JP2000205157A - スクロ―ル圧縮機 - Google Patents
スクロ―ル圧縮機Info
- Publication number
- JP2000205157A JP2000205157A JP11006103A JP610399A JP2000205157A JP 2000205157 A JP2000205157 A JP 2000205157A JP 11006103 A JP11006103 A JP 11006103A JP 610399 A JP610399 A JP 610399A JP 2000205157 A JP2000205157 A JP 2000205157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- gas
- demister
- compressor
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/0085—Prime movers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/026—Lubricant separation
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、密閉形スクロール圧縮機に係り、特
に、吐出ガスに伴い潤滑油が圧縮機の外へ出ていく、い
わゆる油上がりを防止する。 【解決手段】冷媒ガスを回転体に設けたデミスタ内を通
過させ油を吸着分離させる。デミスタ吸着した油は遠心
力にて排出される。油を分離された冷媒ガスは圧縮機回
転軸に近い空間に開口した吐出管より圧縮機外へ吐出さ
れるので、圧縮された冷媒ガス中に含まれる油を分離し
た油溜りに戻す作用が良好に行われ、いわゆる油上がり
を効果的に防止できる。
に、吐出ガスに伴い潤滑油が圧縮機の外へ出ていく、い
わゆる油上がりを防止する。 【解決手段】冷媒ガスを回転体に設けたデミスタ内を通
過させ油を吸着分離させる。デミスタ吸着した油は遠心
力にて排出される。油を分離された冷媒ガスは圧縮機回
転軸に近い空間に開口した吐出管より圧縮機外へ吐出さ
れるので、圧縮された冷媒ガス中に含まれる油を分離し
た油溜りに戻す作用が良好に行われ、いわゆる油上がり
を効果的に防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形スクロール
圧縮機に係り、特に、吐出ガスに伴い潤滑油が圧縮機の
外へ出ていく、いわゆる油上がりを防止するための改良
に関する。
圧縮機に係り、特に、吐出ガスに伴い潤滑油が圧縮機の
外へ出ていく、いわゆる油上がりを防止するための改良
に関する。
【０００２】
【従来の技術】吐出ガスと潤滑油の分離については、例
えば、特開平5−295410 号公報に記載されている。吐出
ガスの大部分は分岐された通路よりフレーム外壁へ向け
て噴出される構造であった。
えば、特開平5−295410 号公報に記載されている。吐出
ガスの大部分は分岐された通路よりフレーム外壁へ向け
て噴出される構造であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、ガスを壁へ噴出等の方法による油分離は、微小粒子
状の油分離については、考慮されていなかった。
て、ガスを壁へ噴出等の方法による油分離は、微小粒子
状の油分離については、考慮されていなかった。
【０００４】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、回転体にデミスタを設
け、圧縮機回転軸に近い空間に吐出管を開口する構造と
し、油上がり量の低減を図る密閉形スクロール圧縮機を
提供することにある。
されたものであり、その目的は、回転体にデミスタを設
け、圧縮機回転軸に近い空間に吐出管を開口する構造と
し、油上がり量の低減を図る密閉形スクロール圧縮機を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は回転体にデミス
タを設け、圧縮機回転軸に近い空間に吐出管を開口する
構造とすることにより達成される。
タを設け、圧縮機回転軸に近い空間に吐出管を開口する
構造とすることにより達成される。
【０００６】本発明の請求項１は密閉容器の上部にスク
ロール圧縮機機構部を、下部に該スクロール圧縮機機構
部を駆動するための電動機を配置すると共に、前記圧縮
機構部を支持するフレーム及び電動機を前記密閉容器内
に収納することにより前記密閉容器内空間を圧縮機構部
上方の上部空間と、圧縮機構部と電動機の間に形成され
る吐出管が設けられた空間と、電動機下方の下部空間と
に分割した密閉形スクロール圧縮機において、前記圧縮
機構部と電動機の間に形成される空間をデミスタを介し
圧縮機回転軸に近い空間と遠い空間とに分割し、このデ
ミスタを回転体に設け、圧縮機回転軸に近い空間には吐
出管が開口していることを特徴とするスクロール圧縮機
にある。
ロール圧縮機機構部を、下部に該スクロール圧縮機機構
部を駆動するための電動機を配置すると共に、前記圧縮
機構部を支持するフレーム及び電動機を前記密閉容器内
に収納することにより前記密閉容器内空間を圧縮機構部
上方の上部空間と、圧縮機構部と電動機の間に形成され
る吐出管が設けられた空間と、電動機下方の下部空間と
に分割した密閉形スクロール圧縮機において、前記圧縮
機構部と電動機の間に形成される空間をデミスタを介し
圧縮機回転軸に近い空間と遠い空間とに分割し、このデ
ミスタを回転体に設け、圧縮機回転軸に近い空間には吐
出管が開口していることを特徴とするスクロール圧縮機
にある。
【０００７】本発明の請求項２は上記デミスタは、電動
機の回転子に同心円状に配置し、またその高さは電動機
の固定子コイルエンド上端面より高く配置したことを特
徴とする請求項１記載のスクロール圧縮機にある。
機の回転子に同心円状に配置し、またその高さは電動機
の固定子コイルエンド上端面より高く配置したことを特
徴とする請求項１記載のスクロール圧縮機にある。
【０００８】即ち、吸入口よりガスを吸入し、固定スク
ロール，旋回スクロールにて形成される圧縮空間を中心
に移動させ、圧縮空間の容積を減少してガスを圧縮し固
定スクロールに設けた吐出口より潤滑油を含んだ圧縮ガ
スを密閉容器内の空間へ吐出する。吐出されたガスはフ
レーム外周に設けられた通路を通り、圧縮機構部と電動
機の間に形成される吐出管が設けられた空間に導かれ
る。ガスは回転しているデミスタを通り吐出管が開口し
ている圧縮機回転軸に近い空間に入る。デミスタ内を通
過する際ガスに混合している油の粒子はデミスタに吸着
されガスより分離される。分離された油は回転運動によ
り生ずる遠心力の作用でデミスタより圧縮機回転軸に遠
い空間へ戻される。
ロール，旋回スクロールにて形成される圧縮空間を中心
に移動させ、圧縮空間の容積を減少してガスを圧縮し固
定スクロールに設けた吐出口より潤滑油を含んだ圧縮ガ
スを密閉容器内の空間へ吐出する。吐出されたガスはフ
レーム外周に設けられた通路を通り、圧縮機構部と電動
機の間に形成される吐出管が設けられた空間に導かれ
る。ガスは回転しているデミスタを通り吐出管が開口し
ている圧縮機回転軸に近い空間に入る。デミスタ内を通
過する際ガスに混合している油の粒子はデミスタに吸着
されガスより分離される。分離された油は回転運動によ
り生ずる遠心力の作用でデミスタより圧縮機回転軸に遠
い空間へ戻される。
【０００９】以上より、潤滑油を含んだ圧縮ガスを効率
よく油とガスに分離し、電動機の冷却を確実に行うこと
ができる。
よく油とガスに分離し、電動機の冷却を確実に行うこと
ができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１は、本発明を実施した密閉形スクロー
ル圧縮機の全体構造断面図を示す。図１において、密閉
容器１内の上方には圧縮機部２が、下方には電動機がそ
れぞれ配置され、また密閉容器の底部には潤滑油の油溜
り４が形成されている。前記圧縮機部２は、台板上に渦
巻き状のラップを有する固定スクロール５と、同じく台
板上に渦巻き上のラップを有する旋回スクロール６と、
固定スクロール５と一体化され旋回スクロール６を支持
するフレーム７とを具え、固定スクロール５及び旋回ス
クロール６のラップ同士を噛み合せた構成となってい
る。
ル圧縮機の全体構造断面図を示す。図１において、密閉
容器１内の上方には圧縮機部２が、下方には電動機がそ
れぞれ配置され、また密閉容器の底部には潤滑油の油溜
り４が形成されている。前記圧縮機部２は、台板上に渦
巻き状のラップを有する固定スクロール５と、同じく台
板上に渦巻き上のラップを有する旋回スクロール６と、
固定スクロール５と一体化され旋回スクロール６を支持
するフレーム７とを具え、固定スクロール５及び旋回ス
クロール６のラップ同士を噛み合せた構成となってい
る。
【００１２】また旋回スクロールとフレーム７との間に
は、旋回スクロール６の自転を防止するオルダム機構１
９等の自転防止手段が設けられている。前記電動機３は
密閉容器１に圧入締結され、クランク軸８を介して旋回
スクロール６を旋回運動させるようになっている。クラ
ンク軸８はフレーム７に設けた主軸受け９と下部軸受け
１０とで支持され、そのクランクピンは旋回スクロール
６の背面に設けた旋回軸受け１１と嵌合されている。
は、旋回スクロール６の自転を防止するオルダム機構１
９等の自転防止手段が設けられている。前記電動機３は
密閉容器１に圧入締結され、クランク軸８を介して旋回
スクロール６を旋回運動させるようになっている。クラ
ンク軸８はフレーム７に設けた主軸受け９と下部軸受け
１０とで支持され、そのクランクピンは旋回スクロール
６の背面に設けた旋回軸受け１１と嵌合されている。
【００１３】クランク軸８内には主軸受け９，下部軸受
け１０及び旋回軸受け１１へ潤滑油を導く給油通路１２
が設けられ且つ電動機の軸端には油溜り４の潤滑油を吸
い上げて前記給油通路１２に送り込む給油措置が設けら
れている。前記圧縮機部２は、電動機３で駆動されるク
ランク軸８を介して旋回運動せしめられると、旋回スク
ロール６，固定スクロール５により形成される空間（圧
縮室）がスクロールの中心方向に移動するに従い容積を
減少し、吸入した冷媒ガスを圧縮する。圧縮された冷媒
ガスは固定スクロール５の台板の中央に設けられた吐出
口１７から密閉容器内の上部空間１４へ吐出される。
け１０及び旋回軸受け１１へ潤滑油を導く給油通路１２
が設けられ且つ電動機の軸端には油溜り４の潤滑油を吸
い上げて前記給油通路１２に送り込む給油措置が設けら
れている。前記圧縮機部２は、電動機３で駆動されるク
ランク軸８を介して旋回運動せしめられると、旋回スク
ロール６，固定スクロール５により形成される空間（圧
縮室）がスクロールの中心方向に移動するに従い容積を
減少し、吸入した冷媒ガスを圧縮する。圧縮された冷媒
ガスは固定スクロール５の台板の中央に設けられた吐出
口１７から密閉容器内の上部空間１４へ吐出される。
【００１４】また、旋回スクロール６の背面には圧縮行
程のガスが導かれる中間室１３が形成されている。中間
室１３の圧力は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の中間の
圧力であり、スクロールの摺動部への給油は、吐出圧力
と中間圧力の差圧を利用し行われる。潤滑油は給油装置
２０より給油通路１２を通り、主軸受け９，下部軸受け
１０及び旋回軸受け１１を潤滑した後、中間圧室１３を
経て圧縮室に流入し、冷媒ガスと混合した状態で固定ス
クロール５の中央に設けた吐出口１７より密閉容器１内
の上部空間１４に吐出される。
程のガスが導かれる中間室１３が形成されている。中間
室１３の圧力は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の中間の
圧力であり、スクロールの摺動部への給油は、吐出圧力
と中間圧力の差圧を利用し行われる。潤滑油は給油装置
２０より給油通路１２を通り、主軸受け９，下部軸受け
１０及び旋回軸受け１１を潤滑した後、中間圧室１３を
経て圧縮室に流入し、冷媒ガスと混合した状態で固定ス
クロール５の中央に設けた吐出口１７より密閉容器１内
の上部空間１４に吐出される。
【００１５】フレーム７の外周部には、軸方向に伸びる
溝または通路を設け、密閉容器１の内壁とフレーム７と
の間にガス案内用の通路としている。吐出されたガスは
フレーム７外周に設けられた通路を通り、圧縮機部２と
電動機３の間に形成される吐出管１６が設けられた空間
に導かれる。この空間はフレームの壁７ａと電動機回転
子３ａ上部に設けたデミスタ２６とにより、圧縮機回転
軸に近い空間２４と遠い空間２５に分割されている。
溝または通路を設け、密閉容器１の内壁とフレーム７と
の間にガス案内用の通路としている。吐出されたガスは
フレーム７外周に設けられた通路を通り、圧縮機部２と
電動機３の間に形成される吐出管１６が設けられた空間
に導かれる。この空間はフレームの壁７ａと電動機回転
子３ａ上部に設けたデミスタ２６とにより、圧縮機回転
軸に近い空間２４と遠い空間２５に分割されている。
【００１６】ガスは圧縮機回転軸に遠い空間２５より、
回転子３ａと共に回転しているデミスタ２６内を通り吐
出管１６が開口１６ａしている圧縮機回転軸に近い空間
２４に入り、この空間に開口している吐出管１６より圧
縮機外へ吐出される。
回転子３ａと共に回転しているデミスタ２６内を通り吐
出管１６が開口１６ａしている圧縮機回転軸に近い空間
２４に入り、この空間に開口している吐出管１６より圧
縮機外へ吐出される。
【００１７】圧縮部の下方の空間、即ちフレーム７の下
部と電動機３の上部との空間を、電動機３の下方の空間
と連通させるためのガス通路１８が電動機３のコア部分
を部分的にカットすることにより、電動機３と密閉容器
１の内壁との間に形成されている。
部と電動機３の上部との空間を、電動機３の下方の空間
と連通させるためのガス通路１８が電動機３のコア部分
を部分的にカットすることにより、電動機３と密閉容器
１の内壁との間に形成されている。
【００１８】なお、図１中、１５は密閉容器１を貫通し
て、密閉容器１の外部から圧縮機部２の吸入側に冷媒ガ
スを導くための吸入管１５である。
て、密閉容器１の外部から圧縮機部２の吸入側に冷媒ガ
スを導くための吸入管１５である。
【００１９】次に動作について図２および図３を用いて
説明する。
説明する。
【００２０】図１において、電動機３によりクランク軸
８を介して旋回スクロール６が旋回運動すると、ガス吸
入管１５から吸入された冷媒ガスは固定スクロール５と
旋回スクロール６との作用で圧縮された後、固定スクロ
ール５の中央に設けられた吐出口１７から潤滑油と混合
した状態で密閉容器の上部空間１４に吐出される。この
吐出された冷媒ガスはフレーム７の外周に設けけられた
溝を通り下方に導かれ、圧縮機回転軸に遠い空間２５よ
り、大部分のガスは回転子３ａと共に回転しているデミ
スタ２６内を通る。
８を介して旋回スクロール６が旋回運動すると、ガス吸
入管１５から吸入された冷媒ガスは固定スクロール５と
旋回スクロール６との作用で圧縮された後、固定スクロ
ール５の中央に設けられた吐出口１７から潤滑油と混合
した状態で密閉容器の上部空間１４に吐出される。この
吐出された冷媒ガスはフレーム７の外周に設けけられた
溝を通り下方に導かれ、圧縮機回転軸に遠い空間２５よ
り、大部分のガスは回転子３ａと共に回転しているデミ
スタ２６内を通る。
【００２１】デミスタ２６内を通過する際ガスに混合し
ている油の粒子はデミスタ２６に吸着されガスより分離
される。分離された油は回転運動により生ずる遠心力の
作用でデミスタ２６より圧縮機回転軸に遠い空間２５へ
戻される。
ている油の粒子はデミスタ２６に吸着されガスより分離
される。分離された油は回転運動により生ずる遠心力の
作用でデミスタ２６より圧縮機回転軸に遠い空間２５へ
戻される。
【００２２】分離された冷媒ガスはそのまま吐出管１６
を介して密閉容器１の外へ流出し、潤滑油は自重にて落
下するか、もしくはフレーム７の外壁、電動機３は密閉
容器１の内壁を伝わって、油溜り４へ流下する。
を介して密閉容器１の外へ流出し、潤滑油は自重にて落
下するか、もしくはフレーム７の外壁、電動機３は密閉
容器１の内壁を伝わって、油溜り４へ流下する。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、密閉形スクロール圧縮機において、圧縮され
た冷媒ガス中に含まれる油を分離した油溜りに戻す作用
が良好に行われ、いわゆる油上がりを効果的に防止でき
る。
によれば、密閉形スクロール圧縮機において、圧縮され
た冷媒ガス中に含まれる油を分離した油溜りに戻す作用
が良好に行われ、いわゆる油上がりを効果的に防止でき
る。
【図１】本発明を実施した密閉形スクロール圧縮機の全
体構造断面図。
体構造断面図。
【図２】本発明の一実施例を示す部分拡大図。
【図３】本発明の他の実施例を示す部分拡大斜視図。
１…密閉容器、２…圧縮機部、３…電動機部、３ａ…電
動機回転子、３ｂ…電動機固定子、３ｃ…固定子コイル
エンド、４…油溜り、５…固定スクロール、６…旋回ス
クロール、７…フレーム、７ａ…フレームの壁、８…ク
ランク軸、９…主軸受け、１０…下部軸受け、１１…旋
回軸受け、１２…給油通路、１３…中間室、１４…上部
空間、１５…ガス吸入管、１６…ガス吐出管、１６ａ…
ガス吐出管開口部、１７…吐出口、１８…ガス通路、１
９…オルダム機構、２０…給油装置、２１…案内通路、
２２…絞り部、２３…分岐通路、２４…圧縮機回転軸に
近い空間、２５…圧縮機回転軸から遠い空間、２６…デ
ミスタ。
動機回転子、３ｂ…電動機固定子、３ｃ…固定子コイル
エンド、４…油溜り、５…固定スクロール、６…旋回ス
クロール、７…フレーム、７ａ…フレームの壁、８…ク
ランク軸、９…主軸受け、１０…下部軸受け、１１…旋
回軸受け、１２…給油通路、１３…中間室、１４…上部
空間、１５…ガス吸入管、１６…ガス吐出管、１６ａ…
ガス吐出管開口部、１７…吐出口、１８…ガス通路、１
９…オルダム機構、２０…給油装置、２１…案内通路、
２２…絞り部、２３…分岐通路、２４…圧縮機回転軸に
近い空間、２５…圧縮機回転軸から遠い空間、２６…デ
ミスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 貴寛 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 櫻井 和夫 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 松永 睦憲 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 飯塚 泰成 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 Ｆターム(参考） 3H029 AA02 AA14 AA21 AB03 BB04 BB35 CC07 CC16 CC25 CC27 CC33 CC43 CC45 3H039 AA03 AA04 AA12 BB11 BB16 CC12 CC29 CC32 CC34 CC42
Claims (2)
- 【請求項１】密閉容器の上部にスクロール圧縮機機構部
を、下部に該スクロール圧縮機機構部を駆動するための
電動機を配置すると共に、前記圧縮機構部を支持するフ
レーム及び電動機を前記密閉容器内に収納することによ
り前記密閉容器内空間を圧縮機構部上方の上部空間と、
圧縮機構部と電動機の間に形成される吐出管が設けられ
た空間と、電動機下方の下部空間とに分割した密閉形ス
クロール圧縮機において、前記圧縮機構部と電動機の間
に形成される空間をデミスタを介し圧縮機回転軸に近い
空間と遠い空間とに分割し、このデミスタを回転体に設
け、圧縮機回転軸に近い空間には吐出管が開口している
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項２】上記デミスタは、電動機の回転子に同心円
状に配置し、またその高さは電動機の固定子コイルエン
ド上端面より高く配置したことを特徴とする請求項１記
載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006103A JP2000205157A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | スクロ―ル圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006103A JP2000205157A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | スクロ―ル圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000205157A true JP2000205157A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11629179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11006103A Pending JP2000205157A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | スクロ―ル圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000205157A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1956244A3 (en) * | 2007-02-06 | 2008-10-01 | Sanden Corporation | Scroll fluid machine |
| EP2327882A2 (en) * | 2008-09-09 | 2011-06-01 | Sanden Corporation | Hermetic compressor |
| JP2017053285A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー（ホンコン）リミテッド | 圧縮機 |
| KR20220131470A (ko) * | 2021-03-19 | 2022-09-28 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기 |
-
1999
- 1999-01-13 JP JP11006103A patent/JP2000205157A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1956244A3 (en) * | 2007-02-06 | 2008-10-01 | Sanden Corporation | Scroll fluid machine |
| EP2327882A2 (en) * | 2008-09-09 | 2011-06-01 | Sanden Corporation | Hermetic compressor |
| CN102144097A (zh) * | 2008-09-09 | 2011-08-03 | 三电有限公司 | 密闭型压缩机 |
| EP2327882A4 (en) * | 2008-09-09 | 2012-07-18 | Sanden Corp | HERMETIC COMPRESSOR |
| JP2017053285A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー（ホンコン）リミテッド | 圧縮機 |
| KR20220131470A (ko) * | 2021-03-19 | 2022-09-28 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기 |
| KR102454722B1 (ko) * | 2021-03-19 | 2022-10-17 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO1997049918A1 (fr) | Compresseur a vis sans fin | |
| JPH09112474A (ja) | 冷媒圧縮機 | |
| KR100619741B1 (ko) | 오일토출 저감기능을 구비한 고압식 스크롤 압축기 | |
| JP2003293955A (ja) | 圧縮機 | |
| JPH0778388B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
| JP2639136B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2000205157A (ja) | スクロ―ル圧縮機 | |
| JPH05302581A (ja) | 縦形圧縮機 | |
| JP2003042080A (ja) | 密閉型スクロール圧縮機 | |
| JPH07332265A (ja) | 密閉形スクロール圧縮機 | |
| JP2006348928A (ja) | 圧縮機 | |
| JPH0663506B2 (ja) | 密閉形スクロ−ル圧縮機 | |
| JP3045910B2 (ja) | スクロール流体機械 | |
| JP4848844B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
| JP2001099080A (ja) | 密閉型スクロール圧縮機 | |
| US7472562B2 (en) | Compressor and mechanism for separating lubricating liquid | |
| JP2001271749A (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
| JP2908011B2 (ja) | 密閉形スクロール圧縮機 | |
| JP2984530B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2006329141A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3198576B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2000161268A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3237404B2 (ja) | 密閉型スクロール圧縮機 | |
| JP2004316532A (ja) | 密閉型回転圧縮機 | |
| JPS59120796A (ja) | スクロ−ル圧縮機 |