、上記蓋付き電池ケースを収納位置に挿入すると、その挿入された蓋付き電池ケースに収納されている乾電池の一方の電極に直接接触して付勢する接続端子バネであることを特徴とする請求項1に記載の乾電池ケース。
- 上記押さえ手段は、上記蓋付き電池ケースを収納位置に挿入すると、その挿入された蓋付き電池ケースに収容されている乾電池の他方の電極の端子板に直接接触して押し付ける接続端子バネであることを特徴とする請求項2に記載の乾電池ケース。
- 上記付勢手段の接続端子バネは、乾電池の負極に接触するコイルバネで構成され、上記押さえ手段の接続端子バネは、乾電池の正極端子板に接触する板バネで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の乾電池ケース。
- 器具がテーブルコンロであって、上記電池収納部が上記テーブルコンロの操作パネルにおける点火スイッチの隣に並べて設けられ、上記蓋付き電池ケースが収納位置にあるとき蓋面が上記操作パネル面と同一面上に位置決めされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の乾電池ケース。
- 上記電池ボックスを上記テーブルコンロの配管に取りつけ支持したことを特徴とする請求項5に記載の乾電池ケース。
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