JP2550610B2 - 横置式スクロール形圧縮機 - Google Patents

横置式スクロール形圧縮機

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JP2550610B2
JP2550610B2 JP62254972A JP25497287A JP2550610B2 JP 2550610 B2 JP2550610 B2 JP 2550610B2 JP 62254972 A JP62254972 A JP 62254972A JP 25497287 A JP25497287 A JP 25497287A JP 2550610 B2 JP2550610 B2 JP 2550610B2
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    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は横置式のスクロール形圧縮機、詳しくは横
置式の密閉ケーシングに、駆動軸の軸受をもつ架構を内
装し、該架構に、前記駆動軸に従動されて可動スクロー
ルを固定スクロールに対し回動させる偏心回転部を収容
する収容室を形成し、潤滑箇所に給油した潤滑油を前記
収容室から前記ケーシングの油溜に戻すようにした横置
式スクロール形圧縮機に関する。
(従来の技術) 本願出願人は、以前に、縦形式のスクロール形圧縮機
として、ケーシングの内部に吸入流体の通路と潤滑油の
戻し通路とを独立状に区画形成して、前記流体と潤滑油
とを各別に案内することにより、該潤滑油が前記流体に
混入するのを防止するようにしたものを、特開昭62−12
6285号公報において公開された如く提案した。
しかして前記縦形式のスクロール形圧縮機は、第6図
及び第7図に示したごとく、密閉ケーシング(1)の内
方上部位置に、架構(2)を介して固定スクロール
(3)と可動スクロール(4)とを支持し、かつ前記ケ
ーシング(1)の内方下部位置に、駆動軸(7)をもっ
たモータ(5)を支持すると共に、前記架構(2)に、
前記可動スクロール(4)を前記固定スクロール(3)
に対し偏心回転させる偏心回転部(8)を収容する収容
室(22)を形成し、前記偏心回転部(8)などの潤滑箇
所に給油した潤滑油を、前記収容室(22)から前記ケー
シング(1)の油溜(1a)に戻すようにしている。
そして、前記架構の外周に、つば状の突出部を設け
て、架構の外周面とケーシングの内周面との間の空間
を、前記収容室(22)に連通する上部空間と、モータ
(5)を内装する下部空間とに仕切る一方、前記モータ
(5)の固定子(51)を概略断面4角形状に形成して、
該固定子(51)の各角部(51a)を、前記ケーシング
(1)の内壁面に当接させることにより、このケーシン
グ(1)の内壁と前記固定子(51)との間に、上下方向
に延びる4つの第1乃至第4空間(S1)〜(S4)を設け
ると共に、該第1空間(S1)に流体吸入管(11)を接続
して、この第1空間(S1)を第2及び第3空間(S2)
(S3)に連通させ、更に、前記架構(2)に設けたつば
状の突出仕切り部に、吸入流体用通孔(4a)と、油戻し
用通路(13b)とを設けると共に、前記収容室(22)か
ら半径方向外方に開口する油戻し用通路(13a)を設け
て、前記各空間(S1)〜(S3)を、前記吸入流体用通孔
(4a)を介して前記各スクロール(3)(4)の吸入ポ
ートに至る吸入流体の吸入通路となす一方、前記第4空
間(S4)を、前記油戻し用通路(13a)(13b)を介して
前記収容室(22)に連通する油戻し通路となし、該戻し
通路を介して前記収容室(22)から排出される潤滑油を
前記ケーシング(1)の油溜(1a)に戻すようにしたも
のである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで以上のごとき構成を、横置式のスクロール形
圧縮機に適用する場合には、次のような問題が発生した
のである。
即ち、前記架構(2)は、その外周に、つば状の突出
部を設けて、架構(2)の外周面とケーシング(1)の
内周面との間の空間を上下に仕切り、この仕切り部に前
記吸入流体用通孔(4a)と、油戻し用通路(13b)とを
設けたものに過ぎず、架構(2)における前記収容室
(22)周りの空間は、前記吸入流体用通孔(4a)と、油
戻し用通路(13a)(13b)とが互いに連通してしまって
いるのであり、収容室(22)周りの空間において、吸入
流体通路部分と、潤滑油通路部分とがケーシング(1)
の内周に沿う円弧状の空間を介して互いに交錯し易いの
であり、この結果、前記吸入流体用通孔(4a)からスク
ロールの吸入ポートに向かって通過する吸入流体と、前
記油戻し用通路(13a)から油戻し用通路(13b)に向か
って通過する潤滑油とが互いに干渉し合うこになるので
ある。このため、前記吸入流体に油が混入し、この油混
じりの吸入流体が前記吸入ポートに吸入されて、所謂油
上がりを招く問題が発生したのである。
しかも前記圧縮機を横置式とした場合、油戻し通路た
る前記第4空間(S4)に連通させるべく前記架構(2)
に形成する収容室(22)の開口部分が、前記ケーシング
(1)の油溜(1a)に浸漬されてしまう可能性が大き
く、該油溜(1a)内の潤滑油が前記偏心回転部(8)に
干渉する虞れがあり、前記油溜(1a)内の潤滑油量を前
記偏心回転部(8)に干渉しない程度の少量に制限する
か、若しくは前記偏心回転部(8)が前記油溜(1a)内
の潤滑油と干渉しない程度に、前記ケーシング(1)を
大きく傾斜させる必要がある。
本発明は以上のごとき各種問題に鑑みて成したもの
で、その目的は、前記固定及び可動スクロールを支持す
る架構に、前記ケーシングの内部を上下に仕切る仕切リ
ブを設けて、該仕切リブの上部側に前記吸入流体の吸入
通路を、また前記仕切リブの下部側に前記油戻し通路
を、それぞれ各別に区画形成すると共に、前記収容室と
前記油戻し通路とを連通する連通部の最下端縁を、前記
油溜の油面高さよりも高くすることにより、前記吸入流
体への潤滑油の混入を確実に阻止して、油上がりを防止
することができ、しかも前記収容室に収容する偏心回転
部と前記油溜内の潤滑油との干渉をなくして、前記ケー
シングの傾斜角度を大としたり、又は前記油溜内の潤滑
油量を制限したりすることなく、該油溜内に所定の潤滑
油量を確保することができる横置式のスクロール形圧縮
機を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、図面の実施例に示したごとく、横置式の密
閉ケーシング(1)に、駆動軸(7)の軸受(6)をも
つ架構(2)を内装し、該架構(2)に、前記駆動軸
(7)に従動されて可動スクロール(4)を固定スクロ
ール(3)に対し回動させる偏心回転部(8)を収容す
る収容室(22)を形成し、潤滑箇所に給油した潤滑油を
前記収容室(22)から前記ケーシング(1)の油溜(1
a)に戻すようにした横置式スクロール形圧縮機であっ
て、前記架構(2)の外周部に、前記ケーシング(1)
内を上下に仕切る仕切リブ(12)を設けて、上部側に前
記スクロール(3)(4)の吸入ポートに通じる吸入流
体の吸入通路(13)を、下部側に前記油溜(1a)に通じ
る油戻し通路(14)をそれぞれ区画形成すると共に、前
記収容室(22)と前記油戻し通路(14)とを連通する連
通部(25)の最下端縁(25a)を、前記油溜(1a)の油
面高さよりも高くしたことを特徴とするものである。
(作用) しかして前記ケーシング(1)内に導入された吸入流
体は、前記仕切リブ(12)の上部側に区画形成した前記
吸入通路(13)を経て前記各スクロール(3)(4)の
吸入ポートへと案内され、また前記偏心回転部(8)な
どの潤滑箇所に給油した潤滑油は、前記偏心回転部
(8)の収容室(22)から、前記仕切リブ(12)の下部
側に区画形成された前記戻し通路(14)を経て前記ケー
シング(1)の油溜(1a)へと還流され、前記吸入通路
(13)を通過する吸入流体と、前記戻し通路(14)を通
過する潤滑油との干渉が阻止されるのである。
しかも、前記収容室(22)と前記油戻し通路(13)と
を連通する連通部(25)の最下端縁(25a)を、前記油
溜(1a)の油面高さより高位としていることから、前記
ケーシング(1)を大きく傾斜させたり、また前記油溜
(1a)内の潤滑油量を制限したりすることなく、前記油
溜(1a)内の潤滑油と前記偏心回転部(8)との干渉を
確実に阻止できるのである。
(実施例) 以下本発明にかかる横置式スクロール形圧縮機を図面
の実施例によって説明する。
第5図は横置式スクロール形圧縮機の全体構造を示し
ており、横方向に長い横置式密閉ケーシング(1)の内
部に架構(2)を取付け、この架構(2)を介して固定
スクロール(3)と可動スクロール(4)とを対向状に
支持すると共に、前記架構(2)に固定子(51)と回転
子(52)とから成るモータ(5)を支持させている。
図の実施例では、前記架構(2)として、2つの第1
及び第2ハウジング(2A)(B)を用い、この第1ハウ
ジング(2A)側に前記各スクロール(3)(4)を支持
すると共に、前記第1ハウジング(2A)と第2ハウジン
グ(2B)との間に、前記モータ(5)を固定ボルト
(B)を介して挟持状に支持する一方、前記各ハウジン
グ(2A)(2B)に、それぞれ軸受(6)(6)を介して
横方向に延びる駆動軸(7)を回転自由に支持し、この
駆動軸(7)の長さ方向一側を前記可動スクロール
(4)に、また長さ方向他側を前記モータ(5)の回転
子(52)にそれぞれ連結させている。
また、前記第1ハウジング(2A)の内部で、前記駆動
軸(7)の軸端側に、カウンタウェイト(81)とスイン
グリンク(82)などから成る偏心回転部(8)を設け、
この偏心回転部(8)で前記可動スクロール(4)を偏
心回転させるごとくなす共に、該可動スクロール(4)
と前記偏心回転部(8)との間には、前記可動スクロー
ル(4)の自転を阻止して前記固定スクロール(3)に
対し公転駆動させるオルダムリング(9)を設けて、前
記モータ(5)に従う前記駆動軸(7)の回転駆動によ
り、前記可動スクロール(4)と前記固定スクロール
(3)との間で吸入流体を圧縮するごとくしている。
更に、前記駆動軸(7)の内部には、軸方向に貫通す
る給油通路(7a)を形成し、この給油通路(7a)をポン
プ装置(P)を介して前記ケーシング(1)の底部に設
けた油溜(1a)に連通させ、該油溜(1a)から前記給油
通路(7a)へと汲上げた潤滑油を、前記各軸受(6)と
前記駆動軸(7)との摺接部や前記偏心回転部(8)な
どの潤滑箇所に給油するごとくしている。
また、前記ケーシング(1)は、その下部側で長さ方
向両側に、それぞれ高さの異なる高低脚体(K1)(K2)
を取付けて、前記各スクロール(3)(4)の支持側が
高位となり、かつ前記ポンプ装置(P)の取付側が低位
となるように斜め横置きに据付けている。
前記第5図の実施例では、前記第2ハウジング(2B)
の側壁内部と前記モータ(5)の一側端部との間に、吸
入チャンバー(10)を形成すると共に、このチャンバー
(10)と対向する前記ケーシング(1)の壁部に吸入管
(11)を接続して、該吸入管(11)から吸入流体を前記
チャンバー(10)に導入し、かつ該チャンバー(10)か
ら前記モータ(5)の固定子(51)と回転子(52)との
間に形成したエアギャップ(5a)を経て、前記各スクロ
ール(3)(4)に設けた吸入ポート(34)へと供給さ
せるごとくしている。
しかして以上のごとき横置式スクロール形圧縮機にお
いて、前記架構(2)を構成する前記第1ハウジング
(2A)の外周壁に、前記ケーシング(1)の内部を横方
向中間部位から上下に仕切る仕切リブ(12)を設けて、
該仕切リブ(12)の上部側に、前記各スクロール(3)
(4)の吸入ポート(34)に連通する流体の吸入通路
(13)を、また前記仕切リブ(12)の下部側に、前記ケ
ーシング(1)の油溜(1a)に連通する油戻し通路(1
4)をそれぞれ区画形成すると共に、前記第1ハウジン
グ(2A)に前記偏心回転部(8)の収容室(22)を設
け、該収容室(22)と前記油戻し通路(14)との連通部
位に形成した連通部(25)の最下端縁(25a)を、前記
ケーシング(1)に設けた油溜(1a)の油面高さよりも
高くしたのである。
具体的には、第1図乃至第4図で明らかにしたごと
く、前記第1ハウジング(2A)を概略円筒形状に形成し
て、この第1ハウジング(2A)の長さ方向一側で開放端
面側に、前記可動スクロール(4)を収容する第1収容
室(21)を設け、かつ該収容室(21)に連続する内方部
に、前述した偏心回転部(8)を収容する第2収容室
(22)を設けると共に、前記ハウジング(2A)の長さ方
向中間部位に、前記駆動軸(7)の軸受(6)を支持す
る支持筒(23a)を備えた隔離壁(23)を一体形成し、
この隔離壁(23)の他方側に、前記モータ(5)のコイ
ルエンドを収容する第3収容室(24)を形成する。
そして、前記ハウジング(2A)の外周壁部で、該ハウ
ジング(2A)の中心部を通る180度線上に、前記第2収
容室(22)の近くから前記第3収容室(24)側に向かっ
て延びる前記仕切リブ(12)(12)を対向状に一体に形
成すると共に、該各仕切リブ(12)の端部を前記ハウジ
ング(2A)の上部側に、円弧状に迂回する連結リブ(12
a)と上部側補強リブ(27)を介して連結して、前記仕
切リブ(12)にて、前記ケーシング(1)を中間部位か
ら上下に仕切るごとくなす一方、前記仕切リブ(12)で
仕切られた前記ハウジング(2A)の上部側に、一側が前
記モータ(5)のエアギャップ(5a)に連通し、かつ他
側が前記第1収容室(21)の開口側壁部に開放された前
記吸入通路(13)を形成し、また前記仕切リブ(12)で
仕切られた前記ハウジング(2A)の下部側に、前記油戻
し通路(14)を形成して、該油戻し通路(14)を、前記
第2収容室(22)に前記連通部(25)を介して連通させ
る如くなす。
以上の構成とすることにより、前記流体吸入管(11)
から前記チャンバー(10)に導入された吸入流体は、前
記モータ(5)を冷却しながら、そのエアギャップ(5
a)を通過して、前記第1ハウジング(2A)の上部側に
設けた前記各吸入通路(13)を経て、前記各スクロール
(3)(4)の吸入ポート(34)に至り、また前記軸受
(6)や前記偏心回転部(8)などの潤滑箇所に給油さ
れた潤滑油は、前記ハウジング(2A)の下部側に形成し
た前記戻し通路(14)から前記ケーシング(1)の油溜
(1a)へと戻されるのであり、換言すれば前記吸入ポー
ト(34)に至る吸入流体と、前記油溜(1a)に還流され
る戻し油とは、前記仕切リブ(12)で区画されたそれぞ
れ別の通路(13)(14)で、互いに交錯したりすること
なく案内されるのであり、従って前記吸入流体に前記戻
し油が干渉したりすることがなく、油上がりを確実に防
止できるのである。
また前記油戻し通路(14)を形成するにあたっては、
第1図及び第4図で明らかなごとく、前記第1ハウジン
グ(2A)における前記第2収容室(22)の下部側に、前
記各仕切リブ(12)と所定間隔を置いて相対向する中間
壁(26)をそれぞれ放射状に設け、この各中間壁(26)
を前記ハウジング(2A)の中心部を中心として円弧状に
延びる連結壁(26a)で連結して、前記各中間壁(26)
と前記各仕切リブ(12)との間に、それぞれ前記油溜
(1a)に臨む前記油戻し通路(14)を形成するのであ
る。
そして、前記油戻し通路(14)と前記収容室(22)と
を連通する連通部(25)の最下端縁(25a)、つまり前
記各中間壁(26)の上端縁を、前記油溜(1a)の油面
(1b)に対して、(H)だけ高位となすのであり、斯く
することにより前記油溜(1a)内の潤滑油が、前記連通
部(25)から前記収容室(22)内に侵入することなく、
前記収容室(22)に収容した前記偏心回転部(8)と前
記潤滑油との干渉が確実に阻止されるのである。
また、前記油溜(1a)内の潤滑油は、前記連通部(2
5)の最下端縁(25a)より上位とならない程度にまで装
填することができることから、前記ケーシング(1)の
傾斜角度を大きくしたり、また前記油溜(1a)内の潤滑
油量を制限したりすることなく、前記油溜(1a)内に所
定の潤滑油量を確保できるのである。
(発明の効果) 以上説明したごとく本発明にかかる横置式のスクロー
ル形圧縮機では、架構(2)の外周部に、密閉ケーシン
グ(1)の内部を上下に仕切る仕切リブ(12)を設け
て、上部側に固定及び可動スクロール(3)(4)の吸
入ポートに通じる吸入流体の吸入通路(13)を、また下
部側に前記ケーシング(1)の油溜(1a)に通じる油戻
し通路(14)をそれぞれ区画形成架構(2)の外周りに
おいて、吸入流体の吸入通路(13)と、油戻し通路(1
4)とが仕切リブ(12)により分断され、潤滑個所に給
油した潤滑油が架構(2)の収容室(22)から横置式ケ
ーシングの油溜(1a)に戻されるとき、この潤滑油と吸
入流体とが、架構(2)の外周りで互いに干渉し合った
りするのを有効に防止できるのであり、従って、前記吸
入通路(13)を通る吸入流体に潤滑油が混入したりする
のを確実に防止できて、油上がりを防止できるのであ
り、しかも前記収容室(22)と前記油戻し通路(13)と
を連通する連通部(25)の最下端縁(25a)を、横置式
ケーシングの油溜(1a)の油面高さより高位としたか
ら、前記ケーシング(1)の傾斜角度を大としたり、ま
た前記油溜(1a)内の潤滑油量を制限したりすることな
く、該油溜(1a)内に所定の潤滑油量を確保できがら、
前記収容室(22)に収容する前記偏心回転部(8)と前
記油溜(1a)内の潤滑油との干渉を阻止できるに至った
のであり、潤滑油と偏心回転部(8)との干渉による油
のかき乱しを防止でき、吸入流体への油の混入を一層低
減できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる横置式スクロール形圧縮機の要
部である架構を示す平面図、第2図及び第3図は第1図
X−X線、Y−Y線の断面図、第4図は同架構の全体を
示す斜視図、第5図は横置式スクロール形圧縮機の全体
構造を示す縦断面図、第6図及び第7図は従来例を示す
図面である。 (1)……密閉ケーシング (1a)……油溜 (2)……架構 (22)……収容室 (25)……連通部 (25a)……最下端縁 (3)……固定スクロール (4)……可動スクロール (5)……モータ (6)……軸受 (7)……駆動軸 (8)……偏心回転部 (12)……仕切リブ (13)……吸入通路 (14)……油戻し通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横置式の密閉ケーシング(1)に、駆動軸
    (7)の軸受(6)をもつ架構(2)を内装し、該架構
    (2)に、前記駆動軸(7)に従動されて可動スクロー
    ル(4)を固定スクロール(3)に対し回動させる偏心
    回転部(8)を収容する収容室(22)を形成し、潤滑箇
    所に給油した潤滑油を前記収容室(22)から前記ケーシ
    ング(1)の油溜(1a)に戻すようにした横置式スクロ
    ール形圧縮機であって、前記架構(2)の外周部に、前
    記ケーシング(1)内を上下に仕切る仕切リブ(12)を
    設けて、上部側に前記スクロール(3)(4)の吸入ポ
    ートに通じる吸入流体の吸入通路(13)を、下部側に前
    記油溜(1a)に通じる油戻し通路(14)をそれぞれ区画
    形成すると共に、前記収容室(22)と前記油戻し通路
    (14)とを連通する連通部(25)の最下端縁(25a)
    を、前記油溜(1a)の油面高さよりも高くしたことを特
    徴とする横置式スクロール形圧縮機。
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