JPH07158569A - スクロール流体機械 - Google Patents
スクロール流体機械Info
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- JPH07158569A JPH07158569A JP30931693A JP30931693A JPH07158569A JP H07158569 A JPH07158569 A JP H07158569A JP 30931693 A JP30931693 A JP 30931693A JP 30931693 A JP30931693 A JP 30931693A JP H07158569 A JPH07158569 A JP H07158569A
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- suction
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Abstract
向上及び組立時の作業性改善、コスト低減を目的とす
る。 【構成】 吸入管より圧縮機シェル内に入り第1の吸入
口を経て圧縮室に至る吸入ガス経路内において、第2の
吸入口を第1の吸入口よりもクランク軸に近い位置に設
けた。上記第2の吸入口を形成する仕切板と排油管とを
一体に構成した。バランサ上端面位置をモータステータ
コイルエンド上端よりも下方に配した。
Description
装置等に使用されるスクロール流体機械に関するもので
ある。
施例である。図において1は固定スクロール、2は揺動
スクロール、3はクランク軸、4は圧縮室、5はフレー
ム、6は揺動スクロール2を揺動運動させるオルダム継
手、7はモータ・ロータ、8はモータ・ステータ、9は
第1バランサ、10は第2バランサ、11はシェル、1
2は吸入管、13は吐出管、14はエアギャップ、15
は吸入口、16は油溜めである。揺動スクロール2は固
定スクロール1と嵌合され、かつ、軸受け部を介してク
ランク軸3に連結されている。クランク軸3はフレーム
5に嵌合され、フレーム5と固定スクロール1は、ボル
ト等(図示せず)で結合され、揺動スクロール2とフレ
ーム5の間にオルダム継手6が位置している。また、ク
ランク軸3に、モータ・ロータ7が圧入等により連結さ
れ、モータ・ロータ7には、第1バランサ9、第2バラ
ンサ10がネジ等(図示せず)で止められている。フレ
ーム5及び、モータ・ステータ8は圧入等によりシェル
11に固定されている。
・ステータ8に通電されるとモータ・ロータ7に回転ト
ルクが発生し、クランク軸3を回転させる。そして、揺
動スクロール2は旋回を開始するが、オルダム継手6に
より自転を妨げられるため、固定スクロール1と揺動ス
クロール2は作動流体を圧縮する。ここで、揺動スクロ
ール2は偏心公転運動をするが、その静的及び動的釣り
合わせを第1、及び第2バランス9,10によって行な
う。このようにして圧縮機が運転されると、作動流体の
ガスは、図6に実線矢印で示すように吸入管12より吸
入され、モータを冷却したあと、フレーム5の吸入口1
5を通った後、圧縮室4の吸入部4aを経て圧縮室4へ
吸入され、そしてここで圧縮され、吐出管13から排出
される。また、油は図6に点線矢印で示すように油溜め
16に先端がつかったクランク軸3中の偏心穴3aより
遠心力によってジャーナル摺動部2a,3b,3c、ス
ラスト摺動部2bまで油を運び、摺動部より漏れた油は
重力によって油溜め16へ戻る。
ル圧縮機において、摺動部2a,3b,3c,2bによ
り漏れた油は、吸入されたガスにより、油溜め16に戻
らず、圧縮室4へ吸入ガスとともに吸入されて吐出管1
3より圧縮機外へ排出される。従って、油溜め16の油
は枯渇して、摺動部2a,3b,2c,2bが焼き付き
損傷事故を起こした。また、油上りによる事故を防ぐた
め高価な油分離器を必要とした。また直接圧縮室4へ吸
入ガスを吸入すると油は吸入されないが、モータが冷却
されない欠点があった。
になされたもので、上記油上りを低減できると共に、上
記油分離器等の周辺装置を廃止出来る事により、信頼性
を高め、かつ低コスト化を目的とする。
れぞれ渦巻を有し、この渦巻同士が互いに組合わされる
ことにより両渦巻間に圧縮室を形成する固定スクロール
と揺動スクロールとからなる圧縮部、上記揺動スクロー
ルをクランク軸を介して駆動させるモータと、上記圧縮
部及びモータを収納するシェルと、このシェル内を上記
圧縮部とモータ室とに仕切るフレームと、上記モータ室
上部に吸入ガスを供給する吸入管と、上記クランク軸に
関し、吸入管と対称側となるシェル内壁面近傍に位置し
て上記フレームに設けられ、上記圧縮部と上記モータ室
とを連通する第1の吸入口とを備え、上記吸入管を介し
て供給され、上記モータを冷却した後、上記第1の吸入
口を経由して上記圧縮室の吸入部に導かれる吸入ガスの
流通路を形成するスクロール流体機械において、上記モ
ータ室上部空間に位置して上記第1の吸入口と上記吸入
管のシェル内開口部間に配設され、かつ上記クランク軸
との距離が上記第1の吸入口よりも近距離となる様に設
けられた第2の吸入口を有する仕切板を備えたものであ
る。
に、この吸入口を流通するガス流の上流側に向って穿設
されたフランジ部を備えたものである。
軸受部を潤滑した潤滑油をモータ室下部の油溜めに導く
排油管と仕切板とを固定して一体構成としたものであ
る。
上記第1の吸入口と上記吸入管のシェル内開口部にデミ
スターを設けたものである。
油孔に嵌入され、他端がモータ室上部空間を通り、モー
タステータとシェル内壁面との間隙部、またはモータ室
下部空間に位置する排油管を設け、揺動スクロールとフ
ランク軸間の各軸受部を潤滑した潤滑油をシェル下部の
油溜めに還えすように構成したものである。
部によって囲繞された空間部に設けられ、かつその上端
が上部コイル上端より下方に位置するように配置された
バランサを備えたものである。
うように傘状に形成すると共にその外周縁部を下方に折
曲してフランジ部を設け、かつ上記フランジ部下端が上
部コイルエンド上端より下方に位置するように形成した
バランサカバーを備えたものである。
おいては、クランク軸との距離が第1の吸入口より近距
離となる位置に第2の吸入口を設けているので、シェル
内のモータ室上部で、クランク軸周りに旋回運動をする
吸入ガス中の油の密度の希薄な部位より、第2の吸入
口、第1の吸入口の順に吸入ガスを圧縮室に取り込む事
が出来、油上がりを低減する事が出来る。
部に、この吸入口を流通するガス流の上流側に向って穿
設されたフランジ部を備えているので、運転中に発生す
るモータ室上部での吸入ガス旋回流がそのまま第2の吸
入口より吸入されることなく、一度穿設されたフランジ
部に衝突するので、吸入ガス旋回流中に混在する油が分
離され、第2の吸入口を通って、圧縮室に吸入される油
の量が低減され、油上りを低減する事が出来る。
各軸受部を潤滑した潤滑油をモータ室下部の油溜りに戻
す排油管と仕切板とを固定し一体に構成した事により、
組立性の良いスクロール流体機械を得る事が出来る。
の吸入口と吸入管のシェル内開口部間に配設されたデミ
スターを備えた事により、吸入ガス中に混在する油が上
記デミスターにより分離され圧縮室に吸入される油の量
が低減され、油上りを低減する事が出来る。
に嵌入され、他端がモータ室上部空間を通り、モータス
テータとシェル内壁面との間隙部、またはモータ室下部
空間に位置する排油管を設け、揺動スクロールとクラン
ク軸間の各軸受部を潤滑した潤滑油を上記排油管を介し
てシェル下部の油溜りまで戻す構成としたので、シェル
内の空間における油の持ち出し量を低減出来、油上りを
低減する事が出来る。
って囲繞された空間部にバランサを設け、かつその上端
が上部コイルエンド上端より下方に位置するように構成
したので、シェル内のモータ室上部に排出される各軸受
部を潤滑した後の一部の潤滑油が、上記バランサの回転
運動により直接モータ室上部に飛ばされる事なく、一度
ステータ上部コイルエンド内壁面に当たるため、その部
位で油分離されて、吸入ガスに混入して圧縮室に取り込
まれる油の量を低減出来、油上りを低減する事が出来
る。
上部コイルエンド上端より下方に位置するように構成し
たので、バランサによって飛ばされ、バランサカバー内
壁面に当たって遮断された油がバランサカバー内壁面を
自重により下方に移動し、下端面より落下する際も再び
外方に飛んだとしても、モータコイルエンド内壁面によ
り油が遮断されるので油上り低減する事が出来る。
る。図1は請求項1,2,3の一実施例を示した縦断面
図、図2は請求項2の一実施例を示した縦断面図、図3
は請求項4の一実施例を示した縦断面図、図4は請求項
3の一実施例の要部を示した斜視図、図5は請求項5,
6,7の一実施例を示した縦断面図を示し、図中図6の
従来例のスクロール圧縮機と同一又は相当部分は同一符
号を付して重複する説明は省略する。図1において、揺
動スクロール2を駆動するクランク軸3は、第1フレー
ム5に設けられた第1軸受け3bと第2フレーム4に設
けられた第2軸受3cとによってモータ8を挟んだ両側
で、ラジアル方向に回転自在に支持されている。またク
ランク軸3にはモータロータ7および第1のバランサ1
04が焼きばめられており、モータロータ7の下部に第
2のバランサ10がカシメられている。またクランク軸
3の下端には容積型ポンプ3aが取り付けられており、
密閉容器11の底部の油溜り16に溜った潤滑油を汲み
上げる。また、第1フレーム5には第1の吸入口15が
シェル11内壁面近傍で、かつ図4に示す第1フレーム
5に形成された2本のリブ5a,5bにはさまれた位置
に開口している。また第1フレーム5には図2,図4に
示す様にボルト108締めによって、外周側がシェル1
1内壁面に密着し、内周側が第1フレームボス部5cと
の間にすきま103a(以後第2の吸入口と称す)が形
成されるように取付けられた扇形状の仕切板103を設
けている。そして上記第2の吸入口103aを形成する
仕切板103の内側周縁部103cは、上記第1の吸入
口15の内壁面15aよりもクランク軸3に対し、近距
離となるように構成したものである。
入口103aを形成する仕切板103の吸入口周縁部
に、この吸入口を流通するガス流の上流側に向って穿設
されたフランジ部103bを形成している。
受2a,2bを潤滑した油を油溜16に戻すための排油
穴112が設けられており、図4に示す様にろう付又は
溶接手段によって、上記仕切板103に一体に取り付け
られた排油管109の先端を上記排油穴112に嵌入す
ると共に仕切板103を第1フレームの2本リブ5a,
5bにボルト108で固定することにより仕切板103
と排油管109とが同時にセットされる構造となってい
る。
れを示しており、吸入管12よりシェル11内に流入し
た後、片方はモータ上部空間101を通りモータ上部コ
イルエンド8aを冷却した後、第2の吸入口103a、
第1の吸入口15を通り圧縮室4に至り、他方は、モー
タ側面とシェル内壁面のすきま113を通り、モータ下
部空間102に至り、モータ下部コイルエンド8bを冷
却した後、再びモータ側面とシェル11内壁のすきま1
13を通りモータ上部空間101に戻った後、前述のガ
ス流れと合流した圧縮室4に至る。また、破線矢印は油
の流れを示しており、油溜り16より容積型ポンプ3a
により汲み上げられ、前述の各部軸受2a,2b,3
b,3cを潤滑した後、各々モータ上部空間101又は
モータ下部空間102に排出され、排出された油の大半
は自重により落下しシェル11下部の油溜り16に至る
が、一部はシェル11内を流れる上記吸入ガスの流れに
よって巻き上げられ、吸入ガスと共に圧縮4に至る。図
3において110はモータ上部空間101を上下に分割
する金網によって形成されたデミスター(フィルター)
で、吸入管12をデミスターよりも下方に配し、第1フ
レームの第1の吸入口15をデミスターよりも上方に配
する様に設けられ、外周部をシェル11内壁面に密着す
る様に取り付けられている。
示した排油管109をフランク軸方向に延長して、モー
タステータ8とシェル11の側面すきま113部を通し
て、パイプ開口部がモータ下部空間102に位置するよ
うに設けた排油管である。
114aが、モータ上部コイルエンド8aの上端面8d
よりも低くなる様に設定されている。
1バランサ114をおおう様に傘状に形成されており、
第1フレーム5のボス部5cに圧入によって取り付けら
れている。また、10aは、傘状に形成された上記バラ
ンサカバー106の外周縁部を下方に折曲することによ
って形成されたフランジ部であり、その下端は前述のモ
ータ上部コイルエンド上端面8dよりも下方になる様に
設定されている。
ついて説明する。スクロール流体機械の運転中の吸入ガ
ス及び潤滑油のシェル11内での挙動については、図中
実線及び破線矢印及び前述の内容によって説明した通り
であるが、モータ上部空間101においては、クランク
軸3の回転と共に第1バランサ104が回転するため空
間内に旋回ガス流が発生している。シェル11内を流れ
る吸入ガスには前述の様にミスト状になった油が混在し
ているが、この旋回流のために遠心力作用により、重い
油粒子がクランク軸3を中心としてその外方に分離され
てシェル11内壁面近傍に油濃度の高いガスが発生する
事になる。従来の第1の吸入口15ではこの油濃度の高
いガスを吸入していたが、本実施例においては従来の第
1の吸入口15の上流側に位置し、かつ上記クランク軸
3との距離がより近距離となる部位、即ち上記油濃度の
低い部位に第2の吸入口103aを設け、モータ上部空
間101内の吸入ガスを第2の吸入口103a、第1の
吸入口15の順に通過させる構成としているので、圧縮
室4に取り込まれる油の量が低減され、油上りを低くお
さえる事が出来る。
外周側に存在するガスも外周側→内周側方向に流れを持
つ事になり、油濃度の高いガスが一部流れて来るが、こ
の現状に対しては図2、103bに示す様に仕切板10
3で形成される第2の吸入口103aの周縁部に、この
吸入口103aを流れるガス流の上流側に向って穿設さ
れたフランジ部103bを形成する事によって、旋回流
によって流れて来た外周部のガス流れ方向を一度変えて
油分離を行なう事が出来、油上り低減効果は大きい。
のモータ上部空間101において、第1の吸入口15
と、吸入管12及び軸受端部3b1 より排出された油を
分離する形で金網構造のデミスター110を設けた事に
より、モータ上部空間のデミスター110の下方の油濃
度の高い部位101bからデミスター110を通過して
第1の吸入口15側の空間101aに冷媒ガスが流れる
際にデミスター110内で油が分離されて、第1の吸入
口15から圧縮室4に流入する吸入ガス中の油の量が大
幅に低減出来、油上りを低くおさえる事が出来る。
103に直接固定されており、仕切板103は排油管固
定板を兼ねた構造としており、この事により、圧縮機組
立時の部品点数を削減出来ていると共に組立時間も低減
出来ている。
様である。潤滑油に関しては、シェル11下部油溜16
より容積形ポンプ3aによって汲み上げられ、軸受2a
を潤滑した油は、出口側をモータ下部空間102に開口
した排油管105を通り、モータ下部空間102に排出
され、自重落下により油溜16に戻される。本発明にお
いては排油管の出口側開口端がモータ下部空間102に
開口しており、モータ下部空間102、モータ上部空間
101への吸入ガス流れ因子による油の持ち出しはほと
んど無視出来る量であるので、油の圧縮室4への取り込
み量を低減する事が出来る。
サ114上部に排出される。排出された油は、遠心力に
よって第1バランサ上端面114aの表面に沿って、ク
ランク軸から外方に向って移動した後、上記バランサ上
端面114aから飛散する。この時、飛ばされた油はミ
ストとなって吸入ガス中に混入するが、第1バランサ上
端面114aが、モータ上部コイルエンド上端面8dよ
りも下方にあり、かつ、モータ上部コイルエンド空間1
07内に埋収される形となっているため、第1バランサ
114より遠心力によって飛ばされたミスト状の油は、
モータ上部コイルエンド8aの内壁面8cに衝突し、吸
入ガスと分離されて、直接吸入ガスに混入していく事は
無い。このため、第1の吸入口15より取り込まれる油
の量を低減する事が出来、油上りを低減する事が出来
る。
106a下端が上部コイルエンド上端8dより下方に位
置するように構成することによって、第1バランサ11
4上端が、上部コイルエンド上端8dより上方に位置し
ていたとしても第1バランサ上端面114aから外方に
飛散した油は、バランサカバー106によって、モータ
上部空間101への油の飛散が防止出来、さらにバラン
サカバー106内面に付着した油が、再び自重によって
落下する際に第1バランサ114によって生じるガスの
旋回流によってモータ上部空間101に向って飛ばされ
ても、今度はモータ上部コイルエンド8aの内壁面8c
に衝突するので、直接吸入ガスに混入して行く事は無
い。このため、第1の吸入口15より取り込まれる油の
量を低減する事が出来、油上りを低減する事が出来る。
ているので、以下に示すような効果を奏する。
第1の吸入口と吸入管のシェル内開口部間に仕切板を配
設すると共に、この仕切板に、クランク軸との距離が上
記第1の吸入口よりも近距離となるように第2の吸入口
を設けたことにより、モータ室上部に分布する油密度の
希薄な部位より吸入ガスを圧縮室に取り込むことがで
き、油上りを低減することができる。
部に、この吸入口を流通するガス流の上流側に向って穿
設されたフランジ部を形成したことにより、運転中に発
生するモータ室上部でのガス旋回流がそのまま吸入され
ることなく、一度フランジ部に衝突するので、吸入ガス
旋回流中に混在する油が分離され、第2の吸入口を通っ
て圧縮室に吸入される油の量が低減され、油上りを低減
することができる。
軸受部を潤滑した潤滑油をモータ室下部の油溜めに導く
排油管と仕切板とを固定し、一体構成としたことによ
り、組立性のよいスクロール流体機械を得ることができ
る。
1の吸入口と吸入管のシェル内開口部間にデミスターを
設けたことにより、吸入ガス中に混在する油が上記デミ
スターにより分離され、圧縮室に吸入される油の量が低
減され、油上りを低減することができる。
され、他端がモータ室上部空間を通り、モータステータ
とシェル内壁面との間隙部、またはモータ室下部空間に
位置する排油管を設け、揺動スクロールとクランク軸間
の各軸受部を潤滑した潤滑油を上記排油管を介してシェ
ル下部の油溜めに還す構成としたことにより、シェル内
空間における油の持ち出し量を低減し、油上りを低減す
ることができる。
部によって囲繞された空間部に設けられ、かつその上端
が上部コイルエンド上端より下方に位置するようにバラ
ンサを配設したので、モータ室上部に排出される各軸受
部を潤滑した後の一部の潤滑油が、バランサの回転運動
により、直接モータ室上部に飛ばされることなく、一度
上部ステータコイルエンドの内壁部に当るため、その部
位で油分離され、吸入ガスに混入して圧縮室に取り込ま
れる油の量を低減でき、油上りを低減することができ
る。
うように傘状に形成すると共にその外周縁部を下方に折
曲してフランジ部を設け、かつ上記フランジ部下端が上
部コイルエンド上端より下方に位置するように形成した
バランサカバーを備えたので、バランサによって飛ばさ
れ、バランサカバー内壁面に当って遮断された油が上記
内壁面を自重により下方に移動し、上記フランジ部下端
より落下する際も、再び外方向に飛散したとしても、上
部コイルエンド内壁面により油が遮断されるので油上り
を低減することができる。
示す縦断面図である。
要部断面図である。
要部断面図である。
要部を示す分解斜視図である。
示す縦断面図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 それぞれ渦巻を有し、この渦巻同士が互
いに組合わされることにより両渦巻間に圧縮室を形成す
る固定スクロールと揺動スクロールとからなる圧縮部、
上記揺動スクロールをクランク軸を介して駆動させるモ
ータ、上記圧縮部及びモータを収納するシェル、このシ
ェル内を上記圧縮部とモータ室とに仕切るフレーム、上
記モータ室上部に吸入ガスを供給する吸入管、及び上記
クランク軸に関し、吸入管と対称側となるシェル内壁面
近傍に位置して上記フレームに設けられ、上記圧縮部と
上記モータ室とを連通する第1の吸入口を備え、上記吸
入管を介して供給され、上記モータを冷却した後、上記
第1の吸入口を経由して上記圧縮室の吸入部に導かれる
吸入ガスの流通路を形成するスクロール流体機械におい
て、上記モータ室上部空間に位置して上記第1の吸入口
と上記吸入管のシェル内開口部間に配設され、かつ上記
クランク軸との距離が上記第1の吸入口よりも近距離と
なる様に設けられた第2の吸入口を有する仕切板を備え
たことを特徴とするスクロール流体機械。 - 【請求項2】 仕切板に設けた第2の吸入口周縁部に、
この吸入口を流通するガス流の上流側に向かって穿設さ
れたフランジ部を備えたことを特徴とする請求項第1項
記載のスクロール流体機械。 - 【請求項3】 揺動スクロールとクランク軸間の各軸受
部を潤滑した潤滑油をモータ室下部の油溜めに導く排油
管と仕切板とを固定して一体構成としたことを特徴とす
る請求項第1項記載のスクロール流体機械。 - 【請求項4】 それぞれ渦巻を有し、この渦巻同士が互
いに組合わされることにより両渦巻間に圧縮室を形成す
る固定スクロールと揺動スクロールとからなる圧縮部、
上記揺動スクロールをクランク軸を介して駆動させるモ
ータ、上記圧縮部及びモータを収納するシェル、このシ
ェル内を上記圧縮部とモータ室とに仕切るフレーム、上
記モータ室上部に吸入ガスを供給する吸入管、及び上記
クランク軸に関し、吸入管と対称側となるシェル内壁面
近傍に位置して上記フレームに設けられ、上記圧縮部と
上記モータ室とを連通する第1の吸入口を備え、上記吸
入管を介して供給され、上記モータを冷却した後、上記
第1の吸入口を経由して上記圧縮室の吸入部に導かれる
吸入ガスの流通路を形成するスクロール流体機械におい
て、上記モータ室上部空間に位置し、上記第1の吸入口
と上記吸入管のシェル内開口部間に配設されたデミスタ
ーを備えたことを特徴とするスクロール流体機械。 - 【請求項5】 それぞれ渦巻を有し、この渦巻同士が互
いに組合わされることにより両渦巻間に圧縮室を形成す
る固定スクロールと揺動スクロールとからなる圧縮部、
上記揺動スクロールをクランク軸を介して駆動するモー
タ、上記圧縮部及びモータを収納するシェル、このシェ
ル内を上記圧縮部とモータ室とに仕切るフレーム、上記
モータ室上部に吸入ガスを供給する吸入管、上記クラン
ク軸に関し、吸入管と対称側となるシェル内壁面近傍に
位置して上記フレームに形成され、圧縮部とモータ室と
を連通する第1の吸入口、一端が、上記フレームに穿設
された排油孔に嵌入され、他端がモータ室上部空間を通
り、モータステータとシェル内壁面との間隙部、または
モータ室下部空間に位置する排油管を設け、上記揺動ス
クロールとクランク軸間の各軸受部を潤滑した潤滑油を
上記排油管を介してシェル下部の油溜めに還えすことを
特徴とするスクロール流体機械。 - 【請求項6】 それぞれ渦巻を有し、この渦巻同士が互
いに組合わされることにより両渦巻間に圧縮室を形成す
る固定スクロールと揺動スクロールとからなる圧縮部、
上記揺動スクロールをクランク軸を介して駆動させるモ
ータ、上記圧縮部及びモータを収納するシェル、このシ
ェル内を上記圧縮部とモータ室とに仕切るフレーム、上
記モータ室上部に吸入ガスを供給する吸入管、及び上記
クランク軸に関し、吸入管と対称側となるシェル内壁面
近傍に位置して上記フレームに設けられ、上記圧縮部と
上記モータ室とを連通する第1の吸入口を備え、上記吸
入管を介して供給され、上記モータを冷却した後、上記
第1の吸入口を経由して上記圧縮室の吸入部に導かれる
吸入ガスの流通路を形成するスクロール流体機械におい
て、上記モータステータの上部コイルエンド部によって
囲繞された空間部に設けられ、その上端が上部コイルエ
ンド上端より下方に位置するように配したバランサを備
えたことを特徴とするスクロール流体機械。 - 【請求項7】 それぞれ渦巻を有し、この渦巻同士が互
いに組合わされることにより両渦巻間に圧縮室を形成す
る固定スクロールと揺動スクロールとからなる圧縮部、
上記揺動スクロールをクランク軸を介して駆動させるモ
ータ、上記クランク軸等の回転部に固定され、静的、動
的バランスをとるバランサ、上記圧縮部及びモータを収
納するシェル、このシェル内を上記圧縮部とモータ室と
に仕切るフレーム、上記モータ室上部に吸入ガスを供給
する吸入管、及び上記クランク軸に関し、吸入管と対称
側となるシェル内壁面近傍に位置して上記フレームに設
けられ、上記圧縮部と上記モータ室とを連通する第1の
吸入口を備え、上記吸入管を介して供給され、上記モー
タを冷却した後、上記第1の吸入口を経由して上記圧縮
室の吸入部に導かれる吸入ガスの流通路を形成するスク
ロール流体機械において、上記バランサの回転軌跡部を
上方から覆うように傘状に形成すると共にその外周縁部
を下方に折曲してフランジ部を設け、かつ上記フランジ
部下端が上部コイルエンド上端より下方に位置するよう
に形成したバランサカバーを備えたことを特徴とするス
クロール流体機械。
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- 1993-12-09 JP JP5309316A patent/JP3045910B2/ja not_active Expired - Lifetime
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