JP2548690Y2 - 荷役用スプレッダ - Google Patents

荷役用スプレッダ

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JP2548690Y2
JP2548690Y2 JP2475193U JP2475193U JP2548690Y2 JP 2548690 Y2 JP2548690 Y2 JP 2548690Y2 JP 2475193 U JP2475193 U JP 2475193U JP 2475193 U JP2475193 U JP 2475193U JP 2548690 Y2 JP2548690 Y2 JP 2548690Y2
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省三 高橋
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東洋運搬機株式会社
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンテナ等の荷物を吊
り下げる荷役用スプレッダの改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォークリフトやコンテナキャリ
ア等の荷役車両のスプレッダには、図3の如く、スプレ
ッダ本体1の側面に、係合爪2をコンテナ3の係合孔4
に案内するためのガイド板5がスペーサ6を介してボル
ト7により固設されているものがある。
【0003】そして、係合爪2とコンテナ3の係合孔4
との位置合わせ作業時に、オペレーターがガイド板5を
ストッパーと勘違いして、ガイド板5をコンテナ3の側
壁に衝突させながら係合爪2を係合孔4に導くことがあ
った。また、正常な位置合わせ作業においても、ガイド
板5がコンテナ3の側壁に衝突することがあった。これ
により、ガイド板5に衝撃がまともに加わり、ボルト7
のねじ山が切れてガイド板5がぐらついたり、ガイド板
5が曲がって変形することがあった。
【0004】したがって、ガイド板への衝撃を緩和する
構造として、図4に示すように、スプレッダ本体10の
側面に軸受用ボス10aを介して取り付けた横軸11に
ガイド板12を回転自在に支持し、このガイド板12を
貫通してスプレッダ本体10の側面にスタッド13を取
り付け、該スタッド13のねじ加工が施された先端部に
ナット14を螺合し、該ナット14とガイド板12との
間でスタッド13にバネ15を外装したものがある。
【0005】この構造においては、ガイド板12がコン
テナ3に衝突しても、ガイド板12が横軸11周りに回
転して、衝撃がバネ15により吸収されて、スタッド1
3に負荷がかかることを防止できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来のスプレッダにお
けるガイド板12への衝撃を緩和する構造では、ガイド
板12に外方向への力がかかったときには、バネ15に
より衝撃を吸収することが可能である。しかしながら、
ガイド板12に内方向(スプレッダ本体10の方向)へ
の力がかかったときには、スプレッダ本体10の側面に
衝突して、ガイド板12の変形およびガイド板12の支
持部の破損につながる。
【0007】しかも、ガイド板12の回転方向が一方向
であるため、回転方向からずれた斜めの方向から衝撃が
加わると、横軸11および軸受用ボス10aに負担がか
かり、衝撃を緩和しきれなかった。
【0008】本考案は、上記に鑑み、任意の方向からの
衝撃を緩和できる耐久性に優れた荷役用スプレッダを提
供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案による課題解決手
段は、スプレッダ本体20の側面に沿って垂下され係合
爪22を荷物21に案内する案内体23を備え、前記ス
プレッダ本体20に上下左右に四本の案内体取付用の突
出部材27が設けられ、前記案内体23に前記突出部材
27に対応した取付孔24aが形成され、前記突出部材
27の先端に案内体23の抜けを防止する止め具28が
装着され、前記突出部材27に沿ってスプレッダ本体2
0と案内体23との間および案内体23と止め具28と
の間に緩衝体30,31が設けられたものである。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、案内体23を目安
にして係合爪22を荷物に係合するとき、案内体23が
荷物21に衝突すると、案内体23が衝撃の加わった方
向に追従して自由自在に動く。このとき、緩衝体30あ
るいは緩衝体31が収縮して衝撃を吸収し、案内体23
および突出部材27への衝撃を緩和する。
【0011】
【実施例】本考案の一実施例におけるフォークリフトや
コンテナキャリア等の荷役車両に昇降可能に配されたス
プレッダは、図1,2の如く、スプレッダ本体20に配
されコンテナ21の係合孔21aに係合する係合爪22
と、スプレッダ本体20の側面に沿って垂下され前記係
合爪22をコンテナ21の係合孔21aに案内する案内
体23とを備えている。
【0012】前記スプレッダ本体20は、長方形の枠状
で、その四隅には前記係合爪22が水平回転可能に保持
されている。この係合爪22は、スプレッダ本体20に
内装された軸部22aと、該軸部22aの下端に取り付
けられスプレッダ本体20の下面から突出した爪部22
bとからなる。
【0013】そして、前記軸部22aが図示しないシリ
ンダ等の駆動力により水平回転することで、爪部22b
が、コンテナ21の係合孔21aに挿入可能な挿入位置
Aと、係合孔21aに係合する係合位置Bとの間で切換
自在とされている。
【0014】前記案内体23は、スプレッダ本体20の
側面に平行に配され下端部が外方向に湾曲した平板部2
4と、該平板部24の中央上下方向に立設された補強片
25とからなる。
【0015】また、スプレッダ本体20の一側面で係合
爪22の近傍には、補強材26を介して上下左右に四本
の案内体取付用の突出部材27が外方向に突出して溶接
され、前記突出部材27の先端に案内体23の抜けを防
止する止め具28が装着されている。
【0016】前記突出部材27は、先端部にねじ加工が
施されたスタッドであり、前記止め具28は、スタッド
27の先端部に螺合されたダブルナットである。なお、
図1,2中、29はワッシャである。
【0017】そして、前記案内体23の平板部24に
は、前記スタッド27に対応した四個の取付孔24aが
穿設され、この取付孔24aは補強片25を挟んで上下
に配されている。なお、取付孔24aの孔径およびスタ
ッド27の直径は、案内体23がスプレッダ本体20の
側面に対して傾くことができるよう関係付けられてい
る。
【0018】また、夫々のスタッド27には、緩衝体で
ある一対の圧縮バネ30,31が外装されている。この
一対の緩衝バネ30,31は、スプレッダ本体20と案
内体23の平板部24との間に介在された内圧縮バネ3
0と、平板部24とダブルナット28のワッシャ29と
の間に介在された外圧縮バネ31とからなる。なお、内
および外圧縮バネ30,31の付勢力の釣り合いによっ
て、案内体23はスプレッダ本体20の側面に平行に保
持されている。
【0019】上記構成において、荷役車両によりコンテ
ナ21を吊り下げて運搬するとき、スプレッダをコンテ
ナ21の上方に移動して、案内体23を目安にして挿入
位置にある係合爪22の爪部22bをコンテナ21の係
合孔21aに位置合わせする。
【0020】このとき、案内体23の内側がコンテナ2
1の側壁に衝突すると、案内体23の下側が外方向に向
かって傾き、上側の内圧縮バネ30および下側の外圧縮
バネ31が収縮する。これにより、案内体23に加わっ
た衝撃が内および外圧縮バネ30,31により吸収され
て、スタッド27に作用する力が緩和される。
【0021】一方、案内体23の外側から衝撃が加わっ
て、案内体23の下側が内方向に向かって傾くと、上側
の外圧縮バネ31および下側の内圧縮バネ30が収縮
し、衝撃が吸収される。また、案内体23が左右方向に
傾く衝撃が加わっても、左右どちらかの圧縮バネ30,
31が収縮して、衝撃が吸収される。
【0022】そして、コンテナ21の係合孔21aに挿
入した爪部22bを係合位置にすると、コンテナ21と
スプレッダとが係合し、スプレッダを上昇させてコンテ
ナ21を吊り下げる。
【0023】このように、案内体23が四本のスタッド
27によって支持され、これらのスタッド27に案内体
23を挟んで内圧縮バネ30および外圧縮バネ31が取
り付けられ、案内体23が力のかかる方向へ追従して自
由自在に動くことができる。このため、案内体23にい
ずれの方向から衝撃が加わっても、案内体23およびス
タッド27に加わる衝撃を緩和でき、耐久性が向上す
る。
【0024】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、緩
衝体30,31は、ゴムあるいは衝撃吸収材でもよい。
また、スタッド27は、スプレッダ本体20に螺合して
もよい。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、本考案に
よると、案内体が力のかかる方向へ追従して自由自在に
動くことができ、案内体にいずれの方向から衝撃が加わ
っても、案内体および支持部に加わる衝撃を緩和できる
ため、耐久性が向上するといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す荷役用スプレッダの縦
断面図
【図2】同じくその分解斜視図
【図3】従来の荷役用スプレッダの縦断面図
【図4】従来の他の荷役用スプレッダの部分断面図
【符号の説明】
20 スプレッダ本体 21 荷物 22 係合爪 23 案内体 24a 取付孔 27 突出部材 28 止め具 30,31 緩衝体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレッダ本体の下部に配された荷物係
    合用係合爪と、スプレッダ本体の側面に沿って垂下され
    前記係合爪を荷物に案内する案内体とを備えた荷役用ス
    プレッダにおいて、前記スプレッダ本体に上下左右に四
    本の案内体取付用の突出部材が設けられ、前記案内体に
    前記突出部材に対応した取付孔が形成され、前記突出部
    材の先端に案内体の抜けを防止する止め具が装着され、
    前記突出部材に沿ってスプレッダ本体と案内体との間お
    よび案内体と止め具との間に緩衝体が設けられたことを
    特徴とする荷役用スプレッダ。
JP2475193U 1993-05-13 1993-05-13 荷役用スプレッダ Expired - Fee Related JP2548690Y2 (ja)

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