JPH0730935B2 - 排煙浄化装置 - Google Patents
排煙浄化装置Info
- Publication number
- JPH0730935B2 JPH0730935B2 JP63159981A JP15998188A JPH0730935B2 JP H0730935 B2 JPH0730935 B2 JP H0730935B2 JP 63159981 A JP63159981 A JP 63159981A JP 15998188 A JP15998188 A JP 15998188A JP H0730935 B2 JPH0730935 B2 JP H0730935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust duct
- smoke exhaust
- blower
- bypass passage
- damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 13
- 239000003546 flue gas Substances 0.000 title claims description 13
- 239000000779 smoke Substances 0.000 claims description 64
- 238000010411 cooking Methods 0.000 claims description 21
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 21
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 15
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 claims description 14
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 14
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 12
- 239000003463 adsorbent Substances 0.000 claims description 10
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 4
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 30
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 13
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 12
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 6
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003517 fume Substances 0.000 description 2
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021536 Zeolite Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 1
- HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000011403 purification operation Methods 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
- 239000000741 silica gel Substances 0.000 description 1
- 229910002027 silica gel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- 239000010457 zeolite Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は厨房などで使用しているガスレンジなどから、
調理の際に発生する油煙などの浄化を行う排煙浄化装置
に関するものである。
調理の際に発生する油煙などの浄化を行う排煙浄化装置
に関するものである。
従来の技術 従来、厨房などで使用しているガスレンジから調理の際
に発生する油煙などを浄化する排煙浄化装置は、第5図
に示すように一端をガスレンジ1のバーナ部2の側方に
開口して吸入口3とし、他端は家屋の壁面4を貫通して
屋外に臨ませた排出口5を有する排煙ダクト6を設置
し、この排出口5に排出用の送風機7を設けて構成して
いる。また油煙に含まれている油を付着分離するために
吸入口3近傍の排煙ダクト6内に着脱可としたグリスフ
ィルター8を設けている。なお、実線矢印は空気の流れ
を示す。
に発生する油煙などを浄化する排煙浄化装置は、第5図
に示すように一端をガスレンジ1のバーナ部2の側方に
開口して吸入口3とし、他端は家屋の壁面4を貫通して
屋外に臨ませた排出口5を有する排煙ダクト6を設置
し、この排出口5に排出用の送風機7を設けて構成して
いる。また油煙に含まれている油を付着分離するために
吸入口3近傍の排煙ダクト6内に着脱可としたグリスフ
ィルター8を設けている。なお、実線矢印は空気の流れ
を示す。
上記構成で送風機7を駆動すると吸入口3から排出口5
に至る空気の流れが発生し、吸入口3から吸引される空
気流とともに発生した油煙等が排煙ダクト6内に吸引さ
れる。一方、油煙に含まれている油は吸入口3近傍に設
けたグリスフィルター8に付着して分離された後、浄化
された空気が排出口5から屋外に排出されるものであ
る。ここでグリスフィルター8に付着した油はグリスフ
ィルター8を排煙ダクト6から取り外して洗剤などで洗
浄するものである。
に至る空気の流れが発生し、吸入口3から吸引される空
気流とともに発生した油煙等が排煙ダクト6内に吸引さ
れる。一方、油煙に含まれている油は吸入口3近傍に設
けたグリスフィルター8に付着して分離された後、浄化
された空気が排出口5から屋外に排出されるものであ
る。ここでグリスフィルター8に付着した油はグリスフ
ィルター8を排煙ダクト6から取り外して洗剤などで洗
浄するものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成ではグリスフィルター
8に付着した油はグリスフィルター8を排煙ダクト6か
ら取り出し、洗浄しなければならず、洗浄時に周囲が汚
染されるなど非衛生的であるという課題があった。
8に付着した油はグリスフィルター8を排煙ダクト6か
ら取り出し、洗浄しなければならず、洗浄時に周囲が汚
染されるなど非衛生的であるという課題があった。
また調理の際に発生する臭気はそのまま外方に短時間に
大量に排出されるという課題もあった。
大量に排出されるという課題もあった。
本発明はこのような従来の課題を解決するもので、排煙
ダクト内部に吸着体や触媒などを組込んで油および臭気
の除去を行うものであるが、台所から排出される油滴は
高沸点で粘着性を有したものであるため、吸着体表面に
付着したものは多少の温度をかけても脱着しない。この
様な点も考慮し、電気ヒータ内蔵のグリスフィルター、
吸着体および酸化触媒を併用し、厨房内の油煙などを効
果的に捕集し処理する排煙浄化装置を提供するものであ
る。
ダクト内部に吸着体や触媒などを組込んで油および臭気
の除去を行うものであるが、台所から排出される油滴は
高沸点で粘着性を有したものであるため、吸着体表面に
付着したものは多少の温度をかけても脱着しない。この
様な点も考慮し、電気ヒータ内蔵のグリスフィルター、
吸着体および酸化触媒を併用し、厨房内の油煙などを効
果的に捕集し処理する排煙浄化装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の排煙浄化装置は、一
端をレンジの近傍に臨ませ吸入口と他端を屋外に臨ま
せ、かつ排出用送風機を配置し排出口を有する排煙ダク
トと、前記排煙ダクト内に設けられ油および臭気を一次
的に貯溜する貯溜部と、前記排煙ダクト内に設けられ上
流側を前記貯溜部に臨ませ下流側を前記排出口に臨ま
せ、かつ油を浄化する浄化部と少風量の補助送風機とを
有するバイパス路と、前記排煙ダクト側通路あるいは前
記バイパス路の入口のいづれか一方を選択閉止するダン
パーとを備え、調理時は前記排出用送風機を運転し前記
バイパス路の入口を前記ダンパーで閉止し、調理後は前
記排出送風機を停止し前記排煙ダクト側通路を前記ダン
パーで閉止し、かつ前記補助送風機を運転する構成とし
た。
端をレンジの近傍に臨ませ吸入口と他端を屋外に臨ま
せ、かつ排出用送風機を配置し排出口を有する排煙ダク
トと、前記排煙ダクト内に設けられ油および臭気を一次
的に貯溜する貯溜部と、前記排煙ダクト内に設けられ上
流側を前記貯溜部に臨ませ下流側を前記排出口に臨ま
せ、かつ油を浄化する浄化部と少風量の補助送風機とを
有するバイパス路と、前記排煙ダクト側通路あるいは前
記バイパス路の入口のいづれか一方を選択閉止するダン
パーとを備え、調理時は前記排出用送風機を運転し前記
バイパス路の入口を前記ダンパーで閉止し、調理後は前
記排出送風機を停止し前記排煙ダクト側通路を前記ダン
パーで閉止し、かつ前記補助送風機を運転する構成とし
た。
また、一端をレンジの近傍に臨ませた吸入口と他端を屋
外に臨ませ、かつ排出風量可変の排出用送風機を配置さ
れた排出口とを有する排煙ダクトと、前記排煙ダクト内
に設けられ油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部と値
前記排煙ダクト内に設けられ上流側を前記貯溜部に臨ま
せ下流側を前記排出口に臨ませ、かつ油を浄化する浄化
部を有するバイパス路と、前記排煙ダクト側通路あるい
は前記バイパス路の入口のいづれか一方を選択閉止する
ダンパーとを備え、調理時は前記排出用送風機を大風量
で運転し前記バイパス路の入口を前記ダンパーで閉止
し、調理後は前記排出用送風機を小風量で運転し前記排
煙ダクト側通路を前記ダンパーで閉止する構成とした。
外に臨ませ、かつ排出風量可変の排出用送風機を配置さ
れた排出口とを有する排煙ダクトと、前記排煙ダクト内
に設けられ油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部と値
前記排煙ダクト内に設けられ上流側を前記貯溜部に臨ま
せ下流側を前記排出口に臨ませ、かつ油を浄化する浄化
部を有するバイパス路と、前記排煙ダクト側通路あるい
は前記バイパス路の入口のいづれか一方を選択閉止する
ダンパーとを備え、調理時は前記排出用送風機を大風量
で運転し前記バイパス路の入口を前記ダンパーで閉止
し、調理後は前記排出用送風機を小風量で運転し前記排
煙ダクト側通路を前記ダンパーで閉止する構成とした。
また、貯溜部は上流側に設けた電気ヒータを内蔵したグ
リスフィルターと下流側に設けた吸着体とを有する構成
とした。
リスフィルターと下流側に設けた吸着体とを有する構成
とした。
また、浄化部はバイパス路入口より流入した空気流を加
熱する再加熱ヒータと前記空気流を浄化する酸化触媒と
を有する構成とした。
熱する再加熱ヒータと前記空気流を浄化する酸化触媒と
を有する構成とした。
作用 上記した構成により、調理中に発生する油煙などは、大
風量によって一次的に貯溜部に貯溜する。一方調理後、
貯溜部の油などを少風量で浄化部に導入し、浄化する。
風量によって一次的に貯溜部に貯溜する。一方調理後、
貯溜部の油などを少風量で浄化部に導入し、浄化する。
また貯溜部に電気ヒータを内蔵させたグリスフィルター
および吸着体を用いることにより、粘度の高い高沸点の
油も浄化することができる。
および吸着体を用いることにより、粘度の高い高沸点の
油も浄化することができる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図および第2図は本発明の一実施例を示す断面
図で、第1図は油煙など捕集動作中の構成を示し、第2
図は浄化動作中の構成を示す。
る。第1図および第2図は本発明の一実施例を示す断面
図で、第1図は油煙など捕集動作中の構成を示し、第2
図は浄化動作中の構成を示す。
本発明の排煙浄化装置は第1図および第2図に示すよう
に一端をガスレンジ11のバーナ部12の側方に開口して吸
入口13とし、他端は家屋の壁面14を貫通して屋外に臨ま
せ、かつ排出用送風機15を配置した排出口16とする排煙
ダクト17内に油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部18
と油を浄化する浄化部19とを内蔵し、浄化部19は上流側
を貯溜部18に臨ませ、下流側を排出口16に臨ませたバイ
パス路20内に設けて構成している。また貯溜部18は活性
炭をハニカム状に成形したハニカム活性炭21と、その上
流側に若干の間隙を開けて電気ヒータ内蔵のグリスフィ
ルター22を配置して構成している。一方浄化部19はハニ
カム状の成形した酸化触媒23と、その上流側に配置し、
浄化部19に導入される空気流を再加熱する再加熱ヒータ
24および酸化触媒23の下流側に配置した補助送風機25と
から構成している。さらにバイパス路20の入口にはバイ
パス路20の入口あるいは排煙ダクト側通路26のいずれか
一方を選択閉止するダンパー27を設けていると同時に、
補助送風機25の送風量は排出用送風機15の送風量より、
かなり少流量に設定している。なお28はガスレンジ11で
発生した油煙などを効果的に捕集するためにガスレンジ
11上方に設けたフードであり、実線矢印は空気の流れを
示す。
に一端をガスレンジ11のバーナ部12の側方に開口して吸
入口13とし、他端は家屋の壁面14を貫通して屋外に臨ま
せ、かつ排出用送風機15を配置した排出口16とする排煙
ダクト17内に油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部18
と油を浄化する浄化部19とを内蔵し、浄化部19は上流側
を貯溜部18に臨ませ、下流側を排出口16に臨ませたバイ
パス路20内に設けて構成している。また貯溜部18は活性
炭をハニカム状に成形したハニカム活性炭21と、その上
流側に若干の間隙を開けて電気ヒータ内蔵のグリスフィ
ルター22を配置して構成している。一方浄化部19はハニ
カム状の成形した酸化触媒23と、その上流側に配置し、
浄化部19に導入される空気流を再加熱する再加熱ヒータ
24および酸化触媒23の下流側に配置した補助送風機25と
から構成している。さらにバイパス路20の入口にはバイ
パス路20の入口あるいは排煙ダクト側通路26のいずれか
一方を選択閉止するダンパー27を設けていると同時に、
補助送風機25の送風量は排出用送風機15の送風量より、
かなり少流量に設定している。なお28はガスレンジ11で
発生した油煙などを効果的に捕集するためにガスレンジ
11上方に設けたフードであり、実線矢印は空気の流れを
示す。
次に油煙などを捕集する調理中の動作について説明す
る。第1図に示すようにダンパー27でバイパス路20の入
口を閉止し、排煙ダクト側通路26を開放した通風路構成
とした後、排出用送風機15を駆動すると、吸入口13から
排気口16に至る空気の流れを生じ、ガスレンジ11で発生
した油煙を、この空気流とともに排煙ダクト17内に吸引
する。この場合、排出用送風機15は油煙などを効率的に
捕集するに充分な送風性能を有しているものである。一
方排煙ダクト17内に吸引された油成分や臭気は吸入口13
内部に設けている貯溜部18を通過する際、貯溜部18を構
成するグリスフィルター22およびハニカム活性炭21に付
着あるいは吸着される。特に粒子の大きい高沸点成分の
油ミストはハニカム活性炭21に捕捉される前にグリスフ
ィルター22に引っかかり、ハニカム活性炭21が汚染され
るのを防ぐ。また油煙の他に臭気などもハニカム活性炭
21で効率良く吸着される。なお本動作中、補助送風機25
は停止させるとともに、加熱ヒータ22および再加熱ヒー
タ24への通電も停止している。
る。第1図に示すようにダンパー27でバイパス路20の入
口を閉止し、排煙ダクト側通路26を開放した通風路構成
とした後、排出用送風機15を駆動すると、吸入口13から
排気口16に至る空気の流れを生じ、ガスレンジ11で発生
した油煙を、この空気流とともに排煙ダクト17内に吸引
する。この場合、排出用送風機15は油煙などを効率的に
捕集するに充分な送風性能を有しているものである。一
方排煙ダクト17内に吸引された油成分や臭気は吸入口13
内部に設けている貯溜部18を通過する際、貯溜部18を構
成するグリスフィルター22およびハニカム活性炭21に付
着あるいは吸着される。特に粒子の大きい高沸点成分の
油ミストはハニカム活性炭21に捕捉される前にグリスフ
ィルター22に引っかかり、ハニカム活性炭21が汚染され
るのを防ぐ。また油煙の他に臭気などもハニカム活性炭
21で効率良く吸着される。なお本動作中、補助送風機25
は停止させるとともに、加熱ヒータ22および再加熱ヒー
タ24への通電も停止している。
次に調理後の浄化の動作について説明する。第2図に示
すようにダンパー27で排煙ダクト側通路26を閉止し、バ
イパス路20の入口を開放した通風路構成とした後、浄化
部19を構成している補助送風機25を運転すると同時に貯
溜部18を構成するグリスフィルター22に内蔵されている
電気ヒータに通電される。電気ヒータが赤熱することに
よりグリスフィルター22に付着されている高沸点の油粉
は分解して脱離し、併せて下流側にあるハニカム活性炭
21も加熱され、吸着されている成分を放出させる。浄化
部19内に少風量で導入し酸化触媒23を通過後、排出口16
より浄化された空気として排出する。なお、この動作
中、排出用送風機15は停止させるとともに浄化部19に設
けた再加熱ヒータ24は、バイパス路20内に流入する空気
流の温度が低温度の場合のみ、酸化触媒23を効果的に作
動させる動作温度に達するまで通電するものである。
すようにダンパー27で排煙ダクト側通路26を閉止し、バ
イパス路20の入口を開放した通風路構成とした後、浄化
部19を構成している補助送風機25を運転すると同時に貯
溜部18を構成するグリスフィルター22に内蔵されている
電気ヒータに通電される。電気ヒータが赤熱することに
よりグリスフィルター22に付着されている高沸点の油粉
は分解して脱離し、併せて下流側にあるハニカム活性炭
21も加熱され、吸着されている成分を放出させる。浄化
部19内に少風量で導入し酸化触媒23を通過後、排出口16
より浄化された空気として排出する。なお、この動作
中、排出用送風機15は停止させるとともに浄化部19に設
けた再加熱ヒータ24は、バイパス路20内に流入する空気
流の温度が低温度の場合のみ、酸化触媒23を効果的に作
動させる動作温度に達するまで通電するものである。
第3図および第4図は他の実施例を示すもので、第3図
は油煙などの捕集動作中の構成を示すとともに第4図は
浄化動作中の構成を示すものである。
は油煙などの捕集動作中の構成を示すとともに第4図は
浄化動作中の構成を示すものである。
本実施例の排煙浄化装置は第3図および第4図に示すよ
うに一端をガスレンジ11のバーナ部12の側方に開口して
吸入口13とし、他端は家屋の壁面14を貫通して屋外に臨
ませ、かつ排出用送風機15を配置した排出口16とする排
煙ダクト17内に油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部
18と、油を浄化する浄化部19とを内蔵し、浄化部19は上
流側を貯溜部18に臨ませ、下流側を排出口16に臨ませた
バイパス路20に設けて構成している。また貯溜部18は活
性炭をハニカム状に成形したハニカム活性炭21と、その
上流側に若干の間隙を開けて電気ヒータ内蔵のグリスフ
ィルター22を配置して構成している。一方、浄化部19は
ハニカム状に成形した酸化触媒23と、その上流側に配置
し、浄化部19に導入される空気流を再加熱する再加熱ヒ
ータ24とから構成している。さらにバイパス路20の入口
にはバイパス路20の入口、あるいは排煙ダクト側通路26
のいずれか一方を選択閉止するダンパー27を設けている
と同時に排出用送風機15の送風量はすくなくとも二種類
の風量に設定可変できるうにしている。なお28はガスレ
ンジ11で発生した油煙などを効果的に捕集するためにガ
スレンジ11上方に設けたフードであり、実線矢印は空気
の流れを示す。
うに一端をガスレンジ11のバーナ部12の側方に開口して
吸入口13とし、他端は家屋の壁面14を貫通して屋外に臨
ませ、かつ排出用送風機15を配置した排出口16とする排
煙ダクト17内に油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部
18と、油を浄化する浄化部19とを内蔵し、浄化部19は上
流側を貯溜部18に臨ませ、下流側を排出口16に臨ませた
バイパス路20に設けて構成している。また貯溜部18は活
性炭をハニカム状に成形したハニカム活性炭21と、その
上流側に若干の間隙を開けて電気ヒータ内蔵のグリスフ
ィルター22を配置して構成している。一方、浄化部19は
ハニカム状に成形した酸化触媒23と、その上流側に配置
し、浄化部19に導入される空気流を再加熱する再加熱ヒ
ータ24とから構成している。さらにバイパス路20の入口
にはバイパス路20の入口、あるいは排煙ダクト側通路26
のいずれか一方を選択閉止するダンパー27を設けている
と同時に排出用送風機15の送風量はすくなくとも二種類
の風量に設定可変できるうにしている。なお28はガスレ
ンジ11で発生した油煙などを効果的に捕集するためにガ
スレンジ11上方に設けたフードであり、実線矢印は空気
の流れを示す。
次に油煙などを捕集する調理中の動作について説明す
る。第3図に示すように、ダンパー27でバイパス路20の
入口を閉止し、排煙ダクト側通路26を開放した通風路構
成とした後、排出用送風機15を大風量の性能で運転する
と、吸入口13から排気口16に至る空気の流れを生じ、ガ
スレンジ11で発生した油煙をこの空気流ともに排煙ダク
ト17内に吸引する。この場合、排出用送風機15は大風量
の性能に設定しているため、油煙などを効果的に捕集す
るものである。一方、排煙ダクト17内に吸引された油成
分や臭気は吸入口13内部に設けている貯溜部18を通過す
る際、貯溜部18を構成するグリスフィルター22およびハ
ニカム活性炭21に捕捉される。また油煙の他に臭気など
もハニカム活性炭21で効率良く吸着除去されるものであ
る。なお、本動作中、加熱ヒータ22および再加熱ヒータ
24への通電も停止している。
る。第3図に示すように、ダンパー27でバイパス路20の
入口を閉止し、排煙ダクト側通路26を開放した通風路構
成とした後、排出用送風機15を大風量の性能で運転する
と、吸入口13から排気口16に至る空気の流れを生じ、ガ
スレンジ11で発生した油煙をこの空気流ともに排煙ダク
ト17内に吸引する。この場合、排出用送風機15は大風量
の性能に設定しているため、油煙などを効果的に捕集す
るものである。一方、排煙ダクト17内に吸引された油成
分や臭気は吸入口13内部に設けている貯溜部18を通過す
る際、貯溜部18を構成するグリスフィルター22およびハ
ニカム活性炭21に捕捉される。また油煙の他に臭気など
もハニカム活性炭21で効率良く吸着除去されるものであ
る。なお、本動作中、加熱ヒータ22および再加熱ヒータ
24への通電も停止している。
次に、調理のちの浄化の動作について説明する。本動作
は第4図に示すように、ダンパー27で排煙ダクト側通路
26を閉止し、バイパス路20の入口を開放した通風路構成
とした、排煙送風機15を少風量で運転すると同時に貯溜
部18を構成するグリスフィルター22に内蔵されている電
気ヒータに通電される。電気ヒータが赤熱することによ
りグリスフィルター22に付着されている高沸点の油粉は
分解して脱離し、併せて下流側にあるハニカム活性炭21
も加熱され、吸着されている成分を放出させる。浄化部
19内に少風量で導入し酸化触媒23を通過後、排出口16よ
り浄化された空気として排出する。なおこの動作中、浄
化部19に設けた再加熱ヒータ24は、バイパス路20内に流
入する空気流の温度が低温度の場合のみ酸化触媒23を効
果的に作用させる動作温度に達するまで通電するもので
ある。
は第4図に示すように、ダンパー27で排煙ダクト側通路
26を閉止し、バイパス路20の入口を開放した通風路構成
とした、排煙送風機15を少風量で運転すると同時に貯溜
部18を構成するグリスフィルター22に内蔵されている電
気ヒータに通電される。電気ヒータが赤熱することによ
りグリスフィルター22に付着されている高沸点の油粉は
分解して脱離し、併せて下流側にあるハニカム活性炭21
も加熱され、吸着されている成分を放出させる。浄化部
19内に少風量で導入し酸化触媒23を通過後、排出口16よ
り浄化された空気として排出する。なおこの動作中、浄
化部19に設けた再加熱ヒータ24は、バイパス路20内に流
入する空気流の温度が低温度の場合のみ酸化触媒23を効
果的に作用させる動作温度に達するまで通電するもので
ある。
以上説明したように調理中に発生する油煙などの捕集に
は大風量で効果的グリスフィルターおよびハニカム活性
炭に付着および吸着して、捕集した油成分などは一次的
に貯溜した後、少風量で酸化触媒に導き、浄化後、排出
するものである。
は大風量で効果的グリスフィルターおよびハニカム活性
炭に付着および吸着して、捕集した油成分などは一次的
に貯溜した後、少風量で酸化触媒に導き、浄化後、排出
するものである。
なお、前記実施例では油煙や臭気などを吸着するのに活
性炭をハニカム状に成型してたものについて説明した
が、これに限定されるものでなく、吸着材として通常用
いられているゼオライトやシリカゲルなどの吸着材を用
いた吸着体を用いてもよい。
性炭をハニカム状に成型してたものについて説明した
が、これに限定されるものでなく、吸着材として通常用
いられているゼオライトやシリカゲルなどの吸着材を用
いた吸着体を用いてもよい。
発明の効果 以上のように本発明の排煙浄化装置は、以下のような効
果がある。
果がある。
(1)排煙ダクト内に電気ヒータを内蔵したグリスフィ
ルター、吸着体、及び酸化触媒を設置することにより、
高沸点の油ミストを始め煙,臭気など効率良く吸着、再
生機能を持たせており、油など汚染物処理に、ほとんど
人手が不要であり、非常に清潔である。
ルター、吸着体、及び酸化触媒を設置することにより、
高沸点の油ミストを始め煙,臭気など効率良く吸着、再
生機能を持たせており、油など汚染物処理に、ほとんど
人手が不要であり、非常に清潔である。
(2)調理中は大風量、調理後は少風量で動作するた
め、効果的な油煙などを捕集すると同時に、非常に少量
の酸化触媒で効果的な浄化ができ、操作が小型化でき
る。
め、効果的な油煙などを捕集すると同時に、非常に少量
の酸化触媒で効果的な浄化ができ、操作が小型化でき
る。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す排煙浄化
装置の断面図で、第1図は油煙などの捕集動作中の構成
を示し、第2図は浄化動作中の構成を示す。第3図およ
び第4図は他の実施例を示す断面図で、第3図は油煙な
どの捕集動作中の構成を示し、第4図は浄化動作中の構
成を示す。第5図は従来の排煙浄化装置の断面図を示
す。 13……吸入口、14……壁面、15……排出用送風機、16…
…排出口、17……排煙ダクト、18……貯溜部、19……浄
化部、20……バイパス路、21……ハニカム活性炭、22…
…グリスフィルター、23……酸化触媒、25……補助送風
機。
装置の断面図で、第1図は油煙などの捕集動作中の構成
を示し、第2図は浄化動作中の構成を示す。第3図およ
び第4図は他の実施例を示す断面図で、第3図は油煙な
どの捕集動作中の構成を示し、第4図は浄化動作中の構
成を示す。第5図は従来の排煙浄化装置の断面図を示
す。 13……吸入口、14……壁面、15……排出用送風機、16…
…排出口、17……排煙ダクト、18……貯溜部、19……浄
化部、20……バイパス路、21……ハニカム活性炭、22…
…グリスフィルター、23……酸化触媒、25……補助送風
機。
Claims (4)
- 【請求項1】一端をレンジの近傍に臨ませた吸入口と他
端を屋外に臨ませ、かつ排出用送風機を配置した排出口
とを有する排煙ダクトと、前記排煙ダクト内に設けられ
油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部と、前記排煙ダ
クト内に設けられ上流側を前記貯溜部に臨ませ、下流側
を前記排出口に臨ませ、かつ油を浄化する浄化部と少風
量の補助送風機とを有するバイパス路と、前記排煙ダク
ト側通路あるいは前記バイパス路の入口のいづれか一方
を選択閉止するダンパーとを備え、調理時は前記排出用
送風機を運転し前記バイパス路の入口を前記ダンパーで
閉止し、調理後は前記排出用送風機を停止し前記排煙ダ
クト側通路を前記ダンパーで閉止し、かつ前記補助送風
機を運転する構成とした排煙浄化装置。 - 【請求項2】一端をレンジの近傍に臨ませた吸入口と他
端を屋外に臨ませ、かつ排出風量可変の排出用送風機を
配置した排出口とを有する排煙ダクトと、前記排煙ダク
ト内に設けられ油および臭気を一次的に貯溜する貯溜部
と、前記排煙ダクト内に設けられ上流側を前記貯溜部に
臨ませ下流側を前記排出口に臨ませ、かつ油を浄化する
浄化部を有するバイパス路と、前記排煙ダクト側通路あ
るいは前記バイパス路の入口のいづれか一方を選択閉止
するダンパーとを備え、調理時は前記排出用送風機を大
風量で運転し前記バイパス路の入口を前記ダンパーで閉
止し、調理後は前記排出用送風機を小風量で運転し前記
排煙ダクト側通路を前記ダンパーで閉止する構成とした
排煙浄化装置。 - 【請求項3】貯溜部は上流側に設けた電気ヒータを内蔵
したグリスフィルターと下流側に設けた吸着体とを有す
る構成とした請求項1または請求項2記載の排煙浄化装
置。 - 【請求項4】浄化部はバイパス路入口より流入した空気
流を加熱する再加熱ヒータと前記空気流を浄化する酸化
触媒とを有する構成とした請求項1または請求項2記載
の排煙浄化装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63159981A JPH0730935B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | 排煙浄化装置 |
KR1019900700389A KR920003767B1 (ko) | 1988-06-28 | 1989-06-26 | 배연(排煙) 정화장치 |
US07/465,174 US5145648A (en) | 1988-06-28 | 1989-06-26 | Exhaust smoke purifier apparatus |
EP89907303A EP0379591B1 (en) | 1988-06-28 | 1989-06-26 | Exhaust smoke purifier apparatus |
PCT/JP1989/000632 WO1990000081A1 (en) | 1988-06-28 | 1989-06-26 | Exhaust smoke purifier |
DE89907303T DE68912559T2 (de) | 1988-06-28 | 1989-06-26 | Vorrichtung zum reinigen von abluft. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63159981A JPH0730935B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | 排煙浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0210037A JPH0210037A (ja) | 1990-01-12 |
JPH0730935B2 true JPH0730935B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=15705397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63159981A Expired - Lifetime JPH0730935B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | 排煙浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730935B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014025672A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Santa Kk | 厨房における排気方法 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225648A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排煙浄化装置 |
JPH0271031A (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排煙浄化装置 |
JP4952254B2 (ja) * | 2007-01-10 | 2012-06-13 | パナソニック株式会社 | 加熱調理器 |
JP5070080B2 (ja) * | 2008-02-21 | 2012-11-07 | ウインドナビ株式会社 | 排気装置 |
JP5493809B2 (ja) * | 2009-12-16 | 2014-05-14 | パナソニック株式会社 | 油煙浄化装置 |
WO2011074250A1 (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-23 | パナソニック株式会社 | 油煙浄化装置 |
JP5515747B2 (ja) * | 2010-01-06 | 2014-06-11 | パナソニック株式会社 | 油煙浄化装置 |
JP5451804B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2014-03-26 | ウインドナビ株式会社 | 排気装置 |
CN113134298B (zh) * | 2021-03-05 | 2022-05-27 | 北京科技大学 | 一种基于静电法的吸附-催化餐饮油烟净化的方法 |
-
1988
- 1988-06-28 JP JP63159981A patent/JPH0730935B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014025672A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Santa Kk | 厨房における排気方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0210037A (ja) | 1990-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920003767B1 (ko) | 배연(排煙) 정화장치 | |
US7537642B2 (en) | Method and device for discharging and dehumidifying air in a cooking area | |
US20060150965A1 (en) | Exhausting and cooling system for cooking utensil | |
JPH0730935B2 (ja) | 排煙浄化装置 | |
JPH0316163B2 (ja) | ||
CN110375357A (zh) | 一种吸油烟机及其控制方法 | |
JPH0648104B2 (ja) | 排煙浄化装置 | |
JP2006266608A (ja) | Voc除去機能付きレンジフード | |
JP2011144946A (ja) | 油煙除去装置 | |
JPH0225648A (ja) | 排煙浄化装置 | |
JPH10290923A (ja) | 空気清浄機 | |
WO2011074250A1 (ja) | 油煙浄化装置 | |
JP3804193B2 (ja) | 空気清浄機能付き空調機 | |
JP3918243B2 (ja) | 空気清浄機能付き空調機 | |
JPH0271031A (ja) | 排煙浄化装置 | |
JPH11197456A (ja) | 触媒ヒータ及びそれを用いた除湿器 | |
RU2472569C2 (ru) | Фильтр-пылегазоуловитель частиц и аэрозолей | |
JPS63302916A (ja) | 空気清浄機 | |
KR20210120207A (ko) | 유증기 유분 제거 장치 | |
CN220453754U (zh) | 烟气过滤组件及烟气净化装置 | |
WO2008041543A1 (fr) | Climatiseur et procédé de commande de régénération de filtre pour climatiseur | |
JP2001070732A (ja) | 空気浄化装置、空気清浄機及び空気調和機 | |
JP5493809B2 (ja) | 油煙浄化装置 | |
JPH10314542A (ja) | 空気清浄機 | |
JP2000350911A (ja) | 空気清浄装置 |