JP2552026Y2 - エンジン駆動形コンプレッサの制御装置 - Google Patents

エンジン駆動形コンプレッサの制御装置

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JP2552026Y2 JP1988089582U JP8958288U JP2552026Y2 JP 2552026 Y2 JP2552026 Y2 JP 2552026Y2 JP 1988089582 U JP1988089582 U JP 1988089582U JP 8958288 U JP8958288 U JP 8958288U JP 2552026 Y2 JP2552026 Y2 JP 2552026Y2
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裕 楠井
實 倉谷
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、エンジン駆動形コンプレッサの制御装置に
係り、特に中間負荷時に容量制御と回転数制御とを併用
して行う制御装置に関する。
「従来の技術」 従来のエンジン駆動形コンプレッサは、第4図及び第
5図に示す特性曲線4〜6の如く全負荷運転から無負荷
運転に至るまでの間、負荷の状態に応じてエンジンの回
転数を可変し制御すると同時に、並行して吸気調整弁の
開度をも制御するようになっている。ところが、近年、
特開昭55-93986号公報記載の如く、無負荷から軽負荷に
至るまでの間を容量制御のみで行い、又中間負荷から全
負荷に至るまでの間を回転数制御のみで行い、これによ
り効率の向上に伴い燃費の節減化を図るようにしたもの
が提案された。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、特開昭55-93986号公報記載のエンジン
駆動形コンプレッサの制御方法は、第5図に示す如きコ
ンプレッサの軸動力特性曲線1と、エンジンの出力特性
曲線2とを呈する。従って、上記制御方法は、エンジン
の出力を有効に利用すべく、エンジンの出力特性曲線2
に対してコンプレッサの軸動力特性曲線1を第5図に示
す位置関係の如く設定すると、第5図に斜線領域3に示
す如く、コンプレッサの軸動力特性曲線1が軽負荷から
中間負荷に至る領域でエンジンの出力特性曲線2より越
える部分、所謂オーバーロードの部分が生じて好ましく
ない事態が発生する虞れもある。一方、斜線領域3の発
生を解消すべく、エンジンの出力特性曲線2に対してコ
ンプレッサの軸動力特性曲線1を遠去ける方向に移行さ
せると、特に無負荷領域及び全負荷領域の付近でエンジ
ンの出力がかなり余分に残り、無駄が生じるといった問
題がある。
一般的に、この種のエンジン駆動形コンプレッサにお
いて、エンジンとコンプレッサの組合せには種々の要素
が考えられるが、経済的な運転の面から、エンジンの定
格出力とコンプレッサの所要動力の最大マッチング点と
で決められることが普通である。
可搬式のものにあっては、リースやレンタルで使用さ
れることが多く、使用負荷は必ずしも機械の容量と適合
しているとは限らず、各種の空気工具類をサービスバル
ブを通して何本も接続し、これらを間欠的に使用される
場合が多かった。
特に、微小負荷時や軽負荷時におけるエンジン駆動形
コンプレッサの低燃費性は市場の要求から重要な課題で
あった。更に、軽負荷時や中間負荷時からのエンジンの
立ち上がり性能や応答性、そして燃料消費率に関係する
ので改善が要望されている。
そこで本考案は上記事情に鑑み、コンプレッサの軽負
荷時から中間負荷時に至る領域において上記第5図に示
す如き斜線領域3の部分の発生を無くし、かつ負荷特性
曲線がエンジンの出力特性曲線に沿うような特性が得ら
れて、エンジン出力の利用効率が良好なエンジン駆動形
コンプレッサの制御装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段並びに作用」 本考案は、上記目的を達成すべくなされたもので、請
求項(1)は駆動源としてのエンジンとこれに連動する
コンプレッサおよびこのコンプレッサに連通する空気蓄
積用のレシーバタンクとを備え、コンプレッサの容量制
御とエンジンの回転制御とを併用してコンプレッサを制
御するエンジン駆動形コンプレッサの制御装置におい
て、 前記レシーバタンクの負荷装置への放出管に連通した
連通管の末端にコンプレッサの吸気調整弁を接続すると
ともにこの連通管にリリーフバルブ、第1のエアシリン
ダおよび第2のエアシリンダを接続し、この連通管の前
記第1のエアシリンダと前記第2のエアシリンダとの間
に絞り弁を配置して第2のエアシリンダおよび前記吸気
調整弁の空気圧を調整するようにし、第2のエアシリン
ダのピストンロッドの先端を連結棒の一端に枢支すると
ともにこの連結棒の他端に前記エンジンの回転制御を行
うガバナレバーを枢着し、この連結棒の中間位置に、前
記第2のエアシリンダのピストンロッドの動作に相反す
る作用を付与するように前記第1のエアシリンダのピス
トンロッドの先端を枢支し、この連結棒の作動を相反す
る方向に動作するようにこの第1および第2のエアシリ
ンダを一体に形成し前記レシーバタンク内の圧力を所定
の設定値毎に前記第1のエアシリンダおよび第2のエア
シリンダの動作を制御してエンジンの回転数を制御する
とともにコンプレッサの吸気調整弁の開度を制御し、コ
ンプレッサの全負荷状態の近辺ではエンジンの回転数の
制御により、中間負荷時にはエンジンの回転と吸気調整
弁の開度の制御により、軽負荷時は吸気調整弁の開度の
制御により、このエンジンに連結したコンプレッサの運
転制御を行う構成である。また、請求項(2)は一個の
エアシリンダとリリーフバルブと吸気調整弁との間に逆
止弁とを配設した構成である。
「実施例」 以下に、本考案に係るエンジン駆動形コンプレッサの
制御装置の実施例を図面に基づき説明する。まず第1図
に示す第1実施例について説明すれば、図中11はエンジ
ン、12はコンプレッサ本体、13は吸気調整弁である。コ
ンプレッサ本体12は、圧縮空気をレシーバタンク14に蓄
圧できるようになっている。レシーバタンク14は、圧縮
空気を供給できる値に達すると開放する保圧弁15を介し
てサービスバルブ16から各種負荷装置に圧縮空気を供給
するようになっている。レシーバタンク14からは内部の
圧縮空気の圧力値に対応する制御圧を取り出して、回転
数制御及び吸気調整弁13の開度制御に供するものであ
る。つまり、制御圧はリリーフバルブ17を介して第1の
エアシリンダ19に加え、更に絞り弁20を介して吸気調整
弁13のダイアフラム21に加えることができるようにリリ
ーフバルブ17から吸気調整弁13まで連通するように連通
管で配管している。ダイアフラム21の加圧室とコンプレ
ッサ本体12の吸気側とは絞り弁22を介して連通してい
る。上記絞り弁20を経た制御圧は第2のエアシリンダ23
にも供与されるようになっている。第1のエアシリンダ
19のピストンロッド24は連結棒25に枢着する。連結棒25
の一端は第2のエアシリンダ23のピストンロッド26に枢
着し、連結棒25の他端は連結ロッド27を介してガバナレ
バー28に連結する。レシーバタンク14内の圧縮空気は、
エンジン停止時にエンジンオイルの圧力低減に伴い自動
開放する自動放出弁29により外部に放出される。
上記第1のエアシリンダ19,第2のエアシリンダ23,及
び連結棒25の構造は、第2図の示す如くなっている。即
ち第1のエアシリンダ19と第2のエアシリンダ23とは一
体に形成されて、それぞれ内部にリターンスプリング3
0,31で弾性付勢されたピストン32,33が滑動自在に嵌入
されており、各ピストン32,33には外部に突出するピス
トンロッド24,26を設けてある。第1のエアシリンダ19
には、上記リリーフバルブ17側に接続される接続口34
と、該接続口34と連通しかつ絞り弁20側に接続される接
続口35とを有している。一方、第2のエアシリンダ23に
は、絞り弁20側に接続される接続口36と、該接続口36と
連通しかつ吸気調整弁13側に接続される接続口37とを有
している。ピストンロッド24の先端は、連結棒25の一端
と他端との間に枢着する。ピストンロッド26の先端は連
結棒25の一端に枢着する。連結棒25の他端は、上記ガバ
ナレバー28に連結された連結ロッド27の一端に枢着す
る。上記リリーフバルブ17はレシーバタンク14内の圧力
が全負荷運転時からやや上昇すると開放するようになっ
ており、第4図に示す如く、この開放時のレシーバタン
ク14内の圧力を第1の設定値S1としてある。第1のエア
シリンダ19のリターンスプリング30は第1の設定値S1
越えた重負荷時の制御圧に応動してピストン32が滑動で
きるように弾性力を設定してあり、中間負荷の第2の設
定値S2でピストン32が最大ストロークまで移動するよう
になっている。第2のエアシリンダ23のリターンスプリ
ング31は第2の設定値S2でピストン33が移動を開始し、
軽負荷の第3の設定値S3で最大のストロークまで移動で
きる弾性付勢力に設定してある。一方吸気調整弁13は、
第2の設定値S2で吸気口13bの閉塞動作を開始し、レシ
ーバタンク内が最大圧力に達する無負荷運転状態となる
べき第4の設定値S4で吸気口13bを全閉するようにリタ
ーンスプリング13a及び絞り弁20により設定してある。
次に上記第1実施例のエンジン駆動形コンプレッサの
制御動作について説明する。エンジン11を起動させて通
常運転を開始する。通常運転を行いコンプレッサ本体12
の圧縮動作でレシーバタンク14内の圧力が予め定めた最
大値に達した状態、つまり第4の設定値S4では、無負荷
運転にある。無負荷運転では第1図、第3図及び第4図
に示すように、リリーフバルブ17が開放し、制御圧P1
最大となり、又第1のエアシリンダ19及び第2のエアシ
リンダ23の各ピストンロッド24,26も最大ストローク長
まで移動しており、更に吸気調整弁13が全閉状態にあ
る。ここでサービスバルブ16から圧縮空気を使用してレ
シーバタンク14内の圧力値が低下すると、レシーバタン
ク14内の圧力値が第4の設定値S4と第3の設定値S3との
間にあっては、レシーバタンク14内からリリーフバルブ
17及び絞り弁20を介して供与される制御圧P2の値に応じ
て吸気調整弁13の開度が制御される。更に圧縮空気の使
用によりレシーバタンク14内の圧力が低下して第3の設
定値S3と第2の設定値S2との間にまで達すると、制御圧
により吸気調整弁13の開度が制御され、かつこの制御動
作と並行して第2のエアシリンダ23が制御圧とリターン
スプリング31の弾性付勢力とで動作し、ガバナレバー28
を制御圧の値に応動させて高速側に傾動させる。この
時、連結棒25は、第1のエアシリンダ19のピストンロッ
ド24との枢着部を支点として回動してガバナレバー28を
傾動させる。レシーバタンク14内の圧力値が第2の設定
値S2より降下すると、第2のエアシリンダ23のピストン
ロッド26がリターンスプリング31の弾性付勢力で移動の
基点に達すると同時に吸気調整弁13の吸気口13bが最大
開度に達し、かつ第2の設定値S2と第1の設定値S1との
間では、制御圧の値の応動して第1のエアシリンダ19の
ピストンロッド24が動作をし、これにより連結棒25は、
第2のエアシリンダ23のピストンロッド26との枢着部を
支点として回動してガバナレバー28を傾動させる。レシ
ーバタンク14内の圧力が第1の設定値S1より低下する全
負荷運転状態では、吸気調整弁13が全開し、又エンジン
11の回転数が予め定めた最高速度に達している。又全負
荷状態から圧縮空気の使用量が低減してレシーバタンク
14内の圧力が第1の設定値S1を越えて第2の設定値S2
達するまでの間は、制御圧の値に応動して上記と同様に
第1のエアシリンダ19で連結棒25を介しガバナレバー28
を低速側に向けて傾動させる。更にレシーバタンク14内
の圧力値が上昇すると、上記と同様に制御圧の値に応動
してガバナレバー28の傾動量と吸気調整弁13の開度とを
併用制御する。レシーバタンク14内の圧力値が第3の設
定値S3と第4の設定値S4との間まで上昇すると、上記と
同様に制御圧の値に応じて吸気調整弁13の開度のみ制御
し、ガバナレバー28を最低速度の位置に保持させた状態
にしておく。レシーバタンク14内の値が第4の設定値S4
にあると、吸気調整弁13が全閉し、ガバナレバー28が最
低速度に位置する無負荷運転の状態になる。
このようにして、第1のエアシリンダ19と第2のエア
シリンダ23のピストンロッド24とピストンロッド26との
動きが相反する方向に連結棒25が作動するから、第1の
エアシリンダ19と第2のエアシリンダ23の動きが差動的
に動作するので、無負荷時、軽負荷時および中間負荷時
に良好な特性が得られ、微小負荷時に対しても回転が急
上昇せずに低燃費の運転特性が得られる。第1図におい
て、18は暖機運転切換えバルブで、暖機運転時には、リ
リーフバルブ17の開閉の如何に拘らず、レシーバタンク
14からの制御圧を第1のエアシリンダ19に供与させて、
該第1のエアシリンダ19により連結棒25,連結ロッド27
を介してガバナレバー28を低速の暖機運転位置に傾動さ
せるものである。
第6図及び第7図は第2実施例を示し、リリーフバル
ブ17から吸気調整弁13に至る間に、第7図に示す如く、
一体形成された逆止弁39と絞り弁40aとの直列接続と絞
り弁40との並列回路を挿入し、かつ1個のエアシリンダ
42でのみガバナレバー28を傾動させるようにしたもので
ある。逆止弁39は、弁体39aが中心穴の絞り弁40aに嵌合
して閉塞するようになっており、リターンスプリング41
でこの弁体39aが閉塞方向に弾性付勢され、レシーバタ
ンク14内の圧力値が第2の設定値S2を越えると、リター
ンスプリング41の弾性付勢力に抗して開放するようにな
っている。又上記エアシリンダ42は、レシーバタンク14
内の圧力値が第1の設定値S1を越えると制御圧の値に応
動してリターンスプリング43の弾性付勢力に抗してピス
トンロッド44が動作し、上記レシーバタンク14内の圧力
値が第3の設定値S3に達するとピストンロッド44が最大
のストローク長になるようになっている。その他は、上
記第1実施例と同一構成である。
上記第2実施例の制御装置の動作は第1実施例と同様
であり、レシーバタンク14内の圧力値が第4の設定値S4
にあって吸気調整弁13が全閉し、ガバナレバー28が最低
速に位置して無負荷運転されている状態から、圧縮空気
を使用してレシーバタンク14内の圧力値が第3の設定値
S3に達するまでの間は、第6図に示す如く、制御圧がリ
リーフバルブ17,絞り弁40a及び逆止弁39を介して吸気調
整弁13に供与されて、吸気調整弁13の開度のみが制御圧
の値に応動して制御される。レシーバタンク14内の圧力
が第3の設定値S3と第2の設定値S2との間にまで低下す
ると、吸気調整弁13の開度のみならず、エアシリンダ42
によりガバナレバー28が制御圧の値に応動して傾動制御
される。更に圧縮空気を使用してレシーバタンク14内の
圧力値が第2の設定値S2に達すると、吸気調整弁13が全
開し、第2の設定値S2と第1の設定値S1との間にまで降
下すると、その制御圧の値に応動してエアシリンダ42に
よりガバナレバー28が傾動制御されるのみとなる。第1
の設定値S1以下では、吸気調整弁13が全開し、又ガバナ
レバー28が最高速度に位置して全負荷運転が行われる。
又逆に全負荷運転から無負荷運転に至るまでの制御動作
も、上記と同様に第1の設定値S1と第2の設定値S2との
間では、ガバナレバー28の傾動のみで制御し、第2の設
定値S2と第3の設定値S3との間ではガバナレバー28の傾
動と吸気調整弁13の開度との制御を併用させ、第3の設
定値S3と第4の設定値S4との間では吸気調整弁13の開度
のみを制御する。
尚上記各実施例の絞り弁20,22,40は、制御圧が低下し
た時に第1のエアシリンダ19,第2のエアシリンダ23,エ
アシリンダ42及び吸気調整弁13のダイヤフラム室やシリ
ンダ室から吸気調整弁13の吸気側に制御空気を供給し制
御するためのものである。
又、燃料消費量の改善度は第4図に示す如くQ2の使用
空気量時において従来ではBのマッチング点で燃料消費
量Cであり、本考案ではマッチング点Aで燃料消費量D
であり、差の部分だけ燃料消費量の改善が図られたこと
になる。
次に第5図はコンプレッサ軸動力とエンジン出力を表
したもので、コンプレッサ軸動力は概ねその吐出風量に
比例する。第2の設定値S2と第3の設定値S3をできるだ
け近づける方が燃費は改善される。しかしながら低回転
域での消費動力が大きくなり、例えば第5図に示す斜線
部分の範囲3においてはエンジン出力が不足してしまい
運転不能となる。
従って、本考案の特徴とするところは、エンジンの出
力特性曲線に対しコンプレッサの軸動力曲線の第2の設
定値S2および第3の設定値S3に余裕ができるように設定
し、エンジンの回転数制御とコンプレッサの容量制御と
を併用し、特性改善した点にある。特に、S4〜S3〜S2
特性曲線にしたことにより、微小負荷時における運転性
能が格段に向上し、回転数の上昇は少なく、燃料消費と
騒音の面が有利となった。更に、無負荷や軽負荷運転状
態から定格負荷や中間負荷運転状態へエンストすること
なくすみやかに移ることができ、応答性の良いエンジン
駆動形コンプレッサとなる。
「考案の効果」 以上の如く、本考案に係るエンジン駆動形コンプレッ
サの制御装置によれば、第5図に示す如く無負荷〜軽負
荷付近ではエンジン出力より越えることなく、コンプレ
ッサの軸動力特性曲線1′がエンジンの出力特性曲線2
に沿うようになることから、エンジン出力の利用性が頗
る良好となり、無負荷状態から負荷状態へのエンジンの
立ち上がりが良好で、応答性が速い。
全負荷から中間負荷までの間をエンジン回転数のみで
制御し中間負荷から軽負荷までの間をエンジンの回転数
と吸気口の開度とで制御し得て、第4図に示す如く燃料
消費量の低減化を図り得て頗る便利なエンジン駆動形コ
ンプレッサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジン駆動形コンプレッサの制
御装置の第1実施例を示す回路構成図、第2図は第1の
エアシリンダ,第2のエアシリンダ,及び連結棒の構成
を示す断面図、第3図は第1図の制御装置の動作を示す
要部説明図、第4図は従来の制御装置と第1図の制御装
置とを比較した回転数に対する吐出風量及び燃料消費量
の特性図、第5図は従来の制御装置と第1図の制御装置
とを比較した回転数に対する動力の特性図、第6図は第
2実施例を示す回路構成図、第7図は第6図の逆止弁と
絞り弁との構成を示す断面図である。 11……エンジン 12……コンプレッサ本体 13……吸気調整弁、14……レシーバタンク 17……リリーフバルブ 19……第1のエアシリンダ 23……第2のエアシリンダ 25……連結棒、28……ガバナレバー 39……逆止弁、42……エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 楠井 裕 福井県三方郡三方町相田38番地1号 デ ンヨー株式会社福井工場内 (72)考案者 倉谷 實 福井県三方郡三方町相田38番地1号 デ ンヨー株式会社福井工場内 (72)考案者 蝶勢 昇 福井県三方郡三方町相田38番地1号 デ ンヨー株式会社福井工場内 (56)参考文献 特開 昭59−74384(JP,A) 特開 昭61−291790(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源としてのエンジンとこれに連動する
    コンプレッサおよびこのコンプレッサに連通する空気蓄
    積用のレシーバタンクとを備え、コンプレッサの容量制
    御とエンジンの回転制御とを併用してコンプレッサを制
    御するエンジン駆動形コンプレッサの制御装置におい
    て、 前記レシーバタンクの負荷装置への放出管に連通した連
    通管の末端にコンプレッサの吸気調整弁を接続するとと
    もにこの連通管にリリーフバルブ、第1のエアシリンダ
    および第2のエアシリンダを接続し、この連通管の前記
    第1のエアシリンダと前記第2のエアシリンダとの間に
    絞り弁を配置して第2のエアシリンダおよび前記吸気調
    整弁の空気圧を調整するようにし、第2のエアシリンダ
    のピストンロッドの先端を連結棒の一端に枢支するとと
    もにこの連結棒の他端に前記エンジンの回転制御を行う
    ガバナレバーを枢着し、この連結棒の中間位置に、前記
    第2のエアシリンダのピストンロッドの動作に相反する
    作用を付与するように前記第1のエアシリンダのピスト
    ンロッドの先端を枢支し、この連結棒の作動を相反する
    方向に動作するようにこの第1および第2のエアシリン
    ダを一体に形成し前記レシーバタンク内の圧力を所定の
    設定値毎に前記第1のエアシリンダおよび第2のエアシ
    リンダの動作を制御してエンジンの回転数を制御すると
    ともにコンプレッサの吸気調整弁の開度を制御し、コン
    プレッサの全負荷状態の近辺ではエンジンの回転数の制
    御により、中間負荷時にはエンジンの回転と吸気調整弁
    の開度の制御により、軽負荷時は吸気調整弁の開度の制
    御により、このエンジンに連結したコンプレッサの運転
    制御を行うことを特徴とするエンジン駆動形コンプレッ
    サの制御装置。
  2. 【請求項2】駆動源としてのエンジンとこれに連動する
    コンプレッサおよびこのコンプレッサに連通する空気蓄
    積用のレシーバタンクとを備え、コンプレッサの容量制
    御とエンジンの回転制御とを併用してコンプレッサを制
    御するエンジン駆動形コンプレッサの制御装置におい
    て、 前記レシーバタンクの負荷装置への放出管に連通した連
    通管の末端にコンプレッサの吸気調整弁を接続するとと
    もにこの連通管にリリーフバルブを介してエンジンの運
    転制御を行うガバナレバーに直結するピストンロッドを
    備えたエアシリンダを連接し、このリリーフバルブと前
    記吸気調整弁との間に絞り弁および逆止弁を介在させる
    とともにこの連通路に並列して他の絞り弁を配置し、レ
    シーバタンク内の空気圧に応じて所定の設定値毎に前記
    絞り弁および他の絞り弁を制御して前記エアシリンダの
    制御圧およびコンプレッサの吸気調整弁を制御すること
    によりエンジンの回転数およびコンプレッサの空気供給
    容量を制御することによりコンプレッサの全負荷状態の
    近辺ではエンジンの回転数の制御により、中間負荷時に
    はエンジンの回転と吸気調整弁の開度の制御により、軽
    負荷時は吸気調整弁の開度の制御により、このエンジン
    に連結したコンプレッサの運転制御を行うことを特徴と
    するエンジン駆動形コンプレッサの制御装置。
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Cited By (1)

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