JP2552269B2 - ロール紙型画像記録装置 - Google Patents

ロール紙型画像記録装置

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JP2552269B2
JP2552269B2 JP61262146A JP26214686A JP2552269B2 JP 2552269 B2 JP2552269 B2 JP 2552269B2 JP 61262146 A JP61262146 A JP 61262146A JP 26214686 A JP26214686 A JP 26214686A JP 2552269 B2 JP2552269 B2 JP 2552269B2
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裕史 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録紙ロールから引き出した記録紙を移動
させながらがら、画像形成処理ステーションにより画像
を記録形成するロール紙型プロッタに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のロール紙型プロッタとして、記録紙を
複数回往復移動させながら、単一記録ヘッドで潜像形成
を行ない、画像形成処理ステーションにより現像処理等
を行なうことにより、同一記録紙面上に異なった色の重
ね合わせて記録形成するカラープロッタがある。このよ
うな構成の装置例としては、熱溶融転写方式のカラープ
ロッタ,熱昇華転写方式のカラープロッタ,電子写真方
式のカラーロッタ,静電記録方式のカラープロッタ等が
公知である。これらの各種プロッタのうち、静電記録方
式のカラープロッタは、特に大画面の画像を多量に作成
する場合において好適であり、米国のバーサテック社や
カルコンプ社にて商品化されている。
第5図(a)(b)はバーサテック社のECP−42なる
モデル名の静電カラープロッタの概略的構成を示す図で
ある。同図において、1は静電記録紙であり、記録紙ロ
ール2から引出され記録紙移送経路に沿って移送される
ものとなっている。3はガイドローラ、4はマルチスタ
イラス静電記録ヘッド、5は背面電極、6〜9は各異な
った色の現像剤を適用した現像ヘッド、10はガイドロー
ラ、11は紙送りローラ、12は圧接ローラ、13はガイドロ
ーラ、14は巻き取りローラ、15は上フレーム回動軸であ
る。
上記構成の静電カラープロッタは次のように作動す
る。先ず記録に先だって記録紙1が記録紙ロール2から
巻き取りローラ14まで通される。そして記録開始と同時
に記録紙1は巻き取りローラ14側へ移送され、記録ヘッ
ド4による静電潜像の形成,選択的に上昇動作する現像
ヘッドの一つによる現像,等が行なわれて記録位置制御
用のラダーマーク等のマークが形成される。一画面分の
マーク形成動作が終了すると、記録紙1は記録紙ローラ
2に巻き戻されてスタート位置に戻される。以下各異な
った色の画像を順次重ね合わせて形成する如く、記録紙
1を往復移動させながら記録ヘッド4による各色に対応
する静電潜像の形成、現像ヘッド6〜9の選択的な上昇
下降動作による現像等が繰返されて、所望のカラー画像
の記録形成が行なわれる。カラー画像が記録形成された
記録紙部分は、巻き取りローラ14に巻き取られ、次の未
記録の記録紙部分に別のカラー画像が記録形成される。
かくして巻き取りローラ14には次々にカラー画像を記憶
形成された記録紙部分が巻き込まれていく。なおこの静
電カラープロッタは、図中右側が操作側となっており、
同図(a)に示すように、記録された画像を矢印S方向
から観察し易いようにつくられていると共に、同図
(b)に示すように、紙送りローラ1側を上方へ持上げ
ることにより、回動軸15を支点として上フレーム部を回
動させ、現像ヘッド等の手入れ等を行なえるものとなっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記第5図(a)(b)に示す装置には次のような問
題がある。すなわち記録紙ロール2の装填位置が操作側
からみて反対側にあるので、同図(b)に示すように紙
送りローラ11側を上方向へ持上げて上フレーム部を回動
させても、記録紙ロール2の装填作業が困難で、操作性
が悪いという欠点がある。また記録形成された所望の画
像を取出すには、巻き取りローラ14に巻き取られた記録
紙1を一旦巻き戻したのち、所要寸法にマニュアル操作
で切断する必要がある。このため、記録画像の取り出し
操作が極めて繁雑であるという欠点があった。特にこの
種の静電カラープロッタにおいては、36インチ,42イン
チなど極めて幅の広い記録紙を用い、この記録紙からA4
版あるいはレターサイズの画像を編集して取出し場合が
多いだけに、上記した記録画像の取り出し操作の繁雑性
が極めて顕著なものとなる。
なお単色画像を記録形成する単色記録方式の静電プロ
ッタ等においては、記録紙は往復移動させることなく、
一方向への移動動作により送り出されるので、例えばオ
ートカッタを用いることにより、所要画像を順次切断し
て取出すことは可能である。しかるに、従来の単色記録
方式のプロッタ例では、切断された記録紙は装置背面側
に排出される構成となっている例がほとんどである。し
たがって、この場合においても操作性が悪いという問題
があった。
そこで本発明は、記録紙ローラの装填操作が容易であ
る上、記録形成された所要画像が自動切断されて操作側
に排出される、極めて操作性のよいロール紙型プロッタ
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために、
本発明のロール紙型画像記録装置は次のように構成され
ている。
上部フレーム及び下部フレームからなり前記上部フレ
ームを下部フレームに対して回動させることにより開口
部が形成される筐体と、前記下部フレームの開口部側に
配設され記録紙をロール状に保持する記録紙ロールと、
前記下部フレームの前記記録紙ロールより前記上部フレ
ームの回動軸方向に配設され前記記録紙に画像を形成す
るための画像形成処理ステーションと、前記下部フレー
ムの画像形成処理ステーションから前記上部フレームの
アートカッター部入れ口へ前記記録紙を掛け渡す為のガ
イド板及び又は記録紙セット補助機構と、前記上部フレ
ームに配設され前記回動軸側から開口部側へ向かう画像
形成済みの記録紙を裁断するためのカッターと、を備え
ている。
なお、前記記録紙セット補助機構は、紙送りローラ
と、この紙送りローラに接近した湾曲内面を有するガイ
ドプレートと、前記紙送りローラに圧接する圧接ローラ
とから成っていることが好ましい。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより、次のような作用
を呈する。記録を実行する上で必要な操作をすべて操作
手前側で実行することができ、その結果、記録紙ロール
の装填作業や記録紙セット操作等が簡単化される上、カ
ットされた記録紙の取出しを容易に行なえるばかりでな
く、画像形成処理ステーションのメンテナンスも操作側
から容易に行なえるものとなる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である静電カラープロッタ
の構成を示す図である。この静電カラープロッタは、図
中左方向の矢印A側が操作パネルなどを備えた操作側と
なっている。20は静電記録紙ローラ、21は上記静電記録
紙ロールから引出された静電記録紙、22は紙送り量検知
用ロータリーエンコーダ付きのガイドローラ、23は押え
ローラ、24はマークセンサである。25はマルチスタイラ
ス静電記録ヘッド、26は背面電極ローラ、31〜34は各異
なった色の液体現像剤を適用した現像ヘッド、35は吸引
式乾燥ヘッドである。上記記録ヘッド25および現像ヘッ
ド31〜34は、画像形成処理ステーションを構成してい
る。
36はガイドローラ、37は紙送りローラ、38は圧接ロー
ラ、39は後述する記録紙セット補助機構におけるガイド
プレートである。40,41はロータリカッターの回転刃お
よび固定刃、42は記録紙一時巻取り機構、43は記録紙経
路切換えガイド、44〜47は各カット紙送りローラ、48〜
50は各カット紙ガイド板、51はローラカッターアッセン
ブル、52は記録紙導出路、53は記録紙排出口である。上
記ロータリカッターの回転刃40および固定刃41、各カッ
ト紙送りローラ44〜47、各カット紙ガイド板48〜50、ロ
ーラカッターアッセンブル51は、オートカッター部を構
成している。
60は静電カラープロッタの筺体であり、61は上部フレ
ーム、62は下部フレーム、63は回動軸である。また64は
上部フレームに付属しているカバー、65は上記カバー64
の操作側前面部に記録紙21の幅にほぼ等しい長さに亙っ
て形成された断面三角形状の窪み、66は上記窪み65の前
記記録紙導出路5に面している側壁に設けられた記録中
の画像観察用窓、67は上記窓66に対向する前記記録紙導
出路5の下側壁に同目的で設けられた観察用窓である。
上記窓66,67は例えば透明プラスチックなどにて形成さ
れており、カラー画像記録形成時において、記録紙ロー
ル20に巻き戻された記録紙上の画像形成状況を外部から
観察し得るものとなっている。なお68は記録紙ロール20
の表面を観察し易いように照明するためのランプであ
る。
ところで上記筺体60は画像形成処理ステーション上の
記録紙通路を境として、上部フレーム61と下部フレーム
62とに分離されている。そして上部フレーム61は回動軸
63を支点として回動し、矢印Bに示す如く開くようにな
っている。すなわち筺体60はいわゆるクラムシェル構造
をなしている。
上部フレーム61には、押えローラ23、背面電極ローラ
26、ガイドローラ36、紙送りローラ37、ロータリーカッ
ターの回転刃40および固定刃41、記録紙一時巻取り機構
42、記録紙経路切換えガイド43、各カット紙送りローラ
44〜47、各カット紙ガイド板48〜50、ローラカッターア
ッセンブル51、記録紙導出路52、窓66,67、ランプ68等
が付属している。
下部フレーム62には、静電記録紙ロール20、ガイドロ
ーラ22、マークセンサ24、マルチスタイラス静電記録ヘ
ッド25、現像ヘッド31〜34、吸引式乾燥ヘッド35、ガイ
ドプレート39等が付属している。
記録紙セット時において、上部フレーム61を回動軸63
を支点にして上方へ開くと、記録しロール20からガイド
プレート39に至る記録紙経路が露出する。そこで記録紙
ローラ20を装填し、記録紙21の先端を圧接ローラ38にく
わえ込ませることによって記録紙21のセッティングを行
なうのであるが、このときのセッティング操作において
用いられる記録紙セット補助機構について以下説明す
る。
第2図(a)(b)(c)は記録紙セット補助機構の
構成を示す図である。同図(a)は上部フレーム61が下
部フレーム62に対して閉じられた状態を示している。吸
引式乾燥ヘッド35およびガイドプレート39は前述したよ
うに、共に下フレーム62に装着されているが、その他の
部品はすべて上部フレーム61に装着されている。本機構
は、紙送りローラ37に対して圧接ローラ38をマニュアル
操作で圧接させたり、解除したりする機構を主体として
構成されており、記録紙セット時においては解除状態と
した圧接ローラ38の位置まで記録紙21の先端を送り込
み、その状態にて圧接ローラ38を圧接状態となし、記録
紙21を紙送りロール37に対して圧接保持させ得るものと
なっている。
すなわち、この記録紙セット補助機構は、操作子70
と、リンク機構80とからなている。操作子70は、上部フ
レーム61に植設したピン71により操作板72を回動自在に
支持し、この操作板72の一端に操作レバー73を設け、操
作板72の山形突出部に操作ローラ74を取り付けたもので
ある。またリンク機構80は第1〜第3のレバー81〜83を
リンク結合したものである。第1のレバー81は、中央部
を上部フレーム61に植設したピン84により回動自在に支
持され、その一端を前記操作子70の一端に当接させたも
のとなっている。第2のレバー82は、中央部に設けたス
ライドガイド溝86を、上部フレーム61に植設したピン85
に対してスライド自在に係合させ、かつその一端を前記
第1のレバー81の他端部に対して連結ピン87により枢着
されたものとなっている。第2のレバー82の他端部には
作動片88が突設されている。第3のレバー83は、上部フ
レーム61に植設されたピン89により回動自在に支持され
ており、その一端にて前記圧接ローラ38を支持してい
る。この第3のレバー83の他端と上部フレーム61に植設
されたピン90との間には、スプリング91が掛けられてい
る。したがって第3のレバー83は、上記スプリング91の
引張り力によって、常時図中左回りの回動力を与えら
れ、圧接ローラ38を紙送りローラ37の周面に圧接させる
ものとなっている。
第2図(b)は上部フレーム61を第1図中矢印B方向
へ約45゜の角度に開いたときの状態を示している。この
状態では、紙送りローラ37がガイドプレート39の湾曲部
内面に接近すると共に、ガイドローラ36が上方向へ移動
する。かくしてガイドローラ36とガイドプレート39との
間に大きな空間が形成され、記録紙21の先端を紙送りロ
ーラ側へ送り込み易い状態となる。また操作レバー73も
操作し易い方向を向く。そこでこの状態から操作レバー
73を矢印M方向に作動させると、操作子70が回動するこ
とになる。
第2図(c)は操作子70が回動した状態を示してい
る。操作レバー73の回動により、操作子70の操作ローラ
74は第1のレバー81の一端を押し上げ、ピン71のデット
ポイントを乗越えたところで停止する。このため第1の
レバー81は図中右回りに一定量回動し、第2のレバー82
を引き下げる。したがって第2のレバー82の作動片88
が、第3のレバー83をスプリング91の引張り力に抗して
図中右回りに回動させる。その結果、圧接ローラ38が紙
送りローラ37の周面から開離する。かくして、ガイドプ
レート39の湾曲部のカーブに沿って記録紙21の先端が容
易に圧接ローラ38と紙送りローラ37との間に導入される
ものとなる。
操作レバー73を同図(c)の矢印N方向へ押し下げる
と、操作子70が前記とは逆に図中左回りに回動し、同図
(b)の状態に戻る。したがって圧接ローラ38が紙送り
ローラ37の周面に圧接し、この部分に導入された記録紙
21の先端をグリップすることになる。
上記状態になったところで上フレーム61を押し下げ、
下フレーム62の上部に閉じた状態にすると、同図(a)
の状態に戻り、記録紙21のセット操作は完了する。
このように、記録紙セット補助機構は、装置前面の操
作側からアクセスすることができる構成となっている。
第3図は記録紙一時巻き取り機構42の構成を示す図で
ある。第3図において、100は巻き取りローラである。
この巻き取りローラ100は、スリップ可能な伝達機構を
備えた動力手段または過負荷状態になると回転速度が低
下する動力手段によって、記録紙21の送り速度より若干
速い速度で回転するものとなっている。110,120,130は
圧接ローラアッセンブルである。各圧接ローラアッセン
ブル110〜130は同一構成である。したがってその構成を
110に例を取って説明する。支持軸111は前記上フレーム
61に植設されており、巻き取りローラ100と同様に記録
紙21の幅とほぼ等しい長さを有している。この支持軸11
1に体し、複数の回動レバー112の基端が回動自在に嵌め
込まれている。各回動レバー112は、所定距離を隔てて
平行に配設された一対の側板を、連結ピン113により連
結し、かつ両側板の先端部近傍において圧接ローラ114
を回転自在に支持したものとなっている。115は基端部
を前記支持軸111に固定されたばね掛けであり、このば
ね掛け115の先端と、側板に設けたピン116との間にコイ
ルスプリング117が掛けられている。かくして各回動レ
バー112は図中左回りに回動付勢されており、圧接ロー
ラ114が巻き取りローラ100の周面に圧接するものとなっ
ている。なお回動レバー112の側板は、巻き取りローラ1
00に対向する面が、記録紙21を巻き取りローラ100の周
面に沿ってガイドする形状に加工されている。
かくして記録紙21が矢印Vの方向から送り込まれる
と、記録紙21の先端は回動レバー112の側板によるガイ
ド作用および圧接ローラ114の圧接作用により、巻き取
りローラ100の周面に沿って移動していき、その先端が
1周以上すると、巻き取りローラ100に対して弛みのな
い状態に巻き付けられる。以下安定に巻き込み動作が行
なわれる。
このように第3図に示す記録紙一時巻き取り機構は、
良好に作動し、かつ高い安定性を示すが、多数の圧接ロ
ーラを用いる必要があることから、構成が若干複雑化す
る難点がある。
第4図は上記の点を考慮して構成を簡略化した記録紙
一時巻き取り機構の変形例を示す図である。第4図にお
いて、200は巻き取りローラである。この巻き取りロー
ラ200は基本的には前記巻き取りローラ100と同一構成と
なっているが、その外周面にゴムなどの高摩擦係数部材
201が装着または表面処理によりコーティングされてい
る。なお高摩擦係数部材201は巻き取りローラ200の全周
面に亙って設ける必要はなく、圧接ローラアッセンブル
210,220,230と対向する部位にのみ、軸方向に沿って間
欠的に設ければよい。したがって例えばゴム製のOリン
グや無端状ベルトを、巻き取りローラ200の外周に対し
て軸方向に沿って間欠的に嵌め込む構成であってもよ
い。各圧接ローラアッセンブル210〜230は同一構成であ
る。したがってその構成を210に例を取って説明する。2
11は前記支持軸111と同様の支持軸である。この支持軸2
11に対し、複数の回動レバー212の基端が回動自在に嵌
め込まれている。各回動レバー212は、その圧接板の巻
き取りローラ200に対向する面が、記録紙21を巻き取り
ローラ200の周面に沿ってガイドする形状に加工されて
いる。215は基端部を前記支持軸211に固定されたばね掛
けであり、このばね掛け215の先端と、回動レバー212の
圧接板に設けたピン216との間にコイルスプリング217が
掛けられている。かくして各回動レバー212は図中左回
りに回動付勢されており、圧接板が巻き取りローラ200
の周面に圧接するものとなっている。
かくして記録紙21が矢印Wの方向から送り込まれる
と、記録紙21の先端は回動レバー212の圧接板によるガ
イド作用および高摩擦係数部材201の摩擦作用により、
巻き取りローラ200の周面に沿って移動していき、その
先端が1周以上すると、巻き取りローラ200に対して弛
みのない状態に巻き付けられる。以下安定に巻き込み動
作が行なわれる。
このように第4図に示す記録紙一時巻き取り機構は、
良好に作動し、かつ高い安定性を示す上、第3図のもの
のように多数の圧接ローラを必要としないので、構成が
簡略化する利点がある。
第1図に説明を戻す。ロータリーカッター40,41は記
録紙21の幅方向に沿っての切断を行なうものとなってお
り、ローラカッターアッセンブル51は記録紙21の長手方
向に沿っての切断を行なうものとなっている。なおロー
ラカッターアッセンブル51は、高速回転する複数枚の円
盤状の刃を有し、これらの刃を選択的に上下動作するこ
とにより記録紙21の切断を行なう。ロータリーカッター
40,41は記録紙経路切換えガイド43よりも上流側に配設
されており、ローラカッターアッセンブル51は記録紙経
路切換えガイド43よりも下流側に配設されている。ロー
タリーカッター40,41の配設位置は、記録ヘッド25,現像
ヘッド31〜34等からなる画像形成処理ステーションに極
力接近させて配置した方が記録無効画面の寸法を小さく
できるので好ましい。一方、記録紙一時巻き取り機構42
を収容できる場所については、その大きさから設計的な
制約を生じやすい事情がある。この点、第1図の配置関
係は上記両者の要求を満たす上で好都合な構成となって
いる。なおロータリーカッター40,41を、記録紙経路切
換えガイド43の下流側に設けて構成することも当然可能
である。しかしその場合には、記録紙切断後に記録紙21
を若干巻き戻したのち、記録紙一時巻き取り機構42側に
導くような動かし方が必要となる。
記録紙21を往復移動させる手段は、記録紙ロール20に
設けた回転支持軸とこれに連結した直流モータ、紙送り
ローラ37に付属している回転支持機構および紙送りモー
タ、記録紙一時巻き取り機構42、ガイドローラ22に結合
されているロータリーエンコーダ、記録紙21の有効画面
領域外に記録された制御マークを読取るマークセンサ24
などで構成される。
記録紙21を一時巻き取り機構42側へ送り出すときは、
記録紙ローラ20の回転軸に連結した直流モータにて逆方
向の回転力を与えながら、紙送りローラ37に付属してい
る紙送りモータを送り方向へ回転させて、バックテンシ
ョンを発生させながら送り出すようにしている。紙送り
速度は、紙送りローラ37を駆動するパルスモータ,直流
サーボモータ,交流サーボモータなどの速度制御機能を
有する紙送りモータによって制御維持される。または記
録紙21の移動量は、ガイドローラ22に設けたロータリー
エンコーダや記録紙21の有効画面領域外に設けたラダー
マークをセンサー24で読み取ることによって検知でき、
これによって記録を実行するタイミングを制御するよう
にしている。このような制御例は米国特許第4569584号
明細書等にて開示されている。記録紙21を巻き戻す場合
には、記録紙ロール20を回転させる直流モータへの印加
電圧を高めると共に、紙送りローラ37を駆動する紙送り
モータの回転方向を逆にして回転制御し、バックテンシ
ョンを発生させながら巻き戻し方向へ移動させる。
上記静電カラープロッタは、一画面の記録途中におい
ては、送り出された記録紙21を記録紙一時巻取り機構42
で巻き取り、記録紙21を複数回往復移動させながら同一
記録紙面上に各色の画像を重ね合わせて記録形成する過
程を繰返し、最後の色の画像形成が終了すると、記録紙
経路切換えガイド43により記録紙21をローラカッターア
ッセンブル側へ送り出し、カットした記録紙を機外へ排
出するものとなっている。
すなわち、記録開始時においては、記録紙21の先端が
ロータリカッター40,41の位置まで繰り出された状態に
セットされる。そして記録が開始されると、記録紙21が
移動すると共に、記録ヘッド25により記録紙21へ静電潜
像が形成されはじめる。同時に、現像ヘッドの一つ例え
ば31が第1図示の如く上昇して記録紙21に接触する。こ
のため記録紙21上に形成された静電潜像が現像ヘッド31
により所定の色に可視像化される。そして吸引式乾燥ヘ
ッド35により乾燥が行なわれた後、記録紙21は記録紙経
路切換えガイド43により案内されて、先端から記録紙一
時巻き取り機構42に巻き取られていく。記録紙21の送り
操作は、第1色目の記録画面の後端が少なくとも吸引式
乾燥ヘッド35を通過するまで行なわれる。次に現像ヘッ
ド31が下降し、記録紙21の先端がスタート位置にくるま
で記録紙21は巻き戻される。以下他の色の画像を形成す
るために、記録紙21の送りと動作と巻き戻し動作が繰り
返えされて多色画像が形成される。
最終の色の画像形成時または画像形成後において、記
録紙21は先端がロータリカッター40,41の位置までくる
ように巻き戻される。しかる後、記録紙経路切換えガイ
ド43が切換えられ、記録紙21はローラカッターアッセン
ブル側へ送り出される。
記録紙21の先頭部位に存在する無効画面部分の後端
が、ロータリーカッター40,41の部分に達したときに、
上記ロータリーカッター40,41が作動し、先頭部分を切
離す。切離された部分は、カット紙送り系を通過し、記
録紙導出路52を通り、記録紙排出口53から下方へ落下す
る。記録画面の幅方向に沿った切断位置がロータリーカ
ッター40,41の位置に到達する毎に、ロータリーカッタ
ー40,41が作動して画面を切断し、最終的にはその記録
工程中の画面の最後端を切断して記録紙ロール20からの
紙送りを終了する。ロータリーカッター40,41にて切断
されたカット紙は、カット紙送りローラ44〜47およびカ
ット紙カイド板48〜50によってローラカッターアッセン
ブル51へ送り込まれる。ローラカッターアッセンブル51
に送り込まれたカット紙は、カット指令に応じたローラ
カッターアッセンブル51における複数枚の円盤状刃の選
択的な上下動作により記録紙21の長手方向に沿っての切
断が行なわれる。このようにして切断された記録紙は、
記録紙導出路52を通り、記録紙排出口53から機外へ排出
される。
かくして記録紙を記録中においては一時巻き取り機構
42へ安定的に巻き取り収容し、記録終了後においてはオ
ートカッタ部へ送り出して自動的にリアルタイムで切断
し、機外へ送り出すことができる。なお、記録紙ロール
20の装填およびジヤム紙除去は、上カバー64を回動軸63
を中心に矢印方向へ開いた状態で行なわれる。
このように本実施例においては、筺体60を上部フレー
ム61と下部フレーム62とからなるクラムシェル構造と
し、下部フレーム62には記録紙ロール20と画像形成処理
ステーションとを装置の操作側手前すなわち筺体開口部
側から順次奥方向へ配設し、上部フレーム61には奥方向
から手前方向へ向かう紙送り経路を有するオートカッタ
ー部を、前記画像形成処理ステーションの上方領域に配
設し、このオートカッター部入口と画像形成処理ステー
ション出口との間に、圧接ローラ38で記録紙21をグリッ
プして回転駆動される紙送りローラ37を配設し、さらに
この紙送りローラ37と共動する記録紙セット補助機構を
設けることにより、操作側手前の記録紙ロール20から送
り出した記録紙21を、画像形成処理ステーション,紙送
りローラ37を経由してオートカッター部に導き、カット
した記録紙を操作側に排出させるようにしたので、記録
を実行する上で必要な操作をすべて装置手前側で実行す
ることができる。したがって記録紙ロール20の装填作業
や記録紙セット操作等が簡単化される上、カットされた
記録紙の取出しを容易に行なえるばかりでなく、画像形
成処理ステーションのメンテナンスも操作側から容易に
行なえるものとなる。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではない。
例えば前記実施例では記録紙ロール20を下部フレーム62
側に配設した場合を示したが、上部フレーム61側に配設
するようにしてもよい。また前記実施例では紙送りロー
ラ37を上部フレーム61側に配設した例を示したが、下部
フレーム62側に配設するようにしてもよい。要するに、
画像形成処理ステーションを下部フレームに配設し、オ
ートカッター部を上部フレーム61に配設すること以外
は、各部品を適宜変更して配設することが可能である。
また前記実施例では、一画面の記録を終了する毎に記録
終了した記録紙部分をオートカッター部側へ送り出して
切断する場合を例示したが、このようにすると記録ヘッ
ド25からロータリーカッター40,41までの未記録紙部分
が各画面記録毎に無効画面となる。そこで上記無効画面
部分を短くするために、例えば先行の画像形成終了後た
だちに切断動作を行なわずに、後続の画像記録形成の最
終工程時において、先行の画面の先端を記録紙経路切換
えガイド43の位置まで巻き戻し、しかるのち記録紙経路
切換えガイド43を切換えて先行画面部分をオートカッタ
ー部側へ送り出し、先行画面の切断を行なうようにして
もよい。つまり一画面分の記録済みの記録紙部分を常に
先頭画面として残存させた状態で順次記録および切断動
作を行なうようにしてもよい。こうすることによって無
効画面を大幅に縮小できる。ただし各画面相互間には現
像のための除草区間が必要であること、またカット紙送
りにはある程度の長さが必要であることから、無効画面
を零にすることはできない。前記実施例では本発明を、
記録紙21を往復移動させながら、記録紙21の同一記録面
に対して異なる色の画像を重ね合わせて記録形成する装
置へ適用した例を示したが、複数の記録ヘッドを有する
カラープロッタあるいは単色記録方式のプロッタなどの
ように、記録紙の往復移動を行なわずに画像形成を行な
う装置へも適用可能であるのは勿論である。このほか本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である
のは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、下記のような作用効果を奏するロー
ル紙型画像記録装置を提供できる。
(a)記録紙ロールを、上部フレームを開いた状態で装
置手前側に装填することができるため,JIS A0サイズ、
A1サイズ並の大画面の画像記録に適用される例えば10kg
程度の大重量ロール紙等も容易にセットする事ができ
る。
(b)画像形成済みの記録紙は、装置の手前側へカット
されて排出されるので、装置の裏側へ廻ってカットされ
た記録紙を回収する必要がなく、しかも排出時に形成画
像の状況等を観察しチェックする事も容易に行なえる。
(c)上部フレームを開いた状態で、下部フレームから
上部フレーム側へ記録紙を掛け渡す際、装置の奥側に設
けられているガイド板や記録紙セット補助手段が有効に
働くので、上記掛け渡し操作を装置の手前側(操作側)
で行なうことができ、わざわざ装置のうしろ側へ行って
セットする必要がない。
(d)装置の運転操作やメンテナンス操作等も装置の手
前側から行なう事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は静電カラープロッタの構成を示す図、第2図(a)
(b)(c)は記録紙セット補助機構の構成を示す図、
第3図は記録紙一時巻き取り機構の構成を示す図、第4
図は第3図の変形例を示す図である。第5図(a)
(b)は従来例を示す図である。 20……静電記録紙ロール、21……静電記録紙ロールから
引出された静電記録紙、22……ガイドローラ、23……押
えローラ、24……マークセンサ、25……マルチスタイラ
ス静電記録ヘッド、26……背面電極ローラ、31〜34……
各異なった色の液体現像剤を適用した現像ヘッド、35…
…吸引式乾燥ヘッド、36……ガイドローラ、37……紙送
りローラ、38……圧接ローラ、39……ガイドプレート、
40,41……ロータリカッターの回転刃および固定刃、42
……記録紙一時巻取り機構、43……記録紙経路切換えガ
イド、44〜47……各カット紙送りローラ、48〜50……各
カット紙ガイド板、51……ローラカッターアッセンブ
ル、52……記録紙導出路、53……記録紙排出口、60……
筺体、61……上部フレーム、62……下部フレーム、63…
…回動軸、64……カバー、65……窪み、66,67……記録
中の画像観察用窓、70……操作子、80……リンク機構、
100,200……巻き取りローラ、110〜130および210〜230
……圧接ローラアッセンブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 裕史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安達 豊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 浅野 政司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山岡 俊秀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−45343(JP,A) 特公 昭55−7152(JP,B2) 実公 平3−54955(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部フレーム及び下部フレームからなり、
    前記上部フレームを下部フレームに対して回動させるこ
    とにより開口部が形成される筐体と、 前記下部フレームの開口部側に配設され、記録紙をロー
    ル状に保持する記録紙ロールと、 前記下部フレームの、前記記録紙ロールより前記上部フ
    レームの回動軸方向に配設され、前記記録紙に画像を形
    成するための画像形成処理ステーションと、 前記下部フレームの画像形成処理ステーションから前記
    上部フレームのオートカッター部入り口へ前記記録紙を
    掛け渡す為のガイド板及び又は記録紙セット補助機構
    と、 前記上部フレームに配設され、前記回動軸側から前記開
    口部側へ向かう画像形成済みの記録紙を裁断するための
    カッターと、 を有することを特徴とするロール紙型画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記記録紙セット補助機構は、 紙送りローラと、この紙送りローラに接近した湾曲内面
    を有するガイドプレートと、前記紙送りローラに圧接す
    る圧接ローラと、から成ることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のロール紙型画像記録装置。
JP61262146A 1986-11-04 1986-11-04 ロール紙型画像記録装置 Expired - Lifetime JP2552269B2 (ja)

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