JP2549427B2 - 箱部材の加工装置 - Google Patents

箱部材の加工装置

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JP2549427B2
JP2549427B2 JP63288180A JP28818088A JP2549427B2 JP 2549427 B2 JP2549427 B2 JP 2549427B2 JP 63288180 A JP63288180 A JP 63288180A JP 28818088 A JP28818088 A JP 28818088A JP 2549427 B2 JP2549427 B2 JP 2549427B2
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郁夫 浜下
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、箱を構成するための板状の部材の側端面を
加工するための装置に関する。
[従来の技術] 板状の部材を加工搬送ラインで搬送しながら、テノー
ナ装置により部材の側端面を加工するに当たり、加工搬
送ラインで搬送される部材を押し当て装置E′によりテ
ノーナ装置側に押して位置決めしてテノーナ装置により
加工している。この押し当て装置E′としては第19図に
示すようにモータ50により回転するボールねじ51に移動
体52を螺合し、移動体52にシリンダ53を設け、シリンダ
53のロッドの先端にローラ54を回転自在に設けて構成し
てあった。そして、シリンダ53を作動してローラ54を下
降させるとともにモータ50を回転して移動体5を移動す
ることでローラ54により加工搬送ラインBを搬送されて
きた部材6の側端面を押して部材6を定規5E側に押すよ
うになっている。定規5Eの延長線上にテノーナ装置があ
るので、このように位置決めされた部材6を加工搬送ラ
インで搬送することで定規5Eの延長線上のテノーナ装置
により部材6の側端面の加工をするのである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記の従来例にあっては、部材6の横巾が
異なるとボールねじ51に沿って一つの移動体52を移動さ
せて対応させていたので、移動距離が長く、移動に時間
がかかり、横巾の異なる部材6を送って連続して加工す
る際の生産性が悪かった。
本発明は、上記した従来例の問題点に鑑みて発明した
ものであって、その目的とするところは、部材の横巾が
異なった場合、該当する部材の側端面を押すに当たり、
これに最も近い第2のシリンダにより押すことができ、
部材の横巾の異なる部材を連続して加工する際の生産性
を高めることができる箱部材の加工装置を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の箱部材の加工装置は、板状の部材6を搬送す
る加工搬送ラインBと、加工搬送ラインBの側部に位置
して部材6の側端面を加工するテノーナ装置8と、加工
搬送ラインBにより搬送される部材6をテノーナ装置8
側に押し当てるための押し当て装置Eとより構成され、
押し当て装置Eが加工搬送ラインBによる搬送方向と直
交して伸縮する第1のシリンダ1Eと、第1のシリンダ1E
のロッド2Eに固定されて加工搬送ラインBの上方におい
て加工搬送ラインBと直交するように配置された支持棒
3Eの長手方向に一定間隔で設けた上下方向に伸縮する複
数個の第2のシリンダ4Eと、加工搬送ラインBを搬送さ
れる部材6の横巾を検知して該当する横巾の部材6に最
も近い位置の第2のシリンダ4Eを作動するための検知装
置7Eとにより構成されて成ることを特徴とするものであ
って、このような構成を採用することで、上記した本発
明の目的を達成したものである。
[作用] しかして、本発明にあっては、加工搬送ラインBで部
材6を搬送するとともに押し当て装置Eにより部材6を
テノーナ装置8側に押しながらテノーナ装置8により部
材6の一側端面の加工をするものであり、この場合、検
知装置7Eで加工搬送ラインBを搬送されてくる部材6の
横巾を検知して、複数個の第2のシリンダ4Eのうち当該
部材6の側端面部に最も近い第2のシリンダ4Eを作動さ
せて下降させると共に第1のシリンダ1Eを作動するさせ
ることで、短時間で第2のシリンダ4Eで部材6の側端面
を押すことができるようになった。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
第1図に本発明の加工搬送ラインBの概略斜視図が示
してある。この加工搬送ラインBは略コ字状に配設して
あり、その一端部が始端部で他端部が終端部となってい
る。始端部には原板供給装置2が配置してある。この原
板供給装置2は加工搬送ラインBの上方を通り且つ加工
搬送ラインBと直交する枠体12に走行装置13を走行自在
に取り付けて構成してあり、走行装置13の下面には上下
移動自在な吸引装置14が設けて構成してある。枠体12の
下方の加工搬送ラインBの両側はそれぞれ加工搬送ライ
ンBに平行に複数列に原板1を置くことのできる原板置
場となっている。この原板置場には多数の原板1が載置
された複数のパレット15を設置しておくものであるが、
パレット15ごとに原板1のサイズを違わせておき、加工
搬送ラインBに近い方に供給頻度の高い方の原板1が配
置され、供給頻度の低い方の原板1が加工搬送ラインB
から遠い方に配置される。このようにすることで、走行
装置13を移動させて吸引装置14により原板1を吸引し、
これを持ち上げて加工搬送ラインBの上に移動させて吸
引装置14を下降させて吸引を解除することで原板1を加
工搬送ラインBに供給するという動作が、供給頻度の高
い原板1ほど短時間で供給できるようになっている。
加工搬送ラインBの始端部に原板供給装置2から供給
された原板1は加工搬送ラインBを搬送されて、原板1
の両側端面部分にエッジ部材3を貼るエッジ貼り装置4
に送られる。エッジ貼り装置4は第2図に示すように連
続して供給する細巾帯状をしたエッジ部材3をエッジ部
材貼りロール16により原板1の長手方向の全長にわたり
連続して貼着するようにして構成してある。エッジ部材
3として例えば、合成樹脂シート、薄単板等が用いられ
る。また、このエッジ貼り装置4部分において、原板1
の片面の一側端部側寄りに溝17を溝形成装置18により形
成するようになっている。この、溝17は箱Aを組み立て
る際に背板19の端部がはめ込まれるためのものである。
エッジ貼り装置4でエッジ貼りされた原板1は加工搬
送ラインBを搬送されて切断装置5に送られる。この切
断装置5は原板1を原板1の長手方向(原板1の搬送方
向)に対して直交するようにして切断するものであり、
エッジ部材3が貼られた一枚の原板1から箱Aの複数面
を構成する複数の部材6を切断形成するようになってい
る。具体的には一枚の長い原板1から箱Aの各面を構成
する部材6である2枚の側板6a、地板6b、天板6cを順次
切断していくようになっており、この場合、切断の順序
は原板1の先端より側板6a、側板6a、地板6b、天板6cと
いう順に切断していくものである。ここで、原板1の長
さは標準品の箱Aを構成する部材6である側板6a、側板
6a、地板6b、天板6cを順次切断してもまだ少なくとも上
記標準品の箱Aを構成する部材6の一つが切断できる程
度の全体長さとなっており、切断装置5により原板1を
先端から順に切断していく際、側板6a、側板6a、地板6
b、天板6cを切断した後に、更に標準品の箱Aを構成す
る部材6の一つが切断されるのである。第3図の実施例
では、原板1の巾が350mm、長手方向の長さが3200mmと
してあり、標準品の箱Aを奥行きが350mm、縦が595mm、
横が445mmとした場合、2枚の側板6aの切断寸法がそれ
ぞれ595mm、地板6bの切断寸法が445mm、天板6cの切断寸
法が445mmであり、この標準品の箱Aの1セット分の切
断をした後、更に縦長さが595mmの標準品の箱Aのスト
ック用の側板6aが切断され、更に最後に25mmの端切れ20
ができるようになっている。そして、標準サイズの箱A
と異なる特注サイズの箱Aを形成する場合、コンピュー
タCの指令により、一枚の原板1が先端から順に特注品
の箱Aの寸法の側板6a、側板6a、地板6b、天板6cと特注
サイズの箱Aの1セット分を切断し、その後、更に、標
準品の箱Aを構成する部材6のいずれかをストック用と
して切断するのである。ここで、標準品の箱Aは一種類
ではなく、例えば、奥行き方向として350mm、560mm、41
0mm、710mm等があり、また縦、横の長さとしては、例え
ば、145mm、295mm、445mm、595mm、655mm等があり、本
発明においてはあらかじめ決めているこれらの規格寸法
のものを組み合わせたものは全て標準品と称する。そし
て、これらの標準品のサイズ以外のサイズのものを特注
品と称している。
切断装置5により切断された各部材6は上下移動自在
な吸引装置22を有する回動自在な方向転換機21により一
枚ずつ直角に方向転換されて加工搬送ラインBのうちス
トックライン部1Bと称する部分に搬送される。このスト
ックライン部1Bは平面視で略コ字状をした加工搬送ライ
ンBの底辺部分をなす部分を構成している。ストックラ
イン部1Bの上方を通り且つストックライン部1Bと直交す
る支持枠23に走行機24を走行自在に取り付けてあり、走
行機24の下面には上下移動自在な吸引装置25が設けてあ
る。支持枠23の下方にはストックライン部1Bの側方にス
トックライン部1Bに平行にストック用の部材6のストッ
ク置場26となっている。このストック置場26には標準品
の箱Aを構成する部材6がストックされるものであり、
標準品を構成する各部材6を奥行きの異なるものを基準
にしてこれをグループに別けて、複数列ストックライン
部1Bに平行に配置してある。例えば、第3図の実施例で
はストックライン部1Bに平行に奥行きが350mm、560mm、
410mm、710mmのものをそれぞれのグループとして4列配
置してある。そして、各列にはそれぞれ、145mm、295m
m、445mm、595mm、655mmのものを先頭から順に置くよう
にしてある。つまり、第1図の実施例では、標準品の箱
Aを構成するための20種類の部材6がそれぞれ、各列、
各行に重ねて並べるようにしてある。もちろん上記20種
類にのみ限定されるものではない。上記各列、各行に並
べた複数のストック用の部材6は第4図に示すようなパ
レット27に一まとめにして支持されるものであり、第4
図の実施例ではパレット27に仕切りにより多数のストッ
ク用凹部28を形成し、このストック用凹部28内に上記ス
トック用の種々の標準品にみあった寸法の部材6が挿入
されてストックされる。パレット27は複数個用意してお
き、柄や色が同じものでサイズが異なる部材6を同一の
パレット27に支持するようにし、柄や色が違うものを異
なるパレット27に支持するようにしておく。そして、い
ずれかの柄や色の部材6を支持したパレット27をストッ
ク置場26に配置しておくものである。しかして、切断装
置5により切断された部材6がストックライン部1Bに送
られてくると、側板6a、側板6a、地板6b、天板6cという
1セット分はそのまま通過し、その次に送られてくるス
トック用の部材6が吸引装置25により吸引されて持ち上
げて移動され、ストック置場26に配置した多数のパレッ
ト27のうち該当する番地のストック用凹部28に入れられ
る。
ストックライン部1Bを通過した部材6は略コ字状の加
工搬送ラインBの残りの一側辺側に送られることで搬送
方向が変えられ(つまり切断端部が搬送方向と平行とな
るように変えられ)、バーコードプリンタ装置29により
バーコード30を表示したシール31が貼られる。このバー
コード30には部材6への後述のボーリング装置10による
孔9あけ位置や孔9の数や孔9の大きさ等を選択できる
ようにするための情報を付与してあり、後述のバーコー
ドリーダー32により、部材6に表示されたバーコード30
を読み取ってボーリング装置10を制御して部材6への孔
9あけ位置や孔9の数や孔9の大きさ等を自由に設定す
るようにしてある。
バーコードプリンタ装置29により第11図のようにバー
コード30を付与された部材6はテノーナ装置8に送られ
る。このテノーナ装置8は加工搬送ラインBの進行方向
の前部の一側と後部の他側とにそれぞれ配置してあり、
この後部の片側に配置された第1のテノーナ装置8aによ
り部材6の一方の切断端面に組み立て状態で他の部材6
と直角に突き合わせる場合の突き合わせ面7が形成され
るものであり、前部の他の片側に配置された第2のテノ
ーナ装置8bにより部材6の他方の切断端面に突き合わせ
面7が形成されるものである。この突き合わせ面7を形
成する際に同時に突き合わせ面7に接着剤溜まりとなる
凹溝33を形成しておく。ここで、加工搬送ラインBの第
1のテノーナ装置8aと第2のテノーナ装置8bとの間の部
分には、加工搬送ラインBの搬送方向と直交して部材6
を第2のテノーナ装置8b側に片寄らせるための巾寄せ装
置Dが配置してある。第12図に巾寄せ装置Dの一実施例
が示してある。第12図において、加工搬送ラインBはロ
ーラコンベア2Bにより構成してあり、このローラコンベ
ア2Bは第12図のように回転している。ローラコンベア2B
側にはベルトコンベア1Dが配置してあり、このベルトコ
ンベア1Dは加工搬送ラインBの搬送方向と直交する方向
に移動しているものであり、このベルトコンベア1Dが巾
寄せ装置Dを構成している。ベルトコンベア1Dとローラ
コンベア2Bとは上面が略同一レベルとなっている。加工
搬送ラインBの第1のテノーナ装置8a及び第2のテノー
ナ装置8bに対応した部分の上方には部材6を第1のテノ
ーナ装置8aまたは第2のテノーナ装置8bに押し当てるた
めの押し当て装置Eが配置してある。押し当て装置Eは
第13図乃至第16図に示すように第1のテノーナ装置8aま
たは第2のテノーナ装置8bに対応する部分で加工搬送ラ
インBを構成するコンベア3Bによる搬送方向と直交して
伸縮するようにコンベア3Bの上方に配置した第1のシリ
ンダ1Eと、第1のシリンダ1Eのロッド2Eの先端に固定し
た支持棒3E(この支持棒3Eは加工搬送ラインB上方にお
いて加工搬送ラインBによる部材6の搬送方向と直交し
て配置してある)の長手方向に一定間隔で設けた複数個
の第2のシリンダ4Eと、第2のシリンダ4Eのロッドの先
端部に回転自在に設けたローラ6Eと、定規5Eと、加工搬
送ラインBの搬送方向と直交して一定の間隔をおいて配
置された複数個の検知装置7Eとで構成してある。そし
て、そして、加工搬送ラインBにより搬送された部材6
の横巾を反射形光電スイッチのような検知装置7Eにより
検知して、複数の第2のシリンダ4Eのうち該当する横巾
に対応した第2のシリンダ4Eを下降させ、更に第1のシ
リンダ1Eを作動させて部材6を定規5Eに押し当てながら
前方に搬送する。ここで、定規5Eの延長線に第1のテノ
ーナ装置8aがあるので、部材6は第1のテノーナ装置8a
側に押し当てられた状態で第1のテノーナ装置8aにより
加工させられるものである。そして、第1のテノーナ装
置8aで一側端面を加工された部材6は加工搬送ラインB
で前方に搬送され、前方に搬送されながら同時に巾寄せ
装置Dにより第2のテノーナ装置8B側に巾寄せされ、こ
こで、押し当て装置Eにより第2のテノーナ装置8bに押
し当てられながら第2のテノーナ装置8bにより部材6の
他側端面が加工されるのである。ところで、押し当て装
置Eに設けたローラ6Eのうち第2のテノーナ装置8b側に
部材6を押し当てる方のローラ6Eは第15図(a)に示す
ように外面が突き合わせ面7の傾斜に対応した傾斜とな
った円錐状ローラ6E′となっている。そして、この円錐
状ローラ6E′は第1のテノーナ装置8aにより加工された
傾斜した突き合わせ面7を第15図(a)に示すようにし
て押すようになっている。
テノーナ装置8により加工された部材6は方向転換装
置34により90°回転されて進行方向を転換され(エッジ
部材3を貼った部分が加工搬送ラインBと平行となるよ
うに方向転換され)るようになっており、方向転換装置
34の前方に配置したバーコードリーダー32により部材6
に表示したバーコード30を読み取り、前方に配置された
ボーリング装置10に送られる。ボーリング装置10には多
数のドリルが設けてあり、バーコードリーダー32により
読み取った情報に基づいて送られてきた当該部材6に孔
9あけ加工をするものである。ここで、孔9とは組み立
てられる箱Aの横仕切り板を取り付けるためのねじ挿入
孔やダボ孔、あるいは棚板を取り付けるためのダボ孔等
であり、これらの孔9はいずれも側板6aにのみ形成され
るものであって、したがって、地板6bや天板6cにはこれ
らの孔9が必要でないので孔9あけ加工をすることなく
そのまま通過するようになっている。そして、孔9あけ
加工がされた2枚の側板6a、孔9あけ加工をされずその
まま通過した地板6b、天板6cは取り出し装置11に送られ
る。ところで、前述の切断装置5による切断において、
2枚の側板6aを他の部材6である地板6bや天板6cよりも
先に切断したのは、別々に送られてくる各部材にバーコ
ードプリンタ装置29によりバーコード30を表示する工
程、テノーナ装置8により加工する工程にはそれぞれ一
定の時間が必要で、このため各部材6は一定の時間的間
隔をおいて送られてきているが、その後に、仮に孔9あ
け加工をしない地板6bや天板6cを側板6aの先に通過させ
ると、地板6b、天板6cは取り出し装置11に速く到着しす
ぎ、孔9あけ加工をした側板6aは取り出し装置11に遅く
到着し、取り出し装置11で待機している作業者が側板6a
が来ないのに気付かず、取り出し装置11から取り出して
次工程に送ったりするおそれがあるが、孔9あけ加工を
する側板6aを先に送ることで、孔9あけ加工した側板6a
が取り出し装置11に到着すると、その後で直ぐに孔9あ
け加工をしないで通過してきた地板6bと天板6cとが到着
することとなり、この結果、取り出し装置11部分に組み
立てるべき箱Aの1セット分が連続して到着して作業者
の作業性を容易にするものである。ところで、取り出し
装置11は平面視で略コ字状をした加工搬送ラインBの終
端部に位置していて、第1図の実施例においては、略コ
字状の一側辺の先端をさらにコ字状の他側辺の先端側に
(つまり原板供給装置2側に)少し延ばしてある。
しかして、製造に当たっては、コンピュータCの指示
により製造しようとする箱Aを構成するための部材6取
りができるサイズの原板1が原板供給装置2の走行装置
13に設けた吸引装置14に吸引されて加工搬送ラインBの
始端部に供給され、次いでエッジ貼り装置4によりエッ
ジ部材3が貼られるとともに溝形成装置18により溝17が
形成される。次に、コンピュータCの指示により製造し
ようとする箱Aを構成するサイズの部材6になるように
原板1が2枚の側板6a、地板6b、天板6cの順に切断さ
れ、更にストック用の部材6が切断され、最後の端切れ
20が残った場合には除去される。このようにして切断さ
れた各部材6はストックライン部1Bに送られ、2枚の側
板6a、地板6b、天板6cという1セット分はそのまま通過
し、ストック用の部材6のみが走行機24に設けた吸引装
置25に吸引されて、パレット27の当該部材6が入れられ
るべき番地のストック用凹部28に入れられてストックさ
れる。次に、上記1セット分の部材6は順次バーコード
プリンタ装置29によりバーコード30の表示をされ、次に
第1のテノーナ装置8a部分において、押し当て装置Eに
より部材6の側端面を押して第1のテノーナ装置8a側に
部材6を押し付けて第1のテノーナ装置8aにより部材6
の一側端面に第5図のように傾斜した突き合わせ面7の
加工がされる。この場合、押し当て装置Eの検知装置7E
により加工搬送ラインBを搬送される部材6の横巾を検
知し、該当する部材6の横巾に対応した第2のシリンダ
4Eを下降させ、更に第1のシリンダ1Eを作動させて第15
図(b)に示すようにローラ6Eにより部材6の垂直な側
端面を押して部材6を定規5Eに押し当てながら前方に搬
送する。この場合ローラ6Eは部材6の垂直な側端面を押
すので外周面が垂直となっている。ここで、定規5Eの延
長線に第1のテノーナ装置8aがあるので、部材6は第1
のテノーナ装置8a側に押し当てられた状態で第1のテノ
ーナ装置8aにより加工させられるものである。そして、
第1のテノーナ装置8aで一側端面を加工された部材6は
加工搬送ラインBで前方に搬送され、前方に搬送されな
がら同時に巾寄せ装置Dにより第2のテノーナ装置8B側
に巾寄せされ、ここで、押し当て装置Eにより第2のテ
ノーナ装置8bに押し当てられながら第2のテノーナ装置
8bにより部材6の他側端面が加工される。ところで、押
し当て装置Eに設けたローラ6Eのうち第2のテノーナ装
置8b側に部材6を押し当てる方のローラ6Eは第15図
(a)に示すように外面が突き合わせ面7の傾斜に対応
した傾斜となった円錐状ローラ6E′となっているので、
第1のテノーナ装置8aにより加工された傾斜した突き合
わせ面7の傾斜部分が長い範囲にわたり押されて突き合
わせ面7の角部が破損したりすることがない。ところ
で、上記のように、第1のテノーナ装置8aで部材6の一
側端面を加工し、その後、加工搬送ラインBで搬送しな
がら巾寄せ装置Dで第2のテノーナ装置8b側に巾寄せし
て第2のテノーナ装置8bで部材6の他側端面の加工をす
るので、部材6の巾の違うものでも連続して第1のテノ
ーナ装置8a、第2のテノーナ装置8bにより加工できるも
のであり、部材6の巾が違うからといって、第1のテノ
ーナ装置8a及び第2のテノーナ装置8bを移動させる必要
がないものである。次にバーコードリーダー32により各
部材6に表示されたバーコード30の情報を読み取られた
後でボーリング装置10に送られ、各部材6ごとに読み取
られたバーコード30の情報に基づいて孔9あけをした
り、あるいは孔9あけをしなかったりして最後に順次取
り出し装置11に送られるものである。そして、ここで1
セット分が流れてくるので、これを次工程の組立工程に
送り、そこで第8図に示すような所定の形状の箱Aに組
み立てるものである。この場合、両側板6aの上下両端間
に地板6bと天板6cとを配置して直交して位置する部材6
の突き合わせ面7同士を接着剤36により接着することで
箱Aを組み立てるものであり、接着剤36はこの時凹溝33
に溜められて外にはみ出さないようになっている。また
背板19の外周端部がそれぞれ各部材6の溝17にはめ込ま
れる。上記のような箱Aには必要に応じて前部開口に扉
が取り付けられるものである。
なお、第1のテノーナ装置8a部分及び第2のテノーナ
装置8b部分において、加工搬送ラインBにより部材6を
搬送しながら加工する際に、第17図、第18図に示すよう
に部材6を上方から押さえる部材押さえコンベアFを設
けてもよい。この部材押さえコンベアFは第17図、第18
図に示すように加工搬送ラインBの上方に位置してお
り、部材6を押さえて搬送するものであり、この場合、
部材押さえコンベアFに加工搬送ラインBの搬送方向に
直交した部材送りバー1Fを設けて部材送りバー1Fにより
部材6を押して送るようにしてもよい。部材送りバー1F
は一本の長い棒状をしていて、部材6を定規5Eに対して
直角に部材6を送ることができるものである。
ところで、システムキッチン等の箱Aにおいては特注
品の箱Aの需要も多く、この特注品の箱Aもそのサイズ
がコンピュータCに入力され、コンピュータCの指令に
より切断装置5により切断され、上記と同様にして、最
後に標準品の箱Aを構成する部材6を切り取り、これを
パレット27の当該部材6を入れる所定の番地のストック
用凹所28に入れてストックしておくものである。そし
て、標準品の箱Aを構成する部材6を加工する指令がコ
ンピュータCによりなされた場合に、ストック置場26に
ストックされている複数の標準品用の部材6の中に該当
するサイズの標準品の1セット分の部材6がストックさ
れている場合には、原板1を供給することなく、ストッ
ク置場26にストックされている該当する標準品の部材6
を走行機24の吸引装置25により順次吸引してストックラ
イン部1Bに供給し、以後バーコード30の表示工程以降の
工程を経て取り出し装置11にセットとして送られる。こ
の場合、側板6bに該当する部材6を2枚、次に地板6bに
該当する部材6、次に天板6cに該当する部材6の順に順
次吸引してストックライン部1Bに供給するものである。
また、原板1を送って順次加工して行く場合におい
て、切断装置5により最後にストック用の部材6を切断
する際に、ストック置場26の各番地にストックしている
部材6が不足していたり、あるいは少ないストック量の
部材6をコンピュータCの指令により切断して複数種類
の標準品の箱Aを構成する各部材6を均等量ストックし
たり、あるいは、製造頻度の多い標準品の箱Aを構成す
る部材6を製造頻度の少ない標準品の箱Aを構成する部
材6のストック量より多くストックしたりするものであ
る。
また、柄、色等が異なる箱Aを製造する場合には、柄
や色の異なる原板1を原板供給装置2の枠体12の下方に
配置し、ここから原板供給装置2により加工搬送ライン
Bに送って上記と同様に加工していくのであるが、この
場合には、今までストック置場26に設置していたパレッ
ト27をフォークリフトにより別の場所に移動し、次いで
ストック置場26に以前に当該原板1を切断してストック
しておいた柄や色が対応した部材6を保持しているパレ
ット27をフォークリフトにより移動してきて設置するも
のである。このことにより、柄や色が異なった箱Aを構
成する部材6を上記と同様に加工し且つ一部を標準品用
としてストックしておくことができるものである。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように押し当て装置が加工
搬送ラインによる搬送方向と直交して伸縮する第1のシ
リンダと、第1のシリンダのロッドに固定されて加工搬
送ラインの上方において加工搬送ラインと直交するよう
に配置された支持棒の長手方向に一定間隔で設けた上下
方向に伸縮する複数個の第2のシリンダと、加工搬送ラ
インを搬送される部材の横巾を検知して該当する横巾の
部材に最も近い位置の第2のシリンダを作動するための
検知装置とにより構成されてあるので、部材の横巾が異
なった場合、該当する部材の側端面を押すに当たり、こ
れに最も近い第2のシリンダにより押すことができ、横
巾の異なる部材を連続して加工する際の生産性を高める
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体斜視図、第2図は同上のエッジ部
材を貼っている状態の概略説明図、第3図は切断装置に
よる切断例を示す説明図、第4図はストック用のパレッ
トの斜視図、第5図は後部のテノーナ装置で部材の片側
を加工した場合の部材の斜視図、第6図は前部のテノー
ナ装置で部材の他の片側を加工した例の斜視図、第7図
は部材をボーリング装置で孔あけ加工をした状態の斜視
図、第8図は箱を組み立て形成した状態の斜視図、第9
図は同上のコーナの接続部分の断面図、第10図は同上の
背板の取り付け状態を示す断面図、第11図はバーコード
を表示したシールを貼った状態の一部省略平面図、第12
図は巾寄せ装置部分の部分斜視図、第13図は押し当て装
置部分の正面図、第14図は同上の検知装置部分の部分平
面図、第15図(a)(b)は同上の第2のテノーナ装置
部分において部材の側端面を円錐状ローラで押している
状態の正面図及び第1のテノーナ装置部分において部材
の側面図をローラで押している状態の正面図、第16図
(a)(b)は同上の第2のテノーナ装置部分の円錐状
ローラの斜視図及び第1のテノーナ装置部分のローラの
斜視図、第17図は同上の部材押さえコンベアを設けた場
合の側面図、第18図は同上の概略正面図、第19図は従来
例の説明図であって、6は部材、8はテノーナ装置、B
は加工搬送ライン、Eは押し当て装置、1Eは第1のシリ
ンダ、2Eはロッド、3Eは支持棒、4Eは第2のシリンダ、
7Eは検知装置である。
フロントページの続き (72)発明者 野村 幸司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−224702(JP,A) 特開 昭62−249705(JP,A) 実開 昭60−166505(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の部材を搬送する加工搬送ラインと、
    加工搬送ラインの側部に位置して部材の側端面を加工す
    るテノーナ装置と、加工搬送ラインにより搬送される部
    材をテノーナ装置側に押し当てるための押し当て装置と
    より構成され、押し当て装置が加工搬送ラインによる搬
    送方向と直交して伸縮する第1のシリンダと、第1のシ
    リンダのロッドに固定されて加工搬送ラインの上方にお
    いて加工搬送ラインと直交するように配置された支持棒
    の長手方向に一定間隔で設けた上下方向に伸縮する複数
    個の第2のシリンダと、加工搬送ラインを搬送される部
    材の横巾を検知して該当する横巾の部材に最も近い位置
    の第2のシリンダを作動するための検知装置とにより構
    成されて成ることを特徴とする箱部材の加工装置。
JP63288180A 1988-11-15 1988-11-15 箱部材の加工装置 Expired - Lifetime JP2549427B2 (ja)

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