JP2549615Y2 - 釘打機の釘送りガイド装置 - Google Patents
釘打機の釘送りガイド装置Info
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- JP2549615Y2 JP2549615Y2 JP2291392U JP2291392U JP2549615Y2 JP 2549615 Y2 JP2549615 Y2 JP 2549615Y2 JP 2291392 U JP2291392 U JP 2291392U JP 2291392 U JP2291392 U JP 2291392U JP 2549615 Y2 JP2549615 Y2 JP 2549615Y2
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- Japan
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- nail
- nail feed
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイヤ連結釘とコ字形
プラスチックシートによるシート連結釘との両方を使用
できる釘打機の釘送りガイド装置に関する。
プラスチックシートによるシート連結釘との両方を使用
できる釘打機の釘送りガイド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術およびその問題点】釘打機、例えば、圧縮
空気を動力とする空気式ピストン・シリンダ機構により
ロッド状のドライバを往復動させる連結釘の態様とし
て、一定ピッチで平行に並べられた多数本の釘の軸体部
にワイヤを溶接することにより多数本の釘を連結したワ
イヤ連結釘と、一定ピッチで釘保持孔および釘送り孔を
配列した上下の折曲片部および中間のウェブ部を備えた
コ字形プラスチックシートにおいて、上記上下の釘保持
孔に多数本の釘を挿入したシート連結釘とが存在する。
空気を動力とする空気式ピストン・シリンダ機構により
ロッド状のドライバを往復動させる連結釘の態様とし
て、一定ピッチで平行に並べられた多数本の釘の軸体部
にワイヤを溶接することにより多数本の釘を連結したワ
イヤ連結釘と、一定ピッチで釘保持孔および釘送り孔を
配列した上下の折曲片部および中間のウェブ部を備えた
コ字形プラスチックシートにおいて、上記上下の釘保持
孔に多数本の釘を挿入したシート連結釘とが存在する。
【０００３】ワイヤ連結釘とシート連結釘とは、ワイヤ
の径とシートの上下折曲片部の幅の相違により、マガジ
ンから釘打機のノーズに至る釘送り通路の幅方向に延び
る連結釘の幅が異なる。したがって汎用性を向上させる
ためワイヤ連結釘およびシート連結釘のいずれをも使用
できるようにした釘打機は、ワイヤ連結釘を使用する場
合とシート連結釘を使用する場合とで釘送り通路の幅を
変えなければならない。
の径とシートの上下折曲片部の幅の相違により、マガジ
ンから釘打機のノーズに至る釘送り通路の幅方向に延び
る連結釘の幅が異なる。したがって汎用性を向上させる
ためワイヤ連結釘およびシート連結釘のいずれをも使用
できるようにした釘打機は、ワイヤ連結釘を使用する場
合とシート連結釘を使用する場合とで釘送り通路の幅を
変えなければならない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】この課題を解決するた
め、次の２つの方式が公知である。すなわち、第１の方
式は、釘打機の円筒状マガジンからノーズに至る固定釘
送りガイド板とこれに対向して開閉されるドアとから隙
間として形成される釘送り通路の幅方向にドアから延び
た１本の圧縮ばねで支持された板をワイヤ連結釘の軸体
部またはシート連結釘のウェブ部に押付け、これによ
り、ワイヤ連結釘とシート連結釘との幅の相違を管理す
るものである。この方式によれば、釘打ち時に釘打機に
生じる振動により圧縮ばねも振動し、釘送り通路幅が広
がる危険があり、それにより、釘送りが不安定となり、
釘２本送りまたは空送りの事故を生じる。
め、次の２つの方式が公知である。すなわち、第１の方
式は、釘打機の円筒状マガジンからノーズに至る固定釘
送りガイド板とこれに対向して開閉されるドアとから隙
間として形成される釘送り通路の幅方向にドアから延び
た１本の圧縮ばねで支持された板をワイヤ連結釘の軸体
部またはシート連結釘のウェブ部に押付け、これによ
り、ワイヤ連結釘とシート連結釘との幅の相違を管理す
るものである。この方式によれば、釘打ち時に釘打機に
生じる振動により圧縮ばねも振動し、釘送り通路幅が広
がる危険があり、それにより、釘送りが不安定となり、
釘２本送りまたは空送りの事故を生じる。
【０００５】第２の方式は、ドアに溝を形成しておき、
この溝に剛性体を挿入して釘送り幅を狭く、ワイヤ連結
釘の軸体部に接触させるものである。この方式によれ
ば、剛性体は、シート連結釘使用時など使用されないと
き、釘打機から取外されるので、紛失の危険が存在す
る。
この溝に剛性体を挿入して釘送り幅を狭く、ワイヤ連結
釘の軸体部に接触させるものである。この方式によれ
ば、剛性体は、シート連結釘使用時など使用されないと
き、釘打機から取外されるので、紛失の危険が存在す
る。
【０００６】したがって、本考案の目的は、調整後の釘
送り通路の幅が、釘打作業中、安定するとともに、部品
が紛失することのない釘打機の釘送りガイド装置を提供
することである。
送り通路の幅が、釘打作業中、安定するとともに、部品
が紛失することのない釘打機の釘送りガイド装置を提供
することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は、ノーズから側
方へ突出した固定釘送りガイド板と、釘送りガイド板に
対して開閉自在に取付けられ閉じた位置で釘送りガイド
板との隙間として釘送り通路を形成するドアと、ドアの
内側にドアと平行に設けられ、ドアと平行な面内で回転
自在であり、回転方向の第１位置で広い釘送り幅を定め
るように釘ガイド板に係止され、回転方向の第２位置で
狭い釘送り幅を定めるように釘ガイド板に係止され、釘
送り方向の前後に逆止爪突出用大径孔および小径孔を有
する調整板と、先端側が小径で後端側が大径の段付柱状
であって、ドアに設けられた逆止爪とを含み、調整板が
第１位置にあるときは、逆止爪の大径部が上記大径孔か
ら釘送り通路内へ突出し、調整板が第２位置にあるとき
は、逆止爪の大径部が上記小径孔から釘送り通路内へ突
出することを特徴とする。
方へ突出した固定釘送りガイド板と、釘送りガイド板に
対して開閉自在に取付けられ閉じた位置で釘送りガイド
板との隙間として釘送り通路を形成するドアと、ドアの
内側にドアと平行に設けられ、ドアと平行な面内で回転
自在であり、回転方向の第１位置で広い釘送り幅を定め
るように釘ガイド板に係止され、回転方向の第２位置で
狭い釘送り幅を定めるように釘ガイド板に係止され、釘
送り方向の前後に逆止爪突出用大径孔および小径孔を有
する調整板と、先端側が小径で後端側が大径の段付柱状
であって、ドアに設けられた逆止爪とを含み、調整板が
第１位置にあるときは、逆止爪の大径部が上記大径孔か
ら釘送り通路内へ突出し、調整板が第２位置にあるとき
は、逆止爪の大径部が上記小径孔から釘送り通路内へ突
出することを特徴とする。
【０００８】
【考案の作用・効果】ワイヤ連結釘を使用する場合に
は、連結釘の軸体部の上部をドアに密着した調整板の内
側面に接触させ、連結釘の軸体部の下部をドアの内側面
に接触させて、また、シート連結釘を使用する場合に
は、連結釘の軸体部の下部をドアに密着した調整板の内
側面に接触させるので、釘打撃時の振動等によっても影
響を受けない安定した釘送りが可能となる。また、通路
幅調整用板は、シート連結釘使用時に取外されることが
ないので、紛失の危険がない。
は、連結釘の軸体部の上部をドアに密着した調整板の内
側面に接触させ、連結釘の軸体部の下部をドアの内側面
に接触させて、また、シート連結釘を使用する場合に
は、連結釘の軸体部の下部をドアに密着した調整板の内
側面に接触させるので、釘打撃時の振動等によっても影
響を受けない安定した釘送りが可能となる。また、通路
幅調整用板は、シート連結釘使用時に取外されることが
ないので、紛失の危険がない。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面を参照し
て説明する。本考案の釘送りガイド装置を備えた空気式
釘打機１は、圧縮空気を動力とするピストン・シリンダ
機構２を内蔵し、ピストン・シリンダ機構２によってロ
ッド状ドライバ（図示せず）を往復動させる。ドライバ
は、操作者のトリガ手操作により、ピストン・シリンダ
機構２の下端に取付けられたノーズ３内を往復動し、ノ
ーズ３内に予め送り込まれていた、ワイヤ連結釘または
シート連結釘の先頭位置の釘を釘打込み材中に打込む。
て説明する。本考案の釘送りガイド装置を備えた空気式
釘打機１は、圧縮空気を動力とするピストン・シリンダ
機構２を内蔵し、ピストン・シリンダ機構２によってロ
ッド状ドライバ（図示せず）を往復動させる。ドライバ
は、操作者のトリガ手操作により、ピストン・シリンダ
機構２の下端に取付けられたノーズ３内を往復動し、ノ
ーズ３内に予め送り込まれていた、ワイヤ連結釘または
シート連結釘の先頭位置の釘を釘打込み材中に打込む。
【００１０】釘打機１は、連結釘を渦巻状に巻いた状態
で収容するマガジン４からノーズ３に至る間に延びた釘
送りガイド装置５を有する。釘送りガイド装置５は、マ
ガジン４とノーズ３との間に固定された釘送りガイド板
６と、ノーズ３に近接した個所で釘送りガイド板６に対
して開閉自在に枢着されたドア７とを有する。ドア７
は、ロック装置７ｂによって釘送りガイド板６に対して
釘送り通路幅を保持した状態で閉じられ固定される。
で収容するマガジン４からノーズ３に至る間に延びた釘
送りガイド装置５を有する。釘送りガイド装置５は、マ
ガジン４とノーズ３との間に固定された釘送りガイド板
６と、ノーズ３に近接した個所で釘送りガイド板６に対
して開閉自在に枢着されたドア７とを有する。ドア７
は、ロック装置７ｂによって釘送りガイド板６に対して
釘送り通路幅を保持した状態で閉じられ固定される。
【００１１】図２および図３に示されているように、ド
ア７の内面において、ドア７の長手方向（すなわち、釘
送り方向）全体に亘って延びた凹部８が形成されてい
る。凹部８の上下方向の中央にドア７を横軸方向に貫通
する円形孔９が設けられている。凹部８には、該凹部８
の深さと同一厚さを有し釘送り通路幅を調整する調整板
１０が配置されている。調整板１０は、凹部８の全長に
亘って延びていることが望ましいが、一部の長さに亘っ
ていてもよい。図３に示されているように、調整板１０
の幅は、シート連結釘１１のシート１２のウェブ部１２
ａの幅に適合して凹部８の幅からウェブ部１２ａの幅を
差引いた幅に定められる。
ア７の内面において、ドア７の長手方向（すなわち、釘
送り方向）全体に亘って延びた凹部８が形成されてい
る。凹部８の上下方向の中央にドア７を横軸方向に貫通
する円形孔９が設けられている。凹部８には、該凹部８
の深さと同一厚さを有し釘送り通路幅を調整する調整板
１０が配置されている。調整板１０は、凹部８の全長に
亘って延びていることが望ましいが、一部の長さに亘っ
ていてもよい。図３に示されているように、調整板１０
の幅は、シート連結釘１１のシート１２のウェブ部１２
ａの幅に適合して凹部８の幅からウェブ部１２ａの幅を
差引いた幅に定められる。
【００１２】上記調整板１０の下端部であって、該下端
部の中央には、調整板１０に対して直角に外方へ延びド
ア７の円形孔９に挿通されるハンドル軸１３が設けられ
ている。ハンドル軸１３の外端部には、止め輪１４が設
けられている。止め輪１４とドア７との間には、圧縮ば
ね１５がハンドル軸１３に嵌挿された状態で配置されて
いる。
部の中央には、調整板１０に対して直角に外方へ延びド
ア７の円形孔９に挿通されるハンドル軸１３が設けられ
ている。ハンドル軸１３の外端部には、止め輪１４が設
けられている。止め輪１４とドア７との間には、圧縮ば
ね１５がハンドル軸１３に嵌挿された状態で配置されて
いる。
【００１３】ワイヤ連結釘１６が紙面に向う方向に送ら
れているときは、図２に示されているように、調整板１
０は、その外側面が凹部８の底面に接触した状態で、凹
部８の上半部に配置され固定されている。このとき、調
整板１０およびドア７の内側面は、面一となるため、ワ
イヤ連結釘１６は、その軸体部の上部が調整板１０に摺
動接触し、軸体部の下部がドア７の内側面に摺動接触し
つつ、安定して釘送りガイド板６とドア７とにより定ま
る釘送り通路内を移動する。
れているときは、図２に示されているように、調整板１
０は、その外側面が凹部８の底面に接触した状態で、凹
部８の上半部に配置され固定されている。このとき、調
整板１０およびドア７の内側面は、面一となるため、ワ
イヤ連結釘１６は、その軸体部の上部が調整板１０に摺
動接触し、軸体部の下部がドア７の内側面に摺動接触し
つつ、安定して釘送りガイド板６とドア７とにより定ま
る釘送り通路内を移動する。
【００１４】他方、シート連結釘１１が紙面に向う方向
に送られているときは、図３に示されているように、調
整板１０は、ワイヤ連結釘使用時と比べてハンドル軸１
３を介して一旦、凹部８から外れるように押出された
後、１８０゜回転され、凹部８の下半部に配置され固定
される。このため、シート連結釘１１は、そのシート１
２が凹部８の上半部内を移動するとともに、釘の軸体部
の下部が調整板１０およびドア７の内側面に摺動接触し
つつ、安定して釘送り通路内を移動する。
に送られているときは、図３に示されているように、調
整板１０は、ワイヤ連結釘使用時と比べてハンドル軸１
３を介して一旦、凹部８から外れるように押出された
後、１８０゜回転され、凹部８の下半部に配置され固定
される。このため、シート連結釘１１は、そのシート１
２が凹部８の上半部内を移動するとともに、釘の軸体部
の下部が調整板１０およびドア７の内側面に摺動接触し
つつ、安定して釘送り通路内を移動する。
【図１】本考案の釘送りガイド装置を備えた空気式釘打
機の一部破断側面図である。
機の一部破断側面図である。
【図２】ワイヤ連結釘を使用している上記釘送りガイド
装置の横断面図である。
装置の横断面図である。
【図３】ワイヤ連結釘を使用している上記釘送りガイド
装置の横断面図である。
装置の横断面図である。
３ ノーズ ５ 釘送りガイド装置 ６ 釘送りガイド板 ７ ドア ８ 凹部 １０ 調整板
Claims (1)
- 【請求項１】 ノーズから横方向へ突出した固定釘送り
ガイド板と、釘送りガイド板に対して開閉自在に取付け
られ、閉じた位置で釘送りガイド板との隙間として釘送
り通路を形成し、釘送り方向に延びた凹部が形成された
ドアと、上記凹部の深さと実質的に同一厚さを有し、上
記凹部内の上位置および下位置に配置される調整板とか
ら成ることを特徴とする釘打機の釘送りガイド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2291392U JP2549615Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 釘打機の釘送りガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2291392U JP2549615Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 釘打機の釘送りガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574774U JPH0574774U (ja) | 1993-10-12 |
| JP2549615Y2 true JP2549615Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12095884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2291392U Expired - Lifetime JP2549615Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 釘打機の釘送りガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2549615Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003031124A1 (fr) * | 2001-10-03 | 2003-04-17 | Max Kabushiki Kaisha | Chargeur d'elements de fixation pour machine de fixation |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP2291392U patent/JP2549615Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0574774U (ja) | 1993-10-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |