JPS61135953A - アイドル回転数制御装置 - Google Patents

アイドル回転数制御装置

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JPS61135953A
JPS61135953A JP25794984A JP25794984A JPS61135953A JP S61135953 A JPS61135953 A JP S61135953A JP 25794984 A JP25794984 A JP 25794984A JP 25794984 A JP25794984 A JP 25794984A JP S61135953 A JPS61135953 A JP S61135953A
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rotation speed
cooling load
engine
control device
idle
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Akio Matsuoka
彰夫 松岡
Masashi Takagi
正支 高木
Kazutoshi Nishizawa
一敏 西沢
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の走行原動機として用いられるエンジンの
アイドル回転数を制御する制御装置に関し、詳しくは冷
房時に該エンジンに間接的に負荷を与える冷房負荷に応
じてアイドル回転数を自動調節する制御装置に関するも
のである。
[従来の技術1 車両空調装置には走行用エンジンにより駆動される圧縮
機が使用されている。この圧縮機には冷媒の吐出容量が
固定のものと、連続的或いは段階的に変化するものがあ
り、どちらも使用されている。この可変容量の圧縮機は
、例えば夏季等冷房負荷が大きい場合には、吐出容量が
多くなるように制御される必要がある。従ってこのよう
な場合にはエンジンの負担は大きくなり、停車時、渋滞
時等のエンジンの回転数が低い場合にはA−バーヒート
やエンジンの停止が生じる場合があった。
この不具合を防止する為に、従来圧縮機の駆動時にはア
イドル回転数を増加させる方法が行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点コ 冷媒の吐出容量が固定の圧縮機は、単純に0N−OFF
されることで制翻されていた。そしてこの場合は圧縮機
のON時のアイドル回転数は、圧縮機のOFF時のアイ
ドル回転数より大きい値になるように制御されていた。
そしてこの方法を段階的に吐出容量が変化する圧縮機を
使用した空調!!i置に応用した場合では、通常圧縮機
が最大の吐出容量で駆動された時に適正な回転数となる
ようにアイドル回転数の目標値が決められていた。しか
しながら冷房負荷が小さくなり、圧縮機の吐出容量が小
さくなった場合にも、アイドル回転数の目標値は不変で
大きな値のままであり、停車時にも、エンジンの回転速
度は大きく、騒音の面からまた省エネルギーの面からも
好ましくなかった。
また特開昭58−220939号、米国特許第3010
289号に見られるように、冷房負荷ににり圧縮機の吐
出容量を段階的或いは連続的に変更し、かつアイドル回
転数をそれに応じて変更する方法が提案されている。こ
れらの方法は上記した問題点を解決するものではあるが
、アイドル回転数を変更するためには圧縮機の吐出容量
を電気的に検知する必要があり、用いられる圧縮機の種
類には制限があった。例えば後述の実施例にも示す、プ
レッシャレギュレータ等の機械的な制御系により、吐出
容量を変更するような装置には、吐比容量に比例した電
気信号を検出できないため上記提案は適用が困難であっ
た。また電磁弁を0N−OFFしてプランジャの背圧を
制御することにより、蒸発器内の圧が所定の圧となるよ
うに、吐出容量を連続的に変更する型式の圧縮機では、
吐出容量は、直接熱負荷によって定められるため、実際
の吐出容量を電気的に直接的に検知するのは困難である
。即ち電磁弁の0N−OFFの作動周期は不定であり、
この信号から吐出容量を求めるには、電磁弁の0N−O
FFの信号を積分する等の操作が必要である。又、電磁
弁をデユーティ制御して吐出容量を変化させる方式にお
いては、F/V変換器を必要とする。従って、アイドル
回転数を変更する処理が複雑になる欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、冷房負
荷に応じて最適アイドル回転数を決定することにより、
エンジンで消費される燃料量を機関に乱調を来たすこと
なく減少させ、最小限必要なアイドリングを行うことを
目的とする。
[問題点を解決するための手段及びその作用]−5一 本発明のアイドル回転数制御装置は、自動車の走行用エ
ンジンを駆動源とする空調装置にかかる冷房負荷に関連
した物理量を検出する第1センサと、 該第1センサからの信号を入力し冷房負荷を算出する冷
房負荷算出装置と、 該冷房負荷に応じてアイドル回転数を制御する制御装置
とから成ることを特徴とする。
以下第1図に示す制御装置のブロックダイアグラムに基
いて説明する。
本発明にいう冷房負荷に関連した物理量としては、外気
温、車室内の気温、日射量、蒸発器前後の空気温、蒸発
器の通過III量、車室内湿度等が考えられる。従って
これらを検出する第1センサ1aとしては温度センサ、
湿度センサ、回転数センサ、圧力センサ等の単数又は複
数を選択することができる。
第1センサ1aで検知された冷房負荷に関連した物理量
の信号は冷房負荷算出装置1bに入る。
冷房負荷算出装置1bではその信号により、その−6= 時の冷房負荷量が算出される。
制fall装置1Cでは算出された冷房負荷量に応じて
アイドル回転数が制御される。すなわち冷房負荷量が大
きい場合には空調装置からエンジンにかかる負荷も大き
いものと推測され、従ってアイドル時等のエンジンの停
止を防ぐためアイドル回転数が通常のアイドル回転数よ
り高い値になるようにアイドル回転数制御手段2を作動
させるものである。
制tIl装置1Cは走行用エンジンの回転数に関連した
物理量を検出する第2センサを有していることが望まし
い。そして現実のエンジンの駆動状態を判定し、エンジ
ンが低速回転していると判定された場合に上記のように
冷房負荷量に応じてアイドル回転数を制御することが望
ましい。これによりエンジンブレーキを使用している場
合にはブレーキの効きが最大に発揮される効果もある。
この第2センサとしては直接エンジンの回転数を検知す
る回転数センサ、あるいは圧力センサ等によりエンジン
オイルの圧力を検知する、走行時の風圧を検出する、ま
たは速度計から現実の速度を検出する等、間接的にエン
ジンの回転数を検知するもの等を一種または二種以上を
併用して用いることができる。
また制御装置1Cは第2図の如くエンジンの回転数を検
知する第3センサ1dと、回転数設定装置1eと、回転
数制御装置1fとから構成することもできる。この場合
には冷房負荷算出装置1bによって算出された冷房負荷
に応じてアイドル回転数の目標回転数が決められる。ま
た回転数制御装置1fには第3センサ1dから現実のエ
ンジン回転数が入力され、回転数設定装置1eで決めら
れた目標回転数と比較される。そして回転数制御装置1
fはアイドル回転数がその目標回転数になるようにアイ
ドル回転数の制御手段2に信号を送る。これにより円滑
なアイドル回転数の制御が可能となる。上記アイドル回
転数の制御手段2には例えばキャブレタからの混合気の
流量を、電磁アクチュエータによって駆動される流量調
節弁で制御する装置、あるいはアクセルペダルにより調
節されるスロットル弁を電磁アクチュエータによって制
御する装置等の公知の手段を用いることができる。そし
て、このアイドル回転数は段階的あるいは連続的に変更
することができる。
制御装置1Cは更に冷凍サイクルの凝縮器に空気流を送
る送INImを制御する信号を送る送風機制御装置を備
えていることもできる。すなわち冷房負荷が小さい場合
には凝縮器の能力も小さくてよく、送風機からの風量も
少なくて充分であり、冷房負荷が大きい場合には送風機
の風量は大きくすることが望ましい。従って送風機料t
111装置では、冷房負荷或いはアイドル回転数の風量
制御目標値を記憶し、冷房負荷或いはアイドル回転数の
現実の値がこの風量制御目標値より大きくなった場合に
送風量を大とし、そうでない場合には小とするように制
御することが好ましい。
本発明のアイドル回転制御装置は走行用エンジンを駆動
源とする空調装置を備えた自動車に適用される。この空
調装置の圧縮機としては、電磁クラッチによってのみ制
御される吐出容量一定の圧縮機、従来はアイドル回転数
の制御が困難であった機械的な制御系または電磁弁等に
より吐出容量を段階的または連続的に可変する圧縮機、
あるいは電磁弁でプランジャの背圧を制御することによ
り吐出容量を連続的に制御する圧縮機等を用いることが
できる。
[実施例] 以下実施例により詳しく説明する。
第3図に本発明の第一実施例のアイドル回転数制御装置
を用いた自動車の冷凍サイクルの系統図を示す。
吐出容量可変機構3を具備した圧縮機4にて高圧、高温
となった冷媒ガスは電動送風機5により凝縮器6内で冷
却されて液体となり、気液分離器7で液体と気体が分離
される。そして液体のみが膨張弁8にて低圧の霧状とな
って蒸発器9へ入る。
蒸発器9では低圧の冷媒が、送風機10からの空気流の
熱を奪って気化し、気化した冷媒は圧縮機4にて圧縮さ
れて再び液体に戻る。冷凍サイクルはこのように構成さ
れている。
ここで使用した圧縮機4は連続的に吐出容量を可変する
形式であり、その吐出容量可変機構3を模式的に第4図
に示す。
吸入室Bと圧縮室へとを連通ずるバイパス孔24が設け
てあり、このバイパス孔24の開閉を行なうバイパス弁
としてスプール23が設けである。
このスプール23の一端には吐出側として圧縮が完了も
しくは圧縮途中の圧縮室Aの高圧が導入されるコントロ
ール室22が形成され、他端にはスプリング25が配設
されている。そして、コン1〜ロール室22の圧力とス
プリング25の付勢力のつり合いによりスプール23の
位置が制御され、バイパス孔24の開口度が調整される
第4図中20はプレッシャレギュレータであり、このプ
レッシャレギュレータ20の詳細を第5図を用いて説明
する。プレッシャレギュレータ20は第1ハウジング3
0及び第2ハウジング31によって外形が形成され、第
1.第2ハウジング30.31の接合面にはダイヤフラ
ム32が挟持されている。このダイアフラム32の表裏
面にはそれぞれ抑え板33a、33bが配されている。
前記第1ハウジング30と前記ダイヤフラム32とによ
って形成される第1室34は、第1通路35及び第2通
路36によって前記コントロール室22及び前記吸入室
Bに連通している。第2通路36には、その通路の開閉
を行なうボール弁37が配され、このボール弁37はス
プリング38及び前記抑え板33aを介して前記ダイヤ
フラム32の動きに連動する。
前記第2ハウジング31と前記ダイヤフラム32とで形
成される第2室39内にはスプリング40が配されてお
り、このスプリング40の一端は前記抑え板33bに固
定され、他端はスプリング板41の一面に固定されてい
る。このスプリング板41の他面は、前記第2ハウジン
グ31に螺着された調整ボルト42の先端に当接してお
りこの調整ボルト42の進退により前記スプリング40
のバネ力が設定される。
圧縮機が起動する際には、自動車走行用エンジンに大き
な衝撃を与えないためその起動負荷を低減する必要があ
る。すなわち、起動時にはバイパス孔24を開いて圧縮
機の吐出容量を小さくしておく必要がある。本例の場合
起動時には、スプール23の前後面に圧力差が生じてい
ないためスプール23はスプリング25により駆動され
バイパス孔24を開いており、小音量で起動する。そし
て起動後は圧縮機の吸入冷媒圧力が高い為に第2通路3
6からの圧力によりダイヤフラム32が第2室39側に
移動し、これに伴ってボール弁37が第2通路36を閉
じる。これによって、コントロール室22と吸入室Bと
の連通は断たれ、コントロール室22は圧縮室Δのみと
連通となる。従って圧縮室Aからの高圧冷媒はすべてコ
ントロール室22内に導かれ、この高圧冷媒の圧力が前
記スプリング25の付勢力に打ち勝ち、スプール23が
移動してバイパス孔24を閉じる。よって、圧縮機は最
大容量で運転され充分な冷房能力を発揮する。
その後、車室内が充分に冷房され、圧縮機の吸入圧力が
低下するとプレッシャレギュレータ20のボール弁37
が第2通路36を開き、圧縮室A内の高圧冷媒は第1通
路35及び第2通路36を通って吸入室B側に逃げる。
その結果、コントロール室22内の圧力が下がりスプー
ル23がスプリング25の付勢力によって移動し、バイ
パス孔24を開き、吐出容量を小さくする。なお、圧縮
機4は電磁クラッチ4aを具備し、圧縮機4の吐出容量
が最小であるにもかかわらずその能力が余る場合には図
示しない別の制御回路によりクラッチ4aをオフとして
蒸発器9のフロストを防止している。
以上のような作動を圧縮機の吸入冷媒圧力に応じて繰り
返されるのである。しかしながらこのようなプレッシャ
レギュレータ20を用いている場合にはエンジンにかか
る圧縮機からの現実の負荷を知ることは従来困難であっ
た。
上記のごとく構成された第3図に示す冷凍サイクルは、
蒸発器出口の吹出空気温度を検知する温度センサ12と
、送風機10からの空気流の温度を検知する温度センサ
13と、クランクシャフト(図示せず)の回転数を検知
する回転数センサ14とを備えたアイドル回転数制御装
置11が設けられている。そしてこのアイドル回転数制
御装置はアイドル回転数制御手段16を制御している。
このアイドル回転数制御手段16は以下にように構成さ
れている。すなわらエンジンの吸気管16aにはパワー
サーボのダイヤフラム16bに負圧を与えるべく細管1
6Cが配設され、細管160のダイヤフラム16bと吸
気管16aの間にはアイドル回転数制御装置11によっ
て制御される電磁弁16dが設けられている。また吸気
管16aにはアクセルペダル17にワイヤで連結された
リンク機構18によって開度が調節されるスロットル弁
19が配設されている。そしてダイヤフラム16bのロ
ッドに連結されたワイヤ16eの一端はリンク機構1B
に連結されている。
上記のごとく構成された制御系では以下のごとく制御が
行われる。
センザ群からの信号および車室内に設けられたプロワス
イッチ15の状態を示す信号はアイドル−15一 回転数制御装置11へ入力され、アイドル回転数制御装
置11はアイドル回転数制御手段16に信号を送ってア
イドル回転数を変更している。すなわちエンジンの回転
数が高い場合、あるいは冷房負荷量が小さい場合には電
磁弁16dは駆動されず細管16cは閉状態であって、
ワイヤー68はト 引張られずスロットル弁19はアクセルペダル17によ
ってのみ制御され、アイドル回転数は低値を保っている
。そしてエンジンの回転数が一定値より低下し、かつ冷
房負荷量が大きい場合に制御装置11により電磁弁16
dが駆動されて細管16Cが間となり、ダイヤフラム1
6bと吸気管16aが連通する。従ってエンジン吸気の
負圧によりワイヤー6eが引かれ、リンク機構18によ
ってスロットル弁19が微開となる。同時にアクセルペ
ダル17も僅かに踏み込まれた状態となり、アイドル回
転数が高値となるように構成されている。また制御装置
11はアイドル回転数の制御に連動して凝縮器6への送
Stを決定し送風機5のモータを制御している。
制御装置11の処理内容を第6図に示すフローチャート
に基づいて説明する。
ステップ101ではアイドリング回転数を高値とすべき
エンジンの回転数の設定値N Setおよび冷房負荷量
の設定値に)setが定められる。ここでN setは
例えば1300rpmと決められる。ステップ102で
各センサの信号が入力され、ステップ103にて各信号
が処理されて現実の蒸発器の吹出空気温度TOUt、蒸
発器に向かう空気の温度T in、現実のエンジンの回
転数N1またプロワスイッチ15の状態から現実の送S
機10のlit量Vが与えられる。そしてステップ10
4で現実のエンジン回転数Nが設定値N setと比較
され、走行時、あるいはエンジンブレーキ使用時等、現
実のエンジンの回転数Nが設定値N setより大きい
場合にはエンジンの回転数は圧縮機4からの負荷に充分
耐えられるだけ高値となっているのでアイドリング回転
数を高(する必要はない。従ってステップ109で電磁
弁16dはOFFとなり、スロットル弁19はアクセル
ペダル17が操作されない状態でアイドリング回転数が
低値となる開度となる。さらにこの制御に連動してステ
ップ110で送風機5の送風量が小値となるように送風
機5のモータに信号を送ってステップ102に戻る。
ステップ104で現実のエンジンの回転数Nが設定値N
 setより小さい場合に圧縮機4からの負荷が太き(
なるとエンジンにとって好ましくない。
従ってステップ105で現実の冷房負荷量Qが例えば次
式によって計算される。
Q=J−Tout +に−(Tin−Tout ) −
V+L(J、に、L・・・・・・定数) ステップ106ではこの現実の冷房負荷!IQと冷房負
荷量の設定値Q Setとが比較され、現実の冷房負荷
量Qが設定値QItより小さい場合には圧縮機の吐出容
量は小さい値となっており、エンジンの回転数が小さい
場合でも圧縮機からの負荷量に耐え得ると判定されてス
テップ109、ステップ110でアイドリング回転数は
低値となり送J!11は小とされる。一方現実の冷房負
荷IQが設定値Q Setより大きい場合には圧縮機の
吐出容量は大きい値となっておりその回転数のままでは
エンジンは圧縮機からの負荷量に耐えることができず、
エンジンの停止等の不具合が発生する危険性がある。従
ってステップ107で電磁弁16dがONになり、スロ
ットル弁19はアクセルペダル17が運転者に操作され
ない状態でアイドリング回転数が高値となる開度とされ
る。さらに凝縮器6の冷却能力を増すためステップ10
8で送風機5の送風量が大値となるように送風機5のモ
ータに信号を送ってステップ102に戻る。
本実施例では冷房負荷量によりアイドル回転数が高値と
低値の2段階に確実に制御され、エンジンへの負担が軽
減される。
(第二実施例) 第7図に本発明の第二実施例の制御装置を適用した冷凍
サイクルの要部系統図を示す。
本実施例の場合にはアイドル回転数の制御手段およびア
イドル回転数制御装置の処理内容が異なること以外は第
一実施例と同一の冷凍サイクルの構成であり、同様のセ
ンサが同位置に設けられている。すなわちエンジンの吸
気管49には第1バイパス通路48と第2バイパス通路
47が設けられ、第2バイパス通路にはアイドル回転数
制御装置45によって011−OFF制御される電磁弁
46が設けられている。そして吸気管49にはアクセル
ペダル(図示せず)によって開度が調節されるスロット
ル弁50が配設されている。すなわち第1バイパス通路
および第2バイパス通路を通る吸気量の合計によりアイ
ドル回転数が決定される構成となっている。
以下第8図のフローチャートに基づいて第二実施例のア
イドル回転数制御装置の処理内容とアイドル回転数の制
御手段を説明する。
ステップ201では各センサからの信号が入力される。
ステップ202では各センサの信号から、現実の蒸発器
の吹出空気温度TOut1蒸発器に向かう空気の温度T
inが算出され、また送風機の風量Vがプロワスイッチ
の状態から現実のJul量で与えられる。そして冷房負
荷Qが第一実施例と同様に計算される。
ステップ203ではこのQからエンジンにかかる負荷量
が推定されアイドル回転数の目標値Mが決定される。そ
してステップ204で回転数センサから入力された信号
から現実のエンジン回転数mが算定され、ステップ20
5で目標値Mと現実の値…が比較される。
m5Mの場合、すなわち現実のエンジンの回転数が目標
回転数Mより小さい場合にはステップ206で電磁弁4
6をONとする信号を送って第2バイパス通路47を開
けてアイドル回転数を大とし、さらにステップ207で
送11HIが大となるように凝縮器を冷却する送風機の
モータに信号を送る。
m>Mの場合にはエンジンの回転数は充分大きいのでス
テップ208で電磁弁/46をOFFとする信号を送っ
てバイパス通路47を閉じてアイドル回転数は小とされ
、さらにステップ209で送lit量が小となるように
凝縮器を冷却する送風機のモータに信号を送る。
従来は上記第一実施例および第二実施例に用いた可変容
量圧縮機を使用している場合にはアイドル回転数の細か
い制御は困難であったが、本発明の制御装置では上記の
処理をくり返すことにより円滑なアイドル回転数の制御
が行なわれる。
(第三実施例) 第9図に本発明の第三実施例の制御装置を適用した冷凍
サイクルの系統図を示す。
本実施例の冷凍サイクルは圧縮機51の容量可変手段が
異なること以外は第一実施例の冷凍サイクルと同じ構成
とされている。
本実施例の圧縮機51は第一実施例および第二実施例の
プレッシャレギュレータの代わりに電磁弁を使用してお
り、図示しない制御装置により蒸発器内の圧力が所定値
となる様に、電磁弁が0N−OFFされる。これは、第
4図のコントロール室22の圧力を変えることにより、
吐出容量を小容量側へ又は大容量側へ推移させ、それに
よって生じる蒸発器内の圧力変動を検出し、該変動をフ
ィードバックさせて蒸発圧力を一定となる様に、電磁弁
をダイナミック制御するものである。このような場合に
は電磁弁の0N−OFFは非周期的である。従って、こ
の時の吐出容量を求めるには、電磁弁の0N−OFF信
号を積分する等複箱な演痺処理が必要である。
第9図の冷凍サイクルには送風機53から蒸発器52へ
向かう空気の濡洩を検知する温度センサ56と、送II
I機53の回転数を検知する回転数センサ57が備えら
れ、現実の各個を代表する信号をアイドル回転数制御I
I装置54のコンピュータへ入力している。またアイド
ル回転数制御装置54にはエンジンの回転数を検知する
図示しないクランクシャフト近辺に設けられた回転数セ
ンサ55からの信号が入力されている。エンジンの吸気
管61にはアクセルペダル(図示せず)によって開度が
調節されるスロットル弁62が配設され、またアイドル
回転数を可変とするための電磁アクチュエータ58によ
って駆動される流量調節弁59が吸気管61のバイパス
通路60に設けられている。そして上記のセンサからの
信号がアイドル回転数制御装置54で演算処理され、電
磁アクチュエータ58に信号を送って流量調節弁5つの
開度を変え、バイパス通路60を流れる吸気量を変更す
ることによりアイドル回転数を変更している。
本実施例の場合は流量調節弁59は連続的に開度が変更
でき、従ってアイドル回転数も連続的に変化するように
なっている。
制御装置54の処理内容を第10図に示すフローヂャー
トに基いて説明するわ ステップ301で各センサからの信号が入力され、ステ
ップ302にてこの各センサの信号から現実の蒸発器5
2に向かう空気の温度TiV1及び蒸発器52を通過す
るmmvが算出される。そして冷房負荷Qがこれらの値
から算定される。ステップ303ではこのQの値からエ
ンジンにかかる負荷間が推定され、アイドル回転数の目
標値Mが決定される。そしてステップ304で回転数セ
ンサ55から入力された信号から現実のエンジンの回転
数mが算定され、ステップ305でMとmが比較される
m5Mの場合、すなわち現実のエンジンの回転数が目標
回転数Mより小さい場合にはステップ306で流量調節
弁59を現在の開度に対し、ざらに微開とする方向にア
クチュエータ58に信号を送る。そしてステップ308
で凝縮器63を冷却する送JII機64の送11!l量
を微増させるべく送風機64のモータの駆動電圧を制御
する。
m>Mの場合にはエンジンの回転数は充分太きいのでス
テップ307で流量調節弁59を現在の開度に対し、さ
らに微開とする方向にアクヂュエ−タ58に信号を送る
。そしてステップ30−9!:で送風量をわずかに減ら
すべく送風ta64のモータの駆動電圧を制御する。
本実施例の制御装置では上記の処理をくり返すことによ
りアイドル回転数を連続的に変更し、目標回転数Mに等
しくすることができ、円滑な制御が行なわれる。又、ア
クセルペダルが踏み込まれて自動車が走行状態にあると
き、あるいはエンジンブレーキ使用時には、エンジンの
回転数mは設定値Mよりも大きく、従ってアイドル回転
数制御−25一 手段の流量調節弁59は、ステップ307のくり返しに
より、全開状態となる。
[発明の効果コ 本発明の制御装置では冷房負荷からエンジンにかかる負
荷量を推定することにより、従来なかった圧縮機容量制
御時のアイドル回転数の細かな制御が可能となる。従っ
てエンジンにかかる負荷間が小さくなった場合にはアイ
ドル回転数も小さくなり、停車時等の騒音防止及びエネ
ルギーの節約に大きな効果を有する。またエンジンの回
転数を検出するセンサーを設けた場合にはエンジンブレ
ーキ使用時にはアイドル回転数を確実に低値とすること
ができ、エンジンブレーキの効果が向上する。また本発
明の制御ti置はほとんどの種類の可変容量圧縮機を使
用した冷凍サイクルに使用できる等優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の制御装置の構成を示すブ
ロックダイアグラムである。第3図、第4図、第5図及
び第6図は本発明の第一実施例に係る図であり、第3図
はその冷凍サイクル及び制御装置の系統図、第4図は吐
出容量可変機構の模式図、第5図は用いたプレッシャレ
ギュレータの断面図、第6図は制御装置の処理内容のフ
ローチャートである。 第7図及び第8図は本発明の第二実施例に係る図であり
、第7図はその冷凍サイクル及び制御装置の要部系統図
、第8図は制御装置の処理内容のフローチャートである
。 第9図および第10図は本発明の第三実施例に係る図で
あり、第9図はその冷凍サイクルおよび制御装置の系統
図、第10図は制御装置の処理内容のフローチャートで
ある。 1.11.45.54・・・アイドル回転数制御l装置 12.13.56・・・温度センサ 14.55・・・回転数センサ 19.50162・・・スロットル弁 16d、46・・・N磁弁 −27= 58・・・電磁アクチュエータ 特許出願人   日本電装株式会社 代理人    弁理士 大川 宏 同     弁理士 藤谷 修 同     弁理士 丸山明夫 第7図 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動車の走行用エンジンを駆動源とする空調装置
    にかかる冷房負荷に関連した物理量を検出する第1セン
    サと、 該第1センサからの信号を入力し冷房負荷を算出する冷
    房負荷算出装置と、 該冷房負荷に応じてアイドル回転数を制御する制御装置
    とから成ることを特徴とするアイドル回転数制御装置。
  2. (2)前記制御装置は走行用エンジンの回転数に関連し
    た物理量を検出する第2センサを有し、該第2センサが
    検出した該物理量が所定の値より小さい場合に前記冷房
    負荷に応じてアイドル回転数を制御することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のアイドル回転数制御装置
  3. (3)前記制御装置は少なくとも前記冷房負荷算出装置
    によって算出された冷房負荷に応じて前記エンジンの必
    要なアイドリングの目標回転数を設定する回転数設定装
    置と、 エンジンの回転数を検出する第3センサと、該第3セン
    サからの信号を入力し、検出された回転数が、前記回転
    数設定装置によつて設定された前記目標回転数になるよ
    うにアイドル回転数の可変手段に信号を送る回転数制御
    装置とから成る特許請求の範囲第1項記載のアイドル回
    転数制御装置。
  4. (4)前記制御装置は空調装置の凝縮器を冷却する送風
    機をアイドル回転数の制御に連動して制御する送風機制
    御装置を具備する特許請求の範囲第1項記載のアイドル
    回転数制御装置。
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