JP2550137Y2 - 熱風乾燥用噴霧ノズル - Google Patents

熱風乾燥用噴霧ノズル

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JP2550137Y2
JP2550137Y2 JP4375791U JP4375791U JP2550137Y2 JP 2550137 Y2 JP2550137 Y2 JP 2550137Y2 JP 4375791 U JP4375791 U JP 4375791U JP 4375791 U JP4375791 U JP 4375791U JP 2550137 Y2 JP2550137 Y2 JP 2550137Y2
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JP
Japan
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hot air
spray
spray nozzle
nozzle
peripheral wall
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JP4375791U
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JPH0567345U (ja
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徳一 安達
勝 赤木
敏幸 若原
順一 北島
正昭 荒井
俊朗 安部
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Meiji Co Ltd
Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Co Ltd
Meiji Dairies Corp
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Publication date
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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、粉乳その他の粉末飲
料や、粉末洗剤、粉末薬剤等の、乾燥に使用される噴霧
ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような粉体の製造において
は、熱風ドライヤーが一般に使用されている。この熱風
ドライヤーは、通常、熱風が流通するチャンバー内の上
部に、図3に示したような噴霧ノズルを、複数個、下方
に向けて設置して構成されている。図3において、1が
噴霧用オリフィス、2がコアで、ハウジング3に連結さ
れる筒状のノズルキャップ4で支持されている。噴霧用
オリフィス1から噴霧された液体の噴霧流5は熱風流6
を受けて、乾燥された粉体が得られるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のような噴霧ノズ
ルを用いて、例えば、粉乳の乾燥を行うと、噴霧用オリ
フィス1の下面や、ノズルキャップ4の下面に、焦げた
粉乳、即ち焦粉7が、図示したように、大量に付着し、
この焦粉7が製品中に混入し、品質を低下させる問題が
あった。
【0004】この考案は、この様な問題点に鑑みて成さ
れたもので、焦粉の発生を少なくできる熱風乾燥用噴霧
ノズルを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】前記の目的を解決するこの
考案の熱風乾燥用噴霧ノズルは、噴霧用オリフィスを支
持する筒状のノズルキャップの下部外周壁が、下端側に
向かって細径としたテーパー壁としてあり、該テーパー
壁とノズルキャップの上部外周壁のなす角度が、150
〜180度としてあることを特徴としている。
【0006】前記角度が150度未満では、この考案の
効果がえられないためであり、180度を超えると、熱
風流による乾燥効果が害されるためである。
【0007】前記ノズルキャップの、噴霧用オリフィス
を支持する内側開口部は、通常テーパー孔とされるが、
この内側開口部に噴霧用オリフィスに掛止する環状突条
を設けるのが望ましい。
【0008】
【作用】この考案の熱風乾燥用噴霧ノズルによれば、噴
霧用オリフィスの下面や、ノズルキャップの下面に付着
する焦粉を極めて少くすることができ、焦粉の混入によ
る製品の品質低下を回避することができる。
【0009】即ち、従来の熱風乾燥用噴霧ノズルにおい
ては、噴霧ノズルから液体を噴霧すると、噴霧流5が熱
風流6よりも速いため熱風が巻き込まれ、噴霧用オリフ
ィス1の出口近傍に熱風の循環流8を形成させていた。
このため、循環流8中に含まれた未乾燥の液滴が、噴霧
用オリフィス1の下面に付着し、これが蓄積して焦粉7
の堆積となり、製品への落下、混入に至っていたもので
ある。
【0010】しかるに、この考案の熱風乾燥用噴霧ノズ
ルによれば、噴霧用オリフィスの出口近傍に熱風の循環
流が生じなくなり、焦粉の生成を少くすることができ
る。
【0011】
【実施例】図1は、実施例の熱風乾燥用噴霧ノズルを表
したもので、1が噴霧用オリフィス、2がコアであり、
チャンバー(図示していない)内上部に設置されたハウ
ジング3に取り付けられるノズルキャップ4の内側に支
持されている。前記ノズルキャップ4は、従来と同様に
筒状のもので、外周壁は、上部外周壁4aが垂直壁とな
っているのに対して、下部外周壁4bが、下端側に向か
って細径としたテーパー壁とされているもので、実施例
の場合、テーパー状の下部外周壁4bと上部外周壁4a
のなす角度aを156度とした。
【0012】上記実施例の噴霧ノズルと、図3に示した
従来の噴霧ノズル(下部外周壁と上部外周壁のなす角
度、135度)を用いて、ミルク液の噴霧乾燥を行い、
焦粉の生成状況について比較した。噴霧流5は温度を約
70℃とし、流速を40〜60m/sとした。熱風流6
は温度を約250℃とし、流速を25m/sとした。比
較は、目開き1080ミクロンのふるいを通過しなかっ
た粉1000グラムを溶解して、紙フィルターで濾過
し、紙フィルター上に残った焦粉の数を測定して行っ
た。10回に亘って行った結果は、表1のとうりであっ
た。
【0013】
【表1】 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 従来品 137 104 102 109 98 85 実施例 7 0 8 3 2 1 7回目 8回目 9回目 10回目 合計 平均値 従来品 129 84 97 95 1040 104 実施例 4 4 2 9 40 4
【0014】上記の測定結果のとうり、実施例の噴霧ノ
ズルによって、焦粉の付着を極めて僅かにすることがで
きた。従来品の噴霧ノズルの場合、熱風流6は、噴霧用
オリフィス1の出口近傍において、図3中の6aのよう
に流れ、熱風の巻き込みによる循環流8が生じていたも
のであったが、実施例の噴霧ノズルでは、熱風流6は図
1中に示した、6aのようにすることができ、未乾燥の
液滴を巻き込む循環流を少なくできるためである。
【0015】テーパー状とした下部外周壁4bが上部外
周壁4aとなす角度は、150度〜180度の範囲で可
能である。150度未満では、表1の結果から、循環流
を生じなくできる効果がほとんど無くなることが予測で
きるためである。また、180度を超えると、熱風流6
が噴霧流5に十分作用しなくなり、乾燥効率を低下させ
るためである。
【0016】ノズルキャップ4は、図1の実施例では、
噴霧用オリフィス1およびコア2が収容される内側開口
部9が、下端側に向かって、細径となるテーパー孔とし
てあり、かつ、噴霧用オリフィス1の縁部に掛止する環
状突条10が設けてある。
【0017】この内側開口部9の形状は、図2に示した
ように、環状突条10を設けること無く、テーパー孔の
みとしても、噴霧用オリフィス1およびコア2を支持す
ることが可能である。そして、この図2の実施例の噴霧
ノズルによっても前記実施例と同様に、焦粉の発生をほ
とんど無くすることができた。しかしながら、ノズルキ
ャップ4の下部外周壁4bが上部外周壁4aとなす角度
を大きな角度とする結果、ノズルキャップ4の下部の強
度が低下し、使用中に、噴霧用オリフィス1が内側開口
部9より抜けてしまう恐れがある。したがって、内側開
口部9には、図1の実施例のように、環状突条10を設
けるのが望ましい。
【0018】なお、図1および図2の下部には、噴霧ノ
ズルの使用中の表面温度を示してある。いずれの実施例
においても、噴霧用オリフィス1の出口近くの表面温度
が100℃以下であり、このことによっても焦粉の発生
が制限されていることが認められた。
【0019】
【考案の効果】以上に説明したとうり、この考案によれ
ば、噴霧ノズルの下端面に焦粉が付着、堆積するのを極
めて少くできるので、焦粉の脱落、製品への混入を避
け、製品の品質低下を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の一部を破切した正面図であ
る。
【図2】この考案のたの実施例の一部を破切した正面図
である。
【図3】従来の熱風乾燥用噴霧ノズルの一部を破切した
正面図である。
【符号の説明】
1 噴霧用オリフィス 2 コア 3 ハウジング 4 ノズルキャップ 4a 上部外周壁 4b 下部外周壁 5 噴霧流 6、6a 熱風流 7 焦粉 8 循環流 9 内側開口部 10 環状突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北島 順一 埼玉県春日部市南栄町1−5 明治乳業 株式会社 埼玉工場内 (72)考案者 荒井 正昭 埼玉県春日部市南栄町1−5 明治乳業 株式会社 埼玉工場内 (72)考案者 安部 俊朗 埼玉県春日部市南栄町1−5 明治乳業 株式会社 埼玉工場内

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風中に配置される噴霧ノズルにおい
    て、噴霧用オリフィスを支持する筒状のノズルキャップ
    の下部外周壁が、下端側に向かって細径としたテーパー
    壁としてあり、該テーパー壁とノズルキャップの上部外
    周壁のなす角度が、150〜180度としてあることを
    特徴とする熱風乾燥用噴霧ノズル
  2. 【請求項2】 ノズルキャップは、内側開口部に、噴霧
    用オリフィスに掛止する環状突条が設けてある請求項1
    記載の熱風乾燥用噴霧ノズル
JP4375791U 1991-05-15 1991-05-15 熱風乾燥用噴霧ノズル Expired - Lifetime JP2550137Y2 (ja)

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JP4375791U JP2550137Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 熱風乾燥用噴霧ノズル

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JP4375791U JP2550137Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 熱風乾燥用噴霧ノズル

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Publication Number Publication Date
JPH0567345U JPH0567345U (ja) 1993-09-07
JP2550137Y2 true JP2550137Y2 (ja) 1997-10-08

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ID=12672637

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69832956T2 (de) * 1997-08-15 2006-08-17 Fujikin Inc. Düse eines durchflussreglers mit einer druckregelung und deren herstellungsverfahren

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Publication number Publication date
JPH0567345U (ja) 1993-09-07

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