JP2551196Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2551196Y2
JP2551196Y2 JP549192U JP549192U JP2551196Y2 JP 2551196 Y2 JP2551196 Y2 JP 2551196Y2 JP 549192 U JP549192 U JP 549192U JP 549192 U JP549192 U JP 549192U JP 2551196 Y2 JP2551196 Y2 JP 2551196Y2
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真一 齊木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、負荷として例えば正逆
回転可能なモータを制御する際に好適するスイッチ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車において、ドアミラーを正
逆回転可能なモータにより通常の使用位置と格納位置と
の間で回動させる機能を備えたものが供されている。
【0003】而して、上記モータを制御するための装置
としては、例えば揺動操作可能で且つ非操作状態で中立
位置へ復帰されるノブと、このノブにより押圧されてい
る間だけオン操作されるモーメンタリー式の第1及び第
2のスイッチとを有するスイッチ装置と、第1及び第2
のスイッチからの信号に基づき上記モータを制御するマ
イクロコンピュータとを備えた構成が一般的である。
【0004】この構成のものにおいては、スイッチ装置
のノブを中立位置から一方の作動位置へ押圧操作する
と、そのノブにより第1及び第2のスイッチの一方がオ
ン操作され、その信号がマイクロコンピュータへ入力さ
れる。すると、マイクロコンピュータは、第1及び第2
のスイッチのうちのどちらのスイッチが操作されたかを
判断して記憶すると共に、その判断内容に基づき駆動回
路を介してモータを正転若しくは逆転させ、これにより
ミラーを使用位置から格納位置、若しくは格納位置から
使用位置へ回動させるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した構
成のものでは、スイッチ装置とは別に高価なマイクロコ
ンピュータを必要とするため、モータを制御するための
装置が高価となり、ひいては全体のコストが高くなると
いう欠点があった。
【0006】そこで、本考案の目的は、負荷として例え
ば正逆回転可能なモータを制御する場合に、高価なマイ
クロコンピュータを用いずに行うことが可能で、コスト
の低減化を図り得るスイッチ装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、スイッチボディと、このスイッチボデ
ィに揺動操作可能に設けられたノブと、このノブにこれ
と一体に揺動されるように設けられたアームと、前記ノ
ブを中立位置へ復帰させる復帰手段と、前記スイッチボ
ディに設けられ、前記ノブの揺動に伴い該ノブにより操
作される第1及び第2のスイッチと、前記スイッチボデ
ィに2つの切換位置間で往復移動可能に設けられ、前記
ノブが中立位置から作動位置へ回動されることに伴い前
記アームにより押圧されて一方の切換位置から他方の切
換位置へ移動されると共に、ノブがその作動位置から中
立位置へ復帰した後も他方の切換位置に留まるコンタク
トホルダと、このコンタクトホルダの移動に応じて状態
が切り換えられる切換スイッチとを具備する構成とした
ものである。
【0008】
【作用】上記構成において、ノブを中立位置から一方の
作動位置へ回動操作すると、そのノブにより第1及び第
2のスイッチのうちの一方のスイッチが操作されると共
に、ノブと一体に回動するアームにより切換スイッチの
コンタクトホルダが押圧されて一方の切換位置から他方
の切換位置へ移動され、切換スイッチの状態が切り換え
られる。
【0009】そして、ノブに対する操作力を解除する
と、ノブは復帰手段の付勢力により中立位置へ復帰す
る。すると、第1及び第2のスイッチのうちのノブによ
り操作されていたスイッチは元の状態に復帰するが、切
換スイッチのコンタクトホルダは、アームがノブと共に
中立位置へ復帰しても、先に移動した他方の切換位置に
留まったままであり、切換スイッチは切り換えられた状
態を維持する。
【0010】この場合、第1及び第2のスイッチにより
ノブが操作されたか否かの判別が可能であり、そして、
切換スイッチによりノブがどちらに操作されたのか、及
び負荷の制御内容を記憶できることになるから、その切
換スイッチにマイクロコンピュータの機能を持たせるこ
とが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を、自動車のドアミラーを通常
の使用位置と格納位置との間で回動させる正逆回転可能
なモータを制御するためのスイッチ装置に適用した一実
施例につき図面を参照して説明する。
【0012】まず図1ないし図4において、スイッチボ
ディ1は、上面の3箇所に開口部2a,2b,2cを有
したボディ本体3と、これの下部に設けられたインシュ
レータ4と、カバー5等から構成されている。
【0013】このスイッチボディ1には、本考案が対象
としているドアミラー格納用のスイッチ装置6の他に、
左右切替用のスイッチ装置7と、ミラー面調整用のスイ
ッチ装置8とが組み込まれているが、本実施例ではドア
ミラー格納用のスイッチ装置6についてのみ詳述する。
【0014】さて、スイッチ装置6のノブ9は、ボディ
本体3に形成された軸部10により揺動可能に支持され
ており、裏側の中央部にアーム11が一体に形成され、
また、裏側の左右両側に押圧凸部12,13が一体に形
成されている。
【0015】インシュレータ4の上面には、押圧凸部1
2,13に対応してそれぞれ、いわゆるゴム接点から成
る第1及び第2のスイッチ14,15が設けられてお
り、これら第1及び第2のスイッチ14,15と押圧凸
部12,13との間にはそれぞれプッシャ16,17が
上下方向に移動可能に配設されている。
【0016】而して、第1及び第2のスイッチ14,1
5は、この場合、それぞれが有する弾性力によりノブ9
を図1の中立位置に復帰させる復帰手段を兼ねており、
ノブ9が中立位置にある非操作状態ではそれぞれがオフ
状態を呈し、ノブ9が左側の作動位置であるオープン位
置へ回動操作されることに伴いプッシャ16を介して第
1のスイッチ14がオン操作され、また、ノブ9が右側
の作動位置であるクローズ位置へ回動操作されることに
伴いプッシャ17を介して第2のスイッチ15がオン操
作されるようになっている。
【0017】また、インシュレータ4の上面には、コン
タクトホルダ18が図1中左右方向へ摺動可能に配設さ
れていて、そのコンタクトホルダ18の内部に上記アー
ム11の下端部が挿入されている。
【0018】コンタクトホルダ18は、図1に示す右側
の第1の切換位置と、図4に示す左側の第2の切換位置
との間で往復移動可能であり、ノブ9がクローズ位置へ
回動操作された際には、アーム11により押圧されて左
側の第2の切換位置へ移動し、また、ノブ9がオープン
位置へ回動操作された際には、アーム11により押圧さ
れて第1の切換位置へ移動し、そしてノブ9が中立位置
へ復帰した後も移動した第1若しくは第2の切換位置に
留まるようになっている。
【0019】このコンタクトホルダ18には、図3に示
すように2個の可動接点19,20がそれぞれ圧縮コイ
ルばね21,22によりインシュレータ4に圧接するよ
うに付勢して設けられており、そして、インシュレータ
4には、図3には示されていないが、図5において端子
A3 ,A8 ,A9 ,A10に接続された固定接点が設けら
れている。
【0020】而して、コンタクトホルダ18の移動に伴
い、可動接点19,20が上記端子A3 ,A8 ,A9 ,
A10の固定接点に対して接離するようになっており、こ
れら可動接点19,20と、端子A3 ,A8 ,A9 ,A
10の固定接点とにより切換スイッチ23を構成してい
る。
【0021】さて、電気回路構成を示した図5におい
て、上記第1のスイッチ14は、ノブ9がオープン位置
へ操作されたときに端子A1 ,A11間を接続し、ノブ9
が中立位置へ復帰したときにはそれら端子A1 ,A11間
を開放させる。また、第2のスイッチ15も、第1のス
イッチ14と同様に、ノブ9がクローズ位置へ操作され
たときに端子A1 ,A11間を接続し、ノブ9が中立位置
へ復帰したときにはそれら端子A1 ,A11間を開放させ
るようになっている。
【0022】さらに、上記切換スイッチ23は、コンタ
クトホルダ18が第1の切換位置(図1参照)へ移動し
た状態では、端子A3 ,A8 間、及び端子A9 ,A10間
をそれぞれ接続し、コンタクトホルダ18が第2の切換
位置(図4参照)へ移動した状態では、端子A3 ,A9
間、及び端子A8 ,A10間を接続するようになってい
る。
【0023】そして、上記端子A1 は接続端子B1 を介
してバッテリのプラス端子に接続され、端子A3 は接続
端子B9 を介してグランド端子に接続されている。ま
た、端子A8 ,A9 は、接続端子B7 ,B8 を介して左
側のドアミラー側に設けられた駆動回路24の接続端子
C1 ,C2 に接続されていると共に、図示はしないが右
側のドアミラー側に設けられた駆動回路の接続端子にも
同様に接続されている。さらに、端子A10,A11は制御
回路25に接続されており、その制御回路25は上記ス
イッチボディ1のカバー5内に設けられている(図3参
照)。
【0024】ここで、制御回路25は、タイマ回路26
及びスイッチング回路27を備えており、具体的には次
のように構成されている。
【0025】タイマ回路26は、タイマ要素としてコン
デンサ28を利用したもので、そのコンデンサ28の一
端が充電用の抵抗29及びダイオード30の直列回路を
介して端子A11に接続され、他端がグランド端子に接続
されている。また、コンデンサ28には、定電圧ダイオ
ード31と、放電用の抵抗32,33の直列回路とが並
列に接続されている。
【0026】そして、上記スイッチング回路27は、リ
レー34とトランジスタ35とにより構成されていて、
具体的には、バッテリのプラス端子に接続された上記接
続端子B1 とグランド端子との間に、リレー34のリレ
ーコイル34a及びトランジスタ35のコレクタ・エミ
ッタ間を接続すると共に、トランジスタ35のベースを
上記タイマ回路26の抵抗32,33の共通接続点に接
続し、さらにリレー34の常開形リレースイッチ34b
を接続端子B1 と端子A10との間に接続することにより
構成されている。なお、リレーコイル34aとトランジ
スタ35のコレクタとの共通接続点と、グランド端子と
の間に、定電圧ダイオード36を接続している。
【0027】一方、上記駆動回路24は、次のように構
成されている。接続端子C1 と固定端子D1 との間に、
抵抗37と、負荷としての正逆回転可能なドアミラー駆
動用のモータ38とが直列に接続されている。また、接
続端子C2 と固定端子D2 及びD3 との間に、極性が異
なるダイオード39,40が接続されている。可動接点
板41は、3個の固定端子D1 ,D2 ,D3 と共にドア
ミラーの位置検出用スイッチ42を構成するもので、ド
アミラーの回動に伴いそれら固定端子D1 ,D2 ,D3
に対して摺動しながら回動するようになっている。
【0028】その可動接点板41には、図5に実線で示
すように、外側上部に円弧状の切欠部43aが形成され
ていると共に、左側下部の中間部に切欠部43bが形成
されている。
【0029】而して、位置検出用スイッチ42は、ドア
ミラーが通常の使用位置であるオープン位置に回動され
た状態では、可動接点板41が図5に実線で示す位置に
あり、この状態では固定端子D1 ,D2 間が接続され、
ドアミラーが格納位置であるクローズ位置に回動された
状態では、可動接点板41が図5に二点鎖線で示す位置
に回動され、この状態では固定端子D1 ,D3 間が接続
されるようになる。
【0030】なお、上記左右切替用のスイッチ装置7及
びミラー面調整用のスイッチ装置8の各端子と、それぞ
れミラー面を調整するための正逆回転可能な各モータ4
4,45,46,47とは図5に示すように接続されて
いるが、これら各スイッチ装置7,8の構成及び接続関
係は、周知の構成であり、かつ本考案の要旨とは直接関
係がないため、本実施例では具体的な説明は省略する。
【0031】次に上記構成の作用を説明する。いま、図
1に示すように、スイッチ装置6のノブ9が中立位置に
位置され、かつ切換スイッチ23のコンタクトホルダ1
8が右側の第1の切換位置に保持されているとする。
【0032】この状態では、図示しない左右のドアミラ
ーは、通常の使用位置(オープン位置)に保持されてい
る。
【0033】この状態からノブ9の右側を押圧操作して
(図1の矢印O参照)、ノブ9をクローズ位置へ回動さ
せると(図4参照)、プッシャ17を介して右側の第2
のスイッチ15が押圧操作されると共に、アーム11の
矢印P方向への回動に伴い、そのアーム11によりコン
タクトホルダ18が押圧されて図4に示す左側の第2の
切換位置へ移動される。
【0034】このうち、第2のスイッチ15が押圧操作
されることにより端子A1 ,A11間が接続され、また、
コンタクトホルダ18が第2の切換位置へ移動されるこ
とにより、端子A3 ,A9 間、及び端子A8 ,A10間が
接続された状態となる。
【0035】このような状態になると、端子A11の電位
が高くなって、タイマ回路26のコンデンサ28に対し
ダイオード30及び抵抗29を介して充電されるように
なると共に、スイッチング回路27のトランジスタ35
がオンされるため、リレー34のリレーコイル34aが
通電されてリレースイッチ34bがオンされる。
【0036】ここで、ノブ9に対する操作力が解除され
てノブ9が中立位置へ復帰すると、第2のスイッチ15
はオフされるが、コンタクトホルダ18は第2の切換位
置に移動したままで、切換スイッチ23は上記の状態が
維持されており、タイマ回路26によりリレースイッチ
34bのオン状態が一定時間維持される。
【0037】リレースイッチ34bがオン状態になされ
ると、バッテリのプラス端子から、リレースイッチ34
b、端子A10、A8 、接続端子B7 、駆動回路24の接
続端子C1 、抵抗37、モータ38、固定端子D1 、D
2 、ダイオード39、接続端子C2 、B8 、端子A9 、
A3 、及び接続端子B9 を順に介してグランド端子側に
向けて電流が流れる、モータ38の通電回路が形成され
る(図5の矢印Q参照)。これに伴い、モータ38が例
えば正回転することにより左右のドアミラーが使用位置
から格納位置(クローズ位置)へ回動される。
【0038】従ってこの場合、切換スイッチ23は、負
荷としてのモータ38を正回転させるという制御内容を
記憶していることになる。
【0039】そして、ドアミラーの格納位置への回動に
伴い、可動接点板41は図5中矢印R方向に回動して二
点鎖線で示す状態になる。すると、切欠部43bが固定
端子D2 と対応する状態となることにより、固定端子D
1 とD2 との間が遮断されるため、モータ38が断電さ
れる。
【0040】なおこのとき、所定時間が経過してタイマ
回路26のタイマ動作が終了すると、換言すればコンデ
ンサ28の放電が進行して抵抗32,33の共通接続点
の電位が所定レベル以下に低下すると、トランジスタ3
5がオフしてリレースイッチ34bがオフ状態に復帰す
ることによってもモータ38が断電されるようになって
いる。これは、例えばドアミラーが格納位置へ回動され
る間に障害物に当たってそれ以上回動できなくなったよ
うな場合に、モータ38がロックされたまま通電される
ということを防止するためである。
【0041】一方、ドアミラーが格納位置に回動された
状態で、ノブ9の左側を押圧操作して(図1の矢印Oと
は反対方向へ回動)、ノブ9をオープン位置へ回動させ
ると、プッシャ16を介して左側の第1のスイッチ14
が押圧操作されると共に、アーム11の矢印Pとは反対
方向への回動に伴い、そのアーム11によりコンタクト
ホルダ18が押圧されて第2の切換位置から図1に示す
右側の第1の切換位置へ移動される。
【0042】このうち、第1のスイッチ14が押圧操作
されることにより端子A1 ,A11間が接続され、また、
コンタクトホルダ18が第1の切換位置へ移動されるこ
とにより、端子A3 ,A8 間、及び端子A9 ,A10間が
接続された状態に切り換えられる。
【0043】このような状態になると、前述と同様に、
端子A11の電位が高くなって、タイマ回路26のコンデ
ンサ28に対しダイオード30及び抵抗29を介して充
電されるようになると共に、スイッチング回路27のト
ランジスタ35がオンされるため、リレー34のリレー
コイル34aが通電されてリレースイッチ34bがオン
される。
【0044】ここで、ノブ9に対する操作力が解除され
てノブ9が中立位置へ復帰すると、第1のスイッチ14
はオフされるが、コンタクトホルダ18は第1の切換位
置に移動したままで、切換スイッチ23は上記の状態が
維持されており、タイマ回路26によりリレースイッチ
34bのオン状態が一定時間維持される。
【0045】リレースイッチ34bがオン状態になされ
ると、バッテリのプラス端子から、リレースイッチ34
b、端子A10、A9 、接続端子B8 、駆動回路24の接
続端子C2 、ダイオード40、固定端子D3 、D1 、モ
ータ38、抵抗37、接続端子C1 、B7 、端子A8 、
A3 、及び接続端子B9 を順に介してグランド端子側に
向けて電流が流れる、モータ38の通電回路が形成され
る(図5の破線矢印S参照)。これに伴い、モータ38
が上述とは逆の逆回転することにより左右のドアミラー
が格納位置から使用位置(オープン位置)へ回動され
る。
【0046】従ってこの場合、切換スイッチ23は、負
荷としてのモータ38を逆回転させるという制御内容を
記憶していることになる。
【0047】そして、ドアミラーの使用位置への回動に
伴い、可動接点板41は図5中矢印Rとは反対方向に回
動して実線で示す状態になる。すると、切欠部43aが
固定端子D3 と対応する状態となることにより、固定端
子D3 とD1 との間が遮断されるため、モータ38が断
電される。
【0048】なおこのときも、タイマ回路26は、ドア
ミラーが格納位置へ回動される上記の場合と同様に作用
する。
【0049】このような本実施例によれば、ノブ9の揺
動操作により操作されるモーメンタリー式の第1及び第
2のスイッチ14,15と、ノブ9のアーム11により
操作されて状態が切り換えられ、操作後も切り換えられ
た状態を維持する切換スイッチ23とを備え、第1及び
第2のスイッチ14,15によりノブ9が操作されたか
否かの判別が可能であり、そして、切換スイッチ23に
よりノブ9がどちらの作動位置に操作されたのか、及び
負荷としてのモータ38の制御内容を記憶できることに
なるから、その切換スイッチ23にマイクロコンピュー
タの機能を持たせることが可能となる。
【0050】よって、負荷として正逆回転可能なモータ
38を制御する場合に、高価なマイクロコンピュータを
用いずに行うことが可能で、コストの低減化を図ること
ができる。
【0051】また、上記実施例によれば、制御回路25
をスイッチボディ1内に設けるようにしているから、そ
の制御回路25をスイッチボディ1とは別個に設ける場
合に比べて、配線を簡素化できると共に、組付け工数の
低減化を図ることができる利点がある。
【0052】さらに、上記実施例によれば、第1及び第
2のスイッチ14,15にゴム接点を用い、それの弾性
力を利用してノブ9を中立位置へ復帰させる復帰手段を
兼用する構成としたので、専用の復帰手段を設ける必要
がない利点もある。
【0053】なお、本考案は上記しかつ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、例えば制御対象と
してのモータは、ミラー格納用のものに限られず、ウイ
ンドガラスを上下動させるモータでも良い等、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変形して実施し得る。
【0054】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ノブの揺動操作により操作される第1及び第2のスイッ
チと、ノブのアームにより操作されて状態が切り換えら
れ、操作後も切り換えられた状態を維持する切換スイッ
チとを備え、第1及び第2のスイッチによりノブが操作
されたか否かの判別が可能であり、そして、切換スイッ
チによりノブがどちらの作動位置に操作されたのか、及
び負荷の制御内容を記憶できることになるから、その切
換スイッチにマイクロコンピュータの機能を持たせるこ
とが可能となる。よって、負荷として例えば正逆回転可
能なモータを制御する場合に、高価なマイクロコンピュ
ータを用いずに行うことが可能となり、コストの低減化
を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、図2中イ−イ線に沿
う要部の縦断正面図
【図2】平面図
【図3】破断側面図
【図4】ノブの一方を押圧操作した状態の図1相当図
【図5】電気的回路構成図
【符号の説明】
1はスイッチボディ、6はスイッチ装置、9はノブ、1
1はアーム、14は第1のスイッチ、15は第2のスイ
ッチ、18はコンタクトホルダ、23は切換スイッチ、
25は制御回路、38はモータ(負荷)である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチボディと、 このスイッチボディに揺動操作可能に設けられたノブ
    と、 このノブにこれと一体に揺動されるように設けられたア
    ームと、 前記ノブを中立位置へ復帰させる復帰手段と、 前記スイッチボディに設けられ、前記ノブの揺動に伴い
    該ノブにより操作される第1及び第2のスイッチと、 前記スイッチボディに2つの切換位置間で往復移動可能
    に設けられ、前記ノブが中立位置から作動位置へ回動さ
    れることに伴い前記アームにより押圧されて一方の切換
    位置から他方の切換位置へ移動されると共に、ノブがそ
    の作動位置から中立位置へ復帰した後も他方の切換位置
    に留まるコンタクトホルダと、 このコンタクトホルダの移動に応じて状態が切り換えら
    れる切換スイッチとを具備して成るスイッチ装置。
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