JP2550198Y2 - 可変容量油圧ポンプの容量制御装置 - Google Patents

可変容量油圧ポンプの容量制御装置

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JP2550198Y2
JP2550198Y2 JP1991051970U JP5197091U JP2550198Y2 JP 2550198 Y2 JP2550198 Y2 JP 2550198Y2 JP 1991051970 U JP1991051970 U JP 1991051970U JP 5197091 U JP5197091 U JP 5197091U JP 2550198 Y2 JP2550198 Y2 JP 2550198Y2
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pressure
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hydraulic pump
self
receiving chamber
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庸介 小田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、可変容量油圧ポンプの
容量を自己の吐出圧を利用して制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変容量油圧ポンプの容量、つまり1回
転当り吐出量を制御する装置としては種々のものが知ら
れている。例えば図1に示すように自己の吐出圧を利用
して制御する装置が知られている。つまり、可変容量油
圧ポンプ1の容量制御部材2を容量可変ピストン3に連
結し、その小径受圧室4を可変容量油圧ポンプ1の吐出
路5に接続し、大径受圧室6を制御弁7を介して吐出路
5に接続し、その制御弁7を吐出路5の圧力(つまり自
己吐出圧)P1 で連通位置Aに向けて押し、操作弁8の
出口側圧力(つまり、負荷圧)P2 でドレーン位置Bに
向けて押す構造とし、自己吐出圧P1 と負荷圧P2 の差
圧が大きい時には制御弁7を連通位置Aとして大径受圧
室6に自己吐出圧を供給して容量可変ピストン3を受圧
室の面積差で容量小方向に作動し、前記差圧が小さい時
には制御弁7をドレーン位置Bとして大径受圧室6の圧
力を低下し容量可変ピストン3を容量大方向に作動す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる容量制御装置で
あると、容量可変ピストン3の大径受圧室6内の圧力変
化速度によって容量可変ピストン3の作動速度、つまり
応答速度が変化するから、自己吐出圧P1 が高い時には
応答速度が速く、低い時には遅くなる。このために、自
己吐出圧が低い時の応答速度を満足すべき速い速度とす
ると自己吐出圧が高い時の応答速度が速くなり過ぎて油
圧ポンプ内部部品が破損、例えば斜板がストッパに衝突
して斜板を破損したり、急激な容量増大に伴うサクショ
ン圧力の一時的急低下によってキャビテーションが発生
する。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした可変容量油圧ポンプの容量制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】可変容量油圧ポンプ1の
容量制御部材2を容量可変ピストン3に連結し、その小
径受圧室4を可変容量油圧ポンプ1の吐出路5に接続
し、大径受圧室6を制御弁7を介して吐出路5に接続
し、その制御弁7を自己吐出圧Pで連通位置Aに向け
て押し、かつ負荷圧Pでドレーン位置Bに向けて押す
構造とし、自己吐出圧Pと負荷圧Pの差圧が大きい
時には制御弁7を連通位置Aとして大径受圧室6に自己
吐出圧を供給して容量可変ピストン3を受圧室の面積差
で容量小方向に作動し、前記差圧が小さい時には制御弁
7をドレーン位置Bとして大径受圧室6の圧力を低下し
容量可変ピストン3を容量大方向に作動する可変容量油
圧ポンプの容量制御装置において、前記容量可変ピスト
ン3の大径受圧室6に自己吐出圧を供給する回路10に
可変絞り弁11を設け、この可変絞り弁11を自己吐出
圧が設定圧以下の時には絞り開口面積が大で設定圧以上
の時に絞り開口面積が小となる構成としたことを特徴と
する可変容量油圧ポンプの容量制御装置。
【0006】
【作用】可変容量油圧ポンプ1の自己吐出圧が低い時に
は容量可変ピストン3の大径受圧室6に自己吐出圧をス
ムーズに供給して応答性を速くできるし、自己吐出圧が
高い時には可変絞り弁11によって可変ピストン3の大
径受圧室6への自己吐出圧の供給を制限して応答性を抑
制でき、自己吐出圧が低い時の応答性を満足すべき速度
にできるし、自己吐出圧が高い時の応答性が速くなり過
ぎることがなく油圧ポンプ内部部品が破損したり、キャ
ビテーションが発生したりすることがない。
【0007】
【実 施 例】本考案の実施例を図2に基づいて説明す
る。なお、従来と同一部材は符号を同一とする。容量可
変ピストン3の大径受圧室6と制御弁7の出力ポート9
を連通する回路10に可変絞り弁11を設け、この可変
絞り弁11をバネ12で絞り開口面積大側に押し、受圧
部13に作用する自己吐出圧Pが設定圧力以上となる
とその自己吐出圧Pで絞り開口面積小側に押す構造と
する。次に作動を説明する。自己吐出圧Pが設定圧力
以下の時には可変絞り弁11の絞り開口面積が大とな
り、制御弁7と大径受圧室6との間に自己吐出圧がスム
ーズに流通して応答性を速くでき、自己吐出圧Pが設
定圧力以上となると可変絞り弁11の絞り開口面積が小
となり、制御弁7と大径受圧室6との間の自己吐出圧の
流れが制御されて応答性が抑制され過応答性となるこ
とがない。
【0008】
【考案の効果】可変容量油圧ポンプ1の自己吐出圧が低
い時には容量可変ピストン3の大径受圧室6に自己吐出
圧をスムーズに供給して応答性を速くできるし、自己吐
出圧が高い時には可変絞り弁11によって可変ピストン
3の大径受圧室6への自己吐出圧の供給を制限して応答
性を抑制でき、自己吐出圧が低い時の応答性を満足すべ
き速度にできるし、自己吐出圧が高い時の応答性が速く
なり過ぎることがなく油圧ポンプ内部部品が破損した
り、キャビテーションが発生したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変油圧ポンプの容量制御装置の説明図
である。
【図2】本考案の可変油圧ポンプの容量制御装置の説明
図である。
【符号の説明】
1 可変容量油圧ポンプ、2 容量制御部材、3 容量
可変ピストン、4 小径受圧室、6 大径受圧室、7
制御弁、8 操作弁、10 回路、11 可変絞り弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量油圧ポンプ1の容量制御部材2
    を容量可変ピストン3に連結し、その小径受圧室4を可
    変容量油圧ポンプ1の吐出路5に接続し、大径受圧室6
    を制御弁7を介して吐出路5に接続し、その制御弁7を
    自己吐出圧P で連通位置Aに向けて押し、かつ負荷圧
    でドレーン位置Bに向けて押す構造とし、自己吐出
    圧P と負荷圧P の差圧が大きい時には制御弁7を連
    通位置Aとして大径受圧室6に自己吐出圧を供給して容
    量可変ピストン3を受圧室の面積差で容量小方向に作動
    し、前記差圧が小さい時には制御弁7をドレーン位置B
    として大径受圧室6の圧力を低下し容量可変ピストン3
    を容量大方向に作動する可変容量油圧ポンプの容量制御
    装置において、 前記容量可変ピストン3の大径受圧室に自己吐出圧を
    供給する回路10に可変絞り弁11を設け、この可変絞
    り弁11を自己吐出圧が設定圧以下の時には絞り開口面
    積が大で設定圧以上の時に絞り開口面積が小となる構成
    としたことを特徴とする可変容量油圧ポンプの容量制御
    装置。
JP1991051970U 1991-06-11 1991-06-11 可変容量油圧ポンプの容量制御装置 Expired - Lifetime JP2550198Y2 (ja)

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JPH04137285U JPH04137285U (ja) 1992-12-21
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JP3562657B2 (ja) * 1994-09-14 2004-09-08 株式会社小松製作所 可変容量油圧ポンプの容量制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02230974A (ja) * 1989-03-03 1990-09-13 Toyooki Kogyo Co Ltd 可変容量形液圧ポンプ装置

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