JP2549921B2 - 放射線増感スクリーンの製造法 - Google Patents
放射線増感スクリーンの製造法Info
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Description
のである。
撮影等の医療用放射線撮影、物質の非破壊検査を目的と
する工業用放射線撮影などの種々の分野における放射線
撮影において、撮影系の感度を向上させるために、X線
写真フィルム等の放射線写真フィルムの片面あるいは両
面に密着させるように重ね合わせて使用するものであ
る。この放射線増感スクリーンは、基本構造として、支
持体と、その片面に形成された蛍光体層とからなるもの
である。なお、この蛍光体層の支持体とは反対側の表面
(支持体に面していない側の表面)には一般に、透明な
保護膜が設けられていて、蛍光体層を化学的な変質ある
いは物理的な衝撃から保護している。
合剤からなるものである。そしてこの蛍光体層の支持体
上への付設は、一般に以下に説明するような常圧下での
塗布方法を利用して行なわれている。すなわち、蛍光体
粒子および結合剤を適当な溶剤中で混合分散して塗布液
を調製し、この塗布液をドクターブレード、ロールコー
ター、ナイフコーターなどの塗布手段を用いて常圧下に
て放射線増感スクリーンの支持体上に直接塗布した後、
塗膜から溶媒を除去することによって、あるいはあらか
じめ塗布液をガラス板などの仮支持体の上に常圧下にて
塗布し、次いで塗膜から溶媒を除去して蛍光体含有樹脂
薄膜を形成させ、これを仮支持体から剥離して放射線増
感スクリーンの支持体上に接合することによって、蛍光
体層の支持体上への付設が行なわれている。
された時に高輝度の発光を示す性質を有するものであ
る。従って、被写体を通過した放射線の量に応じて蛍光
体は高輝度の発光を示し、放射線増感スクリーンの蛍光
体層の表面に接するようにして重ね合わされて置かれた
放射線写真フィルムは、この蛍光体の発光によっても感
光するため、比較的少ない放射線量で写真フィルムの充
分な感光を達成することができる。
については、感度が高いこと、および画質(鮮鋭度、粒
状性等)の良好な画像を与えるものであることが望まれ
る。
含有されている蛍光体の総発光量に依存し、この総発光
量は蛍光体自体の発光輝度によるのみならず、蛍光体層
における蛍光体の含有量によっても異なる。蛍光体の含
有量が多いことはまたX線等の放射線に対する吸収も大
であることを意味するから、一層高い感度が得られ、同
時に画質(特に、粒状性)が向上する。一方、蛍光体層
における蛍光体の含有量が一定である場合には、蛍光体
粒子が密に充填されているほどその層厚を薄くすること
ができるから、散乱による発光光の広がりを少なくする
ことができ、相対的に高い鮮鋭度を得ることができる。
つ放射線増感スクリーンの一つとして、蛍光体層を圧縮
処理することにより蛍光体層の空隙率を低下せしめた放
射線増感スクリーンおよびその製造法をすでに出願して
いる(特願昭57−149069号〔特開昭59−38699号公
報〕、特願昭57−149070号〔特開昭59−38700号公
報〕)。
することで、蛍光体層中の蛍光体の密度をそれまでの放
射線増感スクリーンよりも高くしたものであった。その
結果、この放射線増感スクリーンは優れた鮮鋭度を持つ
ものとなったが、その反面、圧縮処理により蛍光体が一
部破壊されるために感度および粒状性という面ではむし
ろ劣化してしまう場合があるという問題があった。
することなく低下させることのできる放射線増感スクリ
ーンの製造法を提供することを目的とするものである。
おいても、粒状性においても優れた放射線増感スクリー
ンを製造することができる放射線増感スクリーンの製造
法を提供することを目的とするものでもある。
設けられた結合剤と蛍光体とからなる蛍光体層によって
実質的に構成される放射線増感スクリーンの製造法であ
って、 a)結合剤と蛍光体とからなる蛍光体シートを形成する
工程、 b)前記蛍光体シートを支持体上に接着固定させること
なく積層する工程、 そして c)得られた積層体をカレンダーロールにかけて、前記
結合剤の軟化温度または融点以上の温度で積層体を加圧
することにより、蛍光体シートの圧縮と支持体への接着
を行なう工程、 からなることを特徴とする放射線増感スクリーンの製造
法によって達成することができる。
縮は結合剤の軟化温度または融点以上で、しかも支持体
上への設置と同時に行なう。このため、圧縮の際、蛍光
体層(蛍光体シート)の結合剤中に分散された蛍光体結
晶は、ある程度の自由度を持った状態で圧力を受け、ま
た、蛍光体層となる蛍光体シートは支持体に固定されて
いない状態で圧力を受ける。従って、蛍光体シートが固
定されていれば結晶を破壊してしまうような圧力でも、
蛍光体結晶を配向させるように働くと同時に、シートを
薄く延ばし広げるように働く。
となく蛍光体の充填率を向上させると同時に、蛍光体を
配向させ、しかも蛍光体層を薄く広げることができる。
を特徴とする放射線増感スクリーンの製造法。
である熱可塑性エラストマーであることを特徴とする放
射線増感スクリーンの製造法。
である熱可塑性エラストマーであることを特徴とする放
射線増感スクリーンの製造法。
である熱可塑性エラストマーであることを特徴とする放
射線増感スクリーンの製造法。
付与層および/または光反射層を付設しておくことを特
徴とする放射線増感スクリーンの製造法。
圧力で行なうことを特徴とする放射線増感スクリーンの
製造法。
下に詳細に述べる。
工程、 b)前記蛍光体シートを支持体上に接着固定させること
なく積層する工程、 そして c)得られた積層体をカレンダーロールにかけて、前記
結合剤の軟化温度または融点以上の温度で積層体を加圧
することにより、蛍光体シートの圧縮と支持体への接着
を行なう工程、 からなっている。
は、結合剤溶液中に蛍光体が均一に分散した塗布液を、
蛍光体シート形成用の仮支持体上に塗布し、乾燥したの
ち仮支持体からはがすことで製造することができる。
る。
光体の例としては、次のような蛍光体を挙げることがで
きる。
等)、テルビウム賦活希土類酸硫化物系蛍光体[Y2O2S:
Tb、Gd2O2S:Tb、La2O2S:Tb、(Y,Gd)2O2S:Tb、(Y,G
d)2O2S:Tb,Tm等]、テルビウム賦活希土類燐酸塩系蛍
光体(YPO4:Tb、GdPO4:Tb、LaPO4:Tb等)、テルビウム
賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、La
OBr:Tb,Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:Tb,Tm、GdOBr:Tb、GdOCl:
Tb等)、ツリウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光
体(LaOBr:Tm、LaOCl:Tm等)、硫酸バリウム系蛍光体
[BaSO4:Pb、BaSO4:Eu2+、(Ba,Sr)SO4:Eu2+等]、2
価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍光体
[Ba3(PO4)2:Eu2+、(Ba,Sr)3(PO4)2:Eu2+等]、
2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン
化物系蛍光体[BaFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+、BaFCl:Eu2+,T
b、BaFBr:Eu2+,Tb、BaF2・BaCl2・KCl:Eu2+、BaF2・BaC
l2・xBaSO4・KCl:Eu2+、(Ba,Mg)F2・BaCl2・KCl:Eu2+
等]、沃化物系蛍光体(CsI:Na、CsI:Tl、NaI、KI:Tl
等)、硫化物系蛍光体[ZnS:Ag、(Zn,Cd)S:Ag、(Zn,
Cd)S:Cu、(Zn,Cd)S:Cu、Al等]、燐酸ハフニウム系
蛍光体(HfP2O7:Cu等)。ただし、本発明に用いる蛍光
体は、これらのものに限られるものではなく、放射線の
照射により可視乃至近紫外領域の発光を示す蛍光体であ
ればいかなるものであってもよい。
これを充分に混合して結合剤溶液中に蛍光体が均一に分
散した塗布液を調製する。
動性を持つようになる熱可塑性エラストマーが好適に用
いられる。熱可塑性エラストマーの例としては、ポリス
チレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可
塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド
系熱可塑性エラストマー、ポリブタジエン系熱可塑性エ
ラストマー、エチレン酢酸ビニル系熱可塑性エラストマ
ー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天然ゴム
系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラス
トマー、ポリイソプレン系熱可塑性エラストマー、塩素
化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー、スチレン−ブ
タジエンゴム系熱可塑性エラストマー、シリコンゴム系
熱可塑性エラストマーなどを挙げることができる。
融点が30℃〜300℃であるものが一般的に用いられる
が、30℃〜200℃のものが好ましく、30℃〜150℃のもの
を用いるのがさらに好ましい。
ノール、n−プロパノール、n−ブタノールなどの低級
アルコール;メチレンクロライド、エチレンクロライド
などの塩素原子含有炭化水素;アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン;酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級
アルコールとのエステル;ジオキサン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルなどのエーテル;そして、それらの混合物を
挙げることができる。
する放射線増感スクリーンの特性、蛍光体の種類などに
よって異なるが、一般には結合剤と蛍光体との混合比
は、1:1乃至1:100(重量比)の範囲から選ばれ、そして
特に1:8乃至1:40(重量比)の範囲から選ぶのが好まし
い。
性を向上させるための分散剤、また、形成後の蛍光体層
中における結合剤と蛍光体との間の結合力を向上させる
ための可塑剤などの種々の添加剤が混合されていてもよ
い。そのような目的に用いられる分散剤の例としては、
フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界面活性
剤などを挙げることができる。そして可塑剤の例として
は、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェ
ニルなどの燐酸エステル;フタル酸ジエチル、フタル酸
ジメトキシエチルなどのフタル酸エステル;グリコール
酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチルフタリル
ブチルなどのグリコール酸エステル;そして、トリエチ
レングリコールとアジピン酸とのポリエステル、ジエチ
レングリコールとコハク酸とのポリエステルなどのポリ
エチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリエステル
などを挙げることができる。
する塗布液を、次に、シート形成用の仮支持体の表面に
均一に塗布することにより塗布液の塗膜を形成する。こ
の塗布操作は、通常の塗布手段、たとえば、ドクターブ
レード、ロールコーター、ナイフコーターなどを用いる
ことにより行なうことができる。
知の材料から任意に選ぶことができる。そのような材料
の例としては、セルロースアセテート、ポリエステル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミ
ド、トリアセテート、ポリカーボネートなどのプラスチ
ック物質のフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合
金箔などの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジン
コート紙、二酸化チタンなどの顔料を含有するピグメン
ト紙、ポリビニルアルコールなどをサイジングした紙、
アルミナ、ジルコニア、マグネシア、チタニアなどのセ
ラミックスの板あるいはシートなどを挙げることができ
る。
のち、仮支持体からはがして放射線増感スクリーンの蛍
光体層となる蛍光体シートとする。従って、仮支持体の
表面には予め離型剤を塗布しておき、形成された蛍光体
シートが仮支持体からはがし易くなるようにしておくこ
とが好ましい。
工程b)について述べる。
放射線増感スクリーンの支持体を用意する。この支持体
は、蛍光体シートを形成する際に用いる仮支持体と同様
の材料から任意に選ぶことができる。
体層の結合を強化するため、あるいは放射線増感スクリ
ーンとしての感度もしくは画質(鮮鋭度、粒状性)を向
上させるために、蛍光体層が設けられる側の支持体表面
にゼラチンなどの高分子物質を塗布して接着性付与層と
したり、あるいは二酸化チタンなどの光反射性物質から
なる光反射層、もしくはカーボンブラックなどの光吸収
性物質からなる光吸収層などを設けることが知られてい
る。本発明において用いられる支持体についても、これ
らの各種の層を設けることができ、それらの構成は所望
の放射線増感スクリーンの目的、用途などに応じて任意
に選択することができる。
支持体の蛍光体層側の表面(支持体の蛍光体層側の表面
に接着性付与層、光反射層あるいは光吸収層などが設け
られている場合には、その表面を意味する)には微小の
凹凸が形成されていてもよい。
持体状に接着固定させることなく積層する工程[工程
b)]にかけ、次に、得られた積層体をカレンダーロー
ルにかけて、前記結合剤の軟化温度または融点以上の温
度で積層体を加圧することにより、蛍光体シートの圧縮
と支持体への接着を行なう工程[工程c)]を行なう。
カレンダーロールによる加圧処理(圧縮接着処理)は、
上記の積層体を、結合剤の軟化温度または融点以上に加
熱したローラーの間を一定の速度で通過させることによ
り行なわれる。
である。
隙率は、次の(I)式により理論的に求めることができ
る。
ら、(I)式は近似的に次の(II)式で表わすことがで
きる。
定義は(I)式と同じである) 本発明において、蛍光体層の空隙率は(II)式により
計算して求めた。
ことができる。
定義は(I)式と同じである) 通常の放射線増感スクリーンにおいては、前述のよう
に支持体に接する側とは反対側の蛍光体層の表面に、蛍
光体層を物理的および化学的に保護するための透明な保
護膜が設けられている。このような透明保護膜は、本発
明による放射線増感スクリーンについても設置すること
が好ましい。
ルロースなどのセルロース誘導体;あるいはポリメチル
メタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリビニルホ
ルマール、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビ
ニル・酢酸ビニルコポリマーなどの合成高分子物質のよ
うな透明な高分子物質を適当な溶媒に溶解して調製した
溶液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形成するこ
とができる。あるいは、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリアミドなどからなるプラスチックシー
ト;および透明なガラス板などの保護膜形成用シートを
別に形成して蛍光体層の表面に適当な接着剤を用いて接
着するなどの方法によっても形成することができる。
る。
実施例は本発明を制限するものではない。
デスモラックTPKL−5−2625[固形分40%]、軟化温度
45℃) ……20g :ニトロセルロース(硝化度11.5%) ……2g を、メチルエチルケトン溶媒に加え、プロペラミキサー
で分散させて、粘度が30PS(25℃)の塗布液を調製した
(結合剤/蛍光体比=1/20)。これをシリコーン系離型
剤が塗布されているポリエチレンテレフタレート(仮支
持体、厚み180μm)上に膜厚180mmで塗布し、乾燥した
後、仮支持体から剥離して蛍光体シートを形成した。
〜6PS(25℃)の分散液を調製した。
ンテレフタレート(支持体)をガラス板上に水平に置
き、上記の下塗層形成用塗布液をドクターブレードを用
いて支持体上に均一塗布した後、25℃から100℃に徐々
に上昇させて塗布膜の乾燥を行ない、支持体上に下塗層
を形成した(塗布膜の厚さ:15μm)。この上に最初に
作成しておいた蛍光体シートを載せ、圧縮を行った。
力、80℃の温度で連続的に行なった。この圧縮により、
蛍光体シートと支持体上の下塗層とは完全に融着した。
れているポリエチレンテレフタレートの透明フィルム
(厚さ10μm)を、接着剤側を下にむけて接着すること
によって透明保護膜を形成した。
保護層から構成された放射線増感スクリーンを製造し
た。
る以外は実施例1と同様にして支持体、下塗層、蛍光体
層、透明保護膜から構成された放射線増感スクリーンを
製造した。
る以外は実施例1と同様にして支持体、下塗層、蛍光体
層、透明保護膜から構成された放射線増感スクリーンを
製造した。
膜が乾燥しないうちに、この上に続けて蛍光体層形成用
塗布液を塗布した。これを25℃から100℃に徐々に温度
を上昇させて乾燥を行ない、支持体、下塗層、蛍光体層
からなるシートを形成した。次に、このシートを実施例
1と同様にカレンダーロールを用いて400kg/cm2の圧
力、80℃の温度にて圧縮した。さらに、実施例1と同様
に方法により保護膜を設けて、支持体、下塗層、蛍光体
層、透明保護膜から構成された放射線増感スクリーンを
製造した。
る以外は比較例1と同様にして支持体、下塗層、蛍光体
層、透明保護膜から構成された放射線増感スクリーンを
製造した。
る以外は比較例1と同様にして支持体、下塗層、蛍光体
層、透明保護膜から構成された放射線増感スクリーンを
製造した。
比較例1と同様にして支持体、下塗層、蛍光体層、透明
保護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造し
た。
隙率 上記のようにして製造した、実施例、比較例の各放射
線増感スクリーンの蛍光体層における、蛍光体充填率お
よび空隙率を(II)式および(III)式によって求め
た。ただし、蛍光体の密度は、7.5g/cm3結合剤の密度
は、1.14g/cm3とした。
リーンは、同じ圧力で圧縮された放射線増感スクリーン
に比較して、蛍光体の充填率が高く、空隙率が低下した
ものであることが分る。
クリーンを、次に記載する方法により評価した。
し、感度を測定した。数値は比較例4を100とした相対
値で示した。
フイルム(株)製HR−S)とをカセッテ内で圧着し、解
像力チャートを介して管電圧80KVpのX線を照射してX
線写真撮影を行ない、できあがったX線写真のコントラ
スト伝達関数(CTF)を測定し、空間周波数2サイクル/
mmの値で評価した。
フイルム(株)製HR−S)とをカセッテ内で圧着し、水
ファントーム(厚さ:10cm)とアルミニウム板(厚さ:10
mm)とを介して濃度1.0の条件で、管電圧80KVpのX線を
照射してX線写真撮影を行なった。このX線写真フィル
ムを自動現像機(富士写真フイルム(株)製New RN)に
より現像液(富士写真フイルム(株)製RD III)を用い
て35℃の温度で90秒間処理した。得られたX線フィルム
をミクロホトメータ(アパーチャー:300μm×300μ
m)で測定し、RMS値を求めた。このRMS値を粒状性の目
安とした。
グラフの形で示す。
mにおけるCTF値)をとっており、上方にプロットされる
ほど鮮鋭度が高いことを表わす。よこ軸は、粒状性を示
しており、左にプロットされるほど粒状性がよいことを
示す。
射線増感スクリーンは、同じ圧力で圧縮された比較例の
パネルに比較して、鮮鋭度においても、感度および粒状
性においても向上したものである。
は、従来の製造法によるものに比べて同一感度、同一鮮
鋭度では、粒状性が大きく向上したものである。
の画質を表わすグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】支持体と、この支持体上に設けられた結合
剤と蛍光体とからなる蛍光体層によって実質的に構成さ
れる放射線増感スクリーンの製造法であって、 a)結合剤と蛍光体とからなる蛍光体シートを形成する
工程、 b)前記蛍光体シートを支持体上に接着固定させること
なく積層する工程、 そして c)得られた積層体をカレンダーロールにかけて、前記
結合剤の軟化温度または融点以上の温度で積層体を加圧
することにより、蛍光体シートの圧縮と支持体への接着
を行なう工程、 からなることを特徴とする放射線増感スクリーンの製造
法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1157294A JP2549921B2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 放射線増感スクリーンの製造法 |
US07/510,679 US5164224A (en) | 1989-04-19 | 1990-04-18 | Radiation image storage panel radiographic intensifying screen and processes for the preparation of the same |
DE69028236T DE69028236T2 (de) | 1989-04-19 | 1990-04-19 | Schirm zum Speichern eines Strahlungsbildes, radiographischer Verstärkungsschirm und Verfahren zur Herstellung desselben |
EP90107425A EP0393662B1 (en) | 1989-04-19 | 1990-04-19 | Radiation image storage panel, radiographic intersifying screen and processes for the preparation of the same |
US07/696,023 US5153078A (en) | 1989-04-19 | 1991-05-06 | Radiation image storage panel, radiographic intensifying screen and processes for the preparation of the same |
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JP1157294A JP2549921B2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 放射線増感スクリーンの製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1157294A Expired - Lifetime JP2549921B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-06-19 | 放射線増感スクリーンの製造法 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5938699A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-02 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線増感スクリーンの製造法 |
JPS5938700A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-02 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線増感スクリ−ンおよびその製造法 |
-
1989
- 1989-06-19 JP JP1157294A patent/JP2549921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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