JP2551336Y2 - 折畳み扉の召合せ部密閉構造 - Google Patents

折畳み扉の召合せ部密閉構造

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JP2551336Y2
JP2551336Y2 JP10291591U JP10291591U JP2551336Y2 JP 2551336 Y2 JP2551336 Y2 JP 2551336Y2 JP 10291591 U JP10291591 U JP 10291591U JP 10291591 U JP10291591 U JP 10291591U JP 2551336 Y2 JP2551336 Y2 JP 2551336Y2
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folding door
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JP10291591U
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健市 窪田
茂樹 蟻塚
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東工シャッター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は折畳み扉の召合せ部密閉
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折畳み扉は複数枚のパネルを屈曲可能に
連結して構成し、上・下レールに装着されて間口の開閉
を行なう訳であるが、同一間口に複数の折畳み扉を据え
付けして成る、複数ユニット型式の折畳み扉装置が利用
されている。このように複数ユニットで構成する折畳み
扉装置の場合、隣り合う折畳み扉の召合せ部密閉機能が
問題となる。例えば従来の折畳み扉装置では、実開昭62
−107096号公報に記載されているが、戸先框とパネル框
が同一になった折畳み扉であって、戸先端面に設けられ
た気密材が互いに当接しても上・下レールに沿設した気
密材との間に隙間を発生し、その結果、上記折畳み扉装
置は気密性を確保するために別に密封部材を備えてい
る。しかし、上記密封部材の取着は折畳み扉装置の外観
を損なうとともに、上端部は取着不能であることから上
部隙間を解消することは出来ない。
【0003】又、実開平 2− 30490号公報には一方の戸
先框に凹部を形成し、該凹部に嵌入すべき凸部から成る
タイト材を他方に設けて構成した構造が記載されてい
る。召合せ部をこのような凹凸嵌合構造とする場合、確
実に嵌合しなければ、外観上の隙間は無くなるものの、
通気の道は残って気密性が損なわれる。又気密性を高め
るために、上記凹凸部の建付け寸法を大きくすれば、上
・下レールの気密材との接触摩擦によって折畳み扉のス
ライド性が悪くなり、さらに凹凸部の嵌合時に発生する
パネル面からの膨出変形は上記上・下レールの気密材間
に隙間を生じるとともに、上記膨出変形は外観を損なっ
てしまう。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来の
折畳み扉の召合せ部密閉構造には上記のごとき問題があ
る。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であ
って、気密性が良いことは勿論のこと、折畳み扉装置の
外観を損なうことのない召合せ部密閉構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は折畳み扉の召合
せ部密閉構造を対象としたものであるが、上・下レール
には気密材を沿設している。そして戸先框の端面には別
の第2気密材が設けられ、召合せ時には両気密材が当接
して隙間を無くす。ここで、第2気密材は互いに当接す
ることで圧縮変形することになるが、変形の形態は屈曲
変形を主体とし、圧縮に伴って第2気密材が膨出するこ
とのない形状を有す。そして、上記戸先框はパネルと一
体化されておらず、継手を介して連結しているため、そ
の向きは不変であって、表・裏両側に取着される第2気
密材は隣り合う他の折畳み扉の第2気密材と同時に当接
することが出来、当接時には所定の圧接力が作用するよ
うに、建付け調整装置が折畳み扉には備えられる。以
下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係る折畳み扉の召合せ部密閉
構造を示す実施例である。同図において、1は戸先框、
2はパネルを示し該戸先框1は継手3を介してパネル2
と連結し、該パネル2は継手3を軸として屈曲し得る。
上記継手3は戸先框1から伸びた腕4の先端に形成した
軸5とパネル側の軸受け6の組合わせで構成し、戸先框
1はその上端に取着した走行具(図示なし)により吊設
されていて、方向は常時一定に保たれてスライドし、折
畳み操作時にはパネル2が軸5を中心として屈曲してレ
ールからはみ出す。したがって、間口を閉じる場合に
は、戸先框1はスライドして、別の折畳み扉の戸先框1
と召合せする訳で、召合せした両戸先框1、1間に隙間
が残ってはならす、又上・下レールに沿設した第1気密
材7との間にも隙間を生じてはならない。
【0007】図2は上記戸先框1、1が互いに当接する
瞬間の断面図であるが、その端面8には表・裏両側に第
2気密材9、9が取着され、両戸先框1、1の第2気密
材9、9先端が当接した状態にある。同図に示すごと
く、第2気密材9は戸先框1の端面8に形成した溝10
に嵌着され、端面8から僅かに突出したベース11と該
ベース11端から伸びてV型に交差して形成される脚1
2を有す。脚12、12の先端が当接し、両戸先框1、
1がさらに接近して折畳み扉が完全に閉鎖された状態の
前記図1では、脚12、12は屈曲してベース11、1
1と密着する。
【0008】ここで、第2気密材9はベース11及び脚
12の厚み寸法が(a)であって、完全閉鎖状態では脚
12が屈曲して寸法(a)となるため、両戸先框1、1
間距離は小さく、第2気密材9の露出による美観の喪失
は生じない。又、上記脚12はベース11から常時離れ
てV字型断面を呈しているが、そのため先端は接触を開
始し、戸先框1の移動に伴って脚12は折り曲げられ、
対向する第2気密材9の脚12と全面密着するととも
に、ベース11とも全面にて密着する。したがって、接
触開始から接触完了までの間に脚12が屈曲するだけで
あって、第2気密材9の圧縮に伴う膨出現象は発生しな
い。
【0009】図3は本考案の他の実施例であり、前記図
2に示すごとく、第2気密材9、9を分離して端面8に
取着することなく、両気密材9、9を一体化した第2気
密材13を用いている。勿論その作用・効果は前記第2
気密材9と同じであるため説明は省略する。
【0010】図4は折畳み扉装置の縦断面を示し、図1
のA−A断面に相当する。このように、戸先框1の端面
8には、その両側に第2気密材9、9が全長にわたって
沿設されていて、縁14は戸先框1の表面21と同一面
に位置しており、上・下レール15、16に沿設した第
1気密材7、7は戸先框表面21に当接するとともに、
第2気密材9の縁14とも隙間なく当接する。又当接は
するが、その当接幅aは小さく、折畳み扉のスライドを
妨げるような摩擦抵抗は生じない。
【0011】図5は本考案の召合せ部密閉構造が採用さ
れる折畳み扉の形態を例示したものであるが、(a)は
2ユニットを有し、(b)は3ユニット、(c)は2ユ
ニットから成っている。そして各ユニットの戸先框1、
1は互いに当接して隙間を無くす。そこで、本考案では
折畳み扉を閉じると同時に戸先框1がスライドして対向
する折畳み扉の戸先框1と圧接状態となる訳であるが、
この圧接力を保持するために折畳み扉は吊元側へ後退し
てはならない。又吊元框の位置が適切でなければ、閉鎖
状態での上記圧接力の発生はあり得ない。本考案は吊元
框の位置を適当に調整して圧接力を発生するために建付
け調整装置を備えている。
【0012】図6はこの建付け調整装置の具体例であ
り、吊元框18の上端に取着した走行具17がストッパ
ー19に当ってその移動が阻止させるよう構成する。す
なわち、上記圧接力は折畳み扉を後退させるように作用
する訳で、この後退動を上記ストッパー19が走行具1
7に形成した係止片20に係合して阻止する。ここで、
上記ストッパー19の位置は上記圧接力が適当に作用す
るように微調整可能としている。以上述べたように、本
考案の召合せ部密閉構造は、折畳み扉の先端に設けた戸
先框端面に第2気密材を沿設し、該第2気密材は端面側
に固着したベースと該ベースの縁から斜めに腕が伸びて
V字型断面を形成し、さらに第2気密材が対向する別の
第2気密材並びに上・下レールの第1気密材と隙間なく
当接可能としたもので、次のような効果を得ることが出
来る。
【0013】
【考案の効果】本考案の召合せ部密閉構造は戸先框端面
に取着した第2気密材が互いに隙間なく当接し、又、上
・下レールの第1気密材との間にも隙間を残さず、気密
性は非常に高い。しかも該第2気密材はベースと腕をV
字型に屈曲した断面を有し、互いに当接しても腕が屈曲
変形するだけであり、圧縮されて表面に膨出することは
ない。そのため、上・下レールの第1気密材との間にも
隙間なく当接し、又屈曲変形した第2気密材の縁は狭
く、外部に露出して外観を損なうことなく、さらに第1
気密材との間に作用する摩擦力も小さく、折畳み扉のス
ライドに支障をきたさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の召合せ部密閉構造を示す実施例。
【図2】第2気密材が互いに当接した状態。
【図3】第2気密材の別形態。
【図4】図1のA−A断面図。
【図5】折畳み扉装置の型式。
【図6】建付け調整装置。
【符号の説明】
1 戸先框 2 パネル 3 継手 4 腕 5 軸 6 軸受け 7 第1気密材 8 端面 9 第2気密材 10 溝 11 ベース 12 脚 13 第2気密材 14 縁 15 上レール 16 下レール 17 走行具 18 吊元框 19 ストッパー 20 係止片 21 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−82296(JP,U) 実開 昭59−36637(JP,U) 実開 昭61−179286(JP,U) 実開 平2−30490(JP,U) 実開 昭62−107096(JP,U) 特公 平3−26275(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ユニットから成る折畳み扉を間口に
    装着し、該間口を閉じた場合に互いに当接する戸先框の
    端面には第2気密材を取着し、又上・下レールには第1
    気密材を沿設した折畳み扉装置において、上記第2気密
    材は端面側に固着したベースと該ベースの縁から斜めに
    腕を伸ばしてV字型断面とし、上記縁は戸先框表面と同
    一面に位置させ、又折畳み扉を閉じた際に第2気密材が
    互いに圧接力を作用して密着するようにレールには建付
    け調整装置を設けたことを特徴とする折畳み扉の召合せ
    部密閉構造。
JP10291591U 1991-11-19 1991-11-19 折畳み扉の召合せ部密閉構造 Expired - Lifetime JP2551336Y2 (ja)

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