JP2548339B2 - 脱臭便器 - Google Patents

脱臭便器

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JP2548339B2
JP2548339B2 JP63274840A JP27484088A JP2548339B2 JP 2548339 B2 JP2548339 B2 JP 2548339B2 JP 63274840 A JP63274840 A JP 63274840A JP 27484088 A JP27484088 A JP 27484088A JP 2548339 B2 JP2548339 B2 JP 2548339B2
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purification
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郁夫 松本
研二 田畑
祐 福田
信二郎 宮原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は排便時の際発生するアンモニア、硫化水素あ
るいは各種メルカプタンなど悪臭成分を浄化する機能を
有した脱臭便器に関するものである。
従来の技術 従来トイレで使用している便器から排便時に発生する
悪臭成分を浄化する脱臭装置は第5図に示すように一端
を便器1の内部の後方あるいは側方に開口して吸入口2
とし、他端は便所内に臨ませた排出口3を有する脱臭ダ
クト4を設置し、このダクト内部に送風機5および臭気
成分吸着用のハニカム活性炭など吸着剤6を設置させ構
成している。なお実線矢印は空気の流れを示す。
上記構成で送風機5を駆動すると吸入口2から排出口
3に至る空気の流れが発生し、吸入口2から吸引される
空気流とともに発生した悪臭成分が活性炭など吸着剤6
にトラップされる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では吸着剤6は悪臭
成分を吸着させる働きのみでその箇所で浄化させる働き
はないため、その吸着容量は有限であり、ある程度吸着
すると、その後はほとんど脱臭効果がないのみならず、
トイレ内室の温度によっては逆に吸着成分が脱着し、か
えって悪臭が増加し、不快になると云う現象も生ずる。
またこれら悪臭成分を分解し悪臭の無いあるいはより
悪臭の程度の低成分にさせることができる酸化触媒を用
いることも考えられるが、これらの酸化触媒はある程度
の加熱が必要であり、(酸化触媒の種類、触媒の設置条
件によって異なるが、300℃以上は必要)通常の排便時
に吸引する大容量の空気をこの温度に加熱するには大容
量の電気容量を必要とし、これらの条件を満足したとし
てもトイレ内の狭い空間雰囲気は高温に曝され、実用上
かなり解決困難な課題が山積みされる。
本発明は上記課題を解決し、吸着剤の交換なしで半永
久的な脱臭効果を有する脱臭便器を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明は脱臭ダクト内部に
ハニカム活性炭など吸着剤や酸化触媒を組込んで排便時
の悪臭成分の除去を行うものであるが、前述した吸着剤
や酸化触媒のそれぞれの特徴を生かした使い方にしたも
のである。すなわち排便時は常温において吸着剤に悪臭
成分を吸着させ、排便後あるいは一定期間経過後(もち
ろん排便時は除く)適当時に触媒温度を上昇させ、悪臭
成分を脱着させ、徴かな空気流(排便時の風量と異な
り、逆流を起こさない程度の小風量で良い)に乗せ、下
流の酸化触媒で悪臭成分を処理する脱臭便器を提供する
ものである。
作用 上記の構成を有する脱臭便器は活性炭を繰り返し、サ
イクル的に使用するため長期間にわたり脱臭効果を発揮
することができ、また悪臭成分を除去する酸化触媒の加
熱エネルギーも僅かであるためトイレ内の気温上昇もほ
とんどなく、快適なトイレとすることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図および第2図は本発明の一実施例を示す断
面図で、第1図は悪臭成分を捕集動作中の構成を示し、
第2図は浄化動作中の構成を示す。
本発明の脱臭便器は第1図および第2図に示すように
一端を便器11の内部の後方あるいは側方に開口して吸入
口12とし、他端は便所内に臨ませ、かつ排出用送風器13
を配置した排出口14とする脱臭ダクト15内に悪臭成分を
一時的に貯溜する貯溜部16と悪臭成分を除去する浄化部
17とを内蔵し、浄化部17は上流側を貯溜部16に臨ませ、
下流側を排出口14に臨ませたバイパス路18内に設けて構
成している。また貯溜部16は活性炭をハニカム状に成形
したハニカム活性炭19と、その上流側に若干の間隙を開
けて加熱ヒータ20を配置して構成している。一方浄化部
17はハニカム状に成形した酸化触媒21とその上流側に配
置し、浄化部17に導入される空気流を再加熱する再加熱
ヒータ22および酸化触媒21の下流側に配置した補助送風
機23とから構成している。さらにバイパス路18の入口に
はバイパス路の入口あるいは脱臭ダクト15側通路24のい
づれか一方を選択閉止するダンパー25を設けていると同
時に、補助送風機23の送風量は排出用送風機13の送風量
より、貯溜部捕集の1/5以下の小流量に設定している。
なお実線矢印は空気の流れを示す。
次に排便時の動作について説明する。通常時には第1
図に示すようにダンパー25がバイパス路18の入口を閉止
し、脱臭ダクト側風路24を開放した通風路構成になって
いる。便座26に腰を下ろすとその重量でスイッチ(図示
せず)が働き排出用送風機13を駆動すると、吸入口12か
ら排出口14に至る空気の流れを生じ、便器11内の悪臭成
分を空気流とともに脱臭ダクト15内に吸引する。この場
合、排出用送風機13は悪臭成分を効率的な捕集するに充
分な送風性能を有しているものである。一方脱臭ダクト
15内に吸引された悪臭成分は吸入口12内部に設けている
貯溜部16を通過する際、貯溜部16を構成するハニカム活
性炭21に付着あるいは吸着される。なお本動作中、補助
送風機23は停止させるとともに加熱ヒータ20及び再加熱
ヒータ22への通電も停止している。
次に悪臭成分酸化処理中の動作について説明する。第
2図に示すようにダンパー25で脱臭ダクト側通路24を閉
止し、バイパス路18の入口を開放した通風路構成とした
後、浄化部17を構成している補助送風機23を運転すると
同時に貯溜部16を構成する加熱ヒータ20に通電される。
加熱ヒータ20が発生する熱は補助送風機23が起ず少風量
に熱交換され、ハニカム活性炭19に付着あるいは吸着さ
れている悪臭成分を放出させる。さらに悪臭成分は浄化
部門に導入され、酸化触媒21を通過後、排出口14より浄
化された空気として排出する。なおこの動作中、排出用
送風機13は停止させるとともに浄化部17に設けた再加熱
ヒータ22はバイパス路19内に流入する空気流の温度が低
温度の場合のみ酸化触媒21を効果的に作動させる動作温
度に達するまで通電するものである。
第3図および第4図は他の実施例を示すもので第3図
は悪臭成分を捕集動作中の構成を示し、第4図は浄化動
作中の構成を示す。
本実施例の脱臭便器は第3図および第4図に示すよう
に一端を便器11の内部後方あるいは側方は開口して吸入
口12とし、他端は便所内に臨ませ、かつ排出用送風機13
を配置した排出口14とする脱臭ダクト15内に悪臭成分を
一時的に貯溜する貯溜部16と悪臭成分を除去する浄化部
17とを内蔵し、浄化部17は上流側を貯溜部16に臨ませ、
下流側を排出口14に臨ませたバイパス路18内に設けて構
成している。また貯溜部16は活性炭をハニカム状に形成
したハニカム活性炭21と、その上流側に若干の間隙を開
けて加熱ヒータ20を配置して構成している。一方浄化部
17はハニカム状に成形した酸化触媒21とその上流側に配
置し、浄化部17に導入される空気流を再加熱する再加熱
ヒータ22とから構成している。さらにバイパス路18の入
口あるいは脱臭ダクト15側通路24のいずれか一方を選択
閉止するダンパー24を設けていると同時に、排出用送風
機13の送風量はすくなくとも二種類の風量の設定可変で
きるようにしている。力実線矢印は空気の流れを示す。
次に排便時の動作について説明する。通常時には第3
図に示すようにダンパー25でバイパス路19の入口を閉止
し、脱臭ダクト側風路24を開放した通風路構成となって
いる。便座26に腰を下ろすとその重量スイッチ(図示せ
ず)が働き排出用送風機13が駆動する。この場合排出用
送風機13は大風量の性能に設定しているため、便器11内
の悪臭成分を空気流とともに脱臭ダクト15内に効率良く
吸引する。一方脱臭ダクト15内に吸引された悪臭成分は
吸入口12内部に設けている貯溜部16を通過する際、貯溜
部16を構成するハニカム活性炭21に付着あるいは吸着さ
れる。なお本動作中、加熱ヒータ20及び再加熱ヒータ22
への通電も停止している。
次に悪臭成分酸化処理中の動作について説明する。第
4図に示すようにダンパー25で脱臭ダクト側通路24を閉
止し、バイパス通路18の入口を開放した通風路構成とし
た後、排出用送風機13を少風量で運転すると同時に貯溜
部16を構成する加熱ヒータ21に通電される。加熱ヒータ
20が発生する熱は少風量に熱交換され、ハニカム活性炭
21に付着あるいは吸着されている悪臭成分を放出させ
る。さらに悪臭成分は浄化部17に導入され、酸化触媒21
を通過後、排出口17より浄化された空気として排出す
る。なおこの動作中、浄化部17に設けた再加熱ヒータ22
はバイパス路19内に流入する空気流の温度が低温度の場
合のみ酸化触媒21を効果的に作動させる動作温度に達す
るまで通電するものである。
以上説明したように排便中の臭気などの捕集には大風
量で効果的にハニカム活性炭に付着および吸着して捕集
した悪臭成分などは一時的に貯溜した後、少風量で酸化
触媒に導き、浄化後排出するものである。なお上記実施
例では浄化時の排出ガスはトイレ内に放出させる構成で
説明したが、勿論屋外に放出しても良い。
排便時の悪臭成分中にはアンモニア、各種アミン類の
様なNを含む成分、硫化水素、各種メルカプタン類の様
なSを含む成分などが存在する。この様な成分は酸化触
媒において完成酸化されても、NOxやSO2になり、完全に
悪臭になるとはいいきれないが、元の成分に比較すれば
大分軽減される。
また悪臭成分浄化時のタイミングは排便した後直後に
酸化触媒を働かせても良いが、活性炭ハニカムの吸着容
量を考えれば、実質的に数週間〜数ケ月に一回浄化機能
を働かせれば良く、切り変え時も自動的あるいはトイレ
を使用しない時を見計らった手動的いずれの方法も採り
得る。
発明の効果 以上の様に本発明の脱臭便器は以下のような効果が期
待できる。
(1) 従来の吸着剤を用いた脱臭機構と異なり、ほと
んど半永久的に使用でき、また吸着剤交換の様なわずら
わしい事を行う必要がない。
(2) 悪臭処理時には通常の悪臭吸着時に比較して、
風量が1/5〜1/10程度ですみ、酸化触媒の容量、また各
種ヒータ容量も小さくできる。すなわち悪臭吸着時の風
量の約0.1m3/minであるのに対し悪臭処理時には0.01〜
0.02m3/mm程度であり、直接酸化触媒のみで脱臭を行う
方法に比較して、触媒容量、ヒータ電力容量も約1/10小
さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す脱臭便器の
断面図、第3図および第4図は他の実施例を示す断面
図、第5図は従来例の脱臭便器の断面図を示す。 12……吸入口、14……排出口、15……脱臭ダクト、16…
…貯溜部、17……浄化部、18……バイパス路、19……ハ
ニカム活性炭、21……酸化触媒、23……補助送風機。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を便器内に臨ませ吸入口とし、他端を
    便所室内に臨ませ、かつ排出用送風機を配置して排出口
    とした臭気ダクト内に、臭気成分を一時的に貯溜する貯
    溜部と、臭気成分を浄化する浄化部とを内蔵し、前記貯
    溜部は上流側に電気ヒータを内蔵させたハニカム活性炭
    により構成され、前記浄化部は上流側を前記貯溜部に臨
    ませ、下流側に排出口に臨ませたバイパス路内に設け、
    排便中の臭気は排出用送風機により貯溜部に捕集し、排
    便後あるいは一定期間経過後は貯溜部の臭気成分を貯溜
    部捕集時の1/5以下にした排出用送風機及び電気ヒータ
    で脱着させ、浄化部に導入して浄化させる脱臭便器。
  2. 【請求項2】浄化部は酸化触媒、再加熱ヒータ、排出用
    送風機および補助送風機を有し、貯溜部の臭気成分を脱
    着させる時間帯には排出送風機を停止し、補助送風機を
    運転する請求項1記載の脱臭便器。
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