JP3155028B2 - 噴霧乾燥造粒装置 - Google Patents

噴霧乾燥造粒装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、造粒装置を1つの槽
内に内蔵する噴霧乾燥造粒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、噴霧乾燥造粒装置の噴霧ノズルに
はオリフィスの手前にコア、ホワールチャンバーなどと
称する強い旋回流を付加する部分を設け、噴霧液滴の粒
度を細かくするとともに熱風との接触がよくなるように
空円錐型の噴霧パターンを与える図8に示すような加圧
旋回ノズル3が使用されており、例えば図6に示すよう
な加圧旋回ノズルを使用した装置や、図7に示すような
加圧旋回ノズルに加え、流動造粒部にバインダー噴霧ノ
ズルを設けた装置(特願昭62−20480号)も使用
されているが、狭い噴霧角度と適度な粒度分布を与える
ような噴霧ノズルは使用されていない。
【0003】ところで、通常、スプレードライヤー装置
においては、その運転立上り時に、過熱による製品の焦
げつき、後工程の熱的保護のため、噴霧乾燥室内の温度
を安定させる必要がある。その目的のため、同一の加圧
旋回ノズルにより、水の噴霧を行っている。このような
水噴霧を行う場合、水噴霧量は原液中の水分に相当する
量とする必要がある。原液の水分量は一般に30〜80
重量%であり、従って水の噴霧量は同様に原液の所定噴
霧量の30〜80%となり、加圧旋回ノズルの特性上か
ら圧力は液の粘度等にもよるがほぼ10〜70%に低下
する。このため、加圧旋回ノズルの特性上、水滴は大粒
子となり乾燥し難くなるため、未乾燥のまま乾燥室内に
付着し、壁面が濡れることとなる。このとき、引続いて
原液を噴霧した場合には、乾燥した粉体がその部分に付
着し、固化してしまうこととなる。
【0004】そこで、従来においては、図10および図
11に示すような工夫がなされている。図10は複数の
加圧旋回ノズルを設置した場合の例であり、噴霧乾燥室
内の上部に複数の加圧旋回ノズル25を設け、水噴霧を
行う場合、加圧旋回ノズル25の本数を制御することに
よって低圧力噴霧を回避しているものである。一方、図
11は水噴霧用ノズル26を原液ノズル27とは別個に
設けた例を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の加圧旋
回ノズル3にあっては、噴霧角αは図8及び図9に示す
ように、通常は40°〜90°と広く、加圧旋回ノズル
3から噴霧されると噴霧円錐の内側12が負圧となり、
外気17が外周側16から内側12に向かって流れる。
この外気移動により微細な液滴は内側12に集まるが、
粗い液滴は外周側16に残る。微細な液滴は乾燥され易
いが、粗い液滴は乾燥されにくく噴霧パターンの外側に
残っており、図9に示すように、水分が高いまま噴霧乾
燥部1の下方部18に到達するので、下方部18に付着
・堆積し易い。そのため製品の歩留まりが低下し、ま
た、食品、医薬品、有機化合物などの熱に弱い物質の場
合には熱変質を起こし、品質が低下してしまう。逆に、
付着を避けるため粉体を十分に乾燥させると、粉体の水
分が低くすぎて造粒が促進されない。
【0006】また、オリフィスの手前に強い旋回流を付
加する部分のない従来型加圧ノズルの場合、噴霧角を狭
くすることはできるが、液滴が粗すぎるためにほとんど
乾燥されないまま流動造粒部に到達するので粉末化され
ず、流動層を形成することもできない等の問題がある。
図6は公知の噴霧乾燥造粒装置の一例の概要図である。
この装置の噴霧ノズルに加圧旋回ノズル3を使用した場
合、噴霧乾燥された粉体に適度な水分(3〜15重量%
程度)が残っていないと造粒が促進されない。しかし、
粉体に適度な水分を残そうとすると、ノズルの噴霧角が
広いために、ノズルから噴霧された粗い液滴は乾燥不十
分で装置の内壁面に付着してしまう。
【0007】装置の直胴部14の高さを高くすれば付着
は避けられるが、流動造粒層における造粒速度が小さく
なり、大きな流動層が必要となる。特に、アミノ酸を含
む物質等、造粒できる水分範囲が狭く、その水分範囲を
超えると付着しやすい物質の場合には、装置内付着を避
けながら、造粒速度を大きくさせるため運転条件を選定
することは困難である。図7は公知の噴霧乾燥造粒装置
の他の一例の概要図である。この装置は、上記のような
装置内付着の問題を解決するため、直胴部14の高さを
高くしたところ、粉体の水分量が低く、造粒速度が小さ
くなった。そのため、更に造粒用のバインダー噴霧用に
二流体ノズルを設けたものである。これにより装置内付
着をなくすことはできたが、装置が大きくなり設置スペ
ースが大となる。バインダー噴霧用に二流体ノズルを使
用するので大量の圧縮空気が必要となる。また、装置の
建設費が高くなるなどの問題がある。
【0008】また、図10に示すものにおいては、ノズ
ル間隔を広くとる必要があることと水を噴霧しないノズ
ルがあるため、液滴が均一に広がらず、温度のバラツキ
が生じる。また、水を噴霧しないノズルに詰まりが生じ
るという問題がある。さらに図11に示すものにおいて
は、水による原液噴霧ノズルの冷却と洗浄ができないた
め、原液噴霧ノズルで原液の詰まりが生じるという問題
がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、上
記従来技術の問題に鑑みて種々検討を行ったところ、噴
霧乾燥部に特殊な構造の加圧二流体ノズルを使用するこ
とによって問題を解決できることを見出し本発明に到達
した。即ち、本発明によれば、槽内上部に原液供給噴霧
ノズルより噴霧する原液を熱風乾燥する噴霧乾燥部を設
けるとともに、槽内下部に流動造粒部を設けた噴霧乾燥
造粒装置において、原液供給噴霧ノズルとして、加圧旋
回ノズルの周囲に高速ガス吹出し用筒状体を備えた加圧
二流体ノズルを使用したことを特徴とする噴霧乾燥造粒
装置、が提供される。なお、本発明においては、加圧二
流体ノズルの周辺に微粉を供給することが好ましい。
【0010】
【作用】図1は本発明の噴霧乾燥造粒装置の概要図であ
り、図2は本発明の装置に使用する加圧二流体ノズルの
断面概要図である。本発明は、1つの槽内の上部に噴霧
乾燥部1を設け、下部に流動造粒部2を設けた噴霧乾燥
造粒装置において、噴霧乾燥用の原液噴霧ノズルに、加
圧旋回ノズル3の周囲に高速ガス吹出し用筒状体4を備
えた加圧二流体ノズル5を使用したことに特徴がある。
【0011】本発明で用いる加圧二流体ノズルは、加圧
旋回ノズルを改良したものであり、基本的には加圧旋回
ノズルの性能を有する。加圧旋回ノズルに適用される噴
霧特性に関する実験式(数1、数2)は、次の通りであ
る。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】数1および数2より明らかなように、噴霧
圧力(液圧力)Pが決まれば、液滴径DDと液流量Wは
一義的に決まるが、液圧力Pが低下すると液流量Wはこ
れに比例して減少し、液滴径DD は液圧力Pに反比例し
て大となる。この大となった液滴径を高速ガス流によっ
て更に微粒化するのである。即ち、加圧二流体ノズルに
は2つの微粒化段階があり、先ず初期条件設定のため、
加圧旋回ノズルの液自身のもつ圧力で原液を一次微粒化
させる。このとき、上記数1および数2が適用される。
加圧二流体ノズルのオリフィスから液が円錐環状に噴射
される一次微粒化の状況は、図14に示す通りである。
【0015】次に、一次微粒化された液滴に対して、高
速ガス吹出し用筒状体の先端から吹出した高速ガスを集
中的に衝突させて二次微粒化させるのである。上記した
ような作用を奏する加圧二流体ノズルを使用することに
よって、大容量の原液でも1本のノズルで噴霧微粒化で
きる。また、原液の供給速度や濃度、粘度、種類などを
大幅に変化させる場合、従来型ノズルでは内部のオリフ
ィス、コアなどの部品を交換する必要があったが、加圧
二流体ノズルを使用すれば、高速気流の速度の調整によ
って液滴径を調整できるので、ノズル部品を交換する必
要がない。
【0016】加圧二流体ノズル5は、従来の加圧旋回ノ
ズルと比較して、噴霧角が狭く、液滴の粒度分布はブロ
ードなものとなる。液滴の粒度分布がブロードなノズル
を噴霧乾燥に使用した場合、細かい液滴は十分に乾燥さ
れた細かい粒子となり、一方、粗い液滴は表面が少し湿
った状態の水分率の高い粗い粒子となる。この細かい粒
子個数は粗い粒子よりも圧倒的に数が多い。従って、図
3に示すように両者の粒子が接触すると、表面が少し湿
った粗い粒子6を核にして、その表面に乾燥した細かい
粒子7がまぶされた状態で凝集し、造粒が促進される。
この造粒物は表面が乾燥した状態であるため、噴霧乾燥
部の槽内部へ未乾燥状態で付着することは避けられる。
【0017】更に、図1に示すように、加圧二流体ノズ
ルは噴霧角度αが狭いので、表面が湿った状態の粉体6
が直接、噴霧乾燥部の槽内壁を直撃することがなく流動
層内の粉体に到達するので、槽内部の金属表面に粉体が
未乾燥状態で付着することが避けられる。なお、噴霧乾
燥造粒装置における理想的な噴霧角度は5゜〜15゜で
ある。これに対して本発明の加圧二流体ノズルで得られ
る噴霧角度は8゜〜30゜であり、従来の加圧旋回ノズ
ルの噴霧角度40゜〜90゜に比べはるかに小さい。
【0018】また、図4のように、加圧二流体ノズル5
の周囲にサイクロン、バグフィルターなどで排気ガスか
ら回収された微粉や賦形剤、滑材などの添付剤の微粉8
を供給させると、液の噴霧パターンの内部は、陰圧のた
めに微粉8は噴霧パターン内部に引き込まれる。従っ
て、液滴と供給された微粉8とが接触して造粒しやすく
なる。このようにして得られた造粒体は、図5に示すよ
うに、粒子同士が密にくっついており、嵩密度が大き
く、粒子密度も大きいという特徴がある。一方、従来の
噴霧乾燥造粒装置による造粒体は、図12および図13
に示すように、粒子が点接触で凝集することが多く、ぶ
どうの房のような形状で、粒子間の隙間が多く、嵩密
度、粒子強度ともに小さい。また、加圧二流体ノズルを
採用することにより、立ち上げ、立ち下げ時の水運転に
おいて、液噴霧圧力が下がっても、加圧旋回ノズル外周
に高速気流を導入しているため、槽内への未乾燥粒子の
付着を防止できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1)図6は公知の噴霧乾燥造粒装置に加圧二流
体ノズルを装着した一実施例の概要図である。図6にお
いて、原液供給ライン9から供給された原液は本発明の
加圧二流体ノズル5によって噴霧されて噴霧乾燥部1に
入り、流動造粒部2で造粒され、乾燥、冷却されて製品
となる。一方、排気中の微粉は第1サイクロン10及び
第2サイクロン11で回収され円錐部13に戻される
が、後述の実施例3においては第1サイクロン10で回
収された微粉は加圧二流体ノズル5の周辺に供給できる
ようになっている。
【0020】上記のようなフローで表1に示す大きさの
装置を使用して試験を行った。加圧二流体ノズル5には
スプレーイングシステム社製SX型加圧旋回ノズルの外
周から高速気流を導入できる構造のものを使用した。液
噴霧ノズルオリフィスには、穴直径0.89mmφのもの
を使用した。造粒用原液は、デキストリン40重量%の
水溶液で液粘度100cpsのものを使用し、噴霧乾燥
用の熱風温度は200℃、流動層造粒用熱風温度は60
℃、全体の排気温度は75℃で運転した。その結果得ら
れた製品の平均粒子径と嵩密度を表1に示す。表1よ
り、流動造粒部2の面積が比較例と同じであっても、最
も大きい製品平均粒子径の得られることが分かる。
【0021】(実施例2)実施例1と同じ装置を使用
し、空気供給圧力を0.3kg/cm2とした以外は実施例1
と同じ条件で試験を行ったところ、得られた製品の平均
粒子径は210μmとなった。この実施例より、空気供
給圧力を大きくすれば製品の平均粒径を小さくできるこ
とが分かった。
【0022】(実施例3)実施例1と同じ装置を用い、
実施例1と同じ条件のうえに、図4で説明したように、
第1サイクロン10で回収された微粉を加圧二流体ノズ
ル5の周辺に供給する方式としたものであり、微粉を供
給しない場合に比べて平均粒子径が330μmと大き
く、嵩密度は0.54g/mlと大きな粒子がえられた。
【0023】(比較例1)原液噴霧ノズルに、スプレー
イングシステム社製のSXノズル、オリフィス径0.8
9mmφの加圧旋回ノズルを使用した以外は、実施例1と
同じ装置を使用し、同じ条件で試験を行った。その結果
を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】(比較例2)原液供給速度を87kg/Hr 、
原液噴霧圧力を42kg/cm2とした以外は総て比較例1と
同じ条件で試験を行ったところ、平均粒子径250μm
の製品が得られ、比較例1よりも平均粒子径は大となっ
たが、円錐部13に少量の未乾燥付着物が発生した。
【0026】(比較例3)オリフィス径を0.97mm
φ、原液噴霧圧力を36kg/cm2とした以外は総て比較例
1と同じ条件で試験を行ったところ、平均粒子径280
μmの製品が得られたが、円錐部13に大量の未乾燥付
着物が発生した。
【0027】(比較例4)図7は噴霧乾燥造粒装置の他
の比較例を示す概要図である。この装置を使用し、装置
内での付着物の発生をなくすため、直胴部の高さを30
00mmと高くしたが、粉体の水分率が低く、造粒速度が
小さいため、流動造粒部2に造粒用バインダー噴霧ノズ
ル15を設けた。バインダーには原液と同じデキストリ
ン40重量%の水溶液を使用し、バインダー液の噴霧用
には二流体ノズルを使用し、微粒化用の空気圧力は1kg
/cm2、空気消費量は300Nl/minであった。この装置で
バインダー供給速度を3.0kg/hとすると、平均粒子径
300μmの製品を得ることができた。逆に、バインダ
ー供給速度を0とすると、平均粒子径は60μmとな
り、ほとんど造粒されない球状製品が得られた。この方
式では、槽内に付着物が発生することなく、粒子径を調
整することが可能であるが、噴霧乾燥部1が大きくな
り、また、バインダー噴霧を要するなどの欠点があるこ
とが判明した。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の噴霧乾燥
造粒装置によれば、原液噴霧に特定構造の加圧二流体ノ
ズルを使用することによって、大容量でも1本のノズル
で噴霧微粒化できる。また、原液の供給速度や濃度、粘
度、種類などを大幅に変化させる場合、従来型ノズルで
は内部のオリフィス、コアなどの部品を交換する必要が
あったが、本発明の加圧二流体ノズルを使用すれば、高
速気流の速度の調整によって液滴径を調整できるので、
ノズル部品を交換する必要がない。
【0029】また、本発明の加圧二流体ノズルは、従来
の加圧旋回ノズルと比較して噴霧角が狭く、液滴の粒度
分布はブロードなもので、噴霧乾燥により乾燥された多
数の細かい粒子と少し湿った粗い粒子になり、粗い粒子
の表面に細かい乾燥粒子が凝集するので、装置内表面に
粒子が付着することがない。さらに、加圧二流体ノズル
を採用することにより、運転の立上げ、立下げ時の水運
転において、水を低圧力噴霧する場合であっても、加圧
旋回ノズル外周に高速気流を導入しているため、水滴が
微粒化されて完全に乾燥され、槽内への未乾燥粒子の付
着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噴霧乾燥造粒装置の概要図である。
【図2】本発明装置に使用する加圧二流体ノズルの断面
概要図である。
【図3】本発明装置を用いた場合における粒子の造粒状
態の説明図である。
【図4】本発明装置における微粉供給の説明図である。
【図5】本発明装置による造粒体の形状説明図である。
【図6】噴霧乾燥造粒装置の一例を示す概要図である。
【図7】噴霧乾燥造粒装置の他の例を示す概要図であ
る。
【図8】従来の加圧旋回ノズルの説明図である。
【図9】加圧旋回ノズルを装着した装置の説明図であ
る。
【図10】従来の複数の噴霧ノズルを設けた装置の概要
図である。
【図11】従来の水噴霧用ノズルを原液噴射ノズルと別
に設けた装置の概要図である。
【図12】従来装置による造粒体の形状説明図である。
【図13】従来装置による造粒体の形状説明図である。
【図14】加圧旋回ノズルから液が円錐環状に噴射され
る一次微粒化の状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 噴霧乾燥部 2 流動造粒部 3 加圧旋回ノズル 4 高速ガス吹出筒状体 5 加圧二流体ノズル 9 原液供給ライン 13 円錐部 14 直胴部 15 造粒用バインダー噴霧ノズル 21 噴霧乾燥用熱風 22 流動層造粒用熱風 23 粗大液滴の軌跡 24 微細液滴の軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川原 正明 神奈川県横浜市緑区池辺町3847 大川原 化工機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−281873(JP,A) 特開 平4−281872(JP,A) 特開 平3−56133(JP,A) 特開 平1−194901(JP,A) 特開 昭59−125742(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 2/04 B05B 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽内上部に原液供給噴霧ノズルより噴霧
    する原液を熱風乾燥する噴霧乾燥部を設けるとともに、
    槽内下部に流動造粒部を設けた噴霧乾燥造粒装置におい
    て、原液供給噴霧ノズルとして、加圧旋回ノズルの周囲
    に高速ガス吹出し用筒状体を備えた加圧二流体ノズルを
    使用したことを特徴とする噴霧乾燥造粒装置。
  2. 【請求項2】 加圧二流体ノズルの周辺に微粉を供給す
    ることを特徴とする請求項1記載の噴霧乾燥造粒装置。
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