JP2550260Y2 - フォノジャックの取付装置 - Google Patents
フォノジャックの取付装置Info
- Publication number
- JP2550260Y2 JP2550260Y2 JP1990406844U JP40684490U JP2550260Y2 JP 2550260 Y2 JP2550260 Y2 JP 2550260Y2 JP 1990406844 U JP1990406844 U JP 1990406844U JP 40684490 U JP40684490 U JP 40684490U JP 2550260 Y2 JP2550260 Y2 JP 2550260Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phono jack
- phono
- jack
- circuit board
- printed circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフォノジャックの取付装
置に係り、特にフォノジャックをプリント基板に固定す
るフォノジャックピンの構造を改良したフォノジャック
の取付装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、オーディオ機器等の電気機器
は、フォノプラグを両端に取り付けた配線コードで互い
に接続されており、このフォノプラグを差し込むための
フォノジャックは通常、上記電気機器のケーシングに固
定されている。 【0003】図2に示されているように、このフォノジ
ャック1は、通常上記ケーシング2の裏面壁、或いは正
面壁等に固定されており、該ケーシング2内に収納され
たプリント基板3とフォノジャックピン4を介して電気
的に接続されている。該フォノジャックピン4は、L字
形状に屈曲された導電性を有する金属帯体にて形成さ
れ、その一端が上記フォノジャック1の孔内の導電部に
接続されると共に、他端がプリント基板3に形成された
スルーホール3aに挿通されて裏面からハンダ付け5さ
れ、電気的に接続されていた。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のフォ
ノジャックの取付構造にあっては、フォノプラグ(図示
せず)を着脱する際に上記フォノジャック1がこじられ
た場合、上記フォノジャックピン4がL字形状を呈して
いるため、例えば上記フォノプラグが図中上下方向にこ
じられると上記プリント基板3には上下方向に力が加わ
ることになり、力が負荷された近傍の導電パターンに剥
離が生じるという問題があった。 【0005】また、上記フォノジャックピン4のプリン
ト基板3へのハンダ付け5は、上記電気機器を逆さにし
て上記プリント基板3の裏面から作業を行っているた
め、同様に上記フォノジャックピン4がL字形状を呈し
ているため、ハンダが上記プリント基板3のスルーホー
ル3aを通過して該フォノジャックピン4に沿って湯流
れして、上記フォノジャック1にまで達してしまうとい
う問題があった。 【0006】本考案の目的は、上記課題に鑑み、フォノ
ジャックがこじられてもプリント基板の導電パターンの
剥離が生じること無く、且つ、ハンダのフォノジャック
ピンへの湯流れを防止することができる、フォノジャッ
クの取付装置を提供するにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本考案に係るフォノジャ
ックの取付装置によれば、電子機器のケーシングに固定
するフォノジャックと、プリント基板とを波形状を呈す
るフォノジャックピンにて電気的に接続したことによ
り、達成される。 【0008】 【作用】上記構成によれば、上記フォノジャックピンを
波形状を呈するように形成し、該波形状のフォノジャッ
クピンを介して上記ケーシングに固定するフォノジャッ
クとプリント基板とを電気的に接続するようにしたの
で、フォノプラグを着脱する際に上記フォノジャックが
こじられても、該フォノジャックに掛かる力は上記フォ
ノジャックピンの波形状のR曲げ部分により緩衝され、
上記プリント基板には負荷されないため、その導電パタ
ーンの剥離が生じることは無い。 【0009】また、上記電気機器を逆さにして上記プリ
ント基板の裏面からハンダ付け作業を行っても、上記フ
ォノジャックピンが波形状を呈しているため、上記プリ
ント基板のスルーホールを通過して該フォノジャックピ
ンに沿ったハンダの湯流れは波形状の山波の部分で有効
に防止されるものである。 【0010】 【実施例】以下、本考案に係るフォノジャックの取付装
置の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 【0011】図1は、本考案に係るフォノジャックの取
付装置の一実施例を示す一部断面図である。 【0012】図示されているように、フォノプラグ(図
示せず)を差し込むためのフォノジャック11は、円筒
体にて形成され、孔内には導電部11aが形成されてい
る。このフォノジャック11の基部は、オーディオ機器
等の電子機器のケーシング12に固定されている。 【0013】また、上記ケーシング12内には、略水平
にプリント基板13が収納されている。このプリント基
板13には、上記フォノジャック11と該プリント基板
13とを電気的に接続するためのフォノジャックピン1
4の一端部を挿通させるためのスルーホール13aが穿
設されている。 【0014】このフォノジャックピン14は、本実施例
にあっては、導電性を有する金属帯体によって形成され
ているが、導電性を有する金属線材にて形成しても良
い。 【0015】そして、上記フォノジャックピン14は波
形状を呈している。本実施例にあっては、波の山谷部分
がR曲げされた1サイクルの波形状、すなわちS字形状
を呈している。このS字形状のフォノジャックピン14
の一端部は、上記フォノジャック11の孔内の導電部1
1aにハンダ付けして接続され、他端部はプリント基板
13に穿設されたスルーホール13a内に挿通され、該
プリント基板13の裏面からハンダ付け15されて電気
的に接続されている。 【0016】次に、上記実施例における作用を述べる。
上述したように、導電性を有する金属帯体にて形成した
上記フォノジャックピン14を、波の山谷部分がR曲げ
された1サイクルの波形状、すなわちS字形状を呈波形
状を呈するように形成している。このS字形状のフォノ
ジャックピン14を介して、上記電気機器のケーシング
12に固定するフォノジャック11と、該ケーシング1
2内に収納したプリント基板13とを電気的に接続して
いる。 【0017】従って、フォノプラグ(図示せず)を着脱
する際に上記フォノジャック11がこじられても、この
フォノジャック11に掛かる力は上記フォノジャックピ
ン14のS字形状のR曲げ部分により緩衝され、上記プリ
ント基板13には負荷されないため、該プリント基板1
3の導電パターン(図示せず)の剥離が生じる原因を除
去することができるものである。 【0018】また、上記フォノジャックピン14をプリ
ント基板13にハンダ付け15する際に、上記電気機器
を逆さにして、その内部に収納した上記プリント基板1
3の裏面からハンダ付け15の作業を行っても、上記フ
ォノジャックピン14がS字形状を呈しているので、上
記プリント基板13に穿設されたスルーホール13aを
通過して該フォノジャックピン14に沿って湯流れして
も、そのハンダの湯流れをS字形状の山波の部分で有効
に防止することができ、上記フォノジャック11に至る虞
れを回避することができるものである。 【0019】 【考案の効果】以上述べたように本考案のフォノジャッ
クの取付装置によれば、フォノジャックがこじられても
プリント基板の導電パターンの剥離が生じることなく、
且つ、ハンダのフォノジャックピンへの湯流れを防止す
ることができる、という優れた効果を発揮する。
置に係り、特にフォノジャックをプリント基板に固定す
るフォノジャックピンの構造を改良したフォノジャック
の取付装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、オーディオ機器等の電気機器
は、フォノプラグを両端に取り付けた配線コードで互い
に接続されており、このフォノプラグを差し込むための
フォノジャックは通常、上記電気機器のケーシングに固
定されている。 【0003】図2に示されているように、このフォノジ
ャック1は、通常上記ケーシング2の裏面壁、或いは正
面壁等に固定されており、該ケーシング2内に収納され
たプリント基板3とフォノジャックピン4を介して電気
的に接続されている。該フォノジャックピン4は、L字
形状に屈曲された導電性を有する金属帯体にて形成さ
れ、その一端が上記フォノジャック1の孔内の導電部に
接続されると共に、他端がプリント基板3に形成された
スルーホール3aに挿通されて裏面からハンダ付け5さ
れ、電気的に接続されていた。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のフォ
ノジャックの取付構造にあっては、フォノプラグ(図示
せず)を着脱する際に上記フォノジャック1がこじられ
た場合、上記フォノジャックピン4がL字形状を呈して
いるため、例えば上記フォノプラグが図中上下方向にこ
じられると上記プリント基板3には上下方向に力が加わ
ることになり、力が負荷された近傍の導電パターンに剥
離が生じるという問題があった。 【0005】また、上記フォノジャックピン4のプリン
ト基板3へのハンダ付け5は、上記電気機器を逆さにし
て上記プリント基板3の裏面から作業を行っているた
め、同様に上記フォノジャックピン4がL字形状を呈し
ているため、ハンダが上記プリント基板3のスルーホー
ル3aを通過して該フォノジャックピン4に沿って湯流
れして、上記フォノジャック1にまで達してしまうとい
う問題があった。 【0006】本考案の目的は、上記課題に鑑み、フォノ
ジャックがこじられてもプリント基板の導電パターンの
剥離が生じること無く、且つ、ハンダのフォノジャック
ピンへの湯流れを防止することができる、フォノジャッ
クの取付装置を提供するにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本考案に係るフォノジャ
ックの取付装置によれば、電子機器のケーシングに固定
するフォノジャックと、プリント基板とを波形状を呈す
るフォノジャックピンにて電気的に接続したことによ
り、達成される。 【0008】 【作用】上記構成によれば、上記フォノジャックピンを
波形状を呈するように形成し、該波形状のフォノジャッ
クピンを介して上記ケーシングに固定するフォノジャッ
クとプリント基板とを電気的に接続するようにしたの
で、フォノプラグを着脱する際に上記フォノジャックが
こじられても、該フォノジャックに掛かる力は上記フォ
ノジャックピンの波形状のR曲げ部分により緩衝され、
上記プリント基板には負荷されないため、その導電パタ
ーンの剥離が生じることは無い。 【0009】また、上記電気機器を逆さにして上記プリ
ント基板の裏面からハンダ付け作業を行っても、上記フ
ォノジャックピンが波形状を呈しているため、上記プリ
ント基板のスルーホールを通過して該フォノジャックピ
ンに沿ったハンダの湯流れは波形状の山波の部分で有効
に防止されるものである。 【0010】 【実施例】以下、本考案に係るフォノジャックの取付装
置の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 【0011】図1は、本考案に係るフォノジャックの取
付装置の一実施例を示す一部断面図である。 【0012】図示されているように、フォノプラグ(図
示せず)を差し込むためのフォノジャック11は、円筒
体にて形成され、孔内には導電部11aが形成されてい
る。このフォノジャック11の基部は、オーディオ機器
等の電子機器のケーシング12に固定されている。 【0013】また、上記ケーシング12内には、略水平
にプリント基板13が収納されている。このプリント基
板13には、上記フォノジャック11と該プリント基板
13とを電気的に接続するためのフォノジャックピン1
4の一端部を挿通させるためのスルーホール13aが穿
設されている。 【0014】このフォノジャックピン14は、本実施例
にあっては、導電性を有する金属帯体によって形成され
ているが、導電性を有する金属線材にて形成しても良
い。 【0015】そして、上記フォノジャックピン14は波
形状を呈している。本実施例にあっては、波の山谷部分
がR曲げされた1サイクルの波形状、すなわちS字形状
を呈している。このS字形状のフォノジャックピン14
の一端部は、上記フォノジャック11の孔内の導電部1
1aにハンダ付けして接続され、他端部はプリント基板
13に穿設されたスルーホール13a内に挿通され、該
プリント基板13の裏面からハンダ付け15されて電気
的に接続されている。 【0016】次に、上記実施例における作用を述べる。
上述したように、導電性を有する金属帯体にて形成した
上記フォノジャックピン14を、波の山谷部分がR曲げ
された1サイクルの波形状、すなわちS字形状を呈波形
状を呈するように形成している。このS字形状のフォノ
ジャックピン14を介して、上記電気機器のケーシング
12に固定するフォノジャック11と、該ケーシング1
2内に収納したプリント基板13とを電気的に接続して
いる。 【0017】従って、フォノプラグ(図示せず)を着脱
する際に上記フォノジャック11がこじられても、この
フォノジャック11に掛かる力は上記フォノジャックピ
ン14のS字形状のR曲げ部分により緩衝され、上記プリ
ント基板13には負荷されないため、該プリント基板1
3の導電パターン(図示せず)の剥離が生じる原因を除
去することができるものである。 【0018】また、上記フォノジャックピン14をプリ
ント基板13にハンダ付け15する際に、上記電気機器
を逆さにして、その内部に収納した上記プリント基板1
3の裏面からハンダ付け15の作業を行っても、上記フ
ォノジャックピン14がS字形状を呈しているので、上
記プリント基板13に穿設されたスルーホール13aを
通過して該フォノジャックピン14に沿って湯流れして
も、そのハンダの湯流れをS字形状の山波の部分で有効
に防止することができ、上記フォノジャック11に至る虞
れを回避することができるものである。 【0019】 【考案の効果】以上述べたように本考案のフォノジャッ
クの取付装置によれば、フォノジャックがこじられても
プリント基板の導電パターンの剥離が生じることなく、
且つ、ハンダのフォノジャックピンへの湯流れを防止す
ることができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフォノジャックの取付装置の一実
施例を示す概略図である。 【図2】従来のフォノジャックの取付装置を示す概略図
である。 【符号の説明】 11 フォノジャック、 11a 導電部、 12 ケーシング、 13 プリント基板、 13a スルーホール、 14 フォノジャックピン 15 ハンダ付け。
施例を示す概略図である。 【図2】従来のフォノジャックの取付装置を示す概略図
である。 【符号の説明】 11 フォノジャック、 11a 導電部、 12 ケーシング、 13 プリント基板、 13a スルーホール、 14 フォノジャックピン 15 ハンダ付け。
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 「一端が電子機器のケーシングに、他端が基板に電気的
に固定されるフォノジャックに山谷部分を有するS字形
状を呈するフォノジャックピンを設け、該S字形状のR
曲げ部の谷部分を基板より下の位置にくるように配置し
たことを特徴とする、フォノジャックの取付装置。」
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990406844U JP2550260Y2 (ja) | 1990-12-31 | 1990-12-31 | フォノジャックの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990406844U JP2550260Y2 (ja) | 1990-12-31 | 1990-12-31 | フォノジャックの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0494285U JPH0494285U (ja) | 1992-08-17 |
JP2550260Y2 true JP2550260Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=31883931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990406844U Expired - Lifetime JP2550260Y2 (ja) | 1990-12-31 | 1990-12-31 | フォノジャックの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550260Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5122916B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2013-01-16 | 日本特殊陶業株式会社 | 基板用コネクタ、コネクタ付回路基板及び基板収容ケース |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5515649Y2 (ja) * | 1975-05-07 | 1980-04-11 |
-
1990
- 1990-12-31 JP JP1990406844U patent/JP2550260Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0494285U (ja) | 1992-08-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |