JP2550154Y2 - コンクリート施工用側面パネル支持部材 - Google Patents

コンクリート施工用側面パネル支持部材

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JP2550154Y2
JP2550154Y2 JP9145491U JP9145491U JP2550154Y2 JP 2550154 Y2 JP2550154 Y2 JP 2550154Y2 JP 9145491 U JP9145491 U JP 9145491U JP 9145491 U JP9145491 U JP 9145491U JP 2550154 Y2 JP2550154 Y2 JP 2550154Y2
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JP
Japan
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mounting plate
concrete
side panel
groove
plate
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JP9145491U
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JPH0532429U (ja
Inventor
俊明 吉田
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伸光企業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は河川の仕切堰やダム等を
構築する際に使用されるコンクリート施工用型枠の補助
パネル支持部材に関するもので、詳しくは、不定形に傾
斜した土面に隣接してコンクリート型枠を組設する際
に、コンクリート打込み空間の側面側を閉鎖する側面パ
ネル(妻枠)を前面側のコンクリート型枠に連結保持す
るために用いる支持部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、河川にダムや仕切堰を構築する
為にコンクリート型枠(一般には金属で作られたメタル
フォームが広く使用されている)を組設する際、河川等
の対岸土面は不定形に傾斜しているので、傾斜土面とこ
の前面に組設されるメタルフォームとの間に形成される
コンクリート打込み空間は一定ではない。従ってコンク
リート打ち込み空間の側面部分を閉鎖する側面パネル
(妻枠)は規格寸法のものを使用することが出来ず、施
工の都度、コンクリート打込み空間の側面形態に合わせ
て厚板を切断して作られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようにして作られ
た側面パネルは前面側に組成されたメタルフォームに対
してジョイントボルト等の連結具を介して連結保持して
いるが、側面パネルに多数のボルト挿入穴を穿設して、
これに足場の悪い現場でジョイントボルトを嵌合して締
付る作業が大変面倒で人手と時間を必要とし、コストが
高くつくという等の問題があった。
【0004】そこで本考案は、側面パネルを隣接するメ
タルフォームに対して簡単にしかも確実堅固に連結保持
させることの出来ると共に側面パネル並びに隣接するメ
タルフォームの補強をかねた側面パネル支持部材を簡単
な構造で提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る側面パネル支持部材にあっては、金属
等の硬質材料で一体的に形成された長尺材から成り、そ
して断面形状がコンクリート型枠(5)の側板(6)に隣接し
て配置される水平な取付板(1)と、この取付板(1)の一端
縁で上向きの開口部をもつ溝部(2a)を形成する溝部形成
枠(2)とによって構成され、該溝部(2a)の開口上端面が
前記取付板(1)の表面から取り付けられる側面パネル(4)
の厚み分だけ下がった位置に形成され、前記溝部(2a)に
釘打ち可能な素材で作られた板材(3)が嵌入保持されて
おり、更に前記取付板(1)は前記コンクリート型枠(5)の
側板(6)と略同じ厚みに形成され、且つ該取付板(1)には
コンクリート型枠(5)の側板(6)に形成されたクリップ挿
入穴(7)と同形同大でかつ同間隔を隔ててクリップ挿入
穴(8)が形成されている構造としたものである。
【0006】
【作用】上記のごとく構成された支持部材(A)は、図3
及び図4に示すように、これの取付板(1)をコンクリー
ト型枠(5)の側板(6)に隣接させて両者のクリップ挿入穴
(7),(8)にメタルフォーム相互間を連結するために通常
用いられているクリップ(9)を挿入してコンクリート型
枠(5)に連結固定する。そして、コンクリート打込み空
間(S)の側面形態に合わせて切断された側面パネル(4)を
溝部(2a)の開口部上面に当てつけ、溝部(2a)に埋め込ん
だ板材(3)に対して釘(10)を打ち込んで固定すればよ
い。これにより簡単に側面パネル(4)を組み込むことが
できる。この場合、溝部(2a)の開口上端面が前記取付板
(1)の表面から側面パネル(4)の厚み分だけ下がった位置
に形成されているから、側面パネル(4)のコンクリート
受面を取付板(1)の表面と同一の面上に位置させて組み
込む事ができ、これによりコンクリート打設後における
側壁面を取付板(1)の表面と一致させることが出来て正
確なコンクリート施工面を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下図面について本考案の実施例を説明す
る。
【0008】図1並びに図4は本考案に係る側面パネル
支持部材の一実施例を示すものであって、この支持部材
(A)は、金属等の硬質材料で、例えばアルミの引き抜き
型材とか鉄帯材の溶接等により一体的に形成された長尺
材から成り、その断面形状が第図4にみられるように、
コンクリート型枠(5)の側板(6)に隣接して配置される水
平な取付板(1)と、この取付板(1)の長さ方向に沿った一
縁で上向きの開口部をもつ断面コの字状の溝部(2a)を形
成する溝部形成枠(2)とによって構成されている。該溝
部(2a)の開口上端面は前記取付板(1)の表面から取り付
けられる側面パネル(4)の厚み分だけ下がった位置に形
成されている。更に、前記溝部(2a)には釘打ち可能な角
木材からなる板材(3)が溝部上面からはみ出ないように
固く嵌入保持されている。この板材は低発泡樹脂や合
板、合成木材等で合っても良い。該溝部(2a)に嵌入保持
された板材(3)は溝部(2a)にかち込み保持させたり、接
着剤で接着保持させたりする手段によって固定しても良
いが、図4に示すように釘(11)によって溝部(2a)に固定
しておくのが最も容易で確実である。その為に予め溝部
形成枠(2)の側面又は底面に釘打ち込み用の穴(12)を形
成しておくのがよい。
【0009】又、前記取付板(1)は前記コンクリート型
枠(5)の側板(6)と略同じ厚みで形成されており、且つ該
取付板(1)にはコンクリート型枠の側板(6)に形成された
クリップ挿入穴(7)…と同形、同大、同間隔でクリップ
挿入穴(8)…を形成している。ここでいうコンクリート型
枠(5)は一般に広く使用されているメタルフォームを含
めた全ての型枠を包括指称するものである。
【0010】上記のごとく構成された支持部材(A)は、
図3のように、コンクリート打ち込み空間(S)の前面側
に組み付けられたコンクリート型枠(5)と側面側に配設
された側面パネル(4)とを連結固定するのに使用され
る。使用に当たって、図4に拡大して示すように、支持
部材(A)の取付板(1)をコンクリート型枠(5)の側板(6)に
隣接させて両者のクリップ挿入穴(7),(8)にクリップ(9)
を挿入して連結固定する。この時、支持部材(A)の取付
板(1)の厚みがコンクリート型枠の側板(6)と略同じ厚み
で形成されているから、コンクリート型枠同士を連結す
るのに通常使用されているクリップ(9)をそのまま利用
することが出来る。コンクリート打込み空間(S)の側面
形態に合わせて切断された側面パネル(4)を溝部(2a)の
開口部上面に当てつけ、溝部(2a)に埋め込んだ板材(3)
に対して釘(10)を打ち込んで固定すればよい。これによ
り簡単に側面パネル(4)を前面側のコンクリート型枠(5)
に連結することができる。尚、側面パネル(4)は図3に
示すように、その外側面に縦バタ材(13)並びに横バタ材
(14)が組み付けられて立設姿勢が保持される。
【0011】以上本考案の代表的な実施例について説明
したが、本考案は必ずしも上記の実施例構造のみに限定
されるものでなく、本考案の構成要件を備え、且つ効果
を有する範囲内で適宜変更して実施出来ることは勿論で
ある。
【0012】
【考案の効果】本考案の支持部材は、上記のごとく構成
されたものであるから、支持部材の取付板をコンクリー
ト型枠の側板にクリップにより両者を連結固定させて、
所要の寸法形状に切断した側面パネルを溝部上面に当て
つけて該溝部に埋め込んだ板材に釘打ち固定することの
より、簡単に側面パネルを前面側のコンクリート型枠に
連結組成することができ、これにより作業能率を大巾に
アップすることができる。又、支持部材自体は側面パネ
ルとコンクリート型枠の連結部分の補強枠として役立ち
この部分の強度を高めて堅固に連結することが出来る。
更に、溝部の開口上端面が前記取付板の表面から側面パ
ネルの厚み分だけ下がった位置に形成されているから、
側面パネルのコンクリート受面を取付板の表面と同一の
面上に位置させて組み込む事ができ、これによりコンク
リート打設後における側壁面を取付板の表面と一致させ
ることが出来て設計通りの正確なコンクリート施工面を
得ることができると共に、支持部材の取付板の厚みがコ
ンクリート型枠の側板と略同じ厚みで形成されているか
ら、コンクリート型枠同士を連結するのに通常使用され
ているクリップをそのまま転用することが出来て便利で
ある等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る側面パネル支持部材の分解斜視図
である。
【図2】本考案に係る側面パネル支持部材の断面図であ
る。
【図3】上記支持部材の使用状態を示す断面図である。
【図4】図3における要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
(1) 取付板 (2a) 溝部 (2) 溝部形成枠 (3) 板材 (4) 側面パネル (5) コンクリート型枠 (6) コンクリート型枠の側板 (7),(8) クリップ挿入穴 (9) クリップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属等の硬質材料で一体的に形成された
    長尺材から成り、そして断面形状がコンクリート型枠
    (5)の側板(6)に隣接して配置される水平な取付板(1)
    と、この取付板(1)の一端縁で上向きの開口部をもつ溝
    部(2a)を形成する溝部形成枠(2)とによって構成され、
    該溝部(2a)の開口上端面が前記取付板(1)の表面から取
    り付けられる側面パネル(4)の厚み分だけ下がった位置
    に形成され、前記溝部(2a)に釘打ち可能な素材で作られ
    た板材(3)が嵌入保持されており、更に前記取付板(1)は
    前記コンクリート型枠(5)の側板(6)と略同じ厚みに形成
    され、且つ該取付板(1)にはコンクリート型枠(5)の側板
    (6)に形成されたクリップ挿入穴(7)と同形同大でかつ同
    間隔を隔ててクリップ挿入穴(8)が形成されているコン
    クリート施工用側面パネル支持部材。
JP9145491U 1991-10-11 1991-10-11 コンクリート施工用側面パネル支持部材 Expired - Lifetime JP2550154Y2 (ja)

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JPH0532429U JPH0532429U (ja) 1993-04-27
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