JP2537442Y2 - 噴霧装置用ノズル - Google Patents
噴霧装置用ノズルInfo
- Publication number
- JP2537442Y2 JP2537442Y2 JP5673591U JP5673591U JP2537442Y2 JP 2537442 Y2 JP2537442 Y2 JP 2537442Y2 JP 5673591 U JP5673591 U JP 5673591U JP 5673591 U JP5673591 U JP 5673591U JP 2537442 Y2 JP2537442 Y2 JP 2537442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supply pipe
- gas supply
- liquid
- nozzle
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、高湿度、かつ粉体が飛
散する中で使用した場合であっても表面への粉体の付着
を生じない、構造の簡単な噴霧装置用ノズルに関するも
のである。
散する中で使用した場合であっても表面への粉体の付着
を生じない、構造の簡単な噴霧装置用ノズルに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】粉体を造粒する場合、または溶液状試料
の噴霧乾燥を行う場合、造粒装置内または噴霧乾燥装置
内で水または溶液等の液体を空気などの気体によって霧
状にするための噴霧装置用ノズルが広く使用されている
が、従来の噴霧装置用ノズルは少なくとも気体供給管
路、気体噴出口、液体供給管路、および液体噴出口から
なる構造が一般的である。
の噴霧乾燥を行う場合、造粒装置内または噴霧乾燥装置
内で水または溶液等の液体を空気などの気体によって霧
状にするための噴霧装置用ノズルが広く使用されている
が、従来の噴霧装置用ノズルは少なくとも気体供給管
路、気体噴出口、液体供給管路、および液体噴出口から
なる構造が一般的である。
【０００３】一方、噴霧装置用ノズルが配設される造粒
装置内または噴霧乾燥装置内は粉体が高い濃度で飛散し
ており、湿度も高い。上記造粒装置等に配設する噴霧装
置用ノズルにおいて気体供給管路を通過する空気等の気
体、または液体供給管路を通過する水等の液体は、上記
造粒装置等の内部温度よりも低い温度であることが多
く、その場合は気体供給管路または液体供給管路の表面
の温度が上記造粒装置等の内部温度よりも低くなる。
装置内または噴霧乾燥装置内は粉体が高い濃度で飛散し
ており、湿度も高い。上記造粒装置等に配設する噴霧装
置用ノズルにおいて気体供給管路を通過する空気等の気
体、または液体供給管路を通過する水等の液体は、上記
造粒装置等の内部温度よりも低い温度であることが多
く、その場合は気体供給管路または液体供給管路の表面
の温度が上記造粒装置等の内部温度よりも低くなる。
【０００４】従来の噴霧装置用ノズルには上記の温度差
に対する対策が施されていないため、気体供給管路また
は液体供給管路の表面に結露を生じ、その結果装置内で
巻き返し飛散している粉体が表面に付着する現象が多発
した。また付着した粉体はある程度の厚さになるとフレ
ーク状に脱落し、顆粒状または粉末状の製品に混入し、
トラブルが多発する原因となった。
に対する対策が施されていないため、気体供給管路また
は液体供給管路の表面に結露を生じ、その結果装置内で
巻き返し飛散している粉体が表面に付着する現象が多発
した。また付着した粉体はある程度の厚さになるとフレ
ーク状に脱落し、顆粒状または粉末状の製品に混入し、
トラブルが多発する原因となった。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
技術および問題点に鑑みて湿度が高く、粉体が飛散する
中で使用しても噴霧装置用ノズルの表面に結露、粉体の
付着を生じない、構造の簡単な噴霧装置用ノズルを提供
することを課題とする。
技術および問題点に鑑みて湿度が高く、粉体が飛散する
中で使用しても噴霧装置用ノズルの表面に結露、粉体の
付着を生じない、構造の簡単な噴霧装置用ノズルを提供
することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本考案の装置を説明するが、本考案の
要素には、後述の実施例の要素との対比を容易にするた
め、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記し
ている。本考案を後述の実施例の符号と対応させて説明
する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本
出願の考案の範囲を実施例に限定するためではない。
るために案出した本考案の装置を説明するが、本考案の
要素には、後述の実施例の要素との対比を容易にするた
め、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記し
ている。本考案を後述の実施例の符号と対応させて説明
する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本
出願の考案の範囲を実施例に限定するためではない。
【０００７】前記課題を解決するために本考案は、少な
くとも気体供給管路（１）、気体噴出口（２）、液体供
給管路（３）、および液体噴出口（４）からなる噴霧装
置用ノズルにおいて、上記気体供給管路（１）と液体供
給管路（３）とを液体供給管路（３）を中心部とした二
重管構造の管路とし、上記気体供給管路（１）の外周の
一部又は全部が、気体供給管路（１）の外周と外套管と
の間に封鎖された空気層を形成する間隔を設けた末端が
閉鎖された外套管により覆われていることを特徴とする
噴霧装置用ノズル、である。
くとも気体供給管路（１）、気体噴出口（２）、液体供
給管路（３）、および液体噴出口（４）からなる噴霧装
置用ノズルにおいて、上記気体供給管路（１）と液体供
給管路（３）とを液体供給管路（３）を中心部とした二
重管構造の管路とし、上記気体供給管路（１）の外周の
一部又は全部が、気体供給管路（１）の外周と外套管と
の間に封鎖された空気層を形成する間隔を設けた末端が
閉鎖された外套管により覆われていることを特徴とする
噴霧装置用ノズル、である。
【０００８】本考案において、気体供給管路（１）およ
び液体供給管路（３）は、気体供給管路（１）と液体供
給管路（３）とを液体供給管路（３）を中心部とした二
重管構造の管路とすることができる。液体供給管路
（３）の途中または液体噴出口（４）に近い箇所に液体
の流れを停止せしめる弁を設けてもよい。上記の気体供
給管路（１）を、末端の閉鎖された外套管（５）で、気
体供給管路（１）の外周と外套管（５）との間に封鎖さ
れた空気層（６）を形成する間隔を設けて覆う。これに
よって気体供給管路（１）と外套管（５）との間に封鎖
された空気層（６）が形成され、この空気層（６）の断
熱効果によって外套管の表面温度は造粒装置等の内部温
度とほぼ同等となり、きわめて簡単な構造でありながら
確実に表面における結露を防止し、結露に起因する粉末
の付着、脱落がなくなり、従来装置で頻発していたトラ
ブルを完全に防止することができた。
び液体供給管路（３）は、気体供給管路（１）と液体供
給管路（３）とを液体供給管路（３）を中心部とした二
重管構造の管路とすることができる。液体供給管路
（３）の途中または液体噴出口（４）に近い箇所に液体
の流れを停止せしめる弁を設けてもよい。上記の気体供
給管路（１）を、末端の閉鎖された外套管（５）で、気
体供給管路（１）の外周と外套管（５）との間に封鎖さ
れた空気層（６）を形成する間隔を設けて覆う。これに
よって気体供給管路（１）と外套管（５）との間に封鎖
された空気層（６）が形成され、この空気層（６）の断
熱効果によって外套管の表面温度は造粒装置等の内部温
度とほぼ同等となり、きわめて簡単な構造でありながら
確実に表面における結露を防止し、結露に起因する粉末
の付着、脱落がなくなり、従来装置で頻発していたトラ
ブルを完全に防止することができた。
【０００９】
【実施例】実施例 図１に示す装置を試作した。図１は本考案の装置の噴霧
ノズルの一例を示す縦断面図である。液体供給管路
（３）および気体供給管路（１）は、液体供給管路
（３）を中心部とする二重管構造の管路とした。上記二
重管構造管路の外周を末端の閉鎖された外套管（５）に
より、二重管構造管路の外周と外套管（５）との間に封
鎖された空気層（６）を形成する間隔をもって覆って三
重管とした。気体噴出口（２）および液体噴出口（４）
は、液体が中心部に供給され液体の外周から気体が中心
方向へ噴出する、通常の構造のノズルとした。
ノズルの一例を示す縦断面図である。液体供給管路
（３）および気体供給管路（１）は、液体供給管路
（３）を中心部とする二重管構造の管路とした。上記二
重管構造管路の外周を末端の閉鎖された外套管（５）に
より、二重管構造管路の外周と外套管（５）との間に封
鎖された空気層（６）を形成する間隔をもって覆って三
重管とした。気体噴出口（２）および液体噴出口（４）
は、液体が中心部に供給され液体の外周から気体が中心
方向へ噴出する、通常の構造のノズルとした。
【００１０】回分流動層式粉乳造粒機に上記の噴霧装置
を装着して水を噴霧し、粉乳を流動させ、粉乳の造粒を
行った。「粉乳仕込み」、「造粒（粉乳流動層の形成お
よび噴霧装置からの水の噴霧）」、「予備乾燥」、「半
製品（予備乾燥品）の排出」の４工程のサイクルを繰り
返して、４日間（96時間）の連続バッチ運転を行った
が、巻き返しの原料粉乳粉末の外套管への付着はほとん
ど認められなかった。
を装着して水を噴霧し、粉乳を流動させ、粉乳の造粒を
行った。「粉乳仕込み」、「造粒（粉乳流動層の形成お
よび噴霧装置からの水の噴霧）」、「予備乾燥」、「半
製品（予備乾燥品）の排出」の４工程のサイクルを繰り
返して、４日間（96時間）の連続バッチ運転を行った
が、巻き返しの原料粉乳粉末の外套管への付着はほとん
ど認められなかった。
【００１１】
【考案の効果】本考案によって奏せられる効果は次のと
おりである。 (1) 液体供給管路および気体供給管路の管路表面に結
露、粉末の付着を生じない噴霧装置用ノズルである。 (2) 構造が簡単で、メンテナンスが容易である。
おりである。 (1) 液体供給管路および気体供給管路の管路表面に結
露、粉末の付着を生じない噴霧装置用ノズルである。 (2) 構造が簡単で、メンテナンスが容易である。
【図１】本考案の噴霧装置の一実施態様である実施例の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線における横断面図である。
１ 気体供給管路 ２ 気体噴出口 ３ 液体供給管路 ４ 液体噴出口 ５ 外套管 ６ 断熱層
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも気体供給管路、気体噴出口、
液体供給管路、および液体噴出口からなる噴霧装置用ノ
ズルにおいて、上記気体供給管路と液体供給管路とを液
体供給管路を中心部とした二重管構造の管路とし、上記
気体供給管路の外周の一部又は全部が、気体供給管路の
外周と外套管との間に封鎖された空気層を形成する間隔
を設けた末端が閉鎖された外套管により覆われているこ
とを特徴とする噴霧装置用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5673591U JP2537442Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 噴霧装置用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5673591U JP2537442Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 噴霧装置用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576547U JPH0576547U (ja) | 1993-10-19 |
| JP2537442Y2 true JP2537442Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13035775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5673591U Expired - Lifetime JP2537442Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 噴霧装置用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2537442Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP5673591U patent/JP2537442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0576547U (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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