JP2550457Y2 - ラッチ受け取付構造 - Google Patents

ラッチ受け取付構造

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JP2550457Y2
JP2550457Y2 JP1991067557U JP6755791U JP2550457Y2 JP 2550457 Y2 JP2550457 Y2 JP 2550457Y2 JP 1991067557 U JP1991067557 U JP 1991067557U JP 6755791 U JP6755791 U JP 6755791U JP 2550457 Y2 JP2550457 Y2 JP 2550457Y2
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哲朗 中ノ森
進 山内
浩明 新家
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一対の扉の召合せ部
分にラッチ受け金具を取付けたラッチ受け取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a)〜(e)に基づき、第1の従
来例ないし第3の従来例のラッチ受け金具11〜13に
ついて説明する。ラッチ受け金具11は、中央部にラッ
チ受け穴111を有し、このラッチ受け穴111の上下
にねじ挿通孔112を有した板材113の先端を裏面1
14側に反って湾曲したものである。ラッチ受け金具1
2は、板材113の先端が裏面114の方へ突出するよ
うに、先端付近を直角に折り曲げたものである。ラッチ
受け金具13は、板材113の先端付近の表面115に
テーパを設けたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例のラッチ受け金
具11〜13では、後述のような第1の問題ないし第3
の問題が生じた。なお、図3(a)〜(e)に示したラ
ッチ受け金具11〜13の各設置状態について、それぞ
れに該当する問題が何れであるかを表1の○印によって
示す。
【0004】第1の問題として、図3(a)〜(c)に
示したラッチ受け金具11,12では、これらの先端を
一の扉5の前面5aから突出させると、他の扉に設けた
召合せ縁(図示せず)と当たるため、この召合せ縁を切
り欠く等の加工が必要となり施工が煩雑であった。第2
の問題として、図3(d)に示したラッチ受け金具12
では、この先端を埋設する凹部5bを一の扉5の前面5
aに設ける必要があり施工が煩雑であった。第3の問題
として、図3(d),(e)に示したラッチ受け金具1
2,13では、これらを一の扉5に固定するに当たっ
て、ボルト6を強く締め付けると各ラッチ金具12,1
3は先端が表面115の方向に反り、図4に示す状態に
なるため、一の扉5との間に隙間が生じ外観の見栄えを
損なった。
【0005】
【表1】 この考案の目的は、取付け後に反りを生じることがな
く、美観に優れ、ラッチがスムースにラッチ受けに案内
され、かつ施工性に優れたラッチ受け取付構造を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のラッチ受け取
付構造は、一対の扉の召合せ部分にラッチ受け金具を取
付けたラッチ受け取付構造であって、ラッチ受け金具
は、平板状に形成され、中央部にラッチ受け穴を有し、
このラッチ受け穴の上下にねじ挿通孔を有し、先端表面
をテーパ面に仕上げ、ねじ挿通孔と先端との間が表面側
に突出するように略へ字形に屈曲し、一の扉の召合せ部
に扉の表面側から厚み方向に凹部を形成し、凹部の扉の
厚み方向の寸法を、直線形状を成したラッチ受け金具の
全長以上とし、ラッチ受け金具のねじ挿通孔にねじを挿
通して一の扉の召合せ部に締結し、ラッチ受け金具を
性変形させ直線形状にして後端面を凹部の側面に当接
させ凹部内に取付けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この考案のラッチ受け取付構造によると、ラッ
チ受け金具は、ねじ挿通孔と先端との間が表面側に突出
するように略へ字形に屈曲しているため、ねじを締め付
けて取付面に取付けると弾性変形して直線形状となり、
先端が取付面に押し付けられる。また、ラッチ受け金具
の先端表面をテーパ面に仕上げることで、扉とラッチ受
け金具との境が滑らかになり、美観に優れ、かつラッチ
がラッチ受けにスムースに案内される。また、ラッチ受
け金具は平板状であり、取付けに際し扉の召合せ部分に
特別な加工は不要である。さらに、凹部の扉の厚み方向
の寸法を直線形状を成したラッチ受け金具の全長以上と
したので、ラッチ受け金具の後端面を凹部の側面に当接
して位置決めし弾性変形して直線形状で扉の召合せ部の
凹部に取付けると、ラッチ受け金具の先端が凹部内に収
まる。よって、ラッチ受け金具の位置決めが簡単である
と共に、ラッチ受け金具の後端面と扉の召合せ部との間
に隙間が発生せず、かつラッチ受け金具の先端が扉の表
面から張り出さず、より一層美観が向上する。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例のラッチ受け金具を、図
1および図2に基づいて説明する。図1に示すように、
ラッチ受け金具10は、中央部にラッチ受け穴1を有
し、このラッチ受け穴1の上下にねじ挿通孔2を有し、
先端3の表面4をテーパ面8に仕上げた板材7を、ねじ
挿通孔2と先端3との間が表面4側に突出するように略
へ字形に屈曲したものである。
【0009】板材7は、金属から成る方形の薄板であ
る。テーパ面8は、板材7の表面4の先端付近に先端に
近づくにしたがって板材7の肉厚が減少する方向に傾斜
面を形成したものである。ラッチ受け穴1は、板材7の
中央付近に穿設した入隅部に丸み付けた略方形の穴であ
る。ねじ挿通孔2は、ラッチ受け穴1を挟むようにこの
上下の対称位置に穿設した一対の孔であり、表面側に木
ねじ6の頭部を埋設するさら座ぐりを形成している。
【0010】ラッチ受け金具10を一の扉5に取付ける
際には、図2(a)に示すように、一の扉5の召合せ部
に表面5aから厚み方向の寸法Tにて凹部5cを形成す
る。この凹部5cの側面5dに後端面3dを当接するよ
うにして、ラッチ受け金具10を位置決めする。一の扉
5とラッチ受け金具10の固定については、ねじ挿通孔
2に挿通した木ねじ6を一の扉5にねじ込み、図2
(b)に示すように、ラッチ受け金具10が、凹部5c
の底面に沿った直線形状となるまで木ねじ6を締付けて
行う。なお、凹部5cの厚み方向の寸法Tは、ラッチ受
け金具10が直線形状を成した際の全長以上に設定す
る。
【0011】このように、ラッチ受け金具10は、一の
扉5にねじ6により締め付け固定すると弾性変形して直
線形状となるため、先端3に一の扉5の召合せ部を押し
付ける方向に力が働く。このため、ねじ6の締付けによ
ってラッチ受け金具10の先端3が表面4側に反ること
がなく、先端3と一の扉5の召合せ部との間に隙間を生
じない。また、凹部5cの厚み方向の寸法Tをラッチ受
け金具10が直線形状を成した際の全長以上に設定する
ことによって、側面5dに後端面3dを当接するだけで
一の扉5に対してラッチ受け金具10の位置決めが容易
に行えるとともに、ラッチ受け金具10を直線形状で扉
5の召合せ部の凹部5cに取付けた状態で、ラッチ受け
金具10の後端面3dが凹部5cの側面5dに当接しか
つ先端3が凹部5c内に収まるので、ラッチ受け金具1
0の後端面3dと扉5の召合せ部との間に隙間が発生せ
ず、かつラッチ受け金具10の先端3が扉5の表面5a
から張り出さず、美観の向上が図れる。
【0012】また、ラッチ受け金具10の先端表面4を
テーパ面8に仕上げたことで、扉5とラッチ受け金具1
0との境が滑らかになり、美観に優れ、かつラッチがラ
ッチ受け穴1にスムースに案内される。さらに、ラッチ
受け金具10は平板状であり、取付けに際し扉5の召合
せ部分に特別な加工は不要であり、施工性に優れる。
【0013】
【考案の効果】この考案のラッチ受け取付構造による
と、ラッチ受け金具は、ねじ挿通孔と先端との間が表面
側に突出するように略へ字形に屈曲しているため、ねじ
を締め付けて取付面に取付けると弾性変形して直線形状
となり、先端が取付面に押し付けられる。このため、ね
じの締付けによってラッチ受け金具の先端が表面側に反
ることがなく、先端と取付面との間に隙間が生じない。
また、ラッチ受け金具の先端表面をテーパ面に仕上げる
ことで、扉とラッチ受け金具との境が滑らかになり、美
観に優れ、かつラッチがラッチ受けにスムースに案内さ
れる。また、ラッチ受け金具は平板状であり、取付けに
際し扉の召合せ部分に特別な加工は不要であり、施工性
に優れる。さらに、凹部の扉の厚み方向の寸法を直線形
状を成したラッチ受け金具の全長以上としたので、ラッ
チ受け金具の後端面を凹部の側面に当接して位置決めし
弾性変形して直線形状で扉の召合せ部の凹部に取付ける
と、ラッチ受け金具の先端が凹部内に収まる。よって、
ラッチ受け金具の位置決めが簡単であると共に、ラッチ
受け金具の後端面と扉の召合せ部との間に隙間が発生せ
ず、かつラッチ受け金具の先端が扉の表面から張り出さ
ず、より一層美観が向上 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のラッチ受け金具に木ねじ
を挿通した状態の斜視図。
【図2】(a)はこの考案の一実施例のラッチ受け金具
を一の扉に取付け木ねじを締め付ける前の状態を示す断
面図、(b)は木ねじを締め付けた状態を示す断面図。
【図3】(a)は第1の従来例のラッチ受け金具を一の
扉に取付けた状態を示す断面図、(b)は第1の従来例
のラッチ受け金具をコーナ部に丸みを設けた一の扉に取
付けた状態を示す断面図、(c)は第2の従来例のラッ
チ受け金具を一の扉に取付けた状態を示す断面図、
(d)は第2の従来例のラッチ受け金具を前面に凹部を
形成した一の扉に取付けた状態を示す断面図、(e)は
第3の従来例のラッチ受け金具を一の扉に取付けた状態
を示す断面図。
【図4】第3の従来例のラッチ受け金具を一の扉に取付
け、木ねじを締め付けた際の変形状態を示した断面図。
【符号の説明】
1 ラッチ受け穴 2 ねじ挿通孔 3 先端 3d 後端面 4 表面 5 扉 5c 凹部 5d 側面 6 木ねじ 8 テーパ面 10 ラッチ受け金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新家 浩明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)考案者 長谷川 亮太郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−71248(JP,U) 実開 昭58−23953(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の扉の召合せ部分にラッチ受け金具
    を取付けたラッチ受け取付構造であって、前記ラッチ受け金具は、平板状に形成され、中央部にラ
    ッチ受け穴を有し、このラッチ受け穴の上下にねじ挿通
    孔を有し、先端表面をテーパ面に仕上げ、前記ねじ挿通
    孔と先端との間が表面側に突出するように略へ字形に屈
    曲し、 一の扉の召合せ部に扉の表面側から厚み方向に凹部を形
    成し、前記凹部の前記扉の厚み方向の寸法を、直線形状
    を成した前記ラッチ受け金具の全長以上とし、 前記ラッチ受け金具のねじ挿通孔にねじを挿通して前記
    一の扉の召合せ部に締結し、前記ラッチ受け金具を弾性
    変形させ直線形状にして後端面を前記凹部の側面に当
    接させ前記凹部内に取付けたことを特徴とするラッチ
    受け取付構造。
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JPS4984496U (ja) * 1972-11-10 1974-07-22
JPS57205350U (ja) * 1981-06-25 1982-12-27
JPS5823953U (ja) * 1981-08-06 1983-02-15 株式会社ゴ−ル 扉錠の受座
JPS6271248U (ja) * 1985-10-24 1987-05-07
JPS6327661U (ja) * 1986-08-08 1988-02-23

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