JP2549561Y2 - 記録紙送り機構 - Google Patents

記録紙送り機構

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JP2549561Y2
JP2549561Y2 JP8310691U JP8310691U JP2549561Y2 JP 2549561 Y2 JP2549561 Y2 JP 2549561Y2 JP 8310691 U JP8310691 U JP 8310691U JP 8310691 U JP8310691 U JP 8310691U JP 2549561 Y2 JP2549561 Y2 JP 2549561Y2
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JP
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幸典 笠島
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は記録紙送り機構に関する
ものであり、詳しくは、回転伝達機構の改善に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】記録紙を着脱可能なチャ―トカセットに
収納するように構成された記録計では、支持板に回動可
能に取り付けられた揺動歯車機構を介して駆動モータの
回転をチャートカセット側に伝達するように構成されて
いる。図3は従来のこのような記録紙送り機構の一例を
示す構成説明図、図4は図3の要部の拡大構成説明図で
ある。図において、10はチャ―トカセット、20は駆
動機構である。
【0003】チャ―トカセット10において、11はス
プロケットホィ―ルであり、プラテン12の両端に取り
付けられている。プラテン12の軸には同軸に歯車13
が取り付けられている。14は駆動ベルト、15はチャ
―トカセット10の下方に回転可能に取り付けられた歯
車15であり、歯車13と15は駆動ベルト14で連結
されている。このように構成されるチャ―トカセット1
0は、点Pを回転中心にして回転着脱される。
【0004】駆動機構20において、21は駆動モ―
タ、22は駆動モ―タ21の回転出力を伝達する歯車で
ある。23は揺動歯車機構を構成する揺動部材であり、
軸24を介して回転可能に支持板25に取り付けられて
いる。揺動部材23の一端近傍には軸26が圧入され、
この軸26には歯車27が歯車15と噛み合うように遊
嵌されている。28は歯車27の抜け止めのために軸2
6の端部近傍に嵌装されるEリングである。29はハブ
であり、揺動部材23の中央部分に圧入される。このハ
ブ29の内周には軸24が回転可能に遊嵌され、外周に
は歯車22,27と噛み合うように回転可能に歯車30
が遊嵌されている。31は歯車30の抜け止めのために
ハブ29の端部近傍に嵌装されるEリングである。32
はスプリングであり、一端が揺動部材32に係合されて
他端が本体の一部に係合され、揺動部材23を反時計方
向に付勢する。33はピンであり、支持板25に固着さ
れている。34は揺動部材23の他端近傍に設けられピ
ン33が挿入される穴である。これらピン33および穴
34は、揺動部材23の揺動範囲を規制するストッパと
して機能する。
【0005】このような構成において、チャ―トカセッ
ト10を図3に示す状態から時計方向に回転させたり装
着していない状態では、揺動部材23は歯車22と30
が噛み合った状態でスプリング32によりピン33と穴
34で規制される揺動範囲内で反時計方向に付勢されて
いる。これに対し、チャ―トカセット10を装着するこ
とにより、揺動部材23は歯車22と30が噛みった状
態でスプリング32の付勢力に抗してピン33と穴34
で規制される揺動範囲内で時計方向に回動される。そし
て、この回動により、歯車15と27の山同士の衝突が
回避される。また、スプロケットホィ―ル11やプラテ
ン12を手動で記録紙の送り方向と逆方向に回転させよ
うとした場合には駆動モ―タ21に至るまでの歯車列が
大きな負荷になり、逆方向の記録紙送り動作は防止され
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成によれば、軸26やハブ29を圧入しなければ
ならないので高精度の加工が要求され、これらを圧入す
るための治具や工具も必要になる。また、Eリング2
8,31やスプリング32も必要になることから、部品
点数が多くなるという問題点もある。本考案は、このよ
うな問題点に着目したものであり、その目的は、部品点
数の少ない比較的簡単な構成で、組立ても容易に行える
記録紙送り機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本考案は、支持板に回動可能に取り付けられた揺動歯
車機構を介して駆動モータの回転をチャートカセット側
に伝達するように構成された記録紙送り機構において、
前記揺動歯車機構が、第1の歯車と第2の歯車を挾むよ
うにコ字形に形成されるとともに一端に初期位置を設定
するスプリング部が形成され、支持板に回動軸を介して
回動可能に取り付けられる揺動部材と、この回動軸に回
転可能に遊嵌され、駆動モータ側の歯車に噛み合う第1
の歯車と、この第1の歯車およびチャートカセット側の
歯車に噛み合うように軸を介して揺動部材に回転可能に
取り付けられた第2の歯車、とで構成されたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】揺動部材の初期位置は、揺動部材の一端に一体
化されたスプリング部により付勢され設定される。そし
て、チャ―トカセットが装着されることによりスプリン
グ部の付勢力に抗して揺動部材が揺動し、チャ―トカセ
ット側の歯車と駆動モ―タ側の歯車が噛み合うことにな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例を示す構成説明図、
図2は図1の要部の拡大構成説明図である。図におい
て、チャ―トカセット10は図3と同一であり、それら
の説明は省略する。40は駆動機構である。駆動機構4
0において、41は駆動モ―タ、42は駆動モ―タ41
の回転出力を伝達する歯車、43は揺動歯車機構を構成
する揺動部材である。揺動部材43は第1の歯車44と
第2の歯車45を挾むようにコ字形に形成されるととも
に一端には初期位置を設定するスプリング部46が一体
形成されていて、支持板47に回動軸48を介して回動
可能に取り付けられている。
【0010】第1の歯車44は回動軸48が回転可能に
遊嵌される中空の軸49に回転可能に遊嵌され、第2の
歯車45は軸50に回転可能に遊嵌されている。第1の
歯車44が遊嵌された軸49は揺動部材43の開口側面
の下方に設けられた切欠部51に取り付けられ、第2の
歯車45が遊嵌された軸50は揺動部材43の開口側面
の上方に設けられた切欠部52に取り付けられている。
このように軸49,50を揺動部材43に取り付けた状
態では、第1の歯車44は駆動モータ41側の歯車42
に噛み合い、第2の歯車45は第1の歯車44およびチ
ャートカセット10側の歯車15に噛み合うことにな
る。
【0011】揺動部材43の開口側面の切欠部51と切
欠部52の間にはストッパ片53が一体化されている。
また、支持板47には、揺動部材43を回動軸48を介
して取付けた状態で、ストッパ片53と対向する支持板
46の位置には第1の突起54が設けられ、揺動部材4
3の背面と対向する位置には第2の突起55が設けら
れ、スプリング部46の端部と対向する位置には第3の
突起56が設けられている。
【0012】このような構成において、突起54,55
は揺動部材43の揺動範囲を規制するストッパとして機
能し、突起56はスプリング部46に初期弾性力を付与
するように機能する。すなわち、チャ―トカセット10
を図1に示す状態から時計方向に回転させたり装着して
いない状態では、揺動部材43は歯車44と45が噛み
合った状態でスプリング部46によりストッパ片53が
突起54に当接するように反時計方向に付勢されてい
る。これに対し、チャ―トカセット10を装着すること
により、揺動部材43は歯車44と45が噛みった状態
でスプリング部46の付勢力に抗して最大でも揺動部材
43の背面が突起55と当接する位置まで時計方向に回
動される。そして、この回動により、歯車15と45の
山同士の衝突が回避される。また、スプロケットホィ―
ル11やプラテン12を手動で記録紙の送り方向と逆方
向に回転させようとした場合には駆動モ―タ41に至る
までの歯車列が大きな負荷になり、逆方向の記録紙送り
動作は防止される。
【0013】このように構成することにより、従来のよ
うな圧入部品は不要になることから加工精度の条件を従
来よりも緩和でき、特別な治具や工具を用いることなく
揺動部材43に構成部品を組み込むことができることか
ら製品品質のバラツキを小さくできる。また、揺動部材
43にはスプリング部46が一体形成されているので部
品点数を少なくでき、組立て工数の削減と合わせてコス
ト低減効果が得られる。
【0014】なお、上記実施例では軸49,50として
外径の異なるものを用いているが、両者の外径を等しく
して回動軸48が挿入できるように中空にすることによ
り、2本の軸の共通化が図れる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
部品点数の少ない比較的簡単な構成で、組立ても容易に
行える記録紙送り機構が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成説明図である。
【図2】図1の要部の拡大構成説明図である。
【図3】従来の記録紙送り機構の一例を示す構成説明図
である。
【図4】図3の要部の拡大構成説明図である。
【符号の説明】
10 チャ―トカセット 11 スプロケットホィ―ル 12 プラテン 13,15,22 歯車 14 40 駆動機構 41 駆動モ―タ 43 揺動部材 44 第1の歯車 45 第2の歯車 46 スプリング部 47 支持板 48 回動軸 49,50 軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板に回動可能に取り付けられた揺動歯
    車機構を介して駆動モータの回転をチャートカセット側
    に伝達するように構成された記録紙送り機構において、 前記揺動歯車機構が、 第1の歯車と第2の歯車を挾むようにコ字形に形成され
    るとともに一端に初期位置を設定するスプリング部が形
    成され、支持板に回動軸を介して回動可能に取り付けら
    れる揺動部材と、 この回動軸に回転可能に遊嵌され、駆動モータ側の歯車
    に噛み合う第1の歯車と、 この第1の歯車およびチャートカセット側の歯車に噛み
    合うように軸を介して揺動部材に回転可能に取り付けら
    れた第2の歯車、 とで構成されたことを特徴とする記録紙送り機構。
JP8310691U 1991-10-14 1991-10-14 記録紙送り機構 Expired - Fee Related JP2549561Y2 (ja)

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JPH0534522U JPH0534522U (ja) 1993-05-07
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