JP2593209B2 - 箱部材の加工装置 - Google Patents

箱部材の加工装置

Info

Publication number
JP2593209B2
JP2593209B2 JP28817988A JP28817988A JP2593209B2 JP 2593209 B2 JP2593209 B2 JP 2593209B2 JP 28817988 A JP28817988 A JP 28817988A JP 28817988 A JP28817988 A JP 28817988A JP 2593209 B2 JP2593209 B2 JP 2593209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
tenoner
plate
members
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28817988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02134202A (ja
Inventor
郁夫 浜下
政治 明井
信夫 森崎
幸司 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP28817988A priority Critical patent/JP2593209B2/ja
Publication of JPH02134202A publication Critical patent/JPH02134202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593209B2 publication Critical patent/JP2593209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、箱を構成する部材の側端面を加工するため
の装置に関する。
[従来の技術] 箱を構成する部材である左右の側板、天板、地板とい
う各部材は加工搬送ラインで両側端面に組み立て状態で
他の部材と直角に突き合わせる場合の突き合わせ面を形
成するようにしていた。そして、従来にあっては、部材
の両側端面に突き合わせ面を形成するには、加工搬送ラ
インの両側にテノーナ装置を配置し、両テノーナ装置を
通過する際に部材の両側端面にそれぞれ同時に突き合わ
せ面を形成していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記の従来例にあっては、両側端面を両側
のテノーナ装置により同時に加工していたので、部材の
横巾が異なるサイズのものの場合、両側のテノーナ装置
の間の間隔を変えてやらねばならず、このため、テノー
ナ装置の移動に時間がかかり、部材の加工を連続生産す
るのに支障があった。
本発明は、上記した従来例の問題点に鑑みて発明した
ものであって、その目的とするところは、部材の横巾が
異なってもテノーナ装置を移動させることなく部材の両
側面の加工ができると共に、部材の巾寄せを短時間で効
率良く行なうことができ、巾の異なる部材の連続生産性
を一層向上させることができる箱部材の加工装置を抵抗
するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の箱部材の加工装置は、板状の部材6を搬送す
る加工搬送ラインBと、加工搬送ラインBの片側に位置
して部材6の一側端面を加工する第1のテノーナ装置8a
と、第1のテノーナ装置8aと前方において加工搬送ライ
ンBの他の片側に位置して部材の他側端面を加工する第
2のテノーナ装置8bと、加工搬送ラインBの搬送方向に
対して直交して部材6を第2のテノーナ装置8b側に片寄
らせるための巾寄せ装置Dとより成り、巾寄せ装置Dは
加工搬送ラインBを構成する複数のローラーコンベア2B
相互間各々に該ローラーコンベア2Bの搬送方向と直交す
る方向に移動するベルトコンベア1Dを配置して構成され
ていることを特徴とするものであって、このような構成
を採用することで、上記した本発明の目的を達成したも
のである。
[作用] しかして、本発明にあっては、加工搬送ラインBで部
材6を搬送しながら、まず第1のテノーナ装置8aにより
部材6の一側端面の加工をし、次いで加工搬送ラインB
で部材6を搬送しながら、巾寄せ装置Dにより部材6を
第2のテノーナ装置8b側に片寄らせて第2のテノーナ装
置8bにより部材6の他側面を加工する。また、加工搬送
ラインBを構成する複数のローラーコンベア2B相互間各
々に該ローラーコンベア2Bの搬送方向と直交する方向に
移動するベルトコンベア1Dが配置されて巾寄せ装置Dが
構成されるので、複数のローラーコンベア2Bによる部材
6の搬送と、該ローラーコンベア2Bの搬送方向と直交す
る方向に移動するベルトコンベア1Dによる部材6の巾寄
せとを同時に行なうことが可能となる。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
第1図に本発明の加工搬送ラインBの概略斜視図が示
してある。この加工搬送ラインBは略コ字状に配設して
あり、その一端部が始端部で他端部が終端部となってい
る始端部には原板供給装置2が配置してある。この原板
供給装置2は加工搬送ラインBの上方を通り且つ加工搬
送ラインBと直交する枠体12に走行装置13を走行自在に
取り付けて構成してあり、走行装置13の下面には上下移
動自在な吸引装置14が設けて構成してある。枠体12の下
方の加工搬送ラインBの両側はそれぞれ加工搬送ライン
Bに平行に複数列に原板1を置くことのできる原板置場
となっている。この原板置場には多数の原板1が載置さ
れた複数のパレット15を設置しておくものであるが、パ
レット15ごとに原板1のサイズを違わせておき、加工搬
送ラインBに近い方に供給頻度の高い方の原板1が配置
され、供給頻度の低い方の原板1が加工搬送ラインBか
ら遠い方に配置される。このようにすることで、走行装
置13を移動させて吸引装置14により原板1を吸引し、こ
れを持ち上げて加工搬送ラインBの上に移動させて吸引
装置14を下降させて吸引を解除することで原板1を加工
搬送ラインBに供給するという動作が、供給頻度の高い
原板1ほど短時間で供給できるようになっている。
加工搬送ラインBの始端部に原板供給装置2から供給
された原板1は加工搬送ラインBを搬送されて、原板1
の両側端面部分にエッジ部材3を貼るエッジ貼り装置4
に送られる。エッジ貼り装置4は第2図に示すように連
続して供給する細巾帯状をしたエッジ部材3をエッジ部
材貼りロール16により原板1の長手方向の全長にわたり
連続して貼着するようにして構成してある。エッジ部材
3として例えば、合成樹脂シート、薄単板等が用いられ
る。また、このエッジ貼り装置4部分において、原板1
の片面一側端部側寄りに溝17を溝形成装置18により形成
するようになっている。この、溝17は箱Aを組み立てる
際に背板19の端部がはめ込まれるためのものである。
エッジ貼り装置4でエッジ貼りされた原板1は加工搬
送ラインBを搬送されて切断装置5に送られる。この切
断装置5は原板1を原板1の長手方向(原板1の搬送方
向)に対して直交するようにして切断するものであり、
エッジ部材3が貼られた一枚の原板から箱Aの複数面を
構成する複数の部材6を切断形成するようになってい
る。具体的には一枚の長い原板1から箱Aの各面を構成
する部材6である2枚の側板6a、地板6b、天板6cを順次
切断していくようになっており、この場合、切断の順序
は原板1の先端より側板6a、側板6a、地板6b、天板6cと
いう順に切断していくものである。ここで、原板1の長
さは標準品の箱Aを構成する部材6である側板6a、側板
6a、地板6b、天板6cを順次切断してもまだ少なくとも上
記標準品の箱Aを構成する部材6の一つが切断できる程
度の全体長さとなっており、切断装置5により原板1を
先端から順に切断していく際、側板6a、側板6a、地板6
b、天板6cを切断した後に、更に標準品の箱Aを構成す
る部材6の一つが切断されるのである。第3図の実施例
では、原板1の巾が350mm、長手方向の長さが3200mmと
してあり、標準品の箱Aを奥行きが350mm、縦が595mm、
横が445mmとした場合、2枚の側板6aの切断寸法がそれ
ぞれ595mm、地板6bの切断寸法が445mm、天板6cの切断寸
法が445mmであり、この標準品の箱Aの1セット分の切
断をした後、更に縦長さが595mmの標準品の箱Aのスト
ック用の側板6aが切断され、更に最後に25mmの端切れ20
ができるようになっている。そして、標準サイズの箱A
と異なる特注サイズの箱Aを形成する場合、コンピュー
タCの指令により、一枚の原板1が先端から順に特注品
の箱Aの寸法の側板6a、側板6a、地板6b、天板6cと特注
サイズの箱Aの1セット分を切断し、その後、更に、標
準品の箱Aを構成する部材6のいずれかをストック用と
して切断するのである。ここで、標準品の箱Aは一種類
ではなく、例えば、奥行き方向として350mm、560mm、41
0mm、710mm等があり、また縦、横の長さとしては、例え
ば、145mm、295mm、445mm、595mm、655mm等があり、本
発明においてはあらがじめ決めているこれらの規格寸法
のものを組み合わせたものは全て標準品と称する。そし
て、これらの標準品のサイズ以外のサイズのものを特注
品と称している。
切断装置5により切断された各部材6は上下移動自在
な吸引装置22を有する回動自在な方向転換機21により一
枚ずつ直角に転換されて加工搬送ラインBのうちストッ
クライン部1Bと称する部分に搬送される。このストック
ライン部1Bは平面視で略コ字状をした加工搬送ラインB
の底辺部分をなす部分を構成している。ストックライン
部1Bの上方を通り且つストックライン部1Bと直交する支
持枠23に走行機24を走行自在に取り付けてあり、走行機
24の下面には上下移動自在な吸引装置25が設けてある。
支持枠23の下方にはストックライン部1Bの下方にストッ
クライン部1Bに平行にストック用の部材6のストック置
場26となっている。このストック置場26には標準品の箱
Aを構成する部材6がストックされるものであり、標準
品を構成する各部材6を奥行きの異なるものを基準にし
てこれをグループに別けて、複数列ストックライン部1B
に平行に配置してある。例えば、第3の実施例ではスト
ックライン部1Bに平行に奥行きが350mm、560mm、410m
m、710mmのものをそれぞれのグループとして4列配置し
てある。そして、各列にはそれぞれ、145mm、295mm、44
5mm、595mm、655mmのものを先頭から順に置くようにし
てある。つまり、第1図の実施例では、標準品の箱Aを
構成するための20種類の部材6がそれぞれ、各列、各行
に重ねて並べるようにしてある。もちろん上記20種類に
のみ限定されるものではない。上記各列、各行に並べた
複数のストック用の部材6は第4図に示すようなパレッ
ト27に一まとめにして支持されるものであり第、4図の
実施例ではパレット27に仕切りにより多数のストック用
凹部28を形成し、このストック用凹部28内に上記ストッ
ク用の種々の標準品にみあった寸法の部材6が挿入され
てストックされる。パレット27は複数個用意しておき、
柄や色が同じものでサイズが異なる部材6を同一のパレ
ット27に支持するようにし、柄や色が違うものを異なる
パレット27に支持するようにしておく。そして、いずれ
かの柄や色の部材6を支持したパレット27をストック置
場26に配置しておくものである。しかして、切断装置5
により切断された部材6がストックライン部1Bに送られ
てくると、側板6a、側板6a、地板6b、天板6cという1セ
ット分はそのまま通過し、その次に送られてくるストッ
ク用の部材6が吸引装置25により吸引されて持ち上げて
移動され、ストック置場26に配置した多数のパレット27
のうち該当する番地のストック用凹部28に入れられる。
ストックライン部1Bを通過した部材6は略コ字状の加
工搬送ラインBの残りの一側辺側に送られることで搬送
方向が変えられ(つまり断面端部が搬送方向と平行とな
るように変えられ)、バーコードプリンタ装置29により
バーコード30を表示したシール31が貼られる。このバー
コード30には部材6への後述のボーリング装置10による
孔9あけ位置や孔9の数や孔9の大きさ等を選択できる
ようにするための情報を付与してあり、後述のバーコー
ドリーダー32により、部材6に表示されたバーコード30
を読み取ってボーリング装置10を制御して部材6への孔
9あけ位置や孔9の数や孔9の大きさ等を自由に設定す
るようにしてある。
バーコードプリンタ装置29により第11図のようにバー
コード30を付与された部材6はテノーナ装置8に送られ
る。このテノーナ装置8は加工搬送ラインBの進行方向
の前部の一例と後部の他側とにそれぞれ配置してあり、
この後部の片側に配置された第1のテノーナ装置8aによ
り部材6の一方の切断端面に組み立て状態で他の部材6
と直角に突き合わせる場合の突き合わせ面7が形成され
るものであり、前部の他の片側に配置された第2のテノ
ーナ装置8bにより部材6の他方の切断端面に突き合わせ
面7が形成されるものである。この突き合わせ面7を形
成する際に同時に突き合わせ面7に接着剤溜まりとなる
凹溝33を形成しておく。ここで、加工搬送ラインBの第
1のテノーナ装置8aと第2テノーナ装置8bとの間の部分
には、加工搬送ラインBの搬送方向と直交して部材6を
第2のテノーナ装置8b側に片寄らせるための巾寄せ装置
Dが配置してある。第12図に巾寄せ装置Dの一実施例が
示してある。第12図において、加工搬送ラインBはロー
ラコンベア2Bにより構成してあり、このローラコンベア
2Bは第12図のように回転している。ローラコンベア2B間
にはベルトコンベア1Dが配置してあり、このベルトコン
ベア1Dは加工搬送ラインBの搬送方向と直交する方向に
移動しているものであり、このベルトコンベア1Dが巾寄
せ装置Dを構成している。ベルトコンベア1Dとローラコ
ンベア2Bとは上面が略同一レベルとなっている。加工搬
送ラインBの第1のテノーナ装置8a及び第2のテノーナ
装置8bに対応した部分の上方には部材6を第1のテノー
ナ装置8aまたは第2のテノーナ装置8bに押し当てるため
の押し当て装置Eが配置してある。押し当て装置Eは第
13図に示すように第1のテノーナ装置8aまたは第2のテ
ノーナ装置8bに対応する部分で加工搬送ラインBを構成
するコンベア3Bによる搬送方向と直交して伸縮するよう
にコンベア3Bの上方に配置した第1のシリンダ1Eと、第
1のシリンダ1Eのロッド2Eの先端に固定した支持棒3Eの
長手方向に一定間隔で設けた複数個の第2のシリンダ4E
と、規定5Eと、加工搬送ラインBの搬送方向と直交して
一定の間隔をおいて配置された複数個の検知装置7Eとで
構成してある。そして、そして、加工搬送ラインBによ
り搬送された部材6の横巾を反射計光電スイッチのよう
な検知装置7Eにより検知して、複数の第2のシリンダ4E
のうち該当する横巾に対応した第2のシリンダ4Eを下降
させ、更に第1のシリンダ1Eを作動させて部材6を定規
5Eに押し当てながら前方に搬送する。ここで、定規5Eの
延長線に第1のテノーナ装置8aがあるので、部材6は第
1のテノーナ装置8a側に押し当てられた状態で第1のテ
ノーナ装置8aにより加工させられるものである。そし
て、第1のテノーナ装置8aで一側端面を加工された部材
6は加工搬送ラインBで前方に搬送され、前方に搬送さ
れながら同時に巾寄せ装置Dにより第2のテノーナ装置
8B側に巾寄せされ、ここで、押し当て装置Eにより第2
のテノーナ装置8bに押し当てられながら第2のテノーナ
装置8bにより部材6の他側端面が加工されるのである。
テノーナ装置8により加工された部材6は方向転換装置
34により90゜回転されて進行方向を転換され(エッジ部
材3を貼った部分が加工搬送ラインBと平行となるよう
に方向転換され)るようになっており、方向転換装置34
の前方に配置したバーコードリーダー32により部材6に
表示したバーコード30を読み取り、前方に配置されたボ
ーリング装置10に送られる。ボーリング装置10には多数
のドリルが設けてあり、バーコードリーダー32により読
み取った情報に基づいて送られてきた当該部材6に孔9
あけ加工をするものである。ここで、孔9とは組み立て
られる箱Aの横仕切り板を取り付けるためのねじ挿入孔
やダボ孔、あるいは棚板を取り付けるためのダボ孔等で
あり、これらの孔9はいずれも側板6aにのみ形成される
ものであって、したがって、地板6bや天板6cにはこれら
の孔9が必要でないので孔9あけ加工をすることなくそ
のまま通過するようになっている。そして、孔9あけ加
工がされた2枚の側板6a、孔9あけ加工をされずそのま
ま通過した地板6b、天板6cは取り出し装置11に送られ
る。ところで、前述の切断装置5による切断において、
2枚の側板6aを他の部材6である地板6bや天板6cよりも
先に切断したのは、別々に送られてくる各部材にバーコ
ードプリンタ装置29によりバーコード30を表示する工
程、テノーナ装置8により加工する工程にはそれぞれ一
定の時間が必要で、このため各部材6は一定の時間的間
隔をおいて送られてきているが、その後、仮に孔9あけ
加工をしない地板6bや天板6cを側板6aの先に通過させる
と、地板6b、天板6cは取り出し装置11に速く到着しす
ぎ、孔9あけ加工をした側板6aは取り出し装置11に遅く
到着し、取り出し装置11で待機している作業者が側板6a
が来ないのに気付かず、取り出し装置11から取り出して
次工程に送ったりするおそれがあるが、孔9あけ工程を
する側板6aを先に送ることで、孔9あけ加工をした側板
6aが取り出し装置11に到着すると、その後で直ぐに孔9
あけ加工をしないで通過してきた地板6bと天板6cとが到
着することとなり、この結果、取り出し装置11部分に組
み立てるべき箱Aの1セット分が連続して到着して作業
者の作業性を容易にするものである。ところで、取り出
し装置11は平面視で略コ字状をした加工搬送ラインBの
終端部に位置していて、第1図の実施例においては、略
コ字状の一側辺の先端をさらにコ字状の他側辺の先端側
に(つまり原板供給装置2側に)少し延ばしてある。
しかして、製造の当たっては、コンピュータCの指示
により製造しようとする箱Aを構成するための部材6取
りができるサイズの原板1が原板供給装置2の走行装置
13に設けた吸引装置14に吸引されて加工搬送ラインBの
始端部に供給され、次いでエッジ貼り装置4によりエッ
ジ部材3が貼られるとともに溝形成装置18により溝17が
形成される。次に、コンピュータCの指示により製造し
ようとする箱Aを構成するサイズの部材6になるように
原板1が2枚の側板6a、地板6b、天板6cの順に切断さ
れ、更にストック用の部材6が切断され、最後の端切れ
20が残った場合には除去される。このようにして切断さ
れた各部材6はストックライン部1Bに送られ、2枚の側
板6a、地板6b、天板6cという1セット分はそのまま通過
し、ストック用の部材6のみが走行機24に設けた吸引装
置25に吸引されて、パレット27の当該部材6が入れられ
るべき番地のストック用凹部28に入れられてストックさ
れる。次に、上記1セット分の部材6は順次バーコード
プリンタ装置29によりバーコード30の表示をされ、次に
第1のテノーナ装置8aにより部材6の一側端面に突き合
わせ面7の加工がされ、次に巾寄せ装置Dにより第2の
テノーナ装置8b側に巾寄せされて第2のテノーナ装置8b
により部材6の他側端面に突き合わせ面7の加工がされ
る。ここで、第1のテノーナ装置8aで部材6の一側端面
を加工し、その後、加工搬送ラインBで搬送しながら巾
寄せ装置Dで第2のテノーナ装置8b側に巾寄せして第2
のテノーナ装置8bで部材6の他側端面の加工をするの
で、部材6の巾の違うものでも連続して第1のテノーナ
装置8a、第2のテノーナ装置8bにより加工できるもので
あり、部材6の巾が違うからといって、第1のテノーナ
装置8a及び第2のテノーナ装置8bを移動させる必要がな
いものである。次にバーコードリーダー32により各部材
6に表示されたバーコード30の情報を読み取られた後で
ボーリング装置10に送られ、各部材6ごとに読み取られ
たバーコード30の情報に基づいて孔9あけをしたり、あ
るいは孔9あけをしなかったりして最後に順次取り出し
装置11に送られるものである。そして、ここで1セット
分が流れてくるので、これを次工程の組立工程に送り、
そこで第8図に示すような所定の形状の箱Aに組み立て
るものである。この場合、両側板6aの上下両端間に地板
6bと天板6cとを配置して直交して位置する部材6の突き
合わせ面7同士を接着剤36により接着することで箱Aを
組み立てるものであり、接着剤36はこの時凹溝33に溜め
られて外にはみ出さないようになっている。また背板19
の外周端部がそれぞれ各部材6の溝17にはめ込まれる。
上記のような箱Aには必要に応じて前部開口に扉が取り
付けられる。
なお、第1のテノーナ装置8a部分及び第2のテノーナ
装置8b部分において、加工搬送ラインBにより部材6を
搬送しながら加工する際に、第15図、第16図に示すよう
に部材6を上方から押さえる部材押さえコンベアFを設
けてもよい。この部材押さえコンベアFは第15図、第16
図に示すように加工搬送ラインBの上方に位置してお
り、部材6を押さえて搬送するものであり、この場合、
部材押さえコンベアFに加工搬送ラインBの搬送方向に
直交した部材送りバー1Fを設けて部材送りバー1Fにより
部材6を押して送るようにしてもよい。部材送りバー1F
は一本の長い棒状をしていて、部材6を定規5Eに対して
直角に部材6を送ることができるものである。
ところで、システムキッチン等の箱Aにおいては特注
品の箱Aの需要も多く、この特注品の箱Aもそのサイズ
がコンピュータCに入力され、コンピュータCの指令に
より切断装置5により切断され、上記と同様にして、最
後に標準品の箱Aを構成する部材6を切り取り、これを
パレット27の当該部材6を入れる所定の番地のストック
用凹所28に入れてストックしておくものである。そし
て、標準品の箱Aを構成する部材6を加工する指令がコ
ンピュータCによりなされた場合に、ストック置場26に
ストックされている複数の標準品用の部材6の中に該当
するサイズの標準品の1セット分の部材6がストックさ
れている場合には、原板1を供給することなく、ストッ
ク置場26にストックされている該当する標準品の部材6
を走行機24の吸引装置25により順次吸引してストックラ
イン部1Bに供給し、以後バーコード30の表示工程以降の
工程を経て取り出し装置11に1セットとして送られる。
この場合、側板6bに該当する部材6を2枚、次に地板6b
に該当する部材6、次に天板6cに該当する部材6の順に
順次吸引してストックライン部1Bに供給するものであ
る。
また、原板1を送って順次加工して行く場合におい
て、切断装置5により最後にストック用の部材6を切断
する際に、ストック置場26の各番地にストックしている
部材6が不足していたり、あるいは少ないストック量の
部材6をコンピュータCの指令により切断して複数種類
の標準品の箱Aを構成する各部材6を均等量ストックし
たり、あるいは、製造頻度の多い標準品の箱Aを構成す
る部材6を製造頻度の少ない標準品の箱Aを構成する部
材6のストック量より多くストックしたるするものであ
る。
また、柄、色等が異なる箱Aを製造する場合には、柄
や色の異なる原板1を原板供給装置2の枠体12の下方に
配置し、ここから原板供給装置2により加工搬送ライン
Bに送って上記と同様に加工していくのであるが、この
場合には、今までストック置場26に設置していたパレッ
ト27をフォークリフトにより別の場所に移動し、次いで
ストック置場26に以前に当該原板1を切断してストック
しておいた柄や色が対応した部材6を保持しているパレ
ット27をフォークリフトにより移動してきて設置するも
のである。このことにより、柄や色が異なった箱Aを構
成する部材6を上記と同様に加工し且つ一部を標準品用
としてストックしておくことができるものである。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように板状の部材を搬送す
る加工搬送ラインと、加工搬送ラインの片側に位置して
部材の一側端面を加工する第1のテノーナ装置と、第1
のテノーナ装置の前方において加工搬送ラインの他の片
側に位置して部材の他側端面を加工する第2のテノーナ
装置と、、加工搬送ラインの搬送方向に対して直交して
部材を第2のテノーナ装置側に片寄らせるための巾寄せ
装置とを具備しているので、部材の巾の異なるものであ
っても、第1のテノーナ装置や第2のテノーナ装置を移
動させることなく、部材の巾寄せ装置で巾寄せするのみ
で、連続して部材の一側端面及び他側端面を加工できる
ものであり、従来のように部材の巾が異なるとそれに対
応して両側のテノーナ装置間の距離を変えるという操作
が必要でなく、巾の異なる部材の連続加工ができるもの
であり、しかも、加工搬送ラインを構成する複数のロー
ラコンベア相互間各々に該ローラコンベアの搬送方向と
直交する方向に移動するベルトコンベアを配置して巾寄
せ装置を構成したことにより、複数のローラコンベアに
よる部材の搬送と、該ローラコンベアの搬送方向と直交
する方向に移動するベルトコンベアによる部材の巾寄せ
とを同時に行なうことが可能となり、この結果、部材の
巾寄せを短時間で効率良く行なうことができ、巾の異な
る部材の連続生産性が一層向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体斜視図、第2図は同上のエッジ部
材を貼っている状態の概略説明図、第3図は切断装置に
よる切断例を示す説明図、第4図はストック用のパレッ
トの斜視図、第5図は後部のテノーナ装置で部材の片側
を加工した場合の部材の斜視図、第6図は前部のテノー
ナ装置で部材の他の片側を加工した例の斜視図、第7図
は部材をボーリング装置で孔あけ加工をした状態の斜視
図、第8図は箱を組み立て形成した状態の斜視図、第9
図は同上のコーナーの接続部分の断面図、第10図は同上
の背板の取り付け状態を示す断面図、第11図はバーコー
ドを表示したシールを貼った状態の一部省略平面図、第
12図は巾寄せ装置部分の斜視図、第13図は押し当て装置
部分の正面図、第14図は同上の検知装置部分の部分平面
図、第15図は同上の部分押さえコンベアを設けた場合の
側面図、第16図は同上の概略正面図であって、6は部
材、8aは第1のテノーナ装置、8bは第2のテノーナ装
置、Bは加工搬送ラインである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 幸司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−248311(JP,A) 特開 昭49−20795(JP,A) 実開 昭61−49728(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の部材を搬送する加工搬送ラインと、
    加工搬送ラインの片側に位置して部材の一側端面を加工
    する第1のテノーナ装置と、第1のテノーナ装置の前方
    において加工搬送ラインの他の片側に位置して部材の他
    側端面を加工する第2のテノーナ装置と、加工搬送ライ
    ンの搬送方向に対して直交して部材を第2のテノーナ装
    置側に片寄らせるための巾寄せ装置とより成り、巾寄せ
    装置は加工搬送ラインを構成する複数のローラコンベア
    相互間各々に該ローラーコンベアの搬送方向と直交する
    方向に移動するベルトコンベアを配置して構成されてい
    ることを特徴とする箱部材の加工装置。
JP28817988A 1988-11-15 1988-11-15 箱部材の加工装置 Expired - Lifetime JP2593209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28817988A JP2593209B2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 箱部材の加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28817988A JP2593209B2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 箱部材の加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02134202A JPH02134202A (ja) 1990-05-23
JP2593209B2 true JP2593209B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=17726834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28817988A Expired - Lifetime JP2593209B2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 箱部材の加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593209B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103008278A (zh) * 2012-12-27 2013-04-03 郑州精益达汽车零部件有限公司 车桥零部件自动清洗机

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60248311A (ja) * 1984-05-24 1985-12-09 庄内 七蔵 フインガ−ジヨイント加工におけるクランプ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02134202A (ja) 1990-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4680079A (en) Printed circuit board laminating apparatus
AU604963B2 (en) Cardboard web feeding device for corrugator
US11517979B2 (en) Method for producing corrugated cardboard blanks, and device
EP1944260A2 (en) Machine and method for applying pressure sensitive sample chips to a card
JP2593209B2 (ja) 箱部材の加工装置
JP2714408B2 (ja) 箱部材の加工方法
KR102005852B1 (ko) 골판지 시트의 와프방지를 위한 적재장치
JP5804755B2 (ja) 板状部材のラベル貼付システム
JP2549427B2 (ja) 箱部材の加工装置
JP2555166B2 (ja) 箱部材の加工方法
CN218641659U (zh) 卷料立体储存系统
JP2708898B2 (ja) 箱組み立て用の部材の自動積載装置
JP2520457B2 (ja) 箱部材の加工装置
JP2595331B2 (ja) 箱部材の加工装置
JPH02134204A (ja) 箱部材の加工装置
EP0979712B1 (en) Gluing machine for splines
JPH0815722B2 (ja) 箱部材の加工方法
KR200377444Y1 (ko) 골판지 시트의 와프방지를 위한 뒤집기장치
JP2548958B2 (ja) コルゲートマシンの原紙供給装置
KR101915569B1 (ko) 마트용 가격태그 제조 시스템
JPH02131894A (ja) シート切断装置
JPS6338165Y2 (ja)
JP2019166735A (ja) 差圧成形装置、及び、差圧成形方法
JPH0776051B2 (ja) 搬送方向転換用ベルトコンベヤ装置
JP3541281B2 (ja) 複数列搬送コンベア装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term