JP2605747Y2 - エンジン駆動形コンプレッサの回転制御装置 - Google Patents

エンジン駆動形コンプレッサの回転制御装置

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JP2605747Y2
JP2605747Y2 JP1993057733U JP5773393U JP2605747Y2 JP 2605747 Y2 JP2605747 Y2 JP 2605747Y2 JP 1993057733 U JP1993057733 U JP 1993057733U JP 5773393 U JP5773393 U JP 5773393U JP 2605747 Y2 JP2605747 Y2 JP 2605747Y2
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藤 仁 加
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エンジンで駆動され
る大型コンプレッサにおいて、エンジン始動時の負荷軽
減と、暖機運転を安定して行うエンジン駆動形コンプレ
ッサの回転制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来よりこの種のエンジン駆動形コンプレ
ッサにおいて、コンプレッサの吸気調整弁の吸入空気の
容量制御を行うアンローダ装置とエンジンの回転速度制
御用のガバナとを連動させ、始動時から暖機運転時にエ
アの吐出側の背圧、すなわち、レシーバタンク内の圧力
一定圧力までパージさせて、この運転時における動力
の負荷を軽減する負荷軽減装置が設けられているのは公
知の技術である。例えば、実開平3ー92576号公報
に記載されている考案は、エンジンのスロットルレバー
に連結した低速回転用ピストンシリンダの圧力をコンプ
レッサに連結し、このピストンシリンダの作動を制御す
る第2のシリンダを並設し、この第2のシリンダをレシ
ーバタンク圧によって作動させ、上記低速回転用シリン
ダの移動を抑制するものである。一般に小型のエンジン
駆動形コンプレッサ(吐出量30m3/min 以下)の場合
は容量制御を行う吸気調整弁のダイアフラム室に圧力調
整弁バイパスさせた吐出側の圧力を直接加えてエンジ
ン始動後は前記吸気調整弁の締切圧力でバランスさせ
て、始動時の負荷軽減を行い、暖機運転を行っている例
が多かった。一方可搬式の大型エンジン駆動形コンプレ
ッサ(例:吐出量50m3/min 以上)においてはコンプ
レッサ本体はモータ駆動のコンプレッサを流用すること
が多くエンジン駆動用に負荷軽減装置とは異なり別の方
法で始動時の暖機運転をするしかなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般にモータ駆動のコ
ンプレッサはスターデルタ方式による起動であり、低速
回転による暖機運転が行われないので、このコンプレッ
サのモータ駆動に代えエンジン駆動に変換した場合、エ
ンジン始動後直ちに高速回転になってしまう。このよう
な高速回転を阻止するために、エンジン始動時にコンプ
レッサの吸気調整弁のバルブ本体が開かないように吸気
調整弁の移動を制御するため反対側からピストンとスプ
リングによりバルブ本体の移動を抑止する構造となって
いる。そのため、エンジン始動直後、吸気調整弁からは
空気が吸い込まれないからエアはバルブ本体とバイパス
回路のエアのみでエンジン回転速度制御用のエアピスト
ンシリンダは作動し、無負荷回転になるまで数10秒間
を要するから、この間エンジンが高速回転で運転される
ことになり、エンジンの負担が大きくエンジンにとって
好ましくない。エンジンは始動後、一般的に潤滑油がエ
ンジン機関の各部に流れるまで暖機運転が必要である。
【0004】また、実開3−92576号公報に記載
されるものは低速回転用シリンダの移動がコンプレッサ
の作用によって自由に移動可能であるが、レシーバタン
ク内の圧力低下に伴って上記シリンダの移動を抑止する
ものであり、充分な暖機運転の制御にはならない。この
考案の目的はコンプレッサの起動負荷軽減装置を変える
ことなく、エンジンの回転数を制御するガバナ制御系に
ピストンシリンダを2個使用し、始動直後、エンジン
高速回転に上昇するのを防止し、かつ、エンジンの始動
時に起こる無負荷回転数の下降による乱調をえ適正な
回転数で暖機運転を円滑に行い、暖機運転後高速回転へ
の立ち上がりも即応的に行えるようにしたエンジン駆動
形コンプレッサの回転制御装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の目的を
達成するために、エンジンで駆動されるコンプレッサ本
体に吸気調整弁を設け、このコンプレッサに連結したレ
シーバタンク内の空気圧により圧力調整弁を介して第1
のスピードレギュレータを作動させて前記コンプレッサ
の容量および前記エンジンの回転制御を行うエンジン駆
動形コンプレッサにおいて、前記圧力調整弁と並列して
電磁弁を配置し、前記レシーバタンクと前記吸気調整弁
とを前記圧力調整弁を介して連通し、前記コンプレッサ
本体にギアポンプを設け、弾性部材により弾力付勢され
ているピストンのロッドを前記吸気調整弁に連結して負
荷軽減装置を形成し、前記ギアポンプからの油圧により
前記負荷軽減装置の前記ピストンを移動可能に構成する
と共に、前記第1のスピードレギュレータと前記ギア
ンプの油圧で作動する第2のスピードレギュレータとを
対向させてエンジンブロックに取付け、これらのスピー
ドレギュレータ間に長穴付の連絡杆を配置し、前記第1
のスピードレギュレータのピストンロッドの一部を前記
連絡杆の前記長穴に遊嵌すると共に前記第2のスピード
レギュレータのピストンロッドに前記連絡杆を固設して
両者を連動させ、前記第1のスピードレギュレータのピ
ストンロッドに連結したガバナロッドにより前記エンジ
ンのガバナレバーを作動せしめ、前記エンジンの始動直
後、前記第1および第2のスピードレギュレータの作動
により前記エンジンの回転上昇を抑制し、暖機運転を行
うことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この考案のエンジン駆動形コンプレッサは、第
1のスピードレギュレータと第2のスピードレギュレー
タとを対向して配置させ、エンジンの回転制御用のガバ
ナレバーの作動は、レシーバタンクに連結した第1のス
ピードレギュレータによりエアで制御される。一方、コ
ンプレッサのギヤポンプ(油圧ポンプ)に連結し、この
油圧で制御される第2のスピードレギュレータにより上
記エア制御によるガバナレバーの作動を調節するので、
エンジンの始動時の回転を容易に簡素な機構で抑制する
ことができ、安定した理想的な暖機運転が可能である。
【0007】
【実施例】以下、図1はこの考案の回転制御装置を内蔵
したエンジン駆動形コンプレッサの概略説明図である。
図2は図1の回転制御装置の要部拡大斜視図である。図
3はスピードレギュレータ内部構造を示す断面図であ
る。図4 (a), (b), (c),(d) はこの考案の回転制
御装置の動作説明図、図5 (a), (b) はエンジンの回
転数とレシーバタンク内の圧力との相対関係を示すタイ
ミングチャートである。
【0008】図1乃至図3に示すように、エンジン1の
ガバナロッド2に連結された第1のスピードレギュレー
タ3と第2のスピードレギュレータ4との2個がほぼ向
かい合って配置されている。第1のスピードレギュレー
タ3は空気圧によって作動する定格無負荷運転用で、他
方、第2のスピードレギュレータ4は油圧で作動する始
動暖機運転用である。この「定格・無負荷運転用」の第
1のスピードレギュレータ3のピストンロッド3aには
上記ガバナロッド2に連結部材5を介して係合され、そ
の端部は調速装置7のガバナレバー6に連結されてい
る。これら第1および第2のスピードレギュレータの内
部構造は図3に示されるようにシリンダ20の内部に摺
動自在のピストン21があり、この表面にベロフラム2
2が装着されており、このピストン21の内側にスプリ
ング23が嵌込まれ、常時ピストン21のロッド24を
スプリング23の伸びる方向に付勢されており、圧力媒
体である空気や油が図3の矢印のようにシリンダ20内
に加圧されると前記スプリング23の弾力に抗してロッ
ド24を移動させるようになっている。
【0009】上記「始動・暖機運転用」の第2のスピー
ドレギュレータ4のピストンロッド4aの先端には長穴
8aを穿った連絡杆であるアイドリングストッパ8を取
付けてある。この長穴8aには前記第1のスピードレギ
ュレータ3のピストンロッド3aの連結部材5と一体に
突き出たガイドバー9が摺動自在に遊嵌されて入り込ん
でいる。10はコンプレッサ11の吸気調整弁で内部は
通常のダイアフラムになっている。この吸気調整弁10
には弾性部材12bによって弾力付勢されたピストン1
2aのロッドが連結され、負荷軽減装置12を形成して
いる。吸気調整弁10はバルブ本体10aの前後を電磁
弁SV2 により連結されている。コンプレッサ11には
レシーバタンク13が連結されている。このレシーバタ
ンク13と吸気調整弁10または前記第1のスピードレ
ギュレータ3とは圧力調整弁14を介して連通してい
る。この圧力調整弁14と並列して電磁弁SV1 および
手動弁15が配置されている。16はレシーバタンク1
3の吐出弁である。17はエンジン1のラジエータで、
ファン18によって冷却風が吹き付けられるようになっ
ている。19はエアクリーナである。
【0010】エンジン始動するとコンプレッサ11の
後端に連結しているギヤポンプ11aが作動し、油圧が
第2のスピードレギュレータ4に徐々に加わり、同時
ンプレッサ11の吸気調整弁10の負荷軽減装置12
のピストン12aにも油圧が徐々に加わり、バルブ本体
10aが開き始め、吸気量が多くなり、レシーバタンク
13内の圧力が徐々に高くなり、第1のスピードレギュ
レータ4は図4(b)の状態から図4(c)ヘ移動す
る。また、図4(a)に示されるように連結部材5のガ
イドバー9は長穴8aの端に接触してエンジンの高速側
への移動は抑制されている。この第2のスピードレギュ
レータ4は図4(a)の固定位置から図4(b)のよう
に図面左側へ移動して徐々に解除状態になる。従って、
第2のスピードギュレータ4のピストンロッド4aに連
結したアイドリングストッパ8の長穴8aは移動してエ
ンジン1の起動回転数の固定位置から解除される方向に
作動する。そのためエンジンの始動後、ギヤポンプ11
aの油圧が上昇するまでは高速回転にはならず、徐々に
高速回転に移動するように制御できる。
【0011】レシーバタンク13内の圧力が2〜3Kg/
cm2になると吸気調整弁10のバルブ本体10aが閉じ
る。同時に第1のスピードレギュレータ3には空気圧が
加わり、連結部材5、ガバナロッド2を介してエンジン
1の調速装置7のガバナレバー6を低速側へ移動させ
る。この状態で電子回路による設定時間まで暖機運転が
行われる。
【0012】このように構成されるこの考案の回転制御
装置について図面に示す実施例に基づいて動作を説明す
る。 1.動作説明 始動前 (1)吸気調整弁10のバルブ本体10aは負荷軽減装置
12の弾性部材12bの弾力作用でピストン12aが押
されているから閉じられている。(2)第 2のスピードレギュレータ4のばねの弾性常数K
1 は第1のスピードレギュレータ3のばねの弾性常数K
2 よりも大きい。 (3)エンジン1始動前は第2のスピードレギュレータ
4は第1のスピードレギュレータ3を起動回転数になる
まで所定位置に停止させている。(例えば、回転数が15
00rpm になるまで。)
【0013】図4 (a) に示されるように第1のスピー
ドレギュレータおよび第2のスピードレギュレータに圧
力が加わっていないからそれぞれの弾性常数の差によっ
て連結部材5はやや図4 (a) の右側に引っ張られてい
る。従って、ガバナレバー6が中間位置にある。
【0014】始動直後 (1)エンジン1を始動すると電子装置からの信号によ
り、電磁弁SV1,SV2に通電され、いずれの電磁弁S
1 ,SV 2 も開状態になる。コンプレッサ11の負圧室
はエンジン始動と同時に負圧になるため、電磁弁SV2
を通じて僅かにエアが吸い込まれ、圧縮されてレシーバ
タンク13内に溜まる。 (2) コンプレッサ11の後部のギヤポンプ11aにより
油圧が徐々に上昇するためこの油圧の上昇に応じて負
荷軽減装置12および第2のスピードレギュレータ4に
油圧がかかり始める。 (3) 電磁弁SV2 によって吸気調整弁10に吸い込まれ
たエアの空気量がある所定の値に達したとき、ギヤポン
プ11aの油圧が負荷軽減装置12に供給され、この
ストン12aは弾性部材12bの弾に抗して移動し、
同時に吸気調整弁10のバルブ10aが開き始める。 (4) 第2のスピードレギュレータ4は起動回転数の固定
位置から解除位置へ向かい始める。
【0015】図4 (b) に示されるように第2のスピー
ドレギュレータ4への油圧が大きくなるからガイドバー
9と長穴8aとの接触は離れ、第1のスピードレギュレ
ータ3の空気圧によって連結部材5,ガバナレバー6の
位置が決定され、数秒間高速側(H)に位置することに
なるが、第1のスピードレギュレータに空気圧が加わる
ためガバナレバー6は低速側(L)に移動する。
【0016】 暖機運転 (1)上記の状態で所定時間運転し、レシーバタンク1
3内の圧力が2〜3kg/cm2 に達すると前記電磁弁
SV1 を流れる空気圧がダイヤフラムを加圧させ、バル
ブ10aが閉塞される。同時に第1のスピードレギュレ
ータ3にも圧力が加わり、連結部材5,ガバナロッド2
を介してエンジン1のガバナレバー6を低速側に移動さ
せる。 (2)この状態で電子装置の設定時間までエンジン1の暖
機運転を続ける。
【0017】図4 (c) に示されるように第1のスピー
ドレギュレータ3空気圧が1〜2kg/ cm2になり、
イドバー9は長穴8a内を摺動して、連結部材5,ガバ
ナロッド2を図面上右側に押圧するからガバナレバー6
を低速側Lに移動させて暖機運転が行われる。
【0018】正常運転中 (1) 暖機運転終了後は、正常運転状態となり、レシーバ
タンク13の吐出口16から放出される空気消費量の多
に応じて、レシバータンク13内の圧力が圧力調整弁
14を介して吸気調整弁10のダイヤフラムと、第1の
スピードレギュレータ3に加えられ、バルブ10aが開
閉し、同時に第1のスピードレギュレータ3への空気圧
が調整されて連動してエンジン1のガバナレバー6を高
側または低速側へと移動する。図4(d)に示される
ような正常運転中は、負荷がかかるとレシーバタンク1
3からエアが放出され、第1のスピードレギュレータ3
の空気圧が減少したとき、第1のスピードレギュレータ
3のガイドバー9が長穴8a内を摺動して連結部材5が
図面左側に移動し、他方、コンプレッサ11の作動によ
りギアポンプ11aの油圧が高くなり、ガバナレバー6
が高速側(H)に移動可能になる。
【0019】この考案回転制御装置の制御機構部分を
図2に基づいて説明すると、前述のようにエンジンブロ
ックの取付板Aに二個のスピードレギュレータを対向さ
せて、空気圧で作動する第1のスピードレギュレータ3
と油圧で作動する第2のスピードレギュレータ4とを配
置し、それぞれのピストンロッド3a,4aの先端にガ
バナロッド2に連結する連結部材5,アイドリングスト
ッパ8とが取付けてあり、第2のスピードレギュレータ
4に連結したアイドリングストッパ8の長穴8aには連
結部材5のガイドバー9が摺動可能に遊嵌されている。
そのため、第1のスピードレギュレータ3のピストンロ
ッド3aはアイドリングストッパ8の長穴8aの両端に
ガイドバー9が当接して追随制御され、ガバナレバー6
に連結した連結部材5(ガバナロッド2)が追随制御さ
れる。
【0020】2.エンジン回転数と空気圧の相対関係
〔図5(a),図5(b) 〕 従来の大型の可搬用コンプレッサとこの考案のエンジン
駆動形コンプレッサとの対比においてエンジンの回転数
と空気圧との相対関係について〔図5(a) 〕,〔図5
(b) 〕のタイムチャートで説明すると、エンジンの回転
数の変化〔図5(a) 〕について従来例(図示2点鎖線
では始動直後、急激に1700rpm まで上昇し、t秒間高速
運転される。これに対してこの考案(図示実線)の回
転制御装置を装備したコンプレッサでは始動直後は
かに回転数が上昇してから低速の暖機運転が行われる。
一方レシーバタンク内の圧力変動〔図5(b) 〕につい
ては、従来例(細線)では始動直後、吸気調整弁10よ
り若干吸気されてバランスし、低圧(1 〜2kg/cm2)の状
態で暖機運転が行われる。これに対してこの考案(太
線)のエンジン駆動コンプレッサでは負荷軽減装置1
2を備えているので始動直後、すぐには吸気されず圧力
も(0kg/cm2)に近い。負荷軽減装置12の可動により吸
気調整弁10は徐々に開き、圧力はなだらかなカーブで
上昇し、暖機運転が行われる。この状態で、電子装置の
設定時間に達するとコンプレッサは正常運転になる。
【0021】この考案の実施例ではエンジン馬力450
ps/1800rpm コンプレッサの吐出量は52m3/min
の例を記したが小型機においても同様に実施可能であ
【0022】
【考案の効果】この考案によれば、次のような顕著な効
果を奏する。2個のスピードレギュレータを対向させ
て、一方を空気圧によって作動し、他方を油圧によって
作動するようにして、それぞれがコンプレッサのエアや
油圧を利用しているから構成が簡素になる。また、一方
のスピードレギュレータを他方のスピードレギュレータ
のアイドリングストッパの長穴の両端に追随動作させて
いることにある。従って、アイドリング回転数を自由に
設定することができ、始動時に高速運転に数十秒も継続
するのを抑制し、安定した理想的、暖機運転が行えるよ
うにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の回転制御装置を内蔵したエンジン駆
動形コンプレッサの概略説明である。
【図2】図1の回転制御装置の要部拡大斜視図であ
る。。
【図3】この考案に採用した一実施例のスピードレギュ
レータ部構造を示す断面図である。
【図4】この考案の回転制御装置の動作説明図である。
【図5】エンジンの回転数とレシーバタンク内圧力との
相対関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 …エンジン 2 …ガバナロッド 3 …第1のスピードレギュレータ 4 …第2のスピードレギュレータ 5 …連結部材 6 …ガバナレバー 7 …調速装置 8 …アイドリングストッパ 9 …ガイドバー 10 …吸気調整弁 11 …コンプレッサ 12 …負荷軽減装置 13 …レシーバタンク 14 …圧力調整弁 15 …手動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 11/04 F02D 1/04 311 F02D 1/06 F02D 29/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンで駆動されるコンプレッサ本体
    に吸気調整弁を設け、このコンプレッサに連結したレシ
    ーバタンク内の空気圧により圧力調整弁を介して第1の
    スピードレギュレータを作動させて前記コンプレッサの
    容量および前記エンジンの回転制御を行うエンジン駆動
    形コンプレッサにおいて、前記圧力調整弁と並列して電磁弁を配置し、前記レシー
    バタンクと前記吸気調整弁とを前記圧力調整弁を介して
    連通し、 前記コンプレッサ本体にギアポンプを設け、 弾性部材により弾力付勢されているピストンのロッドを
    前記吸気調整弁に連結して負荷軽減装置を形成し、前記
    ギアポンプからの油圧により前記負荷軽減装置の前記ピ
    ストンを移動可能に構成すると共に、 前記第1のスピードレギュレータと前記ギアポンプの油
    圧で作動する第2のスピードレギュレータとを対向させ
    てエンジンブロックに取付け、これらのスピードレギュ
    レータ間に長穴付の連絡杆を配置し、前記第1のスピー
    ドレギュレータのピストンロッドの一部を前記連絡杆の
    前記長穴に遊嵌すると共に前記第2のスピードレギュレ
    ータのピストンロッドに前記連絡杆を固設して両者を連
    動させ、前記第1のスピードレギュレータのピストンロ
    ッドに連結したガバナロッドにより前記エンジンのガバ
    ナレバーを作動せしめ、前記エンジンの始動直後、前記
    第1および第2のスピードレギュレータの作動により
    エンジンの回転上昇を抑制し、暖機運転を行うことを
    特徴とするエンジン駆動形コンプレッサの回転制御装
    置。
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